KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC・登山部 2018.05.23 稲叢山

2018年05月24日 | 四国の山
先週末から天気のいい日が続き、湿度も低くて快適な日が続いていました。

が~!今日に限って雨!明日は晴れ!

やっぱりこれは『セニョさんの呪い! (~_~;) 』

WOC・登山部でほぼ皆勤賞だったセニョさんが、お店をオープンしてから

2か月近く登山部に参加できていません。かなりのフラストレーションが溜まっていることでしょう。

毎週楽しく登っているメンバーを横目で見ながら、あのお店のテラスで

『雨ごい』の念仏を唱えている?・・・・・との噂が。



今回は『シロヤシオ(五葉ツツジ)』が満開だったという情報を見て、

今年はどの山も花の開花が早いので『オオヤマレンデ』も観られるかも

しれないと思って『稲叢山』を企画しました。

ただこの天気ですから、『シロヤシオ』が満開だったという『渓谷コース』は諦め、

『トンネルコース』を軽く往復して、その後は『WOC・温泉部』

汗を流して、時間があれば観光という内容です。



二週続けて11名の大所帯から今日は一変して5名の少人数の参加です。

いつものように集合場所へ向かう途中で『メスコアラお嬢様』をピックアップ。

今日はザックに温泉用の着替えを入れたバック、さらには『寒風山トンネル』へ向かう途中にあるという

名水で水を汲んで帰るというので、3Lの大きなペットボトルを2個抱えて現れました。

その名水は地元の人に聞くと西条市の名水・打ち抜きの中でも一番美味しい水が出てるとのこと。


メスコアラ : 『あのね~昨日KAZSHIさんの夢みたんよ!』

私     : 『お~!どんな夢(さぞかしいい夢だったんやろな)』

メスコアラ : 『本当はKAZSHIさんが悪人やったという夢!』

私     : 『 ( ゚Д゚) 』

メスコアラ : 『凄く裏表があって、普段はいい人ぶってるけど、

         本当は相当悪い人やって誰かが言ってた!』

私     : 『誰やそいつは! (; ・`д・´) 』

メスコアラ : 『わからんけど、誰かの声が聞こえてきた!』

このところ執事としてちゃんとお勤めしているのに、どうやらメスコアラお嬢様の潜在意識の中には

私は裏表のある人間やと思いがあるようです。

いつものように、こんな会話から始まり丸亀の集合場所に到着。

その後2カ所でメンバーをピックアップした後

高速道路を走り西条市から国道194号線を『寒風山トンネル』に向かって南下します。

ただ『メスコアラお嬢様』のお目当ての道の東側にあるという『名水』が見当たりません。

取りあえず帰りにまた探すということで、『寒風山トンネル』を抜け『大橋貯水池』から登山口に。

相変わらず雨は止みそうにありません。久しぶりに雨具を着て9時45分にスタートしました。




と言っても今日は帰りに温泉に入るので、少しぐらい濡れてもいいので傘をさして気軽な格好です。

『麺法師』さんの足元も・・・・・。




登山口から尾根の分岐までは2カ所ほどグレーチング(鋼製のメッシュ)の橋を渡ります。

先週の『西赤石山』の『上部鉄道跡』で怖がって

なかなか渡れなかった『メスコアラお嬢様』も難なくクリア!この高さなら問題なさそうです。




しばらく歩くと苔むした日本庭園が現れます。

雨で濡れた苔がみずみずしく生き生きとしていて、とてもきれいです。




ほどなく分岐に到着。ここから右に折れると『西門山』。左に折れると『稲叢山』です。




一つ目のピークまで岩交じりの道が続いています。少し汗ばんできましたが気温も低く快適です。











最初のピークを左に回り込み、しばらく進むと『鉄塔広場』です。







広場を少し下がったところにはお目当ての『オオヤマレンゲ』が!

しかしまだ早かったようで二つほど蕾が目についた程度でした。




今日の案内に『オオヤマレンゲは“森の貴婦人”と呼ばれています。』

『多分誰かが“まるで私のよう!”と言いそう!』と書きました。

蕾を付けた木を前に『これが森の貴婦人です。』と説明すると、お決まりで『メスコアラお嬢様』が

『森の貴婦人。まるで私の様』と言ってくれました。

普段から案内の内容をあまり読まない『姐さん』が横で聞いていて、何の事かわからず、

『メスコアラお嬢様』に『森の貴婦人?この子何よん!』と・・・・・。




鉄塔広場から一旦下がって、次のピークを登って行きます。といっても尾根筋ではなくピークを

回り込むようにして続く道は勾配も緩いのでいいペースで歩いて行けます。

雨の中のそぞろ歩きもおつなものです。








おっと!ここで問題の橋?が現れました。




今日は前回のように優しく一緒に渡ってくれる『杉さん』がいません。

後ろでは手を貸すでもなくコアラさんが写真を撮ろうと構えています。

さあ果たして『メスコアラお嬢様』は

どうクリアするのか?とみんながニヤニヤと見守る?なかを・・・・。




1.まず川上(高さがない方)に向く。 

2.川下は傘で隠して見えないようにする。

3.けっして足元は見ない。

4.手摺を握って離さない。   前回で学習したようで以上のような方法で何とか渡ってきました。

2カ所ほどあった橋を渡りピークを回り込むとダム湖からのコースへの分岐です。

 


分岐から山頂までは二つの小さなピークがあります。一つ目のピークの手前から

登山道の様子が少し変わってきます。足元には木の根が露出して少し歩きずらくなります。

そして道の両側には『シャクナゲ』の木が目につき始めます。




まだ花の残る木も次第に増え始めました。




一つ目と二つ目のピークの間の緩い鞍部では、足元に白い花びらが散っていました。

ひょっとして?と思い見上げると『シロヤシオ』の花が!

もっとたくさんの花をつけた枝があったのですが、高い位置にあってこの雨の中では

綺麗な写真を撮れませんでした。







探せばもっと花が残っていたかもしれませんが、周りが白い景色の中ではなかなか見つけられません。

それよりもピンク色の『ミツバツツジ』の方が目につきます。

花を残す『シャクナゲ』もどんどん増え始めました。










山頂手前からはまた『根っこ坂』が始まります。

ここで先頭を歩く『姐さん』が根っこに足を引っかけ転倒する場面がありましたが

身軽な『姐さん』は写真を撮る間もなく、直ぐに体制を取り戻し何事もなかったように歩いていきます。











そして山頂は予想通りガスの中でした。大岩の下からから強い風が吹き上げ、

さしている傘が飛ばされそうになります。




大岩の突端で下の景色を覗いている写真。

Facebookにアップしたこの写真を見て、後ろ姿と手の位置がズバリそのもので

『立ちションしたん?』と言われましたが、皆さんがいる面前で

しかも神聖な祠の前で・・・・・罰が当たったら大変です。





『麺法師』さん、恒例の三角点万歳!








ここで2年前の6月3日に歩いた時の写真です。

1.鉄塔広場からの眺望 2.オオヤマレンゲ 3.山頂からの眺望










またこの景色を見るためにここに戻ってこようと思います。

記念撮影をした後はさっそく下山開始。『メスコアラお嬢様』山頂下の岩も意外と難なくクリア!




下りの根っこ坂も期待していた?アクシデントもなくクリアし、

鬼門の橋も・・・・・・・なんとか! 『カニの横歩き』ならぬ『メスコアラの横歩き』です。

ひょっとしたら目をつぶって渡っているのかもしれません。







久しぶりの雨をブナの木も、ブナの木についた苔も喜んでいるようです。







2時間強で全員無事に登山口に戻って来ました。




雨に濡れながら雨具を脱ぐのも、と思ってトンネルの中に入ると

風の通りがきつくて『姐さん』飛ばされそうです!




雨具を脱いで車に乗り込み『稲叢山』を後にします。

峠をほぼ下りきると『四国電力・本川発電センター』があります。時間もあることなので

温泉に行く前にここのプラザを見学することに。




このプラザではや四国の『水力発電所』を映像やジオラマを使って

紹介している自由に見学できる施設です。

『本川発電所』は下の『大橋貯水池』の水を夜間の電力を利用して、上の『稲叢ダム』へ汲み上げ、

その高度差を利用して下に流して発電しているそうです。しかもその発電所は地下30mにあり、

発電量は四国の水力発電のおおよそ半分を発電しているという『マンモス地下発電所』です。

このプラザだけでなく、予約を入れればその『地下発電所』も見学させてくれるらしいので

今度またWOC・登山部で見学してみたいと思います。




発電センターを見学した後は『道の駅木の香』のレストランで昼食です。

先ほどまで『お腹が空いた~!』とうるさかった『メスコアラお嬢様』は、なぜか一人だけ先に

温泉に入りに行きました。残りの4人でそれぞれ料理を注文。

私と『麺法師さん』はキジの肉が入っているという『キジ・セット』を頼みました。

セットの半ラーメンは出汁も麺もなかなかおいしく、あっという間に完食。








食事を終えてしばらく雑談をしていると『姐さん』から素朴な疑問が出てきました。

姐さん  : 『なんで、みんな山に登るんやろね?』

姐さん  : 『KAZASHIさんはどうして?』と聞かれてしばらく考え込みました。

私    : 『まずは登頂の達成感と、私は山頂や途中で見える展望かな?』と答えました。


あと思うに、山登りがスポーツになるかどうかは分かりませんが、タイムや順位を競うものでなく

それぞれの人がそれぞれの価値観で歩いていいということ。

山の四季は町中でいるよりもっとはっきり感じられ、

季節の花を見るために出かける人、また目標をもって(日本百名山や四国百名山)取り組む人。

三角点をめぐる人、普通の道より人の歩いたことのない道を歩く人。

それぞれのスタイルで束縛されることなく自由に歩けるのがいいのだと思います。

今、毎週WOCで一緒に歩いているのは、その価値観が近く、取り組むスタイルに拘りがなく

何はともあれ一緒に歩いていて楽しい・・・・・。これに尽きると思っています。


ひとしきりの雑談を終えてレストランを出ると丁度『メスコアラお嬢様』が温泉から戻ってきました。

ところが温泉上がりのスッピンの顔の眉毛が上に吊り上がっています。

道の駅の人に『温泉はどこですか?』と聞いたら『向かいの建物です。』とだけしか

教えてくれなかったので、温泉の入り口とは反対側の川沿いを歩いて行ったら

入り口はなく、ぐるっと建物を一周してしまったそうで、

『雨にも濡れるし、おまけに温泉はぬるいし、後から入ってきた親子は

掛け湯もせずに湯船に入ってくるし!』とめちゃくちゃ怒っています。



いつまでたっても怒りが収まらないので、入り口で別れて温泉へ・・・・。




たしかに『メスコアラお嬢様』の仰る通り湯温は少しぬるめですが

ゆっくりとお湯につかりながら、湯船の外のガラス越しに見える雨と山の景色を眺めていました。


温泉を出るとレストランの入り口で食事を終えたお嬢さんが立っています。

メスコアラ : 『ここの施設ってどこが経営してるんかな?』

私     : 『どうして?』

メスコアラ : 『お客さんがいる横で、大声で従業員がしゃべじょるし、温泉の受付も

         愛想が悪かったし!なんか素人ばっかりで最悪!』

と、先ほど以上に口を尖らせてヒートップしています。



帰りは『寒風山トンネル』を越えて、行きに見つけられなかった『名水』探しです。

最初は『麺法師さん』が記憶していたトンネルを抜けてしばらくの所にあった

道路の西側にある吹き出し口に寄りました。すると、

メスコアラ  :  『ここじゃないです。道路の東側にある所!』


仕方がないので車を走らせながら、それらしい場所で速度を落として確認していきます。

メスコアラ  :  『ここじゃないです。もっと路肩が広いところ!』
     
次の所でも

メスコアラ  :  『道の反対側には建物はなかった!』『こんな看板はなかった!』等々

『木の香』でヒートアップしてしまった『メスコアラお嬢様』はいつになく高圧的な物言いで、

運転するのがやさしい『麺法師さん』だからいいもの、遠慮のないIRIBITOさんなら

とっくに『むかつくわ~!』と言っているところです。それでも

今日は私だけでなく『麺法師さん』も『お嬢様』の下僕。みんなニコニコしながら付き合っています。


結局『お嬢様』の行きたかった『名水』は見つからず、増々ご機嫌が斜めになってきました。(笑)


気を取り直して今日の観光にしていた『西条市市民の森』へと向かいます。

ここは高速道路を西条ICを過ぎたあたりで、いつも山の上に見える不思議な建物がある公園です。

『あの大きな建物なんやろな?』『宗教施設かな?』などとみんなで話していた場所です。

公園への上り坂を登って行くとそれは弥生式住居を模した『考古歴史博物館』でした。





館内にはこの公園のある八堂山遺跡や市内の遺跡から出土した、

出土品や資料が展示されていました。







そしてベランダに出ると少し天気の回復した西条市の市内が見渡せました。

山は濃いガスの中だったので、今日初めての展望です。










『考古歴史観』を見学した後は、せっかく大きな3Lのペットボトルを2個も持ってきた

『お嬢様』のために市役所の横にある『うちぬき』に・・・・。

『うちぬき』からはきれいな水が湧き出し、その横の川も市内にあって透明度が高く

とても風情のある風景です。










そして最後はさらに海の方にある『弘法水』へ。

この『うちぬき』は海のすぐ横で港の先に突き出した場所にありました。

海の上にあるのに湧き出る水は塩っ気もなく、不思議な『うちぬき』です。










少し残念な空模様の一日でしたが、それでも中止せずに新緑の森を歩き、食事をして温泉に浸かり、プチ観光。

『晴れの日』とはまた違った趣のある山の表情も見れて、楽しい一日でした。
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WOC・登山部 2018.05.16 東平~西赤石山~銅山越周回

2018年05月17日 | 四国の山
WOC・登山部のお陰でこのところ毎週水曜日に山登り。

先日の健康診断もコレステロールと胃を除けば随分と数値が改善してきました。

胃カメラを飲んで嗚咽をしながらモニターを見せられ、

『ほらこの声帯が狭くなってるでしょう。声がかすれたり出にくくなったり

しません?胃も大分荒れていますね~。タバコはやめないとね。』と

整然と話す先生の横で、苦しくて涙を流しながら『ハイ!わかりました』と

声にならない返事をしました。


今日はアケボノツツジがもう終わっているだろう『西赤石山』

前回に続いて総勢11名で歩いてきました。今回で2回目のFさんとYさんも参加。

女性陣の参加が増えるのは賑やかになっていいことです。しかも『かしまし娘』

参加するので楽しい『山行』になりそうです。





ここ最近、丸亀の集合場所へ向かう途中に家がある『メスコアラお嬢様』をピックアップ。

すると今回はかしまし娘の長女の『先輩』も『ピックアップをお願いします』と連絡が来ました。

この『先輩』。私に負けず劣らずのビール好き。『はぁは~ん。山から下りたら早速ビールを買って

飲もうという作戦やな!』・・・・・。

丸亀を出発して登山口まで2台の車で向かいました。今日は『山ガール?チーム』

『山男?チーム』です。


東平の駐車場には『アケボノツツジ狂騒曲』の時期には、広い駐車場が満車状態に

なりますが、その狂騒曲の時期も終わって数台が停まっている程度でした。




出発前に『メスコアラお嬢様』が手作りの虫よけスプレーを振っています。

皆さんにも声をかけてシュッシユ~と振っています。

その内に一匹の虫が『お嬢様』の体に留まり、その瞬間に『コロリ』と落ちていきました。

『お嬢様』の毒牙にかかったのか、それともそのスプレーは殺虫剤だったのか?


駐車場から『小女郎川』沿いの道を歩き、『採掘本部跡』の広場へ。

ここからさっそく『一本松停車場』へと登って行きます。




スタート直後の急な上り坂ですが、グイグイと高度をあげて約30分ほどで『一本松』に到着です。




少し広くなった停車場跡で一息入れていると、

今日はギックリ腰気味の山さんがしばらくたっても現れません。

心配になった麺法師隊長が『探しに行ってくる!』言って戻ったのですが

そのうち山さんが現れました。・・・・・『あれ?麺法師隊長は?』

『麺法師さ~ん』とみんなで呼ぶと、なんと麺法師隊長は『石ケ山丈』の方から戻って来ました。

探しに行った人が迷うなんて・・・・・『隊長! (^^; 』




その間雑談をしていると、かしまし娘の次女の『姐さん』が、私に向かって

姐さん : 『かとちゃん!乳首がくっきりと見えてるで!』

私   : 『??? ( ;∀;) 』

姐さん : 『いやらし~セクハラや!』

私   : 『 (*_*; 』

言われて胸元を見ると、先ほどまでの登りで掻いた汗で、下着とシャツが肌にぴったりと貼り付き

たしかに乳首がくっきりと見えています。

取りあえずは証拠を残さないように、乳首を隠して記念撮影。

何故かほかの女子二人も真似をしています。




『一本松』からは山岳鉱山鉄道としては日本初の『上部鉄道』のほぼ水平な道を歩いていきます。

この鉄道は銅山で採掘された鉱石を『角石原』から『石ケ山丈駅』まで運び、

そこから『索道』『端出場駅』(現在のマイントピア別子)まで輸送するために

造られた鉄道で、登山口の『本部跡』にある、山の反対の銅山迄貫かれた『第三通洞』

が完成してその役目を終えたそうです。

線路跡の道の両側には石垣が積み上げられ、狭い道幅に

『こんな所に機関車が走っていたなんて・・・・!』と

その当時の人の英知と人の力の逞しさに思いをはせます。







ほどなく『七釜谷』に着きました。未だに煉瓦と石積みの橋桁はしっかりと残っていますが、

橋に架かる丸太の桁が朽ち始めていて上を歩くことはできません。

一旦、谷の下まで降りて橋の反対側へと歩いていきます。




危ない箇所にはロープが張られていて足元に気を付けながら降りると

目の前に立派な橋桁が現れます。今日のこのコースでの一つ目の撮影ポイントです。











ほとんどのメンバーが沢を渡り切り、反対側迄上がり切っているのに若干一名がもたついています。

それは『メスコアラお嬢様』。ちょっとした段差を怖がり、なかなか降りられません。

お嬢様の身に万が一のことがあってはいけません、ここは『執事』の出番です。

(少し長いですがその模様をご覧ください!)







かなりの時間をかけて降りきった時には歓声があがりました!

今日の案内に『危険な箇所はありません!』と私が書いていたので

安心して参加したメスコアラお嬢様がお怒りになっています。

お嬢様 : 『も~!嘘ばっかり。危ないところはないって言ってたのに!』

執事  : 『ハイ、申し訳ありませんお嬢様。でも・・・・・こんなところで。』

お嬢様 : 『も~!怖くて血圧上がってめちゃくちゃ疲れたわ (; ・`д・´) 』

執事  : 『ハイ、申し訳ありません。でも・・・・・』



次の『裏谷』での渡渉は全員問題なく。








しか~し!課題はまだまだ山積していました。

途中の短い橋では足場用の鋼板の板が掛けられ一応その上を渡れるようになっていました。

が・・・!ここでもお嬢様が・・・・!。なんと後ずさりしているではありませんか!




一応、石鎚山にも富士山にも登り、屋久島にも出かけたという『お嬢様』ですが、

これからの案内には十分に気を付けて書かなければ・・・・・と反省(笑)です。


しばらくは鉄道跡を歩いていきます。等高線上に作られた線路跡はほぼ水平で快適です。

長女の『先輩』と次女の『姐さん』のおしゃべりがとまりません。

その後ろを不貞腐れた顔で三女の『メスコアラお嬢様』が歩いてきます。







上部鉄道跡から『兜岩』への分岐を左に折れると、

長い長い登り坂の始まりです。平らな道はほんの少しだけあるだけで登り一辺倒の道です。







大岩のテラスで水分補給の休憩をすると『兜岩』までもう一息です。

お~っと道を塞いだ倒木が!その倒木を跨いでいるお嬢様の姿・・・・・が、

やはりどう見ても『コアラさん』に見えます。




メスコアラお嬢様の前と後ろにコアラさんとIRIBITOさんが付いて、

なだめすかしながら登ってきます。

ほぼ計画の時間通りに『兜岩』に着きました。予想通り『アケボノツツジ』は数本の木に花を残すだけ。







でも『西赤石山』の山頂から緩やかに広がる北斜面の山裾は

新緑の緑に包まれていて、これはこれで花がなくとも見ごたえのある景色です。





空は少し曇っていますが西側に広がる山並みの一番奥には『石鎚山』が見えます。




ここで長女の先輩が『ヤッホー!』と大きな声を張り上げると

お尻から『ぷ~!』とオナラが・・・・。先輩~!





おまけに鼻水も垂らしていたようで、ここまで『山ガール』や『女子』と言って持ち上げてきたのに・・・・。







高所恐怖症の『山さん』は、平らな場所からあまり動こうとしません。




ここでも不貞腐れた(笑)『お嬢様』が、みんない背を向けて集合写真の輪に入って決ません。










ひとしきり『兜岩』での景色を堪能した後は、今日最後の急登の山頂への道を登ります。

道の途中は『ミツバツツジ』が花をつけていましたが、

唯一一カ所だけ『アケボノツツジ』が残っていました。今年最後の『アケボノツツジ』です。







下り坂は膝が痛いので途端にペースが落ちるコアラさんも、

そのがっしりとした体格通りに登りはグイグイと登って行きます。




山頂までにある梯子やロープのヶ所でも、私執事がメスコアラお嬢様の邪魔になるストックを

持って差し上げます。何とか早くご機嫌を直してもらおうと必死でフォローします。




最後のロープの急坂も登り切ると『西赤石山』に着きました。




山頂の西側には『ミツバツツジ』の横に、エントツ山さんお手製の銅板の山名標識が・・・。







登山口からこの山頂まで3時間。丁度お昼となったのでお弁当を広げて昼食にします。







東側には山頂から『東赤石山』への峰々が続いています。











山頂から『銅山越え』まではほぼ下りの道です。

所々露岩した場所を通りますが問題はありません。










おっと訂正します『問題はありません。』と安易に言ってしまってはイケません。




やはりここでも『メスコアラお嬢様』が難儀をしました。すかさず駆け寄り、ストックを持って差し上げ

足の置き場をご指示申し上げなんとかクリアすることができました。

上から下りてきたコアラさんが『もう執事やないで下僕やな~!』と・・・・・確かに。




気温も上がり随分蒸し暑くなり疲れが出始めましたが、道の両側に咲く『ミツバツツジ』の花と

足元に咲くかわいい『スミレ』の花が、その疲れを癒してくれます。











その『ミツバツツジ』のトンネルの下を『お嬢様』が下ってきます。

『花とお嬢様。とても可憐でございますよ!』・・・・・by執事(ホッ~ホッ~!)

あっ!姐さんもツツジのピンクとシャツの花柄がとてもマッチしておりますよ!

・・・・・何かと気を遣う執事です。














樹林帯の中から一気に日差しが差す尾根に出ると、『東山』への尾根です。














『東山』では今日もう一つのお目当ての『ツガザクラ』がきれいに花をつけていました。




『銅山越え』で一息ついた後は『銅山ヒュッテ』へと、さらに下っていきます。




途中で前方を行くメンバーから声が上がりました。

何が起こったのかと歩いていくと行き倒れた『姐さん』の姿が(足を滑らせ転んでいました。)

いつもは転んだ私の写真を目を輝かせながら写真を撮る姐さんの滅多にない転倒した姿!

ここぞとばかりにリベンジです。(随分と写真用にオーバーにしていますが。)







『銅山越え』から30分ほど下ると木々の間にひっそりと佇む『銅山ヒュッテ』です。

ヒュッテの外のトイレで小用を済ませ、ヒュッテのそばにある水場で喉を潤します。







水場の先から『上部鉄道跡』を少し歩き、分岐から『柳谷川』への道を進みます。

所々で沢にかかる木製の橋や鋼製のグレージングの橋を渡ります。




そしてここからは石畳が年月で崩れて歩きにくい道が続きます。

杉林の中に続く石畳はどこかの『古道』のような雰囲気がします。







杉林と石畳の道を下りきると、柳谷川沿いの道になります。

橋から見える二股の滝を見ながら『いや~綺麗やね!』と女性陣から声が上がっています。










しか~しここでも、沢にかかる橋を一人では渡れない『メスコアラお嬢様』が『杉さん』

ザックを握って離しません。やさしい『杉さん』は『ヤレヤレ~』と思いながらも

一緒に橋を渡ってくれました。







やっとのことで登山口の広場に到着。

広場にあるベンチに腰掛けると皆さん『あ~~』と大きくため息をついています。

今回の周回コースは約10㎞強の距離と900m弱の高度差もありますが、蒸し暑さも手伝って

久しぶりに歩き疲れた感じです。





最後は恒例のIRIBITOさんのお店の珈琲をいただきます。

今日の珈琲は飲むと疲れた体がシャキッとする珈琲だそうです。今回の当番は『お嬢様』。

疲れのせいかいつもの事なのか、それぞれのカップに何回お湯を注いだか分からなくなり

横にいた『先輩』に、何度も確認していました。







帰りの高速に乗るまでにコンビニ立ち寄りみなさんアイスクリームや飲み物を購入。

『先輩』は待望のビールを買いました。しかも500と350mlの二本!さすがです。

もちろん帰りの車中では同じようビールを買った『お嬢様』と宴会が始まりました。





そして最後は丸亀の集合場所から家の近くまで乗り込んだ私の後部座席に、

しっかりとその空き缶二本とおつまみのごみを置いて帰っていきました。さすが『先輩』です!


今日は普段、ウォーキングをしているだけで今回で2回目の山登りになるYさんも、

それほど苦も無く歩けた様子。普段からマラソンもしているFさんも全く問題ありませんでした。

出発前に『小学4年生の娘も歩けたから大丈夫!』と私が言ったのを覚えていて、

『小学生と55歳のおばちゃんでは、小学生の方が難なく歩けるわ!』と『メスコアラお嬢様』。

普段は『私、40代に見えるって言われる!この前は30代に見えるって言われたわ~!』などと

宣うくせに、こんな時だけ『おばちゃん』になりやがった・・・・・!。

でも唯一危なげだった『お嬢様』も、何度か繰り返すうちに下りや高所?も慣れてくることでしょう。

今回のコースの距離と高度差が歩ければ、

皆さん四国の山の普通の登山道はだいたい歩けることでしょう。


さあ来週はどこのお山に登りましょうか!



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WOC.登山部 2018.05.09 『工石山』

2018年05月10日 | 四国の山
今日のWOC・登山部は高知県の『奥白髪山』を計画。

Facebookに写真付きで案内したところ、初めて参加するYさんを含めて

男性6名、女性5名の久しぶりの大所帯の参加となりました。


今日もメスコアラ様が参加するということなので、麺法師隊長から

『集合場所までの途中で、ピックアップをお願いします』との指令が出たので、

メスコアラ様に

『お嬢様、7時15分にいつもの場所にお迎えに参ります(執事より)』と

メッセージを送ったところ、

今朝

『よろしくお願いします!家の前まで来てくれます!』

返事が返ってきました。

家の前まで行くと集合場所への進行方向から一旦Uターンして戻るようになるので

『ちょっと下でに出たら付け上がりやがって!』と思って

『家から自分で歩いて道路の反対側まで来なさい!』と返事をしました。

こやついつもこんな風にして男性に甘えてるんや・・・・・・!


集合場所への道中でも、

『あんな~kazashiさんのブログを読んでる私の友達が、私の事を書いてる文章が

私への愛を感じると言うてたわ~』


『はぁ~?(;゚Д゚)』

ハイハイ、もうなんでもいいいです。と思いながら集合場所に到着。


集合場所から2台の車で、それぞれ一人づつピックアップをして

お昼の段取りに途中でコンビニに立ち寄ることに、そこで事件は起きました。

車から降りてコンビニの入り口に歩いて行くと、緩めていた登山靴の左足の靴紐が、

右足の登山靴のフックにひっかかり、両足が縛られたような状態になって

そのまま吉本新喜劇で見るような倒れ方をしてしまいました。




目の前の道路には信号待ちをしている車がズラリ!

その車の列からの視線を感じて恥ずかしさでいっぱいで、

突いた手の傷みどころでないのところを、

助けるでもなくにやにやしながら貴重な写真を姐さんが撮ってくれました。




これはやっぱり今日も参加できなかった『セニョさんの呪い?』


スタート直後からのハプニングを後に高速を走り、大豊ICを降りて本山町から

県道264号線を北上。途中の沢ケ内の集落の先の橋の手前で警備員に止められました。

橋の点検作業のため通行時間制限で、あと50分待たないと通れないとの事。

今日は夕方から用事のあるトッシーがいるのでこのまま時間待ちをしても、

帰りの時間が読めないので『奥白髪山』は諦め、仕方がないので急遽

すぐ近くにある『工石山』に予定変更することにしました。

今日2回目の『セニョさんの呪い ~>゜)~~~』



『奥白髪山』へのアプローチにはダードの林道を6kmほど走ることになりますが、

『工石山』への県道16号線は舗装もされて快適な道です。

トンネルを抜けるとすぐに『工石山青少年の家』の建物が。

ここで車をどこに停めようか暫く思案をしていると、

以前に登ったことのあるというメスコアラが後ろの座席から、

『駐車場はあっち!あっち!』『あの建物の南側やで~』と知ったかぶりをしてきました。

なんだか普段と違う上から目線のものいいに、運転手のIRIBITOさんが

『なんか、むかつくわ~!』と。

メスコアラ様のおっしゃる通り建物の南側に車を停めたところで、

『登山口はどこ?』と聞くと

メスコアラ : 『わからん!』 



登山口はの北側の林道沿いにありました。

10時15分、登山口をスタートです。




『工石山山頂』までは色々なコースがあるようですが、まずは『北まわりコース』を歩いて

山頂を目指します。




この山は人と自然が触れ合う『自然休養林』として

昭和42年に全国で初めて指定を受けた山です。登山道も整備されていて

隊列を組むわけでもなく、それぞれ世間話をしながら歩いて行きます。




道の途中にはヤマツツジが綺麗な花を咲かせています。










『工石山県民の森』の石碑広場で一旦小休止。




これは何の木でしょうか?




広場からも綴れ折れの道を登って行くと『根曲がり杉』

と書かれた説明版が。そこには地表のすぐ上に横に伸びた奇妙な杉の林がありました。







根曲がり杉からは道の両側に真っすぐに伸びる杉林が続いています。







杉林の途中で『八起白鷲岩』の標識が。

標識に沿って右に折れると白い大きな露岩が尾根の先に突き出ていました。










先の尖ったこの岩は、鷲の頭に見えるようで、今日は珍しく皆さん恐々岩の先まで

進んで展望を眺めています。

意外とチャレンジャーのMさん、一番先までいきました。










この岩からは北側の見晴らしが良く、本来なら『石鎚山』まで見渡せるようですが

今日は『嶺北』の山々が眼前に広がっていました。




『八起白鷲岩』からしばらく歩くと『トド岩』の展望ポイントが。




ここで前々回の中蓮寺峰で『トド』ともうひとつの名前の付いたメスコアラに

『岩の上でトドのかっこをしてみてよ!』と言ったのですが、怖がりのメスコアラは近づけません。

ここからも北側の展望が開けていました。




『トド岩』に近づけない『トド』とツーショット。




『トド岩』を後にしばらく歩くと今度は目の前に

ど~んとひっくり返った『ヒノキの風倒根』が現れました。







根の浅い杉の木や桧ですが、台風の風でひっくり返ってしまうとは。

『奥白髪山』の『白骨林』もそうですが、この辺りは太平洋からの吹き付ける風が最初に当たる山域。

そのせいでとても強い風が吹く地域の様です。







『風倒根』から尾根道を進むと道の両側に『シャクナゲ』の花が目につき始めました。

まだ蕾の木もあれば、きれいに大きな花を咲かせている木もあります。

所々に杉の大木もあり、さすが『自然休養林』に指定されただけあって

とても自然豊かな山です。







しばらく歩くと『北頂上』に着きました。周りの山名の書かれた丸い案内板が

頂上に設置されていますが、木々の遮られて見晴らしはさほどよくありません。










『北頂上』から一旦下って登り返すと『南頂上の展望台』に着きました。

展望台の上に登ると南に高知の市内が見渡せます。




展望台からの景色を眺めていたりベンチに腰を降ろして一息入れたりしていると

二組のご夫婦が登ってこられました。

暫くするとまだ先に一人で歩いていた麺法師さんが戻ってきて

『見晴らし台はなかったけど、アケボノツツジがたくさん咲いていたよ!』と報告してくれました。

それを横で聞いていたご夫婦も

『アケボノツツジが咲いているんですか?』と言って、『それじゃ、そこまで歩いて見ます』と。


我々も『豊受山』で見た『アケボノツツジ』が見られるということで、さらに先に進むことに。

しか~し行けどもいけども道の脇に咲いているのは『シャクナゲ』の花ばかり。

そのうちに姐さんと『ひょっとして麺法師さん、アケボノツツジとシャクナゲを間違っとんと、ちがうん!』。







しばらくして後ろから来た麺法師さんに確認したら案の定でした。





後から我々に付いてきた二組のご夫婦にも謝りながら引き返すことに。

先週、大窪寺でシャクナゲ園を見たばかりなのに・・・・・麺法師さ~ん (; ・`д・´) 




引き返した後は『南頂上展望台』で昼食にすることにしました。




吹く風はまだ少し冷たいのですが、南国高知の日差しがその分暖めてくれ

お弁当を食べた後もしばらく広場で、写真を撮ったりしながら和気あいあいとした時間を過ごします。


今日の山ガール(?)




山ボーイ(?)




一等三角点『工石山』の前で全員集合







姐さんとのツーショット!







先ほどの『トド岩』でメスコアラがトドの恰好ができなかった代わりに、

トッシーがトドの真似を・・・。飼育係は姐さんです。




そしていつものようにメンバーに背を向けながら歯磨きをするメスコアラ。




『南頂上』からは『妙体岩』への道を下っていきます。

この道は他のコースと比べてあまり歩かれていない道の様で、勾配も結構急な下り坂です。

初参加のYさんでしたが、全く問題なく下ってきます。




みなさん濡れた根っこや岩に足を滑らせないように下りて行くと、

おっと!トッシーの尻もちゲット!








トッシーの尻もちを眺めながら、ふと頭上を見上げると大きな大きな一枚岩が!

これが『妙体岩!』




『妙体岩』の足元には『工石神社』の小さな社殿が佇んでいました。

一昨日からの雨のせいか、大岩の上から雫が落ちてきて神秘的な雰囲気を醸し出しています。




『工石神社』の石段は七宝山の『高屋神社』のような古い自然石そのままの歩きにくい石段でした。

その参道を降りきり鳥居さんをくぐると林道へ続く道に飛び出しました。







登山道から降り『ふるさと林道工石線』を車を停めた場所までは意外と距離がありました。

途中には滝が流れ、山肌のツツジと大岩の露岩を眺めながらゆっくりと歩いて戻っていきました。










杉林の濃い緑と広葉樹の新緑のコントラストがこの季節ならでの、みずみずしさを感じます。





車まで戻った後は時間もまだ早いので、早明浦ダムを見学することにしました。

ダムの突堤の横の藤棚の下で恒例のIRIBITOさんが持ってきてくれた珈琲を楽しみます。







今日は大所帯ですから全部にお湯を注ぐのも大変です。

その大役をトッシーが担いました。(うまく淹れられるかな?)











そして最後に今日の締めくくりとして、ダムの上で『エグザイル』に挑戦。

みんなで一列に並んで撮影です。三脚を立ててカメラをセッティングしてくれているトッシーに

普段とらない無理な姿勢に辛抱ができなくなり、

『早よ、して~』 『まだか!』などと声があがります。

やはり年相応にあまりはしゃぎ過ぎてはいけないと・・・・・しみじみ。




でも初めてにしては皆さんなかなかいい動きです。




今日は計画していた『奥白髪山』は登れなかったものの、イレギュラーにしてはとても歩きやすく

自然豊かな『工石山』を歩くことができ、

時間的にも余裕ができたので、のんびりと高知の山を楽しめた一日でした。

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お手軽百名山!

2018年05月04日 | 四国外の山
昨日、たっぷりと疲れたはずなのに年が寄ったせいなのか

早い時間に眠りについたので、いつもより早い時間に目覚めてしまいまいました。

さっそく早朝から入れる『展望露天風呂』に入り、湯船越しに見える諏訪湖の展望を眺めながら

昨日歩いた八ケ岳や山頂から見えた山々に思いを巡らせます。





お風呂に浸かって凝った首筋や肩や足をもみほぐした後、バイキングの朝食でお腹を満たした後は

今日の予定は観光です。目的地は諏訪市からなら30.40分ほどで行ける『霧ヶ峰高原』です。

市内から北に県道40号線をどんどんと高度を上げながら車を走らせると、

『霧の駅』の広い駐車場に着きました。

車を降りるとさすがに少し肌寒く、アウターを一枚羽織って高原を散策します。






冬枯れているせいで殺風景な感じのする草原ですが、

少し歩くとゆるやかな起伏が続く雄大な景色が広がってきます。

名前の通りに深い霧に包まれることの多いこの高原で、

濃霧の日にはハイカーたちに方向を知らせる『霧鐘塔』が

高原の頂上にあります。その『霧鐘塔』の横の展望台に立つと少し曇ってはいますが、

昨日の天狗岳以上に北・南・中央アルプス、そして昨日歩いた八ケ岳の峰々が見渡せました。









『あれが槍?』『あれは木曽駒?』などと指さしながら一つ一つを確認していきます。

近眼の私でも薄っすらと『槍ヶ岳』の三角の穂先が特定できます。

登山を始めて間もないころに縦走した『穂高連峰』への稜線が続いています。

遠目に見ると『北穂高岳』の手前で落ち込んでいるので

あの『大キレット』かなと思ったのですが、望遠で拡大してみると

どうやらその手前にある稜線の様で『蝶が岳』から『常念岳』

稜線のようです。この尾根もいつかは縦走したいものです。









一番遠くに見えたのが昨年登った木曽駒ケ岳を中心とした『中央アルプス』






そして近くに見える割には登山口までのアプローチが長くて、

四国からはなかなか足が向かない『南アルプス』の山々。

その右手には昨日も見た富士山が薄く見えています。








『霧鐘塔』からアルプスの山々の展望を楽しんだ後は、

この霧ヶ峰の北西にある『八島湿原』に向かいました。

この『八島湿原』は国の天然記念物に指定されていて、

尾瀬と同じような高層湿原。また尾瀬よりも深い8メートル以上の幾重もの泥炭層で

構成されている、日本でも貴重な湿原だそうです。と教えてくれたのが、

湿原の脇で出会った保護活動をしているという二人の老人でした。






『この湿原はハートの形をしているんだよ』とも教えてくれました。そういえば展望台の中央には

湿原を形だった黒御影の記念碑がありました。






『八島湿原』を見学した後は、『さぁ帰ろう!』と思っていたら

直ぐ近くに日本百名山の一つの『車山(霧ヶ峰)』があるというのが判り

二人は登る気満々。昨日の八ケ岳で腰と背中が張って少し痛みもあるので、最後まで渋っていた私も

仕方がなく歩くことにしました。

たしかに『車山肩』の登山口から山頂は、直ぐ近くに見えます。





登山道は石が転がる道ですが、道幅も広く勾配も緩いので昨日の道と比べると、

随分と歩きやすい道です。






高度が上がってくると次第に霧ヶ峰高原の全体が見渡せるようになってきました。

おおよそ40分ほどで山頂に到着。









もちろんこの山にも色々なコースがありますが、百名山の中でも最も気軽に登れる山かもしれません。

『ポケモン、ゲット』ならぬ『日本百名山ゲット!』です。

でもこの二人、昨年の同じ百名山の『伊吹山』を上の駐車場から歩いたと言ったら

散々、馬鹿にしたはずなのに・・・・・。






登山道から反対側のすぐ下にはリフト乗り場があり、一般の観光客も登ってきています。

たしかにスニーカーで登れる百名山かもしれません。






山頂の東側に見える『八ケ岳連峰』の百名山は中央で三角の形をした『赤岳』。

ここもいつかは歩いてみたい山です。






『車山』を登山?した後は茅野市で信州名物のお蕎麦で昼食。

帰路も往路と同じように8時間かかって帰途に着きました。

家を出たのが29日の20時、家に着いたのが2日の20時。

ちょうど48時間遊んだ今回の遠征でした。




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半年ぶりの遠征は八ケ岳

2018年05月03日 | 四国外の山
昨年のGWは同級生三人で東赤石山を歩く予定にしていたのに、

私が季節外れのインフルエンザにかかってしまい計画は中止になってしまいました。

今年もまた『どこか連れて行ってよ!』と早くから連絡があり、

さてさてどこを登ろうか思案をしていたら、

その内に『日帰り弾丸ツアー』はどうかな?と

思い始め、さっそくLINEに書き込みをしたところ二人が提案に乗ってきました。

幸いにして今週は毎週火曜日の会議がなく、一泊なら休みが取れそうなので

思い切って1.2日のGW中日に休みを取ることに。


そうなると行動範囲が一気に広がり二人からも『あの山はどう?この山は?』

などと意見がでてきましたが、

アルプスの山々はまだこの時期残雪も多く、自分たちが登れる山が限られ、

結局、比較的雪が少ないだろう『北八ケ岳』に話が落ち着きました。


『北八ケ岳』は急峻な『南八ケ岳』に比べて緩やかでアプローチも短くて済み、

日帰り登山も可能な山です。色々とコースがある中で、登山口までの道がよく、駐車場も広い

『白駒の池』から『天狗岳』のコースを歩くことに。


20時ちょうどに自宅を出発し、途中神戸でもう一人をピックアップ『白駒の池駐車場』に着いたのは

夜中の3時を過ぎた頃でした。出発を8時にしていたのでしばらく車の中で仮眠をとることに。

しかし予想通りなかなか寝付けません。次第に車内の温度も下がってきて、寒くて仮眠どころでは

なくなり、仕方がないのでエンジンをかけて暖房を入れました。

そのうちに空が明るくなりはじめ、結局は一睡もすることなく朝を迎えました。









このまま車の中で過ごしても時間がもったいないので予定より早くスタートすることにしました。

(後になってこれが結果オーライとなりました。)









『白駒の池』までは観光客も歩ける遊歩道が続いています。

コメツガ・トウヒ・シラソビの原生林の中を歩きます。

『白駒の池』標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖だそうで、湖畔までの道は原生林と

485種類もの苔が生息する『苔の森』。

その神秘的な雰囲気の森の中を15分ほど歩くと『白駒の池』につきました。


















湖畔にひっそりと佇む『青苔荘』の横を通り、さらに薄暗い『苔の森』の中を進んでいくと

急に明るく開けた場所に出ました。『白駒湿原』です。















『白駒湿原』からはまた『苔の森』が『にゅう』の稜線にでるまで続いていきます。

道は雪が残り真ん中の巾30センチほどの踏み跡を外すと、膝上位までの壺足になります。

その踏み跡は所々アイスバーンにもなっていて、さらに雪がない場所はシラソビの根が広がっている

とても歩きにくく疲れる道です。















すでに標高は2,200mを越え、いつにもまして息切れが酷くおまけにお腹の調子も悪く

そんな絶不調の中、『にゅう』への登りが続いていきます。









『天狗岳』への途中にある『中山峠』から北東に伸びる稜線上に

岩稜の山『にゅう』があります。『にゅう』とは変わった山名ですが、刈り取り後の稲わらを

円錐形に積み上げた稲わらのにゅうが語源だそうです。

『白駒の池』から約1時間30分。鬱蒼とした森の中から稜線に飛び出すと

目の前に展望が広がり、今までの疲れが一気に吹き飛びました。

開放感でいっぱいの岩の上に立つと南西から東への景色が一望できます。









そして途中で度々話に出ていた『今日は富士山が見えるかな?』という話題の期待を裏切らずに

日本一の富士の山が雪を抱いた秀麗な姿を我々の前に!

ため息とともに『綺麗やな~』『すごいな~』という声が周りにいた人たちからも飛び出します。

この景色を見られただけでも今日登ってきた甲斐がありました。









ひとしきり富士山の姿を見た後、南西に目線を移すと今日の目的地の

『東天狗岳』『西天狗岳』が『中山峠』の肩の横に仲良く並んで見えます。

でも 『けっこう遠いな~!』












『にゅう』から『中山峠』までは右に緩やかな樹林帯、左に切れ落ちた崖の道が続いていきます。

高度差はさほどもなく、先ほどの登り坂に比べると息は整ってきましたが

相変わらず残雪の道が続いていて気が抜けません。









『にゅう』への登りの辺りから二人の男性と一緒になりました。一人は東京からの人、

もう一人は愛知から来たとのこと。途中休憩場所で色々と話をしていると

東京の西からは2時間30分ほどで今日の登山口まで着くそうです。四国の山でも少し遠い山だと

それ位の時間はかかります。まさに日帰り登山のできる距離で、羨ましいかぎりです。






『中山峠』を過ぎ、しばらくは先ほどまでと同じような状態の道を歩いていくと、

いよいよ最後の『天狗岳』への登りが始まります。









所々で斜面の残雪が深くなり、踏み後を辿りながら注意深く登って行きます。






山頂の少し手前の斜面は今までより急な斜度なので、用心のためアイゼンをつけることにしました。

そのまま登山靴で登っている人もみかけましたが、やはり『安全第一』です。















最大斜度の残雪を越えると岩稜が始まりました。

岩の上でのアイゼンを付けての歩行に慣れていないので難儀をします。

しばらく歩いて、やはり歩きづらいのでアイゼンを一旦仕舞って最後のを登りに挑戦です。

しかし次第に息切れは最高潮に!









ヤマケイのコースタイムでは4時間30分ほどの道のりですが、途中の道のコンディションの悪さと

コンディションの悪い私が足を引っ張ってしまって5時間ほどかかって『東天狗岳』に到着しました。






山頂から南には『硫黄岳』から『赤岳』と続く

『南八ケ岳』峰々が!その右奥には『南アルプス』が雪を抱いて並んでいます。

ハイ松の濃い緑と残雪の白色とのコントラストがとてもきれいです。






そして西を見ると今日の最終目的地の『西天狗岳』への稜線が続いています。









『東天狗岳』からの下りはガレ場の道。このコースはなかなか楽をさせてはくれません。

登りのガレ場と残雪の道をなんとか登りきやっと『西天狗岳』に着きました。

振り返ると『東天狗岳』。そして遮るもののない360度の大展望が広がっていました。









先ほど見た『仙丈ケ岳』から『北岳』そして『鳳凰三山』へと続く南アルプスも!






ここでその八ケ岳や南アルプスの展望を眺めながらの昼食です。












茅野市のコンビニで買ったおにぎりを頬張った後は、WOCのメンバーの『珈琲倶楽部』さんで買った

珈琲を淹れて、のんびりとぜいたくな時間を過ごします。






ここ最近の山歩きだと既に折り返して登山口に着いている時間を、ここまで既に歩いています。

けっこう足も疲れていて、一人が『足が攣った!』と言い出しました。

しばらくして落ち着いたころに、帰りの時間もそろそろ気になり始めたので折り返して下ることに。






折り返しは『東天狗岳』までは登らずに途中のトラバース道を、ハイ松の中を歩きます。






途中で残雪の残る往路を避けて『擂鉢池』へと回って行くことに。

ところがこの下りも『岩稜』というか岩ばかりの道で、足元ばかり見ながらで首や肩も凝り始めました。












途中で何度か休憩をしますが、いつになく重いザックも堪えて疲れもピークに差し掛かります。









でも普段の四国の山歩きではなかなか味わえない景色。体の疲れもまた楽しからずです。















下り始めて1時間30分ほどで『擂鉢池』に着きました。時期によっては枯れてしまう池ですが、

今日は池越しに見える二つの天狗岳がとてもいい絵になります。









その『擂鉢池』を横目に見ながら2433mのピークを登り、少し下っていくと『黒百合ヒュッテ』です。

ヒュッテの前ではベンチに腰を下ろして休憩する何組かの人の姿がありました。









我々も座って大休憩。もう疲れて腰を上げたくありません。

ここからは『中山峠』に戻り『にゅう分岐』から

左に折れて2496mの『中山』を経由して『高見石』そして

『白駒の池』へと戻ります。まだ2時間以上はかかる道で、途中の中山峠からにゅう分岐までの道以外は

相変わらず残雪の『踏み跡外すと待っていました壺足』という

『ハニートラップ』ならぬ『壺足トラップ』の道が続きます。









『高山展望台』からもさらに雪道は続きます。









次第に周りの景色を見る余裕もなくなり、ひたすら足元だけを見て歩きます。

『中山展望台』から40分ほど下っていくと『高見石小屋』









さらに下りて行くとやっとこさで白駒の池湖畔に立つ『白駒荘』へと着きました。





神秘的な『白駒の池』をゆっくりと眺める余裕もなく、

遊歩道を歩きスタートから10時間30分で駐車場へとたどり着きました。

出発前に見たここ最近登った人の『ヤマップ』のレポートには

行動時間8時間と書いてあり、距離と高度差からして意外と時間がかかるなと思っていたら

その8時間で歩いた人のスピードは随分と速かったと、終わってみて思い知らされました。

結局朝予定より早くスタートしたので、日が暮れる前に何とか戻ることができました。


車に乗り込んだ後は一目散で諏訪市のホテルに。

チェックインを済ませた後、直ぐに最上階にある諏訪湖を望める展望大浴場で

温泉に浸かり、今日の疲れを癒した後、ホテルの居酒屋で待望のビールを飲み、

そのあとは部屋に戻るとさすがに直ぐに眠りにつきました。

久しぶりの疲労度 『大』 の山歩きでしたが、やはり『信州の山はいい!』

先ほどまでの疲労感も忘れて、今日の山頂から見えた峰々を

今度は歩いてみたいと思った、いつもより早い時期の遠征でした。



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