ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

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「奇跡を起こす自律訓練法 」著著より 3

2009年12月26日 | 指導ケース
 ☆ 性格を変えた実例
 21歳のB子さんは大学生ですが、子供のころからとてもおとなしく、いつも
友達の言うことに対して「ノー」とは言えませんでした。
 本当はイヤなのだけれど、嫌われるのが怖いのです。そのためストレスが溜まり
家に帰っては母親にあたり散らしていたのです。そんなことが何度か続いたある
日、母親が突然泣き出し「わたしは一体何のためにあなたを育てたのよ。もう我慢
できないから、さっさっと家を出て行きなさい!」と、凄い剣幕で怒鳴られました。
 そのときB子さんは、ハッと気がついたのです。
それまで母親にあまりにも我儘をいっていたことに。そして心から「お母さん
ゴメナサイ」と素直に謝りました。母親も今までにないB子さんの態度に
すっかり冷静さをとりもどしました。
そして「おとなし過ぎて、思ったことがいえないのは一生の損だから、勇気を
出して自分を変えるようにしたらどうかしら」と、母親に勧められてB子さんは
わたしのカウンセリング・ルームを訪ねてきました。
 
分析の結果は、もっともストレスをためやすく、心身症になりやすいタイプ
でしたが、ときどき胃が痛くなるのもその兆候の一つでした。
 人に嫌われたくない、みんなが自分を見ている、という意識が大変強く、どこ
にいても、ありのままの自分を出せなかったのです。
 ですから、そのストレスは、もっともホンネを出しやすいお母さんに向けられて
いたのでしょう。自律訓練法をベースにした催眠法は、暗示に反応しやすい
B子さんには大変効果的でした。また自分自身の性格をよく理解できたことで
それまで何時も我慢し言えなかったことを、上手に表現できるようにもなり
ました。そして、自分を愛してくれる母親に、改めて感謝し、そのストレスの
吐け口にしていたことを深く反省したのです。
 自分を向上させるためには、自分の内面をよく理解することが重要ですが
彼女は自分を理解することができ、向上するために努力し、また自律訓練法を
くり返して、気持ちを冷静に、かつ客観的に、自己表現できるようコントロール
できるようになったのです。それ以来,友人達との付き合い方も上手になり
以前のようなストレスも無くなり、家に帰ってから、母親に八つ当たりすること
は、まったくなくなりました。現在では、母親とも仲良くなって、明るく穏やか
に暮らしています。
 

 
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「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2008年11月16日 | 指導ケース

 著書の中から「不思議なくらい元気が出る」リラックス法
  三笠書房知的生き方文庫 2002年2月
  ☆「ありのまま」を受け入れると心が軽くなる
「なぜ自分は本当に仲の良い友達ができないのだろう。最初はいい感じな
のに、どうしてみんないつの間にかわたしから離れて行ってしまうのかしら?」
 そんな悩みを持っている人はいませんか?
仮にそんなこと気がついたとしたら、あなたはどう考えるでしょうか?
 「わたしが00したから嫌われたからしまったのだろうか」「わたしの
00が良くなかったのかもしれない」と考え込んだりしてしまいますか?
 もちろん、何か良くないことが起こったとき、相手のことばかり責めて
自分を振り返らないのはよくありません。でも、いつも悪いのは自分だと感じ
自分だけを責めてしまうのも考えものです。
 他人を責めてばかりいる人を「外罰的な人」、逆に自分ばかり責めてばかり
いる人を「内罰的な人」と言います。
 考えてみると、どちらもかなり生きることが辛そうとは思いませんか。
責める、罰すると言う行為は、他人や自分を‘攻撃‘することなのです。
 攻撃心は他人だけではなく、自分まで滅ぼしてしまうことがありますから
気をつけてくださいね。いつも職場で良い人間関係をつくれず、孤立しては
会社を辞めてばかりいたOLのケースがあります。
 彼女は仕事は好きだし、控えめで謙虚な態度や話し方に好感の持てる人。
でも職場で仲の良い友達はできず、どうしてもなじめない人でした。
 
 彼女と話して見て、その原因がわかったのです。
彼女の口グセは「どうせ私なんか…」「私はダメな人間だから…」「私が悪いん
です」などなど。いつも自分を責める言葉ばかりなのです。
 仕事で些細なミスをしても、まるで死んでしまうように恐縮し、しつこい
ほど謝ってしまうのです。そんなことをくり返した挙句に、胸が苦しくなって
救急車で運ばれたことも少なくないとか。
 これでは最初は「謙虚でまじめで良い人」と思っていた同僚も、なんと
なくうっとうしくなってしまうかもしれかせん。
 自分に厳しいのは長所ではあるけれど、それも行きすぎると周りの人を
不愉快な気持ちにさせてしまいがち。だから、他人は勿論、あまり自分を
罰してはいけないのです。きちんと反省すべき点はあるけれど、他人も自分も
決して責めない、罰しない…「無罰的」な生き方ができれば、誰もストレスに
悩むことはありません。そうして、ありのままの他人や自分を受け入れていく
ようにすれば、もっと軽やかに生きていくことができるでしょう。
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カウンセラーからのアドバイス 95回

2008年07月04日 | 指導ケース
   ☆ 他人の視線で委縮する
 実力がありながらその場になると上がってしまい、物事がスムーズに運ばない
タイプの人は案外多いようですが、38歳のYさんは、ある大手の企業の研究
開発部門で働いています。そのチームは6人ですが、ことにその中の二人は押し
出しが強く、リーダー格でしたので、Yさんは自分の意見を言おうとしても、緊張
して言いだすことできず、いつも口惜しい思いをしていました。
 そしてわたしの著書で自分と同じような指導例を見て、「自分を変えたい」
と訪れました。分析をすると他人の目を必要以上に気にするタイプで、完璧主義
で「絶対に恥をかきたくない」と言う気持ちが大変強いことがわかりました。
 彼には心身をリラックスさせ、能力開発にも役立つ科学的な自律訓練法を
指導すると同時に、緊張状態を緩和するため、イメージトレーニングを行いま
した。
   ☆ カラーバリヤーで自分をカバー
 Yさんを催眠状態に誘導し、メンタル・リハーサル(イメージ体験)で、職場
で自分のチームのメンバーと、デスカッションしている情景を描いてもらいました。そして、その場で誰の目も気に掛けず、堂々して自分の意見をハッキリ
述べているイメージを描いたはずでしたが……
 催眠状態から覚醒したYさんは「いくら一生懸命イメージを描こうとしても、
二人の視線が自分を捉えていて「お前に意見なんてあるの。そんなに自信がある
なら聞いてやろうじゃないか」と、凄い目で自分を睨んだので、委縮して言葉が
出なかった」と言うではありませんか。
 そこでわたしは自分を守るカラーバリヤー(自分では見えるが、他人には
全然見えず、自分自身をメンタルな意味でガードしてくれる、イメージの
カラーバリヤーのこと)ついて詳しく説明しました。
 すると、「それなら自分でも描けるような気がする」と答え、自分の好きな
色は「ゴールド」だそうですので、次回は同じように催眠状態に誘導し、メンタル
リハーサルを行いました。すると覚醒した後のYさんは、とても嬉しそうに「自分
はカラーイメージバリヤーがハッキリ見えて、それに守られているから、まったく
緊張しませんでした。二人の視線は全然気にならず、考えていることがスラスラ
発言できて気分が良かったです」と言いました。
 この方法をくり返したYさんは、その後すっかり変身したことは言うまでも
ありません。
    ☆  緊張症の方に 
 これは大分以前にわたしが考えた方法ですが、今までの指導の実例では
大変効果がありましたが、ただしイメージ力が弱い方には、やはり無理な
ようです。実例ではもっとも好まれたカラーは「赤とオレンジ」でしたが
もしもあなたが実力がありながら、緊張するあまり表現できず、もどかしい
思いをしていたり、また他人の視線が人一倍気になるような方は、この方法を
ぜひ試してみてください。 イメージカラーのバリヤーは、自分からはハッキリ
見えていますが、他人からは全く見えません。
 でもあなたの心身をしっかりガードしてくれるために、強力なパワーがある
のです。この方法で、電車に乗れない、他人とすれ違うのが怖いという対人
恐怖症や、不潔恐怖症など状態が、かなり改善され、日常生活がふつうに
できるようになりました。
 今思い出したのですが、地方の方の電話相談でも指導した例ですが
大変効き目があり、驚くほど開放的になった四十代の女性がありましたが、彼女
はイメージ能力が豊かでした。
 心はとても不思議なものですが、どんな方法でも自分をコントロールできる
と、生きていくことが大変楽しくなるので、心あたりのある方はぜひトライ
してくださいね。ダメもと精神でどうぞ。


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楽に生きるために 二(実例)

2006年06月28日 | 指導ケース
楽に生きるために  

※ 裕子さんを分析をすると
 性格分析、心理テスト、思考テストなど行った結果は、こんな内面が浮き
彫りになってきました。完ぺき主義、責任感が強い、融通性がない、自意識
過剰、マイナス思考などでした。また気質(生まれて持っている性格の素)は
典型的な執着型でした。この特徴は真面目、几帳面、一つのことを
こつこつ粘り強くやるタイプですので、一般受けはよいようですが
その半面柔軟性に欠けることもあり、こだわりが多く、気分転換も
あまり巧みではありません。
 ですから「とても良い人だけれど、融通がきかなくて」と表現
されることがあるのでしょう。

※ それらについて詳しくアドバイスした
 わたしは分析した結果、それらがマイナスであったり、否定的な面が
あるとしたら、どのように変えるかについて、詳しく具体的にアドバイス
をしますが、裕子さんにも、わたしが気になる部分について説明したのです。
 またいつも一人で抱え込んでいた仕事を、部下達に頼んでみることを
すすめました。なぜならたとえ手出しをしようとしても、「完璧主義の
持ち主の上司にはどうせ気にいってもらえない」裕子さんは多分ふだん
そんな雰囲気ではないのかしら?と思えたからです。
「いくらがんばっても、あなたは組織の中の歯車の一つ、一人で空回り
するより、みんなで協力体制のほうが、効率もよいし多分部下達も気分
よく手伝ってくれるはず。あなたの症状は心が発した悲鳴だったのでは」
とお話しました。「確かにおっしゃるとおりです。何故そう分かるので
すか?わたしは自分一人で会社を背負っているような気分でした」と漏ら
しました。そのため必要以上に、心も体を酷使していたのでしょう。
 自分一人で虚勢を張らずに素直になって、部下に指示するのも上司とし
ての、大切な役目であることもアドバイスしました。
また自分が変わらなければ、他人は変わらないことをも詳しく説明
し、いつも自分を駆り立てていた完全主義も緩和できるような、自律訓練法
とセルフヒーリング法を指導しました。

※ 自律訓練法とセルフヒーリング法
 自律訓練法は医学が素で創られた、心と体のセルフコントロール法
で、自己催眠法の一種です。それと同時にヒーラーであるわたしが独自の
「細胞意識説?」を元に創案した、自分を労わり、励まし、感謝し
癒す効果のあるごく簡単な「セルフヒーリング法」をご指導します。
 また自律訓練法は一人では習得が難しいのですが、催眠法を用いて行い
ますので、ほとんどの方が体感するため、比較的早くマスターできるのです。
また自律訓練法は、潜在意識を活性化し、暗示やイメージに大変反応
しやすいので、その中に「イメージトレーニング」も導入しています。

 それから裕子さんは一週間後に来ましたが、とても表情が明るくなり
元気そうでした。次の日会社の帰りに部下三人を誘い、これまでの事情を
話しホンネを打ち明け、協力するように頼むと、こころよく引き受けてくれ
たそうです。そして「課長はいつも自分でやらなければ気がすまないようで
手が出せなかった、でもあのままではいつか倒れるのではないかと、いつも
心配だった」と言ったと、とても嬉しそうでした。
 来会する度に表情が明るくなり、ますます美しくなってきました。
「自分を呪縛から解放する方向性が明確になった」ことで、裕子さんは
自分でも努力して、すっかり変化したのでしょう。

当カウンセリングルームでは、入会時に毎回行う五つのテストがあり、それ
と同じテストを最終回にもう一度行いますが、ほとんどの人が「これは以前
わたしがやったのですか」と驚くほど、大きく変化しています。
「この頃楽になった」「気分が安定してきた」「だんだん自然体になった」
など、気がついてはいても、同じテストを見比べてみると、その変化に驚き
「自分はこんなに変われたのだ」と、強く実感できると同時に、自信も
湧いてくるのでしょう。
 この仕事は大変気骨が折れますが、クライアントがだんだん変化していく
プロセスや、最終回にはまるで使用前と使用後のサンプルのように、目を見張る
ように向上した方を、目の辺りにしたとき、カウンセラーとしてのヤリ甲斐と
同時に充実感を感じます。

※ 裕子さんのコメント
 わたしが素直になって、心を開いたら、まるで嘘のように周りがやさしく
なりました。「またこれは自分がやるべき」という価値観が変わったら目から
うろこが落ちたように、とても楽になりました。
 すると、首や肩や背中のこりもなくなり、ぐっすり眠れるようになりました。
そして気がついたら手の震えはまったくなくなり、昨日病院へ行きましたら
先生に「もう大丈夫でしょう」と言われ、とても嬉しかったです。
 それからわたしはこのまま一生一人で終わるのかなと、淋しい思いでし
たが、まだわたしだって素敵な恋ができるかもしれないと、何だか期待感も
湧いてきて、その気持ちの変化が信じられないくらいです。
 何だかこの頃浮き浮きしてーーー本を読んでからすぐに伺って、本当に
良かったです。

長年指導していますので、このような実例は数限りなくありますが、また
次の機会にご紹介しましょう。人間は大変流動的な生き物です。
 自分自身の内面が理解でき、またその向上させる方向性が定まれば
必ず「ご自分分らしく、快適に生きられるよう」に変われるものです。
                            能里子






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楽に生きるために 一

2006年06月24日 | 指導ケース
あなたはご自分の性格で悩んではいませんか?
 
 人間関係がよくない、なぜか運が悪い、いつも損ばかりしている。
緊張するため力が発揮できない、自己主張できない、失恋ばかりなど
 カウンセリング・ルームには、さまざまな問題を持って訪れますが
今回は強迫神経症と診断された裕子さん(仮名)が、すっかり変化して
薬をやめられ、職場の人間関係も良くなり、楽に生きられるように
なった指導例を、彼女の了承の上でご紹介いたししましょう。
 裕子さんは41歳の会社員で、五年前に離婚し、中学生の子供を持つ
お母さんですが、人間関係に悩んで相談に訪れました。

★ 脅迫神経症になって
 裕子さんには部下が三人いますが、その部下達と相性が悪いためか
仕事がとてもやりにくくてなりません。
 そのため業績が上がらず、上司にはいつも小言を言われ続けていました。
裕子さんはどんなに忙しいときでも、部下に頼むことができず、自分ですべ
てこなすため、いつも自分を追いつめてしまう結果になったようです。
 最近では心身とも消耗し、毎晩眠れない夜が続き、さらにときどき手が
震えるようになったため、神経科へ行きましたが「強迫神経症」と診断され
ました。そして安定剤を毎日服用し、何とかバランスをとっていましたが、
「いつまでも薬を飲みたくない、結局それは一時押さえに過ぎない、根元は
自分の態度や性格に問題があるはず」と自己分析をしていたそうです。

 そして書店で拙書を買って読んで、自分とまったく同じような事例を見て
そんなでも人でも肩の力が抜けて、楽に生きられるようになったことを知り
ました。すると「持って生まれた性格など変わるわけがない」と言う価値観
が、すっかり払拭されたそうです。
 人一倍気を使い過ぎ、いつも疲れる自分の性格を変えて、仕事をスムーズ
に遂行し、もっと楽しく、リラックスして生きたいと相談に訪れました。

★ ひたすらがんばった
 いろいろお話をしているうちに、裕子さんは、職場でどんなに忙しく
ても、疲れていても決して誰にも頼まず、いつもカリカリしながら
すべてを一人で抱え込んでいました。
 それは相手に迷惑をかけたくない気持ちと、部下に弱みを見せられない
と言う気持ちとが、微妙に交錯したようです。
 ことに離婚してからは、「誰にも頼れない」と思う気持ちが強くなり
誰にも隙を見せずに、ひたすらがんばり続けたのです。
 ときにはあまりに忙しすぎる裕子さんを見るに見かね同僚が「手伝おうか」
と言ってくれても「いいえ大丈夫です」と、必ず断っていたとか。
 そしてすべてをひとりで抱えて、残業、残業の毎日でした。
これでは心身が疲労困憊するのは当然でしょう。
「すべて一人でやろうとして抱え込まないこと。一人で無理だと感じたら
部下や同僚に頼んで任せること。そしてそれを明日からすぐに実行すること」
わたしはアドバイスをしました。
 このケースは長くなりますので、そんな裕子さんが、ご自分を変えて大変
楽に生きられるようになった、プロセスはまた次回ご紹介いたします。
                               能里子








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