KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

里山に遊ぶ2020.04.28 女体山

2020年04月29日 | 香川の里山
4月29日は昭和の日の祭日。会社は総務や経理が休みを取るので

金庫番がいなくなり出勤しなければならない水曜日。

いつもならどうしようかと考えるところだけれど、

WOC登山部も休止となっているので水曜日に拘ることもなく気兼ねなく今日を休みとした。

それじゃ、どこを歩こうかと色々と考えて先ずは近場の山に出かけることに。

先週歩いた矢筈山からの女体山は長尾女体山と呼ばれ、

さらに東に石田女体山東女体山(五名女体山)と続き、

その三つを合わせて女体三昧と名付けたのはエントツ山さんでした。

今回はその女体三昧の言葉がキーワードとなり三つの女体を巡ることにした。ウッヒヒー!

以前に何度か歩いた道だが同じように歩いても面白くないので、

違うルート考え思いついたのが、東女体山から東に辿る道(未踏)。

地形図を見ると電力の電線が続いていて、おそらく保線路があるだろうと推測して、

大窪寺をスタート地点として周回することにした。

今日のテーマは『四国のみちと電力保線路』と小さく女体三昧


朝出かけに奥様に『今日は何処に行くん?』と聞かれ、『大窪寺辺り!』と言うと

『女体山?』と返ってきた。『??』と思ったが、子供が小さいころに家族四人で

『女体山に登るぞ!』と出かけたことがあった。その時に大窪寺からの登りで

奥様がギブアップして途中で引き返したのを憶えていたようだ。

当然奥様には女体三昧などと口せず、『そう、そう!』と応え不埒な気持ち?は抑えて出発!


大窪寺の第一駐車場に車を停めて門前のお店を横目に見ながら歩いて行く。

秋には紅葉で染まる参道も今は新緑で覆われている。




門前からは東に四国のみちの案内板に沿って歩いて行く。一旦国道377号線に出て少し下ると

南に下がる標識あり折り返すように民家の見える道へと下って行く。







民家の横を通り里道を進むと道の脇には大窪寺までの丁石が点在している。







道が小さな川沿いになると山側から崩れた土と石が堆積して少し荒れ始める。

歩きづらい道を進んで行くと川の反対側に渡る場所にでた。川と石段が何とも言えず良い感じだ。







最近使っているデジカメが接写のピントが上手く合わずせっかく写した花がいつもピンボケで、

今日は久しぶりに以前に使っていたデジカメを持ってきた。すると思いのほか上手くピントが合っていくので

ついつい道の脇の小さな花を立ち止まっては写しの繰り返しで、なかなか前に進まない。










国道に出る手前で水の張られた田んぼに周りの景色が映り込み、のどかなのどかな里の風景。

国道に出た後反対側の里道へと四国のみちは続いている。しばらくの間はアスファルト道を歩いて行く。










すると道の斜面を走って行く小さな影。お猿さん!

一匹ならまだしも集団となるとやはりビビる。小心者はストックでガードレールを叩きながら、

『こっちに来ないで!』と念じながら歩いて行く。

中生代和泉層群と書かれた説明板のある分岐を長尾東浄水場へと左に曲がると

今度は県指定自然記念物のあかの淵の説明板と道の下に流れる川にはみぞおちの滝

落差20mほどの滝の上部は長年の浸食で花崗岩がなめらかに削り取られている。

この滝が落下する宮川は、日開谷川を経て吉野川(徳島県)に合流しているそうだ。

と言う事はこの辺りの矢筈山山系が香川と徳島の分水嶺になる。




あかの淵を過ぎるとカーブミラーのある分岐。ここは右手にさらに奥へと進んで行く。




コンクリートの急な坂道を登ると一旦下り坂になる。『ありゃりゃ?』本当に合ってるんかなと

思いGPSを確認しながら進んで行くと築山釜と書かれた看板と建物。







谷地の地形が広がり民家が点在する中を進むと廃屋のある分岐に出た。

地形図ではここから左に実線が続いているのでそのまま進んで行くと目の前に大きな砂防ダムが現れた。

これは道を間違えたかと思い引き返していくと、少し下った所に地形図にはない立派なアスファルト道が続いている。

Googleの空中写真でも確認して三差路となった分岐から左に山手へと登って行く。

道の奥に大きな桐の木が薄紫の花を咲かせ、足元では先週も見たタケノコの食い散らし。

タケノコを刺身で食べられるなんて里山ならでは、なんて贅沢なんだろうねお猿さん!







先ほど道を間違え見上げた砂防ダムを左に見ながら進んで行くと、橋の手前で谷筋に電力の鉄塔番号を書いた杭。

『これこれ!保線路はたしかにある!』地形図から予測していた東女体山の取りつきとなる

保線路があることを確認できてまずはひと安心。さらに先に進んで行くと少し広場になった場所に

75番鉄塔への矢印の杭。ただ地形図の実線と歩いている道ははさっきからズレている。








ところが矢印の方向に進んで行くと保線路らしからぬ幅の広い道。さらに道が崩れている。

しばらく歩いても頭上高くに見える電線をすでに越えている。

『果たして本当に保線路はあるのか?』

保線路は当然地形図には載っていないのでGPSは頼りにならず次第に不安になってきたところで

山の斜面に向かって次の杭を発見!『良かった~これで正解!』

ここまで四国のみちと里道を約7km歩いてやっと取り付きに着いたことになる。










保線路は地形図では複雑に入り組んだ尾根を九十九折れに続いていてどんどんと高度を上げていく。

道はあまり歩かれていないのか平ではなく山側から谷側に土が崩れて傾斜が付いてとても歩きにくい。

『よっこらしょ~どっこいしょ~』などと言いながら、鳥のさえずりだけが聞こえる

静かな道を登って行くとそのうちに75番鉄塔に着いた。







鉄塔広場からは北に木々の間から檀特山らしき山の頭が見える。




しばらくは歩きやすい道になって気を緩ませてくれたのに、またすぐに急登が始まる。

立ち止まって一息入れているとすぐ横の新芽の産毛が何とも言えず可愛らしく見える。







603mの標高点まで急登は続き時間は10時20分。下道歩きが長かったせいか、

思ってた以上に時間がかかっている。74番の鉄塔広場で一息入れさらに先へと進む。










道は次第に保線路と言うより登山道といった雰囲気になってきた。

左手奥に今日最初の女体が見えてきた。フ・フ・フ~! (*´▽`*)

相変わらず鳥の鳴く声だけが聞こえてくる道。鳴き声で鳥の名前が判ればさらに楽しく歩けるだろうな~。

自慢じゃないけど唯一判るのは山鳩の図太い声とホーホケキョだけ。







二度ほどアップダウンをすると鞍部の上から道が分かれている。左は保線路。右は東女体山への道。

ここから短いけれど今日初めての直登。道の脇には地面近くにツツジが咲いている。







東女体山の山頂には石の祠と石灯篭。まずは一つ目の女体、ゲットだぜ!

しかしここで疑問が残る。何故この山域に3つもの女体山、神社があるのだろうか?

特にこの東女体山は保線路が無ければ麓からは参拝できるような場所には無い。

それとも参拝に使っていた道を保線路として利用しているのだろうか?

いずれにしても疑問を抱えたままだが残り二つをゲットするぞ!




女体神社の北側に山頂札と三角点がある。四等三角点東女体山







ここからの保全路は踏み固まれていて歩きやすい道。何度かアップダウンをして気持ちよく進んで行く。

女体三昧などという煩悩を、目に映る若葉の緑が浄化してくれる?







ここで今日初めて木々にされぎられずに遠くまで見渡せた。方角から言うと大相山かな?




以前は倒れていたお地蔵さんが綺麗に台座に座って見守ってくれている。

手を合わせて横を過ぎると林道手前の急登となる。保線路らしい樹脂の階段が続いている。







『なんだ坂、こんな坂』と言いながら登ると苔むした間地ブロックとガードレールが見え、

『よ~いしょ』と言って林道に飛び出した。







ここからしばらくは山の北側をはしるアスファルトの林道歩き。

途中からは北側の眺望が開け、場所によっては東側の景色も見える。

二つ目の山が檀特山その奥が笠ケ峰ぽいな~!







先ほどの東女体山への分岐から600mほど歩くと道の南側に今日二つ目の女体山の入り口の立派な鳥居。

ここから段差のある急な階段を登り詰めると石田女体山







神社の手前のもう一つの鳥居を潜ると石祠とベンチがあり、展望台にもなっている。

予定では最後の女体山あたりでお昼にしようと思っていたが、けっこう疲れてきたので

ベンチもある事だし、少し日陰で寒いけれどお昼にすることにした。








お湯の沸く間付近を散策。道の途中には四等三角点北ケ原の石柱がほとんど土に埋まっている。

少し南側にあるもう一つの展望台からは、先ほどよりも高度が上がって東側の峰々が遠くまで見渡せる。







珍しく買った焼きそばは乾いた喉にはあまりよくなく何度もむせる。

展望台の案内板には屋島や五剣山の名前の他に、栗林公園や玉藻公園が書かれているけど

『そりゃ~見えるわけない無理でしょう!』と独りでツッコミを入れる。







少しむつごい焼きそばを食べた後階段を降りて行くと、まだ消化していない胃がむかついてくる。

階段を降り林道を西に歩いて行くと、道の脇には小さな紫色の草花があちらこちらに咲いている。

何故か『セクシャル・バ~イオレット』と口ずさんでいる自分に独りで笑う。

もしここで他の人に見られたら『変な人がおる~』と思われるだろうな。







最後の長尾女体山への階段を登って行くと東屋の横に山頂札。ここで今日の女体三昧は無事終了。

これで何か御利益があるわけではないけど、先ずは今日の目標の女体を三つ制覇して達成や~!。







先週も同じ場所で写真を撮ったけれど今日も一応記念撮影。

見渡す限りの新緑の緑。岩の先のツツジの赤紫色がその緑のアクセントになっている。










林道までの階段を下った後、大窪寺までの四国のみちの今日最後の登りとなる階段を登って行く。







階段を登りきると後は下るだけだが、残りの1kmはほぼ階段。所々で段差が高くスピードは上がらない。

途中で大窪寺の奥の院の標識。『そう言えば何度もこの道を歩いているけれど一度も寄ったことがない』と思い

時間もあることだし寄り道をすることに。







高い岩壁の下にひっそりと小屋らしき建物の奥の院があった。その脇には2対の石仏。

大窪寺の方によってか石仏にはきれいな花が供えられていていた。







奥の院をあとにさらに下って行くと標識にあった展望休憩所。ここで初めて人と遭遇。

若い女性だったがいつもなら色々と話しかけるところだが、今日はソーシャルディスタンス。

『こんにちは』と軽く挨拶をしたら、そのまま女の子は登って行った。

展望所からは朝歩いた国道が見える。石田女体山だろうか、険しい岩肌も見える。







残りの大窪寺までの道も相変わらず階段が続いている。乾いた花崗土は滑りやすく

一段一段注意しながら下って行く。







下りきったところで大窪寺の境内に着く。ここで腕章をした二人の男女。

その腕章には朝日新聞と書かれていて、『すみません、ちょっといいですか?』と声を掛けれた。

非常事態宣言で納経所も閉まり、その取材に来たそうだが『人影のいない境内を見てどう思いますか』と聞かれた。

雪の日にも訪れた事のある大窪寺だが、お遍路さんの姿もなく人っ子一人いないのは初めての事。




少し質問に返答した後大師堂に向かうと途中の藤棚で、青空の下で藤の花が輝いていた。

本来なら色々と祈りをささげる場所さえ人がいない、こんな状況が早く終息する事を願い境内を後にした。




今日は計画では12kmくらいの距離かなと推測したが、結局15kmの歩行距離。

『先週よりも歩いているじゃん!』と。やはり万年腰痛の右の腰が重く、駐車場で登山靴を脱いだ途端に

窮屈な足元も解放された。窓を開け放ち風をめいいっぱい受けながら家路へと車を走らせた。


今日のトラック




今日の3Dトラック


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里山に遊ぶ2020.04.22 花折道~矢筈山・女体山~来栖渓谷

2020年04月23日 | 香川の里山


WOC登山も当面自粛となり早や二週間。県外への移動も控えるようにという事なので

先週から里山歩きを再開しました。例年だとこの時期には県外の山にどんどん出かけている頃。

雨天の日以外には目もくれない県内の里山ですが、良い機会なので色々調べて

何かテーマを決めて歩いていこうと思います。


先週は大川山古道を歩きました。今週はどうしようかと考え思いついたのが

古道シリーズ第二弾の花折古道(へんろ道)。義経が屋島に向かった路、

また平氏が祖谷へ落ちて行ったとの伝承の残る路です。前山ダムの道の駅からスタートし、

花折古道を歩き額峠から多和額北の集落を抜け矢筈山に登ります。

その後女体山まで歩き、四国のみちを辿って来栖渓谷を廻る周回コース。

10年前に初めて歩いて4年前にも歩きました。その時は15.3kmを6時間弱かかったので

今回どれくらいの時間がかかるか、体力測定の意味もかねて歩いてみることにしました。


前山ダムの道の駅に車を停めてスタート。今日は気温も上がらず風も強いので、下着も長袖を着て歩きます。

駐車場の南側の階段を登り民家の横を通り土木会社の作業場に出ます。その中を通って山側に歩くと

花折へんろ道の標識があります。ここから山の中へと入ります。







身体が温まらないままにいきなりの急登に直ぐに息が上がってきます。

しばらくすると巨石が点在する道になります。







2月に歩いた庵治の遠見山の尾根道も同じような巨石の残る道でした。







途中にある立派な石祠。ちょっとしたピークの見えますがまだまだ登坂は続いていきます。







今日初めて目にするオンツツジ。先週よく見かけたミツバツツジとまた違った色合いが

新緑の若緑の中に浮かんでいます。







小刻みにアップダウンを繰り返しますが登りの方が圧倒的に多く、掻いた汗が風に当たって冷えてきます。

独り歩きの自撮りはカメラをセットしては前に進んでまた戻るの繰り返しで時間がかかります。(笑)

(やはり人物の写っていない途中の道の写真は味気ないので・・・・。)








この辺りから尾根は複雑になり、この案内標識が無ければ間違えそうになります。

西側に集落が見え始めました。







竹林が現れるとこの道も終わり近づいています。風に吹かれて揺れた竹が擦り合う音が響いています。

足元には猪が掘り返した跡と食い散らかしたタケノコ。

母親に『ちゃんと散らかさずに食べなさい!』と言われそう・・・。







へんろ道が終わると前山ダムからのアスファルト道に出ました。

藤の花と見間違える桐の花の薄紫と新緑。奥に見えるのは高仙山かな?







途中にあるお遍路さんの休憩所でザックを降ろして一息入れます。

この道には大窪寺までの丁石が道の脇に続いています。




花折へんろ道の出口から2km弱歩くと県道3号線の額峠

峠からしばらく歩いてこの橋を左に曲がり山側へと入って行きます。







民家の脇を抜け太いコンクリート管が立つ場所から道に沿って左へと進みます。

途中からは強風で倒れた竹が道を塞ぎだんだんと不安になってGPSを度々覗き込みます。







道は上の林道と合流しますが、ここで安易にそのまま左に進んでしまい、途中で気づいて引き返します。




林道を南に歩いて行くと額北の集落に入ります。

道の脇には三色の牡丹桜が見頃を迎えていました。

牡丹桜を右手に見ながら歩くと山に向かって真っすぐに続く道。この道を辿ります。

道の奥には仲良く並んだ三本のメタセコイヤの木が見えます。







のどかな里の道を登って行くと大きな鶏舎?の跡らしき建物があります。

ここでまた道を間違え鶏舎に沿った道を進んでしまいます。前回歩いたのはその道の左側にある林道。

4年経つと記憶も曖昧です。GPSで確認して修正をします。

鶏舎の奥からは西側の景色が開けていて、遠くに見えるのは大相山かな?







林道は入り口こそ少し籔いていますが、その奥には幅の広い道が続いています。

道は明瞭ですが落ち葉の積もる道は柔らかく歩きづらい道です。

道の奥にある小さな溜池を右に回り込みさらに進んで行きます。







前回はさらに奥まで進んで尾根に取り付いたのですが、3mほどの崖が登れず苦労をしたので

今回は手前で尾根に取り付いてみます




ここから今日一番の急登が始まりました。ストックを短くして登って行きますが

油断をすると後ろにひっくり返りそうになります。杉の根元まで歩き足を置き

また次の杉の根元まで歩くの繰り返し。(写真では全く伝わりませんが)







杉林を過ぎると足元に根っこや岩があり少しは歩きやすくなりますが急登は続きます。







647mの標高点から右に尾根道が続いていますが、ここで左に杉林の中へと下って行きます。

よく見ると下に林道が見えます。







林道へ降りる最後はロープがかかっていました。林道に下り右に進んで行くと道の脇に

前回も見た捨てられたバスが。







林道を進むと大窪寺へと続くアスファルトの林道を合流します。そのままは進まず切り通しを

コンクリートで崩壊保護をした法面に沿って登って行きます。これがまた急登!

急登続きで足首とふくらはぎが悲鳴をあげ始めました。腰にも負担がかかっているのか少し重くなってきました。










何とか乗り切り矢筈山山頂に着きました。時間は11時30分、少し早いですがお湯を沸かしてお昼にします。

周りは木々に囲まれ見晴らしはありませんが逆に風を遮ってくれて、温かいラーメンを美味しく頂けます。




お腹を満たした後は女体山へと向かいます。痩せ尾根を下り岩場を登ると今日一番の眺望。







南側には阿讃山脈の奥に徳島の峰々が見渡せます。小さな三角に見えるのは八面山?

麓には多和兼割の集落が見えます。






北を見ると高松市の市街地とその奥に飯野山まで見渡せます。

新緑の若緑と常緑樹の濃い緑のコントラストにしばし見惚れてしまいます。







峰山五色台そしてクレーター五座




志度湾の奥には小豆島が浮かんでいます。




屋島もこの高さから見るといつもと違う雰囲気がします。その横には五剣山




ずっと見ていたい景色ですがとにかく吹き付ける風が冷たく、惜しみながら進みます。

展望岩から急な階段を降りるとまたアスファルトの林道にでました。

そこから向かい側の女体山へと進みます。鳥居をくぐるとまた階段の急登です。

段差があり一歩一歩登って行きます。ふ~う!(;´Д`)










今日最後の急登を登りきると女体山山頂。雨乞いの青木女体宮が祀られています。







石祠の先の岩場からの眺望もいつも通りの変わらぬ景色。








さぁ~それでは山を降りましょう。最初は足元の悪い岩場を下ります。

へんろ道にもなっているこの道。お遍路さんにとっては結願への最後のへんろ転がしの道です。










しばらくの間、階段の下りが続いていきます。そろそろ疲れが出始めました。

トントンと段差を降りる度に重い腰に響いてきます。




へんろ道は四国のみちにもなっています。所々で林道に出る箇所があり案内板があります。










小さな沢の小さな水の流れの音を聞きながら静かな静かな道。




二回目に林道に出た後下って行くと古大窪の案内板。その昔この場所で大窪寺は創建されたといいます。

ここで今日初めて人と遭遇。その案内板を見入っているお遍路さんです。

軽く挨拶を交わした後、『大変ですね、納経所が閉まっているんじゃないですか?』と聞くと、

『明日からなのでぎりぎりセーフです。』と。ここでもコロナに影響されている人がいました。

『あと少し、頑張ってください!』と言って別れ、案内板の横からまた山道へと入って行きます。







ここから今日最後の登坂、また階段が始まります。少し暑くなってきたのでウィンドブレーカーと二ット帽も脱いで

もうひと踏ん張りです。最後の坂を登り下りに差し掛かるところで今日二人目に遭遇。

なんと階段の横を自転車を押して登って来るではありませんか!

『自転車で大窪寺までですか?』と聞くと、『こんな道だとは知らずに来ました』と。











小さな沢を渡りさらに下って行くと朽ち果てた建物。10年前にはたしかコテージのような建物が残っていたのに

前回と比べてもどんどんと崩れていっています。










最終民家では狭い棚田に水が張られれています。こんな場所でもまだ米作りを続けているようです。







来栖公民館の横を過ぎると道に沿って水の流れ、来栖渓谷の上流部です。

また鴨部川の最上流部にもなります。

川に沿って石垣が残りその上は平らになっています。

今は杉林となっていますがここでも昔は営みがあったということでしょう。







川の流れが道の左側になると来栖渓谷です。林道から下に降り渓谷沿いの道を歩きます。

渓谷には小さな滝が数百メートルの間に続いています。




iphoneのカメラをLIVEにして編集で多重露光を選択すると、簡単にそれらしい写真に編集できます。

デジカメのマニュアルモードだとシャッタースピードを落とすと

どうしても三脚を使わなければ手ブレを起こしますが、手に持ったままで手軽に撮れて便利な機能です。













来栖神社まで来ると今回の周回コースもいよいよ最後です。大規模に伐採された竹林の斜面に

こんもりと頭を出したタケノコが見えます。川の向こうでなければ採りに行くんだけどな~。







うっそうとした林道を抜けると一気に視界が開け青空が広がり来栖の集落。

里の景色の奥に先ほど登った矢筈山が随分と遠くに見えます。






集落から県道に出てダム湖に沿って道の駅まで戻って行きます。




道の脇にはダム湖の沈む場所にあった女体宮の第一の鳥居が移設されています。







今回はGPSをGeographicaとカシミール3Dのスマホ版のアプリのスーパー地形図を使ってみました。

同じスマホで記録しているはずなのに記録された左のGeographicaでは矢筈山から女体山までと

来栖渓谷当たりのトラックが飛んでいました。原因は判りませんが、その差は歴然。

スーパー地形図では地形図の上に史跡や神社の名前なども詳しく表示されていて使いやすそうです。




4年前に記録したGeographicaでは歩行距離が15.3kmでしたがスーパー地形図では今回14.5kmとなっていました。

前回は昼食も菓子パンで済ませ休憩時間も短く行動時間は6時間弱。今回は矢筈山でゆっくりめの休憩を取り、

デジカメでの度々の撮影時間も含めて6時間強でした。

体力測定としてはほぼほぼ同じ結果となった里山歩きとなりました。


【スーパー地形図でのトラック】




【Reliveの3Dトラック】
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里山に遊ぶ 2020.04.15 大川山

2020年04月15日 | 香川の里山


香川県も今週に入り急激にコロナウィルスの感染者が増え、

他人事ではなくいよいよ身近な問題になってきました。

WOC登山部も先週の山行を最後にしばらくの間は団体での行動を

控えることになりました。いつになったら再開できるかは判りませんが、

当分は各自で行動することになりました。三密、外出自粛と県独自の

緊急事態が宣言され、とにかく不要・不急という事です。

ただ外出といっても人ごみの多い場所と、誰もいない場所とでは意味合いが違うと思い、

週に一度の山歩きで体力維持をしている身としては、これからもできるだけ人との接触を避け

山歩きを続けていこうかと思っています。


WOC登山部での山行は事前に案内して参加者を募っていたのですが、

一人で出かけるとなるとその必要もなく、以前に独り歩きしていた時のように

今回も昨日の夜まで行き先を決めず、さてどこに出かけようかと考えていたところ、

目に付いたのが四国新聞に載っていた雲辺寺の積雪40cmという記事。

この冬は暖冬と云われていたのに4月に入って珍しく降った雪を

名残雪(なごり雪)、と書かれていました。

なぜか『汽車を待つ君の横で僕は・・・・』のフレーズが浮かんできて

『香川で見る雪はこれが最後ねと・・・・』雪見に出かけてきました。


丁度、今回もグランマー啓子さん大川山のレポートを目にしたばかり。

雲辺寺で積雪があったなら大川山もまだ雪が残っているだろうと思いでかけてきました。

特にグランマー啓子さんが歩いた道は、いつも歩くだいせんみちの南側の支尾根を辿る古道?

これなら途中でまず人に会う事もなく歩いて行けそうです。題して『なごり雪と大川山古道』


地元で事前にお弁当とスポーツ飲料を購入して琴南公民館へ。途中の県道39号線からは

雪の残る白い山肌と芽吹いたばかりの新緑が朝陽が当たって輝いています。



公民館の駐車場から国道にでて、しばらく南へ歩いて行きます。

途中に『大川山のぼり 三十九丁十二間実測』の石碑があり、ここから『だいせんみち』がスタートします。

1丁(町)=109.09m、1間=1.82812mですから(109.09×39)+(1.8182×12)=4,276.3284mになります。

実測とあるのですが誰がどうやって測ったのでしょうか?







さらに進むと東からの県道39号線が合流する交差点を森林管理道へ西に入って行きます。










アスファルトの管理道を登って行くと啓子さんが書いていた通り、

切り通しの法面をフェンスに沿って登って行く道がありました。ここが登山口となります。




思っていたより道幅はあり、落ち葉の積もる道を登って行きます。

先週に続いてツツジの花が目につきます。







ユキモチソウは上に延びる葉が天女の羽衣のように見え、何とも言えないシルエット。

真ん中の花は名前の通り白いお餅(アイスクリームの雪見大福)に見えます。




陽のあまり当たらない場所ではまだまだ蕾も多く、これからまだしばらくは楽しめそうです。

花に見惚れて歩いていると、所々でこんもりとなっている“タヌキのため糞”を踏みそうになります。










谷側に目を向けると花の散った山桜が紅葉しているように見え、新緑とのコラボ!




人の歩かなくなった古道にしては道は明瞭ですが、この道はとにかく倒木が多く、

跨いだり潜ったりのまるで障害物競走をしているみたいです。










地形図に実線で載っている林道に出ますが、そのままテープの方向に進んで行きます。

ここで今日初めての残雪!







道は林道に合流して、作業小屋のようなプレハブの右側から回り込みます。

次第に雪が増えてきました。








『ありゃ~また倒木が!』。以前からではなくこの週末に吹いた強風で倒れたような木もあります。




いよいよ積雪が多くなってきました。雪が降ってから晴天が続いたので

アイゼンまではいらないだろうとふんで持ってこなかったのですが、

ざらめ雪とはいえやはり斜面になると足が滑ります。










さらに道幅の広い車道にでました。ただ車道の手前で猪避けの柵があり、しかも柵の上には電気線。

出入りができるはずの正面の入り口には南京錠がかかっていて開けることができません。

柵の上の電気線で乗り越えることもできず、ここまで来て引き返すこともできずお手上げです。

仕方がないので脇の柵のジョイント部分を繋いでいる針金を十徳ナイフを取り出して解いてみます。

意外と固く結んである針金に悪戦苦闘する事十数分、なんとか解いてジョイント部分を広げて潜りました。

(もちろん結んであった針金は元に戻しました)それにしても啓子さんはどうやって越えたんだろうか?







南に向かって開けた場所ですが、結構な積雪です。これだと日曜日はもっと積もっていたんだろうな~。










積雪の後、だれも歩いていないはずでが、可愛い足跡は続いていました。

雪原の向こうに見える竜王山に続く稜線の奥の、徳島の山にも雪が積もっているのが見えます。







アスファルトの上に積もった雪もズルっと足が滑り注意深く歩くので疲れます。

車道を道なりに歩いて行くと天文台に着きました。

自然科学館へと続く道にもまだたっぷりと雪が積もっています。

WOC登山部では他の人の写真ばかり撮っていたのですが、

ひさしぶりの独り歩き。久しぶりの自撮りをしています。

キャンプ場もひっそりと静まり返っています。少し離れたバンガロー棟の間を下って行く男性の姿が見えましたが、

今回は声を掛けるのは控えました。










いつも休憩する炊事棟の屋根の下でザックを降ろして休憩。

お弁当を食べるのにはまだ時間も早いので、行動食をお腹にいれます。







山の名前を記した案内板も雪に埋もれていて、南側に見える峰々も特定ができません。







屋根から雪が融けて落ちる雫の音と離れた場所から聞こえるヤマガラの鳴く声。

でも今日はヤマガラも姿を現せてくれません。




大川神社の境内に入ると今日一番の積雪。神社の石段にも強風で木が倒れています。










雨乞いと安産の神様の大川神社。今はどちらも必要ないので、コロナの終息を願いお参りします。




社殿の裏に回ると三角点。1042.8m点名『大川山』二等三角点、県内では2番目に高い三角点です。







大川神社の北側から遊歩道を下って行きます。先ほど見かけた男性のものか、雪には踏み跡があります。







すると下から登って来る女性が3人。すれ違う時にさすがに無言ではおかしいので

距離をおいてお話をします。『あと少しですから、頑張ってください!』







遊歩道から車道に出る手前の急坂。気温の低い冬場なら斜面が凍っていていつも一番危ない場所ですが、

今日は融けかかった雪。と思っていたら板に桟を打ち付けた場所でツルっと滑って最後に尻もちをつきました。




車道から少し北側にある展望台へ歩いてみます。

展望台からは中讃から西讃にかけての眺望が春霞の中開けています。







展望台から戻り杉林の中の雪に埋もれた階段を下って行きます。

急な坂。先ほどの事もあるので慎重に下ります。










車道に出るとここでも強風による倒木で道が塞がれていたのか、撤去作業が行われていました。




道の雪が消え、14丁石の辺りまで来ると先ほどの冬景色から、いっぺんに春の様相になりました。

足元からくる冷気もなくなり、陽が当たる道の脇には可愛らしいスミレの花が目につき始めます。














歩いてきた往路の支尾根の山肌も春色!正面に笠形山も少し霞んで見えます。







車道から脇にある隋神門に寄り道してまた車道歩き。







最後までツツジが目を楽しませてくれます。







標高差800m、歩行距離約10km、行動時間5時間30分の

久しぶりの独り歩きが新鮮な一日でした。しばらくはこうした休日が続きそうですが、

また興味の沸きそうな山やを探して出かけてみようと思います。

帰り道で見える山もまさに『山笑う』そのもの。

立ち寄った公渕公園もボタン桜がそろそろ満開。季節は世間に関係なく何事も無いように移っていきます。










今日のGPSトラック




今日の3Dトラックです


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WOC登山部2020.04.08 八丈岩山・新割山(王子ケ岳)

2020年04月13日 | 四国外の山

今週の登山部は月間計画で六甲山を予定していましたが

やはりこの時期、感染者の多く出ている地域へは控えようと言う事で予定を変更。

予定していた六甲山はロックガーデンを歩く予定にしていたので、

それに近いイメージの山を探したところ、グランマー啓子さんの以前のレポートで目にしていた

玉野市周辺の八丈岩山・新割山が頭に浮かびました。

取りあえず不要な場所には立ち寄らないようにして丸亀を出発。瀬戸大橋を渡って水島ICで降り、

児島湾に沿って県道45号線を走ります。半島をぐるっと回りこみ市民憩いの森

駐車場に車を停めスタートします。車を降りた途端に女性陣が『トイレないんかな?』と言うので

公園の案内板を見てみると、駐車場からさらに上の県道沿いにWのマーク。

『ちょっと車で走ったらトイレがあるみたい!』と言うと、さっそく車に乗り込み走って行きました。


残った私が駐車場で準備をしていると、散歩をしている老人がやってきました。その男性に八丈岩への

行き方を聞くと、駐車場の奥から遊歩道があると教えてくれました。

『今はトイレが無くなっているけど、上の広場からも登れるんやけど』とも。

『え!トイレがない!』案の定走っていった車は上にはトイレが無かったので、

右往左往をしながら公園の中を走り回っています。

仕方なく戻ってきたメンバーに『すみません。トイレは撤去されたそうです!』と言うとゆかりんが、

『我慢するから・・・』と。『他の人がおらんから、あの看板の後ろでやったら!』

そんなやり取りをしながら駐車場から公園の中を歩き、遊歩道へと進んで行きます。




遊歩道は直ぐに擬木の階段になりました。この階段がけっこう段差があり、直ぐに息が上がってきます。











階段を登りきると花崗岩が風化した支尾根の道。ミツバツツジが道の両側で至るところで咲いています。




少し暑くなってきたので後続を待つ間にウィンドブレカーを一枚脱ぎます。その下に着ていた横縞模様の

シャツを見てルリちゃんが『佐川急便みたい!』と、その横であっちゃんが『ヨコシマな人間や!』などと。

支尾根の緩やかな道も直ぐに終わり、また階段が続いていきます。所々で見晴らしの良い場所で立ち止まっては景色を眺めます。










段差があるので階段を出来るだけ避けて歩こうとしますが、乾いた花崗土は滑りやすく

結局は階段を歩いて行きます。







道には大きな岩が目立ち始めました。











海際の山より高度が上がって瀬戸内の海が光って見えます。








巨岩を右に左に見ながら進んで行くと八丈岩山と書かれた説明板がありました。

予定ではここに来る前に立石に寄ってからこの八丈岩だったのに、

いつの間にか分岐を見落とし通り過ぎてしまったようです。





取りあえず先に見える三角点に。説明板に八帖ほどの広さと書かれていますが、

平らな部分と盛り上がった部分があって、あまり広さが感じられません。

やっさんに言われてワザとらしいポーズをとる麺法師さんとメンバー。










今度はやっさんにもポーズをしてもらいます。

メンバーは霞みながらも見える瀬戸内海に浮かぶ島々の名前を確認しています。

犬島のエントツも見えると言っていますが、私にはさっぱり見えません。

確かにデジカメのズームした写真を見ると確認できます。








ここから山頂山まで廻って周回する予定でいたのですが、

立石まで引き返すことにします。往路を戻って行くと途中にあった環境庁の案内板の左下隅に

小さく立石と書かれた文字と矢印。







遊歩道から外れ矢印の方向に進んで行くと、乾いた花崗土の急な下り坂。

その坂をどんどん下って行くとお目当ての立石が、支尾根のピークに上に鎮座しているのが見え始めました。







歴史的な場所によくある石碑を、一回りも二回りも大きくした巨大な石というより岩。










近づくにつれその大きさが迫って来て、何だかワクワクします。

鞍部から岩場を登ると立石の足元に着きました。

見上げるとほぼ垂直の岩肌には錆びついたハーケンが打ち込まれています。










立石の南側のピークの端にも大きな岩がゴロゴロしています。




その内のひとつに登ってみます。表面がツルツルしていて足や指を掛けるところが見つからず

岩の角を左手で掴み、右手の指を何とか引掛けて登ってみます。

高い所大好きのあっちゃんが同じように挑戦しますが、そこはやはり女性。無理なようで諦めました。










他のメンバーも岩に登ったり写真を撮ったりして楽しんでいます。

しまった!、ここまで登ってこなかったひなちゃんをすっかり忘れていた。

『待っててね、ひなちゃ~ん!今戻るからね!』







写真を撮ったあと、ひなちゃんの待つ鞍部まで戻り合流。随分と長い時間戻ってこなかったので、

ほっとかれたかも?と不安になっていたようで、ゴメンゴメンとお詫びを入れ分岐までの急登を登って行きます。







分岐まで戻り遊歩道の階段を今度は下って行きます。段差のある階段をゆかりんが歩きにくそうに下って行ってます。







駐車場まで戻ったあとは今日二つ目の目的地の新割山へと移動します。

玉野市内を抜け国道430号線の海外線を走って行くとレストラン帆風の建物の

道路の反対側の海側に広い駐車場とトイレがありました。車を降りると目の前の桜並木の向こうに

今にも崩れ落ちそうな巨岩や奇岩がゴロゴロと山の斜面に湧いています。







レストランとレストランの駐車場の間に登山口がありました。コンクリート道を登り、その道の脇から

山の中へと入って行きます。八丈岩山と同じように、こちらの道も直ぐに階段が始まりました。











先ほどの八丈岩山の階段とは反対に、段差もなく幅の狭い階段が続いています。

階段の段を留める杭の擬木の頭に、100、200と数字が書いています。

『メーター数かな段数かな?』などと話しながら登って行くと、

どうやら下からの段数を書いているようです。その内に

700段目あたりから『金毘羅さんより多いかな~?』

800段目からは『奥の院より多いかな~?』などと言いながら登って行きます。







1000段を超えると左右の分岐。上から下りて来た老人に道を尋ねると

桜園地は左の道を辿って、先にある階段を登らずにそのまま進んだ方がいい』と教えてくれました。

道は緩やかになり途中には先ほどの八丈岩よりも広い岩棚の展望台。










道の突き当りは桜園地の一番端でした。ここから園内を歩いて行きます。

少し散りはじめてはいるものの、今が見頃です。所々に大きな木もあり広く伸ばした枝に

これでもか!というくらいの花びらが!普段なら平日といえ、もっとたくさんの人で賑わっていたでしょうが、

今日の園内は人影も疎らです。桜園地の駐車場まで歩き、そこからはレストハウスへと

続く遊歩道を歩いて行きます。


















途中にある今は廃墟となっている王子アルカディアリゾ-トホテルは、

当時の環境庁が地上七階、地下二階という建物を建設し、建物が完成したところで玉野市が出資する

第三セクターの企業(王子リゾート㈱)が買い取って内装などを仕上げてホテルとして開業する計画でした。

しかし建設の途中でバブルの崩壊といわれる景気の低迷が始まり、

内装だけでも30億円という計画は宙ぶらりんになってしまい、建物は未完成のまま置かれたホテルです。

国税が40億円近くも使われた挙句、日の目も見ることもなく解体もできず朽ち果てるのを待つだけの建物です。


そのホテルの南側にお弁当を広げる丁度いい場所があったので、岩の上に腰を降ろしてお昼にすることに。










お昼ご飯を済ませた後ここでもゴロゴロ横たわっている巨岩に登ったり、

動岩(押したら動くよ)と書かれた岩を押してみたりして遊びます。







レストハウスの周りでも桜が満開でした。ここまでは車で来られるので急に人が増えてきました。

展望台に登ると先ほどのホテルの巨大な全景が!今は盛りとばかりに咲き誇る桜の花が

対照的で、廃墟となったホテルになお一層寂しさを感じさせます。







南側は春霞の瀬戸内と桜の絶景!







レストハウスから、今日最後の目的地のニコニコ岩に向かいます。ここからの道もツツジロードです。







途中には広い芝生広場があり、その広場の南端は切れ落ちていてパラグライダーの発進場になっています。




ここでもいい年したおじさん、おばさんがはしゃいでいます。

本人は思い切りジャンプしているつもりでも大したことのなかった、ゆかりん!




着地の瞬間を見たら腰の曲がったおばあさんのようになっている、あっちゃん!




でも実は飛んだ瞬間は、年の割には(笑)結構飛んでいました!




何故かプールに飛び込んでいるように見える私(何をしようとしていたのか?)




それを横で眺めながら杉さんと麺法師さんが、

『あんなことして腱でもきれたらいかんがな~』と言っています。





広場にも展望台があり、そこからニコニコ岩が遠目に見えます。




ただ途中にある巨岩の横を通ったり、見晴らしのいい展望ヶ所から景色を眺めたりしながら歩いて行くと、

随分と遠くに見えたニコニコ岩にも意外と早く着きました。













近づくと本当に笑っているように見えるニコニコ岩は、アニメに出てきそうなキャラクターの横顔に見えます。




ここでも岩の上に上がってみます。『狭いのに来んといて!』と言うのに、

無理やりあっちゃんとゆかりんが登ってきます。

足元が狭く突起した所もないので、あっちゃんが私の足を握って登ろうとしますが、

『あっちゃん、変なところを握らんといてよ!』




ニコニコ岩の南側にも巨岩がゴロゴロしていました。その中の一番端の平らな巨岩にみなさん上がっていきます。

三人そろってバンザイ!その後なぜがごろ寝でバンザイ!












あっちゃんがここでもジャンプしていますが、見ている方が股間がゾクゾクしてきます。

そんな子供っぽいメンバーを横目に見ながら風に吹かれる、ひなちゃん!大人~!







私も別の岩に登ってみます。岩の上に立つとその大きさがよく判ります。

慎重な杉さんは、もちろんそんな場所には近づきません。










ここでもひとしきり遊んだ後、レストハウスへと戻り、その手前から行者道登山口

案内板に従って下って行きます。道は今までの遊歩道とは変わって狭く、ウバメガシの葉が積もった

道はとても滑りやすい道です。九十九折れにどんどん下って行きます。













さらに下って行くとこの行者道の由来になったのか、岩から怪しげな細い梯子が掛り、その梯子の上は

岩と岩の間の空洞になっていて、その壁面には金剛蔵王大権現の壁画が見えます。







壁画の場所まで何とか行けないかとあっちゃんと二人で回り込んでみますが、

どうやらあの梯子を使って下から登らないと行けないようなので諦めます。







行者窟からしばらく下ると見晴らしの良い岩の上に五鈷杵

密教の法具を前に神妙な面持ちの私と麺法師さんの二人。




それとは対照的なお茶目な杉さん!




今日は最後までツツジの花が目を楽しませてくれます。

さらに下ると広場に出ます。二本づつ両側に立つ石柱の片方には『御嶽山行者窟』と彫られています。










広場を過ぎると間もなく国道に飛び出しました。








国道を駐車場まで戻り今日の山の予定は終了です。ただ時間が早いので近くの由加山にお参りすることに。

由加山には由加山蓮台寺と由加神社本宮があり、瑜伽大権現の総本山、また厄除けの総本山として知られている山です。

またかつてはこの由加山は、金毘羅宮に参拝するため四国に渡る前に旅の安全を祈願していたため

いつしかこの由加神社と金毘羅宮の両方を参拝する両参りという風習になったといいます。




厄除けの寺社らしく参道の石段は33.42、61段の石段になって1段ごとにお賽銭を入れられるようになっています。




蓮台寺の総本殿には国内でも最大級の厄除けの不動明王が祀られています。







また神社本宮には備前焼の狛犬や大鳥居以外にも縁結びの獅子や豊漁を祈るタコ神様?など

様々なまたユニークなものがお祀りされています。










最後は一番奥にある仏堂への石段を登りお参りをして終了。




今日は山も観光も最後まで階段や石段を昇り降りした分、距離的にはさほど歩いていないにも関わらず

思ったより疲れた一日でした。

巨岩と桜と瀬戸内海、そしてツツジと見所満載の里山の春を存分に楽しみ帰路につきました。

それにしても今回のブログ。最後の数行というところで間違った操作をしてしまい書いた文章の全てが消え

テンションがダダ下がり、再度書くまでに時間がかかりました。あ~疲れた!

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WOC登山部2020.04.01 西行法師の道

2020年04月01日 | 香川の里山



今日の登山部は来週の六甲山遠征に備えて足慣らしで

高知の鷹羽ケ森を登る予定にしていたのですが生憎の雨。

さすがに雨降りで登るのも厳しそうなので県内の里山を歩くことにしました。


ここのところ世界中で吹き荒れている嵐は、ひょっとすると都から遠いこの讃岐の地に流され、

怨霊となった崇徳上皇の怨念がこの現代に復活したのかもしれないと我々は推測。

西行法師が御陵で和歌を詠み上皇の怒りを鎮めたように、WOC登山部も

その西行法師の道を辿り、御陵にお参りしこの嵐が静まるようお参りをすることにしました。


雨にもかかわらず8名のメンバーが参加。青海神社の駐車場からスタートします。

この青海神社は崇徳上皇が白峰山で荼毘に付した際に、たなびいた煙がこの地に降りて

文字になり、消失した後に一つの玉が残った不思議な現象に心を打たれた

福家安明が社殿を造営し、上皇の霊をお祀りしたといいます。

まずは我々もここから崇徳上皇の霊を弔います。







参道の脇から西行法師の道が始まります。道の脇にはソメイヨシノが満開です。







ここから御陵まで1.3km、標高差230mの登坂は約800段ほどの石段になっていて

道の脇には崇徳上皇や西行法師の歌を刻んだ88基の歌碑と石灯篭93基が並んでいます。




その石灯篭には寄贈した個人や社名が刻まれていますが、

神聖な気持ちで歩き始めた横でやまじいが、

『この石灯篭いくらするんやろ?』と言い出しました。

すると麺法師さんが『10万円?』

ルリちゃんが『そんな安ないわ!』などと

下世話な話が始まりました。『あ~いやだ、いやだ!』これだから・・・・・!







しばらくの間はきれいに製材された石段が続いた後、石畳の坂道。

濡れて苔の付いた石の表面はとても滑りやすく、やまじいが

ブツブツと『滑る~、滑る~!』と小声で独り言を言いながら歩いています。

横で聞いているとひょっとしてボケ始めたかなと思いました。




石畳の坂道が終わると、表面が粗い石段です。

見上げると遥か上までその石段は続いています。

先頭をあっちゃんが3週間ぶりにもかかわらず元気に登って行きます。

前回登った時は恒例の二日酔いで脂汗を掻いて登った石段です。










一番長い石段を登りきると御陵の前の広場に出ました。

ここでも背の低い可愛らしいソメイヨシノが咲いています。




厚く敷き詰められた玉砂利をシャリシャリと音をたてて歩くと

次第に神聖な気持ちになってきます。そして御陵の前の最後の石段を登ります。




石の玉垣で囲まれた御陵の正面には横倉山と同じような形をした門があります。

✖を二つ重ねたようなこの門扉には何か謂れがあるのでしょうか?

それとも単純に絶対に入るな!のバツ印なのでしょうか?




それでは隊長が今日の目的の崇徳上皇の怨念を鎮める為の参拝をします。

『よしや君 昔の玉の 床とても かからん後は 何にかはせん』

(死んだ人には現世の栄光も権力の座も無縁のもんですよ!)

『どうぞ静まり返ってください。世界が平和になりますように!』




この参拝によって今の嵐が静まり返るかどうか解りませんが、取りあえず今日の目的終了です。

御陵の横から白峰寺へ。やはりこのご時世、しかも雨の日。

境内には人影はなく静まり返っています。まずは崇徳天皇の御廊所の頓証寺殿へ。







社殿の横には天狗?




崇徳上皇との謂れが深い西行法師の石仏は、なぜか品祖?




境内には至る所に花が咲いていました。













本坊の前には今が満開!シダレサクラが見事に咲いていました。










珍しくシャクナゲとサクラの競演!




人気のない白峰寺を後に、まだ時間も早いので前回歩いたへんろ道を辿ります。










霧がかかり薄暗い遍路道に色鮮やかなツツジ!







自衛隊の演習場の脇を抜け県道へでるとしばらくはアスファルト道。







白峰パークセンターでトイレを済ましてから白峰展望台に。




ここでは満開のサクラの花に霧がかかって幻想的な景色が広がっていました。













白峰展望台から往路の西行法師の道へと降りて行きます。








ひなちゃんのご主人が転んでけがをしたと聞く石段を二の舞を踏まないよう下ります。

最初の石段は下に傾いていて滑りやすく、一歩一歩注意しながら下って行きます。




注意しているはずが後ろですて~ん!

やっさんが尻餅をついてしまいました。幸い怪我はなくホッと。







石段を今日ほどゆっくり注意深く降りたのは初めてです。




相変わらず雨が降ったりやんだりの天気の中、山肌のヤマサクラが一瞬あざやかに!







雨の日の単調な山歩きに今日は予想以上のサクラが花を添えてくれました。










山を下りてメンバーのリクエストで国分寺町の山下うどんへ!

この山下うどん。ある意味でレベルの高いうどん屋さん。

一抹の不安を抱えながらお店に入り『かけ・そのまま』を注文。

(麺そのもののコシを味わうのなら、そのままだ!と店主に言われないように)

注文してお金を払って出汁の入ったウォータークーラーから出汁を注ぎ席に付くと、

ルリちゃんがカウンターの横にあったヤカンからどんぶりに注いで

『ギャ~!出汁じゃなくてお茶や!』と。

その横でまゆゆが『かき揚げもうないんですか?』と聞くと

『あるだけや!』とそっけい返事。



さらにやまじいが『玉売りできる?』と聞くと『だいぶん待ってもらわないかんで!』

『持って帰って食べても美味しいないで!』と。

いやいや、やはり普通のお店では味わえないやり取りで、

傍観者としてはとっても楽しいお店でした。




雨の日の山歩きは眺望もなくつまらない山歩きになるかと思っていたのですが、

至る所で桜!桜!の思ってもいなかった桜三昧。風情のある幻想的な景色を楽しめた里山歩きでした。
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