☆ 性格を変えた実例
21歳のB子さんは大学生ですが、子供のころからとてもおとなしく、いつも
友達の言うことに対して「ノー」とは言えませんでした。
本当はイヤなのだけれど、嫌われるのが怖いのです。そのためストレスが溜まり
家に帰っては母親にあたり散らしていたのです。そんなことが何度か続いたある
日、母親が突然泣き出し「わたしは一体何のためにあなたを育てたのよ。もう我慢
できないから、さっさっと家を出て行きなさい!」と、凄い剣幕で怒鳴られました。
そのときB子さんは、ハッと気がついたのです。
それまで母親にあまりにも我儘をいっていたことに。そして心から「お母さん
ゴメナサイ」と素直に謝りました。母親も今までにないB子さんの態度に
すっかり冷静さをとりもどしました。
そして「おとなし過ぎて、思ったことがいえないのは一生の損だから、勇気を
出して自分を変えるようにしたらどうかしら」と、母親に勧められてB子さんは
わたしのカウンセリング・ルームを訪ねてきました。
分析の結果は、もっともストレスをためやすく、心身症になりやすいタイプ
でしたが、ときどき胃が痛くなるのもその兆候の一つでした。
人に嫌われたくない、みんなが自分を見ている、という意識が大変強く、どこ
にいても、ありのままの自分を出せなかったのです。
ですから、そのストレスは、もっともホンネを出しやすいお母さんに向けられて
いたのでしょう。自律訓練法をベースにした催眠法は、暗示に反応しやすい
B子さんには大変効果的でした。また自分自身の性格をよく理解できたことで
それまで何時も我慢し言えなかったことを、上手に表現できるようにもなり
ました。そして、自分を愛してくれる母親に、改めて感謝し、そのストレスの
吐け口にしていたことを深く反省したのです。
自分を向上させるためには、自分の内面をよく理解することが重要ですが
彼女は自分を理解することができ、向上するために努力し、また自律訓練法を
くり返して、気持ちを冷静に、かつ客観的に、自己表現できるようコントロール
できるようになったのです。それ以来,友人達との付き合い方も上手になり
以前のようなストレスも無くなり、家に帰ってから、母親に八つ当たりすること
は、まったくなくなりました。現在では、母親とも仲良くなって、明るく穏やか
に暮らしています。
21歳のB子さんは大学生ですが、子供のころからとてもおとなしく、いつも
友達の言うことに対して「ノー」とは言えませんでした。
本当はイヤなのだけれど、嫌われるのが怖いのです。そのためストレスが溜まり
家に帰っては母親にあたり散らしていたのです。そんなことが何度か続いたある
日、母親が突然泣き出し「わたしは一体何のためにあなたを育てたのよ。もう我慢
できないから、さっさっと家を出て行きなさい!」と、凄い剣幕で怒鳴られました。
そのときB子さんは、ハッと気がついたのです。
それまで母親にあまりにも我儘をいっていたことに。そして心から「お母さん
ゴメナサイ」と素直に謝りました。母親も今までにないB子さんの態度に
すっかり冷静さをとりもどしました。
そして「おとなし過ぎて、思ったことがいえないのは一生の損だから、勇気を
出して自分を変えるようにしたらどうかしら」と、母親に勧められてB子さんは
わたしのカウンセリング・ルームを訪ねてきました。
分析の結果は、もっともストレスをためやすく、心身症になりやすいタイプ
でしたが、ときどき胃が痛くなるのもその兆候の一つでした。
人に嫌われたくない、みんなが自分を見ている、という意識が大変強く、どこ
にいても、ありのままの自分を出せなかったのです。
ですから、そのストレスは、もっともホンネを出しやすいお母さんに向けられて
いたのでしょう。自律訓練法をベースにした催眠法は、暗示に反応しやすい
B子さんには大変効果的でした。また自分自身の性格をよく理解できたことで
それまで何時も我慢し言えなかったことを、上手に表現できるようにもなり
ました。そして、自分を愛してくれる母親に、改めて感謝し、そのストレスの
吐け口にしていたことを深く反省したのです。
自分を向上させるためには、自分の内面をよく理解することが重要ですが
彼女は自分を理解することができ、向上するために努力し、また自律訓練法を
くり返して、気持ちを冷静に、かつ客観的に、自己表現できるようコントロール
できるようになったのです。それ以来,友人達との付き合い方も上手になり
以前のようなストレスも無くなり、家に帰ってから、母親に八つ当たりすること
は、まったくなくなりました。現在では、母親とも仲良くなって、明るく穏やか
に暮らしています。