ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

能里子のワンポイントアドバイス

2014年03月31日 | アドバイス
 ★ 読売新聞人生案内から
 「30代の男性が、行きつけのラーメン店で、ある日餃子をサービスしてもらい
大変嬉しかった。でもそれからは行く度に、600円のラーメンに400円の餃子
のサービスを受け、何だか申し訳ないが、心苦しくて足が遠のくので、どうしたら
良いのか」と言う相談だった。
 回答者は「時間がないからお釣りはいらない」と、時には千円置いて出たり、また
お店の食器の後片付けを手伝ったり、また他の人に奢って上げたりしてはというこ
返答だったが。有難いが当惑している相談者の気持ちが大変理解できるが、常識的に
考えても、毎回ではとても心に負担がかかるのは当然だと思うが、やさしさも思い
やりも、相手の負担にならないようにするのがベストだと思った。

 
 私は比較的気前がよい方で、サービス精神が旺盛だが、自分も若い頃によく
ご馳走になり、あまり度々だと心苦しくなったことを思い出し、それからは注意
するようにした。私はそんな時は何かお返しがしたくなり、男性の場合には愛用
しているタバコや、週刊誌、またベストセラーなどをさりげなく差しあげた。
 また女性には、きれいなバラを一本ラッピングして、差し上げると、とても喜ばれ
たが、金額の問題ではないが、それで相殺できたようで、随分気持ちが軽くなった。
 いずれにしても、あまりに過剰なやさしさ?は、それが当然と受ける人は別格
として、相手の心に大きな負担がかかることを、知っていただくのに、30日の
人生案内は大変参考になったと思う。また「有難迷惑」という言葉もあるのは、
そんな状態を言うのだろう。

消費税アップで買いまくり現象

2014年03月30日 | えっせー
 消費税値上げのためか、どこのスーパーも大賑わいだったが、私も主婦の一人と
して、ご多分に洩れず昆布、カツオの厚削り、海苔、うずら豆など、消耗品の
食品を沢山買いこんだ。お付き合い以外私達夫婦は全く外食をしないので、いつも
冷蔵庫のは沢山の食材が入っているのに、またまた買い込んで、冷凍庫はまるで
お店屋さん状態になった。
 と言うのはお花見パーティを私のスタジオで開くので、そのための買いだめもある。
今日下北沢のスーパーへ行ったが、ポイント5倍のせいもあるか知れないが、店内
は混雑していて、夫婦らしい二人ずれが多かった。
 中には「そんなに買ったって」「だって今日買った方が安いでしょ!こんなのすぐ
になくなるから、余計なこと言わないでよね」と、半分喧嘩をしている夫婦がいて
可笑しくなり思わず見つめた。

 でも何だかそれぞれが、オーバーに言うと殺気だっているように感じた。
レジには、食料品や日用品など、かごを二つぐらい一杯にしている人も多かった
が、みんな真剣な表情で、やはり値上げ前に買おうという気持ちが店内に溢れていた。
 これは事実だが、石油ショックの時に、トイレットペーパーや、ガスボンベを
一部屋いっぱいに買い込んだ人がいたそうだが、あれは無くなるのではという
不安感がそんな結果になったのだろう。
 でも後で大変困ったそうだが… 私は食品以外は全く、買わなかったが、庶民
は誰でも少しでも安く買いたいと思うのが人情だろう。
 4月1日は休むお店が多いようだが、それも売り上げに影響しているのかも
知れない。いずれにしても、世の中の流れに従うよりないのかも…
 自分なりに工夫して、賢く暮らさなくてはなるまい。


思いがけず一回目のお花見

2014年03月29日 | えっせー
 今日はピアノのレッスンで、昨夜会ったばかりの心友が来てくれた。
実はさっき駒場東大の枝垂桜が満開と友人から聞いた私は、気もそぞろで、お花を
見たくて仕方がない。彼女に聞いたら、次のお稽古までまだ時間があるそうなので
「今日はこれで十分です。有難うございました」と、強引にレッスンを止めた。
先生が友人なので毎回そんな風なので、これだからいつまで経っても、ピアノは
全然上達しないのは当然だと思う。

 しだれ桜は一部は満開で、ガードマンの人が「去年思い切って剪定したためか
今年は例年より色が鮮やかです」と説明してくれたが、本当に美しいピンク色
だった。グランドの周りは桜がいっぱいだが、まだ咲いているのはしだれ桜だけで
グランドを一周したが、静かでとても暖かく、のどかな気分になれた。
 タンポポがいくつか咲いていたが、これって私とおんなじせっかちなタイプなの
だろうとちょっと可笑しくなった。桜は春の象徴だけれど、日本人にとってはこの
時期が、芽生え開花、新しい旅立ち、希望などとも重なり一年中で最も、心弾む季節
かも知れない。帰りに寄った喫茶店のコーヒーがとても美味しくて、また少し幸せ
な気持ちになれ、今日も素敵な日だった。
※きれいに咲いたしだれ桜
  
  
 ※ 古木の幹に健気に咲いていた
   
 ※ せっかちなタンポポ
   

春の夜心も体もフーワフワ!

2014年03月28日 | えっせー
 昼間は春雨でしっとりしていたが、夕方から雨が上がった。
新宿で知り合いのジャズシンガーのライブがあり、友人と二人で行ったが、新宿通り
を歩いていても、とても暖かく、いかにも春の宵と感じられ、気分が弾んだ。
 ジャズシンガーがラテンを歌ったが、歌は上手だったがあまりハナがなく、実は
ちょっと淋しいと感じた。私はやっぱりどうも派手ずきらしい。
 ピアノ、ベース、パーカッションのトリオだったが、女性のパーカションは、今まで
見たことがないほど素晴らしかった。まるでは魔法のようにさまざまな小さい楽器?
のようなものが出てくるし、シンバルのようなものもあり、椅子が打楽器になっていて
大変驚いた。ほっそりしたきれいな若い女性だが、リズム感は素晴らしく、しなやかで
手だけではなく、まるで全身で演奏しているようでとても魅了された。
 
 

 あれだけ叩いたらきっと掌が硬くなるのではと思い、突然ピアニストの友人の手が
触りたくなり、触らせてもらったが、ほっそりしているのに、いかにも女性らしく
とても柔らかかったので、何故かとても安心した。
 すると彼女が言った「能里子さんの手って柔らかいのね」と、そう言えば私はいつも
そう言われる。全然太っていない頃でも「痩せ肥満」と言われたほど体脂肪が多かったし
今では他人には言えないほど、実は体脂肪率は高い。
 いくら運動をしても全く筋肉は付かない体質らしいので、そのため全身が柔らかい
のだと思った。でも痩せてギスギスしているより、多少デブでふっくらしている方が
ずっと良いと、友人達は言ってくれる。「私は何歳になっても、気持ちも体もフワフワ
しているのも、それもいいんじゃない」と、妙にご機嫌になった情感のある春の夜だった。
 ※素晴らしかったパーカション演奏と
ライブの様子


信じられない!こんな不思議なことがあるなんて

2014年03月27日 | えっせー
 私は一昨日ある編集者にメールをし、送信してから気がついたが、彼の名前の前に
古い友人のあて先がついていて驚いた。
 アドレス帳の名前は隣ではなく随分離れているのに、と思いながら何故だろうと
不思議でならなかったが、もう送信してしまったから仕方がない。
 すると、すぐその友人から「メールありがとうございました」と返信が来たので
「やっぱり一緒に送信されてしまったのだ」と思ったが、実は彼女には以前もそんな
ことがあったことを思い出していたら、電話がかかってきた。
 「あれは私宛てではないけど、どうして?」と聞かれ、事情を話したら、「昨日あな
たのことを、とても深く思っていたのよね。そうしたら私宛てではないメールが来て
驚いちゃった。不思議なことにあなたを思うと、以前もそうだけれど、そんなことが
あって本当に何故かしら?だからあなたはヒーラーなのだと感じるのよね」などなど
約一時間話した。

 
 彼女は現在ある大学院の教授で、S教授と3人で国際心理学会へ何度も出席した
ことがある。ロシアのエカテリンブルグで開催された「中央アジア国際心理学会」の
とき、教授の態度があまりにも変で、友人はすっかり怒って口をきかなくなり、間に
立って私が大変困った経験があった。その翌年北京で開催され、私も初めて発表した
「第五回世界心理治療学会」で、先生が重要な基調講演をミスしてしまった。
 それらがすべて認知症が原因だと知ったのは、帰国してしばらく経ってからだった。
そんな昔話をいろいろしたが、私のブログの記事を添付したので、それを読んで
心理学系の教授の友人は「あなたは偉いわ。分かっていてもなかなかできないのに
セラピーをやっているなんて」と、大変褒められた。
 私だって堪らないときがあるけど、記憶がなくなる夫が気の毒でと、話しながら
思わず涙ぐんだが、友人は私の本当の気持ちを理解してくれたようだ。

 
 導かれたように心理カウンセラーになったのは、まるで保護者のように寛容だった
夫のためかも知れないと、運命の不思議さを時折考えるが、そのために自分の気持ち
をコントロールできるのかもしれない。
 友人は同じ大学の教授に長年パワーハラスメントにあい、それらについて随分
アドバイスしたり、苦しんでいる彼女にしばらく遠隔ヒーリングを送り続けたこと
があった。結果その問題の教授は大学を辞めたそうだが、まだ裁判を起こしている
とか。それにしても…なぜこんなに不思議なことが起きたのだろう?
 散々おしゃべりしたけれど、心理学者の友人との会話は、私の深層をついていた。
こんなあり得ないことは、健気に頑張っている私に、もしかしたら神様がご褒美を
下さったのかも知れないと感じたが、気持ちがすっかり癒されていた。

春うらら

2014年03月26日 | えっせー
 今日は朝から素晴らしいお天気。ここ二・三日暖かい日が続いたので、きっと桜も
早く開くだろう。一回目のお花見は4月1日だが、お天気が続くと桜は一気に咲き
だすと思うと、何だかウキウキする。
 さっきテレビでは、靖国神社の桜が開花したと放映していたが、今年のお花見の
予定は三回、どの日が一番きれいだろうと想像したら、すっかり楽しくなった。
今週は二度もジャズのライブに行くし、大好きな音楽を楽しめるのは最高だ!
 夫が出かけてベランダに出たら「春宵一刻値千金」とは、ほど遠いほど冷たい
風が吹いていたが、でも…やっぱり春の雰囲気は色濃い。
 今日の無言電話7回、いろいろな時間にかかるから、よほど暇人なのだろうが
一体何が面白いのだろう?本当に御苦労様と思うことにした。
 それにしても…間もなく華やかで美しい桜に出会えるのが、とっても楽しみだ。

 毎日コミュニケーションセラピーをしていた私

2014年03月25日 | えっせー
 ☆ やっぱりとても嬉しかった
 今日は福祉センターの「認知症高齢者の会」に参加したが、最高齢の方は
95歳だそうだが、おむつを付けているそうだが、それも大変だと思った。
 そのとき「バリデーション」という言葉を初めて聞いたが、それは認知症の人
とのコミニュケーションを行うためのセラピーの一つだそうだ。
 その内容について詳しく説明を聞いたが、ノンバーバル・コミュニケーション
(非言語的)はもっとも重要らしい。それはアイコンタクト、表情、ボデイラン
ゲージ、タッチングなどだった。それは私が夫にいつも心がけていることで、こと
にできるだけ笑顔で接していたが、それは実際にセラピーになっているのだと
嬉しくなった。診断されてから満三年になるが、短期記憶はほとんだできなくなった
以外は、穏やかで明るく、日常生活での支障はあまりない。


 夫は今月は何月か、今日が何日かがまったく分からない。
 ある朝「今日は何日?」と聞いたので、「そこに朝刊があるでしょ」と言ったら
突然「オレ、トナイショウになればよいのにね」と答えた。
「?」と思ったら、「生粋の東京人なのに、なぜ地方症になったのだろう。都内症に
なればよいのに、なぜ痴呆症になったのだろう?」なるほど、夫は自分を茶化して
そう言っているのだと、私は可笑しくなった。
 夫はまだ茶目っけもあり、ことに言語障害の私の言葉尻には、癪ににさわるぐらい
敏感だ。聞いた話では最近認知症のためのグル-プホームが増えているが、そこで
共同生活をしながら、バリデーションと言うセラピーを毎日受けているから、あまり
認知症が進行しないようだ。今日の会に出席して「今私が毎日やっている夫への
対応は実に的確なのだ」と、改めて思った。
 

 私は夫が認知症と診断されたとき、「夫を絶対に凶暴にはさせない」と、心に誓い、
彼に認知症についてを、私の知識のある限り詳しく説明した。
「これは老化による、脳が委縮していく病気で、誰にでもあり得る状態。昔はボケ
とか言われたけど、現代では、はっきり病気と認められているから、決して恥ずか
しいことではない。私は知り合いの有名な教授が、とても大きなミスをなさった
もしも先生が認知症と知らされていたら、私達がサポートでき、ミスは防げたので
本当に残念だった。だからあなたも、これから忘れることがだんだん多くなるから
他人に迷惑をかけたり、腹を立てさせたりしないためにも、友人達には自分が認知症
と診断され、これからずっと治療を続けることになったと話してね」と頼んだ。
 また「私はあなたが忘れても決して責めないし、同じことを何度でも答えるから
分からなくなったら聞いてね」とも話した。


 夫は私の忠告を素直に受けてくれ、親しい友人達にカミングアウトしたため、
友人達は何かにつけて、細かく気を使ってくれるのは有難いし、連絡事項は必ず
私に電話をしてくれるので、大変助かっている。
 夫は開放的で陽気で、比較的誰からも好かれるタイプで、今現在トラブルは全然ない。
三年間毎日心して私が努力して続けたことは、やはり正解だったのだと自信が持てた。
 年齢とともに心身とも衰えてくる夫を、妻として見守らなければならないが、行動派
の私は家にこもっているだけては、精神状態がもたないので、これからも夫と上手に
付き合いながら、自分なりの活動範囲をキープしようと思っている。
※ ゴッホ ばら
    

素晴らしいお天気だった歩行会の下見

2014年03月24日 | えっせー
 朝から晴れていて、電車の中から真っ白で、美しい富士山が見えて、私はすっかり
嬉しくなった。歩行会の三人の役員は、東横線妙蓮寺駅前に10時に集まった。
 歩行会は多ければ30人以上集まる毎月定例の会だが、各班に分かれそれぞれが
担当する。高齢者ばかりなので、歩くコースの距離や時間の割り振り、途中で立ち
寄る場所、お弁当を買う人のためにコンビニ、お弁当を食べる場所、トイレの位置
などを確認するために、事前に実際に歩きながら確認するためだ。
 これは世田谷区立生涯大学の卒業生のOB会で、すでに8年になる会だが
みんな顔見知りの上、和気あいあいで、いろいろな所に行けるのがとても楽しい。

 妙蓮寺駅から歩き始め、コンビニを見つけ、途中の建功寺で小休憩、それから
予定の道をを変更して、せせらぎの道を歩き、目的地の馬場花木園を目指した。
 地理や方向に弱い私は、男性達にそのコースを先導されて歩いたが、馬場花木園
には案外早く着いた。帰りは一つ手前の菊名駅まで歩く予定なので、その道は全然
分からないために、入り口の看板地図の前で、男性達二人は長いこと相談していた。
 感覚的な私は「あれこれあんまり考えるより、実際に歩いた方が早い」と思う
タイプだが、慎重居士とニックネームを付けた友人と同じように、初めて一緒に
行った友人も同じタイプのようで、真剣に相談しているのが、ちょっと可笑しかった。

 
 馬場花木園はなだらかな丘陵で、あまり広くはないが、いろいろな樹木や花が沢山
あり、またきれいにつくられた水辺もあり、なかなか情緒的な公園だった。
 私達がそこを訪れるのは5月初旬なので、きつと新緑が美しいだろうと想像した。
私が周囲を見ている間も、まだ男性達は相談していたが、論理的な男性は、きっと
頭の中で地図が描けないと、動けないのだろう。
 ようやくコースが決まったようだが、知らない土地を地図を見ながら歩くのは
大変難しく私にはとても出来そうもない。
 一休みして公園から出て、帰りの菊名駅を目指すコースを歩き始めた。
途中には大きな道路の工事現場もあり、何だか無機的な道ばかりで、距離も長く
私は神経的にもちょっと疲れたが、友人達も同じように感じたらしい。
 
 

私は体力がなく、ことに上り坂に弱い。そのため体力がある男性には気がつかない
ようなこともあり、男女で下見をした方がべストだと思っている。
 ようやく菊名駅まで辿り着いたが、その街はイメージと大分違っていたし、歩いた
道もあまり雰囲気も良くないため、いっそ復路も同じ道を帰ってはと私は提案した。
 その代わりに、往路に休憩した建功寺にもう一度寄って、階段を上るその高いお寺
の本堂を希望者は見学する。そうすれば妙蓮寺駅まで同じ道を帰るけれど、変化が
つくのではないかと思った。すると二人ともその意見に賛成してくれた。
 いずれにしても、できるだけ無理がなく、楽しめるコースと、それぞれが考え
工夫しているからこそ、この歩行会は長く続くのかもしれない。
 その行き先は、コース、時間、キロ数など、実にきめ細かく調べた上での下見会
になるが、それは企画力、土地勘、安全性など、がなかなか大変で、私にはとても
できない作業だ。そんなことをできる人を、私は心から尊敬してしまう。
 いつも団長が計画してくれるので、私達女性はただついて行くだけで大変楽だった。
でも、その友人が足を傷めて参加できなくなり、今回は男性が二人だった。
 帰りは副都心線の特急に乗り、明治神宮前で千代田線の乗り換えたが、初めての
電車は面白かったし、お天気にも恵まれ、大変気分転換になり楽しかった。

※ 妙蓮寺の滝
 ※ 建功寺山門と本堂へ上る階段
 ※ 馬場花木公園
 ※ 往復歩くせせらぎの道
   

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2014年03月23日 | 世界心理治療学会アドバイス
 ☆ 人間関係を良くするコツは「ホメ言葉」と「認める」こと
 私は先日ある人に褒められて大変嬉しくて、すっかりご機嫌になった。
もともと単細胞の上、お調子者なので、我ながら呆れるくらいだが、でも別に
常識的な人でも、お世辞でない限り、褒められたり、自分の存在を認められるのは
大変嬉しく気分が良いことはは確かだ。
 私はお世辞や、おべんちゃらや、ヨイショは好きな方ではない。
でも、認知症の夫にその自分なりのノウハウを活用して、大いに効き目があると
毎日実感している。そのために夫は「認知症優等生」なのだから。
 恋愛の初めは褒め言葉からだと言われるが、褒められると不思議なことに、その
人に好感を持つのは、よほど偏屈な人でない限り、自明の理だと思う。
 日本人は比較的シャイなので、思っても言葉に出せないので、それは大変損だと
心理カウンセラーとして明言できる事実だ。
 


 円満な家庭は、家族にも決して照れることなく、褒め言葉や、感謝の気持ちを十分
に伝えていることは確かだ。「今更そんなこと言えないよ」と、おっしゃる夫族妻族
の方、ぜひ今日から心を入れ替えて、盛大に感謝の気持ちや、褒め言葉を表現しよう
ではありませんか。すると、家庭が和やかになるのは当然なので、試してみる価値は
十分あるはずですよ。
 クライアントには、そうアドバイスし、それを実行すると、人間関係がスムーズに
なったり、奥さんが(ご主人)優しくなったり、子供の態度が良くなったり、家庭が
円満になった実例は、数え切れないほどたくさんある。
 ただし、それには多少の勇気がいる、妻族の友人達に私の日常的な夫婦間の会話を
話すと、「そんな能里子さんみたいなこと、とっても言えない」と言う。
 

 でも、褒める、感謝する、ねぎらうことは、相手の存在を認め、敬意を表すこと
だと私は思う。褒め上手は

「人の心を幸せにして、和やかな笑顔を生み出し。他人からも好かれる」と言う

トリプルで、ダイレクトな効果があることを、ぜひぜひ知っていただきたい。
「のど元まで出ているのだけれど、どうしても恥ずかしくて言葉にできない」なんて
言う方は、大いなるアナクロだと心すべき!
 ことに女性はルックスや、ファッションなど褒められると、舞い上がるので、ぜひ
ぜひ盛大にほめてくださいね。愛の反対は無関心だそうだが、関心があるからこそ
その人の長所や、言動の素敵さが見えてくることは確かと思う。
 ご家族や、あなたが必要だと思われる相手には、騙されたと思って実行して頂きたい
と思っている。さあ!今日からあなたもほめ上手になってみませんか。
 すると、あなた自身にも、プラスのストロークが多くなり、きっと今よりもっと
幸せになれることでしょう。

ゆれ動く心をもてあましながら…

2014年03月22日 | えっせー
 性善説の私はあまり人を疑ったことがない。自分で選んだ結婚、商家の大家族の
葛藤の中、ほとんど言葉はなかったが、家族の批判的な目の中で、思い切って決断
し、30代の私はソシアルダンス教師として社会に出た。
 それまで自分を抑圧していたのが、まるで嘘のように私は自由になり、夫はその
すべてを理解してくれた。そして私の人生は大きく変わった。
 老境に入った今、私はそれに十分満足しているが、その間さまざまなことがあった。
そして今…長年原因が分からない「本体高血圧症」と言われた夫のために、私は食生活
にどれだけ心を砕いたかもしれないが、結果は「狭心症」から「認知症」になった。

 私は認知症と診断された夫を、「プロとして絶対に凶暴にしてはならない」と心に
誓った。そのための配慮は人一倍努力しているつもりで、多分その成果は見えている。
 でも、明らかに心身ともだんだん衰えてくる夫を毎日見ていると、いくら「プラス思考
ポジティブシンキング」と、自分を駆り立てても、ときには「これから一体どうなるのかし
ら?」とたまらなく不安に陥ることもある。
 今朝もそうで考えると眠れなくなり、夜中に飛び起きてこれを書いているが
「不安や心配はエネルギーの縮小、希望、意欲、創造性はエネルギーの拡大」と
弱気を断ち切る。お彼岸なので今日は五目ちらしを作る、娘が「最後の晩餐にしたい」
と言うほど美味しいと言ってくれるし、大好きな料理で気分転換しなくては…
 
※ 幸せだった私達の多分40代。旅先で「もっとくっついて」など冷やかされ
   ながら撮った思い出だが、私は真っ白なジャンプスーツ。



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