What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

グレートレース(映画:1965)

2014年05月01日 15時15分54秒 | 映画
これが「チキチキマシン猛レース」の元ネタなんですね。知らなかった。
アニメほど登場人物にバリエーションはありませんが、メインのキャラが濃いですよ。トニー・カーチスにジャック・レモン、ナタリー・ウッドとまだ若いピーター・フォークが出ています。

1908年に実際におこなわれたレースをモチーフにした作品です。そのせいか登場するクルマがいわゆるクラシックカーでとても魅力的。
主人公の乗るクルマは真っ白なボディにハイパワーエンジンの超豪華仕様。対する「ブラック魔王」じゃなく「フェイト教授」のマシンはゼロゼロマシンも真っ青の大砲やら煙幕やらギミック満載。これは楽しいね。

そのクルマ達が実際に走り回るのが凄い。しかもひっくり返ったり店舗に突っ込んだり、今だったら「もったいない!!」となりますね。単なる高級車とは違うからね。当時はまだ手に入りやすかったのかな?その辺の感覚がわからないのがちょっと悔しい。

内容はドタバタの喜劇なんだけど、しっかり真面目に作ってある感じ。これは最近のハリウッド作品とは違いますね。

女性人権運動なんかも絡んでちょっと時代を感じますが、画面から「古くささ」はあまり感じません。すごく豪華な感じでさすがアメリカだなと感じます。

ただし、主人公のグレート・レスリー(トニー・カーチス)の衣装が常に白ずくめで、キザなセリフやアクションシーンには「昭和」を感じてしまう。日本じゃないのにね。当時の日本がこういう「アメリカ」に憧れていたんだなあ。という感じです。
まあそれが「かっこわるい」じゃなく、ニヤッと笑ってしまう。いい感じです。

パイ投げのシーンもすごいね。でも個人的には「ダウンタウン物語」のパイ投げの方がスキだな。確か録画があったはず。久しぶりに観ようかな。

(ジャンル:映画) 2014年:(27)


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