引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

小学校5年生のだし取り教室・学園祭模擬店で

2010年10月29日 | いんどうさち出張・だしとり教室

.

10月9日(土)

10時からの学園祭「いちょう祭り」。

11時前にのぞいてみました。

残念ながら、雨天。

模擬店は教室内で催しています。

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右は、運動場。

フェンスには、各模擬店のポスターが貼られています。

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広告効果抜群のポスターです。

昔の職業柄、すべてのポスターを、じっくり見ました。

つるつる、じゃなく、つるる、ですね。

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5年1組は、2階です。

2階に上っていくと、廊下には、うどんつゆの香りが充満。

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あ、中をのぞくと、見覚えのある子たちがいます。

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「こんにちは~~、

ほとんど、売り切れ、もう、ちょっとしかないです」

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人気店です。

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重なるオーダー。もくもくとこなしています。

.

うどんを待っている間、父兄のみなさんから

「子どもから聞きました。だしの取り方ありがとうございます」

「うちのダシと全然ちがう、おいしかったと言ってました」

「わかってるんですけど、ついつい面倒で、00ダシを使って

ました。ちゃんとしなきゃ、いけませんね」等々の、お話を

頂戴しました。

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模擬店は、10時開店。

この日、子どもたちは登校してから、だしを取り、

そのだしでめんつゆをつくり、

小麦粉をこねて、寝かせて、切ってうどんを作り、

薬味の青ねぎを切って、梅干しほぐして・・大忙しだったはず。

しかし、

練習を重ねているせいか、子どもたち、焦ることなく、自分の

仕事をこなしています。

盛りつけて、手渡しし、お客さまから「あ、おいしい!」とほめられ

たとき、ちょっと、はにかむ顔が素敵です。

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「どうぞ!」

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こちらの班は?

「どう?おいしいのできた?」

「ばっちりです」。

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「だしもちゃんと取ったし、

つゆは、調味料を濃くしていって、3種類つくりました」

「すばらしいアイデア!!やるわね」

.

「これは、一番薄いつゆです」

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「普通のつゆです」

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「濃いつゆです」

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学んで身についたことは、そのままじゃなく、

応用したり、進化させていくのですね。

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「はい、天かすです」

この班、最後のおきゃくさまでしょうか。

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完売で~~す~~♪♪♪

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1杯40円のうどん。

「売上げは?」

「4千400円です」

「おおおっ!大成功ね」

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閉店~~~。

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先日の調理室で、気になっていた子がいました。

とても落ち着いていて、身体の揺れない子でした。

右は、お母さん。

このブログの3本前、NO.1のときの稲庭うどんの研究発表は、

彼の作品です。A3用紙9枚にイラストで説明した稲庭うどんの

作り方、大作です。お父さんが秋田出身なので、稲庭うどんに

取り組んだとのことでした。

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「このおつゆ、おいしいですね!!

残ってるの、飲みましょう」と、お母さん。

男の子たちが集まってきました。

今回のだし素材も、

真昆布、伊吹島の煮干し、花かつおのだしなのですが、

このボウルのは、花かつおではなく、唯一、枯本節。

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おだしがわかる方のようです。

お母さんにインタビューします。

「もしかして、おだし取ってらしゃいますか」

「わたしは、ずっと、取ってます。

親も、取ってましたから、結婚する前から自然に、毎日。

料理にだしは、欠かしたことありません。

かつお節も使いますが、ふだんは、昆布と煮干しが

ほとんどですけどね」

「やっぱり、そうですか!

お子さん、安定感があるというか、落ち着いてらっしゃい

ますよね。だしでお料理なさってるからだと思いますよ」。

「落ち着きすぎてませんか(笑)。たしかに集中力はあります」

「あんなに大きなイラストを描くのですから、エネルギーもある

んですよ」。

.

廊下の壁の研究発表を一部追加します。

雨も考え方次第。

廊下の父兄の方々にしっかり見ていただいてよかったですね。

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アップにしてお読みください。勉強になります。

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模擬店終了!

「みんな、集まって!」と、杉見先生。

「午後は、12時半から踊りが始まります。雨なので、ここで

踊ります。5年生は、3時半からです」。

.

学年によって、踊りが違のだそうです。

例えば1年生はアイヌの民族舞踊、6年生は沖縄のエイサー。

このクラスの、見たかったなぁ。

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わたしは、今日午後の料理教室の準備のため、帰ります。

.

W小学校の学園祭の名前は、「いちょう祭り」。

運動場の、この大きないちょうの樹から名付けられたそうです。

子どもたち5人、

晴れないかなと、祈ってるのでしょうか。

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天然だしを知らなかった子どもたちが、

昆布、煮干し、かつお節などの素材、そのだし、だしでつくった

めんつゆを、おいしいと大騒ぎしていました。

調理室の写真では、煮干しをパクパク食べている姿を掲載し

ていますが、昆布、煮干し、かつお節は、単にだしが取れる

だけではなく、栄養的にもたいへん優れた素材です。

とくにミネラルは、子どもたちの「身体が必要としている」、

と、断言してもいいと思います。

.

今回の教室のきっかけを作って下さった

経堂の自然食品店「SOYA」の鈴木治さん、

5年1組担任の杉見朝香先生に深く感謝いたします。

尚、SOYAさんでは、今回使用した、かつお節を扱っています。

.

.

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小学校5年生のだし取りとめんつゆ教室NO.3感想文

2010年10月22日 | いんどうさち出張・だしとり教室

.

W小学校は、家から南方面に位置し、東京農業大学の

手前にあります。自転車なら3分、徒歩7分位の距離。

感想文をいただきに行ってきました。

午後4時の放課後。

ガラス張りの玄関越しにランドセルを背負った

元気な子どもたちの姿が見えます。

ドアを押し開けると、

「あっ!!」、すれちがいざまに男の子。

「え?」と振り向くと、

「この間はありがとうございました。おいしかったです」。

そう言うと、急いでいるらしく駆け足で外へ。

.

そのあと、女の子が続き、

「あ!引頭さんだ!!!」

きびすを返して、たたたたっと今来た方・・・受付の部屋の

裏に戻り、「ね、ね! だしの引頭さんだよ」とささやく声。

再び仲間の女の子たちと現れ、

「こんにちは~~」と、にこにこ。

「あ、おぼえてる、調理室で左側にいたでしょ」

「あ、はい、そうです。

あれからまた作りました」、「おいしくできました」

人なつっこくって、熱心で、

回を重ねるごとに、子どもたちの魅力に気が付くわたしです。

.

杉見先生からいただいた5年1組36人分の感想文。

数行のもの、用紙いっぱいに書かれたもの

いろいろでしたが、「ただ、おいしかった」というものでは

ありませんでした。。

春から試行錯誤しながらうどんを研究してきた子ども達。

そのうどんをおいしく食べるために、だしにこだわり、

おいしいめんつゆがつくれて、安心するとともに達成感が

あったのでしょうか。

文面に喜びがにじみ出てていました。

さらに、わたしが読んでいて嬉しかったのは、

あの日、帰宅後、おかあさんとだしについて話した子

たちがいたこと。

家のだしが、化学のダシだったことに気がついた子、

早速、家で復習した子。

これからも、だし取りをしていきたいという子、

他、さまざまな影響を与えたようです。

すべて、「だしの力」です。

.

少しだけ、掲載します。

あとは、わたしの宝物にします。

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次回は、学園祭「いちょう祭り」風景です。

さて、5年1組のうどん屋さん、上手にできたでしょうか。

売り上げは?

お楽しみに。

.

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小学校5年生のだし取りとめんつゆ教室 NO.2 調理室で。

2010年10月12日 | いんどうさち出張・だしとり教室

.

調理室には6台の調理台があり、生徒36人は、

6人づつの班に分かれて実習します。

<実習内容>

1,だし素材の味見、

2,だしを取る(関西風うどん用)

3.取っただしに調味し、めんつゆをつくる。

4,関西風かけうどんをつくる

.

講習時間は、1時間20分。

時間に余裕がないので、話はちょっぴりで切り上げ、

だしの取り方の流れを説明します。

*だしの取り方は、子どもたちが覚えやすく、家庭でも

気軽に取れるよう考案しました。

.

めんつゆ用のだし素材の味見と

子どもたちの反応

めんつゆ用のだし素材3種を,ボウルに入れて

6班に配ります。

食べやすくカットしたこんぶ、花かつお、煮干

初めて見る子が多いのでしょうか。

「なに、このちっこい魚」

「黒いのなに?」

「こんぶだよ」

「えー、これ、食えるの?」

感じたことを素直に口に出す子どもたち、

とってもにぎやかです。

.

調理場は、広いので、紙を丸めてメガホンにし、叫びます。

「いま配った3種類の材料でだしを取ります。

こんぶとかつお節はそのままでいいのですが、

煮干は、頭とはらわたを取りまーす。

いい?

こらこら!聞いてる?

煮干は、これより(小羽と中羽の中間)小さいのは、

そのままつかいますが、この大きさだと、

頭とはらわたを取ってつかいます。

頭とはらわたの取り方、いま、やりますよ。

おぼえてください」。

2回でマスターしてくれました。

「こんぶ、かつお節、煮干し、味見してください」

ほとんどの子にとって初めてのだし素材、どんな反応であれ、

楽しみでした。

子どもたちは、いえ、男の子たちは、

「うめーーー!」「おいしーー!」と、大きな声で騒ぎます。

「もっと、食べたーーい!」

なんて声も聞こえます。

.

ところで、

「なに?このちっこいさかな」「これ、食えるの?」と言ってた子の

ことが気になりました。

ここで質問します。

「おかあさんがだしを取ってる人、手をあげて」

4人でした。

36人中4人です。

36-4=32

うーーーん、

今日のだし取りで、このクラスの子どもたちの家庭の食事

変えたいものです。だし素材には、成長過程に必要な栄養素

ミネラルがたっぷり。だしをつかった料理は、子どもの心と

身体に大きく影響します。

.

だし取り教室スタート!

素材を食べて、あんなにおいしいと言っていた子どもたち、

だしを飲んだら、どんな反応するのかしら?

楽しみにしながら、わたしの実習に移ります。

紙を丸めたメガホンで、

「では、はじめまーす、みんな集まって」

そう言って、昆布と煮干しを入れた鍋を火にかけると、

子ども達、ドドっと集まってきます。

3分くらい経過して、

甘いこんぶにくるまれた煮干しの香りが漂いはじめたら、

鍋を囲む子どもたちの輪が重なり始めます。

鍋の上にかぶさり、香りをかぐ子、

「いいにおい~~~~~!」

手で香りを集めている子、

「うまそ~~~ぉぉ~~っ」

「早く飲みて~~~、ね、いま、飲んじゃダメ?」

思い思いの仕草や言葉で、「おいしさ」を表現します。

.

1人の男の子は、目をきらきらさせて

鍋のなかの泳ぐ煮干しを指さし、

「ね、お願い!このさかな、一匹でいいから食べさせて!」

「だし取り中だから、だめ」

「こんなにいっぱい、いるじゃない?1匹だけ、ね、ね、ね!」

このあと、かつお節を加えたら、

子どもたちの

「うまそーーーーぉぉぉ!」の声は、最高潮に。

「だしの取り方、わかった?」

「は~~い」

「かんたんじゃん」という声も聞こえます(笑)。

.

だし取りをしたコンロのそばには、で

だしを取ったあとの、だしがら。

「ね、ね、これ、どうすんの?捨てちゃうの?」

「ふりかけとか佃煮とか、いろいろつくれるのよ」

「どんな味がするんだろう」と、

かつお節や煮干のだしがらをつまむ子たち。

「おれ、昆布、食べてみる」とかじる子。

未知の味への好奇心・挑戦は、男の子ならでは。

それと共に、W小学校が食に関心の高い学校というのが

よくわかります。

.

いよいよ、子どもたちの実習スタート!

1リットルのだしが取りやすい18cmの鍋などのだし取り

用道具、材料の、こんぶ、花かつお、煮干しをそろえて、

各班に取りにきてもらいます。

.

花かつおは、散らかるので、ビニール袋に入れて渡します。

袋に手を入れ「ね、これ、少し、食べていい?」

「だし用にちゃんと計ってあるんだからだめ!」

男の子は、率直で本当に愉快です。

だし取り、子どもたち、たった1回の講習で、できるかしら、と

ちょっぴり心配しながら各班を見回りましたが、

初めてなのに、すごく飲み込みが早い。

男の子たちも、あんなに騒いでたのに、しっかりだし取りを

しています。

アク取りもていねい。

うしろからのぞくと、聞こえる真剣な声。

「ほら! こんぶは浮きあがったら出すんだよ」

「こんぶのあと、煮干は弱火で5分煮るんだよ」

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布巾の四方をつまんで、こし取るところです。

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女の子たちは、男の子と比較するとちょっぴりお姉さん。

講習中も静かに見ていましたが、落ち着いて作業をすすめて

います。

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できた!、

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おっ、飛び込んできた、Vサイン。

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なにか、メモを見て確認してるようです。

学園祭に向けて、地道に学習している感じ。

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<無添加の素材はおいしい>

全員だし取りを終え、めんつゆをつくったあとのこと。

36人分のだしを取る大鍋に煮干しを空けようとしていたら、

男の子たちが「あ!ちょうだい、ちょうだい」と集まってきました。

最初の味見で、やみつきになったようです。

食べること、食べること・・・すごい勢い。、

両手でつかみ取りする子もいたりして、すごい人気。

ほんの3分ぐらいでしたが、あっという間に約150gの

煮干しが消えました。

添加物のうまみをまぶしたスナック菓子、あんなに夢中に

なって食べるでしょうか?

煮干は、無添加のカルシューム。

子どもたちの身体が求めている、と確信しました。

子どもたちのお母さんに、ぜひ見ていただきたい光景でした。

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シャッターチャンス遅し。

もっともっと、たくさんの子がいたのですが。

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各人、家から持ってきたお椀。

稲庭うどんをゆでてよそい、めんつゆをかけ、青ねぎをのせて

できあがり。

「おいし~~~~!」「うめ~~~~!」、

あちこちの班から、聞こえてきます。

その子どもたちの声の元気で明るいこと、明るいこと。

.

「だし、すごいぞ!!」

わたしは、胸の中で、ガッツ・ポーズをしました。

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時間は、12時10分。うどんを食べ終えたら、お弁当の時間。

めんつゆをおかわりしながらお弁当を食べます。

エプロンの方は、担任の杉見朝香先生です。

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終了後は、全員で、あっという間に片付けます。

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片付けを始める前に、36人、1人1人の子どもたちが

「ありがとうございました」、「おいしかったです」、

「また来てください」とそれぞれの言葉で、挨拶し、

片付けて退出。

その日の先生のメールには、

「子どもたちが感想文を書きましたので、お渡しします」、

とありました。

.

次回は、感想文へと続きます。

おいしいうどん作りのために、だしに取り組んだことが

よくわかる、ひたむきな姿勢がすてきな内容です。

そのうち。

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だし取り教室ご案内

だし取り12ヶ月

10月のテーマは、こんぶと煮干し

こんぶだけ、煮干だけの,だし

それぞれ味わいはあるけれど、

こんぶと煮干、合わせただしは、

旨み以外にびっくりが。

だしで、料理でおたのしみください。

10月23日(土)3時~7時

講習料・5000円(伊吹島産煮干を提供していただいたため)

お申し込みは

indou@yacht.ocn.ne.jp

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小学5年生のだし取りとめんつゆ作り NO.1

2010年10月07日 | いんどうさち出張・だしとり教室

.

「だしの取り方、生徒に教えていただけませんか」

9月中旬、近くの私立W小学校の先生からお電話。

「10月9日に学園祭がありまして、全校、各クラス、食に関する

模擬店を出します。

5年生のわたしのクラスは「手打ちうどん」です。

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練習を重ねて、うどんは、おいしくできるようになりましたが、

めんつゆでつまずきました。

.

学園祭当日、うどん作りとめんつゆ作り、

両方がんばるのは、負担になると思ったので、

「つゆは、市販のめんつゆでもいいじゃない」と言ったのですが、

『めんつゆじゃ、おいしくないから嫌!』、

『だしを取ってめんつゆをつくりたい』と、女子が言い始め、

生徒の自主性に任せました。

.

生徒たちは、ちゃんと取れば、だしはおいしいはずと、

自分達でだし素材を探し、だし取りに挑戦しました。

でも、みんなで飲んでみたら、なぜか、おいしくありませんでした。

『だし、取ったのに、なぜおいしくないんだろう、原因は何?』

生徒たち、知りたがってます。

だしの取り方、一度、生徒に教えていただけませんか」

.

うれしいお誘いです。

まずは、放課後にうかがい、

調理室を拝見し、教室にもお邪魔しました。

教室に入って・・・・・・・・びっくり。

研究課題が「手打ちうどん」とは聞いていましたが、

教室や、廊下の壁一面に、所狭しと貼ってあるのは、

すべて、生徒の手による手打ちうどんの研究発表。

その下の棚には、女子の作品なのか、

冊子にまとめた研究発表がズラリ。

思い思いの手作りの表紙。

なかには、おいしそうなうどんのイラストなんてのも。

.

この課題のために、夏休み、香川県までさぬきうどんを食べ

に行き、うどん屋さんに取材してる子もいます。

先生も観音寺までいらしたそうです。

1つの課題をとことん探る教育方針なのでしょうね。

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そういえば、壁には、こんな発表も。

「添加物のことも学んでるんですか」

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いやーー、いいですね。

インスタント食品のこと、添加物のこと、

成長過程の小学生時代に学ぶのって理想ですね。

食事は、身体を作り、健康を保つためにあると考えがちですが、

人間の場合、それだけではありません。

脳の働きにも大きく関係しています。

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「これは、国語の教科書です」と、先生。

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だし、添加物にこだわる子どもたち。

わくわくします。

1クラス何人ですか?

36人です。

写真が少ししか撮れなかったのが残念ですが、

調理室のエピソードに続きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<だし取り教室ご案内>

だし取り12ヶ月・

<10月のテーマ・昆布と煮干>

真昆布、養殖真昆布、日高昆布、

煮干とあわせれば、どんな味?

.

・川汲浜の天然真昆布VS同浜の養殖昆布の味くらべ。

・使い方でおいしいだしの養殖昆布

・こうすればおいしい煮干

..

そのままで、

ちょっぴり手をかけて、だしを取り、

だしをいっぱいのんで、

料理します。

10月23日(土)3時~7時

どうぞ、ご参加ください。

講習料は、5000円

お申し込みは、

indou@yacht.ocn.ne.jp

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日本料理いんどうさちきほん学級(2010年10月2日)

2010年10月05日 | 和食はじめの一歩教室

.

山の幸も里の幸も海の幸も、なにもかも旬がズレています。

利平栗(りへいぐり)、やっとこさ、入荷。

やっぱり今年は小ぶりです。

栗ごはんにします。

昨夜から水につけておきました。

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まずは、お茶を。

差し入れのおいしいクッキーに合うお茶は?

今日は、さわやかな、無農薬レモングラス・ティー。

産地は、大阪・中央区谷町7丁目のビルの屋上。

大阪の真ん中で育ったとは思えない、清く澄んだ香りが

部屋いっぱいにたちこめます。

「うわっ、いい香り!!!」

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なんともかわいい、利平栗坊。

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渋皮も、残さずむいてね。

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だしも引けました。

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今日の鶏は大山鶏。

弾力があって新鮮です。治部煮につかいます。

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酢の物の準備もしておきましょう。

ほうれんそうの下ごしらえ。

この下ごしらえをすれば、子供たちもほうれんそう好きに。

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手前は、かに

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吸い物の準備。

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治部煮ができました。

しっかり炊いたように見えますが、炊く時間はわずか。

とっても満足感が高く、温まる煮物です。

これからの季節に、おすすめです。

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栗ごはんを炊きましょう。

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今日は、織部の羽釜のお釜。

耳をすませて、音を聴きながら炊きます。

コトコト、コトコト、コトコト・・・・・・・・・・・・。

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かにとほうれん草の酢の物。

合わせ酢を脇からそそぎます。

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「わたし、これ、苦手やわ・・・」

「自分の分は、自分でへいでね!」 *へぐ=そぐ

吸い物の吸い口、丸柚子の形に挑戦です。

昨年よりは、ずっと上手になりました。

.

日本の香辛野菜でつくる薬味とか、吸い口は、

香りや薬としての役割だけではなく、

日本料理の季節感を伝えるものです。

知識としても大切なこと。おぼえておきましょう。

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「いい香り~~、大好き、柚子」

しあわせそうに、柚子をへいでいます。

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治部煮が煮えました。

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栗ごはんも炊けました。

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秋のごはん、新米からはじまり、炊き込みごはん、混ぜごはん

と、おいしいごはん料理がたくさんあります。

松茸ごはんはムりでも、栗ごはんは毎年たのしみたいですね。

皮をむくのが面倒なんていわないで炊きましょう。

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だしさえあれば、かんたんな秋の吸い物です。

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みょうがと茄子のおかか和え。

このみょうがの産地は、広島県福山市の奥・神石郡のお庭。

自然育ちは、香りがつーーーん!

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