KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC・登山部 2019.02.27 毛無山

2019年02月28日 | 四国外の山
今年に入ってWOC・登山部でさあ雪山で遊ぶぞ~!と意気込んでいたのに

地球温暖化の影響か?暖冬・暖冬の声ばかり、Web上でも今年はどこの山も雪が

少ないというレポートが目に付きます。

先週の丸笹山も雪解けが思った以上に早く、今期はもう雪山は厳しいかな?と

諦めかけていたのですが、四国の山がダメなら四国を飛び出して!

まだまだ望みは捨てません。何とか雪のありそうな、日帰り登山のできる山

という事で、岡山県と鳥取県の県境に近い毛無山なら・・・・。

で!出かけてきました。       とは言え企画はしたものの・・・・・、

瀬戸大橋を渡って岡山まで出かけて万が一『雪がない!』なんて事になったらと、

プレッシャーがかかったのか、明け方変な夢を見て朝の4時に飛び起きてしまいました。

その夢はというと、集合時間に遅刻しそうになって慌てて高速で丸亀市に向かうため町内の

高速のICに入って直ぐに、何故か次の瞬間、蒜山SAに到着して『しまった~!』と慌てて

目が覚めたのです。宇宙戦艦ヤマトなみのワープでICの料金所を通った瞬間の出来事でした。

そこからは寝つけず、布団の中で濛々としながら5時に起床。支度を整えて

まだ暗い中を集合場所の丸亀に向けて出発しました。


丸亀で集合した後、今日は総勢6名で坂出ICから一路北へと向かいます。

湯原ICで降りて県道55号線を新庄村へと向かいますが、まだどこを見ても雪のかけらも見えません。

次第に焦りが出てきましたが。登山口の『毛無山山の家』の駐車場には雪が残っていてほっと一息。

ここから山頂までは標高差600m。『これなら山の上にはまだ雪が残っているでしょう!』




駐車場で身支度をして道の脇に雪の残る登山口へのアスファルト道を歩いて行きます。







道の脇には雪解けのいかにも冷たそうな水が流れる沢が並行して続いています。

杉林は幹回りも太く背の高い杉が並んでいます。







アスファルト道が終わり道が雪道になると、いよいよ登山道です。

杉林の中の沢の小さな水の音だけが聞こえる静かな道です。










雪は次第に深くなっていきますが、踏み跡を辿りながら進んでいきます。

せっかくの雪道ですが、雪の上に杉の落ち葉が散乱していてあまりきれいではありません。







ここのところ積雪のない登山道は、日中雪が溶けては夜中に氷ってを繰り返し

程よく締まっていてアイゼンの爪がよく利いてくれます。

道の脇には判りやすく『合目』の標識が・・・・続いています。










道の傾斜も次第に急になってきました。杉林の中を縫うようにしてゆっくりと登って行きます。

林の中で風もなく汗を掻き、暑くなってきたのでこの辺りで上着を一枚脱ぎます。











杉林が終わり踏み跡を辿りながら進むと、どうやら登山道から少し道を外したようで

ほとんど直登の急な斜面を登って行きます。踏み跡から外れると膝の上くらいまで壺足になります。











薄暗い杉林からすっかり葉の落ちたブナの林になると周りも急に明るくなり、振り返ると遠景や

薄曇りの空にも小さく青空が見えたりします。











『これなら山頂からの大山も期待できるかもしれませんね!』とやっさんと話しながら・・・・、

やっとのことで尾根に出ました。








15年近くも前に『山楽会』で登った時の記憶は薄く、

ただ紅葉の素晴らしさだけが蘇ってきます。(その時の写真です)

今年の秋にもう一度是非訪れてみたいな~!








尾根に出ると先ほどまでの急登から随分と緩い道になり、少し間の開いた後続を待ちます。








毛細血管のように細く四方八方に枝を伸ばしたブナの木




後ろを見ると尾根の手前の最後の急登を麺法師さんを先頭に後続が登ってきています。

積雪の後で踏み跡がなければ、かなり苦戦しそうな場所です。











この尾根道でも時々ズボッ!と膝くらいまで壺足になります。

踏み跡の横には長方形のスノーシューの跡も続いています。WOC登山部の次の目標は、

新雪の中のスノートレッキングです。でももう今年は降雪は期待できないので、来年かな・・・・?

気持ちのいい尾根道をしばらく歩くと、九合目の避難小屋に着きました。







小屋の外に掛けられている温度計はマイナスを示していますが、思ったより寒さは感じません。








避難小屋から最後の急登を登ると樹林帯が終わり、展望が開けてきました。







山頂は木々もなく360度の眺望です。一説には遠くから見るとこの山頂がハゲ山に見えることから

『毛無山』と呼ばれるようになったといいます。北側には楽しみにしていた『伯耆大山』

予想以上に綺麗に見えます。『蒜山三座』もきれいに並んでいます。










後続チームもゆっくりと登ってきています。下から『どう?(景色は)』と声が聞こえたので

『最高ですよ!』 と応えます。














メンバー全員が山頂に到着。皆さんも期待以上の眺望に声が上がっています。

1218mのけっして高くはない標高ですが、四国の山とはまた一味違った景色です。














風もなく寒さもさほど感じないので、ゆっくりのんびりと眺望を楽しんだ後は

避難小屋まで降りてお昼ご飯にします。











閉ざされた小屋の扉と窓を開け放ち、小屋の中を明るくしてお弁当を頂きます。




いつものようにIRIBITOさんがお湯を沸かせてくれるのですが、

気温が低いせいかなかなか湧き上がりません。気化熱で冷たくなったボンベを交代で温めます。

(決して暖を取っているわけではなく、交代しないと手が冷たくて・・・・・)






次はこうちゃん、交代!








お昼ご飯を終えた後は待ちに待ったソリ大会! です。

程よく締まった雪の尾根は緩斜面ですがそこそこスピードが出ます。

雪山禁止を今日解禁したルリちゃんも楽しんでいます。

















登りの時に難儀した尾根直下の急登は、とんでもない事に! になりました。

急斜面過ぎてソリを使うとスピードが出過ぎて止まりません!

あっという間に二人を追い越していくやっさん。スピード違反です!




登山道から外れてスノーボードで降りたような跡を辿りますが、急斜面は怖すぎて麺法師さんは

ヒップソリを使うのをやめて尻シェードで降りてきます。(@_@)










歩くとズボズボの壺足、滑るとジェットコースターのこの斜面は楽しすぎます!

IRIBITOさんもまともに歩いて降りることすらできていません!














登山道から沢を挟んで降りてきたので、修正して沢を渡ります。

ここでも足を踏み外すと腰まで雪に埋もれてしまします。








登山道まで戻るとほっと一息。はしゃぎ過ぎて恐らく明日は筋肉痛になりそうです。

存分に楽しんだ雪山をなごり惜しみながら駐車場へと戻ります。

メンバーはそれぞれ『最高!楽しかった!』 と口にしています。











そういえば以前に来た時にはちゃんと登山届を出したのを思い出しました。

その登山届のポストに駐車場に帰ってきたから気づくなんて・・・・・。








今年に入って三回目の雪山山行の中でも、思った以上に雪が残っていて一番楽しめた毛無山。

高速を使っても3時間近くはかかりますが、それでも出かける価値のあった今回の登山部でした。

安全第一でもっともっと雪山を楽しみたいですね!
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WOC登山部第二班2018.08.08 一の森~剣山

2018年08月09日 | 四国外の山
今週のWOC登山部本隊は、二泊三日で青森の八甲田山に遠征しています。

なので居残り隊は取りあえずお休みにしようとしたのですが、

サザエさんとお嬢様2号が、上手くお休みが取れたのにと

残念がっていたので、急遽居残り隊で出かけることにしました。


さてさてどこを歩こうか?と考えていたのですが、前日には宴会を予定していたので

二日酔いでも歩ける(笑)『剣山』を計画しました。

一応テーマとしてはシーズン真っ盛りの『キレンゲショウマと一ノ森・剣山』

テーマがあればこれで何とか体裁がつきます。


今朝は予想通りの朝帰りで二日酔いよりも睡眠不足でした。

最悪の体調で家を出て、集合場所の貞光に向かう途中でスマホを忘れたのに気づき

どうしようかと考えながら、しばらく走った後、結局取りに引き返しました。

そのせいで集合時間に10分ほど遅れてしまいましたが、これがそのあと結果オーライとなりました。


貞光からはサザエさんの車に乗り込み、一路『見ノ越』

予想通りキレンゲショウマ目当ての人で、平日でも駐車場は満車状態でした。


スタート前に駐車場の写真をデジカメで撮っていると、『バッテリー切』のサインが!

今日一日はスマホでの撮影となりました。(遅刻しても取りに帰って正解でした)



『劔神社』の石段をまずは登って行きます。石段の途中でお嬢様2号が

『あ~もうしんどい!』と言っていますが、それ以上に私は胃からこみ上げてくるものが・・・・。




サザエさんは4年ぶりの登山部復帰から今日で3回目。久しぶりの1回目の時は

けっこうバテていましたが、2回目からは現役復帰で今日もいいペースで登って行きます。

今日の私の体調では少し早いのですが、後ろから付いて行くお嬢様2号のペースが

丁度いい感じです。先頭を行くサザエさんは間があくたびに立ち止まってくれています。




樹林帯の中は木々が日差しを遮ってくれ、湿度も気温も低くてとても歩きやすい・・・・はずですが、

嫌な汗が出てくるだけで相変わらず空嘔吐をしながら歩いて行きます。

この辺りが一番しんどかった時間帯です。




リフト下のトンネルを抜けしばらくすると

お嬢様2号  :  『もう半分は来たかな?』

私      :  『いえいえ未だでございます!』

お嬢様2号  :  『え~~!』

本来はサザエさんがお嬢様2号の執事のはず!、今日は私のお嬢様がいないので

羽が伸ばせると思ったのに、これでは・・・・・!(笑)


途中で三人の大きなザックを背負った一組とすれ違いました。その内の若い女の子は今風のいで立ち。

それを見て、

私     :  『あれが本当の山ガールやね!』

お嬢様2号  :  『ほんとやね!』

(お嬢様2号もどうやら山ガールではないと自覚があるようです 笑 )



『西島神社』の手前では、先ほどかかっていた雲も流れて

眩しいくらいの青空が見えてきました。




神社の大岩の横を抜けると、いつものように山頂と『雲海荘』が手招きしています。

西島ではサザエさんがまた是非行きたいと言っていた『三嶺』も手招きしています。







西島駅からまずは『刀掛けの松』を目指します。

この辺りから足元に小さな花が目に着き始めます。




トゲアザミ



タカネオトギリ




途中で北に『丸笹山』から『赤帽子山』に続く稜線がくっきり見えます。




刀掛けの松で一息入れていると、行場の方から一人のおじいさんが

大きなカメラを抱えて上がってきました。

『花は咲いていますか?』と聞くと、『一方通行の分岐の下が一番沢山咲いていた』との事。

でも今日は一ノ森まで歩くので、一番の群生地には立ち寄れません。







行場への道は道幅も狭くなり登山道らしさが漂ってきますが、

道の両側には鹿よけのネットが続いています。




ツルギシシウド



カニコウモリ



『岩屋神社』『おくさり』を過ぎると、

上の道のキレンゲショウマの群生地ですが、前を行く二人は気づかずに通り過ぎようとしています。










少しピークを過ぎているような気がしますが、それでもまだ蕾も多くこの週末ぐらいが

最後かもしれません。

群生地を過ぎると『穴吹川源流の谷』。暑い日が続いていますが

まだまだ水量も豊富です。水に手を付けるととても冷たく一瞬で体までもクールダウンしたような

気になります。










源流の谷を過ぎるとカニコウモリのお花畑が続きます。とても小さな花弁のカニコウモリですが、

これがもっと大きな花弁の花の群生地なら見応えがあると思います。






刀掛けの松から行場を一気に下った道を、一ノ森までは少しずつ登り返していきます。

行場を過ぎるとすれ違う人もなく、鳥の鳴く声だけが聞こえる静かなトラバース道が続きます。

その内に右上に木々の間から青空がちらちらと見え始めると、一ノ森と二ノ森との鞍部に着きました。

先ほどまでの樹林帯の中から青空の下の笹原に飛び出しました。

行く手には一ノ森の山頂が見えます。するとサザエさんとお嬢様2号が

『え~あれを登るん?』と。




ペースもゆっくりしていたので、剣山で昼食の予定を変更して一ノ森でお昼にしようと

話をして最後の登りを歩いて行きます。すると途中で二人の子供とお母さんが降りてきました。

お嬢様2号が話しかけると、お姉ちゃんは7歳で、弟は4歳。朝の5時から歩いて次郎笈から剣山そして

一ノ森を歩いたとの事。『凄いね~!』と三人でひとしきり感心。




山頂直下の笹は背丈以上に伸びていて、笹の海の中を歩いているような気がします。

お腹も減って何とか踏ん張って登って行きました。







一ノ森山頂は周りの笹も低く、木々もなく360度見渡す限りの山・山・山です!

吹く風も涼しく文句なしの山頂に、二人からも感嘆の声が上がっています。

まさに『超気持ちいい!』











せっかくなので『一ノ森ヒュッテ』まで降りて、ヒュッテの前のベンチでお昼にします。

広場では休憩を終えた団体さんが出発しようとしていました。

お嬢様2号は買い物の時からお昼はラーメンを食べると意気込んでいたようで、

嬉しそうにザックからカップラーメンを取り出しました。

今日はサザエさんがお湯を沸かしてくれています。




ヒュッテとベンチの間にはシコクフウロのお花畑が広がっていて、そのせいで腰かけている周りを

次々と蜂が飛んできます。




お嬢様2号が食べ終わると、今度はサザエさんがコーヒーを淹れてくれました。

青空と緑の笹原、そして白骨林を目の前にして贅沢なお昼です。







いつになくのんびりとお昼を過ごした後、剣山を目指します。鞍部まで下り

針葉樹の樹林帯の中を今度は登って行きます。この道も変化があってお気に入りの道です。










樹林帯を抜けると次は笹原の中の道が続きます。

剣山と次郎笈がどんどん近づいてきます。














笹原歩きで暑くなるかと思っていたら、予想以上に風が心地よく

昨日のお酒も完ぺきに抜けて気分爽快!











そんな爽快感に気分を良くしたのか山頂手前の最後の登りでは、お嬢様2号のペースが上がって

先頭を歩いて行きます。逆にサザエさんが少しバテてきたようです。




山頂の東端のテラスでは風が強くて、汗冷えがしてきました。







テラスからトイレまで歩き振り返ってみると先ほどのテラスがまさに『天空のステージ』

トイレから山頂までの木道では、サザエさんが近所の知り合いとバッタリ会う場面がありました。




山頂には最初は一組がベンチに座っていただけだったのが、次々に登ってきた人で

直ぐに満員状態になりました。




今日は雲のある割には遠くまで見渡せ、三嶺の奥には石鎚山の姿もありました。







この山頂から次郎笈に続く稜線は本当に四国屈指の景色だと思います。










山頂から次郎笈を眺めながらお嬢様2号が

来る途中でも言っていた『飛びます、飛びます!』と連発しています。

おばさんですが親父がギャグです。(若い人には分らない坂上二郎)

『さぁ次郎笈までどうする?』と言う事になったのですが、あっさりと諦め

(4歳の子供に負けたことになります)、次回に楽しみを置いておくと強がりを・・・・・。

山頂から次郎笈への鞍部までの意外と急で滑りやすい下りに、二人は少し難儀をしていますが

下りの大好きな私はルンルン気分で下って行きます。

振り返っての剣山も絵になります!













鞍部手前の西島への分岐の道標を見て、ここまでの距離と次郎笈までが倍以上あるのを知り

お嬢様2号が『やっぱり無理!』と言っています。




西島へのトラバース道から次郎笈へ最後のお別れです。

『待ってろよ次郎笈!』




この道も途中で通行止めになっていたヶ所は復旧されていました。

大剣神社へ登らずにそのまま西島へと降りて行けます。










西島からも軟弱三人組はさっさりとリフトで降りることを選択。

このリフトに沿ってニッコウキスゲの花畑が続いています。

途中ではキレンゲショウマモ!




歩行距離8.3㎞を行動時間約6時間かけてのんびりと歩け、予想以上の好天に恵まれた一日でした。

『困った時の寒風山』と『二日酔いなら剣山』は私の定番となりまそうです。

(山に登る前日に、大酒食らうなんて不謹慎や!の声が聞こえてきそうですが)
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お手軽百名山!

2018年05月04日 | 四国外の山
昨日、たっぷりと疲れたはずなのに年が寄ったせいなのか

早い時間に眠りについたので、いつもより早い時間に目覚めてしまいまいました。

さっそく早朝から入れる『展望露天風呂』に入り、湯船越しに見える諏訪湖の展望を眺めながら

昨日歩いた八ケ岳や山頂から見えた山々に思いを巡らせます。





お風呂に浸かって凝った首筋や肩や足をもみほぐした後、バイキングの朝食でお腹を満たした後は

今日の予定は観光です。目的地は諏訪市からなら30.40分ほどで行ける『霧ヶ峰高原』です。

市内から北に県道40号線をどんどんと高度を上げながら車を走らせると、

『霧の駅』の広い駐車場に着きました。

車を降りるとさすがに少し肌寒く、アウターを一枚羽織って高原を散策します。






冬枯れているせいで殺風景な感じのする草原ですが、

少し歩くとゆるやかな起伏が続く雄大な景色が広がってきます。

名前の通りに深い霧に包まれることの多いこの高原で、

濃霧の日にはハイカーたちに方向を知らせる『霧鐘塔』が

高原の頂上にあります。その『霧鐘塔』の横の展望台に立つと少し曇ってはいますが、

昨日の天狗岳以上に北・南・中央アルプス、そして昨日歩いた八ケ岳の峰々が見渡せました。









『あれが槍?』『あれは木曽駒?』などと指さしながら一つ一つを確認していきます。

近眼の私でも薄っすらと『槍ヶ岳』の三角の穂先が特定できます。

登山を始めて間もないころに縦走した『穂高連峰』への稜線が続いています。

遠目に見ると『北穂高岳』の手前で落ち込んでいるので

あの『大キレット』かなと思ったのですが、望遠で拡大してみると

どうやらその手前にある稜線の様で『蝶が岳』から『常念岳』

稜線のようです。この尾根もいつかは縦走したいものです。









一番遠くに見えたのが昨年登った木曽駒ケ岳を中心とした『中央アルプス』






そして近くに見える割には登山口までのアプローチが長くて、

四国からはなかなか足が向かない『南アルプス』の山々。

その右手には昨日も見た富士山が薄く見えています。








『霧鐘塔』からアルプスの山々の展望を楽しんだ後は、

この霧ヶ峰の北西にある『八島湿原』に向かいました。

この『八島湿原』は国の天然記念物に指定されていて、

尾瀬と同じような高層湿原。また尾瀬よりも深い8メートル以上の幾重もの泥炭層で

構成されている、日本でも貴重な湿原だそうです。と教えてくれたのが、

湿原の脇で出会った保護活動をしているという二人の老人でした。






『この湿原はハートの形をしているんだよ』とも教えてくれました。そういえば展望台の中央には

湿原を形だった黒御影の記念碑がありました。






『八島湿原』を見学した後は、『さぁ帰ろう!』と思っていたら

直ぐ近くに日本百名山の一つの『車山(霧ヶ峰)』があるというのが判り

二人は登る気満々。昨日の八ケ岳で腰と背中が張って少し痛みもあるので、最後まで渋っていた私も

仕方がなく歩くことにしました。

たしかに『車山肩』の登山口から山頂は、直ぐ近くに見えます。





登山道は石が転がる道ですが、道幅も広く勾配も緩いので昨日の道と比べると、

随分と歩きやすい道です。






高度が上がってくると次第に霧ヶ峰高原の全体が見渡せるようになってきました。

おおよそ40分ほどで山頂に到着。









もちろんこの山にも色々なコースがありますが、百名山の中でも最も気軽に登れる山かもしれません。

『ポケモン、ゲット』ならぬ『日本百名山ゲット!』です。

でもこの二人、昨年の同じ百名山の『伊吹山』を上の駐車場から歩いたと言ったら

散々、馬鹿にしたはずなのに・・・・・。






登山道から反対側のすぐ下にはリフト乗り場があり、一般の観光客も登ってきています。

たしかにスニーカーで登れる百名山かもしれません。






山頂の東側に見える『八ケ岳連峰』の百名山は中央で三角の形をした『赤岳』。

ここもいつかは歩いてみたい山です。






『車山』を登山?した後は茅野市で信州名物のお蕎麦で昼食。

帰路も往路と同じように8時間かかって帰途に着きました。

家を出たのが29日の20時、家に着いたのが2日の20時。

ちょうど48時間遊んだ今回の遠征でした。




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半年ぶりの遠征は八ケ岳

2018年05月03日 | 四国外の山
昨年のGWは同級生三人で東赤石山を歩く予定にしていたのに、

私が季節外れのインフルエンザにかかってしまい計画は中止になってしまいました。

今年もまた『どこか連れて行ってよ!』と早くから連絡があり、

さてさてどこを登ろうか思案をしていたら、

その内に『日帰り弾丸ツアー』はどうかな?と

思い始め、さっそくLINEに書き込みをしたところ二人が提案に乗ってきました。

幸いにして今週は毎週火曜日の会議がなく、一泊なら休みが取れそうなので

思い切って1.2日のGW中日に休みを取ることに。


そうなると行動範囲が一気に広がり二人からも『あの山はどう?この山は?』

などと意見がでてきましたが、

アルプスの山々はまだこの時期残雪も多く、自分たちが登れる山が限られ、

結局、比較的雪が少ないだろう『北八ケ岳』に話が落ち着きました。


『北八ケ岳』は急峻な『南八ケ岳』に比べて緩やかでアプローチも短くて済み、

日帰り登山も可能な山です。色々とコースがある中で、登山口までの道がよく、駐車場も広い

『白駒の池』から『天狗岳』のコースを歩くことに。


20時ちょうどに自宅を出発し、途中神戸でもう一人をピックアップ『白駒の池駐車場』に着いたのは

夜中の3時を過ぎた頃でした。出発を8時にしていたのでしばらく車の中で仮眠をとることに。

しかし予想通りなかなか寝付けません。次第に車内の温度も下がってきて、寒くて仮眠どころでは

なくなり、仕方がないのでエンジンをかけて暖房を入れました。

そのうちに空が明るくなりはじめ、結局は一睡もすることなく朝を迎えました。









このまま車の中で過ごしても時間がもったいないので予定より早くスタートすることにしました。

(後になってこれが結果オーライとなりました。)









『白駒の池』までは観光客も歩ける遊歩道が続いています。

コメツガ・トウヒ・シラソビの原生林の中を歩きます。

『白駒の池』標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖だそうで、湖畔までの道は原生林と

485種類もの苔が生息する『苔の森』。

その神秘的な雰囲気の森の中を15分ほど歩くと『白駒の池』につきました。


















湖畔にひっそりと佇む『青苔荘』の横を通り、さらに薄暗い『苔の森』の中を進んでいくと

急に明るく開けた場所に出ました。『白駒湿原』です。















『白駒湿原』からはまた『苔の森』が『にゅう』の稜線にでるまで続いていきます。

道は雪が残り真ん中の巾30センチほどの踏み跡を外すと、膝上位までの壺足になります。

その踏み跡は所々アイスバーンにもなっていて、さらに雪がない場所はシラソビの根が広がっている

とても歩きにくく疲れる道です。















すでに標高は2,200mを越え、いつにもまして息切れが酷くおまけにお腹の調子も悪く

そんな絶不調の中、『にゅう』への登りが続いていきます。









『天狗岳』への途中にある『中山峠』から北東に伸びる稜線上に

岩稜の山『にゅう』があります。『にゅう』とは変わった山名ですが、刈り取り後の稲わらを

円錐形に積み上げた稲わらのにゅうが語源だそうです。

『白駒の池』から約1時間30分。鬱蒼とした森の中から稜線に飛び出すと

目の前に展望が広がり、今までの疲れが一気に吹き飛びました。

開放感でいっぱいの岩の上に立つと南西から東への景色が一望できます。









そして途中で度々話に出ていた『今日は富士山が見えるかな?』という話題の期待を裏切らずに

日本一の富士の山が雪を抱いた秀麗な姿を我々の前に!

ため息とともに『綺麗やな~』『すごいな~』という声が周りにいた人たちからも飛び出します。

この景色を見られただけでも今日登ってきた甲斐がありました。









ひとしきり富士山の姿を見た後、南西に目線を移すと今日の目的地の

『東天狗岳』『西天狗岳』が『中山峠』の肩の横に仲良く並んで見えます。

でも 『けっこう遠いな~!』












『にゅう』から『中山峠』までは右に緩やかな樹林帯、左に切れ落ちた崖の道が続いていきます。

高度差はさほどもなく、先ほどの登り坂に比べると息は整ってきましたが

相変わらず残雪の道が続いていて気が抜けません。









『にゅう』への登りの辺りから二人の男性と一緒になりました。一人は東京からの人、

もう一人は愛知から来たとのこと。途中休憩場所で色々と話をしていると

東京の西からは2時間30分ほどで今日の登山口まで着くそうです。四国の山でも少し遠い山だと

それ位の時間はかかります。まさに日帰り登山のできる距離で、羨ましいかぎりです。






『中山峠』を過ぎ、しばらくは先ほどまでと同じような状態の道を歩いていくと、

いよいよ最後の『天狗岳』への登りが始まります。









所々で斜面の残雪が深くなり、踏み後を辿りながら注意深く登って行きます。






山頂の少し手前の斜面は今までより急な斜度なので、用心のためアイゼンをつけることにしました。

そのまま登山靴で登っている人もみかけましたが、やはり『安全第一』です。















最大斜度の残雪を越えると岩稜が始まりました。

岩の上でのアイゼンを付けての歩行に慣れていないので難儀をします。

しばらく歩いて、やはり歩きづらいのでアイゼンを一旦仕舞って最後のを登りに挑戦です。

しかし次第に息切れは最高潮に!









ヤマケイのコースタイムでは4時間30分ほどの道のりですが、途中の道のコンディションの悪さと

コンディションの悪い私が足を引っ張ってしまって5時間ほどかかって『東天狗岳』に到着しました。






山頂から南には『硫黄岳』から『赤岳』と続く

『南八ケ岳』峰々が!その右奥には『南アルプス』が雪を抱いて並んでいます。

ハイ松の濃い緑と残雪の白色とのコントラストがとてもきれいです。






そして西を見ると今日の最終目的地の『西天狗岳』への稜線が続いています。









『東天狗岳』からの下りはガレ場の道。このコースはなかなか楽をさせてはくれません。

登りのガレ場と残雪の道をなんとか登りきやっと『西天狗岳』に着きました。

振り返ると『東天狗岳』。そして遮るもののない360度の大展望が広がっていました。









先ほど見た『仙丈ケ岳』から『北岳』そして『鳳凰三山』へと続く南アルプスも!






ここでその八ケ岳や南アルプスの展望を眺めながらの昼食です。












茅野市のコンビニで買ったおにぎりを頬張った後は、WOCのメンバーの『珈琲倶楽部』さんで買った

珈琲を淹れて、のんびりとぜいたくな時間を過ごします。






ここ最近の山歩きだと既に折り返して登山口に着いている時間を、ここまで既に歩いています。

けっこう足も疲れていて、一人が『足が攣った!』と言い出しました。

しばらくして落ち着いたころに、帰りの時間もそろそろ気になり始めたので折り返して下ることに。






折り返しは『東天狗岳』までは登らずに途中のトラバース道を、ハイ松の中を歩きます。






途中で残雪の残る往路を避けて『擂鉢池』へと回って行くことに。

ところがこの下りも『岩稜』というか岩ばかりの道で、足元ばかり見ながらで首や肩も凝り始めました。












途中で何度か休憩をしますが、いつになく重いザックも堪えて疲れもピークに差し掛かります。









でも普段の四国の山歩きではなかなか味わえない景色。体の疲れもまた楽しからずです。















下り始めて1時間30分ほどで『擂鉢池』に着きました。時期によっては枯れてしまう池ですが、

今日は池越しに見える二つの天狗岳がとてもいい絵になります。









その『擂鉢池』を横目に見ながら2433mのピークを登り、少し下っていくと『黒百合ヒュッテ』です。

ヒュッテの前ではベンチに腰を下ろして休憩する何組かの人の姿がありました。









我々も座って大休憩。もう疲れて腰を上げたくありません。

ここからは『中山峠』に戻り『にゅう分岐』から

左に折れて2496mの『中山』を経由して『高見石』そして

『白駒の池』へと戻ります。まだ2時間以上はかかる道で、途中の中山峠からにゅう分岐までの道以外は

相変わらず残雪の『踏み跡外すと待っていました壺足』という

『ハニートラップ』ならぬ『壺足トラップ』の道が続きます。









『高山展望台』からもさらに雪道は続きます。









次第に周りの景色を見る余裕もなくなり、ひたすら足元だけを見て歩きます。

『中山展望台』から40分ほど下っていくと『高見石小屋』









さらに下りて行くとやっとこさで白駒の池湖畔に立つ『白駒荘』へと着きました。





神秘的な『白駒の池』をゆっくりと眺める余裕もなく、

遊歩道を歩きスタートから10時間30分で駐車場へとたどり着きました。

出発前に見たここ最近登った人の『ヤマップ』のレポートには

行動時間8時間と書いてあり、距離と高度差からして意外と時間がかかるなと思っていたら

その8時間で歩いた人のスピードは随分と速かったと、終わってみて思い知らされました。

結局朝予定より早くスタートしたので、日が暮れる前に何とか戻ることができました。


車に乗り込んだ後は一目散で諏訪市のホテルに。

チェックインを済ませた後、直ぐに最上階にある諏訪湖を望める展望大浴場で

温泉に浸かり、今日の疲れを癒した後、ホテルの居酒屋で待望のビールを飲み、

そのあとは部屋に戻るとさすがに直ぐに眠りにつきました。

久しぶりの疲労度 『大』 の山歩きでしたが、やはり『信州の山はいい!』

先ほどまでの疲労感も忘れて、今日の山頂から見えた峰々を

今度は歩いてみたいと思った、いつもより早い時期の遠征でした。



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摩耶山の秋

2017年11月12日 | 四国外の山
今週は水曜登山会に仕事で参加できず、珍しく週末の山歩きになりました。

神戸に住んでいる同級生から、「摩耶山」を歩かないかと誘われ、

いつも阪神高速を走りながら眺めているだけの山を初めて歩きました。

2.3日前には天気予報はあまり良くなかってのですが、

午前中には天気が回復する予報に変わったので

少し遅めにスタート時間を変更して出かけることにしました。

高速を走れば神戸までは約2時間弱。

四国の山に出かけるときの時間とあまり変わらず麓まで行けます。

摩耶山の麓で友人をピックアップして、王子公園の東側の

コインパーキングに駐車してスタートしました。





今日のコースの説明を聞きながら登山口まで歩いていると

リュックを背負って同じように歩いている人たちをちらほら見かけました。

まずは「青谷道」から摩耶山へと登って行きます。








青谷川に沿った谷あいの道を川の右や左に渡りながら歩いていくと、

途中には結構上の方まで建物があり、

神戸で唯一の茶畑や茶屋や神社があって雑多な雰囲気が続きます。








滝修行のできる不動明王を過ぎると、やっと山道といった雰囲気になります。

綴れ折れの石段が続く道を、足元に散ったモミジやきれいに色づいたモミジを

見上げながら登って行くのですが、二人のペースが速くて全く追いつけません。














「旧天上寺」の仁王門の手前で一息入れていると、次々と登って来る人たちが。

四国の山だとほとんどが年配の人達ですが、若い人たちの姿も多くみられ、

しかも一つのグループに年配の人と若者が一緒になっているのは、四国ではなかなか見られません。


仁王門を潜り、190段の石段を登ると旧天上寺の史跡に着きました。









天上寺は最盛時には比叡山・高野山と並べられ伽藍が三百、僧侶が三千人もいたと伝えられる

一大山岳宗教の場だったようです。











旧天上寺の奥の院跡を過ぎ摩耶山までは直ぐでした。木々に囲まれて見晴らしはないものの

りっぱな山頂標識があり、三等三角点の石柱にタッチして三人で記念撮影です。





三角点から「掬星台」のケーブル駅に向かうと観光客の姿が一気に増えてきました。





展望台からは薄曇りですが神戸市内から大阪への景色が広がっています。











広場や展望台ではお弁当を広げる人たちや景色を眺める人たちで賑わっていますが、

普段ならもっと混雑しているとのこと、やはり今日の天気予報のせいなのかな?


今日はお弁当ではなく、ケーブル駅のカフェで食事を摂りました。

窓越しのカウンターの外には眼下に神戸市内の景色が広がっています。



暖房の効いたカフェでまったりとした時間を過ごした後は、掬星台の北側の「桜谷」を下ります。

朝方の雨で濡れた足元に注意しながらも、それでも周りの木々の色づきに目が行き

時々滑ってひやっとしたりします。









この桜谷も谷あいの道で、小さな沢を何度が渡渉しながら少しづつ高度を下げて行きます。











桜谷を下り切り桜谷出合いで生田川の対岸に渡ると、東からの「徳川道」に合流します。

この徳川道は幕末に神戸港が横浜港に続いて開港された際に、

参勤交代の大名と外国人とのトラブルを避ける為に造られたバイパスのような道だそうですが、

この道が完成した年に王政復古となり幕府は崩壊して、幻の道となったといういわくつきの道です。








桜谷出合いからの徳川道は、さっきまでの景色とは少し変わって

しばらく杉林の中を歩いていきます。











生田川に沿って続く道は勾配もほとんどなく、ゆっくりと下る道で登りで歩いても

無理なく歩けるいい道です。

今日はこの道から少し外れて、紅葉が綺麗な友人のお奨めの「森林植物園」に寄り道をします。 









生田川の右岸に渡渉して森林植物園に続く道に入った途端に、

見事な紅葉が目に飛び込んできました。途中の池も水面に映るモミジの色が鮮やかです。


















小さな谷あいから入り口で入場料を払い園内に入ると大勢の人で賑わっていました。

広場の真ん中にある長谷池の周りでは、大きな一眼レフで思い思いの構図をとりながら

写真を写す人達や子供連れの家族や観光客の姿が見られます。











広場の横のベンチに腰掛け、友人が持ってきてくれたコーヒーとカステラで一息入れた後、

ゆっくりと秋の彩を楽しみながら園内を歩きます。


















さすが友人が是非と薦めるだけあって、この秋を満喫できた大満足の森林植物園でした。

長谷池を周回して東門まで登山道へと戻って行きます。











この辺りは「トゥエンティクロス」と呼ばれる道になります。

漢字で書くと「二十渡渉」となるのでしょうか?生田川沿いの道を何度も渡渉を繰り返していきます。












さらに進んで行くと友人が「河童橋」と「大正池」があると笑いながら教えてくれました。

たしかに池の中に立ち枯れた木々があり、橋も形からするとそれとなく見えます。








しかも名前の入った看板まで付けられています。





市ケ原という場所でトイレ休憩と水分補給をしていると、まだまだ登って来る人たちがいます。

すぐ下の河原では高校の山岳部ほ子たちが楽しそうにテントを張っています。





河原から一旦登山道に戻り歩いていると、装備をしていない一般の人達の姿も見かけ始めました。

ほどなく布引貯水池に着きました。この辺りは新神戸からのハイキングコースになっているようで

家族連れの姿も見かけます。















頭上にはハーブ園への短い間隔でゴンドラが往復しています。ダムの下には「五本松かくれ滝」があり、

さらに進むと目の前に神戸の街並みが広がってきました。












さらに歩いて行くと今日最後のビューポイントの「布引滝」





布引滝から新神戸が眼下の展望台を過ぎると新神戸駅へと着きました。

ここからパーキングまで神戸の街並の中を歩きスタートから7時間、17kmほどの山歩きでした。






スタート時に地元の友人に訪ねた時は「今日は8kmくらいかな?」と言っていたのに

おおよそ倍以上歩いたことになりました。

普段、単身赴任の長崎から自宅に帰る度に摩耶山に登っていた友人を、

「ほんと好きやね~!」と茶化していたのですが、今日初めて歩いてみて

単純に見晴らしのいい山というイメージだったのが、いろんなコースがあって

、色々な人達がそれぞれ楽しんで歩いている、

次はまた違った道を是非歩いてみたいと思う奥の深いとてもいい山でした。





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弾丸ツアーin木曽駒ケ岳

2017年09月29日 | 四国外の山
暑い暑い夏もそろそろ終わり、山は秋の様子。

エントツ山さんの掲示板を見ていると、皆さん北アルプスや東北、

北海道まで遠征をして、この夏を満喫している。

水曜登山会のメンバーも火曜日から2泊3日で谷川岳に遠征に出掛けた。

まだまだ現役(現役の方もいいますが)の私にとっては、なかなか連休が取りにくく

掲示板に次つぎとアップされていくきれいな写真を横目で見ながら、指をくわえている

寂しい毎日が続いていました。

ただ余りにも皆さん楽しそうに歩いていて羨ましいので、

何とか無理やりにでもアルプスの山を歩けないもんかと思い、前々から浮かんでいた

計画を実行してみることにしました。


まずは仕事を終えて帰宅した後、そのまま車で菅の台まで走り駐車場で仮眠をとり、朝一番

ロープウェイで一気に千畳敷まで上がり、木曽駒ケ岳まで往復4時間。その後駐車場まで

戻って、その日の内に帰宅するという弾丸ツアー。これなら2日間休むことなくアルプスを

歩ける!山を満喫という雰囲気ではないけれども、取り合えず今年は・・・・これで我慢。


このツアーの問題は山歩きそのものではなく、片道6時間の車の移動での睡魔との戦いと、

仮眠を自家用車のコンパクトカーのフィットでできるかどうかが鍵でした。


木曜日の夜、仕事を早めに切り上げて帰宅して自宅をスタート。高速を順調にと言いたいところですが

ナビの設定を間違えたのか、インターチェンジの度に一般道へと案内しようとするので、

途中で案内をストップして3時間余り走って大津サービスエリアで食事をとった後、再設定。

自宅から6時間強で菅の台駐車場に到着しました。

駐車場にはすでに100台以上の車が泊っていました。この駐車場ですでに高度は850mほどなので

車を降りるとひんやりとします。空を見上げると満天の星空。





途中のコンビニで買ったビールとハイボールをグビッと飲んで、やはり少し狭いフィットの後ろで

横になりますが、これがなかなか寝付けない。久しぶりの遠征で興奮しているのもあるのですが、

道中の眠気覚ましのコーヒー2杯が効いているのか、はたまたフラットになっている後部座席が

微妙に傾いていたり背もたれのフレームが当たって居心地が悪かったりで、そうこうしている内に

駐車場に次々と車が入ってきて周りがざわつき始めました。時刻は5時前、

少し空が明るくなり始めましたが、今日のバスの始発は6時15分のはずなのに。

しばらくたってトイレに向かうとすでにバス待ちの行列ができているじゃないですか。

慌てて山服に着替えて、まずはチケット売り場の列に並びました。





しらび平までのバスとロープウェイの往復で3,900円のチケットを買った後に

次はバス待ちの列に並びます。グループとか二人できている人たちは、チケットとバス待ちの列を

別れて並べるので効率的ですが、一人では時間がかかります。








バスは臨時便が出て6時前から次々と運行し始めました。5便目くらいのバスに乗れ、

30分ほどでしらび平に着きました。そこからロープウェイで7分30秒で900mを

一気に上がって千畳敷に到着。山上駅を降りると、写真でずっと見てきた千畳敷カールが

目の前にど~んと広がりました。


「これこれ!」この景色が見たかったんだ!






反対側には駒ヶ根市内の上に雲海が広がり、その向こうには南アルプスの峰々が続いています。





南から北まで長く続く稜線の間から、富士山が頭を覗かせています。





駅舎や千畳敷ホテルの周りには、登山者だけでなく、大きな一眼レフカメラと三脚を抱えた人、

そして観光客の人たちですでに賑わっています。





まずは遊歩道を歩いて剣ケ池へと向かいます。色づいたナナカマドの赤や黄色がカールの

雄大な景色をより一層きれいに仕上げています。





剣ケ池の周りでも、三脚を立てて熱心に写真を撮る人たちの姿が大勢見られました。

その横のベンチで腰を下ろしてこの景色をのんびりと楽しんでいる観光客の姿も・・・・。











ここまでの間も、池の横でも度々写真を撮るので、なかなか時間がかかります。

池の横を通り次に「八丁坂」を通って、「乗越浄土」へと登っていきます。





「八丁坂」の分岐からは遊歩道が終わり、登山道となるのですが足元は結構岩がゴロゴロしていて

歩きにくく、あまけに睡眠不足のせい(ほとんど寝ていません)なのか、いつになく足が進みません。











それでも少しづつ進んで行くと、「乗越浄土」の両側の岩肌が近づいてきます。





振り返ると千畳敷カールがきれいに見下ろせます。





ハイ松が現れしばらく歩くと「乗越浄土」に着きました。








東に「伊那前岳」、南には岩稜の「宝剣岳」、そして「中岳」「木曽駒ケ岳」へと稜線が続いています。











一気に広がった周りの景色を眺めながら腰を下ろして水分補給で一息入れ、

次に木曽駒ケ岳を目指します。

宝剣山荘の横を通って、まずは中岳へと歩いていきます。








足元は相変わらず石がゴロゴロしていますが、傾斜もゆるくのんびりと歩いて行けます。

中岳山頂は割と広く隔てるものがないので風が強く、先ほどまでの登りで掻いた汗で

少し肌寒くなってきました。





北には木曽駒ケ岳。そして山頂から続く稜線の向こうには「御嶽山」。





「宝剣岳」から「空木岳」へと続く中央アルプスの稜線もきれいに見渡せます。





「伊那前岳」の北側の斜面の色づきもなかなかのもんです。





「中岳」からの下りは先程の登りよりも大きな石がゴロゴロしていて、少し注意が必要ですが

一旦鞍部まで降りて木曽駒ケ岳への登りを詰めると「木曽駒ケ岳」山頂です。





すでに大勢の人たちが腰を下ろして休んでいます。まずは「駒ケ岳神社」にお参りをして

ここでもぐるっと山頂を歩いて、見渡す限りの山々の景色を楽しみます。














遠くに北アルプス、そしてすぐ近くに南アルプスの山々。山の特定はできないけれども

時間ができれば色々と登りたい山ばかりです。「あ~やっぱりアルプスはいいな~」とシミジミ実感。



ここでも一息入れて先程の道を戻って行きます。

往路はそうでもなかったのですが、そろそろ登ってくる人が多くなり、

狭い道幅のところで度々立ち止まっている時間が長くなり始めました。











宝剣山荘まで戻ると、「宝剣岳」への道の途中でザックを置いて山頂を目指します。

途中までの登山道が次第に岩肌の道へと変わっていきます。

ハイ松の向こうには先程まで見たとのとは違った雰囲気の「伊那前岳」が見下ろせます。

反対側には「滑川」の源流域が見えます。








このあたりからいよいよ岩稜を登っていきます。所々鎖が掛かっていてそれほど危なくないのですが、

なれない人が前にいたりすると時間がかかります。












足がかりもよく高度感もさほどでもないのですが、以前は高いところも全然平気だったのが

最近は岩の端に立ったりするとなぜかゾクッとします。年をとったということでしょうか?


最後の岩を回り込むと、猫の額ほどの「宝剣岳」山頂です。

山頂には尖った巨石が鎮座しています・・・・・。ところがその巨石に運動靴のおじいさんが

登ろうとしているではありませんが!  それを見ただけでまた体がゾクッと!









ここからも360度の景色が広がっていました。















下りは慎重に・・・・・と思っていたら、鎖の横歩きにへっぴり腰の若者の後ろを

先程のおじいさんと、さらにおばあさんがスイスイと歩いていくではありませんか!

人は見かけによらずです。





「乗越浄土」まで戻るとあとは下りだけです。本当はもっとゆっくりしたかったのですが、

今日のこの人出だと下りのロープウェイの待ち時間がとんでもないことになるらしいので、

(最高3~4時間待ちの日もあるそうです)後ろ髪を引かれる思いで下っていきます。





「八丁坂」もまだまだ登ってくる人と下っていく人の離合で、思ったより時間がかかります。








「八丁坂」の分岐から今度は「駒ケ岳神社」への遊歩道を歩いて行くと

すれ違うのはほとんど観光の人達ばかり。歩きながら振り返っては最後の「千畳敷カール」を

目に焼き付けます。











今年の色づきは最盛期の年に比べると、少し薄いような気がしますが

気軽にロープウェイで2,612mまで来られて、これだけの景色が見られる場所は

国内ではなかなかない貴重な場所です。








早めに下ってきたお陰でロープウェイも菅の台までのバスも、ほとんど待ち時間もなく乗れ

駐車場からすぐ上にある「こまくさの湯」で食事と温泉に浸かりました。

残りの長距離運転も意外に眠気が来ることもなく(本当は一瞬だけ危ない時間帯がありましたが)、

無事自宅に着くことができました。前々から漠然と考えていた弾丸ツアーでしたが、

秋の最高のこの時期に最高の天気と景色を見ることができ、次の弾丸ツアーはどこにと意欲が

沸いてきましたが、やっぱり本来ならもっとゆっくり山歩きがしたいと思った次第です。







































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水曜登山会③

2017年07月19日 | 四国外の山
もうそろそろかなと思っていたら予想通り梅雨明けしましたね。

夏山全開と言いたいところですが、まだ少し膝に不安が残るので

剣山でも歩いてみようかなと思っていたところ、水曜登山会のHさんから

「伊吹山に行きませんか?」とお誘いのメールが届きました。

「この時期に標高差1,000m以上の伊吹山はきついな~」なんて思っていたら

どうやら山頂下の駐車場からのハイキングコースを歩くということなので、

なかなか一人で出かけられる山でもないし、膝の様子見にも丁度いいので

即参加の返事をかえしました。

駐車場から登るというのを同級生の山歩きのメンバーにLINEを入れると

「そんなん邪道や!」と非難の声の返事がかえってきましが、

そこはそれ軟弱者には「これでいいのだ!」


水曜登山会のメンバーは中讃の自営業の方が中心で、水曜日の定休日の方が多く

週中に休みが取れる私にとっては参加しやすい会です。

そのメンバーは5時に丸亀を出発し途中の高速のバスストップでピックアップしてもらい、

その後はひたすら東に車を走らせ、10時過ぎに駐車場に到着しました。

ただもう1台の後続車が道を間違えて30分ほど遅れるというので、

駐車場で景色を眺めながら時間つぶしをしていたら

観光バスや乗用車が次々上がって来て、登山服を着た人や一般の観光客らしい姿の人たちが

大勢、登山道を歩いていきました。(一部の写真はIさんの写真を拝借しています)












後続車が着いたところで記念撮影をして11時前にスタートしました。








登山道入口に置かれていいる整備協力金の箱に300円を入れてゆっくりと歩いていきます。

登山道は角を取った石が敷かれていて歩きやすい道ですが、

道幅は二人が並んで歩けるほどの幅なので

団体で歩いている人たちを何組もすれ違いながら追い抜いていきます。





登山道で一番目に付くのはイブキトラノオ。

登山口から山頂まで、途中の道のあちこちに咲いていました。








道は傾斜も緩くいつものように息を切らせることもなく、のんびりと歩いていけます。

ドライブウェイの料金所の人に「咲き始めですね」と言われたのですが、さすが花の山です

山頂まで途切れることなく色々な花が咲いていました。




















伊吹山の西側には石灰岩の採掘されていたようで、山頂近くになるとその石灰岩が鋭角に露出していて

空の青と山の緑に点在する石灰岩の白が独特の風景を醸し出していました。








山頂近くでも立ち止まっては花を写すの繰り返しでなかなか前に進みません。














山頂は思っていたよりも広く、大勢の人たちが思い思いに腰を下ろして休んでいます。

トイレもあり山小屋からは店の人が客寄せの声をかけていて、ほとんど観光地の様相です。












山頂の標識の前では写真を撮る人たちの順番待ちで列が出来ていました。

そこからさらに先へ進むと一等三角点「伊吹山」1377.31mです。


















三角点から今度は西コースを使って駐車場へ下っていきます。





雲が流れて琵琶湖が姿を現しました。














西の山頂尾根から南に回りこみ下っていくと、尖った石灰岩が道幅を狭めていて

、少し歩きにくい箇所もありましたが30分ほどで駐車場につきました。









今日の山歩きはこれで終了と思いきや一旦車で下って食事を採り、

山麓の関が原にある「天満山」という里山に登る予定だというので

まずは腹ごしらえをして梅雨明けの厳しい日差しの中を関が原開戦の地を散策。





その後、開戦地の直ぐ近くの天満山へ向かって提案者のHさんと向かっていると、

途中で他のメンバーの姿は見えなくなりました。この暑さで登る気もなくなったのでしょう。


地図には三角点までの道は載っていないので、麓の神社に当たりをつけて社殿の裏から二人で

登って行きました。踏み跡も道もみつからないまま、かなりの傾斜を両手両足で滑らないように

登って行くと、有刺鉄線で囲われた水道施設の奥に目当ての三角点がありました。












記念撮影をした後、登ってきた急坂を転がるようにして降り、

他のメンバーが向かった「石田光成陣営」の史跡で合流しました。


小高い岡の上からは関が原が見下ろせます。

その昔に今いるこの場所から東軍西軍の旗がたなびいている風景が蘇ってきそうでした。













今日は総勢10名の山歩きというよりハイキングでしたが、日本の歴史の大きなターニングポイント

になった関が原の史跡をめぐることもでき、里山もひとつ歩けて

長い道中の中メンバーの色々な話も聞けて有意義な一日となりました。

























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