引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

収録日 今年で15年に。

2018年05月09日 | ラジオ収録日誌

7時起床。 

焦って顔を洗ったら小指が鼻に入り、

ツーン、あたたたた。

お湯シャンしてから急ぎ朝ごはんへ。

しんごろう、食べたかったけどパスして

ごはん、味噌汁、湯豆腐のみに。

 

8時20分、ライト・エージェンシー

佐藤賢二本部長の車に。

 初めて会ってから17,8年。

話しのピンポンはスムーズ。

話題の中心は、

地域みっちゃく生活情報誌「すかっと」。

配布地域は、須賀川、鏡石町、天栄村、

玉川村。

地味に努力を重ね、石の上にも・・・

来月で丸2年ですが、当初の想定をはる

かに超え、好評を得ているようです。

読者から

「地域のためになる」「待ってるよ」

の声が、届くようになった由。

そりゃ、うれしいですよね。

これからの展開が楽しみです。

 

喋りっぱなしの約1時間、

あっという間に天宝さん到着。

本社会議室からは大きな笑い声が

はじけてます。

今年で、たしか15年目です。

 

10時スタート。

6本録りですが、午前4本、午後2本、

計6本録ります。

会津天宝さんの商品をつかって

私が料理をつくり、

まずはゲストのみなさんが試食し

次にアナウンサーの鏡田辰也さんが試食し、

料理の感想を話したり、レシピの

発想を聞かれたりという流れです。

 1本終えたら、すぐに次を録ります。

今年は、1品1品全部に食材を増やしたため、

写真を撮るヒマありません。

 

1本目は、バターロールをつかった

サンドイッチ。

 

2本目は、大根とハムの和え物です。

鏡田さん試食

「大根大好きです~」

豚肉ときゅうりの味噌炒め。

 海の幸マリネ風

あさり、タコ、トマト、新玉ねぎ

あさりは、ゆでたてを水気を切ったもの。

料理の感想+お仕事をうかがってます。

 昼食は、いつもの蕎麦処「岩人」へ。

6名で。

あれ? 

のれんがなく、ひっそりしてます。

「休みかな、どうする?満田屋行く?」

「この時間満席では?」

のぞいてみよう。

 

 主人「1人休んじゃって、天ぷらないけど

いいですか?」

「いいですよーー」

「時間結構かかりますけど」

「いいですよーー」

 

いつも天ぷらそばのわたし。

てんぷらないし、、、なににしよう?

会津天宝の金本さん「俺、高遠そば」

じゃ、全員、高遠そばに。

高遠そばの由来、全員から教わります。

もともとは長野県伊那市高遠のおそば。

高遠そばには、かけもてんぷらそばも

なく、ざるそばのみだそう。

辛味大根(あかざ大根)のおろし大根汁を

そばつゆに好みの量入れていただくとか。

「そばそのものの味がよくわかる」と、

金本さん。

 

待つ間、何度も携帯で呼び出される

ラジオ福島支社長の森さん。

「あなた、そんなに忙しいわけないでしょ。

なーにカッコつけてるの」

「借金取りの電話。早く返さないと、ただじゃ

おかねーぞって(笑)」

会津地方の橋の話題になり、

なんだっけかなー、あれ、なんだっけ?

「会津のこと八島さん詳しいんですよ。

きっとわかりますよ」とわたし。

 

ライト・エージェンシーの八島修

さんは、会津の地理・歴史に詳しく

聞けばいつも授業のように教えて

くれます。

 

「なるほど、そうだったのか」。

さてさて、高遠そば、出来上がり~~!

金本さん、大盛り復活ー。

小盛りのおばちゃま。

お蕎麦の味に集中。

お蕎麦の香りに開眼しました。

100%うどん派でしたが、

お蕎麦派に転向しそう。

そばつゆもゴクゴク。

そういえば、

会津高田のおそば、もおいしかったな。

夢中で飲むわたしに、

全部どうぞ!と。

 

飲み干しました。

飲みながら、

おそばの香りいいですねー、

食感もいいー、と連発してたら

「よろこんでいただけてうれしいです。

10割です」と厨房からご主人。

午後の収録

スタート前に森さんと談笑。

「いんどうさん、

今年の桜は10日前に散りました。

いつものセリフが使えません(笑)」

午後の収録、八島さんにカメラお願いします。

 

午後の1本目。

5本目、玄米オリザーノという発酵食品を

つかったもの。

オリザーノのレシピの発想について。

どうやって考えるんですか?

6本目は、しじみの味噌汁

このしじみは、前日の朝、築地で

求めたもの。会津天宝さんの玄米味噌

でつくります。

 吸口に、

みなさん驚かれてました。

吸口のバリエーションで、、

味噌汁のおいしさグーンと広がります。

お味噌汁をのむ鏡田さん。

マイクを向けて

おいひー、

ぜったい煮立てちゃ、だめですね。

「はい、結構です!」

今回も1テイクで無事終了しました。

スタッフの記念撮影。

もう一回!

左から、会津天宝醸造会社・金本本部長

満田昌代主任、引頭、ラジオ福島取締役

鏡田辰也アナウンサー、

お疲れさまでした!

 

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収録のあとは、会津若松~郡山

2017年04月28日 | ラジオ収録日誌

まずは、和菓子の「吉田屋」さんに。

 

今回の生菓子は「桜餅」です。

*吉田屋さんは、季節を大切にしておられ

桜の季節の間は「桜餅」、

桜が散れば「柏餅」を。

桜餅と柏餅、両方並ぶことはありません。

発売日は、ラジオ福島で告知されるそう。

「柏餅はじめました」っていうのかな。

こういうラジオの使い方、季節感も

感じられて素敵ですね。

 

桜餅。

会津は、明日が満開かも、という日でした。

女将さん、今日はお姿が見えず残念でした。

おしゃれなお着物、帯、帯締め、草履の

取り合わせ楽しみにしてたのですが・・・。

もちろん、お元気だそうです。

 

 

 

桜餅4つと焼き菓子1袋くださいな。

次に向かったのは、

会津塗専門の漆器店。

毎年違うお店を訪ねています。

今回は十日町の「鈴善」さんへ。

常設展示場の会津塗のお椀。

伝統的な技法(柿渋、消粉)でつくられた

お椀。下地に身不知(みしらず)柿の

渋をつかったり、蒔絵には(普通、金粉を

つかいますが)、会津塗は消扮(けしふん)を

つかっています。

網絵のお椀

「これほどの網絵の描ける作家は

もういないと思われる」と説明文。

実物の繊細で正確な線に目を

奪われます。

お椀のふたの高台(つまみ)の内側

部分までも描かれています。

さて、時間が押してきたので一路、郡山へ。

八島さんの車で約1時間ドライブ。

常磐西線でも郡山ー会津若松間は

1時間10~20分位です。

高速にのり、緑のなかを走ります。

広告代理店ライトエージェンシーで

伊藤代表、佐藤本部長と落ち合い夕飯へ。

 

お店は京料理「すず木」。

ご主人は「たん熊」で修行された方。

お料理、器との取り合わせ、ごらんください。

 

前菜は、

竹の子、春椎茸、ウルイの沢煮風。

料理からも器からも、春が際立ちます。

手前の春椎茸、早蕨(さわらび)のように

みえますね。

「どう?竹の子、うまいかい」と代表。

「おいしいけど、ん?」

「この竹の子、岩瀬牧場の。

食べさせようと思って、掘って持ち込んだんだ」

ありがたいです。

それこそ「ご馳走」です。

ほろり。

 

新玉ねぎの丸炊き

ほたるいか。

お造里

あおりいか、えびの甘いこと・・・。

昨年は収録後、直帰しましたので

この2年間のあれこれを話します。

この竹の子も岩瀬牧場の。

牛肉の網焼き。

器は祥瑞文様。

小鮎の天ぷら。

天然ですね。

器はおしゃれな足つき。

「ご馳走」という意味そのままの

ご馳走さまでした ♫

 

計画としてはこの夜は、食後、福島に行き、

1泊して翌日は2軒のお店を訪れたいと

考えてましたが、1軒のお店が昨夏閉店

しており、もう1軒は4月27日頃より営業

とのことで帰京。

閉店していたのは福島市の山菜料理店

「魚菜草」。

20種類以上はあったでしょうか、

みずみずしい山菜が、

山にあるように、野にあるように、

焼き締めの大皿に盛られており、

ほーーっと、ため息の出る美しさでした。

震災~異常気象の続く日々、食材集めは

大変なご苦労だったろうと察します。

思いついた時、行かなきゃだめですね。

 

 もう1軒は、奥羽本線峠駅そばの郷土料理

「江川」。

こちらは雪深い地域にあり、春までお休み。

今年は4月27日(頃)からの営業のようです。

残念!

 

 そうそう、もう1軒あります。

下戸なのでお邪魔し辛いのですが、

福島市大町の居酒屋「おこぜ」。

15年前、ラジオ福島で初回録音のあと

佐藤賢二さんと食事をしに訪れたお店です。

こちらでいただいた山独活の

キーーンとした高い香り、歯ごたえ

わすれられません。

 

「朝4時に、山さ行っで採ってきたんだ」。

アクぬきし、1本を斜め半分に切り、

味噌を添えて出された山独活。

クマとの遭遇の話を聞きながら

カリカリッ、カリカリッ。

また来ますと言って、その後、1度しか

行ってない、そういうの気になるたちでして。

しかも、数年後、2度目にのれんをくぐったとき、

ご主人と女将さんは、@@、@@!!!

「今、2人で話してたんだよ、来るかもって」

 

 

 

 

 

 

 

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ラジオ福島収録(14年目) 2017年4月18日

2017年04月24日 | ラジオ収録日誌

ラジオ福島出演。今年で14年目に。

 <会津天宝ラジオかんたんクッキング2017>

 

収録場所は会津天宝醸造クッキングルーム

9時半集合です。

 

全6品中、これは3品目ですね

炒めてる音を録ってます。

炒めてもはじけない、おいしい、カンタン。

みそと、ししとうに、ヒミツあり。

ひき割り納豆プラス00で、和え衣に。

乱切り独活にぴったり。

o4品収録、午前の部終了でーす。

昼食タイム。

スタッフは、地味に普通盛り。

わたしだけ天せいろ(恥)、ぺろり。

 

さすが蕎麦の産地

会津のおそば、ほんとにおいしい。

わたしの隣の金本さん、

いつも大盛りだったのに、普通盛りに。

大盛りの人、いなくなりました。

午後の部。

ゲスト:若松ガスのみなさま。

私のだしとり教室に参加していただいた

斎藤優子さんは出産のため今回はお休み。

斎藤さん、おめでとっ!

主任・満田昌代さん。

最後のゲストは、金本淳一取締役

「終了でーす!!!!!」

 

拍手で〆のあとは、

また試食。

これは、玄米発酵飲料「玄米オリザーノ」

をつかった料理。

ワイワイ試食!

最後に番組CMを録り、すべて終了。

録音の高橋英明さんやっと開放され試食。

腕まくりしてるのは・・・

ラジオ福島若松支社長森さん。

 

森さんはスタジオにかけつけるや

なつっこい笑顔で、毎年同じフレーズ。

「わたしの春の楽しみは、

引頭さんの笑顔と桜です。ガハハハハ」

恒例の春の冗談です。

持論ですが、冗談をくり返すと、

立派なギャグになります(笑)。

スタッフ

左から、森さん、金本淳一さん、わたし、満田昌代さん、

鏡田辰也アナウンサー、八島修さん。

「おつかれさまでした。

また来年お会いしましょう!!!」

 

続きます。

 

 

 

 

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会津若松へ。2017年4月17日

2017年04月19日 | ラジオ収録日誌

新幹線乗車前に東京駅で昼食を。

 きょうは親子丼に。

 京都老舗のお味、おだしがきいた薄味です。

器もね、「お平」という形の漆器です。

右の小鉢は、筍の黄身酢あえ。

左は、よもぎ豆腐。

デザートは、グッと我慢。

 

急ぎホームに向かい、

15時発のやまびこを待ちます。

男性車内清掃職員の、帽子の桜、

何度みても、どうしても

横隔膜がプルプルふるえます。

ライトエージェンシーのY島さんと

郡山で待ち合わせ。

ラジオ収録のための買い物を済ませ、

一路、会津若松へ。

 

郷土料理「籠太」さんへ直行。

満席です。

予約をしていないお客さん、次々

ごめんなさいね、と断られている

のが聞こえます。

山菜のてんぷら。

雪ノ下、うど、春蘭、ふきのとう

「今日の天ぷらね、

春蘭(シュンラン)つかってます。

山に入ってね、30分でこんなに

採れるんです」

つまんで生で食べてみました。

ちょっぴり苦味がありますが、香りも

あります。

「香水のような香りでしょう?」と女将。

 

帰京後、しらべましたら、

桜の花の塩漬け同様に塩漬けにすれば、

飲み物、料理につかえるようです。

うん、おしゃれな料理になりますね。

 

東京でも栽培の山菜はありますが、

山で採れたての香りとはちがいます。

春は苦味。

山菜それぞれの苦味を楽しめて口福です。

お酒は、弥右衛門。

(なぜかラベルが逆立ちしてます)

ワインのようなフルーテイな味、

下戸のわたしに、おすすめのお酒。

 

「ワイングラスに合うでしょ」と籠太さん。

たしかに!

(見た目だけのことじゃないですよ!!!)。

Y島さんのお酒は、

「会津の郷土料理、いろいろあるのよ。

もっともっと、知ってほしい」と籠太さん。

いろいろいただきました。

ホタルイカの沖漬け、地鶏の焼き鳥、

カレーライス(スパイスのミックスが好み)

他、

「話の肴」がありまして、

それはY島夫妻の教育方針。

(fbでみるお子さんたちが魅力的

なので気になってました)。

 

夫妻の出会いは大学のワンゲル部。

「子供は自然が育ててくれます。

幼いころから、今もそうですが、

山や海に連れていき自然にふれる

機会を数多く与えてきました。

キャンプをしたり、釣りをしたり・・・・・

自然の中に身をおくと、学べること

たくさんあるんです。

たとえばキャンプに行ったとき、、

食べるものや道具がなければ、

ないなりに、どうすればいいかと

工夫します。

「考える力」が養えます。略」

 

10時近くまで話しましたが、

すてきな「話しの肴」でした。

 今回は、温泉を愉しむために、

いや、

◎明日の収録のために

お酒ひかえました(笑)。

めずらしく明日の行動予定もたて。

7時温泉

7時半朝食

8時45分フロント。

9時半会津天宝さん着。

 

 続きます。

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収録後は、

2016年05月05日 | ラジオ収録日誌

ライトエージェンシーの

八島修さんと、いつものように

吉田屋菓子舗さんへ直行です。

 

おかげさまで

柏餅、なんと今日から発売にして

くださったそう。

もうもう、恐縮しながらうかがいます。

 

「いらっしゃいませ」と

帳場から出て迎えてくださった女将さん。

和服姿が凛として美しいこと。

白い半襟が更に美しさを際立たせてます。

 

「お茶、お淹れしましょう、中へどうぞ!」

縮緬地の帯の柄、

野に咲く紫陽花でしょうか。

のびのびと筆が走っています。

「すてきな帯ですね」

「いえいえ、着尺をね、

友達と半分づつ分けあって」

吉田屋さんは、会津若松の

老舗の和菓子店。

お茶事に欠かせない主菓子や

お干菓子を製造販売されています。

4月23(土)、24日(日)は、

会津若松さくらまつりでの恒例

大御茶会(於:鶴ケ城)が終了し、

一息つかれたところ、だそう。

 

帳場のお隣は作業場。

脇目もふらず、ほとんど音もなく

黙々と手作業で製造中。

秤の前の方は社長さん。

藍色の手ぬぐいの方はお孫さん。

「間違いのない商品」が製造されている

という緊張感が伝わります。

和服と割烹着姿でキビキビ、ハキハキと

お客さまに対応される女将さん。

いつお会いしても惚れぼれします。

歴史のある街の老舗のお店は

やっぱりちがいます。

 

 そうそう、吉田屋さんでは昔ながらの

なつかしいパンも製造・販売されてる

んですよ。

収録終了時間の2時過ぎには、いつも

売り切れているのですが、今日は雨の

せいか、アンぱん、クリームパン、

ジャムパンが残ってました。

 

クリームパンの形、かわいいでしょう?

「調理パンもあるんですよ。

来年は朝、寄りましょう」と八島さん。

 女将さんごちそうさまでした。

八島さん、いろいろとお世話に

なりました。

 

 

 

 

 

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