ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

集中力が良いのか、悪いのか

2013年05月31日 | えっせー
 買い物の帰り経堂駅で電車を待っていた時、初め来たのは急行だったので
次に乗ろうとした。すぐに反対のホームに各駅停車が来たのに、まったく気が
付かなかった。その時読んでいる宮本輝の小説が面白く、その中にのめりこんで
意識が集中していたようで、気が付いたら、各駅停車は発車していた。
 以前もそんなことが何度もあり、スケジュール表を見ていて、目の前に電車が
停まったのに、全然気がつかず乗り遅れたことも実はよくあった。
 
 何か一瞬でもその中に集中すると、全く他のことが分からなくなり、他人に
呼ばれても聞こえないこともある。
 この状態は、心理学的には「意識が停止」したこと同じだ。
たまにそんなことがあって、「どうかしたの?」と、過去には他人に何度言われ
たことだろう。集中力が良いためか、仕事はいつでも大変早い方だが、でも、これは
もしかしたら、注意散漫とも言えるので、あまり褒められることではないのかも
知れない。いずれにしても…私はかなり個性的な?人間なのかもしれない。

例年より早い梅雨入り

2013年05月30日 | えっせー
 毎年違うが今年は大分早い。昔は「嫌だなあ、これがひと月も続くなんて」
と、大変ゆうつうだったが、友人から「梅雨は植物の休養期よ」と、聞いてから
植物が大好きなので、「今植物はエネルギーを充電しているから、美しいのだ」と
それから梅雨が嫌いではなくなった。
 そうして見方を変えたら、しっとりしていて情緒的だし、涼しいしなどと
感じるようになった、実に単細胞な私である。
 でも今せっせと乾燥生姜をつくっているので、晴れ間を上手に使って、工夫
しなければならないと思った。今朝も雨が降っているが、そう言えば昨日夫と
二人で行った日比谷公園も、しっとりとしたやさしい雰囲気だったが、公園の
中のヒビヤサローでお茶したのも、なかなか楽しかった。

無邪気さの功罪

2013年05月29日 | ビビッドエイジング研究家・日記
沈着冷静の類似語は?とつれづれなるままに考えてみた。
泰然自若、不動心、端然として、淡々と平然と、平静、慎重に、取り乱さない
理性的に、客観的に、節度あるなど実に沢山あるが、そんな言葉は、私には
あまりにも縁がない。感覚的、直観的、電光石火タイプ、「行動先行、思考後考」
(こんな言葉あるのかしら?)と、友人達によく言われた。
あまり深く考えない言動は、その時の自分にとっては、もっとも心地良い状況
を、きっと無意識に選択しているからだと思う。

素直に感情を表現する悪意のない無邪気さが、気がつかずに他人を不快にする
こともあると、気がついていつため、他人を傷つけたり、不愉快にしたりしな
いようにとは注意してはいる。「あなたを中心に地球が回っているんじゃないからね」
とか、「まるで天使のように無邪気」と言われたが、それは天真爛漫の典型で、決して
利口でないのは、当人は十分理解している。
 そのため世渡りは決して上手ではないが、あまりガマンしないので、ストレスは
たまらない。でも、アルコールが入り心の抑制が外れると、実は失敗することも
度々あったが。そのため、ごく親しい人以外は、できるだけホンネは表現しないよう
にしている。

 先日夫の友人から私宛に送られてきた本「海竜社版 中山靖男著」の中
に、こんな一説があったので、ちょっと嬉しくなったのでご紹介しよう。
「心に捉われないで生きている人は「みたま」(魂?)どおりに生きている人です。
その人は「自分」どおり、つまり「みたま」どおりですから、その人から出てくる
言葉や行動も、無邪気だし、天真爛漫です。
 そういう人はどんな状況でも苦しみません。「みたま」どうりに生きていると
「いいふう」になっていくように、ふとふと誘われていくのです。」
 
 
 
 

 なるほど、そういう見方もあるのだ、何だか私みたい、と感じたのは脳天気だから
だろうか。心理カウンセラーなのに、年齢なりの思慮分別に欠ける、脱常識人間かも
しれないが、でもその個性が仕事柄プラスに働いているのは、確かだと思う。
いずれにしても…「私はヤッパリ運が良い人間」だと思うことにした。

映画「レミゼラブル」を見て

2013年05月28日 | えっせー
 評判も良かったし、ぜひ見たかったので、近くの映画館で見た。
でも私はファーストシーンからショックを受け、これから三時間近く見るのは
ちょっときついなと実は感じたが、途中で出る訳にはいかない。
 セリフが全部歌だったのは驚いたが、素晴らしい歌唱力だと思い、かなり
長い時間だったが、あっという間に終わったようで、感動的な映画だった。
 でも…夜中に目覚めていろいろ考えて、また眠れなくなった。
いくら物語とは言え、ジャン・バルジャンの人生は一体何だったのだろう。


 その頃の貧困で過酷な生活状態や、その頃の時代的な背景、フランス革命の闘争
場面で銃弾で倒れ、目を開けたまま亡くなった少年の顔などが、重く私にのし
かかってくる。主人公は幸せな気持ちで人生の幕を閉じたと、表現したかった
のかも知れないが、何とも気の毒な人生だと思った。
 単純な私はハッピーエンドが好きで、シリアスなもの、恐ろしい内容、悲劇は
まったく見ないが、分かっていても、どうしても見たかったけど、そのストーリー
の重さは、私にはやっぱり合わなかったのだ。
 そう言えば10年程前、帝劇のミュージュカル「レミゼラブル」のチケットを
頂いて友人と見に行ったが、そのあまりの暗さに辟易し、幕間で出てきたことが
あったことを、突然思い出した。
 

 人それぞれの感受性があるが、ネットでは「何度でも見たい」と、書き込みが
あったが、単純な私には、あまり考えさせられるような内容は、絶対に合わない
それがたとえどんなに評判が良くても、と痛感した。
 映画の非日常的な時間が大好きだが、これからはやっぱり、感動したり
ほのぼのしたり、幸せを感じたり、ロマンチック気分になったり、そんな余韻に
浸れる映画だけ見ようとつくづく思った。

見守ることしかできない夫

2013年05月27日 | えっせー
 夫は認知症と診断され、治療を受けてから、早二年が過ぎたが、すぐに物事を
忘れるが、その進行状態は遅々としていて、黙っていれば誰にも気がつかれない。 
 話すことも的を外れていないし、受け答えも明確にできるので、最近ホームド
クターを変えたが、その先生にも詳しく事情を話してある。
 二週間に一度最近は通院しているが、先生は「どこが認知症なのかと思う」と
嬉しいことをおっしゃって下さるが、でも認知症であることは毎違いない。
 家にいても夫の電話が鳴ると、私はいつも聞き耳を立てるのは、ふつうに会話して
いるが、そのことをすぐに忘れるし、自分で言わない限り、相手にはまったく正常
だと受け取られるからだ。もしも大切なことや、約束などをしたら、相手に迷惑を
かけてはいけないと思っている。先日も小学校の同窓会の通知を受けたが、私が傍で
聞いていたので、すぐにカレンダーに書いてね、と言ったので書き込んだが、その
一時間後にはすっかり忘れている。

 今日はその日なので、スタジオでのレッスンがある私は、着ていくものも準備し、
「12時、参宮橋の代々木クラブよ。11時半に家を出れば十分間内合うから、分かる?」
と聞いたら「分かっている。大丈夫行けるから」と答えた。
 でも、レッスン中に何故か気になり上がってきたら、着替えてはいたが、のんびり
している。時間だから急いで出かけなければ、と言うときょとんとしている。
 すっかり忘れているようで、信じられないがいつもそんな状態なのだ。
未だ帰ってきていないので、無事着いたと思うが、これからどうなるのか不安
になる。でも日常生活には支障がないし、家事も手伝ってくれる、穏やかで、優し
くまめな人だ。だから私は彼を「お利口さんの認知症」と、ときどきからかって
いるが、このままの状態でいて欲しいといつも、いつも夫を見守っている。
 

昔の投稿文から

2013年05月26日 | えっせー
資料を整理していたら、昔ある同人誌に定期的に投稿していた原稿が
出てきたが、今と違って、想像できないほど美しい文字だった。
そう言えばあの頃は悪筆を改善したいと、文字の勉強していたのだとちょっと
懐感無量だった。その頃投稿した懐かしい文を、面映ゆいがご紹介しよう。
 
 平成6年6月
「インドへの旅
 4月28日に私は、インドのツアーを企画し、日本を旅立った。
今回で4回目になるツアーは、ヨーガの聖地「リシケシ」と、インドのハイライト
観光をセットした12日間の旅である。
 人一倍臆病で淋しがりの私は一人ではインドに行けず、そのため自分の教室で
ツアーを企画して、主に生徒さんと一緒に行っている。
 リシケシはヨーガやヒンズーの聖地で、首都デリーから車でおよそ6時間、なだ
らかな山の中腹にあり、ガンジス河の上流にある風光明媚なところだ。
 私はその大分以前に、その山の上にあるアシュラムで、感動的な瞑想を体験をし
それからリシケシは忘れられない地となった。
 私はそのアシュラムで、ヨーガ指導者ネームを授けられたが、それがヨーガ
指導者としては役立っている。インドは感覚的にはあまり好きになれないが、ヨーガ
のせいかインドに呼ばれるように、定期的に訪れ8度目になった。
 

(もしかしたら、私の感覚を超えた魂がインドを求めているのかもしれない)と
思ったりもしている。アシュラムでの研修は、心が洗われるように感動的だった。
 鳥の声、風のささやき、日の光、清々しい空気など、自然が織りなす環境が、早朝
の研修を、より印象的にし、全員が「本当に素晴らしかった」と、喜んでくれたのが
大変嬉しかった。また観光の中でも、実にいろいろな出来事があって、エキサイティ
ングで楽しかった。それぞれの思い出を残してインドを去る日、空港で二人ずれの
中年男性に話しかけられた。一人はふつうに会話していたが、その一人は笑いながら
ずっと、「汚い、臭い、暑い」とくり返しているだけ。
 私は思わず吹き出して「もうこりごりでしょ?」と言うと、彼は「またぜひ来たい
ですよ」と、まじめな顔をして答えた。
 悠久の大地インドは、きっと不思議な魅力を秘めているに違いない。」

 

私のルーツはダンス教師

2013年05月25日 | えっせー
   ☆ 楽しかったソシアルダンス・レッスン
 先日知人を通して紹介されたご夫妻に、本当に久しぶりでダンスの
レッスンをした。そのご夫婦はご主人のリタイアを記念に、海外クルーズ
に参加するため、船内で毎晩開かれるダンスパーティに、二人でダンスを踊り
たいためだそうだ。「なんて素敵だろう」と、私は正直羨ましいと感じた。
 ダンスの指導を止めてからも、個人的に頼まれて何度か教えたが、奥さんは
全く初めてだが、なかなかカンが良く、すぐに覚えるので大変教えやすかった。
 一応初級のブルース、ワルツ、タンゴ、ジルバを指導する予定だ。

 久し振りの「スロースロー、クイック、クイック」は、大変楽しく、私のルーツ
はダンス教師だったのだと改めてと思った。
 ソシアルダンスは、男性がリードするので、男性の方が三倍以上難しいが
それは自分がダンス教師になって初めて気が付いて、大変驚いたのは、今でも
決して忘れない。ご主人はまだこれから指導するので、どんな方なのかが楽しみ
だが、カップルで同時に教えるのは効率が良い。
 多分何度かご指導すれば、きっと二人で楽しく踊れることだろう。
それにしても…今では夢の夢だが、私ももう一度ゴージャスな、海外のクルージ
ング行き、毎晩ドレスを翻して踊りたいなと思った。

素晴らしい快挙

2013年05月24日 | えっせー
 「80歳美浦さんエベレスト登頂」と、夕刊の一面に出ていたが、その様子は
ときどきテレビで報道されていたが、私も大変関心があるので、毎日その報道を
見ていた。今日三浦雄一郎さんが世界初の高齢で、最高峰のエベレストの登頂に
成功されたが、何と素晴らしく感動的なことだろう。
まるで自分のことのように嬉しかった。それには相当な努力と訓練だけではなく
「気力」も重要だったのだろうが、「情熱と行動が一致すればすべての目標は実現
する」と言う言葉があるが、まさしくその言葉通りだと思った。
私は物事につき進んで達成した人を心から尊敬するが、残念ながら私の周りには
そんなタイプは存在しない。人間はある一定の年齢に達すると、「まあ自分の人生は
こんなものだろう」と達観したり、諦観したりして、新しいことに挑戦しないのが
ごくふつうだ。でも最近では「70歳からでも脳細胞は増える」「筋肉は90歳位
まで鍛えられる」と分かってきた。そのため、もう歳だなんて思わないで、
三浦雄一郎さんに触発されて、またヤル気を起こす元気な高齢者が出てくるかも
知れない。もう歳だからとしょぼくれないで、情熱的に取り組めば、高齢でも
まだ可能性は大だと私は思っている。
いくら元気でも目標がない人生なんて、私は楽しくないと思っているから。


電車の中の出来事

2013年05月23日 | えっせー
 昨日は新宿へ買い物に行った。
 ホームへのエスカレーターに乗った時、(あ、電車が来たな)と感じたが、別に
急ぐ訳でもないしと一瞬思ったが、(あ、ヤッパリ乗ろう)と駆け上がった。
 すでに電車から降りた人が、下りのエスカレーターに乗り始めている。
電車に飛び乗ったが、危うくはさまれそうになって、ちょっと怖かった。
 1時少し前なのに、まるで通勤時間のように混んでいるが、私はこの一年位
前から、バランス力をつけるため、出来るだけつり革などに摑まらない、新宿
まで約15分だが、その間に全身の訓練ができるからだ。
 電車は下北沢、代々木上原をなどの乗換駅を出ても、全く空かず満員状態だった。
参宮橋から中年男性が二人乗ってきたが、少し走ってからかなり揺れ、一人の男性が
何故か上に持っていた大きなバッグが、その前で立っていた女性の顔にもろにぶつ
かった。私はそばで見て驚き、大丈夫だろうかと心配になった。

「ごめんなさい、大丈夫ですか?」と聞いても、女性は驚いたのか声も出ないよう
だが、でも、そのまま立っていたので、怪我はないようだ。
 何度か聞かれて、女性はようやく答えた「大丈夫です。怪我はありません。でも
メガネが」と外したら、つるが折れているようだ。
「すみません。お金を置いていきますから」「私はメガネがないと見えないのです。
でもいくらかかるか分からないし」と、やりとりは周りに全部聞こえる。
 きつと痛かったのだろうとお気の毒だが、でもとりあえず怪我がなくて、私は
ほっとした。 新宿に着いてから、三人で話し合っていたようだが、電車の中で
目の前で見た事実はとても衝撃的だった。
 人一倍そそっかしい私だから、他意なく他人に迷惑をかけないように、これから
は余程注意をしなければと感じた。

ビビッドエイジング研究家・日記

2013年05月22日 | ビビッドエイジング研究家・日記
 ★女に生まれた幸せ
恵まれていたのか、今まで私は自分の思い通りに生きてきた。
今も制約はあるが、その延長線上にいると思っている。
 その間いろいろあったけれど、でもやりたいことのほとんどは実現できたし
過去にやり残したことは多分ないはずで、現在の生活は絶対的に変えることは
できないが、私の心の奥は物凄く自由奔放だ。
 それが私の若さに繋がっているのは否めないし、エネルギー源でもある。
今も心から込み上げてくるような情熱が、私を駆り立てるが、これって死ぬまで
続くのかしら?もっと平凡に、穏やかに、大人しく年齢相応にと思うこともしば
しばあるのに……

 早朝目覚めてからしばらく考えたが、いつも自分以外の力が働いているような気
がする。1プラス1は必ず2ではないのが人生だが、これから何が起きるのだろう。
 朝から考えても仕方ないと飛び起き、スタジオへ行く。
スタジオの神様とお花に挨拶してから、鏡の前でパジャマ姿の自分の姿の、前後左右
を見ながら、まあ、年齢の割にはなかなかいい線だと自画自賛。
 いつまでも若々しく健康でいたいから努力できるのだと、同世代の人達を観察
しながらいつも思う。それにしても…私は女に生まれて、人生絶対に得だと思って
いるから、それだけでも幸せかも…もしも生まれ変われたとしたら、また女に
生まれたい!と大きくターンしながら思った。
 















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