。
昆布と煮干の水だしの仕方
今朝は、教室スタート8時間前、朝7時に、
2つの水出汁(水に浸してだしを取る方法)
をとります。
①,②を容器に入れ、水を加えて冷蔵庫へ。
①真昆布
②真昆布+伊吹いりこ
.
朝、届いた茨城・久松農園の野菜です
スーパーなどに行くと、トマトや茄子、いろんな野菜がありますが、
みなさま、これが、今の、旬の野菜なんですよ。
小かぶ、白菜、里芋、小松菜、大根、にんにく
春菊、ラディッシュ、にんじん、ルッコラ、ブロコリ、
ほうれんそう。
献立4品、大体は決めてますが、野菜の顔を見る
と、この野菜であの料理の方がいいかな、とか
ちょっぴり揺れます。
にんじんの袋をあけると、はちきれそうな肌の
3本が顔を出しました。掘りたてだそうです。
ベータリッチという種類。
左のチビにんじんは、即、ジュース。
皮つきのままトントントンと輪切りにして、
レモン1/4個絞ったもの、蜂蜜スプーン1杯を
加えてミキサーに。
いつもながら香り高く甘いジュースです。
<教室スタート>
まずは、だし素材の昆布、削りがつお、煮干を見
て、そのまま食べていただきます。
その後、キッチンに移動して実際にだし取りを。
.
①まずは、水出汁した昆布だしに、1
本釣り本枯れ節の削りかつお「花くらべ」を加え、
一番だしを取ります。
②水出汁した真昆布+伊吹いりこも同様。
.
③水に浸けておかない、煮出汁法での一番だしを
取ります。
真昆布+「花くらべ」
④真昆布+1本釣り花かつお「だしはこれ」
.
*真昆布取り扱い店・大阪・中央区・こんぶ土居
TEL=06-6761-3914
*削りかつおの取り扱い店・東京・中央区・タイコウ
TEL=3533-4834
真剣に味をたしかめます。
みなさん、味がしっかりわかります。
ぜんぜんぶれません。
ひとつひとつの味をききわけての「おいしい」です
<さて、調理をしましょう>
里芋は含め煮。
掘りたて里芋、水道の下で、泥を洗い落としてい
ます。ザルにいれて3回くらいすすげば、すぐ落と
せます。こうして洗ったあと、乾かしてむくと皮がむ
きやすいんですよ。
ゆでました。
里芋の甘い香りがたまりません。
小さいのが混じっていますが、これは、ゆで加減
のお試し用。
火の通リ加減を竹串で確かめるとき、この子だけ
をみんなでつつきます。
鍋に、そっと里芋を入れ、だしを加えて、炊いて
いきます。追いがつおをして、さらに旨味を加え
ています。
ほうれん草は、ごま醤油和え。
いつも思うのですが、ほうれんそうの軸、
久松さんのは、まず、ゆでている段階で、
八百屋のとは、異う強さがあります。
葉を両手で包むと、量感もあります。
.
さて、こんな風に泥がついて届きますね。
どうしてますか?
しばらく水に浸けておき、洗いましょう。
泥が水に溶けて、苦労せずに落とせます。
ポタージュのような舌触り
教室で大人気・白みそ仕立ての味噌汁
小かぶは、白味噌のみそ汁に。
写真は、皮を厚めにむいた小かぶです。
新鮮なかぶは、葉の根元が小さいんですよ。
縦半分に切って、
昆布とかつおのだしで柔らかく炊いていきます。
余分の水分がぬけ、だしが引き出したかぶの香
りと持ち味。その持ち味をそのまま味わえるのは、
白味噌仕立てならでは。
かぶ、いきいきしてるでしょう?
昆布のだしがらで、即席漬け
昆布のだしがら、残りもののかぶの皮・・・。
即席漬けつくっておきましょう。
白菜、昆布はせん切り、かぶの皮、山椒の実の塩漬け、
柚子も!
生徒のみなさん、塩の量、覚えてくださいね。
即席漬けに、一生使えますからね。
ごますり中。
ごまを炒って、すってます。
「いい香りーー♪」
亜沙ちゃんのこの手の置き方、ごらんください。
わたしは、このすりこぎの持ち方をお勧めしてい
ます。すりやすいんですよ。
みんなで交代しながら、よくすれました。
やわらかい味にするには、だしを加えて、
のばしてください。
*胡麻、白ごまにしては、濃いでしょう。金胡麻です。
前日、すずらん通りの某店・店主きっちゃんが
「いんどうさーーん、いいものあげるぅ。貴重な金胡麻」
「なんで貴重なの」「埼玉の素人の人が育てたんだって」
「おーー、そりゃ、貴重だわ」
「ほい、1人分!」
「あのさ、・・・明日、教室なんだ」
「えーーーっ、しょうがないな、もうちょっと、ほい!」
約大さじ5杯の金胡麻です。
たっぷりの水を用意して、次々、ゆでていきます。
ゆであがりました。
まずは、水を替えて、
しばらくさらしてアクをぬきます。
ごまじょうゆの材料は、
ほうれんそうと大根の皮の予定でしたが、
ブロッコリーもごま和えに合うのよ・・・にんじんも
余るし・・・・・・・・・なんて風に増やしていきました。
写真は、左から、
ブロッコリーの脇芽、にんじん、ほうれんそう。
右のほうれん草の上のは、紅い根.
いただく直前に和えましょう。
切り方が大きい?野菜の味がわかるでしょう?
ほうれんそうは、ブロッコリとにんじんを仲良くさせ
るために細かく刻みました。
里芋も炊けました。
柚子をのせます。
煮干のだしで、炊き込みごはん
あるもの入れちゃいましょう。
大根の葉、にんじん、炒り大豆 ・・・・。
大豆、焦がしました。
炒ったの、だれ?
わたしです。
(今日は、下ごしらえの説明が多いので)
「焦がさないようにね」と言いつつ、
他の説明してたら、こんなことに(泣)。
昆布つかってます。
だしは、伊吹いりこのだしつかってますが、
昆布もサービス。
昆布と炒り大豆の精進だしコンビは、
極私的に好みなので、ついつい。
昆布加えなくてもいいんですよ(笑)。
あ、油揚もいれましょう。
白菜の即席漬け。
約2時間弱でこんなに水分が。
みずみずしいのがわかります。
胡麻醤油あえ
小かぶの白味噌汁。
椀に小かぶを半分のまま盛り、油揚をあしらい
ます。吸口は、とき辛子。
さ、配膳できました。
いただきまーす!
そうそう、朱色の丸小鉢、大根のおろし和えです。
せん切り大根を調理し、おろし大根をかけたもの
です。
大根のおろし汁がたっぷり。
ジアスターゼは生でこそ摂れます。
おろしたての大根のジアスターゼ、分解酵素が
食べものの消化を促します。胃薬です。
大根はいつも冷蔵庫にあるはず。
胃の弱い方は、毎日、食事に大根おろしを添える
習慣をどうぞ。
おろし汁、「クーーーッ、効くーーーッ」とか言いな
がらみんなでゴクゴク飲みました。
天然だしと野菜のセッション。
参加いただいた方は、
別にベジタリアンではありませんが、
全然物足りなくない、と喜んでいただきました。
天然だしと野菜の力、ご理解いただけたようです。
一番だしで煮込んだ小かぶの味と香り、
だしでゆっくりと煮含めたこその里芋の甘い味、
だしと野菜、おいしいセッションでした。
.
久松農園のHP
http://kazedayori107seesaa.net/
野菜のお申し込み
E-mail=kazedayori107@ybb.ne.jp
TEL=080-5009-6572
fax=050-3588-0046
ところで、久松達央さんがラジオに出演され
ました。
イキイキと畑仕事を説明、野菜の基礎知識的な
お話が満載です。
みさきキャベツかじって話してるような声も聴こえ
たけど、空耳かなぁ。
ラジオの内容は、番組HPをどうぞ。
http://ameblo.jp/kakisawa-aya/
.
<だしと野菜のセッション>
次回は、来年1月第4土曜日の予定。
野菜は、大田区まほろば農場さんから届きます。