ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

サマー・ジャズ・コンサート

2015年08月25日 | えっせー
 先日日比谷公会堂で開かれたが、森口博子さんの司会で、その内容は
とても華やかで楽しかった。午後2時開演だったが、二階のS席一番前
で、ステージがとても良く見えるセンターだった。
 会場はほとんどがシニアばかりだったが、ジャズコンはいつもそうだが
満席だった。ジャズのビッグバンド、ラテンのビッグバンド、6人編成の
ジャズバンドだけではなく、男性コーラスや、元宝塚スターなども出演し
とても華やかで、変化があって最高に楽しかった。
 ※大昔のパーティから3代で踊ったジャズダンス
            
 昔私達が子供達を置いて時々踊りに行った、新宿のダンスホール
「ステレオホール」その頃、有馬徹とノーチェクバーナ、前田憲夫と
ラテンビーツ、森寿夫とブルーコーツなど、またタンゴバンドなど、人気
バンドが綺羅星のごとく毎回日出演していた。
 音楽好きな私達は、ダンスだけではなく、音楽の演奏も十分楽しかった。
そのブルーコーツが出演したが、バンマスの森寿夫さんは何と82歳
だが、見た目もとても若々しかったが、未だに現役なんて素晴らしいと
思った。特別主演クラリネット奏者の北村栄治さんは、昭和4年生まれで
日比谷公会堂ができた時と同じ年だそうだ。
 往年を彷彿させる素敵な演奏と、そのルックスは相変わらずノーブルで
ステキだったが、1曲は「メモリーズ・オブ・ユー」だった。
 ※その頃ヨーガ教室とダンススタジオを合併した、私を家庭、職場両面
 を支えてくれたスタッフ達
            
 すると私は突然夫とまだ知り合ったばかりで、初めて二人で踊りに行った
「銀座美松ダンスホール」を思い出した。年末のクリスマスシーズンだったが
その時踊ったワルツがメモリーズ、オブ、ユーで、「この人と別れたら、きっと
この曲が思い出になるだろう」と、胸が痛くなるような思いで聞いた。
 その頃婚約まじかの交際相手がいたので、まさか彼と結婚するとは想像
していなかった。その人が今私の隣で、楽しそうに音楽を聴いている
すると思わず涙がこぼれた。人生は何と不思議なものだろう。
 ※ 会場溢れるお花だったのにまだ・・・
            
 日比谷公開堂が改修工事のため、サマージャズコンサートは47回続いた
が今年最後だそうだ。日比谷公会堂は、あまり古いので音響も良くなく、今の
ホールに比べたら雲泥の差で、トイレにも冷房がなかった。
 若い頃からよく通ったコンサートホールだが、時代の流れで、建て直さざる
を得ないのだろう。淋しいけれど仕方あるまい。
 コンサートはふつう大体2時間位だが、休憩を3回入れて、何と4時間半
以上だった。帰りに久しぶりに銀座まで歩いて、食事でもしたかったのに
具合が良くないペットが待っているので、急いで千代田線で霞が関から
帰った。昔の色々なことを思い出しセンチになったが、とても幸せで楽しい
気分の夜だった。
※ 孫達に囲まれて
             
 次の日の朝には、あんなに楽しんでいた夫は、何にも覚えていなかったが
そんなとき私は病気だから仕方がないと自分に言い聞かせる。
でも、どうしようもない淋しさに襲われる。自分のことは今でもおおよそ
一人でできる、物事もその時点ではハッキリ理解している、穏やかで明るいし
頭の回転もシャープで、ことに私をからかう時など小憎らしいほどだ。
 早や治療を受けてから4年以上過ぎたが、こんな「認知症優等生はいない
のでは」と、心理カウンセラーとして認識している。
 でも、これが一生続くのだと思うと、実はたまらなく辛くなる時があるけ
れど「いつも前向き、プラス思考」の私だから、今の幸せだけを見つめ、恵ま
れた環境に感謝して、これから生きて行こうと思った。
 ◆ 私の気分転換法のひとつ楽しかったことを思い出してご紹介

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