KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

里山に遊ぶ 2020.01.24 竜王山

2020年01月24日 | 香川の里山
今週の水曜日は仕事でWOC登山部に参加できず、今日はアポイントも入っていなかったので

お休みをいただきました。ただ天気もイマイチなので近場で軽く歩ける所はないかと思案。

以前から里山歩きで参考にしていた東讃里山ボランティアガイドさんの

さぬき里山の道(径)紹介のページを見ていると、町内でまだ登ったことのない山がヒットしました。

その名も竜王山。地形図には載っていない山ですが、GoogleMapでは表記されている山です。


自宅から天野峠を越え鴨部地区から北に進んで行くと道の脇にさぬきの森 森林浴公園の広い駐車場があります。

ここに車を停めて道の反対側の『やまなみコース遊歩道』へと入って行きます。










入り口から遊歩道は擬木の階段が続いています。




階段を登り切り少し進むと花崗岩が風化した道になります。

道の脇には里山らしい羊歯が生え、少しずつ高度を上げていきます。







しばらくすると道の脇にコンパネに貼られた御殿山と書かれた案内板があります。

その昔松平のお殿様が狩猟をしに訪れていた山の様で、案内板の脇には今は草に埋もれていますが、

巾15m長さ80mほどの馬場と呼ばれる場所があります。

この場所でお殿様が馬に乗って走っていたのでしょうね。







御殿山を過ぎさらに進んで行くと尾根道の分岐に出ました。まずは竜王山を目指します。




分岐の案内板には800mと書かれていましたが、尾根道はアップダウンが続きます。

遊歩道ですから道は綺麗に整備されていますが、意外とこのアップダウンが堪えます。

前日に降った雨のせいか足元はしっとりと濡れ、海がが近いせいか何となく潮の香が漂ってきます。

鳥の囀りだけが聞こえる静かな静かな山道です。







最後の擬木の階段を登ると竜王山山頂に着きました。木々に囲まれ見晴らしは全くありません。

三角点と山名札がなければ山頂だとは気づかない。そんな場所でした。




160.9m 四等三角点「中尾」です。







一服した後は折り返して元の道に戻ります。







少し霧が流れたのか先ほどは見えなかった小田地区が薄く見え始めました。




分岐まで戻り今度は反対側に進んでみます。こちらの尾根道もきれいに整備され歩きやすい道です。

ほどなく尾根が開けた場所に着きました。地形図にある119mの標高点です。










標高点にはりっぱな石祠。さぬき里山の道の地図にはりゅうごんさんと書かれていますが、果たして?

ただなぜか右側の棟が欠けています。







この標高点からは小田地区とその奥の志度カントリー。反対側には先週歩いた五瀬山が見えます。







さらには日盛山の電波塔の左に五剣山と屋島

晴れていればなかなかの眺望ですが、今日の天気では・・・・。




霞んではいますが眺望を見ながら一息入れた後はまた分岐まで戻ります。

分岐からはアップダウンをして最後の階段を下って駐車場に到着です。







駐車場から今度は反対側の陽だまりコース・木漏れびコースへ歩いて行きます。

こちらも擬木の階段と幅の広い遊歩道が続いています。おそらくこの道は人の手ではなく、

土木業者の重機で造られた、そんな感じがする道です。







二つのコースの分岐から、まずは陽だまりコースへ歩いて行きます。

ここからも階段があり、階段が終わると少しアップダウンがあります。






道の途中から先ほど歩いた竜王山の山並みが見えます。




程なく展望台に到着。正面に日盛山。




折り返して今度は木漏れ日コースへ。




木漏れ日コースの展望台からはさらに西の五剣山や屋島が見渡せました。







竜王山の山頂こそ見晴らしがない山でしたが、その他では時折周りを見下ろせる

里山らしい眺望と整備された道に、5km、2時間。意外と楽しめた竜王山でした。