引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

いんどうさち(引頭佐知)日本料理教室・本科11月13日

2010年11月16日 | いんどうさち日本料理本科

.

昔(1995~2005)のメンバー、くみちゃんカムバック。

お持たせのいちじくのケーキいただきながら和気あいあい。

うれしいです。

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今日は料理の前にいかの塩辛を作ります。

「来年作りましょう」、と何度言ったことか、

そろそろ作らないと、狼おばさんになってしまいます。

.

「塩辛には、大きいですね」

「今日は、この大きさしかなかったんですよ」魚屋わたべさん。

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こ、こうでしたっけ?

そ、そ、まな板に平行に引っ張って。

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いかの塩辛工場です。

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薄皮をしっかり取りました。

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いかのわたです。

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さて、このあとは、いつもの教室のスタート。

.

今日は、お酒に合う献立です。

ごはんは、かきめし。

下北沢の貝屋さんで、小粒のかきを購入。

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洗って

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菊菜のピーナッツ和え。

菊菜(春菊のこと。秋は、菊菜と呼びます)の葉だけを摘み取

っています。

新豆のピーナッツが出ましたから、ピーナッツ和えに。

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ピーナッツは、すり鉢でねっとりするまですります。

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ゆでた菊菜、菊の花・もってのほか。

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春菊の茎は、きんぴらに。

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ゆで豚

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3mmに薄切りしてね。

この厚さ、3mm?

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白髪ねぎ、今月のきほん学級では、鯖にあしらいました。

いろんな料理に使えますよ。

これからは、集まりの多い季節。

地味な色合いの料理が、グっと、引き立ちます。

パーティのときにどうぞ。

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小かぶの甘酢漬け

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イクラをのせましょう。

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クリスマスやお正月に、使えるでしょう?

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菊菜ともってのほかのピーナッツ和え

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いかのうに和え。

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生椎茸、しめじ、えのき、舞茸を当座煮。

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香ばしく炊けたかきめし。

ぷっくりのかき、つぶさないようにかきまぜてね。

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かきめし

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これからの季節、身体のあたたまる八杯汁。

だし、のり、生姜でいただくお豆腐がたまりません。

おいしくて、おかわり八杯いただけます(笑)。

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今日の持ち込みのお酒は、

1本は、山田錦100%使用の北秋田と

もう1本は、手取り川吟。

ゆかこさん、残念でした~~。

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<おしらせ>

●11月27日(土)・だし取り教室

焼きあごで大根料理をつくります。。

不漁だったあご、やっと入荷!

くせがなく深みのある旨み、お楽しみください。

島へ行こう!島で暮らそう!

全国の島の情報、直接島の人から得られます。

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アイランダー2010

28日(日)11時半~12時半

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伊吹島のいりこをつかったお味噌汁をどうぞ。

100椀のみです。

お早めにどうぞ。

<場所>

池袋サンシャイン

文化会館・展示ホールC

10時~18時(日曜日は17時まで)

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いんどうさち(引頭佐知)日本料理きほん学級11月7日

2010年11月16日 | 和食はじめの一歩教室

.

昨日と同じ雑穀小豆ごはんです。

実は、今回のきほん学級のごはんが小豆ごはんなのは、

わけがあります。

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ひじきの煮物の材料です。

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たぬき汁の材料です。

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同じく、たぬき汁の材料。

昨日は、干し椎茸でしたが、今日は生椎茸。

新宿のデパートまで買いに行きました。

ところで、

昨年あたりから、生椎茸のサイズがばかに分厚く大きくなり、

不粋で、日本料理に使えなくなっています。

お椀に、煮物に使うのは、そのまま一枚で使えるサイズが

必要なのです。日本料理は、景色も大切ですから。

椎茸農家のみなさん、昔ながらの生椎茸の栽培をよろしく

おねがいします。

わざわざ生椎茸を探しに電車に乗る時代がくるなんて、

思いもしませんでした。

ふんとに(怒)。

と、憤慨したら、

茨城の久松達夫さんがお知り合いの椎茸農家さんに問い

合わせて下さりメールを頂戴しました。

「流通の問題。実際は小さい方が多い」そうで安心しました。

「大きくて分厚いのは値がいいからのようです」

とのことでした。わたしもそれは感じていましたが、

店側が「ないんです」というのが不可解。

そのあと、続くのが「椎茸ステーキにするとおいしいですよ」

こればっかり!

なにが悲しゅうて、生椎茸=ステーキなの?

ほどよい大きさの椎茸には、和食のおいしい料理がたくさん

あるのです。

あんな、うすら大きい生椎茸では、作れません。

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昨日と同じ、三陸の鯖です。

よ~~く厚みをごらんください。脂がのってます。

ついでに模様もごらんください。

この模様は、真鯖の模様。

空色の大柄の模様のは、ノルウエーの鯖です。

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青森県三沢市の自然食品店・ふきのとうさんの佐藤妙さん。

彼女のために、今回のきほん学級のごはんは、小豆を使い

ました。

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初めての鯖さばきです。

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できた!

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下味をつけておきます。

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ひじきの煮物、炊きあがり!

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鯖も揚げて・・・。

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雑穀小豆ごはんも炊きあがりました。

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あつあつのたぬき汁。

分葱(わけぎ)がはねてますね(笑)

こういう具沢山の汁物は、煮物も兼ねたおかず汁と、考えて

ください。

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即席漬け、そろそろいいんじゃないかな?

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いんどうさち(引頭佐知)日本料理きほん学級11月6日

2010年11月16日 | 和食はじめの一歩教室

今日のごはんは、雑穀小豆ごはん。

材料は、5分づき米、もち米、麦、もちきび、小豆など。

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小豆をゆでます。

丹波篠山の小豆です。

ささやま農業青年倶楽部・酒井正一さんから頂戴しました。

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昆布とかつお節の一番だしと、昆布と煮干しのだし。

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ひじきをもどします。

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今日の汁は、たぬき汁。

たぬきのお肉は、こんにゃく。

塩ふって叩いて、たぬきのお肉の下ごしらえ中です(笑)。

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脂がのってきました。

鯖も産地によっていろいろです。

皮がやわらかい三陸の鯖。

〆鯖といきたいところですが、きほん学級ですから、

まずは、さばき方を学びます。

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口、どうなってる?

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なるほど・・・。

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頭を落とし、腹わたを取り、洗いました。

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さて、新入生のしのぶさん。

初めての魚さばき、だいじょうぶでしょうか?

.

あれ?だいじょうぶでした。

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下味をつけておきます。

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ひじきの炒め煮。

さ、ひじきを炒めましょう。

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ごはんが炊けました。

さすが、丹波の篠山の小豆。

小豆の大きさ、香りがちがいます。

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たぬき汁の材料、そろいました。

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鯖、揚げはじめました。

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たぬき汁もできあがり!

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小かぶの即席漬け。

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<おまけ>小かぶの皮と葉で、炒め煮。

仕上げに黒ごま、ぱぱぱぱっ。

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いただきまーーす!

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コレクティヴ・ハウス聖蹟にて出張だし取り教室

2010年11月16日 | いんどうさち出張・だしとり教室

.

コレクティヴ・ハウスって、ご存知ですか?

.

「住まいをシェアしてみませんか」というテーマで、

11月8日、NHKの番組・クローズアップ現代でも、

特集していましたが、共有スペースで人と人が

話し合い、触れ合いながら暮らす住まい方が、

いま、注目されています。

番組内では、今回、だし取り教室でうかがった

コレクティヴ・ハウス聖蹟も取材されていました。

<一つ屋根の下、つながる家族たち>というタイトルに

居住者の方の「ずっと合宿してるような感じ」という

カップル。

いい感じで合宿?を続けるには、それなりの月日をかけた

努力があるわけで、今回の教室を提案してくださった山下

ゆかりさんによると、

「どんな小さなことでも、全員で話し合います。全員が納得

するまで話し合うんです」

今回の教室も、みなさんで協議し、決まったものです。

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さて、ハウスでは、

キッチン、ダイニングはシェア(共有の)スペースとして使え、

食事作り、掃除は、男女同等に当番制というルールです。

またハウスでは、

共有スペースは、コモンスペース、

食事は、コモン・ミールと呼ぶそうですが、

コモン・ミールの当番が回ってくるのは、1人に付き月4回。

毎回4人の当番制で、献立を考え、買い物、調理、

後片付けまで担当します。

.

最寄の駅は、京王線・聖蹟桜ヶ丘から徒歩5分。

2階建ての建物の前に立ち、玄関を見ると、ガラス越しに

リビング&ダイニングルームとキッチンが見えます。

中に入ると、ゆったりとしたテーブル席、アイランド形式の

調理台。温かみのあるすてきな空間・コモン・スペースです。

現在、ここには、0歳児~60歳代の方がお住まいです。

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だし取り教室に参加していただいたのは、

居住者のお友達も含めて、44人のみなさん。

<だし取り>をみなさんと体験し、<だし>をみなさんで味わい、

今後のコモンミールに生かしていきたい、とのことでした。

.

<だし取り教室スタート>

いつものように、だし素材の昆布、かつお節、煮干しを食べて

いただき、わたしのだし取りのあと、

みなさんに、少しずつだしの旨味をたしかめていただきます。

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次に、テーブルにカセットコンロを置き、6班に分かれて、

だし取りをしていただきます。

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だし取りをしたあとの、かつお節のだしがら、400g分です。

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福井県の谷本さまからお送りいただいた、名残りの秋茄子、

ピーマンと大根の間引き菜。

44人分だと切る量も多いけれど、料理のしがいがありますね。

当然、1つの鍋では無理。

鉄鍋とテフロン鍋、仕上げの違い、味の違いも見ていただき

ました。

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入居は昨年2009年5月。

入居当初は包丁さばきがぎこちなかった男性も、当番制で

作るうち上手になり、いまや、料理当番が楽しみになっている

そうです。

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だし巻き玉子。

だしをたっぷり使います。6班に分かれて焼きます。

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おいしそうでしょう?

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みなさん、初めてなのにとっても上手に焼けました。

このだし巻き玉子は、まきすを使ったもの。

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舞茸としめじの炊き込みごはん。

約30合の大量のきのこごはん。お釜のふちスレスレまで

きのこを入れて炊きます。

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ほら、炊けました。11合の炊飯器です。

合計約30合炊きました。

重いので、男性の手があると助かります。

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余ったきのこは、当座煮風に。

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大根の間引き菜。

柔らかい葉は、煮びたしに。

上に、ふうわりと、かつお節を天盛りします(写真取り忘れ)。

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根は辛いので、ゆでて、だしがらの昆布と即席漬け。

柚子を散らして。

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すまし汁、44人分。

実は、もち麩、三つ葉、吸い口は、柚子。

お椀が足りなくて、子どもたちは、ティー・カップに。

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家族だけではない食事。

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食後は、当番の方が後片付け。

前述しましたが、当番は、いつも4人。

とっても、スムースな働きぶり、スマートさに感心しました。

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食後は、みなさん思い思いにすごします。

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わたしのお向かいに座っていたのが、小学2年生のMくん。

「Mくん、学校楽しい?」

「楽しいよ、ぼくの学校」

Mくんの通う小学校は「賢治の学校」というNPO法人の学校。

宮沢賢治とシュタイナーの教育方針をミックスした授業内容

の学校とか。

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「これは、かんじ(漢字)のノートなの」

山や川、絵から象形文字を知り、漢字の成り立ちを覚えて

いく学び方のようです。(間違ってたらごめんなさい)。

初めて会ったわたしに、1ページ1ページ、ちっとも面倒

がらずに全ページ説明してくれるMくん。

ご両親の育て方なのでしょうが、もしかしたら、少しはこの

シェア・ハウスの住環境も手伝っているのかもしれません。

.

赤ちゃんは、Mくんの弟、Kくん。

だっこしている方が、今回、「だし取り教室」を提案して

くださったお母さんの山下ゆかりさん。

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Kくんは、生後5ヶ月。

「Kくーーん!」、

呼ぶと、にっこり・・・・・・・いいお顔でしょう?

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バギーに寝かせ、おかあさんが席を離れても、

いくつもの目が、Kくんに注がれています。

また、誰に抱っこされても、人見知りせずご機嫌です。

.

血縁関係はなくとも家族のように共に暮らせる住まい。

1人暮らしでも、ハウスに帰れば1人ではありません。

この日も、夕方から、

「ただいま~!」、「おかえりなさ~い」の声が増え、

食卓が埋まっていきます。料理を自室に運ぶ人もいます。

それは自由。

スペース、食事作り、掃除などを上手にシェアする住まい方

メリットも多く、心地よさそうです。

.

ある男性は、

「ここで暮らすようになってから、外で飲むことがほとんど

なくなりました。このコモン・スペースには誰か飲み仲間が

いますから。お酒を持ち込んで、一緒に飲んでます。

そういう意味でも、この暮らしは、快適です」

.

山下さんから「みなさん意識の高い方ばかり」とお伺いして

いましたが、アンケート用紙も、きちんと書いてくださいました。

23名の方からです。

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みなさま、アンケートへのご協力ありがとうございました。

じっくり拝見させていただきましたが、今後の仕事の柱となる

ご意見が多く、心より感謝いたします。

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いんどうさち(引頭佐知)日本料理教室・本科(2010年10月9日)

2010年11月05日 | いんどうさち日本料理本科

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お米をといで、お湯をわかして、さ、だしを取りましょう。

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あ、だし、沸騰 !。

昆布、早く取りだして!

背中を向けて作業をしていて、油断してました。

みなさま、昆布は、沸騰寸前に取り出すのですよ。

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だしがらの昆布,

捨ててはいけません。

わたしは、いつも台所で、こんな風に干しておきます。

いつも目につくところにあると、アイデアが浮かび、いろんな

使い方を試したりできます。

品質のよい昆布は、2次利用どころか、3次利用までできます。

つくづく思いますが、

乾物というのは、本当に本当に、ありがたい食品です。

さて、真昆布の厚みをじっくりごらんください。

この厚みの中に旨味がふくまれています。

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里芋、なんとか、やっと、おいしくなりました。

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ゆでていますよ。

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さて、今日の魚は? 鹿児島県内之浦港の?

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「おいどんは、鯛ですたい」

鹿児島産の鯛。

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ていねいにうろこを引きます。うろこ引きは、大切な作業。

うろこが残っていると、包丁の刃、入りませんから。

うろこのあるところ、全部ゴリゴリ引きます。

ゴリゴリ、ゴリゴリ・・・、

「鯛どん、痒かとこ、なかね?」

「なか」

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包丁で腹腔をなぞります。

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きれいに落とせました。

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そぎ切りして、冷蔵庫へ。

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その間、昆布と鯛のあらで、だし取りします。

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うーーん、おいしそう・・・・たまりません。

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銀杏です。

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銀杏ときのこの炊き込みごはん。

今日は、ほかの料理できのこを使うので、ごはんは新米を

と思ったのですが、この時期、いろんなきのこを味わうのも

いいか、と。

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里芋、

昆布とかつお節の一番だしを含んで、ふっくりと炊けました。

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みそに調味して・・・・・・・、

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だしでゆるめて・・・・・・・・・・・・、

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そのみそを加えて、柚子も振り入れます。

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おひたしです。

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ごはんも炊けました。

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薄揚げのみぞれあえ。

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「これ、いつもの広島県の神石郡の穂じそです」

「いい香り~♪、なにに使うんですか」

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おつくりに、ぱらり、です。

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おすましの材料です。

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