アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

寒空に気高く ロウバイ

2016-01-21 15:48:29 | Weblog
 真冬の寒い日が続いています。21日は二十四節気の大寒(だいかん)。立春の前日、来月3日の節分までが寒の内で年中で寒さが一番きつい時期ですが、実際に最も気温が低く寒さが厳しいのは今月下旬から2月にかけての頃だそうです。大寒に汲んだ水は腐らないと昔から言われているそうで、昔は日本酒や味噌の仕込みも始まる時季でした。寒いので雑菌が少ないことから腐らないと言われるのでしょうが、そういわれれば何となくわかりそうな気もします。また大寒の朝に汲んだ水を飲むと、無病息災の祈願になるとも言われますが、今は水道水ですからそうもいきませんねぇ。そしてこの日に生まれた卵は大寒卵といわれ、食べると金運アップに効力があるそうです。昔は寒い時期は鶏はあまり卵を産まなかったので貴重だったのでしょう。

 散歩していると、そこかしこでロウバイが咲いています。寒くて花の少ない今、寒風に負けずに咲いている数少ない花の一つです。蝋梅と書き、ウメの仲間と思われがちですが、ウメはバラ科、ロウバイはロウバイ科で別の仲間です。ほのかに香る芳香もロウバイの魅力ですね。中国原産で日本には江戸時代に伝わってきたそうで、唐梅(からうめ)とも呼ばれていたといいます。よく見ると他の花とは違って花びらがまるで蝋細工のように見えることからロウバイという名が付いたそうです。佳い香りとともに作り物のようにも見える独特な花ですが、気高さも感じられます。何種類かあり、基本はうつむき加減に咲き、花芯が赤っぽく見えるのですが、多く見られるのは中も黄色のソシンロウバイ(素芯蝋梅)=写真=ですね。花言葉は慈愛だそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする