ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

 どうしても治らないクセ

2015年08月05日 | えっせー
 「明鏡止水」とまで言えないけれど、私は日頃「無念無想」の境地に
は達していると思う。それはインドで瞑想状態を体験してからだが
瞑想は長年の習慣になった。ヨーガ以外に精神世界の勉強はもう随分
長いが、しかしその割には人間ができていない。
 今でも、感じやすく、エキセントリックな自分を、メンタルな意味
ではかなりのカバーしているのは確かだと思っている。
 長年訓練したので、大分楽になったが、人一倍言葉に敏感で傷つき
やすい。また、昔から「いろいろ恐怖症」と言われたけれど、とにかく
臆病なので怖い対象がふつうの人と違って大変多い。
 お化けとか幽霊、蛇や虫、閉所、高所、暗闇など怖い人は沢山いるし
無論私もそれらはすべて「人後に落ちない」。
 
 でも、私のように物音が異常に恐怖に感じたり、闇が恐ろしく、自分
の家でも明かるくないと眠れない人は滅多にいないだろう。
 日頃自分でも最も困るのが、人のくしゃみや、物音で飛び上がったり
その度に心臓がドキドキする、そんな時は本当に困る。
 幼い頃から人一倍臆病だったが、思い起こせば私が物音に過敏になった
のは、中3の時に受けた精神的なショックからだった。
 先日の雷もそうだが、大きな音が大変に恐怖なのは、他人にはきっと
理解できないだろう。私自身の性格は、ハキハキしているし、協調的
だが自己主張はする方だし、日頃の行動は積極的、行動的、決断力は
人一倍で、これはかなり男性的な方だと思っている。
 そのふだんの言動とはあまりの差は、自他共に認める事実だ。

 先日もある男性と話をしているとき、その方の携帯が鳴って、私が飛び
上がったので、「ゴメンナサイね」と謝まらせてしまった。
 何にも悪いことをしていないのに・・・ 気を遣わせてしまって、そんな
時は本当に申し訳ないと思う。一応プロのカウンセラーとして、色々なコン
トロール法を試みたが、こればかりは瞬時なので、どうにもならなかった。
 一見シッカリしているように見えるらしいが、実は大変な弱虫だ。
昔の友人達はよく言った。「あなたのそのギャップが、随分得しているの
よね」と。そう言われても、当人は計算してそうしているのでないから
仕方がない。そのため、日常的にしばしば起きる「物音恐怖症」とは、一生
付き合っていかなければならないと諦めている。

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