これも“お初”です ナガエコミカンソウ

　秋雨前線が離れていき天気が回復した10日。この二日ほどぐずついた天気で肌寒く、一気に秋が深まったような東京も今日は時折日の差す時間もあり、気温も20度を超え少し暖かさも戻りました。昨日は最高気温が夜中で、日中は17度台と20度に届かずいきなり晩秋のような天気になったので慌てて厚物を引っ張り出した人も多かったのではないでしょうか。今朝も都心では15.2度、練馬は13.9度と冷え込み、涼しいというより寒かったのですが午後には20度を超えてきました。60年前のこの日、アジアで初のオリンピックが東京で開幕した記念の日で、これぞ秋といった青空が広がってました。明日からはこの日のような秋晴れの日が多くなりそうで、暑い日もあるようです。

　牧野記念庭園の端っこの辺りでふと目についた木。葉の付いた枝が流れるように伸びており、ちっちゃな実のようなのがたくさん見えます。こんなん、見たことも聞いたことないけど何という植物だろうと調べてみたらナガエコミカンソウというらしい。日本にある在来種のコミカンソウによく似た外来の帰化植物だそうで、別名ブラジルコミカンソウ。花が長い柄の先につくのでナガエとついたようです。コミカンソウもよく知りませんが、道端や畑でよく見られる植物で直径3ミリほどの実が見かけが小さなミカンを想わせることから付いた名だって。ナガエの方は沖縄や本州の都市部を中心に道端や空き地などでよく見られるそうですが、あまり見たことないね。

　暗くなると眠るように葉を閉じる就眠運動がみられるそう。実はミカンににてますね。