引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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会津若松七日町ぶらぶら その1

2018年05月13日 | ときどき日記

ラジオ収録後は、いつものように

和菓子店「吉田屋」さんへ。

 

「昨日から柏餅ですよ」八島さん。

柏餅の葉は木の葉ってこと誰でも

知ってますが、木の葉で包んであるから

食べやすいでしょう?

包んだり乗せたり・・・木の葉は器の

原形なんですよね。

人の手のひらの窪みも、

柏の葉、朴の葉、椎の葉、笹の葉など

さまざまな「木の葉」、「貝殻」もそう。

そんなことに思いを馳せながら

柏餅食べてみましょう。

 

吉田屋さんのは、大きくて厚みがあり、

手に持ちやすくて食べやすい。

お餅のサイズは葉の1/3くらいかな。

葉をひろげたときの葉とお餅のバランスが

なんともうつくしい。

柏餅ひとつで、愉しむヒントがいくつも

あります。

そうそう、

 

女将さんの割烹着姿には凛とした華があり、

ほれぼれします。

年配の方の着物や洋装のきこなし

立ち居振る舞い、うっとりしますね。

 

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収録日 今年で15年に。

2018年05月09日 | ラジオ収録日誌

7時起床。 

焦って顔を洗ったら小指が鼻に入り、

ツーン、あたたたた。

お湯シャンしてから急ぎ朝ごはんへ。

しんごろう、食べたかったけどパスして

ごはん、味噌汁、湯豆腐のみに。

 

8時20分、ライト・エージェンシー

佐藤賢二本部長の車に。

 初めて会ってから17,8年。

話しのピンポンはスムーズ。

話題の中心は、

地域みっちゃく生活情報誌「すかっと」。

配布地域は、須賀川、鏡石町、天栄村、

玉川村。

地味に努力を重ね、石の上にも・・・

来月で丸2年ですが、当初の想定をはる

かに超え、好評を得ているようです。

読者から

「地域のためになる」「待ってるよ」

の声が、届くようになった由。

そりゃ、うれしいですよね。

これからの展開が楽しみです。

 

喋りっぱなしの約1時間、

あっという間に天宝さん到着。

本社会議室からは大きな笑い声が

はじけてます。

今年で、たしか15年目です。

 

10時スタート。

6本録りですが、午前4本、午後2本、

計6本録ります。

会津天宝さんの商品をつかって

私が料理をつくり、

まずはゲストのみなさんが試食し

次にアナウンサーの鏡田辰也さんが試食し、

料理の感想を話したり、レシピの

発想を聞かれたりという流れです。

 1本終えたら、すぐに次を録ります。

今年は、1品1品全部に食材を増やしたため、

写真を撮るヒマありません。

 

1本目は、バターロールをつかった

サンドイッチ。

 

2本目は、大根とハムの和え物です。

鏡田さん試食

「大根大好きです~」

豚肉ときゅうりの味噌炒め。

 海の幸マリネ風

あさり、タコ、トマト、新玉ねぎ

あさりは、ゆでたてを水気を切ったもの。

料理の感想+お仕事をうかがってます。

 昼食は、いつもの蕎麦処「岩人」へ。

6名で。

あれ? 

のれんがなく、ひっそりしてます。

「休みかな、どうする?満田屋行く?」

「この時間満席では?」

のぞいてみよう。

 

 主人「1人休んじゃって、天ぷらないけど

いいですか?」

「いいですよーー」

「時間結構かかりますけど」

「いいですよーー」

 

いつも天ぷらそばのわたし。

てんぷらないし、、、なににしよう?

会津天宝の金本さん「俺、高遠そば」

じゃ、全員、高遠そばに。

高遠そばの由来、全員から教わります。

もともとは長野県伊那市高遠のおそば。

高遠そばには、かけもてんぷらそばも

なく、ざるそばのみだそう。

辛味大根(あかざ大根)のおろし大根汁を

そばつゆに好みの量入れていただくとか。

「そばそのものの味がよくわかる」と、

金本さん。

 

待つ間、何度も携帯で呼び出される

ラジオ福島支社長の森さん。

「あなた、そんなに忙しいわけないでしょ。

なーにカッコつけてるの」

「借金取りの電話。早く返さないと、ただじゃ

おかねーぞって(笑)」

会津地方の橋の話題になり、

なんだっけかなー、あれ、なんだっけ?

「会津のこと八島さん詳しいんですよ。

きっとわかりますよ」とわたし。

 

ライト・エージェンシーの八島修

さんは、会津の地理・歴史に詳しく

聞けばいつも授業のように教えて

くれます。

 

「なるほど、そうだったのか」。

さてさて、高遠そば、出来上がり~~!

金本さん、大盛り復活ー。

小盛りのおばちゃま。

お蕎麦の味に集中。

お蕎麦の香りに開眼しました。

100%うどん派でしたが、

お蕎麦派に転向しそう。

そばつゆもゴクゴク。

そういえば、

会津高田のおそば、もおいしかったな。

夢中で飲むわたしに、

全部どうぞ!と。

 

飲み干しました。

飲みながら、

おそばの香りいいですねー、

食感もいいー、と連発してたら

「よろこんでいただけてうれしいです。

10割です」と厨房からご主人。

午後の収録

スタート前に森さんと談笑。

「いんどうさん、

今年の桜は10日前に散りました。

いつものセリフが使えません(笑)」

午後の収録、八島さんにカメラお願いします。

 

午後の1本目。

5本目、玄米オリザーノという発酵食品を

つかったもの。

オリザーノのレシピの発想について。

どうやって考えるんですか?

6本目は、しじみの味噌汁

このしじみは、前日の朝、築地で

求めたもの。会津天宝さんの玄米味噌

でつくります。

 吸口に、

みなさん驚かれてました。

吸口のバリエーションで、、

味噌汁のおいしさグーンと広がります。

お味噌汁をのむ鏡田さん。

マイクを向けて

おいひー、

ぜったい煮立てちゃ、だめですね。

「はい、結構です!」

今回も1テイクで無事終了しました。

スタッフの記念撮影。

もう一回!

左から、会津天宝醸造会社・金本本部長

満田昌代主任、引頭、ラジオ福島取締役

鏡田辰也アナウンサー、

お疲れさまでした!

 

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今年も福島へ。

2018年05月04日 | ときどき日記

ラジオ福島の季節到来。

26日、郡山前泊です。

 

新幹線の隣席でお話しした方と

記念撮影。

ご主人は陸上自衛隊隊員。

演習時の食事、オール缶詰というお話に

いたく不愉快になり、

「国を守る隊員の食事、それでいいの?」

「1日2日なら許せるけど、

演習中ずっと缶詰なんです。

身体が心配です。

ちゃんと栄養管理してほしい」

などと話し合っていたら、

あっという間に郡山到着。

深く考えさせられました。

 

 改札には、ライト・エージェンシーの

営業・八島さん。

2人で明日の収録用食材を、

ヨークベニマルで求め、夕飯へ。

 

2015年に訪れ、

好印象だった江戸前寿し「来多老(こたろう)」へ。

 

5時半開店です。

ぴったり5時半に着き、

車窓からお店を確認したら、

ゆれるのれんの隙間からみえる大将。

ケースの前で、ピシッと立っています。

「お客がいないのに・・・」

落ち着きのない私は、

そんなことに、感心してしまいます。

 

 握りのおまかせコースです。

(写真の色が茶系に映っています)

小肌

キンメ鯛

実は苦手なのですが、

上品な脂がおいしく、驚きました

車えび(天然活け)

赤貝

やりいか

この流線型、いただきやすい。

大将のおすしは、

いただきやすい。

来多老さんを後にして、

ホテル、ビューホテルアネックスに戻り、

フロント対面のテイ・ルームに。

コーヒーをのみながら、

明日のラジオ番組でつくるレシピを

洗います。

クラプトンの曲が、耳にちょうどいい感じ。

部屋は静かすぎて集中できないのです。

 

アネックスの部屋は、ベッドが寝心地よく、

珍しく11時就寝、7時間眠れました。

 

 明朝は、8時10分、

ライトエージェンシーの

佐藤さんとホテル前で待ち合わせです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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かつての生徒さんと、バッタリ。

2018年05月03日 | ときどき日記

築地の帰りは、銀座でランチが、

いつものパターン。

久しぶりに三越に行ったら

エレベータの前で呼びかける人が。

 

かつての生徒さん、寺内美和子さんでした。

ご主人が出張で不在のため里帰りとのこと。

 

 とっても熱心、且つ気働きのある生徒さん

でした。

初めての本「料理上手になる!

覚えておきたい50品」(NHK出版)の

撮影のとき、「アシスタントさんをお2人

お願いします」と言われ、

このとき迷わず美和子さんに依賴。

もうお1人も迷わず藤井由香さんに。

広島出身、中学から上京し、自由学園での

寮生活を経験した由香さん、料理はもちろん、

生活全般万能選手。後片付けのみごとさは、

「すごい」と、みんなで唸る程でした。

わたしに欠けている部分を持ち合わせている

美和子さんと由香さんが教室に在籍していたこと

本当にラッキーでした。

 

 さて、美和子さん、

撮影日は、毎回お手製のケーキを

焼いてくださってました。

前夜、生地を仕込み、毎朝4時半起きで

ケーキをホールで焼き、

こわさないように、気遣いながら

世田谷区上野毛から経堂まで、

自転車でかけつけるというパワフルさ。

 

 撮影は9日間でしたが、

「プロセス写真を多くして、その写真を

見ればつくり方がわかる本にしたい」

というわたしの意向により、ハードな

撮影になりました。

 集中力を使い果たした撮影後、

料理の後にいただくケーキにスタッフが

和んだことは言うまでもありません。

 撮影最後の日はお花のプレゼントも。

2002年、11月、16年前のこと。

わたしはまだカメラ小僧ではなく、

ケーキ、お花、3人の、全員の写真、

残しておかなかったのが悔やまれます。

 NHKスタッフのみなさんは、

「毎回、手作りケーキをいただける

撮影なんて初めて。

感心されたり、喜ばれたりでした。

 

さて、三越のエレベータ前でのこと。

男の子の肩を後ろから抱き、私に向けて、

「息子のゆうらです。

7歳の小1です」。

微笑むゆうらちゃんの目をのぞきこみ、

「ゆうら、玉子焼き好きでしょう?

こちらは、あの玉子焼きの作り方を

教えてくださったママのお料理の先生なの」。

「こんにちは」と、ゆうらちゃん。

 

取り敢えず、お茶でもと、軽食屋さんに。

10数年ぶりなので長居になるやもしれず、

「大人のおしゃべりに退屈しない?」

「本とペンがあれば、おとなしくしてます。

大丈夫です」

 

「ゆうら、ごめんなさい。

これからママと先生はお話しをするけど、

ご本を読んでてね?」

 「はい」

 

まずは「ドラえもん」を読み了え、

にっこり笑って「読んだよ」と

ママに。

「じゃ、絵を描いててね」と

A4の紙と3色(赤・緑・青)の

ボールペンを渡します。

 

こうして考える姿・表情は、美和子さんゆずり。

話しかけたり、お願いをするたびに、

肩を抱き、きちんと説明をする

美和子さん。

(スキンシップと、きちんと説明する

こと、子育てに大事なことかもしれません)。

 

現在、ヨルダン・アンマン在住。

ご主人はフランスの方です。

教室に通っていたころ、

お金を貯めてはパリにパティシエの学校に

留学していた美和子さん。

「お菓子作りは続けてるの?」

「はい、教えてほしいとも言われますけど、

成長期のこの子と過ごす時間のほうが

なにより大切だと思ってます。

主人の健康を守るのも私の仕事です」

 

三越の玄関前で別れる時、

握手をして、さよならと言ったら

「楽しかったです!」と笑い、

プロペラ機のように両手を広げて、

グルグル回り、身体でも表現して

くれました。

美和子さんは

「日本に発つ前、主人が『楽しんでおいで』と

言ってくれましたけど、

今日が最高に楽しめた日でした」。

 

 ゆうらくんの絵

1枚め。

 2枚め

 サインがデザイン的でしょう?

細かい線でぬりつぶしたのは、

わたしたちのおしゃべりが長かった

せいかもしれません。

 

 赤いめがね、赤い靴、

おそろです。

 =美和子さんから=

金曜日にアンマンに戻ったとのこと。

来週からは、ひと月ラマダンが始まり、

異教徒でも人前では飲食しないよう

言われており、大使館や病院、商店も

短縮営業。どんなことになるのか、

ドキドキしているのだとか。

侑楽ちゃんは、もうわたし名前を覚えて

くれたそう。

またいつか再会したら名前よんでくれる

のかな。もう少し、生きることにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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