引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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夏休み日誌。第2回だしとり教室at油屋・前日

2013年08月22日 | いんどうさち出張・だしとり教室

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油屋さんは、

山梨県北杜市須玉町下津金にあります。

店主の石川治子さん、

長坂駅で暖房付の車でわたしを

ピックアップしたあと、

買い物をして、たんぼへ。

朝、夕、草とりが日課。

「1人でやってるから、たいへんなの」

もちろん、無農薬。

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油屋到着。

店内です。

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おっ、わたしたちの本が!

右は、石川治子著・盆栽生活(淡交社)

石川さんは盆栽作家です。

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明日つかう器をそろえてあります。

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この日は、到着後すぐ、

石川さんとスタッフの福原さんに

明日の料理の講習?をします。

とくに、そうめんのゆで方。

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そうそう、明日の料理には

そうめんだけでなく、干し椎茸、きくらげ、

切干大根をつかいます。

 

今回、干し椎茸、きくらげ、切干大根を

提供してくださったのは

藤和乾物株式会社さん/静岡県藤枝市。

扱う乾物は、学校給食用。

子供達の健康のために良品で安全

なものを、と心掛けておられます。

明日は、わざわざ藤枝市から参加して

くださいます。

 

 

 

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つづき。手すき紙ワークショップ

2013年08月06日 | ときどき日記

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楮(こうぞ)の原料液をすくって、

だまにならないよう平均に乗せます。
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「こうして持ち上げて・・・」と先生。

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作品に個性があらわれます。

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下は、

森田千晶先生の作品。

伝統的な和模様とモダンなレース模様。

どれもおしゃれ。

とくべつのお便り用ですね。

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楮(こうぞ)ならではの

天然の生成りの色とつや、魅力です。

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円形に切り取った繊細な紙。

模様の型は、上のカードもそうですが、

すべて、先生のお手製。

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この紙は、障子に貼ってもすてきです。

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ワークショップ終了です。

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「こちら、猫がいそうな雰囲気ですね」。

と言ったら、

「いますよ」。

ちょっぴりシャイな、こうちゃん。

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もう一匹は・・・、

アアンアンアン、アアンアン~♪

ラッパー風に、ためを入れ、

歌いながら寄ってきて、

ごろんしたのは、のんちゃん。

2匹も・・・いいなぁ。

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小川町和紙体験学習センターへ。

薄いピンクの横板の壁、

アメリカン風木造建築です。

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本格的に紙すきが研修できる

機器が揃っています。

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白壁と、面取りを施した窓枠の部屋。

こんな部屋が数室あります。

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作品や資料の展示室。

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別館。

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これは、圧力釜。

麻などの強い繊維を、圧力をかけて

煮てやわらかくするのだそうです。

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こあとは東秩父へ。

細川紙の、紙すき家屋。

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茅葺(かやぶき)屋根の家。

風の温度がちがいます。

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入って次の間に、いろり。

1800年代から、

ここに腰かけ、

お茶のみしながら、

値段交渉したりしたはず。

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このあとは、

小川町霧里農場で栽培された、

青山の在来大豆を加工した

とうふ工房わたなべ、

産直野菜市場、

酒造会社で吟醸アイス、

とご案内いただき帰路へ。

伝説通り、どれもうなるおいしさ。

有意義な、おいしくて豊かな1日でした。

森田千晶先生、ありがとうございました。

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翌朝は、これです。

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お豆腐も、なにも加えず

そのままを口に運ぶと

大豆の香りがほわっと広がります。

 

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夏休み日誌。手すきの紙ワークショップ。

2013年08月03日 | ときどき日記

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想えば、最近は筆を走らせて

便りを・・・なんてことしなくなりましたね。

好きなんですよ、手すきの紙。

今日は、かつての生徒さん達に
お誘いいただき
手すきの紙ワークショップに参加しました。

池袋から東武東上線にゆられて40分。
坂戸駅へ到着。少し歩くと線路脇の建
物の前で手を振る方が・・・。

今日、教えてくださる

「アトリエ線路脇」の森田千晶さんです。

www.senrowaki.com/chiaki

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アトリエの右隣には原料の木、

楮(こうぞ)が植えられています。

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「紙の原料には、雁皮(がんぴ)、

楮(こうぞ)、みつまた等がありますが、

これが原料の楮(こうぞ)の木です」

「この小さな枝ね、これは芽。

芽かきも必要な作業なんですよ」

早くもワークショップスタートです。

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甘皮をむいた楮。風通しの

よい場所で乾燥させます。

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工房です。

網戸の向こうは、線路。

工房のネーミングが「線路脇」というのが

うなずけます。

冷房はありません。

紙は冬季の仕事ですから。

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左が、甘皮をむいたもの。

右は、煮出して繊維を柔らかくしたもの。

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水をくぐらせて、叩いて、

さらに繊維をやわらかくします。

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こんな風に。

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かきまぜますよ。

この液を網ですくって漉(す)きます。

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さあ、はじめましょう。

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森田先生の手取り足取りの指導で

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なんとか、形になりました。

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5㎜厚さ位の、八枚のはがきの
台ができました。
好きなように、葉っぱなどを
あしらいます。
わたしの材料は、今朝、起きて、
家の雑草を摘んだもの。

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乾燥は、先生におまかせ。

乾かして、後日、送ってくださいます。

緑の葉は枯葉色に変色する

そうですが、

さて、どんなふうになるのかな。

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