引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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セッションだし取り教室(2009年11月28日)ほうれんそう、にんじん、ブロッコリーの胡麻醤油和え、

2009年11月29日 | いんどうさち だしとり教室

昆布と煮干の水だしの仕方

今朝は、教室スタート8時間前、朝7時に、

2つの水出汁水に浸してだしを取る方法

をとります。

①,②を容器に入れ、水を加えて冷蔵庫へ。

①真昆布

②真昆布+伊吹いりこ

.

朝、届いた茨城・久松農園の野菜です

スーパーなどに行くと、トマトや茄子、いろんな野菜がありますが、

みなさま、これが、今の、旬の野菜なんですよ。

小かぶ、白菜、里芋、小松菜、大根、にんにく

春菊、ラディッシュ、にんじん、ルッコラ、ブロコリ、

ほうれんそう。

献立4品、大体は決めてますが、野菜の顔を見る

と、この野菜であの料理の方がいいかな、とか

ちょっぴり揺れます。

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にんじんの袋をあけると、はちきれそうな肌の

3本が顔を出しました。掘りたてだそうです。

ベータリッチという種類。

左のチビにんじんは、即、ジュース。

皮つきのままトントントンと輪切りにして、

レモン1/4個絞ったもの、蜂蜜スプーン1杯を

加えてミキサーに。

いつもながら香り高く甘いジュースです。

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<教室スタート>

まずは、だし素材の昆布、削りがつお、煮干を見

て、そのまま食べていただきます。

その後、キッチンに移動して実際にだし取りを。

.

①まずは、水出汁した昆布だしに、1

本釣り本枯れ節の削りかつお「花くらべ」を加え、

一番だしを取ります。

②水出汁した真昆布+伊吹いりこも同様。

.

③水に浸けておかない、煮出汁法での一番だしを

取ります。

真昆布+「花くらべ」

④真昆布+1本釣り花かつお「だしはこれ」

.

*真昆布取り扱い店・大阪・中央区・こんぶ土居

TEL=06-6761-3914

*削りかつおの取り扱い店・東京・中央区・タイコウ

TEL=3533-4834

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真剣に味をたしかめます。

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みなさん、味がしっかりわかります。

ぜんぜんぶれません。

ひとつひとつの味をききわけての「おいしい」です

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<さて、調理をしましょう>

里芋は含め煮。

掘りたて里芋、水道の下で、泥を洗い落としてい

ます。ザルにいれて3回くらいすすげば、すぐ落と

せます。こうして洗ったあと、乾かしてむくと皮がむ

きやすいんですよ。

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ゆでました。

里芋の甘い香りがたまりません。

小さいのが混じっていますが、これは、ゆで加減

のお試し用。

火の通リ加減を竹串で確かめるとき、この子だけ

をみんなでつつきます。

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鍋に、そっと里芋を入れ、だしを加えて、炊いて

いきます。追いがつおをして、さらに旨味を加え

ています。

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ほうれん草は、ごま醤油和え。

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いつも思うのですが、ほうれんそうの軸、

久松さんのは、まず、ゆでている段階で、

八百屋のとは、異う強さがあります。

葉を両手で包むと、量感もあります。

.

さて、こんな風に泥がついて届きますね。

どうしてますか?

しばらく水に浸けておき、洗いましょう。

泥が水に溶けて、苦労せずに落とせます。

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ポタージュのような舌触り

教室で大人気・白みそ仕立ての味噌汁

小かぶは、白味噌のみそ汁に。

写真は、皮を厚めにむいた小かぶです。

新鮮なかぶは、葉の根元が小さいんですよ。

縦半分に切って、

昆布とかつおのだしで柔らかく炊いていきます。

余分の水分がぬけ、だしが引き出したかぶの香

りと持ち味。その持ち味をそのまま味わえるのは、

白味噌仕立てならでは。

かぶ、いきいきしてるでしょう?

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昆布のだしがらで、即席漬け

昆布のだしがら、残りもののかぶの皮・・・。

即席漬けつくっておきましょう。

白菜、昆布はせん切り、かぶの皮、山椒の実の塩漬け、

柚子も!

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生徒のみなさん、塩の量、覚えてくださいね。

即席漬けに、一生使えますからね。

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ごますり中。

ごまを炒って、すってます。

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「いい香りーー♪」

亜沙ちゃんのこの手の置き方、ごらんください。

わたしは、このすりこぎの持ち方をお勧めしてい

ます。すりやすいんですよ。

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みんなで交代しながら、よくすれました。

やわらかい味にするには、だしを加えて、

のばしてください。

*胡麻、白ごまにしては、濃いでしょう。金胡麻です。

前日、すずらん通りの某店・店主きっちゃんが

「いんどうさーーん、いいものあげるぅ。貴重な金胡麻」

「なんで貴重なの」「埼玉の素人の人が育てたんだって」

「おーー、そりゃ、貴重だわ」

「ほい、1人分!」

「あのさ、・・・明日、教室なんだ」

「えーーーっ、しょうがないな、もうちょっと、ほい!」

約大さじ5杯の金胡麻です。

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たっぷりの水を用意して、次々、ゆでていきます。

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ゆであがりました。

まずは、水を替えて、

しばらくさらしてアクをぬきます。

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ごまじょうゆの材料は、

ほうれんそうと大根の皮の予定でしたが、

ブロッコリーもごま和えに合うのよ・・・にんじんも

余るし・・・・・・・・・なんて風に増やしていきました。

写真は、左から、

ブロッコリーの脇芽、にんじん、ほうれんそう。

右のほうれん草の上のは、紅い根.

いただく直前に和えましょう。

切り方が大きい?野菜の味がわかるでしょう?

ほうれんそうは、ブロッコリとにんじんを仲良くさせ

るために細かく刻みました。

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里芋も炊けました。

柚子をのせます。

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煮干のだしで、炊き込みごはん

あるもの入れちゃいましょう。

大根の葉、にんじん、炒り大豆 ・・・・。

大豆、焦がしました。

炒ったの、だれ?

わたしです。

(今日は、下ごしらえの説明が多いので)

「焦がさないようにね」と言いつつ、

他の説明してたら、こんなことに(泣)。

昆布つかってます。

だしは、伊吹いりこのだしつかってますが、

昆布もサービス。

昆布と炒り大豆の精進だしコンビは、

極私的に好みなので、ついつい。

昆布加えなくてもいいんですよ(笑)。

あ、油揚もいれましょう。

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白菜の即席漬け。

約2時間弱でこんなに水分が。

みずみずしいのがわかります。

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胡麻醤油あえ

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小かぶの白味噌汁。

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椀に小かぶを半分のまま盛り、油揚をあしらい

ます。吸口は、とき辛子。

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さ、配膳できました。

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いただきまーす!

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そうそう、朱色の丸小鉢、大根のおろし和えです。

せん切り大根を調理し、おろし大根をかけたもの

です。

大根のおろし汁がたっぷり。

ジアスターゼは生でこそ摂れます。

おろしたての大根のジアスターゼ、分解酵素が

食べものの消化を促します。胃薬です。

大根はいつも冷蔵庫にあるはず。

胃の弱い方は、毎日、食事に大根おろしを添える

習慣をどうぞ。

おろし汁、「クーーーッ、効くーーーッ」とか言いな

がらみんなでゴクゴク飲みました。

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天然だしと野菜のセッション。

参加いただいた方は、

別にベジタリアンではありませんが、

全然物足りなくない、と喜んでいただきました。

天然だしと野菜の力、ご理解いただけたようです。

一番だしで煮込んだ小かぶの味と香り、

だしでゆっくりと煮含めたこその里芋の甘い味、

だしと野菜、おいしいセッションでした。

.

久松農園のHP

http://kazedayori107seesaa.net/

野菜のお申し込み

E-mail=kazedayori107@ybb.ne.jp

TEL=080-5009-6572

fax=050-3588-0046

ところで、久松達央さんがラジオに出演され

ました。

イキイキと畑仕事を説明、野菜の基礎知識的な

お話が満載です。

みさきキャベツかじって話してるような声も聴こえ

たけど、空耳かなぁ。

ラジオの内容は、番組HPをどうぞ。

http://ameblo.jp/kakisawa-aya/

.

<だしと野菜のセッション>

次回は、来年1月第4土曜日の予定。

野菜は、大田区まほろば農場さんから届きます。

コメント (4)
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いんどうさち日本料理教室(2009年11月14日)〆鯖、鶏と冬野菜の煮物、湯葉と豆腐のすリ流し汁、椎

2009年11月19日 | いんどうさち日本料理本科

.

椎茸ずしをつくるため、3cmのどんこ、

7時間水に浸けて戻したものです。

余裕があるなら、24時間かけて戻して

みてください。味がちがいます。

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下の写真は?

鯖です。

魚屋・わたべさんで買うと、こんな風に包まれ、

ビニールで覆われ、上から氷袋を乗せて持ち

帰ります。

魚屋さんを出たら、即、家に直行。

魚を買ったらおしゃべり厳禁。

仲良しのYさんとバッタリ会ったりすると、

「おしゃべりやめて帰ってください」と叱られます。

教室のスタートまでは、ビニールのままチルドに

入れておきます。下のトレイは、わたべさんから

渡されたわたし専用。

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わたしは、このトレイと新聞紙を持って、買いに行

くのです。

見えませんが、

鯖のふくらはぎ(あるのか、そんなもの)辺りには

新聞紙の枕が敷かれています。

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さて、魚は、ここのところ鯖ばっかり使ってます。

このクラス、毎年、11月は〆鯖をつくります。

もう、何年作り続けたのか・・・。

.

「今年は〆鯖、どうします?」とメールをしたら、

「つくりたいです!」

お返事バシバシかえってきました。

オイ、さばちゃん、期待されてるぞ!!

今週も金華さばです。

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ところで、鯖、上から見たのではわかりませんが、

目玉の水晶体が飛び出しています。

顔は固いのですが、目玉の水晶体は柔らかい

ので、氷の重みなどで、目玉が赤くなる可能性

があります。先日の記事で、赤目は避けるように

書きましたが、腹がしっかりしていれば、赤目は、

あまり気にしなくてよいでしょう。

洗って,さばき始めます。

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頭を手前に引っ張ると、腹わたも一緒にとれます。

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わた、新鮮です。

きれいだと思いませんか?

このクラスに昨年から入室のKさん。

鯖ははじめてです。

マイ包丁持参のNさん、アドバイス中。

「こうして・・・・・」

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もう、慣れていますから、

少しのアドバイスで上手におろせます。

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3枚におろしました。このあと、

両面に白壁のようにたっぷりの塩をふります。

このことを「強塩(ごうしお)をあてる」と言います。

教室ですから、塩をあてる時間が短いので強塩

です。

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鶏と冬野菜の煮物用の昆布です。

昆布は日高昆布をつかいます。

日高昆布の1等検物です。

昆布は、1等がいちばん上質のものなんですよ。

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さといも、ごぼう。にんじん、こんにゃく、油揚げ

ねぎ、きぬさや~~~~♪♪♪

鶏モモ肉は骨付き。

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いい香り!

もう少し煮たら、きぬさやを加えます。

薄味のやさしい味です。

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おすしと鯖につかう甘酢漬けの生姜をつくります。

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甘酢を加えたら、即ちょっぴり乙女色に。

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炊きたてのご飯に合わせ酢を加え、

ご飯を切りながら酢をまわします。

おすしの場合、混ぜるのではなく、切るのです。

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かんたんなおすしです。

具は甘酢漬けの生姜と含め煮の椎茸だけ。

あればちりめんじゃこ、のりなどお使いください。

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少し冷めたら具を混ぜ合わせます。

冷たくなってからでは、具が混ざりませんよ。

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塩で〆たさばの塩を洗い落とします。

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洗って、酢で〆ます。

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小骨をぬき、

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皮を引きます。

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八重造りにします。

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いんげんの粉節煮。

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おすしと〆鯖につかうあしらい。

大葉、きゅうり、甘酢漬け生姜、菊、

干し椎茸の含め煮

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湯葉と豆腐のすり流し汁につかう、

生麩と春菊、柚子。

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湯葉と豆腐のすりながし汁です。

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これに柚子だけでいいのですが、久松農園の

春菊を加えました。

わたしは西の育ちのせいか、春菊が大好きです。

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いただきます!

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今日も楽しい教室でした。

そうそう、この日、教室スタート前は、マイケルの

映画「THIS IS IT]の話題でもちきりでした。

「せんせ、絶対行ってくださいね」と、みなさん。

「はーーい」

えーーっと、今月27日までです。

.

そういえば、

鯖を酢で〆たあと、

急にマイケルの歌を歌いながら踊り始めたNさん。

「ああ、マイケル・・・・・・・・・・・、すてき!

どうして死んじゃったの?」

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「ね、デジカメ見て見て! 

Nさんを見るYさんの目・・・冷静(笑)」と、わたし。

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「ごめんなさーーい(笑)」

ハハハハハハハハハハハ~~。

.

<FOOD MEMORIES>

このクラスの教室風景と料理は、クラスの

G.Mさんが毎月ご自身のブログで記事にして

下さっています。併せてお読みください。

http://blog.livedoor.jp/start2006yoko/blog id-2032617

.

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いんどうさち日本料理きほん学級(2009年11月7日)小蕪のあちゃら漬け、鯖の味噌煮、きんぴらごぼう

2009年11月16日 | 和食はじめの一歩教室

.

今日の生徒さんは、荷物を抱えた方が多いよう

です。庭や畑からのもぎたて、掘りたてがどっさり。

埼玉のKさんは、

みかん、さつまいも

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千葉のKさんから

菊いも、ヤーコン、レタス

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長野から

クルミ

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「まるで収穫祭ね」言いつつ、

みかんとクルミ、テーブルに広げてパクパク。

.

さてさて、はい、はい、教室スタート!

<お米を研ぐ><出汁をとる><湯を沸かす>

同時進行してください。

.

はい、次は、魚をさばきます。

今回の鯖は、宮城県の金華鯖(きんかさば)。

先週の鯖と比較してみてください。体形と模様、

多少違います。

金華鯖は、皮が薄く身もしなやか。

産地によって、顔、体系、皮の厚さ、模様が

ちがうんですよ。

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三枚おろし中です。

味噌煮の場合、2枚おろしでもいいんですよ。

骨をつけたまま煮るのです。

「クマちゃん、刃先、こっちよ」指導中のKさん。

.

まな板に向う姿勢も,大きなポイントなのですが、

まだスタートしたばかりなので、なかなか身につ

きません。

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さばいているのは、新婚ほやほやのSさん。

ご主人はシェフです。

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回を重ねると、慣れてきます。

きれいです。

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熱湯をかけて霜ふります。

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魚さばきが終わった人は、小蕪のあちゃら漬け

の小蕪にとりかかります。

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なにしてるの?

舞茸ごはん用の、ぎんなんの鬼殻むき中でした。

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薄皮をむいています。

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だいぶ、、むけましたね。

ぎんなんは、ビタミンC,B1、鉄分を含み、昔から

強壮・強請、頻尿、の生薬として知られています。

1日5粒くらいを常食するとよいようです(5粒以

上は逆効果)。

また、しっかりゆでないと毒になりますよ。

また夜尿症のお子さんには、焼いて食べさせて

あげましょう。

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舞茸ごはんの具。

具の大きさはそろえてくださいね。

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きんぴらごぼうの、にんじんをせん切り。

美しいでしょう?

ツラナッテの亜沙ちゃんです。

この包丁はステンレスですが、

上手なせん切り野菜には艶があります。

よく研いだ、はがねの包丁で切ると、もっと美しい

んですよ。みずみずしい艶が出ます。

なぜ?

おほほほ。

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ごぼうは、アクをぬきます。

水の色がこれくらい黒くなるごぼうを選んでくださ

いね。昔は、もっともっと真っ黒になってました。

あ、水は替えないでね。

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できあがりです。

赤いのは、唐辛子です。

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男子2名で鯖の盛り付け中。

「左、ねぎ、少ないです」

「お、ほんとだ」

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あんかけ豆腐と、小かぶのあちゃら漬け、

写真がありません。

あんかけ豆腐は、先日の撮影で撮ったのがあり

ますので、それを。

吸口、先週は、もみ海苔でしたが、今週は生姜。

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9人で、いっただきまーーす!

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誰かさんのボーイフレンドも飛び入り。

仲がよくて、よく笑うクラスです。

わたしも笑って、写真、ぶれてます。

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いんどうさち日本料理きほん学級(2009年11月1日)鯖の味噌煮、きんぴらごぼう、舞茸ごはん、あんか

2009年11月10日 | 和食はじめの一歩教室

.

11月というのに、ちっとも寒くありません。

が、暦の上ではそろそろ立冬。

きほん学級の汁物は、熱々のあんかけ豆腐。

ごはんは、炊き込みごはんの舞茸ごはん。

出汁のおいしさが決め手です。

きほん学級での出汁取りは、

みなさんが教室にいらしてから出汁取りをします

から、講習スタートまでテーブルに鍋をおき、

30~1時間、水に浸しておくこともありますが、

大体、生徒さんの手で鍋に直接入れて火に

かける煮出汁法で取ります。

先月辺りから、寒くなくても空気は乾燥しています。

昆布もぱりっぱり。

この時期は30分でも水に浸しておくといいですね。

.

さ、昆布とかつお節の混合出汁をとります。

水2リットル、昆布20g、削りかつお40g。

煮出汁法です。

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昆布は、沸騰寸前になったらユラリと浮き上ろう

とします。その瞬間をとらえて引き上げます。

*昆布は大阪・中央区のこんぶの土居さんの天然真昆布。

まんなかの厚みをごらんください。この厚みの中に旨味が

含まれています。よい出汁のとれる昆布には、厚みがあり

ます。昆布選びの参考にしてください。

土居さんの昆布は、多少煮立てても大丈夫ですが、他の昆布を

お使いの場合は、引き上げのタイミングをはずさないでください。

なぜか、は、ご自分でお試しになってたしかめてください。

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削りかつおを入れます。

*削りかつおは、東京・晴海、タイコウさんの1本釣りの花かつお

「だしはこれ」。

1分40秒くらい経ったらこします。酸っぱくない、渋味、濁りのない

すっきりとした出汁がとれます。

好みもありますが、1分40秒~せめて2分でこしましょう。

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はい、取れました。

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今月も鯖です。

今回の鯖は、房総産。

鯖は、鮮度が命。

選び方はね、

目が澄んでいること。

目に血がにじんでいるのや、

腹にしまりのないものは避けましょう。

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「魚をさばくの初めて」の弘子さん。

大田区大森で、

「まほろば農場」という自然食品店のオーナー。

http://2009noufu.blog99.fc2.com/

頭と中骨きれいに落とせました。お上手です。

今、肛門の場所を確認後、包丁を差し入れた

ところです。

なんのため?

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腹を切り開いていくためです。

腹わたを傷つけないよう、浅く包丁を入れますよ。

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腹わたを取り、洗って・・・・・・・。

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血合いが残っていますが、きれいにさばけました。

初めてとは思えません。

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火の通りをよくするために飾り包丁を入れます。

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湯をかけて、臭みをぬいておきます。

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きんぴらごぼうのささがきに挑戦!

脇をしめて、左手も使うのがポイントです。

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挑戦!

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水につけてアクをぬいて、

炒めていきます。

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しょうゆを加えたら、即、バットなどに移します。

これは、大切なことです。

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盛りつけました。

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さて、鯖。

煮汁を沸かして鯖を入れ、生姜を加えて、

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ねぎも加えて煮ていきます。

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下は、舞茸ごはんの材料です。

油揚げ、ぎんなん、舞茸。

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出汁に調味して、具を加えて炊いていきます。

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はい、全部入りました。

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炊けました。

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ご飯茶碗をごらんください。

白っぽい白磁のより、

土物の茶碗の方がおいしそうでしょ?

なぜだかわかりますか?

これも勉強です。

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舞茸ごはんをよそいました。

さ、吸い物です。

あんかけ豆腐を盛り付けています。

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吸口は、もみのり。

吸地は、水溶き片栗粉を多目に加えた熱々の

お椀。ゆでた豆腐にたっぷり入れていただきます。

片栗粉としょうゆの量次第では煮物にもなります

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そうそう、肝心のお豆腐ですが、

あんかけ豆腐の豆腐は、絹ごし豆腐を使います。

(豆腐は、お豆腐屋さんのでも、パック入りでも、

できれば水を替えてくださいね)。

鍋に入れて火にかけ、ユラリとしてきたら、取り

出します。

このユラリのタイミングが、お豆腐のおいしいとき

なのです。

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小かぶと葉と、

出汁をとったあとの昆布の即席漬けです。

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ところで、12月の出汁とり教室は、

久松農園さんの野菜をお使いの方から参加の

お申し込みがありましたので、久松農園さんの

野菜で、という講習会にしました。

.

次回は、まほろば農場さんの野菜で、と企画し

ています。

2010年1月第4土曜日

わたしのお付き合いしている自然食品店さんは

みなさん、商品に愛情と責任感の持ち主です。

今月から生徒さんの「まほろば農場」の弘子さん。

お話していると、強い誠意を感じます。

「まほろば農場」さんのブログ、ぜひごらんくだ

さい。

地力のある野菜、おいしそうです。

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