引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

「乾物のレシピ」スナップ写真から。

2012年06月13日 | 乾物!乾物!乾物!

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「乾物のレシピ」発刊から約1ヶ月余。

「打ち上げをしましょう」と、スタッフが集まりました。

大好きな深紅をあしらった花束。

版元・池田書店さんから頂戴しました。

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乾物のレシピ。

ご利用いただいていますか?

下記は、わたしのところに届いた感想の多い順です。

「おいしい。もう、何品もつくったのよ」

「写真がきれい。1日1品、ベッドサイドでみてる」

「乾物をもどすのが面白くなった」

「簡単な料理ばかりなので、乾物が身近に」などなど。

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「嫁も娘も、揃えやすい材料からつくりはじめてるわよ」

と友人。

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下の写真は、撮影期間に、

ちょっと手の空いたときに撮ったスナップです。

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戻した乾物のほんの1部です。

乾物によって戻し時間が異なるので、

朝8時の撮影時間に合わせて、深夜から

戻し始め、徹夜で次々戻していきました。

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上から昆布、いりこ

わかめ、木耳(きくらげ)、大豆

凍み豆腐、干し椎茸、ひじき、干し貝柱

ぜんまい、、かんぴょう、ずいき

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かんぴょうです。

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ぜんまい。

水に入れた直後です。

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下は、戻ったところ。

正しい色は、拙著でごらんください。

クルリと巻いた部分、芽なんですよ。

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干し椎茸

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鳴門わかめ。

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芋がら(ずいき)

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干し貝柱

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きくらげ(木耳)

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水だしした真昆布。

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いりこだしのとり方の撮影中。

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伊吹いりこです。

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午前中は、このへんで終了。

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さぁーー、昼食です。

女子は、撮影した料理を、台所であたため直したり、

盛り直したり、お茶の用意です。

次々運びます。

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さて、男子はなにをしてるのでしょう?

和室をのぞいてみます。

和室は、撮影用のものでごちゃごちゃ。

乾物の入っているダンボールの山、山、山

器、カメラ機材が散在。この部屋を歩くには、

運動神経が必要。

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さて、男子2人は、

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自発的に・・・・・・・・

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「ごはん、かわるよ」。

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「おみそ汁できました~~!」と、ポンちゃん。

「あ、、、どうも」、「いやはや・・・デヘへへ」。

ポンちゃんは女子大生。

お姉さんたちが運んだ場合「デへへへ」は、皆無。

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いただきまーす!

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さて、午後の部。

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終了!

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撤収!

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片付けたら、またみんなで夕飯です。

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1日の撮影数が多いので、

毎回おかずはよりどりみどり。

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6角形の器の料理は、だしをとったあとの鶏手羽先。

ごまだれでいただきます。

なんのためのだしかといいますと、

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89ページ、白きくらげのスープのため。

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77ページ、寒天サラダ。

人気の一品です。

オリーブ・オイルは、愛用のオルチョ。

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70ページ、わかめむすび。

撮影用は3個でした。5つに増えてます。

こどもの頃から食べ続けているわたしの昼食です。

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レシピ、全57品

一番だし、いりこだしのとり方も掲載しています。

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引頭佐知日本料理きほん学級2012年6月第1火曜日

2012年06月10日 | 和食はじめの一歩教室

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今日の教室は、いりこをつまみぐいしながら、

スタートしました。

ついでに、だし用に頭と腹わたもとり,

「今日は昆布といりこの合わせだしからとりましょう]。

「昆布大きいですね」

「羅臼昆布です」

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いりこは、いつもの伊吹いりこです。

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「いりこだと言われなかったら、

何のだしかわかんない、上品なおだしね、」

「ほんと。甘いし、生臭くないし」

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真ん中の正子さんは、先月、100歳のお義父さまを

見送られました。

もともと、正子さんが教室にいらしたきっかけは、

口の肥えたお義父さまのため。

「だしさえあれば、大丈夫」と

教室で、いつも真昆布と削りがつお、いりこを購入。

バッグをふくらませて帰宅されていましたが、

今月は心なしかちょっぴり元気がありません。

「お料理する対象が急になくなって・・・張り合いが

なくなった・・・いま、お料理する気がなくて困ってます」。

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下の方は、兵庫県明石からの西馬さん。

「伊吹いりこ、明石でも売ってますか?」

「絶対、売ってるはず。明石と香川県、近いもん」

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次は、昆布と花かつおの一番だし。

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いつものように、試飲です。

そうそう、試飲は漆(うるし)の豆皿で。

漆にするのは、もちろん理由があります。

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三重県からの生徒さんは、マスク姿の水谷さん。

毎回、高速バスで往復。

ここのところ、だしとり教室にもよく参加されてます。

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右がいりこ。左が一番だし。

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今日のおだしでつかった昆布です。

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今月も淡路島の鯵です。

淡路島の鯵の型は、横から見ると、

かつおのような型です。

身は薄いんですけどね。。

海流がちがいますから産地によって型がちがいます。

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2ヶ月続くと,さばき方がなんとなくつかめるでしょ?

まな板に新聞紙?

内臓をとるまでは、新聞紙の上で作業します。

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今日は、2回目。あんまり小うるさく言いません。

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でも、なんとかさばけました。

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ね!

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がんもどきの煮物。

おぼえておくと、なにかと便利です。

ふっくり炊いて、冷めるまでおいて、いただきます。

できれば前日炊いて、味を染ませ、翌日にどうぞ。

おいしいですし、値も張らないおかず。

これぞ、家庭料理。

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いんげんの盛り方はいろいろ。

でも、きほん教室は、こんな何気ない感じで。

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今日は、杉盛りをしましょう。

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生姜めし。

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ねずみの額の庭で育ててる柚子の実です。

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なすのお味噌汁の吸い口につかいましょう。

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ごま油焼きなすの味噌汁。

なすは、油とみそと大の仲良し。

だからおいしいんです。

つくり方は、拙著「だしとり教室」の52ページです。

お持ちでない方は、図書館でコピーしてどうぞ。

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<中古品カメラの不思議>

2007年、2009年に購入したカメラは、日付け別に

インストールされるので、ブログアップが気軽にできて

便利でした。

しかし、カメラが故障し、買い替えたら、約1000枚の

写真がバラバラにインストールされ、写真をみつけて

ブログにアップするのが一苦労。

仕方がないので、2009年のデジカメと同型のカメラを

探しました。

が、2009年製造ですから新品はありません。

中古品をネットで探し入手し、今回はアップしました。

<続き

ところで中古品、箱といい、機体といい、

全体になーーーんか薄っぺら。箱の印刷の色は

薄く、カメラは、持った感じもちがいます。

重さは同じなのですが、触感がちがうのです。

また、中古品にしては、かすり傷ひとつなく

まったくの無傷。

「おかしいぞ?」「あやしいぞ?」

めがねを皿のようにして調べた結果、

ものすごく小さな字で表記されてました。

made in china。

いやはや・・・・・・・・・、笑えます。

みなさま、中古品にはご注意くださいね。

SDカードとバッテリーのふたは、ペナペナ。

ま、写るからいいですねど。

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故障のカメラは、修理済み。

6月21日からは青森県三沢市のふきのとうさんで

「だしとり教室」を催します。

三沢には、どっちの子を連れていこうかしら。

今回はこじんまり和やかな教室になるとのこと、

楽しみです。

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経堂ぶらぶら。ポケットにデジカメ入れて。

2012年06月07日 | ときどき日記

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「最後のお預かり品、いまから

お届けします」

「いや、わたし行きます」

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閉店宣言から1ヶ月余。

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おかあちゃんは、骨皮筋ェ門だったのに、

ふっくら美人に変身。

「そんなにふっくらしてるの、初めて見たわ」

「閉店を決めてからは、ラクさせてもらってるから」

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「長男がさ『おかあさん、よくがんばったね』

って言ってくれた。舅姑に仕え、子育てして、

朝から晩遅くまで、店と家、走りながら生きて

きたの知ってるから」。

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山形県出身。山形弁のセンセイでした。

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<村山GOMA>。

わたしは大の猫好き。

しかし仕事上、いまは飼えません。

というわけで、

千歳船橋に買い物に行った帰り道、ときどき

なでなでしてるのが村山家のGOMAちゃん。

12歳。

交通事故で後ろ足は片足。

3本足ですが元気です。

若いときはケンカが強く、けんか相手を3本足で

追いかけ、必死で戦う勇姿はかっこいいものでした。

年齢的にはすっかりおじさんになったGOMA

ですが、まだまだ毎日定位置(某家の門柱の上)で

敵を見張っており、

男らしい風格は、そのままです。

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<突撃家庭訪問>

経堂の北欧雑貨店「lihn-fa」の店主宅です。

美大卒後、24歳で開店、

www.lihn-fa.com/

昨春は、妊娠3ヶ月でチェコに仕入れに行き、

周囲を呆れさせたり、驚かせたりしました。

もちろん無事出産。

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4月から、赤ちゃんは、

週3日ほど保育園に預けているそうですが、

実家に頼ることなく、仕事、子育てを淡々と

こなしています。

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「えらい!!!」と言ったら

「え?だって、

自分の力で生活できないって、

気持ち悪くないですか?」

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目元、口元を見てると、赤ちゃんなのに、

強い意志力というか「意地」を感じます。

この子は、きっと、

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この足で、多くの国をまたぎ、

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この手で、えらび、つかみ、創造することでしょう。

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<米寿のお祝い>

ここは、家から2分のところにあるレストランです。

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「今日は、父の88歳のバースデイなの。

ランチがてら、よかったら」と、ご近所のHさん。

たいへんな親孝行娘です。

お父上は、九州・大牟田ご出身。

炭坑節が大のお得意で、いつでもどこでも

乞われれば歌われる、とうかがっており、

もしかしたら聞かせていただけるかも、と参席

しました。

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ミラベルのケーキに、ろうそくが8本。

「じゃ、おとうさま、ふーーっをお願いしますね」

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灯りを消して。

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「はい、ふーーっ、お願いします」。

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一度のふーーっで消えました。

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「じゃ、カットしましょう」

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米寿のお祝い。

週末は、親戚中が集まり、大パーテイが催された由。

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ケーキを召し上がったあとは、また居眠り。

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「おとうさま、おとうさま、

こちらの引頭さん、炭坑節をお聴きに

なりたいそうです。いかがですか」

「・・きょうは、終了いたしました!」

「では、次回、お会いしたときに?」

「はい!」

力強い声量に、ますます期待が高まりました。

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近所に、同窓生(81歳)の谷口千代子さんが

お住まい。いつも姿を見かけると「先輩!(笑)」と

ご挨拶します。

先日も、バッタリ会い、

「先輩!」と声をかけたら、

腕に手を回し

「ほら、捕まえた!」

「ペンギンじゃないんですから」

「お時間おあり?

いいところに連れてってあげる」

「どこですか?時間ないですよ」」

「コーヒー屋さんなの」

「わたし、紅茶党です。コーヒー飲みませんから」

「いいからいいから。いこいこ」

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「焙煎急行」というコーヒー屋さん。

オープンは、昨年9月だとか。

オーナーは、香川県高松市出身。

マニアックなコーヒー通なので、うんちくが面白く、

人気です。

「引頭さん、このコーヒー、意外と好みかも。

いま淹れるから、温度の変化を楽しんでみて」

「そんな暇ないない」

「そんなこと言わないで。いま、淹れるから。

まず、これ飲んでみて。

もう少し冷めたときがきっと好みだと思う。

温度で抽出される香りもちがうでしょ」

ここから、うんちくが始まります。

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丁寧にゆっくりと好みを聞き出し、豆を選び、ローストを

する姿勢は、「焙煎急行」という店名とは真逆の姿勢。

農薬、添加物不使用の豆を使うコーヒー店です。

土・日は、お客でいっぱいだとか。

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「荷物多いから、自転車乗っていきなさい」

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