ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

秋のバスツアーに参加して

2007年10月31日 | Weblog
   ☆ 素晴らしかった紅葉
 わたしは先日夫の以前の同業者で、まだ付き合いのある知人達一行
8人で「蔵王高原、錦秋のお釜、山寺、最上川下り」という、ある会社の
バスツアーに参加しました。わたしは夫の仕事とはまったく関係ありませんが
その会が盛会だった20年以上前から参加していますので、全員顔見知りでし
たし、とても楽しいメンバーですので終始笑いが絶えず和やかでした。
 前日は台風の影響で強い大雨や大風が吹いたのが、まるで嘘のように
空は晴れて途中では美しい富士山がくっきり見えました。
 渋滞に巻きこまれることなく、バスはスムーズに走りましたが、車中から
も山並みや道路ぎわの木々が、だんだんだん美しくなってきました。
 蔵王エコーラインに入りましたが、その途中の赤、黄などの紅葉はとても
美しく素敵でした。バスが上に行くにつれて、樹木の色が変化するのも興味
深く、紅葉は頂上から麓に下りてくることを実感出来ました。
 
 いよいよお釜(火口湖)へ近づくころから渋滞が続きましたが、それでもまだ
十分明るいうちに着きました。わたしは15・6年前夫と息子の車で来たのは
夏でしたが、そのお釜のルリ色の美しさに歓声をを上げましたが、その時は濃い
ブル-でした。多分時間や、季節によって変化するのでしょう。
 わたしは携帯で写真をとり友人達に送りました。
ホテルは一度山の麓に下りてから、再びロープウエイで上った山の中でしたが
とても風情がありました。わたし達は8人で賑やかに大宴会を開き、さんざん
おしゃべりし笑ってから、9じ半頃には寝たようですが、実はわたしは何を話したかほとんど覚えていないのは、本当に怖いようです。
 次の日ロープウエイで下がる途中の紅葉があまりに美しく、また携帯で撮って
すぐに友人達にメールで送りました

 山寺は以前来たときは真夏でしたので、大汗をかきながら上まで登ろうと
がんばったので、周りの景色はあまり目に入らなかったのですが、でも今回
はゆっくり登り、周りの景色も楽しみました。同じ場所でもこんなに感じが
違うのだと驚きましたが、観光客がひっきりなしでした。
 最後は最上川下りでした。ゆったり進む船の中に向かい合って、お弁当を食べ
ながら周りの美しい紅葉を楽しみました。綺麗な女性船頭さんの、ローカルカラー
豊かなトークも楽しかったのですが、周りに山々は美しく、また所々に滝がありました。船頭さんが歌った「最上川舟歌」は初めて聞きましたが、日本の古い歌も
なかなか情緒があって良いなと感じました。秋のさわやかな一日自然の中で
「のどかなひととき」を過ごし、気分がリフレッシュできました。
 それから一路東京に向かいましたが、途中の山や道の樹木はそれぞれが
紅葉していて、ずっと紅葉見物をしているような気分でした。
 家に着いたのが9時過ぎでしたが、メールが沢山入っていて海外からも
二通嬉しい便りでした。わたしはいつもかなりコントロールしながら食べて
いますが、帰って体重を量って驚き、自由に食べたり飲んだりするとこんな
にも増えると改めて実感しました。そのため明日は厳しいダイエットです。
                             能里子

残念だったハロウイン

2007年10月28日 | お母様方へのアドバイス
    ☆ 梅ヶ丘のハローウイン
 梅ヶ丘の商店街では、何日か前からその準備をしていた。
去年初めてやったが、昨年も大盛況だったそうで、NHKテレビで放映され
たほどだ。仮装パレードや、コンテスト、ホラーハウスなど、コンサート他
いろいろな催しがあり、ものすごい人出だったそうだ。
 わたしは昨年はその日前の日は岡山で講演があり、帰ってきたときには
すべて終わっていた。だから今年はぜひ見ようと楽しみにしていたのに
意地悪いことにこのお天気だ。今日は台風の影響で、大雨の上強風でテントが
飛ばされそうになって大あわてで、さらにテンに溜まった水が、突然かかる
そうで本当に大変だったらしい。
 夫は役員を仰せつかって昨夜から手伝っているが、テントの中にいた彼は
「また水がかかって、すっかり濡れて寒い」と、三度も服を着替えにきた。
 またわたしのスタジオで化粧品の販社をやっている娘は、自分の傘下10名
ともに、仮装する人達で希望者のメイクを一手に引き受けていた。
 時々覗いたが、いろいろな人がスタジオに出入りして、さまざまなメイクを
していて面白かった。体の大きい息子は犬の着ぐるみを被り、面白いメークをして
いてなかなか可愛かった。

 そのパレードのため、折角交通規制までしてあるのに、大雨のためバンドを
従えて仮装行列は駅のコンコースを、何度かぐるぐる廻っただけで、とても残念
だった。大人もいろいろな扮装をしているが、子供達も大勢おしゃれな仮装して
いてとても可愛らしく、中には親子四人で仮装していた家族もいた。
 それぞれが実に面白くて楽しかった。
日本のお祭りとは雰囲気もまったく違って、何とも言えずのどかで、華やかで
明るく楽しいもので、なかなか良いなとわたしは感じた。
 お祭りの時にも「こんなにも大勢の子供達がいるのだ」と感じたが、この大雨に
もかかわらずかなり沢山の子供達が来て、商店街がセットしたお菓子をもらってたがみんなとても楽しそうだった。
 ステージもあり、子供達のためのゲームなども準備されていた。
我が家では夫、息子、娘が手伝ったが、地元の楽しい行事として定着
しそうだ。今日はカウンセリング・ケースが合ったが、それを休んで来年は
わたしも参加しようかな?などと考えた。
 梅ヶ丘は新宿からも渋谷からも15分、渋谷からは電車でもバス(梅ヶ丘)でも来られますので来年は見に来ませんか!盛大で楽しいですよ。
 来年のことを言うと「鬼に笑われる」でしょうか?

※ 紅葉を見に旅行しますので、2・3日間お休みさせていただきます。
  台風一過今日はきっと素晴らしいおてんきでしょう。楽しんできますね。
                            能里子

ビヴァ!スキンヘッド(その2)

2007年10月27日 | Weblog
  ☆ エキサイティグな毎日
 我が家の斜め前にある理髪店に行き「髪を下ろしたいのだけれど
切って下さい」と言った。奥さんは一瞬驚き「え、まさかどうして?」と
聞いたので、「実は仏門に入ることにしたので」と、わたしは真剣な顔で言った。
 彼女は驚いたようだが、それを信じたらしく、「そう、でもどうしてなの?」
と聞くと、信じられないと言う風情で、なかなか切ってくれそうもないのだ。
 わたしはすっかり可笑しくなり、思わず吹き出したので、それが嘘だと気が
ついたらしい「長年ロングだったから、髪が傷んだから全部切るの」と言ったら
かなり呆れたらしい。そして少しずづしか切らず、長い部分をこれ記念に持って
いたらと束にしてくれた。だんだん髪が短くなってきて、バリカンをかけ
変わってくる自分を見るのは興味深かった。そして最後の仕上げにカミソリを
当て、わたしのスキンヘッドは出来上がった。
 初めて見たスキンヘッドは、触るとつるつるしてとても新鮮だった。
頭の形は大変綺麗だと褒めてくれ、容姿に自信がないわたしだけれど、「見え
ない頭の形はとてもいいのだ」と嬉しかった。でもどうせなら中身ももっと
良かったらと、そのとき思ったことも忘れない。初めてつるつる頭を見た夫は、
わたしをじっと見て笑いながら「可愛い!」と言った。

 それを知った娘や息子達は早速我が家にかけつけ、わたしを見て「さすがママ!」と妙なほめ方をして笑い転げた。
 その晩はわたしの頭を肴にし親子4人で、深夜まで大宴会となった。
そのときすっかり酩酊した夫と息子は、それぞれわたしのロングとショートのウイッグをかぶり、スキンヘッドのわたしと三人で撮った写真は今でも残っている。
 さすがいくらユニークなわたしでも、人前ではウイッグを使ったが、長年
ロングヘアーだったわたしのイメージはすっかり変わったらしい。
 友人と待ち合わせても、わたしが分からず知らん顔しているのも面白かったが
「あら、ショートにしたの、イメージチェンジして何か若々しくなったみたい」と
思いの外好評だった。そのとき悪戯なわたしは「実はね」と、ちょっと髪をめくってみせると、相手は「え!」と驚いたり、呆れたりしながら大笑いする。
 それが楽しくてたまらず、その頃は友人達に会いまくった。

もっとも楽しかったのは、イタリアへ入国するときだった。
 入国審査官の女性がわたしのパスポートを見て「コイケ?」と聞いた。
 パスポートの写真とあまりにも違うわたしに、不審を抱いたらしい。
わたしは帽子を取って片言の英語で説明すると、彼女ははじけるように
笑い出した。そして隣の同年配の審査官の女性にも話したようだ。
 わたしより大分後から審査を受けた親友は、「二人でまだ笑っていたわよ」
と言ったが、わたしのスキンヘッドは、イタリア人まで楽しませて
しまったと大得意だった。ホントわたしは年甲斐もなくユニークだ。
「別に迷惑をかけなければ何をしても良いでしょ」と言う価値感は、
今現在でもまったく変わっていない。だから生きていくのがトッテモとっても
自由で楽なのデース。オ・ワ・リ
                           能里子



ビヴァ!スキンヘッド(その1)

2007年10月26日 | Weblog
  ☆ R大の作文から
 先日古い書類など整理していたら、R大の文化Aクラスに在学中に書いた
作文が出てきました。改めて読んでみて自分でも可笑しくなりました。
ユニークなわたしらしく、そのときはクラスメート全員が「!?」という
感じで、わたしは一辺に目立ってしまった懐かしい作文ですした。
 でもその時は文字数の制限で思うように書けなかったので、その頃を
思い出しながら改めて書いてみました。

 わたしは長年ロングヘアーだったが、だんだん髪が細くなり痛んできた。
そしてある日ふと「スキンヘッドにしようか」と思いついた。
 思いたったら我慢できないわたしは、多分ロングヘアーの好きな夫を説得
しなければならないと思ったが、さてどうするべきだろうとさんざん考えた。
 それとなくさぐりを入れてみたが、当然だが答えは「ノウ」である。
わたしはいろいろと作戦を練り、心臓の持病がある夫に、ある日いつもの
晩酌で機嫌の良い彼にこう切り出した。

「ねえ、わたし達も後何年かすると金婚式よ。わたしは健康だけど、あなたは
病気があるけど、こればかりはどちらが先かわからないし、それまでお互いに
健康で一緒にいられたらいいわね」すると彼は「本当だね、今まで割合
幸せだったものね」と答えた。
 チャンス到来!わたしは「もしもあなたはわたしが死んだら悲しいでしょ」
と言うと夫は「そんなこと当たり前じゃないか」と答えた。
 すかさず「ねえ、わたしが死ぬのと、スキンヘッドにするのとどっちが良い
と思う?」彼は一瞬絶句したが、突然吹き出した。
 毎度のことだが、わたしは夫に究極の選択を迫ったのであるが、そうなると
彼はわたしに大変弱い。わたしのスキンヘッドはこれでゴーサインだ。
 我が儘で天真爛漫な女房を持つと気の毒だが、でもその分いつも明るくて
元気で、料理好きで、夫も結構わたしに感謝しているはずだからマ・イッカ!
 夫を説得できればもうわたしの自由、次の日に早速実行したが、それからが
面白かった。人生でこんなエキサイティングなことは滅多になかったと
今でも忘れられない楽しい思い出になったが・・・・・・。
 それは明日お話しすることにしましょう。
                             能里子



カウンセラーからのアドバイス 76回

2007年10月25日 | アドバイス
  ☆ 心のエネルギーをフルに使うために 
 こころはエネルギーそのもので、そのエネルギーをいつでも全開状態にて
それらをフルに使えれば、すべて(仕事、勉強、人間関係、目標や願望など)
もかなり効率よく捗ることでしょう。
 それは一言で申し上げれば、「今現在に生きること」です。
年齢によってその長短はありますが、誰にでも今まで生きてきた歴史が
あります。たとえどんな挫折も失敗なども、過ぎてしまったことは、変え
ようがありませんので、過去をいつまでも引きずっていては、エネルギー
の無駄づかいです。
 もしもタイムとラベルができ過去に戻れて、修正できれば別ですが、そんな
ことはどんなに科学が発達しても不可能でしょう。
 
 極端な言い方をすると、「過去は無いに等しい」と考えられるのです。
つまり過去も現在も、そして未来もすべて地続きで、切り離すことはでき
ませんがもっとも重要なのは「今、現在」です。。
 もしも心に百パーセントの力があるとすると、そのもてる力を目いっぱい
使えるのは「今現在に全力投球をしている」ことなのです。
 カウンセリングルームでご指導する方の多くは「過去を引きずつて生きている」
タイプで、信じられないようですが、世の中にはこんな人もいるという意味
でご紹介しましょう。
   ☆ 過去に生きていたRさん30歳ビジネスマンの例
 Rさんはまじめで几帳面ですが、マイナス思考で緊張症だそうです。
そして彼はこう訴えたのです。「自分ではかなり能力があるとは思うのですが
今まで四回も転職したのは、一生懸命やっているつもりなのに、なぜか同僚や
上司に嫌われたり、阻害視されることが多いのです。それは自分の性格に問題
があるのではと気がついたのですが、何とか変わりたいのです」
 最近の若者にしては折り目正しく、大変好感のもてる青年でしたが、なぜか
目が曇っているようにわたしには感じられたのです。
 それはだんだんハッキリしてきたのは、確か四回目にお会いしたとき、彼は
こんなことを話しました。
 実は大分以前に、高校時代の友人と話しているときに、僕は何気なく言った
一言が、彼をとても傷つけてしまったらしいのです。
 すっかり怒った友人は、彼はにこう言ったのです。「お前は頭だけは良いけれど
人間としては思いやりもなく最低だ!多分ろくな人生を送れないだろうな」と。
 今でもその言葉が頭の中でときどきグルグルまわっていて、決して忘れる
ことができないのです。そのときに自分が話したことも、そのとき怒った友人に
言われたことも、一言一句鮮明に今でもハッキリ覚えているようです。
 
 そしてその友人の言葉に逆切れした彼は、もっとひどいことを言ったの
だそうです。それ以来友人とは、音信不通で、まったく会ったこと
はありませんでした。でも、そのことはいつまでも彼を悩ませ今でも
心の中では罪悪感と、後悔と反省とをくり返していたのです。 
 Rさんは繊細で感覚的、頭の切れるタイプでしたが、どちらかというと
非協調的で、誇り高きロマンティスト、独自の価値観や世界観を持つ人でした。
 また繊細と鈍感さの両極端を併せ持ち、自分ではまったく悪気なく他人を
グサッと傷つけてしまうこともある、ちょっと困った部分もあるのです。
 それらを変える方法についても、詳しくアドバイスをしました。 
何気なく言った彼の一言に、その友人はすっかり腹を立て、思わず
Rさんをさらに傷つけるようなことを口走ったのでしょう。
 でもその言葉が忘れられず、何年間も頭の中で聞こえるなんて・・・・・・。
またその言葉が、彼の運命をネガティブに変えるほど、大きなインパクトが
あっのでしょう。

「自分にとって過去が六割だと思う」というRさんに、わたしはこう
勧めたのです。「あなたを悩ましている過去とさよならするために、思い切って
その友人と会ってもう一度話してはどうかしら、もしもあなたが彼を徹底的に
傷つけたための罪悪感があるのなら、正面から素直に謝ることで、彼が
売り言葉に買い言葉のたとえで、思わずあなたに言った言葉も、きっと
本心ではなかったと撤回してくれるかもしれないでしょう。このままで
いつまでも逃げていたら、あなたの人生はその言葉の呪縛から解放されないと
思いますよ」と。
 すると、「自分も長年間も引きずっている、どうしようもない気持ちをここで
ふっきらなければ」と一大決心し、覚悟したRさんは、現在故郷で家業を継いで
いるその友人に、「清水の舞台から飛び降りる」思い切って電話をしたのです。
  
  ☆ 友人はまったく覚えていなかった
 ドキドキしながら電話をしたRさんに、彼は「あそう!帰ってくるんだ、久しぶりに会いたいね、楽しみにしているよ」と懐かしそうでした。
 久しぶりで故郷に帰り、その友人と会いRさんが長年忘れることができなかった
自分にとって大事件の昔話を、思い切って話しました。
 すると、驚いたことに「え、そんなことあったっけ、ぜんぜん覚えていないよ。お前そんなことを気にしていたの」というではありませんか。
 自分がこんなに悩んでいたことを、その相手がまったく覚えていないなんて・・・
彼にとってはまさに、目からうろこが落ちるような状態でしたが、すっかり拍子抜けしたと同時に,まるで憑き物が落ちたように、心の中が軽くなったそうです。
 
 その夜は楽しくお酒を飲み交わし,再会を約束して別れたと報告してくれました。そして勇気を出して行動したことで、過去のとらわれからすっかり解放されたのです。 自分の内面を知り、向上させるように努力し、過去の呪縛から解放されたRさんは、今ではすっかり明るく前向きになり、人間関係も良くなって、この不況にも拘らず業績を上げて、バリバリと働いています。
 それは心に長年滞っていた「ネガティブな過去」と、ハッキリ決別でき
彼自身のエネルギーを現在に結集できるようになったからでしょう。
 今まで大勢の方を指導しましたが、忘れられい思い出のケースでした。
もしもあなたが過去をいつまでも忘れられない方どとしたら、参考に
なさってくださいね。
 もう一度申し上げましょう。重要なのは「今、現在」であることを。
                           能里子

美しい十三夜

2007年10月24日 | 健康
  ☆ 検査入院
 一昨日夫が心臓のカテーテル検査のため、今年二回目の入院をした。
彼がリタイアしたのは、狭心症のため一年に四回も救急車で運ばれた
ことが原因だった。今まで何度入院舌か覚えていないが、仕事を辞めて
からは、医師の指示通りキチンと薬を飲み、早寝早起き、運動、食生活
なども細心の注意をしているためか、日常は大変元気だ。
 昨日はカテール検査のため、わたしは一日病院に付き添ったが、大学
病院は何と活気があるところだろう。いろいろと観察したが、かなり重症
の方も多いのだろうが、暗さはほとんどなく、お医者さんや、看護師さん
達がキビキビと働いている。わたしはしばらく見とれてしまった。
 結果はお陰様で夫は以前と変化がないため、今日午前に退院できる。
病院にきた娘とその後二人で食事をしながら、いろいろと話したが
わたし達家族は割合気があって仲がよいので、こんなときにも本当に
頼りになる。そのため、お嫁さんからは「ベタベタ家族」と言われているらしい。

 夫の検査入院を知っている三人と友人達からメールがきたが、二人は今夜
は美しい十三夜と言うことを知らせてきた。
 澄んだ空に浮かぶお月様はとても美しく、わたしはベランダに出てしばらく
見とれた。友人のご主人も重い心蔵病のため、危険な心臓の大動脈の
手術を受けたが、まだ完全に回復していないようだ。
 自分も持病を持ちながら、健気に看病している友人からもやさしいメールが
届いて嬉しかった。それに比べたら夫は同じ心臓病でもかなり軽いし、他には
まったく悪いところがないため、その点は安心だしわたしより元気なぐらいだ。
 二日間よく眠れなかったわたしは、今朝は気がついたら七時近かったが
今朝もまた素晴らしいお天気、夫も退院してきて、また以前のような
生活に戻れるだろう。平凡が一番幸せとわたしは感じた。
                               能里子

男性方へ お料理のすすめ

2007年10月23日 | Weblog
☆ 産経新聞の記事から
 「シニア男性、料理でいきいきベターホーム協会は、同協会のシニア男性
向けの料理教室に一年以上参加した六十代から七十代の男性四百人に
アンケート調査を実施した。 教室に通い始めた理由は「将来の備え、自立」
28.4%が第一位。「妻の外出時に自分が食べるものを作れるように」などと
言うこのとようだ。また教室に通ったことで、「家事を手伝うようになった」と
言う意見が多く夫婦間のコミュニケーションにも一役買っている。
 周りに人からも「評判がいい」そうで、特に女性から高い評価をえていると
いう。料理は定年後の男性の生き方や、夫婦関係によい影響を与えているようだ。」本当に実感しているしているわたしです。
  ☆ わたしの経験から
 夫がリタイヤしたとき「もしもわたしがいないときにも困るでしょ。それに
お料理はとても楽しいから、習って見たらどうかしら?」と薦めたのです。
 すると彼は「じゃ行ってみようか」と言ったので、わたしは早速あるカルチャ-
センターの「男の料理教室」に申し込みました。
 それから約三年間夫ほとんど休まずに、月に二回通いましたが、料理教室に
いく日は朝からウキウキして、バックにエプロンを入れいそいそと通いました。
 先生のご指導が楽しいらしく、そのためわたしは先生に関心を持ち、その会の
暑気払いに参加しました。先生は明るくでお話も楽しく、とてもチャーミングな
方でした。また時には作った料理で、アルコールが出たりしたことも、良かった
ようですが・・・・・・。
 それからは、洗い物や刻みものなどわたしがキッチンに立っていると、率先して
手伝ってくれるようになりました。お陰でわたしは随分助かっています。
  ☆ 料理は素晴らしい 
 最近ではテレビの料理番組を真剣に見るようになり、「なるほど」とか、「そんなやりかたもあるのだ」と、かなり参考にしているようになりました。
 前述の記事にもあるように、別に年配でなくても、お料理はぜひ男性にも
していただきたいと思います。それに手料理はコストも安く、ヘルシーですし
いろいろ工夫することで、発想やアイデイアも豊かになり、実際に指先を動かす
ため、直接大脳への刺激にもなるのです。
 さらにできたての美味しいものが食べられる、こんな素敵なものはありません。
今では夫は仕事の時などには、食事の準備をしてくれる、信じられないような現在です。またわたし自身は、キッチンまわりの仕事(お料理、片づけ、お鍋みがき
など)が大好きですが、我が夫も最近そうなったようです。
 この頃はわたしが料理している傍でどんどん洗い物をしたり、かたずけてくれますので、出来上がった時にはもう流し周りはすっかり綺麗になっています。
 先日「今は結婚してから一番幸せかしら」と感じ、何気なく彼に言ったら
とても嬉しそうでした。
 
 初めは大きな長いもを丸ごと摺り下ろしたり、餃子を一度に五十個も焼いたり
わかめを切らずに味噌汁に入れたり、いろいろと失敗はありましたが、わたしは
笑っているだけで、決して文句は言いませんでした。
 そう言えば最近ある男性と、男も家事をした方が良いと話題になったとき
彼はこう言いました。「あなたのように言ってくれれば、ホントやる気が
するけど家内は言い方がきつくて・・・・・・。だから手伝ってやりたい気が
あってもできないんだよね。あなたならご主人がやる気になるのは当然
かも」と、言いました。 なるほど!男性をやる気にさせるのは、奥様の
やさしさと、感謝とアマーイ言葉かも。
 奥様「言葉とはさみは使いよう」ですよ!そして夫は、手のひらでコロコロ
転がさなくてはナーンテ。ベテラン女房からのアドバイスですが、叱られる
かな?それとも・・・・・・
 ついでに申し上げますが、旦那様の上手な扱い方はいつでもご伝授
しますよ。ちょっと宣伝になりますが、カウンセリング・ルームでご指導し
円満になったカップルが数知れないのですから・・・・・・ウフフ。
                   ちょっと悪女の能里子

成長なさったIさんへ

2007年10月22日 | Weblog

  ☆ お手紙拝見しました
 綺麗な文字で綴られたあなたのお手紙拝見してとても驚きました。
ご主人が心筋梗塞で倒れられたなんて・・・・・・
 夜中に緊急入院されてから、まだ入院なさっているそうですが
あなたもお仕事をなさりながらのご看病本当に大変ですね。
でもあまり無理をなさらにようにお気をつけてください。
わたしの著書を読んで訪ねていらしたときは、ご自分のご相談でしたが
ご主人もぜひわたしにお会いしたいとおっしゃったので、そのときは
同じお仕事を持つお二人にお会いしました。
 お仕事柄のためか「何と素敵なカップルかしら」と思いました。

 それからしばらく通ってきたあなたですが、予約の日にご主人から
「今日は気分が良くないから行けない」と電話がありました。
そして次の約束の日も、突然のキャンセルでわたしは驚きました。
 その日ご主人がまたぜひお目にかかりたいとのことで、躊躇しました。
なぜならわたしがご指導しているのはあなたですから・・・・・・
「実は近くまで来ているので、お会いできないでしょうか」とおっしゃるので
何だかお気の毒になりお目にかかりました。
 そして、あなたの対応法についていろいろアドバイスしましたが
そのときあなたはかなり我が儘な方だと感じたのです。

 でも突然ご主人に倒れられて、あなたは随分成長しましたね。
「突然このような状況になりまして、わたしのイライラや落ち込みは
どこかへ行ってしまいました。今後も小池先生に教えていただいたいろいろな
ことを実行しながら夫婦仲良く助け合って行きたいと思います」
この文面を拝見し、今のあなたのお気持ちの大きな変化がよくわかりました。
 そして当然だと思っていた今までの生活が、いかに幸せだったか気がついた
ようですね。この今のお気持ちを決して忘れないように大切にしてお過ごし
ください。

 あなたは好きなお仕事にも恵まれ、やさしいご主人にも恵まれてかなり
幸せなかたです。そして仕事のストレスも上手にかわせるようになった
ようで随分賢くなったことを感じました。
 長い人生にはいろいろなことが待ち受けているかも知れませんが
これからも明るく前向きに生きて下さい。
 あなたの優しいご主人が早くお元気になるようお祈りいたします。
                       小池能里子
毎日ブログを読んで下さるのでお返事しました。



ずっこけなわたしだけど

2007年10月21日 | Weblog
  ☆ また失敗した 
 先日マジックを習ったので、夫の前で早速得意になって披露
したら見事に失敗した。ぶきっちょなわたしはいつもこうだ。
 彼はゲラゲラと大笑いした。他人から見るといろいろなことが
広く浅くできるため、「才女」とかかなりしっかり者と思われる
らしいが、実はとんでもない誤解だ。
 メカオンチ、そそっかしい、臆病、方向オンチ、まったく力がない、
物音過敏症(絶えず悲鳴を上げている)記銘力が悪く、さらに記憶力は
最悪だ。また近頃物忘れもひどく、スケジュール表が手放せないし、弱い
ところがあまりにも多く、自分でもホント呆れてしまう。
 だからすぐに化けの皮が剥げる。

 長年にわたりいつも誰かがサポートしてくれたが、「わたしから
お願いしたわけではないのに、どうして?」と聞くと「頼りなげで
見ていられないから」とか「あまり一所懸命だから手伝って上げたい」
「健気だから」などという答えがかえってきた。
でももっとも嬉しかったのは「あなたの持てる力を最大限に発揮できるよう
サポートして上げたい」という言葉で、今まで生きてきた中で最高だった。
 友人達は「あなたの人徳よ」と言うが、きっと傍で見ていても不安に
なるほど、あぶなっかしいらしいし、(自分ではそれほどでないつもりだが)
生来無邪気で天真爛漫なことも、ももしかして要因の一つなのかもしれない
と感じている。
 でもここまで成長できたのは、わたしを支えて下さった方々のお陰といつも
感謝している。

 でも足りないところがあまりにも多いわたしだが、多少人より優れている
ところだってある。まさか他人の前では言わないが、いつも夫の前ではそれを
自慢している。彼は黙って聞いていたり、「本当に能里子は素晴らしいよ」
などと言ってくれる。それを言わないとわたしの機嫌が悪くなるのをよく
知っているからだ。その点我が夫はわたしよりずっとできている。
 子供の時からそれを見ているので、娘も息子を完全にわたしをバカにして
何かあると姉弟で顔を見合わせてニヤニヤする。
 それが今でも実に癪にさわってならないが、こんな母親では仕方ないの
かもしれない。

 これだけお話していると実に抜けているようだが、そんな自分を熟知して
いるため、仕事面では細心の注意をしている。ことにわたしが主役の講演
などは未だかって失敗したことはないし、カウンセンリングでもかなりの
成果を上げている。文章も書くのが大変早く、今まで編集者を何度も驚かせ
てきた。頭脳明晰の反対のわたしだが、機転が利くし、頭の回転はかなり
素早いと自負している。思いやりや優しさは人後に落ちないし、主婦と
してもまあまあだ。
 感性だって人一倍豊かだし・・・・・・昨日は久しぶりに自己分析していたら
こんな文章になった。これって子供っぽいわたしの自慢かしら? 
 人間どんな人でも、得手と不得手があるようだが、そんな自分を愛しんで
生きているからわたしは幸せなのだろう。
 今朝も素晴らしいお天気、また一日楽しくがんばろう。
                             能里子


10月19日

2007年10月20日 | Weblog
  ☆ R大自主研究会
 今日はわたし達クラスの担当で、そのときには自分達がお願いした講師を
立てて講演をすることになっているが 今回はマジックが堪能なわたしの
長年の友人を講師にお願いした。参加者約55名。みんな高齢者ばかり
指導された紐やハンカチなど、三種類のマジックに、真剣にそして楽しく
教えていただいた。すぐにできる人や、なかなかできない人などあったが
一応全員何とかマスターしたようで、なかなか好評だった。
 多分今日は家に帰ってから、奥さんやお孫さん達にご披露するのではと
わたしは想像したが、すぐにやらないと、きっとまた忘れてしますと思った。
 講師の友人が言うことには、マジックは指先を使うため、老化防止にもなり
またコミュニケーションをよくするそうだが、多分これは確かではないかと
わたしは感じた。たどたどしい手つきで、一所懸命でみんな子供のような
目をしている。見ていてとても微笑ましかった。

 最近奥さんの機嫌が良くないと言うクラスメートに、「家に帰ってすぐに
ご披露したら」と、わたしは勧めたが、結果はどうだったのだろう?
 相手をびっくりさせてやろうと、悪戯心で真剣に取り組む彼を見たら
奥さんもきっとご機嫌が良くなるのではないかしらとわたしは感じたが。
 その後クラスメート達と講師を囲んでお茶を飲んでから、その後は酒豪の彼を
接待し、三次会まで付き合ったため、わたしは今朝は寝坊した。
 だからわたしはまだ夫に、習ったばかりのマジックを披露していない。
いつもの習慣でペットを連れ早朝散歩に行った夫に、帰ったらすぐに見せて
やろうと手ぐすね引いて待つているが、その反応どうだろう?
これを書きながらわたしは思わずニヤニヤしている。
 今日は孫達にも見せて驚かしてやろう、と思ったら余計楽しくなった。
                           能里子

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