ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

懐かしい国オランダ

2013年04月30日 | えっせー
 今皇太子ご夫妻が、オランダ国王の即位式のために、オランダを訪れていて
それらの様子が報道されているが、オランダは私が初めて行ったヨーロッパだった。
スキポール空港に着いたのはちょうど今頃、チューリップを見るのが目的だった
が、着陸直前に、飛行機が大きく旋回して、窓際に乗っていた私は、モザイク模様
なような美しいチューリップ畑に感動して、嬉しくなり興奮したのも忘れない。
 オランダの新緑は何ともソフトな緑で、本当に素敵で美しかったし、田園地帯を
走るバスは、クロッカスや、チューリップ畑の美しい彩り、タンポポがどこまで沢山
咲いていたのものどかな感じだった。でもバカな私は、緯度が高いのを考えず、
薄着のため大変寒い(ことに雨の日は)思いをした。
 なかなか日が沈まず、確か9時ごろに夕日が落ちたのにもびっくりした。
お目当ての「キューケンコホフ公園」は、本当に美しく華やかで素敵だったので
もう一度来たいと思った。でもオランダの風物詩の有名な風車は、ほとんどない
のは驚いた。

 二度目に訪れたのはライデンで開催された「国際心理学会」だったが、街まで
遠い田園地帯のホテルで缶詰め状態だったため、毎日有名な学者達と食事をして
いろいろな情報を得たり、おしゃべりができて楽しかった。
 地元の学者のホームパーティに誘われ、広い家の中のすべてを見せてくれたのも
印象的だった。ライデンは大昔から日本と親交があり、見学したライデン大学の
校舎には、日本語の大きな文字が(忘れたが)書かれていた。
 スキポール空港には他の国へ行くため、度々寄ったが夫と行った時に、回転すしが
あって驚いたのも忘れない。
 もう一度チューリップが見たくて、オランダへいくつもりが、あの東北大震災で
とてもそんな気持ちにはなれず、その費用はすべ東北に寄付させていただいた。
 今頃「キューケンコフ公園」は、きっと夢のように美しいのだろう。
世界中いろいろな国へ行ったが、オランダは私にとって、懐かしく思い出多い国だ。

記憶がないことは、もしかして?

2013年04月29日 | えっせー
☆ その方が楽かも…
 夫は今日ガールフレンド3人に誘われて、都内を巡るバスツアーに行った。
朝の仲間の男性は沢山いるのに、何故か大分以前から彼女達に誘われのは、夫
だけで、ボーリング、ランチなどときどき声をかけられた。
 私は以前夫にあまり外食をさせたくないため、実は「ありがた迷惑」だと
感じていた。でも二年前に認知症と診断されてからは、友人達との交流は夫の
精神性に良いと思い、仲間の誰から誘われても、喜んで必ず参加させるように
している。そのため、夫が認知症と分かっているので、今では迎えに来てくれ
たり、送り届けてくれたり、気を使ってくれるので、本当に有難く感謝している。
大分以前にツアーに誘われたことは、私は電話で知らされていたが、夫はそれ
を全く覚えていない。そのツアーのパンフを見ては「どうしてこんなのがあるの?」
と聞くので、「28日に00さん達と行くのよ」と言っても、「そんなの知らない
オレ行くの?」などと、他人ごとのように言う。
 楽しそうに帰って来たが、「隅田川の水はとてもきれいだったが、昔と全然違った
ね」と言うだけで、何も覚えていなかった。


私は聞かれるたびに、同じことを答える。ふつう人なら、いい加減いらつくこと
だろうが、私はプロの心理カウンセラーだから、それは気にならない。
今まで何度説明したか分からないが、もしも仕事をしていなければ、忘れること
は、ある意味大変楽ではなかろうか?記憶があるから、考えたり、悩んだり
するのだから。でも考えれば、周りの人は大変だけれど…
一時は「頭の中の線がどんどん切れていく」と、うつ状態になったが、最近では
「覚えていない」「知らない」と、無邪気に答えるだけなので、同じことを何度でも
話せば良いのだから、私は随分精神的には楽になった。
 できるだけ夫の話を聞くようにしているが、私の話していることは以前のようには
聞かないし、また、関心がないようだ。時にはどうしようもない淋しさに苛まれる
こともあり、眠れない夜もしばしばある。今は何とかふつうの生活ができるが
これから先はどうなっていくのか、楽観的な私だけれど、不安感がこみ上げてくる。
 そんなとき「私はいつも運が良いから大丈夫」と、プラス暗示をして、自分の
気持ちをコントロールする。深刻に捉えるより、「ケセラ・セラ」的
気分にならなければ、私の神経が持ちそうもないから。

何故言えないの?「ごめんなさい」って!

2013年04月28日 | ビビッドエイジング研究家・日記
 ☆ ちょっとした一言で
 道を歩いていたら、若い男性が追い越しざまに、大きなショルダーバッグで
前を歩いていた女性の脇腹をはらった。その女性は思わず「アッ」と声を出したが
ぶつけた男性は振り返りもせず、さっさと歩いて行ってしまった。
後ろから見ていた私は思わず駆け寄ったのは、その人がとても痛そうにしていた
からだ。「大丈夫ですか?」と声をかけると、「すいません結構痛かったけど大丈夫
です」と言ったが、後姿で感じたよりかなり年配の女性だった。
でもたった今目前で見たが、気が付かないはずはないのに、一言も謝りもせずに
知らん顔して行くなんて、私には信じられないと、大変腹立たしく思った。
 故意ではなくても、他人に迷惑をかけることは、誰にでもあることだが、一言だけ
「ゴメンナサイ」とか「失礼しました」とか、言うのが常識ではなかろうか。
 いつも感じるのが電車が止まってから、「すみません」とも言わずに、ぐいぐい人を
押しのけて前に出る輩も同じだが…「有難う」「ごめんなさい」「お陰様で」など
ほんの一言で、お互いに気分良く過ごせるのに、なぜそんな言葉がすぐ出てこないの
だろうと、一日不愉快だった。
 
 

思い出の喫茶店がまた消えた!

2013年04月27日 | えっせー
今日は生涯大学の自主研究会の講義を聞いてから、友人達と昼食のため
松陰神社まで歩いた。しばらく前から工事していた喫茶店が、お弁当屋に
なっているのに気が付いた。この喫茶店は9年前からたまに行くが、懐かしい
思い出があるお店なので、とてもガッカリした。
 私はてっきり店舗改造のため休んでいると思ったので、どんなに変わるの
かしらと内心楽しみにしていたのに…
 時の流れと共に、街並みにも変化があるが、やはり以前親友と何年も通った
日比谷の喫茶店がなくなった時も、トッテモ淋しかった。
 ある寒い日の夜、二人にコーヒーを飲んでいたら、いきなり「私とお付きして
下さいませんか」と書いた紙切れと名刺を、隣の席の男性から私は突然渡され、驚いた
ことも決して忘れないが、入り口に大きな水槽のある落ち着いた喫茶店だった。
 銀座で映画を見たり、飲んだりして、帰りはいつもそこでコーヒーを飲んで、ひと
しきりおしゃべりし、日比谷から有楽町線と、千代田線に乗る私達はさようならした。
 いろいろな街にある喫茶店には、たくさんの思い出があり、まるでドラマのようだ。
そう言えば夫と知り合ったのも、喫茶店だったし、ちょつとセンチになり、友人達
と別れ、世田谷線に乗ったが、何かたまらなく淋しい気持ちになった。

ダンス・ミュージュックを聞きながら

2013年04月26日 | えっせー
 何故か急にダンスの曲が聞きたくなり、CDをかけた。
するとダンス教師時代のいろいろなことが、まるでフラッシュオーバーのように
色々思い出され、そのイメージが頭の中に一杯になった。
 帝国ホテルでオーケストラの演奏で踊ったルンバ、赤坂プリンスホテルで踊った
スローなど、赤、ピンクなどの華やかなドレスが、まるで目の前にあるように
鮮やかだった。あの時代はあっという間に過ぎ、私は今老境に入っているが、時の
流れは何と早いのだだろう。その頃最も親しかった友人を思い出したが、私より
二歳年上の彼女は元気だろうか?
 美人で頭がよく、すべてに優れていて、傍にいる私にはまぶしいような人だった。
 
 でも何故か男性運が悪く、二回も離婚をしていて子供もいないため、いつも私を
大変羨ましいと言っていたが、あることが原因でそれ以来会っていない。
 長い人生では通り過ぎていく人と、長くお付き合いする人とがいるが、彼女も私を
通り過ぎて行った人だったのだ。でも…華やかな世界の中で知り合った人は、すべて
私を通り過ぎて行って、今では誰一人お付き合いはないのは、虚飾の世界は私には
合わなかったのだろう。いろいろ考えてみると、私が長続きしている友人は、平凡で
ごくふつうの暮らしをしている人ばかりだ。
 ダンスの世界は、私が生きてきた道のプロセスでしかないのだと、改めて
しみじみと感じた。

夢を見たくないのに・・・

2013年04月25日 | えっせー
 本当に夢は良く見る。
でも楽しい夢などほとんどなく、そんな時には目がさえてベッドで
悶々とする。私は子供のころから「ああ、今日は良く寝た!」と
目覚めたことは全くない、と言ってよいほどだ。
 こんなに健康なのに… そのため、ユングの「夢分析」を学んだことも
あったが、、わたしには荒唐無稽に思えて、(こんなこと言うと怒られ
るかしら?)すぐに止めたことがあった。
 夢は大脳の疲れを取るとも聞いたが、ホントにそうなのかしら?
わたしはその反対なような気がしてならない。
 夢なんか見ない国へ行きたいと、今朝は真剣に思った。
今日は良いお天気。でもいつもより寝坊したけど、レッスンはバッチリ!
 なんか良いことないかな…

瞑想この素晴らしきもの

2013年04月24日 | えっせー
 外は曇っていてうすら寒い。
今朝のオンザ・ベッド・レッスンは最高だった。
 最近は体の中の細胞さんだけではなく、私の中に住んでいる約600億と
言われる微生物さん達とも毎日対話している。
 瞑想していたら、突然インド、デリーのアシュラムにいるような気分に
なった。長年の習慣の朝のレッスンが、わたしの健康と若さを支えてくれ
るだけではなく「エネルギー源」なのだ。
 「今生かされている幸せ」をしみじみ有難く感じた。

口紅をつけなくなって3か月

2013年04月23日 | えっせー
 妙に神経質な私は、何故か他人の口元も、自分の口元もが気になる性質で
不快感を覚えたら絶対に見ないようにしているが、これは異性も同性も同じだ。
 過去に私が好きになった人は、みんな歯並びがきれいだったのが、その証拠
かもしれない。私は口紅をつけないことにしたのは、比較的唇の色が良いからだ。
 その記録を見たら、正確には1月16日からつけていないことに気が付いた。
無論この年齢でスッピンと言う訳にはいかず、それにメークは大好きだし、食後
は口元が気になるので鏡を見ないわけにはいかない。
 私が全然鏡を見なくなるのは酩酊している時だが、食後に口紅がとれても
平気な人、歯に何かついても気にしないいのは、私には生理的にどうも我慢できない。
 先日私と同じ年の美人女優を、久しぶりにテレビで見たが、今も美しいけれど
「お婆さん顔になった」と感じさせられたのは、しわやたるみより、薄くなった
唇だった。老化は大変酷だと痛感したが、でもそれをケアすれば、それもある程度
カバーできて、多少若く見えることは確かだ。
 しかし自分の年齢を踏まえて、どうすれば健康でいられるか、少しでも若く見
えるかなどと考えるも、面白くて、楽しくてならない。

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス 後

2013年04月22日 | 世界心理治療学会アドバイス
  ☆ 考え方が変わった
 するとKさんは「過去4、現在2、未来2」の比率ですと答えたが、彼の気持ちの
中では過去が最も重要なことが分かった。
 過去も現在も未来も、みんな地続きで切り離すことはできないが、過去はたとえ
どんなことがあったとしても、タイムスリップして修正することは絶対にできない。
ちょっと乱暴な言い方をすると「無いに等しい、変えられるのは現在と未来だけ」
と話すと、「確かにそうですね」と、大いに納得してくれた。
 つまり最も大切なのは「現在」で、今を一所懸命生きていれば、それが明るい未来
に繋がるのではないかと思う。また極端な言いをすると、もしも未来だけターゲット
を絞ったとしたら、世の中には、さまざまな事故や事件や、また自然災害もあり、た
とえ健康でも、明日の命は分からないのが現実だ。
 
 

 Kさんは自分の内面に気が付き、くり返しカウンセリングを続けた結果、躊躇
していた恋人との結婚を決意し、またすべての面で積極的になった。
 恋人の性格面を聞いてみると、Kさんとは全く反対のタイプで、明るく前向きで
「ダメもと精神の持ち主」素直で、多少おっちょこちょいなタイプのようだ。
 人は誰でも自分にない面に魅かれるが、バランス的にはベストカップルだと感じた
わたしの言葉も、彼の背中を押したようだ。
 

 あれから3年、今では二人の子の父親になったKさんは、とても幸せそうに
暮らし、仕事面でも積極的になり、現在では重要な地位になった。
 Kさんに限らず、一生は小さな決断の連続かも知れないが、そのチャンスを
キャッチできた人が、強運な人生を歩むのだろう。
 でも…リスクを恐れてばかりいては、前に進むことはできないと思う。
「思考は現実化する」と言う言葉もあるが、Kさんは「いつも運が良いから大丈夫」
と、絶えず強烈な自己暗示をしたり、良いイメージを描けるようになったので、生き方
が大きく変化したのだろう。もしもあなたが慎重過ぎて、中々前に進めないとしたら
参考になさって下さいね。今日は再び巡ってこないのですから…

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス 前

2013年04月21日 | 世界心理治療学会アドバイス
   ☆ 決断力が高まり、積極的になった
 Kさんはある企業の総務部に勤務する33歳の男性、すらりとしたとてもルックス
の良い人だった。いつも過去のことが忘れられず、何か始める時にも必ず「以前失敗
したように、また同じことをくり返すのではないか」と、なかなか行動に移せず自分
でももどかしくてならない。そんな自分をどうしても変えたいと、ご本人いわく「清水
の舞台から飛び降りるつもり」でカウンセリング・ルームを訪れてきた。
 そんな一大決心をしたのが、三年間付き合っている恋人と結婚すべきかと、迷って
なかなか踏み切れないことが原因だった。
 
  
 

性格分析の結果は、悲観的、優柔不断のサンプルのようで、これでは優秀な頭脳
を持ちながら、人生を思いどうりに生きることは絶対ができないだろう。
 それらのテストの結果を一つ一つ解説し、マイナス面をどう変えるかについて
指導の事例を上げながら、より具体的に説明した。
 また彼の口癖の「本当に大丈夫ですか?」も、自分の言葉で不安感が増幅する
ので、改めるようにとアドバイスをしたら、またすぐにその言葉が出たので、二人で
顔を見合わせ大笑いしてしまった。
 私はそんなタイプの人に、こんな質問する。「あなたの気持ちの中で“過去
現在、未来”を10分割するとしたら、どんな比率で区別できますか?」と。

 
 

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