アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

日本の宇宙食

2007-07-12 15:28:40 | Weblog
 宇宙食って聞き慣れない言葉かもしれませんが、宇宙飛行士が宇宙船や宇宙ステーションに滞在中に食べるために開発された食品です。歴史は古く、1959年から始まったアメリカの有人宇宙船「マーキュリー計画」が初めです(ソ連については不明)。マーキュリーは最初、打ち上げて宇宙空間へ飛び出し、後は慣性飛行で地上に戻る、弾道飛行でしたからこのときはまだなかったでしょうが、軌道飛行に進みある程度軌道上に留まることになってから持って行ったようです。


 この頃はまだ、いまのビスケットのようなものやチューブ状の袋に入ったものを吸っていたようですが、次のジェミニ計画、スカイラブ、アポロと宇宙滞在が長くなるにつれ、食事もだんだん進化してきました。日本人飛行士も何度かスペースシャトルで宇宙へ行っており、特別にラーメンなどを持ち込んでいましたね。


 今回、JAXAに食料品メーカーが協力して開発した宇宙食は日本食が基本で、6月27日、12社の29種類の食品が「宇宙日本食」に認証されました。ワカメを細かくして飲みやすくしたスープや3種類のカレー、一口で食べられるように固めたラーメン、イワシやサバのトマト煮、羊羹、お赤飯などバラエティーに富んでいます。味付けは少々濃い目ですが、試食の結果はいずれもおいしかったですよ。


 カレー、ラーメンなど外国人飛行士にも人気がるようですが、日本食の代表といえばやはり寿司。いろいろクリアしなければならないことも多いですが、JAXAでは近い将来ぜひ実現したいと意気込んでいます。
コメント (1)
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