引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級2011年1月16日

2011年01月23日 | 和食はじめの一歩教室

.

1月は、鍋料理が決まりなのですが、

日曜日クラス,今年は、みなさんのリクエストで

中華料理となりました。

「どうしても、餃子をつくりたい、食べたい」

という強いご希望で(笑)。

皮もつくりますから、他の料理は、かんたんにします。

白菜の甘酢漬、炒めもの、豆腐とわかめ玉子とじスープ。

.

手づくりの皮って、おいしいんですよ。

今日、こねるのは、もっぱら陶芸経験のあるMさん。

Img_7265

「えーーっと」、

小麦粉に加えるお湯の量をたしかめています。

空気の乾燥状態によって、お湯の量はかわります。

皮のこね具合の目安は、耳たぶの柔らかさ。

Img_7271_2

ラップをして、30分ねかせます。

Img_7273_3

あんをつくります。

豚の三枚肉をフードプロセッサーにかけやすいように

切ります。

きれいな三枚肉でしょう?

千歳船橋のお肉屋・小川屋さん自慢の豚。

フードプロセッサーのないころ、わたしは中華包丁で細かく

切ってました。

ひき肉買えばいいのにね。

昔の生徒さんも切ってました(汗)。

ひき肉買えばいいのにね。

Img_7274

これくらいかな・・・もうちょっと、かな。

フードプロセッサーなら、30秒もかかりません(喜)。

Img_7278

Img_7280

ねぎ、しょうが・・・いろいろ、ここでよく混ぜあわせます。

これであんは、できあがり。

Img_7297

白菜の甘酢漬け。

芯と葉を切りわけます。

切りわける理由?

ゆで時間がちがうでしょう?

Img_7281

ゆでて甘酢に漬けるだけ。

冷蔵庫にあると、お酒に、おかずにと、便利です。

Img_7294

手づくりの皮は、格別のおいしさ。

Img_7298

今日は焼き餃子ですが、水餃子なら、ひだは、不要です。

また、手速く包まないと、冬は乾燥してますから、すぐに皮が

パサついてきます。

Img_7304

下の鍋は、餃子鍋。

手前にも28cmの鉄鍋があり、2枚のお鍋で2回づつ

焼きます。

Img_7317

わ~~~っ、本物の中華屋さんのお店の匂い~~♪

Img_7307

Img_7322

皮もあんもおいしい手づくりの餃子

「市販品の皮だと、皮のかたさが邪魔というか、もそもそしますが

これは一体化してておいしいですね」とMさん。

.

「おなかいっぱい!」「おなかいっぱい!」「もう、だめ!」

と言いつつ

また箸が・・・・・・・・・・。

胃が、ぷ~~っと餃子の形にふくらみます。

Img_7308

昆布と鶏で取っただしで、わかめスープ。

Img_7313

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引頭佐知(いんどうさち)日本料理きほん学級・2011年1月15日

2011年01月16日 | 和食はじめの一歩教室

.

きほん学級の1月は、鍋料理です。

昨年は、水炊き、今年は、たらちり鍋。

みなさんが見える1時間前から、昆布を水出しし始めます。

Img_7206

真鱈(たら)です。

鱈は、無類の食いしん坊。

蟹でもイカでもなんでも、お腹いっぱい食べます。

「たらふく食べた」というのは、漢字で書くと「鱈腹食べた」。

食欲旺盛な鱈からきています。

Img_7207

たらこは、この真鱈のではなく、スケトウダラの卵です。

Img_7211

下の男性は、クマちゃん。

昨年は1年間闘病のためお休みしていましたが今月から復帰。

会話がユーモラスでおしゃれなため、人気者。

この1年、みんなでメールで励ましてました。

Img_7210

一昨年3月、あこがれの屋久島に移住した伊藤友香ちゃん。

現在、屋久島の民宿「MOSS」で料理人をしています。

冬季休業のため、里帰りをかねて帰京中。

moss=0997-47-3650

Img_7213

お土産の野ぶどう茶と紫山芋。もちろん屋久島産。

紫山芋、興味津々。

Img_7204

あ、ほんとに紫なんだ・・・。

Img_7218

Img_7215

すりおろすと・・・・・。

Img_7234

さぁ、11種の具材をザルに盛ります。

こうすると、目も楽しいし、材料の種類、量がわかるでしょう?

Img_7221

こちらは、大皿に。

Img_7225

紫山芋です。

Img_7242

切干大根、今日ははりはり漬け。

Img_7239

貝形の磁器皿には、小かぶと金山寺みそ。

Img_7245

左のお鍋は、吉田明さん、右は、福森雅武さん作

Img_7246_2

さて、おだし、あったまったかな。

Img_7252_3

Img_7260

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引頭佐知(いんどうさち)日本料理教室・本科2011年1月8日

2011年01月13日 | いんどうさち日本料理本科

.

おせち、今年は、全般的に手づくりの方が多かったの

でしょうか?

「教わったレシピ片手につくってます」

筑前煮、栗きんとん、伊達巻、数の子、紅白なます、

等々、かつての生徒さんからも賀状やメールをたく

さんいただきました。

日本の伝統食。

つくり続けていけば、次世代につなががります。

買い続けていては、次世代にはつながりません。

いろいろつくれない方は、

まずはお雑煮だけでもいかがですか?

ご自分でだしを取ってつくる、熱々のお雑煮。

たとえお雑煮一椀でも、自分でつくれば工場生産のおせちよりも、

ずっと、満足感が得られると思います。

お正月気分もひとしおです。

.

.

1月8日・・・2011年、初めての教室です。

写真は、ターバンの巻き方レッスン。

年末、イスラエルへ旅したHさんから教わっています。

Img_7122

次々、巻き方レッスン(笑)。

Img_7127

さて、教室をはじめます。

.

真昆布と枯本節の削りかつおでだしを取ります。

Img_7120

削りかつおを入れたとき、こんな風に頭がでていたら、そっと、

箸を横にしておさえましょう。

Img_7133

全員で、新年の「だしの味見式?」をしました。

「上品な甘さ」と「深いうまみ」に、大満足です。

.

なまこです。

なまこの旬は、秋から冬ですが、わたしが好き

なのは12月末~2月のなまこ。

あの磯の香り、コリコリした食感、たまりません。

おいしいのに食わず嫌いの方が多いのが残念。

形状が問題なんですね。

今日も嫌われてました。

かわいそうです。

この写真、きっとクレームがくると思いますので、そのうち

削除します。ポツポツ突起物が見えるでしょう?

あれは、足。

Img_7141_2

縦に包丁を入れ、

Img_7143

腹わたがでてきました。ひものようなものが見えるでしょう?

あれを塩漬したものは「このわた」という珍味。

酒の肴として珍重されています。

Img_7145

焙じ茶の中で茶ぶりします。

Img_7147

Img_7150

なまこといえば、だいだい(橙)。

残念ながら、こんな風に皮が黄色くなったのは、

酸味が今ひとつ。少しねぼけてきました。

Img_7156

1回でしぼります。

Img_7158

「橙の味、どんな味?」

Img_7160

Img_7161

鶏の空揚げの下味をつけています。

鶏の空揚げ、このクラス、未履修だったそうで(びっくり)。

この鶏は、鳥取県の大山(だいせん)鶏。

豪雪のため入荷が遅れ、今年は、この日初入荷なのだそう。

「よかったね、間に合って」と、小川肉店さん。

.

もう、なにが起こるやらわかりませぬ。

Img_7162

わたしは、青ねぎの香りが好き。下味の調味料は秘密です。

Img_7169

青海苔の新物がでました。

お吸い物つくりましょう。

手前は、百合根(北海道・まっかり村産)。

Img_7174

北京在住のYさん、参加のため、即席おすしで歓迎。

昨日届いた、関根克彦さんの切干大根を具につかいます。

Img_7134

Img_7171

Img_7177

空揚げ、このお皿で3皿分揚げました。

不格好ですが、うちのチビ柚子をそえてできあがり。

Img_7180

なまこのみぞれあえ。

Img_7182

おすましもできました。

さ、席について、ついて、ついて!

Img_7183

いただきます!!

Img_7187

青海苔のおすまし、おいしいこと、おいしいこと・・・・。

Img_7189_2

みなさますみません!

毎年の黒豆、出し忘れです。Yさん歓迎の意味でも、忘れたの

残念!!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島県石川郡の切干名人・関根さんから。

2011年01月13日 | いまが旬!

.

「明日、いるかな?

これから餅つきするから、送ってやろうと思って」と、お電話。

昨年,取材でうかがった切干大根名人・関根克彦さんからです。

翌日、ダンボール箱ぎっしりの贈り物が届きました。

時計周りに、蜂谷柿の干し柿、ピーナッツ餅、大根の柚子

漬け、挽き茶と青豆餅、しその青豆餅。

中央は、産みたて有精卵。

「今朝産んだの入れたから、ごはんにかけて」と、奥さん。

もう、全部、好きなものばかりです。

Img_7097

これは緑茶と青豆入り。やわらかいうちに切り餅にしました。

Img_7116_2

「緑茶入りですか?」

「いろんな材料を組み合わせて試してるんだ」と関根さん。

わたしは、無類の餅好き。

届いたのが昼食時、まずは全種焼いて、いただきました。

どれも味がちがっておいしい。

奥さんお手製の大根の柚子漬けも、

冷たくてパリパリしてておいしい。

.

なんだか、関根さん宅の

こたつにお邪魔しているような錯覚をおぼえます。

さて、荷物は、それだけではありません。

.

切干大根も!!!

袋を開けると、甘い香りがふうわりと漂い、

ざるにあけると窓からの自然光を浴びて輝きます。

あまりの美しさに、そばにあった箱に詰めてみました。

Img_7115

Img_7113

うつくしいでしょう?

明日の教室のおすしにつかいます。

.

有精卵のたまご。

もちろん、たまごかけごはんでいただきました。

丸中醤油をちょっぴり加えて、炊きたてのごはんに

かけます。

ほんとに昔のたまごの香りがしておいしい。

あとくちは、さっぱり。

あとくち、さっぱり・・・これは大切なことです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年、元旦。

2011年01月04日 | ときどき日記

.

あけましておめでとうございます。

毎年、新年のブログ記事では、黒豆を扱っていますが、

今年の黒豆は、2008年産の、ひね(古い)もの。

しかも高級品ではなく、近くのスーパーで買えるものです。

新豆でなくては、ならないということはありません。

乾物は、すばらしいですね。

.

2010年12月26日、

水でふっくら戻した黒豆を鍋に入れて火にかけると、

沸騰と同時に、

アクが、ぷあ~~~~~~っとふいてきます。

ここまでは、絶対、鍋から離れないようにしましょう。

Img_7057

ここまで5秒。

瞬時に、ふいてきます。

ていねいにアクをすくいとります。

ここ、肝心ですよ。

Img_7059

できあがり。

Img_7083

一昨年は、白磁の小鉢、昨年は、朱漆の小皿。

ことしは、楽焼の網目模様の器に盛りました。

これは、<つぼつぼ>という名前の小つぼです。

記事が長くなるので割愛しますが、

この<つぼつぼ>は小体ながら茶懐石の席では役目が

あり、欠かせない器です。

Img_7082

<つぼつぼ>小さなつぼですけど、11粒入ってます。

Img_7081

教室は、8日から。

ことしもよろしくお願いいたします。

.

日本料理教室・きほん学級

日本料理教室・本科

だし取り塾(だし取り教室改め)

引頭佐知

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする