日本っていいなあ…風鈴

　毎日暑いですね。練馬は今日も３４度を超える暑さでしたが、八王子に負けました（笑）。こんな暑さの中を７．４㌔も歩くんですから、自分で言うのもヘンですがたいしたもんです（笑）。今日は風が強かったので日陰では気持ちいいくらいでした。昨日訪れた東京タワーで、暑さの中で日本を感じました。たくさんの風鈴がやや強めの風を受け、心地よい音色を振りまいていました。打ち水と並ぶ日本の伝統文化で夏の風物詩でもありますね。打ち水のように、これによって実際に涼しくなるという効果があるわけではないものの、音で涼を感じるなんて、先人は粋なことを考えたものとつくずく感心させられます。


　外国の人にはこうした風習がないので、虫の声もそうですが、騒音と感じることが多いようですし、現代社会においては住宅密集地では場合によっては騒音問題も起きているといいます。確かに人によっては感性が異なりますし、わからないわけではありません。真冬にそのままになっている風鈴の音を聞くのもはっきり言っていやですが、日本の風土に育った先人の知恵はこの先の世代にも伝え、残したいものですね。


　神奈川県の川崎大師では１８日から２２日まで、第１７回川崎大師風鈴市が開かれます。全国４７都道府県から９００種、３０，０００個の風鈴が大集合します。風鈴の材質は金属、陶磁器、ガラス、石や炭、金銀などさまざまでひとつ１０００円前後から。主なところでは津軽びいどろ風鈴（青森）、南部風鈴（岩手）、江戸風鈴、つりしのぶ風鈴（東京）、備長炭風鈴(和歌山）、水琴窟風鈴(愛媛）などお馴染みのものから、普段あまり目にすることのない珍しいものまであります。