今日は日曜日。
久しぶりに、経堂ぶらぶら、です。
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すずらん通りに入ったら、後ろからS堂主人の声。
「たまには、身体、伸ばしにおいで!」
「はーーい」
お店の地下は、数台の体操器具のある秘密のジムなのです。
すずらん通りをぬけ、恵泉通りに入ると、
カフェ<9chair>店主、いつも笑顔のかよちゃんとバッタリ。
その恵泉通りをもう少しぶらぶらし、
9chairの1階の
LIHNーFaへ。
チェコに買い付けに行っていたオーナー、草ちゃんの
雑貨屋さん。
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「どーーだった?チェコ」
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「充実してました。
もう、もう、今回は最高でした。
新しいお店も開拓できましたし、
これは、と思うものとも出会いました。
もう、うれしくて、
帰国の朝、泣いちゃいました。
あまりにも楽しくて、帰りたくなかったんです」
「ハハハハハ誰も待ってなかったわよ」
「やっぱり?
ところで、好きそうなもの買ってきましたよ」
「どれ、どれ」
「あ、かわいいじゃない」
「でしょう?そうくると思った」
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「他にはね、エプロン。あててみてください」
「どれ、あ!スエーデン刺繍ね」
「やっぱり、似合う!かわいい!似合うと思ったんだ」
「わたし、どっちかというと、かわいいタイプだから似合うかなぁ」
「まーー、そうですねーー」
「さて、試着いたしました。
いかがでしょうか。
あらっ!
ね、ちょっとわたし、ふとってない?
エプロン、小さくみえる」
「そんなもんですよ、いつも」
「え~~~っ、ちょっと、この鏡おかしくない?」
「問題ないです。
ぜーんぜーん、問題ないです。
ああ、やっぱりこのエプロン、かわいい!」
「わたしは?」
「それなりです」
「え~~~ッ!」
「じゃ、こっちの鏡でどーーぞ。
この鏡は美人に見えるんで評判いいです」」
「この鏡じゃ、胸から上しか見えないじゃない」
「だから、見たくない部分見えなくていいんですよ」
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「そんなことより、聞いてください。
今回は、朝から晩まで歩き倒しました。
食事は、歩きながらですよ。
右手にパン,左手にヨーグルト。
レストランなんかには、一切入りませんでした。
歩きながら食事です。
座って食べたのは、帰国の日、朝食だけです。
ソーセージと酢漬けのキャベツとパン。
おいしかったですぅ。
もうね、機内食もおいしく感じるほど、毎日、3食粗食でした。
寸暇を惜しんで、がんばってお店をさがして歩いて、
86kg、船便で送りました。
もう、まばたきするのも、惜しかったです」
「どうして、まばたきするのが惜しいの?」
「え、だって、
まばたきしたとき、商品を見逃したら口惜しいじゃないですか」
「なるほど・・・・・。
しかし、草ちゃん。
買い付けに行く度に、自分に厳しくなっていくわね」
「誰にも甘えないで、
自分の力だけでがんばる自分が好きなんです」
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自分の身をけずってけずって、集めた品々。
値段のこと書くのはなんですが、お安いのです。
いつも聞きます。
「ほんとにいいの?」
いつもこたえます。
「いいんです、喜んでいただけば。
それに、自分の目で選んだものを買っていただくのって、
うれしいじゃないですか」
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来週、木曜日辺りから商品が並びはじめるよう。
たのしみです。
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