アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

春の花⑦ カントウタンポポ

2016-04-08 16:02:46 | Weblog
 緑に覆われた草原に黄色の斑紋のようなタンポポは可愛らしい花ですね。しかし、ここにも古くからある日本固有の在来種のニホンタンポポと海を渡ってきた外来種のセイヨウタンポポとの生存競争が繰り広げられています。圧倒的な強さで勢力を広げているのがセイヨウタンポポで、在来種は少なくなっているのが現状です。セイヨウタンポポは季節に関係なく花を咲かせますが、ニホンタンポポはこの時期に咲く春の花です。ニホンタンポポは約20種ほどあるそうで、関東地方で咲くのがカントウタンポポです。もともとは一つだったそうですが風に吹かれて飛んだりした種子が、その地方に合った進化を遂げカンサイタンポポやトウカイタンポポといったように分かれたといわれます。

 セイヨウタンポポは明治初期に渡来したのですが、あっという間に勢力圏を広げ、市街地や普段見られる所の花は大体セイヨウタンポポで、在来種は追いやられてしまって見られる場所が本当に少なくなりました。見分け方は花の下のガク(総苞片)が下向きに反り返っているのがセイヨウで、ニホンタンポポはきちっと上を向いています。別にセイヨウタンポポを目の敵にしているわけではなく、やはり春を告げる花の方がこの花にとってふさわしいと、個人的に思っているだけですが…。タンポポの根は乾燥させて煎じて飲むとコーヒーのような味がしておいしいそうですが、根はかなり深くまで伸びているので簡単には抜けませんヨ。
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春の花⑥ 石神井公園のヤマザクラ

2016-04-06 15:17:42 | Weblog
 子供の頃食べた飴に変わり玉というのがありました。舐めているとだんだん色が変わる丸い飴です。唐突に何を言うかと言われそうですが、近頃の天気がまさにそんな感じでくるくる変わりますね。東京は昨日は冬のような寒い一日だったのに、6日は練馬では21.7度まで気温が上がり初夏のような天気、一日で10度も違うと身体が順応できず辛いです。今日は歩いていて身体が重かったのもそのせいかもしれません。それはともかく、サクラがまだ満開です。開花して2週間にもなるというのに、途中寒い日があったのでずいぶん長持ちしていますねえ。

 石神井公園では山桜園が開園しました。いつもはソメイヨシノが終わった後にヤマザクラが咲き出すのですが、今年はどちらも楽しめます。ヤマザクラはサクラの野生種の代表的なもので、花と葉がほぼ同時に開くので遠目には花が赤っぽく見えます。このヤマザクラは高さ17㍍、幹回り1.6㍍の大木で、株立ちになった多数の幹の独特な樹形が見事で練馬区の銘木に指定されています。普段は保護のため閉園されており、開花の時期にだけ開放されます。6日現在、3分咲きですが大木を囲むようにムラサキハナナが咲き乱れとてもきれいです。

 園内でゴザを敷いたりは出来ませんが、ソメイヨシノとは違った趣があります。公園の野外ステージを上ったあたりにあり10日まで開園しています。
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春の花⑤ ムラサキハナナ

2016-04-04 15:39:16 | Weblog
 特にどうといったことのない花なんでしょうが、群がって咲いていると紫色が鮮やかでとてもきれいですね。色とりどりの花が一斉に開くこの季節にあって、どちらかといえば脇役的な存在といえそうですが、春を感じるこの花の色がワタシは好きです。どこにでもある、雑草のようなものでしょうが忘れられない思い出があります。30数年前、東京で暮らすことになった時、通勤電車に揺られて外を見ていて線路脇にずうっと咲いていたのがこの花でした。初めて目にしたので、東京では線路のすぐそばにこんなきれいな花がさいているんだとびっくりしました。

 中国原産で、ほぼ全国に分布すると言いますがそれまで一度も見たことはありませんでした。その後、都内のあちこちで見られ、特に綺麗な花だとか好きな花だとかいう人に出会ったことはないので、人々の興味をそそる花ではないのかも知れません。西武線も桜台から大泉学園までが高架になったのでこの区間は見られなくなりましたが、たまに電車に乗って地上部を走る車窓から見えるとなぜかホッとします。
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春の花(番外) 白いカタクリ咲いた!

2016-04-03 16:00:53 | Weblog
 パッとしない天気の3日の東京。明け方に雨が降ったんですねぇ。見頃を迎えている清水山憩いの森のカタクリは白花の蕾が膨らんでいるというので出かけてみました。雨の影響はなかったのかなと心配でしたが、しっかり開花していました!ガイドのおじさんの話では、朝は少しうつむき加減だった花も気温がまずまずで時折、薄日もさしてきたので開いてきたとのことでした。ただ、残念なことになぜか白花はこっちを向いてくれないことが多いんです。それでも紫色のカタクリの花の中にぽつんと咲いている“白い妖精”に訪れた人たちは大喜びで、写真を撮っていました。

 カタクリは発芽してから7,8年かけてやっと花が咲くのですが、白い花は数万株に一本といわれるほど希少なもので、清水山でも毎年一株か二株は咲きます。なぜ白くなるのかははっきりしませんが、突然変異か色素が不足しているのか、でしょうか。4日は雨だそうです。せっかく満開に近い花が咲きそろっているのにちょっと残念です。
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サクラとカワセミ

2016-04-01 14:46:53 | Weblog
 サクラが満開になった東京はパッとしない天気で4月のスタートを迎えました。昨日に比べ5度以上も気温が下がり上着があった方がいいとのことでしたが、思ったほど寒く感じることはなく石神井公園を歩いてみました。石神井池のほとりのサクラは水面に影を落とし、ボートを漕ぐ人たちも楽しそうです。休日ではありませんが結構訪れる人はいるものです。三宝寺池では木道に人だかりが出来ていました。みんな大きな望遠レンズ付きのカメラで対岸を見ていましたので、さてはカワセミでもいるのかとみんなの視線の先を注目していると、一羽のカワセミが飛んできてサクラの枝に停まりました。やっぱり!

 サクラの木は50㍍は離れているので鳥はちっぽけに見えますが、皆さんそれぞれ三脚越しにシャッターを切っています。満開のサクラと綺麗なオレンジ色のカワセミは、今の時期だけの格好の被写体ですもんね。ワタシは散歩用のポケットに入るデジタルカメラですから、ちょっと遠いなぁと思いながらもとりあえず。高倍率で手振れ補正が付いているとはいえ、手持ちですからビシッとというわけにはいきません。まあ、それなりにはそれっぽく撮れたでしょうか。

 
コメント (2)
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