緑に覆われた草原に黄色の斑紋のようなタンポポは可愛らしい花ですね。しかし、ここにも古くからある日本固有の在来種のニホンタンポポと海を渡ってきた外来種のセイヨウタンポポとの生存競争が繰り広げられています。圧倒的な強さで勢力を広げているのがセイヨウタンポポで、在来種は少なくなっているのが現状です。セイヨウタンポポは季節に関係なく花を咲かせますが、ニホンタンポポはこの時期に咲く春の花です。ニホンタンポポは約20種ほどあるそうで、関東地方で咲くのがカントウタンポポです。もともとは一つだったそうですが風に吹かれて飛んだりした種子が、その地方に合った進化を遂げカンサイタンポポやトウカイタンポポといったように分かれたといわれます。
セイヨウタンポポは明治初期に渡来したのですが、あっという間に勢力圏を広げ、市街地や普段見られる所の花は大体セイヨウタンポポで、在来種は追いやられてしまって見られる場所が本当に少なくなりました。見分け方は花の下のガク(総苞片)が下向きに反り返っているのがセイヨウで、ニホンタンポポはきちっと上を向いています。別にセイヨウタンポポを目の敵にしているわけではなく、やはり春を告げる花の方がこの花にとってふさわしいと、個人的に思っているだけですが…。タンポポの根は乾燥させて煎じて飲むとコーヒーのような味がしておいしいそうですが、根はかなり深くまで伸びているので簡単には抜けませんヨ。
セイヨウタンポポは明治初期に渡来したのですが、あっという間に勢力圏を広げ、市街地や普段見られる所の花は大体セイヨウタンポポで、在来種は追いやられてしまって見られる場所が本当に少なくなりました。見分け方は花の下のガク(総苞片)が下向きに反り返っているのがセイヨウで、ニホンタンポポはきちっと上を向いています。別にセイヨウタンポポを目の敵にしているわけではなく、やはり春を告げる花の方がこの花にとってふさわしいと、個人的に思っているだけですが…。タンポポの根は乾燥させて煎じて飲むとコーヒーのような味がしておいしいそうですが、根はかなり深くまで伸びているので簡単には抜けませんヨ。