引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

佐藤千晴さんからの絵手紙。

2016年08月25日 | ときどき日記

葉書の表には、宛先と差出人。

文章は

「就職が決まりました」のみ。

さすが早い決定、、、と裏返したら、

わたしの似顔絵!!!!!

だし素材の、昆布と干し椎茸、いりこ、

湯気ぽっぽのお味噌汁も!

 

なんともうれしい絵手紙です。

顔を描くのって、難しいんです。

だから、嬉しいやら驚くやら。

こんな心遣い、してくれる人って

なかなかいないでしょう。

 

出会いは、千晴ちゃんがバイトをしていた

地元の八百屋「マイファーマー」。

 

写真は、お店の2階で4月30日に催した

千晴ちゃんプロデユ―スによる東京農大

「蔵人の会」大竹令馬さんの味噌つくり教室

でのもの。

わたしは、昆布といりこの「だしのとり方」と

「お味噌汁のつくり方」を担当しました。

佐藤千晴ちゃん、大竹令馬さん、鈴木昴徳さん。

子供好きの千晴ちゃんの就活のテーマは、

「将来は子供達のためになる仕事」

というのが口癖。

子供たちに農業の面白さや

自然の楽しさを感じることのできる

環境つくり・・・等々盛りだくさん。

そのために、

就職先では、

実際に農業に従事するとのこと。

地に足、ついてます。

想い、

実現していくことでしょう。

 

絵手紙大切にします。

千晴ちゃん、ありがとう。

 

 

 

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台風の翌日、築地は。

2016年08月24日 | いまが旬!

不安定な気候が続いている上に

昨日は台風。

 

魚屋さんの情報だと

「船が出ないから、魚が

入荷しないんですよ」

と聞くのだけれど、

教室を運営している以上、

自分の目でみておかなくては

と、今朝8時半、築地へ。

 

 場外の珍味やのクロちゃん、

不機嫌な顔して寝てます。

場外はどこにも寄らず、場内市場へ。

うに。

「おいしいよ!どう?」と、

今日の一押し、

大阪湾のいわし。

こんなに美しいのと出会ったのは初めてです。

0,5㎏、入手。

今日は、大阪湾、愛知のイワシを

すすめるお店が多く

ここも、おすすめは大阪湾のイワシ。

これで0,5㎏。

1尾100g位です。

お客同志の会話がきこえます。

「なにかあった?」

「いわしか鯵だな。

しょうがねーよ、台風の後だもん。

そうそう、

OOですごいいい鯵みたんだよ。

愛媛のでさ。。

目はいい、ウロコはびっしりついてるし、

身が反っててさ、

でもさ、

今日、台風のあとだろ、おかしいと思ったんだ。

聞いたら、氷でしめてたらしい」

「買ったの?」

「いや、やめた。

わかるもん、身の状態。

いわしにした」

 

(いや、正確には氷じゃなく・・・)

10時。大手のお店はもう閉店準備中。

まぐろ屋の裏。

さて、やっちゃ場へ。

冬瓜、いろいろ。

先月の赤い伏見とうがらし、

今日はどうなんでしょう。

先月、7月23日から、丁度1ヶ月。

先月は、7、350/kgでしたね。

今が旬、です。

 

蓮の花と葉。

上海の夏を思いだします。

ところで松茸は、どうでしょう。

 

今回も雲南省産。

あれ?

扇風機、増えてますけど。

香り、しませんけど。

松茸はこれから、シーズンを迎えます。

価格は急上昇します。

今のうちに松茸ご飯、焼松茸いかが

でしょう。

 

おいしそう、銀杏。

今なら翡翠色のはず。

やっちゃ場を出たら、

駐車場に

移動魚屋さんの電飾の軽トラック。

天井のカーペット張り、

シャンデリアは、お約束。

ふらりと入った昆布屋「東昆」さん。

店員さんのイントネーションが広島弁。

「わかりますか?

出向でお世話になっとるんです」

「よう、わかるよ。

はい、記念撮影したげる」。

安芸高田市出身、高舛くん。

場内 魚がし横丁にある包丁屋

「正本」(まさもと)

「有次」(ありつぐ)

11時半。そろそろお昼。

行列する人、人、人

さて、場外に出て買い物を。

 

某誌で、

乾物料理を自分で撮影することに。

自分でこしらえた料理を

自分で撮る。

いつか、そんなこともしてみたいと

漠然と思ってたのですが、

念じると、花ひらきますね。

いや、今回は、たったの4点ですけど。

というわけで、買い物のあとは

カメラ(G7X)の不具合を直したく

銀座のCANONサービスセンターへ。

混み合っていたので、

受付嬢に、あれこれ問題点を説明すると、

「お客さま」

「はい」

「Autoになされば

すべて解決いたします」

 

大阪湾のいわし、

いろいろ用事があったので、

帰宅が遅くなり、長時間持ち歩いたので

塩焼きにしましたが、

脂が程よくのり、刺し身が造れる身でした。

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夏休みの集まり。2016年8月20日

2016年08月21日 | ときどき日記

今朝の男子リレー、

いやー、

なにもかもが、ゴージャスでしたね。

気持ちのよい朝でした。

 

さて、今夜は、

第1土曜日クラスの方々と

食事会です。

小田急線祖師ヶ谷大蔵駅

ウルトラマンの町にあるレストラン。

幹事さんおすすめのお店。

 わらに包み、弱火で焼かれた羊肉

灰をかぶせて焼かれたじゃがいも。

羊肉とじゃがいもの盛り付け。

む?

ソースが左、なんですね。

このクラスは、在籍年数の古い方が

多いので、ツーカーの仲。

はっきり本音で話しています。

だから面白いんです。

さて本日のお料理、

幹事さんは、一番お安いコースを選択。

わたしは日本料理・西洋料理・中華料理、

ジャンルを問わず、初めて訪店の際は、

迷わず一番お安いコースにします。

なぜだか、おわかりでしょうか。

9月の教室は、3日(土)から。

ということは、夏休みはあと12日。

がんばろ、みんな!

 

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飛び入り小学生「おからの煮物」に挑戦!

2016年08月18日 | 出汁教室エピソード

<ブログ アーカイブ>

続けて仙台市での料理教室のアーカイブを

掲載いたします。

 

<だしをとって料理する教室>

 1、飛び入り小学生「おからの煮物」に挑戦!

さて、

午前の部が終り、一息入れようと

ティー・ブレイク中のこと。

 

「いい匂いがするけど、なにしてるんですか」

背後から声。

ふりむくと、

女の子数人が会場の窓からのぞいています。

「お料理してたのよ」

と窓に近寄ると、

窓枠まで背の足りない小さな子を合わせて

約10人の女の子たちでした。

会場の近所のY小学校の生徒で、

運動会が午前中で修了し、帰宅途中とのこと。

 

「わー、お料理したーい」

「入っていいですか」

「どーーぞ」と応えると、

「わーーい」と駆け足で入り口に向かいます。

入り口に並列に並び、声を揃えて、

元気よく「こんにちはァ」と挨拶し、入室。

リーダー格の体格のよい子が、1人、1人を

紹介してくれます。

1年生2人。2年生2人、4年生2人、5年生2人、

6年生2人の計10人。

紹介された子は、1人、1人、ぺこっぺこっと

頭を下げて、にっこりしたり、照れたり。

「お料理おしえてください!」

目が輝いています。

 

子供たちが飛び入りしてくるとは・・・。

ま、材料には余裕があるし、

「よっし、OK!、じゃ、やろうか!」と、わたし。

「やろう!、やろう!」

「なに、つくるんですか?」

「ごはんは、午前中つくったのがあるから、

おからの煮物、

豚のフライ(豚肉の梅香揚げ)、

とろろ昆布のお吸物ね」。

「おからの煮物って知らない」

「給食でも食べたことない?」

「ないですー」「ないよね」

「そう?へんだな、

お豆腐よりも栄養があるし、

食物繊維もあるしね。

おからの煮物ね、

女の子はしょっちゅう食べてると

美人になるのよ。

家では食べない?」

「おからの煮物って聞いたことないです」

 

「おからの煮物、わかんないけど、

わたし、つくってみたいです」と4年生の子。

「そう!じゃ、おからと一緒に煮る材料を

みんなで切って材料が揃ったら、

あとは、1人でつくる?」

「はい、やります」

 

リーダー格の子(以下リーダーの子)が

「これからやることをわたしに説明してください。

わたしがみんなにやらせますから」

レシピを見せて、プロセスを伝えたら、

見事に能力に応じて下級生に指示してくれました。

低学年の子には、飽きないように、

かんたんな仕事を次々与え、

失敗したら、落ち着いてさりげなく

手を出して助けるという姿勢に、感動。

他の子達も素直に従って調理しており、

小学生だって、なんでもできる!

すごいな、

こんなに素敵な子達が日本にはいるんだ、

と嬉しくなりました。

 

おからの煮物の作り方の手順は、

①鍋に、だし、砂糖、薄口しょうゆ、塩を合わせ煮立てる。

②下拵えした干し椎茸、にんじん、ごぼう、むき海老を、

香りがしてくるまで炒める。

③鍋を熱して油を入れ、おからを入れて炒める。

④③の鍋に、②を戻しいれて、①の煮汁を加え、

煮汁がほとんどなるまで煮る。

子供たちなので、ここで出来上がりにしておきました。

 

4年生の子は、仲間に話しかけられても一切乗らず、

ひたすら真剣にお鍋と格闘。

わたしが、

「はい、フライパンに火を点けて」

「はいッ」

「はい、ここでおからを入れて!」

「はいッ」

「木べらを大きくつかって混ぜてね」

「え?」

「お鍋の底の方から、

おからをひっくり返すように混ぜるの」

「はいッ」

と、猛特訓?(笑)。

できあがったとき、

彼女は、ちいさな声で

「できた・・・」と、にっこり。

「疲れた?」

ちいさな声で「楽しかった」と、

また、にっこり。

 

3品できあがり、配膳し、

いただきますのあと、

「おから初めて!」と言いながら食べはじめました。

最初の1~2口目は、味をたしかめていましたが、

3口目くらいから「おいしい」「おいしい」と言いはじめ、

残さず食べました。

 

食事中、リーダーの子が

「おから初めてだけど、おいしいです。

さっきから考えてたんですが、

この味は、きっとお父さんが好きな味だと思います。

お父さんに食べさせてあげたいので、

お鍋に残ったの、

少しだけ貰っていってもいいですか?

こういうの、うちのおかあさんには、

絶対つくれないから」

「絶対つくれないって、どうして?」

「おかあさん、フィリピン人なんです。

だから炒め物のパイナップル料理が多くて・・・。

お父さんの好きな、

おばあちゃんちで出てくるような、

お醤油をつかった、こういう味のは

絶対つくれないです。

持って帰ったら喜ぶと思います」

「今日のあなたの動きを見ていると、

お料理してるってこと、よくわかるんだけど、

ときどきつくってるの?」

「はい、おかあさんも働いてるし、

日本人のなかで働くのは大変だって、

土・日は、ぐったり疲れてるので、つくります。

あ、つくるといっても、スパゲッティくらいです。

妹や弟がスパゲッティ食べたいって言うんで。

もうひとつお願いがあるんですけど、

今日の、つくり方書いたのも、

持って帰れますか?」

 

結局、全員がおからの煮物を「お父さんに」

お土産にすることになりました。

お鍋を囲み、ビニール袋に詰めながら

「お父さん、喜ぶよね」

「つくったって言ったらびっくりするよね」

「これでビール飲むよ、ぜったい」

「ぜったいだよね」

ほんとうに楽しそうに袋によそう子供たち。

わたしが

「みんな、お父さん好きなのねーー」と言うと、

「好き~~!」

「大好き~~!」

 

帰るとき、全員がまた入り口に並列に並び、

「なんか、不思議、夢みたい!」

「お料理つくりたい」

「また会いたいな」

4年生の子は、ずっとわたしの顔をみつめていました。

その顔が、

ちょっぴり大人びてみえました。

 

レシピ片手に、いつまでも振りかえっては

手を振る子供たち。

おからの煮物、

おとうさんに喜んでもらえたでしょうか。

中高生になっても

「お父さん大好き!」って言うのかな。

 

 

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お盆の煮染め

2016年08月13日 | いまが旬!

オリンピックは観たいわ、暑いわ

でも

お盆。

なにか手作りのもの、お供えしないと

落ち着きません。

緑深い旬のいんげんを求め、

薄揚げを求め、

かんたん精進煮染をつくります。

 

こうして鍋にむかっていると、

やさしかった

祖父母などの喜ぶ顔が浮かびます。

干し椎茸の軸、

いままでは取り除いていましたが、

これからは使っていきます。

もったいないですから。

小さな仏壇なので、ちょっぴり

小皿に取り分けて、お供えします。

お線香の香りのなかで、

仏さまと共にいただく精進の煮染。

ちょっとつくるだけで、

気持ちすっきり。

ご先祖、きっと喜んでくれてるんでしょう。

 

 

 

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