ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

許されるの!こんな暴言

2006年10月31日 | Weblog
 ☆ ある大学の成人向け講座で

 それは健康増進コースといって、中高年が学習をするためのクラスである。
午前は健康に関するもので理論的?な勉強をするが、午後は運動で
ヨーガ、気功、自きょう術、リハビリ体操など、毎回違ったものを
経験できるので、ヨーガの指導者として参考になるので、わたしは
結構楽しんでいた。
 昨日の午後の実習は「あんまとお灸」という古風なものだったが、二人で
組んでいろいろなもみ方を習ったり、体のツボを教えてもらい互いにやりあう
内容だった。今までこのような講座は、お互いに交互にできるのがふつう
だが、昨日の講師は教え方が実に粗雑だった。
 まだ初めてで何をやるか分からないうちに、交代する間もなくどんどん先に
進むだけではなく、そのやり方に対しても、それは00だと厳しく批判する。

 さらにお灸の実習はひどかった。傍にいた女性をいきなりうつぶせにさせ
その背中にお灸のもぐさをのせ、背中を出させ、さらに嫌がる彼女に「この
年になると女も男もない」と暴言を吐いて、男性も何人かいる前で強引に
ウエストより下まで出させた。
 そして全員の前でお灸のやり方を教えたが、わたしは本当に腹が立ち
友人が気の毒でならなかった。
 
 ましてこんなひどい暴言を吐くなんて------自分だっいい加減年をとって
いるくせに、これは年配女性に対する冒涜だ、女性を侮辱している、本当に
許せないと思った。
 男性が何人もいるのに、わざわざ女性を選ぶこと自体が大変非常識だが
さらに次にもまた女性をかなり強引に誘ったが、彼女は「嫌です」とハッキリ
言って逃げたので、次は男性になったが--------
 後で話し合ったが、不快で腹が立つと意見が一致した。「これはやはり
大学に知らせるべきと」と、わたしはカッカしながら手紙を書いた。
 しかし今時大学の成人講座で、こんな非常識な講師がいるなんて-------
 10月は実り多い月と満足していたが、最後はなんと言う不快な日だろう。
今思い出しても、腹がたってならない。

有意義で充実した毎日でした

2006年10月30日 | Weblog
   ☆ 講演旅行が終わって
 千葉、仙台、名古屋、大阪、岡山、福岡の六ヶ所での講演が終わりました。
年齢は四・五十代の女性が大半でしたが、それぞれ各地にそのエネルギー
の差がありましたが、ことに大阪の女性がもっともエネルギッシュでした。
 またファッションや、メイクの違いがあることも感じ、東京ではその世代
はアイメイクをしている人が多いのに反し、アイメイクをしている人は
数えるほどしか見当たりませんでしたし、着るものも東京の同世代と比べ
ると地味だったのも印象的で、各地域の差を感じました。
  
  ☆ 講演の内容は
 「こころ豊かに生きるために」というタイトルでしたが、その内容は
ストレスをさけるために------
 ※ 自分を理解するための心理テストと、そのアドバイス。
 ※ 人間関係を良くするコツ。
夢や目標を実現させるための--------
 ※ 潜在意識を開発する方法。
 ※ リラクゼーションによるイメージトレーニング。
 ※ 気分転換の方法として、表情筋のトレーニングや、素敵な笑顔のつくり
 方など加えました。
 何しろ2時間半の長時間でしたが、理論だけではなく実践的で、受講する
方にも直接自分自身に関わる内容ですので、そのほとんどが一所懸命に聞い
てくれました。話は決して上手なわたしではありませんが、指導の実例など
も時折織り交ぜながら話すので、説得力があるためか真剣な目をして聞いて
くれるのも嬉しいことです。そして会場はときどき笑いに包まれ、和やかになり
ました。(わたし自身のずっこけもありますが)
 
 多くても80名ぐらいの会場ですので、一人ひとりの表情がつぶさに
分かり、それらの人々の反応を直接感じながら話すのは、楽しいものです。
 最後の会場で、何となくしらけた感じの三十代と思える男性が、だんだん
態度が変わり身を乗り出すようになる------そんな方を見かけるのは、話し手
としての醍醐味かもしれません。
 実践的なわたしの話は、あくびなどする人が滅多にいませんが、もしも
そんな人を見かけるとわたしは、すぐそのための策を講じますが、これは
 心身両面の指導者であり、ユニークなわたしだけの特技でしょう。
講演は大変気を使いますが、これほど遣り甲斐のある仕事はありません。
 でも嬉しかったのは、どこの会場でも「先生の声はきれいでとても素敵」
と褒められたことでした。お陰さまで声は天性のようですが、「大切な商売道具」
ですので、衰えないように日頃から努力しています。でもそのダイレクトなホメ
言葉は、木登り豚のわたしを鼓舞してくれる大きな効き目がありました。
 背中や腰を気にしながらの講演でしたが、お陰さまで無事終えることができ
ました。今月は本当に忙しい月でしたが、年齢のわりに元気なわたしだから
きっとこなせたのでしょう。わたしは、守って下さる見えない力と、機会を
与えて下さった方、そして自分自身に感謝しました。
そして講演を聞いてくださった方々が、「いろいろな気づき」を得て向上な
さりより心豊かに、そしてお幸せになることを祈りました。
 今月も後一日となりましたが、わたしにとって実りある十月でした。
                            能里子

達成感とさみしさと

2006年10月27日 | Weblog

 ☆ 学園祭でのずっこけ
 昨日は学園祭でラインダンスを踊った。そのとき音楽のボリュームが
なく、で出しが遅れて、最後がしまらなかった。
 そのずっこけぶりに観客は大笑いして、会場はとても和やかで賑やかに
なった。そしてもう一度やり直したがやんやの喝采だった。
「アンコール!」の声も聞かれたほどだ。
 でも-----わたしはたまらない気分だった。あんな失敗するなんてと
わたしの気持ちなど誰も気がついていないけれど、指導者としては失格
だと自分を責めた。「別に失敗してもいいのよ、だからリラックスして」
と、クラスメートに言っているわたしがバカみたいに--------
 その後に打ち上げがあったが、その気持ちを払拭するかのようにわたしは
アルコールをかなり飲んだ。あるレベルを越すと、最近歳のせいか記憶がない
ことがある。昨日もまたそうだった。また後悔と反省材料が増えそうだが
そこは気分転換が早いわたしだから、絶対に割り切るのも早いと思わなければ。
  ☆ 今日は満点
 今日は世田谷区民ホールのイキイキ文化祭で踊る。これこそ本番
なので、わたしは朝から少し緊張気味で、前夜の飲みすぎもあるけれど
食欲がまったくない。今日は絶対に失敗したくない。
 少し早めに会場につく。そして本番前に練習をした。女性は白いブラウス
に黒のパンツ、それに真っ赤なバラを胸に着けた。男性は白いYシャツに
やや大きめの赤い蝶ネクタイ、これはクラスメートの手づくりだ。
 みんななかなかさまになっていて、とてもカッコイイ!
わたしはラインダンスは教えたことがないが、娘も孫もダンサーなので
ときどきアドバイスをしてもらって振付けたが、かなりいい線を行って
いると我ながら思う。
 
 何しろ出演するのはシニアばかりなので、日本舞踊、カラオケ、フラダンス
合唱などが多いが、その中でラインダンスは異色だった。
 我がクラスメートはの踊り手は、何しろ六十代から八十代までの老人ばかり
なので、なかなか覚えるまで手間取り大変だったけれど、去年も経験があるの
でかなり楽だった。
 わたしはダンスを教えるのが本当に好きだ。久しぶりにダンスを教えてとても
楽しくそれを痛感した。それぞれが個性のあるクラスメート達なので、わたしに
対する苦情もかなり耳に入ったが、気にしないようにした。
 
 本番前の緊張のひと時わたしは「ステージで楽しそうに踊っているクラス
メートの姿」をイメージングした。
 そしてその本番の結果は上出来だった。わざわざ見に来てくれた友人達も、
娘も褒めてくれたのでうれしかった!そしてクラスメートから「ありがとう」
と握手責めにされた。嬉しい興奮状態がクラスメート達を駆け巡っていた。
 
 わたしはその達成感と同時に、「もう終わってしまった、クラスメート達
とのあの一体感は再びないのだ」と、心の中を拭きぬけるような一抹のさみ
しさを感じた。そしてみんなと別れて一人で電車を待つ間、暮れていく空を
眺めながら「まるで今のわたしのような気持ち」と、ちょっとおオセンチ
になった。でもこれはおよそわたしらしくない。
 いつも前を向いて生きているカウンセラーとしてのわたしは、明るく元気
なだけが取り得だもの。
 それに明日は岡山で大好きな仕事の講演があるし、次の日は福岡だ。
どんな人に出会えるかもとても楽しみだし-------
 友人からもメールが着たけれど、今日のラインダンスは、わたしの
「心の宝石箱」に大切に永久保存をしておくつもりだ。
                            能里子
※ 講演のためブログは3日間だけお休みさせていただきます。

カウンセラーからのアドバイス 33回

2006年10月26日 | 健康
  ☆楽しい思い出だけを
 わたし達はさまざまな出来事で、落ちこんだり、悩んだり、自己嫌悪
に陥ったりしますが、そんなときに役立つのが、「心の宝石箱」です。
 そのためにはあなたが過去に経験した幸せなことや、成功体験、誇ら
しいことなどできるだけストックしておくこと。
気分が冴えないときなどに、それを思い出すだけで、楽しくなったり
思い出し笑いをしたり(これがもっとも精神衛生上良いそうですよ)気持ちが
フンワリ暖かくなれるような---- 多分誰にでもそんな思い出はあるはず。

 それとも辛いことや、口惜しいことや、悲しいことばかりでしょうか?
誰だって嫌な経験はたくさんありますが、あまり幸せになれにタイプの一つとして
嫌な思い出だけを、心の中にたくさんストックしておく人もいるようです。
 わたしはそんな楽しきないことは、できるだけ早く忘れることにしています。
 そうしないと生きていくことが楽しくありませんもの。
これからは心の中に留めておくのは、思い出すと幸せになれる体験だけにし
ましょうよ。その方が人生はきっと楽しくなるのではないかしら。

  ☆ 心の中に宝石箱をつくる
 今日からあなたの心の中に、「素敵な宝石箱」をつくってみませんか?
楽しいことや、幸せなことや嬉しいことがあったときなどを忘れないように
その思い出を「心の宝石箱に」そっとしまうのです。
 わたしは若いころは感情に起伏が激しく、自分でもコントロールできない
ことが良くありました。そんなときに過ぎ去った楽しい思い出に浸ることが
よくありました。
 今まで長い人生を歩んできたわたしですので、少女時代、結婚生活、子育て
をしていた頃、初めて先生と言われたダンス教師時代、ヨーガ教室を開いたとき
初めて本を出版できたこと、さまざまな嬉しく幸せな経験がありました。
 でもそれと同じぐらい悲しいことも、そしてまた苦しいこともありましたが
わたしは心の中留めているのは、楽しい思い出だけ。だってその方がズッート
幸せですもの。

 過去も現在も未来もすべて地続き、でももっとも現在を重視して生きて
いるわたしですが、でも心に残ったプラスの幸せな思い出は、ときどき
心の宝石箱から取り出しています。
 そう、まるでその宝石を大切に磨くように--------すると気持ちがフワーッと
ほぐれて、不快な気分が払拭されて穏やかになれるのです。
 あなたもわたしと同じように、心の中にご自分だけの「宝石箱」をつくって
みませんか!?
 そして嫌なことはできるだけ早く忘れて、嬉しかったり、感動したり、幸福
感に胸がイッパイになったりしたときだけ、それを宝石箱に入れましょう。
 そして元気がなくなったときに、取り出してその「幸せな思い出の宝石」を
磨くようなつもりで、懐かしく浸ってはいかがでしょうか?
 つまり過去の幸福感を再びよみがえらせて、心の糧にする方法ですが、こんな
ことはバカらしいでしょうか?またこんなことを大真面目にできるのは、わたしが
乙女チックで幼いからでしょうか?
                                能里子

カウンセラーからのアドバイス 32回

2006年10月25日 | アドバイス
☆ 家庭は憩いの場
 疲れた鳥が羽を休めるような------砂漠でオアシスを見つけたような
そんな家庭が理想の姿かも知れませんが、現実には、なかなかそうは
いかず、むしろ家庭がストレスの元になっているケースもかなりある
ようです。たとえ外でどんな辛いことがあっても、家に帰れば妻や
夫や子供達の顔を見てホッとできる。またそのすべてを話せなくても
ある程度その不快な気持ちを吐き出すことができたら、どんなにか心が
軽くなることでしょう。ところでお宅はいかがでしょうか?
わたしは「本当の幸せは家庭の中にある」と思っていますので、もしも
家に帰ってもくつろげないとしたら、それはかなり問題ですね。
でもそれはあなた自身にも、次のようなその原因はないでしょうか?
☆ 外面と内面
 外面(そとずら)とは、家庭の外で自分のホンネを抑える、体裁の良い
態度のことで、内面(うちずら)とは、家族や親しい人だけに見せる等身大
の自分の姿です。たとえば職場や、あまり親しくない人の前では目イッパイ
いい顔をしている。すると、エネルギーがすっかりなくなり、神経が消耗
して、もっともホンネを出しやすい家族たちには、思い切り八つ当たりを
する------これでは決して家庭はリラックスできないでしょう。
カウンセラーとしてハッキリ申し上げられることは、内面の悪い人の家庭は
決して幸せにはなれません。また、いつもそんな機嫌の悪い親の顔色を見ながら
暮らしている子供達が、問題のある大人になるのは自明の理なのですから。
 外でも家でもあまり変化がないのが、ごく自然で理想的ですが、中には
その差があまりにも激しく、そのため家庭崩壊になるケースも実はかなり
あるようです。
  ☆ タテマエとホンネ
  すべてではありませんが、仕事の面や儀礼的な交際範囲では、タテマエ
で接することが多いのが普遍的です。でもあまりにもギャップが大きいと、その
ひずみは家庭にとって大きな悪影響があるのです。
 もしもあなたが「自分は内面がよくないな」と感じられたら、自分を上手に
コントロールしてはいかがでしょうか。
 誰だって人間は自分が中心ですので、あまりにも自分を押さえてエーカッコー
をすると、ストレスが溜まるので、家ではついツンケンする。
 それが溜まりにたまると、後のツケが怖いですよ。人間関係の根本は「自分の
気持ちに正直にかつ相手と協調して」でが、一言で言えばバランス感覚です。
 何より大切なのは家庭であることを決してお忘れなく。ホンネで話せて
くつろげる、そんな暖かい家庭はエネルギーの生産の場になるのです。
 もしも心当たりのある方は、あなた自身の精神状態の安定だけではなく
大切なご家族のためにも、ぜひ心してくださいね。すべての人間関係の
ストレスの原因は「実は家庭にある」とハッキリ申し上げましょう。


お母様方へのアドバイス 1回

2006年10月24日 | アドバイス
 ブログを書き始めてから5ヶ月目になり、お陰さまで読んで下さる
方もだんだん増えてまいりました。
 昨日ふと閃きまた新しいアドバイスを書くことにいたします。
それは今子育てをしているお母様方や、成人になった子供達と良い関係
についてです。それはわたし自身の子育て体験や、また早や中年に
なった我が家の娘や息子達との、わたし達両親の良好な関係の保ち方
などについてなども、きっとお役に立てることでしょう。
 またさまざまな問題を持って訪れるクライアントのほとんどは、実は
育成時の環境や、両親の接し方が原因であることが多い事実など。
 そんなさまざまな経験から、若い方から、わたしの同世代のお母様方まで、わたしなりに感じたことや、考えてことにについてなど、これから
ときどきアドバイスをさせていただくつもりです。

  ☆子供達がかわいそう
 現代は親が子供を虐待したり、殺したりなど信じられないような事件が
毎日起きていて、わたしはいつも心を痛めていますが、まだ罪のない幼い
子供達が何故このような目に合わなければならないのでしょうか。
 本当に可愛そうでならないと思うのは、多分わたしだけではないでしょう。
子育ては誰でも初めてですので、分からないことや、悩むことが多いことは
確かです。わたしは理想的には、「育児を教える学校」があればなどと考えま
すが、誰でもどうしたらよいか戸惑うのがごく自然です。
 そんな結果が過剰な態度になり、幼い子供達が犠牲になっているのかも
しれません。先日大阪、名古屋、千葉、仙台など講演したときにも、そんな
テーマで講演したのではないのですが、子育てに対する質問が大変多かった
ことも、今のお母様方はとても悩んでいるのを感じ、年長者のわたし自身の
実体験がきっとお役に立てるかもと感じたからなのです。
 
  ☆ 子供との付き合い方について
 もしもあなたが子供を育てることは「難しいな」とか「大変で疲れるな」
感じていたとしたら、改めてこのように考えてはいかがでしょうか?
 あなたのご両親も、あなたと同じような気持ちで育ててくれたのかも
しれないのだと。すると、そのときのご両親の気持ちが改めて理解できたり
また親なら誰でも迷ったり、悩んだりするのが当然なのだと気がつき、きっと
肩の力がぬけることでしょう。
 また大人になった子供達と、なぜかギクシャクした関係で困っている方にも
役立つように、わたしなり(かなりユニークかもしれませんが)アドバイスを
させていただくつもりです。

  ☆大家族の中での子育て
 わたしも初めて娘を産んだときには、夫の両親、夫の姉達(二人)弟達
(三人)の大家族でした。その中で育つ我が子が、ペットのようになる
のがわたしはとても嫌でしたので、まだ赤ちゃんの娘をできるだけ自分
だけの手で育てるよう工夫しましたが、それが今思うとわたしにとって
大変なストレスでした。たとえばベビーサークルに入れると、夫の両親や
小姑達は「またオリに入れられている」と嫌味を言われるからでしたが-----
 でも若かったからできたのでしょう。決して苛められたり、意地悪をされた
訳ではありませんが、オーバーに言うと、毎日が家族との精神的な戦いでした。
 そんな辛かった経験も今になって振り返ると、カウンセラーとしての大きな
肥やしになっているようですが-------
 
  ☆ 子供達はみな違う
 また子供はそれぞれの個性がありますので、年齢が増すに連れて、それが
顕著になるようですので、自己主張が強くなるタイプと、そうでないタイプ
など、同じ我が子でも扱い方にも、わたしの考えでは少しだけ差をつけた
方が良いような気がします。でも実は「いい子」の方が大人になって問題
を持つケースが多いのです。カウンセリングルームを訪れるタイプの多くは
「いい子」であることが、その証明になるでしょう。
 いずれにしても、たとえあなたの意見と食い違っていても、「00すべき」と
いう親の価値観を、一方的に押し付けるのではなく、我が子でも「一人の人格」
として認め、お互い納得がいくまで話し合うことが必要ではないでしょうか。
 「子供は親の所有物」ではないことを、わたしは声を大にして申し上げたいと
思います。
                               能里子 



今日は久しぶりの雨

2006年10月23日 | Weblog
  ☆ 待ちに待った雨なのに
 夜中に激しい雨音がする。なぜかスッカリ目が冴えて眠れない。
 (明日はきっと雨だから新しい傘をさせると思ったのに、こんなに降ると
もしかしたらもうお天気になるかもしれない)と考える。
久しぶりに買った新らしい傘は、このところお天気続きでズーット出番
がなかった。(早く雨が降ればなら良いな)と真剣に考えるわたしはホント
まるで子供のようだ。昨日大阪のビジネスホテルで、何年ぶりかで受講者に
行うエゴグラムのテストをやってみたら、何とFCは満点だった。
(我がまま、天真爛漫、無邪気、陽気、創造的)我ながら少々厭きれる。
それは年齢とともに一般的には少なくなる資質なのに-------
 これもわたしの個性、だからいつまでも幼く周りに心配かけるのかもしれない。
  10月23日 2:30AM

  ☆ 名古屋と大阪の講演を無事終わって
 それにしても各地で地域性があることを感じるが、大阪の女性達は凄く
エネルギシュだった。自分ではかなりいい線で講演できたと感じるが
相手があることだし、わたしに対する評価はどう出るかまったく分からない。
 帰りはP社の美人編集者と会うこと約束していたので、会場まで迎えに
来てくれた。そして大阪で最も新しい「ヒルトン、プラザ・ウエスト」に案内
してくれた。ガラス張りのビルで、地下の入り口には床一面に白ワインがひき
つめてあり、そこに植物がバランスよく配置されている。
 とても斬新で、そして美しかった。その数は夥しく、「これって毎日一本
ずづ飲んだとしても、年齢によるけれど一生飲んでも飲みきれないね」と
話しながらわたし達はしばらく見とれた。

 ワインを飲みながらおしゃべりした時間は、あっいう間に過ぎ、新大阪
まで送ってくれたが、やはり若くて頭のいい人との会話は、本当に楽しかった。
 そしてわたし達は再会を約束して別れた。
 新大阪発8:56分のぞみ50号はとてもゴージャスな車両で、飛行機の
ファーストクラスのようで、とても気分が良くリラックスでき、ほろ酔いの
わたしは陶然とした気分だった。同じ車両に有名な政治家と、ときどきテレビ
で見かける芸能人が乗っていたが、こんな遅い時間はきっとそんな人達が多い
のかもしれない。

 でも東京に着いてからがいけなかった。中央線は各駅停車で、アルコール
が入っている上、いつも10時に寝るわたしは必死に眠気をこらえた。
 そして小田急線はもっとひどかった。土曜日のせいか、ラッシュの時間より
混んでいるのではと思えるほどだった。12時過ぎにこんな大混雑なんて、でも
さすがにわたしのような高齢者はいなかった。
 
 我が家に着いたのは12時30過ぎ、お風呂に入りながらいろいろな人達と
出会ったこの二日間のことを考えた。「自分自身を知って、まるで目からうろこ
が落ちたよう」とストレートに嬉しそうだった人がいた反面、千葉と大阪で一人
ずつまるで「魂ここにあらず」といった感じで、虚ろな目をしていた人もいた。
 話し手としては反応がつぶさに分かる講演は、とても遣り甲斐があるが、そん
な人のことも、実はわたしはいつまでも気になる存在だ。
 でも世の中さまざまだと思う。わたしの話を真剣に聴いている大勢の中で、
まるで異次元の存在のような人は、どんな価値観をしているのだろう。
もしかしたら、すべての物事を斜に捉えて、生きている氷のような心の持ち主
かもしれない。でもそれならどうして参加したのだろう?
 そのことをしばらく考えていたら、ベッドに入っても目が冴えてしまったが
でも同じ毎日なら、わたしは燃えるような熱い心生きていたいと思いつつ
いつの間にか眠ったらしい。
                              能里子



新しい本が出ます!

2006年10月20日 | 健康
  ☆今朝はとても幸せな気分

 わたしにとっては三十七冊目の本ですが、タイトルは「心の解決法」
です。これは一年ぶりの新しい著書ですが、今まで十年間に三十冊刊行
されましたので、一年間に三冊平均でした。
 最近はお呼びがなく、ちょっと淋しい気がしていました。
 昨夜今月末には出版できると、さっき出版社から連絡がありました。
今ちょっと嬉しい気持ちです。これはCOOPの定期購読誌NAVEに
「まあるいこころで暮らそう!」というタイトルで、連載したもので
書下ろしではありません。でも二年間というご依頼でしたが、大好評の
ため三年間に延長されました。

 わたしのオリジナルの心理テストがたくさんあり、ご自分を理解する
ために、とても役立つと思いますし、内容はかなり濃いものではないかと
自負しております。どうすれば快適に生きられるかなどについて、わたし
なりの考え方や価値観、またアドバイスなどもいろいろと書きました。
 明るく元気なわたしが書いた本は、きっと皆様を勇気付けたり、また
励ましたり、気がついたり、またヤル気を出していただけるのではないか
と思っていますので、ぜひ読んでくださいね。
 版元はCOOP出版です。値段はまた後でご紹介いたしますのでよろしく。

 わたしは今朝これから講演のため、大好きな東海道新幹線で、名古屋
に行きますが次の日は大阪です。旅が大好きなわたしは、新しい本の出版
や講演旅行のため、今ちょっとルンルンした気分です。
 帰りにはP社の編集者と会って、旧交を暖めてきますので、また
新しい気づきがあるかもしれません。そんな訳でブログは2・3日
お休みさせていただきますが、よろしくお願いいたします。
 また帰りましたら、毎日ジャンジャン書きますね。
 では行いって来ます!
                             能里子

取材に腹が立ったこと

2006年10月19日 | Weblog
  ☆ 失礼な日経産業新聞
 先日「マスコミはタイラント」と書いたが、それに輪をかけて腹が
立った出来事があった。
 日経産業新聞の記者は、取材のときにも何の連絡もなく約束の時間に
遅れたため、そのために自分の出る時間を調整して待っていたわたしは
出かけてしまった。
 その後謝罪の電話が何度かあり、それがまだ若い記者らしいので、
わたしは気の毒になって取材を受けたのだ。
 ふつうは取材記事も、執筆記事も必ず掲載前のチェックをするために
ファックスで送られてきた、それを確認するのだか、それもない。
 さらに12日に掲載されている新聞が何と六日後の昨日、それも新聞が
むき出しのまま一部だけ、取材記者の名前で何の挨拶もなく送られてきた。

 どんな一流新聞でも雑誌でも、必ず取材記者の「ご協力有り難うございました」とう言葉が添えられて、封書で送られてくるのがふつうだ。
 しかし本当に失礼だ。今まで随分取材を受けたが、こんなにひどい
対応は初めての経験だ。

  ☆以前にもあった無駄な取材
 実はわたしが腹を立てているのは、これだけではないのだ。半年ほど前に
日経新聞からも取材を受けたことがあるが、それからしばらくして、こんな
電話が入った。それも夜もかなり遅い時間に「大変申し訳ありませんが、折角
取材に応じて下さいましたが-----」と、それが掲載されないという知らせだ。
 今までそんな経験がまったくないわたしは、大変傷ついた。
滅多に怒ったことのないわたしだが、人の大切な時間を奪ってという気持ちと
同時に、屈辱感でいっぱいになり、平謝りの美人の女性記者に電話でガンガン
怒鳴ってしまった。その憤懣やるかたない気持ちを、かなり有名な知人に
メールをしたら、「そんなことは今まで何回もあった、あなたはそんなことが
なくて運がいい方かも」と言われたり、慰められたりした。
また他の友人も、やさしく慰めてくれたり、「そんなに怒らない方が良いよ」
と説得されたりもしたので、大分気持ちが治まったのだけれど------

 それにしても、三回もこんな目に合うなんて、本当に腹立たしい。
お人よしのわたしだけれど、もしもまた取材依頼があったとしても、どんなに
頼まれても今度こそ絶対断ろう。本当に許せない!


カウンセラーからのアドバイス 31回

2006年10月18日 | アドバイス

 ☆ 産経新聞「朝の誌」より
 昨日の産経新聞の朝刊の「朝の誌」をご紹介しましょう。
それはとても素直な、妻に対する男心をつぶさに感じましたので、それを
ヒントにしてご夫婦円満の秘訣を、カウンセラーとしてご伝授しましょう。
  バラの花束  田川正文様(67歳)
 男の世界自衛隊を
 停年でやめた
 再就職を機に妻への
 態度を少し変えたい

 初出勤の帰路初めて
 バラの花束を買う
 すれ違う他人の視線が
 気になる
 マンションの前で躊躇し
 あたりを一周した
 玄関で迎えた妻に
 「ほれ、お土産」と
 ぎごちなく手渡す
 驚いたような妻の顔

 私の心を覆っていた
 堅い皮が一枚むけた

 成程、男性がお花を買うのは大変なのですね。わたしはよくお花を頂き
ますが、一大決心なのですね。これからの奥様との、長いお付き合いを
スムーズにしたり、愛情を表現したいという気持ちが如実に出ていて
とても好感が持てました。素直で大いに結構。これからもジャンジャン
やってくださいね。
 我が家は論外かもしれませんが、わたし達女性から見ると、日本人はどこ
の旦那様もあまり奥様に、感謝したり、褒めたり、また愛情の表現が少な
いようですね。ヘアースタイルを変えても、メイクを変えても、ドレス
アップしてもまったく気がつかないなんて、失礼ではありませんか!
 無邪気なわたしはもしも夫が気がつかないと「見て、見て!」と、PR
しますが、そんなタイプの奥様方は滅多にないようです。
 でももしも気がついたら、照れないですぐに褒めてくださいね。すると
女はスッカリ嬉しくなって、ますますきれいになるために努力できるの
ですから。中には「女房は女じゃない」とか、「今更ほめるなんて、でき
ないよ」と思う男性の方々に申し上げます。

 妻から見ても「今更亭主なんて」「全然無関心」なんて言われたら、淋しい
とは思いませんか?だから熟年離婚などが増えているのですよ。
 長年付き合ったご夫婦でもお互いに、感謝の気持ちやホメ言葉や、喜びや
思いやりなどは照れずに、ストレートに表現する方が家庭は絶対に円満なはず。
  だって黙っていてはわからないではありませんか。わたしは今でも夫を
恋人だったときのように、名前で呼びますし、家事を手伝ってくれたとき
には「ありがとう」「とても助かるわ」「あなた大好き」などは日常的です。
 先日もキッチンを一所懸命掃除している夫に「そんなあなたとても素敵よ」
ナーンテ言いました。すると夫はニヤニヤして、ちょっと嬉しそうでしたよ。
 (これは内緒ですが、わたしはいつもそうして、夫に協力してもらいます。)

 だから奥様方も負けないでご主人を褒めたり、感謝したりして下さいね。 
 わたしの経験ではそうすると、ますます張り切ってヤル気になったり、
やさしくなったりするようです。
 「人間は感情と勘定の動物」です。これは家庭も職場も同じですが、人間関係
の最大のコツは、「怒りや小言、批判、不平不満は控えめに、感謝、ホメ言葉
(お世辞ではありません)労い、思いやりなどはダイレクト」がベスト。
 ことに中高年以上のカップルの方にこれをお奨めしますが、その方がお互い
気分も良いし、それにズーット幸せですもの。
 もしもあなたに心当たりがあったら、誌を書いた田川さんのように、意識を
入れ替えてくださいね。初めて花束をいただいた奥様は、きっと嬉しかった
ことでしょう。わたしはとても気分がほのぼのしました。
                             能里子

人気ブログランキングに参加しました

人気ブログランキングへ