.
10月9日(土)
10時からの学園祭「いちょう祭り」。
11時前にのぞいてみました。
残念ながら、雨天。
模擬店は教室内で催しています。
右は、運動場。
フェンスには、各模擬店のポスターが貼られています。
広告効果抜群のポスターです。
昔の職業柄、すべてのポスターを、じっくり見ました。
つるつる、じゃなく、つるる、ですね。
5年1組は、2階です。
2階に上っていくと、廊下には、うどんつゆの香りが充満。
あ、中をのぞくと、見覚えのある子たちがいます。
「こんにちは~~、
ほとんど、売り切れ、もう、ちょっとしかないです」
人気店です。
重なるオーダー。もくもくとこなしています。
.
うどんを待っている間、父兄のみなさんから
「子どもから聞きました。だしの取り方ありがとうございます」
「うちのダシと全然ちがう、おいしかったと言ってました」
「わかってるんですけど、ついつい面倒で、00ダシを使って
ました。ちゃんとしなきゃ、いけませんね」等々の、お話を
頂戴しました。
模擬店は、10時開店。
この日、子どもたちは登校してから、だしを取り、
そのだしでめんつゆをつくり、
小麦粉をこねて、寝かせて、切ってうどんを作り、
薬味の青ねぎを切って、梅干しほぐして・・大忙しだったはず。
しかし、
練習を重ねているせいか、子どもたち、焦ることなく、自分の
仕事をこなしています。
盛りつけて、手渡しし、お客さまから「あ、おいしい!」とほめられ
たとき、ちょっと、はにかむ顔が素敵です。
「どうぞ!」
こちらの班は?
「どう?おいしいのできた?」
「ばっちりです」。
「だしもちゃんと取ったし、
つゆは、調味料を濃くしていって、3種類つくりました」
「すばらしいアイデア!!やるわね」
.
「これは、一番薄いつゆです」
「普通のつゆです」
「濃いつゆです」
学んで身についたことは、そのままじゃなく、
応用したり、進化させていくのですね。
「はい、天かすです」
この班、最後のおきゃくさまでしょうか。
完売で~~す~~♪♪♪
1杯40円のうどん。
「売上げは?」
「4千400円です」
「おおおっ!大成功ね」
閉店~~~。
先日の調理室で、気になっていた子がいました。
とても落ち着いていて、身体の揺れない子でした。
右は、お母さん。
このブログの3本前、NO.1のときの稲庭うどんの研究発表は、
彼の作品です。A3用紙9枚にイラストで説明した稲庭うどんの
作り方、大作です。お父さんが秋田出身なので、稲庭うどんに
取り組んだとのことでした。
「このおつゆ、おいしいですね!!
残ってるの、飲みましょう」と、お母さん。
男の子たちが集まってきました。
今回のだし素材も、
真昆布、伊吹島の煮干し、花かつおのだしなのですが、
このボウルのは、花かつおではなく、唯一、枯本節。
おだしがわかる方のようです。
お母さんにインタビューします。
「もしかして、おだし取ってらしゃいますか」
「わたしは、ずっと、取ってます。
親も、取ってましたから、結婚する前から自然に、毎日。
料理にだしは、欠かしたことありません。
かつお節も使いますが、ふだんは、昆布と煮干しが
ほとんどですけどね」
「やっぱり、そうですか!
お子さん、安定感があるというか、落ち着いてらっしゃい
ますよね。だしでお料理なさってるからだと思いますよ」。
「落ち着きすぎてませんか(笑)。たしかに集中力はあります」
「あんなに大きなイラストを描くのですから、エネルギーもある
んですよ」。
.
廊下の壁の研究発表を一部追加します。
雨も考え方次第。
廊下の父兄の方々にしっかり見ていただいてよかったですね。
アップにしてお読みください。勉強になります。
模擬店終了!
「みんな、集まって!」と、杉見先生。
「午後は、12時半から踊りが始まります。雨なので、ここで
踊ります。5年生は、3時半からです」。
.
学年によって、踊りが違のだそうです。
例えば1年生はアイヌの民族舞踊、6年生は沖縄のエイサー。
このクラスの、見たかったなぁ。
わたしは、今日午後の料理教室の準備のため、帰ります。
.
W小学校の学園祭の名前は、「いちょう祭り」。
運動場の、この大きないちょうの樹から名付けられたそうです。
子どもたち5人、
晴れないかなと、祈ってるのでしょうか。
天然だしを知らなかった子どもたちが、
昆布、煮干し、かつお節などの素材、そのだし、だしでつくった
めんつゆを、おいしいと大騒ぎしていました。
調理室の写真では、煮干しをパクパク食べている姿を掲載し
ていますが、昆布、煮干し、かつお節は、単にだしが取れる
だけではなく、栄養的にもたいへん優れた素材です。
とくにミネラルは、子どもたちの「身体が必要としている」、
と、断言してもいいと思います。
.
今回の教室のきっかけを作って下さった
経堂の自然食品店「SOYA」の鈴木治さん、
5年1組担任の杉見朝香先生に深く感謝いたします。
尚、SOYAさんでは、今回使用した、かつお節を扱っています。
.
.