ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

習慣は第二の天性

2010年01月31日 | Weblog
   ☆ 長年欠かさなかった体のケアを忘れて
 今朝いつものレッスンをしているとき「今日は一月最後の日だ」と思ったが
ふと「そう言えばわたし今月一度も前の治療院へ行っていない」と気がついた。
体の指導者のわたしは40代から必ず、プロの治療を受けていたが、今年に
入ってから、一度も受けていない。昨年末から体調がよく、なかなか予約
を取れないこともあって、スッカリ忘れていた。
 こんなことは今まで皆無だった。ジムへ通って、一年八カ月になるが、一時
膝を痛めてしばらく休んだが、まだ以前のようでないがかなり良くなり、今は
週2の割合で通っているが、それが効を奏したのだろうかと、朝から嬉しくなった。
 
 最も長い習慣は中学3年の時から、「起きてすぐに水を飲むこと」
33歳のとき、二人の突然の死によって大きな気づきを得た
               「朝晩の感謝とお願いの祈り」
インドで瞑想体験してからの  「瞑想」
ヒーラーになってから 「セルフ・ヒーリング」「他人への遠隔ヒーリング」
ブログを書いて1434日目だが、これも楽しいわたしの習慣だ。
 改めて考えると、わたしの毎日は習慣の連続と言っても良いのかもしれない。
好きなことは毎日続けられるのが、わたしの性質らしいが、でも、長年生きていて
体のケアをまるで忘れているなんて……それだけ調子がよいのかもしれない。
 どんどん老化していく、頭と体と上手に付き合うのは、持続性の努力かも
しれないが、それを楽しめるのも特徴かもしれない。
 やっぱり、わたしはツイテいる人生だと思う。



のんびりした日

2010年01月30日 | Weblog
☆ 羽根木公園を歩いて
 毎日何となく忙しい日が続いて、今日は何も予定を入れないで、たまには
ゆっくりしようと思った。昨夜もいろいろと考えることがあり、熟睡できな
かった。そんなときのために、睡眠導入剤は処方されているが、できるだけ
のまないようにしている。午前中は暖かく「もう梅が咲いているよ」と言う
夫の言葉で、久しぶりに近くの羽根木公園へ行った。
 公園にはほのかな梅の香りが漂っていて、白梅は何本も咲いていて
満開に近いものもあったが、紅梅はまだあまり咲いていなかった。
 
二月六日から「せたがや梅まつり」が始まるが、また今年も大勢の人々
が訪れるだろう。何年間か根元を踏み固められて、昨年の梅はひどかったが
スッカリ手入れをしたためか、梅の木は大分元気になっていると思うが
でもよく観察すると(これ今年は咲くのかしら?)と感じる木もあった。
 公園をゆっくり一周したが、犬の散歩や、ウオーキングの人は少なく、とても
静かだった。わたしはこれが「自分の木と、勝手に決めた三本の木」に挨拶し
一番大好きな欅並木の、直線の道を12・3メート(?)を、バックウオーク
した。それにしても……とても自由に生きているわたしだけれど、いつの間にか
自分に枷をかけている。今日は何にも考えず、好きなように過ごした「命の洗濯」
のような一日だった。





「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2010年01月29日 | アドバイス
   ☆ 注射ができない医師(写真立ての思い出)
 わたしの机の上に写真立てがあるが、それは100枚以上入るものでその中には
過去の思い出の写真や、好きな写真が沢山入っている。
 今日気がついたのが、何となく見たら汚れていたので、拭いていたら、突然
それをプレゼントしてくれた人を思い出した。
 もう12・3年ぐらい前かもしれないが、20歳代で大学病院に勤めている整形外科
医だという美しいZさんが相談に来た。
 それは「注射ができなくて困っている」ことだったが、原因は病院の教授検診の
き、(別名大名行列とも言うそうだ)大勢の前で、教授に突然点滴注射を命じられ
た。すると、緊張のあまり手が震えて出来なかった、それが引き金となり、それから
注射ができなくなってしまったそうだ。
 (医師が注射を出来なくては大変困るが、過去には看護師さんや、お医者さんが
そんな相談できて、何人か指導したことがある)そんなとき書店でわたしの著書を
見て、自分とまったく同じような事例があり、それを読んで、カウンセリング
ルームに訪ねてきた。
 
 催眠法を導入した自律訓練法は、集中力の良いZさんには、大変効果的に働い
たが、性格・心理分析によるアドバイスも、完璧主義で、自己顕示の強い自分の
特徴も良く理解でき、なぜそうなったのかなど、その背景もしっかり認識できた
ようだ。また「イメージ・トレーニング」も、かなり臨場感があるハッキリした
イメージを描くことができるようになり、だんだん緊張がとれてきた。
 もともと自信があった自分にだんだん戻れて、人前でも落ち着いて注射が
出来るようになった。彼女は時折医療現場での医師の心情や、好かれる患者さん
や、嫌われる患者さんなどを、実に詳しく聞かせてくれ、わたしも大変勉強になった。
 そろそろ指導が終りに近くなったある日、確かアメリカと記憶しているが
「わたしはある権威ある学会に、研究論文を応募して、それが入賞するように毎日
イメージングしていました。ところが、何と入賞しただけではなく、最優秀賞に
選ばれて、自分でも信じられないくらいです。先生、イメージって本当に実現す
るのですね。」と、とても嬉しそうに報告してくれた。

 わたしも本当に嬉しくなり、心から「おめでとう」と言った。
最優秀の入賞者はスピーチがあり、さらに質疑や応答もあるが、無論すべて英語
だ。言葉には自信があるというZさんだが、それからは国際学会で「落ち着いて
スピーチしている自分自身の姿」を、毎回イメージングしてもらった。
 いよいよ最終回の時には、「ハッキリイメージできた」と嬉しそうに帰って
行ったが、わたしは自分としては100点満点の指導だと、大変満足できた。
 それからしばらくして、Zさんが訪ねて来て「国際学会では自分でも満足する
できでした。パーティーのときには「Good work!」とみんなが大変褒めてく
れました。」と嬉しそうに話してくれた。そして、わたしにお土産にと、沢山入る
写真立てをプレゼントしてくれた。あの美しい女医さんは、きっと今は元気で
活躍しているのだろうと、とても懐かしく思い出した。
 

研究会最終の日

2010年01月28日 | Weblog
☆ 時は流れて
 昨夜は渋谷で開かれた心理研究会に参加したが、それはある有名な教授を
囲んで勉強する会で、30年近い歴史があるが、その中心だった教授が体調を
崩されたため、やむなく閉会となった。
 わたしは多分15年近くその会に参加していたが、その会が閉会されるのが
何とも残念で、大変淋しく何とか存続できないものだろうかと考えていた。
 わたしはその間世界的に有名な教授と一緒に、北京、オランダ、ウイーン
インド、ロシアなどの国際心理学会に、友人の大学教授と一緒に出席し
受講者に資料を配布したりなど、お手伝いもしたこともあった。
そして、一昨年再び北京で開催された「世界心理治療学会」で、わたしは
プレゼンテーションしたが、学者でもないわたしがそんなチャンスがあったのも
教授のお力添えのお陰だった
 
4年前のロシアの国際学会は、首都モスクワから約2000キロも離れた
「エカテリンブルク」で行われたが、その時は教授と三人で、地下鉄に
乗り、モスクワを観光した懐かしい思い出もある。
 医学博士だった教授はその仕事も、大学の仕事も、いろいろな学会に
携わっていたことも、すべて辞められたようで、再び人前には出られないよう
だ。もう二度とお会いできないと思うと、万感胸に迫った。
 でもその後有志のお別れ会で、医師を中心にし、何とか会を存続しようという
声も多く、その機会があるようだ。わたしも少しはお手伝いできることができる
が、それがせめてもの救いだったが、でも何とも淋しくやりきれない気分だった。

著書から「心が強くなるリラックス法」(後)

2010年01月27日 | Weblog
 ☆ 三笠書房「知的生き方文庫」1995年12月発行。
 わたし達はそれぞれ肉体を持っていて、周りの空気とはクッキリと区切られた
存在だと思っています。“からっぽの空間”の中に肉体を持った生物や、モノが
かたまりとして、点々と存在している……世界をそんな風に認識しています。
 ところが、世の中に存在するモノはすべてつながっていて、それぞれの密度が
違うだけなのです。たとえば、肉体も空気も、肉体の方がかなり高い密度で
物質が結びついているだけで、明確な“境目はない”と言ったら驚きますか?
 物理学の量子論的な考え方では、そういうことになるのだそうです。

 モノをつくっている原子は実は一つの固い粒ではなく、原子核の周りの空間を
微小な電子が高スピードで旋回している状態のものだとか。
 それが集まってできているわたし達の肉体もモノも、スカスカの隙間だらけ
と考えることもできるのです。勿論すき間と言っても、目で見える世界のものとは
大きくかけ離れています。電子の大きさは何と、一億分の一センチくらい。
 もしも一個のオレンジが地球くらいの大きさがあるとすると、そのオレンジの
中の電子はこのオレンジの中のさくらんぼぐらいの大きさだと言いますから
気の遠くなるような小さなすき間になります。
 微小の空間の中で一つの渦となって回転している電子……
こんな具合に電子はいつも振動していて、この電子が集まってできている、モノや
肉体、この世に存在するモノはすべて振動している、と考えられます。
 
 そして、あるモノと他のモノの違いは、振動率の違いにすぎないのだそうです。
光も音も熱も色も、すべて波であり振動です。
 それどころか、「モノ」と「心」は、デカルトが二元論で言ったように二つに
分かれるものではなく、「心」もまた振動で表すことが出来るのだそうです。
 ちなみに「個性の座」と呼ばれ、心を司ると言われる前頭葉は十の三十乗以上で
振動。また、極微の振動をとらえて、脳や体に伝えると言われる視床下部は、十の
四十乗か五十乗と言うものすごいスピードで振動をくり返していると言われます。
 人間の意識や無意識の振動は、わたしたちが一見、固体だと思っている、モノの
極小のすき間を通り抜け、瞬時に遠くへと伝わり(テレパシーって、このことで
しょうか?)モノや他の人間のすき間に入り込んで影響を与えるのだとしたら
「自分が強く望むことは実現しやすい」と言えるのではないでしょうか。
 
 プラス思考にしていると、心の振動もプラス方向になり、それが周りにも振動と
して伝わって、すべてがプラス方向に働き始める……だとしたら、プラス思考で
生きていく方が人生は楽しくなることは決まっています。
 もしも、あなたが物事を悲観的に捉えて、マイナス思考に傾いていたら、また
もっと積極的に人生を送りたいと望んでいるのなら、プラス思考のできる人になる
ためのトレーニングをしましょう。そのお手伝いができれば良いなと思っています。

※ わたしのヨーガ「能里ヒーリング・ヨーガパート1&2 」は
潜在的なもう一人の自分を、味方につけて、プラス思考になるように
ご指導します。もしも前述のような方は是非ご参加ください。
 すると、きっと生き方が大きく変化するでしょう。わたし自身もそうして生きて
いますので、比較的運が良く健康ですので、感謝しています。
 それを皆様にお伝えすることが、現在のわたしの天職のような気がしています。
                               小池能里子 

 

著書「心が強くなるリラックス法」から(前)

2010年01月26日 | アドバイス
 1995年12月10日三笠書房知的生き方文庫より発行。7版増刷されました。
☆「強く望むことは実現しやすい」には科学的な根拠がある!?
※プラス思考から全てがプラスに動き始める。
わたしはよく「なりたい自分を思い描けば、きっとそうなれる」と言って
いますが、これに関して友人からとても興味深い話を聞きました。
 その友人はいわゆる理数系の頭脳の持ち主で、典型的(?)な文系のわたし
にとっては、まるで視点の違う発想に触れることができるため、ときどき会って
おしゃべりするのが、とても楽しみなのです。
 (みなさんも、自分と違う価値観や職業、年代の友人を持つと、思いがけない
発見や触発される出来事に出合えて、考え方が行動の幅が広がりますよ。)
 いつものようにお茶を飲みながら、近況報告などしていたら、「そう言えば、ふと
気がついたのだけれど……あなたがイメージ・トレーニングを指導するときに
“なりたい自分の姿“をなるべく具体的に思い浮かべて、必ず実現できると信
じてイメージしなさいって言うでしょう?あれ、一見非科学的なんだけれど
物理学の理論に通じるものがあるのよ。実は物凄く科学的に根拠があることなのかも
しれないのよね」と言うではありませんか!

 今まで自分で大勢の方に指導していながら、その科学的な根拠など考えたことも
ありませんでしたから、驚くと同時に好奇心が湧きあがってきました。
 「なに?それ。わたしにも分かるように説明して!」
実は「自分が強く望むことは実現しやすい」と言うことは、科学的に説明できること
だったのです!ここでは、彼女の話をわたしが理解できる範疇で紹介したいと思い
ますが、むずかしそうな用語や数字は省いて、わたしなりの言葉で翻訳したものです
ので、科学の世界からほど遠い説明になっているかも知れません。
 専門家の読者の方は、そのあたりをご理解下さいね。
長くなりますので明日その続きを書きます。お楽しみに!

チョ-ご機嫌な日

2010年01月25日 | Weblog
  ☆ 二回目のヨーガレッスン
 わたしはあまり熟睡できるタイプではないし、ここ4・5日は夢ばかり見て
寝た気がせず、昨夜は久しぶりに、睡眠導入剤を飲んで、早くベットに入った。
目が覚めたのが4時50分、夢は見たが朝までグッスリ眠れたので、いつもより
ずっと気分が良かった。それに今日はヨーガレッスンの日だ。
ほとんど宣伝もしていないし、誰もこないかもしれないと、期待はしていな
かったが、山梨県と栃木県の遠方の読者が来てくれ、参加者は4人だった。
二人とも朝早く家を出て、相当時間をかけて来て下さったようだ。
一回目にも、やはり千葉から確か二時間近くかけてきてくれた人がいたが
大変有難いことだ。
 
 できるだけ楽しく、明るく、効果的にと考えたわたしの「能里ヒーリングヨーガ
愛をこめて」はかなりユニークだ。瞑想や呼吸法や、目、表情筋、手、足など準備
体操はすべて椅子を使った。また明るい音楽を使った全身の体操も好評だった。
 ヨーガのポーズは前屈、反り、ねじりなど、基本はすべて取り入れたが、以前より
ソフトにした。またオリジナルの「声のトレーニングは」は、気分が明るくなるが
全員がとても楽しそうだった。ヨーガは単なる体操だと思われがちだは、実は
メンタルな部分が大変多いから、精神状態も安定するのだ。
 「動いている部分や、刺激がきている体の部分に心を向けて、愛と感謝をこめて」
と、わたしは何度かくり返した。

「とても感動しました。自分を好きになることや、体に気持ちを向けたのは生まれて
初めてです」と、男性のWさんが言ってくれたのが、わたしはとても嬉しかった。
 自分を好きになり、感謝しなければ、本当の幸せや、健康体にはなれないとわたしは
日頃から信じている。また、心理カウンセラーとしての他者暗示と、自己暗示を加えた
「リラクゼーション」の後は、表情が穏やかに変化するが、今日もそれが大変顕著だった。
 リフレッシュして帰った生徒さん達を見送ってから、わたしは静かなスタジオで
しばらく幸せを噛みしめた。

能里子のワンポイントアドバイス(後)

2010年01月24日 | アドバイス
  ☆ 声を魅力的に
  わたしは昨年末から、実は声が思うように出なくなり大変困りました。
過去に何年もヴォイス・トレーニングを受けて、そのとき先生に指導されたことを
思い出し、いろいろ工夫したら、以前のように声が出るようになったのです。
 大切なことは一度にガンバッテするのではなく,たとえ10分間位でも気長に毎日
くり返すことです。
 また声がくぐもる方は「あ・い・う・え・お」と、口を大きく開き発音すると
言葉が明瞭で明るくなります。また、声の低い方はやや上を向いて話し、甲高い声の
方は、ややうつむき加減で話すと、聞き手に感じが良い話し方になるでしょう。
 (電話ではことに効果的ですので、心あたりのある方は実行してください)
  ☆ やさしい声のトレーニング
1 お腹に息を一杯吸い込みそれを、一度に吐かずに、お腹を凹ますように、
   スタッカートで「ハッ ハッ ハッ ハッ」と5・6回に分けて吐き切る。
     5回―10回くり返す。
2 体を動かしながら声を出す。わたしは最近日常の自分のヴォイス・トレーニング
  をしながら、声を出しますが、体の運動が同時にできるので、大変効率が良いと
  思っています。ご自分の好きな歌や、メロデーなどを歌いながら、軽く体を動かす。
   腕や肩などの上半身、脚や腰などの下半身ですが、あくまで無理なく楽しい程度に。  
  無理をすると声帯が疲れ、声がかすれたりしますのでご用心。
3 喉から声を出すというより、「お腹をから声がでるように意識すること」。
  また「頭のてっぺんや、後頭部」から出すようなイメージをすると、共鳴腔
  に響きますので、より楽に声を出せるでしょう。
4 可能であれば歩きながらでも行えますが、いろいろとご自分なりに工夫
  してみましょう。
  ※ 注意「イー」と声を出して、喉に縦の筋が出る方は、声帯に負担をかけている
   ので、頭の上から声を出すようにイメージで、くり返し練習すると、首の筋は
   消えますので、ぜひそれをマスターしてくださいね。
    わたしはその道のプロではありませんが、自分で工夫し、その効果がありま
   したのでご紹介しましたが、個人差はあると思いますが、ご興味があったら
   どうぞお試しを。


能里子のワンポイントアドバイス(前)

2010年01月23日 | アドバイス
  ☆ 声この大切なもの
 体の部分は整形できても、声の質を変えることは、まだ現代の医学では多分無理
のようですし、声は生まれつき変えられないかもしれません。
 声は中年ごろから、年齢とともにだんだん低くなりますが、タバコを吸うのは
もっとも良くないそうです。また喉に最も負担がかかるのは「ヒソヒソ声」
ですが、風邪をひいたときなどその方が良いと思われがちですが、実はそうでは
なく、むしろ喉に大変リスクがあるので、注意しましょう。
 指導業のわたしは話すことが仕事ですので、人一倍声は大切にし、日頃からトレー
ニングしているためか、声量は少なくなりましたが、音域はほとんど変わらなかった
はずでした。ところが、昨年末に声が出なくなったことに気付き、いろいろ努力して
以前の声を取り戻しました。喉を労わるためには、室内の乾燥を避けることも必要
ですが、水分を補給したりのど飴をなめたりし、喉を潤わせることも欠かせません。 
  ☆ 声帯の場所は 
やや上を向いて声を出してみましょう。喉を触ったときに声が変わるところが
ありますが、そこが声帯です。その部分を親指と人差し指で、やさしくマッサージ
してバランスをとったり、また暖かいタオルを当てるのも喉のために良いようです。
 また声帯だけを使うだけではなく、お腹を使って声を出す訓練も効果があります。 
   ☆ 声に良い食べ物は
 ごぼう、れんこん、かぶ、さといも、たまねぎ、ニンジン、かぼちゃ、ニラ
しょうが、ねぎ、大根などの野菜類。果物はりんご、プル-ン、いちじく、また
玄米、ひじき、昆布、大豆、納豆など。またクコ、ゴマなども大変良いそうです。
 これらは日常に食べられるので、バランスを考えて考えると、毎日自然に摂取できる
ものではないでしょうか。そう考えると、声の若さや、好感度を保ち、健康を保つ
ためにも、毎日の食生活が大切ですね。
 ただ話したり、歌ったりするだけではなく、生きて行く上で絶対に必要な「声」
を大切にしましょう。声の若さを保つ方法は、次回にご紹介しましょう。



著書の中から「自分らしく恋をする」

2010年01月22日 | Weblog
 PHP研究所、1998年11月、これはわたしの唯一の恋愛指南の本です。
 ☆「イエス・ノウ訓練で主体性のある恋愛を」
 待ち合わせの時間も、デートコースも相手の言いなり。
 あげくの果ては、洋服の趣味からヘアースタイル、話題にする興味の対象
まで、すべて彼の好みに合わせているなんている人いませんか?
 (これ随分昔の本ですので、もしかしてアナクロ?と思いながら、そのまま
書きました)もちろん好きでお付き合いしているのだから、できるだけ言うこ
とを聞いて上げたいという気持ちはよく分かります。
 でも、あまり主体性のない恋は、あなたに負担がかかるばかりか、いつか相手も
あなたに魅力を感じなくなってしまうでしょう。
 
 わたしの指導ケースに、ある大病院に勤める看護師さんがいました。
彼女はルックスも良く、どこにいても目立つようなタイプ。
 一目惚れされることも多かったと言います。
ところが、しばらくお付き合いすると、必ず一方的に振られてしまうのです。
 そのときも、結婚まで考えた同じ病院の薬剤師にふられたばかりでした。
よくお話を聞いてみると、どうも彼女は、どんな時でも相手の要望を優先させて
しまうことが分かりました。「今日はどこへ行く?」と彼が聞くと、すると彼女は
「どこでもいいわ」。「お昼は何を食べたい?中華、それとも洋食?」「あなたの
好きな方でいいわ」。一事が万事この調子です。
 初めのうちは彼女のことを、「協調的なやさしい人」と、感じていた彼も、実は
「どっちでも良い」としか言えない「優柔不断な人」だと思えて、だんだん面白み
がない人だと感じるようになったようです。
 
 さらに決定的な出来事は、親戚の人に頼まれ、断り切れずお見合いしましたが
相手に気に入られて、困って友人に打ち明けたことが、彼にばれてしまったのです。
 彼女は、お見合い相手と付き合う気はこれっぽっちもなかったのに、彼の気持ち
を傷つけ、またお見合い相手の男性の気持ちも傷つけてしまったのです。
 今まで自分のあまりにも曖昧な態度が、ふられた原因だと気が付き、カウンセリ
ング・ルームに「自分の性格を変えたい」と相談に来たのです。

☆イエス・ノウ訓練とは?
 実生活の中で、どんな小さなことでも、必ずイエスかノウで答えるように
するのです。「どちらでもいい」といったあいまいな態度は決して取らない
ようにすること。たとえば仕事仲間に「飲みに行かない?」と誘われても
用事があるなら「今日は忙しいから」と、その場でハッキリ断わります。
 「また今度誘ってください」とフォローしておけば、それが原因で人間
関係が悪くなることはまずないでしょう。
 今までどんな誘いでも無理をして出席していたようですが、この訓練を
続けて行くうちに、だんだん決断力が付いてきて、意思表示ができるように
なりました。誰にでも、どんなことにも合わせるというのは、単なる迎合で
あって、優しさや素直さとは違います。

 いつでも「あなたの好きなほうでよい」「どちらでもよい」という態度では
頼りにならないとみなされるばかりか、自分に対して興味や関心がないのではと
誤解されることもあるでしょう。いつでも受身で彼のペースに合わせてばかりでは
彼の考えに流され、自分のことは考えてもらえずに、知らぬ間に置き去りに
されてしむかもしれませんよ。すべて自分の思い通りにしなさいと言うのでは
ありません。ときには相手の要望も汲んであげるのは自然なことです。
 どうしても意思表示が出来ない人は、ぜひ「イエス・ノウ訓練法」を試して
みましょう。すると、だんだん自分の気持ちに正直になれ、自分らしさが出せる
ようになるでしょう。



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