猛暑の中の小さい秋 ハギ

　20日も大気が不安定な状態が続きます。あちこちでゲリラ豪雨が発生しており練馬も昨夜は久しぶりに雷雨が来ました。今日もいつどこで起きるかわかりませんね。雷雨のおかげで東京は昨夜、気温が23度台まで下がりましたが、今日はまた上昇しています。関東と九州が暑く、これまで危険な暑さの続いていた東海、近畿地方は今日はそれほど上がらず猛暑ひと休みのようです。東京は都心も練馬も34.7度ともう少しで猛暑日で暑いです。

　これから先は東京も気温も少し落ち着き、曇りがちの天気が多いそうですが、それでも30度を下回ることはなさそうですから暑さは続きます。連日の暑さの中での散歩は、せめて気分だけでも涼しさを感じるものはないかと毎日、探しながら歩いています。そんな中で目に留まったのがハギの花。言うまでもなくハギは秋の七草のひとつ。小さい秋、見ぃつけた！ちょっと風が吹くたびに揺れる枝が涼しさも誘います。

　北海道から九州まで広く分布するヤマハギで、秋の七草のハギはこのヤマハギを指します。七草と言いますが、草ではなく落葉低木です。公園などでよく見られるミヤギノハギは花期は花の咲いた枝が地面すれすれまで垂れ下がりゴージャスな雰囲気ですが、ヤマハギは枝垂れるのもあるそうですが枝は直立しています。葉っぱもヤマハギはクローバーのように丸っこく、ミヤギノハギはやや楕円形で先が少し尖ってます。ハギの花言葉は「思案」「内気」「柔軟な精神」だそうです。