３階のドームがチラリお目見え…東京駅

　ご存知のように東京駅は現在、丸の内、八重洲口ともに大改修工事が進められていますが、３階建ての以前の姿に復元される赤レンガ造りの丸の内駅舎のシンボルだった３階のドームが工事用の覆いが外され少し姿を現しました。


　丸の内の赤レンガ造りの駅舎は１９１４年に完成しましたが、１９４５年の東京大空襲により大部分が焼失しました。その後１９４７年に開業当初よりひと回り小さな規模の２階建ての駅舎としてで修復されました。高層化の話が出たりしましたが、駅周辺地区再開発構想により赤レンガ駅舎を現在地に形態保存することが決まり、国鉄民営化の後焼失前の本来の形態に復元することになり２００７年から工事が進められています。現在の２階建ての上に３階の躯体部分を鉄骨鉄筋コンクリート壁で増築して３階建てにし、南口、北口の屋根の部分はかつてのドームを復元しようというものです。


　工事が本格化するとともに駅舎の多くがシートで覆われていましたがこのほど、南口の上のシートが外されドームが見えるようになりました。来年の夏には工事が完成する予定ですが、その際には休業しているステーションホテルやステーションギャラリーも新装オープンします。