「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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発達障害などの子ども達への一つの教育の場「特別支援教室」設置開始H28年度~中央区

2015-12-16 15:55:05 | 教育

 発達障害などの子ども達への一つの教育の場「特別支援教室」設置開始

 『東京都特別支援教育推進計画 第三次実施計画(平成22年11月)』に従って、中央区も、今までの「通級指導学級」「固定学級」に加え、各校に「特別支援教室」が設置されます。

 中央区は、都の計画期間が28~30年の三カ年あるところ、中央区は、28年度と29年度の二カ年で整備を予定しています。

 28年度から制度を導入する学校は、京橋地域(中央小・明石小・◎京橋築地小)、日本橋地域(久松小・坂本小・◎有馬小)、月島地域(佃島小・月島第二小・◎月島第一小)(◎:拠点校、現在の通級指導学級設置校)です。
 29年度は、泰明小・明正小、城東小・常磐小・日本橋小、月島第三小・豊海小です。

 これにより、第一層「特別支援教室」、第二層「通級指導学級」、第三層「固定学級」という「重層的な支援体制」が構築されることになり、指導の充実が図られます。

 すなわち、「特別支援教室」では、教員あるいは臨床心理士の資格を有する「特別支援教室専門員」が配置され、その場所で、巡回指導教員(これまでの通級学級の担当教員)が児童の指導にあたります。今まで児童の側が通級指導学級へ通っていたのが、在籍学級から同じ校内の特別支援教室に移動し、先生の側が児童の在籍校の特別支援教室に通う形となります。

 「通級指導学級」は、巡回指導の「拠点校」となるとともに、従来通りの教育機能も維持され、必要な児童に対する小集団指導がなされます。

 いずれにしろ、新制度においても、必要な児に対しては通級指導を維持するなどをして児童一人一人の状況に合わせた指導が行われることを事前説明会で区は何度も念押ししています。


 次回、事前説明会は、12/18 15:30~京橋築地小学校です。
http://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/h27/271201/04_06/index.html 

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