KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.11.18 星ケ城山

2020年11月20日 | 香川の里山



今日は毎年WOCでは恒例となっている小豆島の紅葉狩りに出かけてきた。




麺法師さんの企画・段取りで、3台のレンタカーを借りて

土庄から寒霞渓ロープウェイのこううん駅からスタートする。

先にゴール地点となる石門洞に車をデポし、10時20分に

表十二景の遊歩道へと歩き始めた。

毎年この紅雲亭の駐車場には観光バスや観光客の車で賑わうのだが、今年はやはりコロナの影響か、

思っていたほど駐車している車は少なく、スムーズに車を停めることができた。







ロープウェイ駅の脇からコンクリートの九十九折れの遊歩道を登って行くと、

廻りの色付きはピークを迎えているようで、鮮やかな錦のオンパレードに

ゆかりんも度々足が止まってなかなか前に進まない。










見上げるとその彩の向こうには、1300万年前の火山活動によって堆積した

疑灰角礫岩などが、度重なる地殻変動と風雨による侵食によってできた

奇岩が見える。この辺りから登りの表十二景の奇岩が続いていく。







遊歩道のコンクリートは落ち葉が敷き詰められ、かさこそと足音が聞こえてくる。




道の脇には画帖岩と書かれた巨石が転がっている。

それにしてもこの表十二景・裏八景で名付けられた奇岩は、老杉洞(ロウサンドウ)

玉筍峰(ギョクジュンポウ)など、ほとんど読むことのできない名前が多い。




招仙亭という東屋でみやさん杉さんが振り返っている。

同じように振り向いてみると、雲が段々と重なりあっているように見えるという

層雲壇が目の前に迫っていた。











遊歩道を登りきると県道脇の四望頂に出た。

四望頂の展望台からは日本三大渓谷美と云われる寒霞渓

谷あいの向こうに草壁港と瀬戸の海が広がっている。疑灰角礫岩の特徴の火山灰の灰色の岩肌に

凸凹とした岩片が張り付いた奇岩があちらこちらに乱立している独特の風景だ。












県道沿い展望台への道も道の両側のモミジやカエデの木々が重なり黄色や赤のトンネルができている。

足元も落ち葉で一色に染まっているので、見えるもの全てがモミジの色で染まっている。







四望頂から鷹取展望台に続く道も同じように彩に目が行き立ち止まっては

よそ見ばかりで女性陣の歩みがのろい。まぁでもこれだけの景色、先を急ぐこともない。







応仁天皇がその昔、鷹狩りをしたという伝説の残る鷹取展望台では、

寒霞渓を見下ろしながら佇む多くの観光客の姿があった。

ため池とおむすび山ののどかな風景が香川県の特徴だか、そんな中にあってやはりこの

寒霞渓のスケール感のある景色は、国内でも有数の景勝地として自慢ができる眺望だ。





鷹取展望台から山頂駅の横の第二展望台への道も鮮やかな錦が続いていく。

第二展望台からの眺望も申し分ない。













断崖と奇岩が幾重にも連なり錦秋に染まる渓谷。







ロープウェイ山頂駅に着くと、駐車場は今まで見たこともない

ような状態になっていた。いつもならこの時期平日でも観光バスで駐車場は満車で

しかも次から次とバスが入場してきていたが、停まっているバスは数台しか見当たらない。




寒霞渓の駐車場にある1億円のトイレで用を足し、次に向かうは三笠山

芝生になったなかなか急な斜面を右に左に移動しながらゆっくりと登る。

ここでも普段なら芝生の上で寛ぐ人たちの姿があるのだが、今日は汗を掻き

喘ぎながら登るメンバーだけだ。







三笠山の三角点が判らず探す女性陣に、帰りにしましょうと声を替かえ先に進んで行く。

明るい芝生の広場から自然林が生い茂る森の中の比較的明るい道が続いている。







以前来た時の記憶では、三笠山までの急登を登ると、後は比較的平坦な道だったように

思っていたのだが、星ケ城神社までは登坂が続いていく。

先ほどの三笠山への登りで少しばてたのか、長さんが『まだ登りがあるの?』と聞いている。










星ケ城山には中世の山城・星ケ城跡の遺跡が点在している。星ケ城神社を過ぎると

手前の一の木戸(表門)から攻寄る軍勢を食い止めるための

外の空濠では土が大きく盛り上がっていた。


古事記ではイザナギとイザナミの二神が日本の大八州(本州を初めとする島々)に続いて

十番目に「小豆島(あづきしま)」を国生みし、二人の子のオオヌデヒメが小豆島の島玉神として祀られ

そのオオヌデヒメを祀った阿豆況神社がある。




この辺りが星ケ城山の西峰となり、下の空濠を過ぎると一旦急な坂を下って行く。

鞍部から緩やかな登坂を進んで行くと、雨水を貯めるために掘られたという人工井戸を

横目に見ながら二股を右手に歩くと見晴らしの良い展望岩があり、

そこからしばらく歩くと星ケ城山の山頂に着いた。










星ケ城の東峰となる山頂には、一等三角点・星ケ城山があり目の前には

大嶽から続く峰々が見渡せる。

816.7mの標高は瀬戸内海の島の中では一番高い標高となる。

この一等三角点の柱石は地表に出ているのは僅かで、

柱石だけで90Kgもあると云う。更にその下には大きな盤石があり、

それらを明治時代に人の力だけで担ぎ上げてきたなんて、すごい事だと思う。

と言え、この小豆島ではあの大阪城迄とてつもなく大きな巨石を運んだのだから、

そのマンパワーたるものや凄まじい。








平らな石を積み上げたモニュメント?は祭壇の後なのか、発掘作業で出てきた石を

積み上げたものなのか。ただその形から異国情緒が漂ってくる。

麓から瀬戸の海は霞んで見えるが、青い空の下では暖かく、のんびりとお昼ご飯にする。










お昼ご飯を食べた後はまた寒霞渓まで戻って行く。西峰までは多少のアップダウンは

あるものの、西峰を過ぎれば後はほとんど下り坂が続いていく。










三笠山では先に歩いていたゆかりんが、三角点を探しだしていた。四等三角点・寒霞渓。



三角点からはまた芝生の急坂を右に左にまるでボーゲンのようにして下って行く。













寒霞渓でトイレ休憩を済ませた後は裏八景を通り、車をデポした

石門洞まで下って行く。表十二景の歩きやすいコンクリートの遊歩道に比べて

こちらは石畳や地道の登山道といった雰囲気になる。

初めて参加のクーちゃんも急な下りだが問題なく歩いている。










すると急に目の前が開けて正面に今にも頭が転がりそうな松茸岩があった。

その松茸岩の先で歓声が上がっている。この裏八景で一番のビューポイントでは、

星ケ城山の山肌の錦秋のパッチワークにみなさん見入っていた。










松茸岩から更に下って行くと今回のコース、最後の目的地石門洞に着いた。

奇岩が多いこの寒霞渓にあっても、特筆すべき自然が作り出した神秘的な造形美の石門。

さらにその石門の周りはモミジで囲まれ、この季節ならではの美しい姿を見せてくれる。










その石門を潜ると島霊場18番札所の石門洞。巨大な断崖の洞窟に本堂があり、

朱色の人工的な建物のなのに不思議と自然の中に溶け込んでいる。




境内に佇むと紅葉谷と呼ばれる紅葉の名所だけあって、見渡す限りモミジの錦。

まだこの辺りはピークには少し早いのか緑の葉が多いが、それでも十分見応えがある。













石門洞で紅葉狩りを楽しんだ後は車をデポした場所まで、裏八景の奇岩を見ながら下って行く。

この辺りのモミジの葉は一枚一枚が小さくて、その分グラデーションも繊細な色合いになっている。













デポした場所からこううん駅まで車を取りに戻り、帰りのフェリーの時間まで

島霊場を尋ねることにする。佛ケ滝恵門ノ瀧

二つの霊場は石門洞と同じように断崖の洞窟の中に本堂がある霊場。

恵門ノ瀧では30年に一度の本尊の御開帳で有難くご本尊を見ることができた。













日本の離島としては最大の観光客数を誇っていた小豆島で、

しかもおそらく最も訪れる人の多いこの時期に

コロナの影響でその面影はなく、美しい景色に感動した気持ちとは別に

寂しい気持ちになった今回。勝手なもので大勢の観光客でごった返しているのを見て

うんざりしていたのに、今は人で賑わう元の島の姿に早く戻ることを祈るばかりだ。





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里山に遊ぶ2020.06.10 山上山

2020年06月11日 | 香川の里山



今年は年間53週あり、週に一度の休みだと53回山に登れることになる。

年頭に今年は50回以上の山登りを目標にして、1月から一度も欠かさず

順調に毎週どこかの山に登ってきた。ところが先週持病?のギックリ腰を

またやってしまって、取りあえずはWOC登山部はお休みして

様子をみることにしたが寄る年波には勝てず、年々回復するのが遅くなり、

週を開けても調子が悪かった。

天気予報では雨だったが朝起きると空はどんよりしているが

雨はまだ降っていなかった。取りあえずリハビリにと思い近くの

亀鶴公園に出かけてきた。

毎年この時期に開かれている菖蒲祭りはコロナの影響でやはり中止となっていたが

菖蒲の花はそんな世間とは関係なく今年もきれいな花を咲かせていた。







花の見ごろはもう少し先の様だが、何人もの地元の人が雑草を抜いたりしながら

丁寧に手入れをしている姿が見える。イベントが中止となり大勢の人に見てもらえないのは

さぞかし残念だろう。










菖蒲園の北側には宮池に浮かんだ亀島に続く桜並木。そして亀島は

自然林に覆われた外周0.6kmの小さな小島。島の中には25基ほどの古墳群がある。




ほとんどフラットな小道が島を一周する形で続いている。大きな木々に囲まれた小道は

夏には暑い日差しを遮ってくれ、今日のような雨の日も少々の雨なら

気持ちよく歩ける散歩道だ。










今日はこの周回路を少し汗ばむ程度に軽く4周ほどしてウォーキングを終えた。

菖蒲園の脇にはアジサイも咲いていて菖蒲の花と相まって

この季節らしい風景を楽しんできた。













ただこのままだと年明けから途切れず続けていた山登りが途切れてしまう。

少し歩いて腰の調子もいいので、取りあえず言い訳程度に東に10分程走った所にある

山上山に登ることにした。この山もいつもリハビリで登っている山。

標高は206mほどで駐車場からだと100mほどの標高差。

時間にして10分ほどで登れる、お手軽な里山だ。

門入ダムの脇の駐車場に車を停めて先ずは階段を登って行く。

さっきの平坦な亀島の遊歩道と違って、直ぐに汗が噴き出てきた。

グイグイ高度を上げていくとダム湖を見下ろせる尾根に出る。










山上神社の鳥居を潜り役行者が祀られている山上神社に着く。

神社と言っても仏が祀られている県内でも珍しい神社だ。










神社からはすぐに山頂なる。標高200mほどとはいえ、ここからの景色は絶景だ。

香川らしい風景のおむすび山。そして志度湾越しに小豆島まで見渡せる。

まぁ~これで何とか毎週登山が取りあえず途切れず本日のリハビリは終了。









追記

先週は2ヶ月ぶりに県外の山に登ったが、その時に感じたのは

まだコロナはけっして収束したわけではないという事だった。


山犬嶽はメジャーな山でなくどちらかといえばマイナーな山。

それでも平日にかかわらず何組もの人たちとすれ違った。

県を跨ぐ移動が解除されたとはいえ、

おそらくその人たちの中には、できるだけ人のいない接触のない山に

という考えで来ている人もいるように思う。実際何組かの人達は

メンバーが話しかけると(しかも15名もの団体が)今までとは違い

挨拶はしてくれるものの少し引いているようにも感じたのは気のせいだろうか。

さらに大勢で遠足のように賑やかに歩いているのもどういうふうに受け取ったのか。

人目を気にしてとメンバーは言っていたが、やはりこの時期まだまだ

人目を気にして他の登山者にも気をつかう必要があると感じた。

また車を停めた場所から山間部の集落の中を30分ほど歩いた。

県外から来て大勢で集落の中を歩いている姿は静かな山村で暮らす人たちに

どう目に映っただろうか。まだまだ行く場所や途中の行動についても

自分たちさえ楽しければいいという考えではなく、出来るだけ周りにも気を使いながら

行動する必要があると思った。




話は変わってリハビリウォーキングが終わって、部屋の整理をしていたら

懐かしいCDが出てきた。その中から20年近く前の写真を引っ張り出してみた。

ということはまだ30代後半の若かりし頃。10年近くブランクの後

山登りを再開して3年目くらいで誘われて出かけてきた槍ヶ岳

大学時代登山部だったメンバーの一人を隊長に、残り3人の初心者が

大胆にも槍ヶ岳から大キレットを歩き、北穂高岳奥穂高岳を経由して

上高地へ降りるという壮大な?計画だった。

初めて訪れた上高地は雨。ここから一日目は槍沢ロッジまでの道のり。

途中、明神までの間で台風の豪雨で土砂に埋まったコカ・コーラの配送車を見る。

何も言わないが初心者メンバーは災害の少ない香川と違う自然の猛威に少しビビッていた。




徳沢までは緩やかな道。コンビニで買った弁当で徳沢のベンチで昼食。




徳沢からは沢沿いの道となり、梓川はその台風の後の増水で勢いよく流れている。




徳沢を過ぎると次は横尾。ここから左に折れると涸沢への道になる。

横尾を過ぎると今日のコースで唯一槍ヶ岳が見える槍見河原




さらに進んで行くと今日の宿の槍沢ロッジに着いた。このロッジは山小屋にしては珍しく

狭いながらもお風呂のあるロッジ。今日はまだ軽めの5時間30分の行動時間。




二日目、朝食は6時半からなのでお弁当にしてもらい5時にロッジを後にする。

赤沢岩小舎を過ぎると、足元は土から石に変わって行く。

この辺りですでに標高は2,000mを越えてきた。朝日に照らされ稜線が輝いているが

槍ヶ岳はまだまだ姿を現せてくれない。沢の近くまで降りてロッジで作ってもらった

お弁当を広げて朝食にする。




沢沿いの道には7月中旬だというのにまだ雪渓が残っている。

槍ヶ岳へはまだまだ遥か遠く!











途中では高山植物の写真を撮りながら少しづつ高度を上げていく。

足元はゴロゴロ岩で歩きづらい。先頭を歩く私に『もっとゆっくり!』と隊長から指示が飛ぶ。







見上げると至る所で残雪が見える。慣れない雪渓も滑らないように何とか登って行く。







ロッジを出て4時間30分。やっと槍ヶ岳が姿を現せてくれた。

『お~槍ヶ岳、待ってろよ!』











槍ヶ岳が見えてからもまだまだ道のりは遠い。

途中の大岩でその槍ヶ岳をバックに!

なかなか様になっていると自画自賛!







雪渓を越え岩場を歩いて行くと、次第に槍ヶ岳が近づいてくる。







2,000mを越えたあたりから少し頭痛がしていたが、だんだんひどくなってきた。

それをメンバーに話をすると、買って来たばかりの酸素のボンベを無理やり吸わされる。







槍ヶ岳の肩に建つ槍ヶ岳山荘の手前はザレた急登が続いている。ここを何とか登りきり山荘に着いた。

ここまでおおよそ6時間。ここから槍ヶ岳に登り更に大喰岳・中岳を経て

南岳までが今日の行程。まだまだ先は長い。







山荘の前にザックを置いてアタック開始!途中からは一方通行となるが、ほぼ垂直な梯子や岩場を

後ろのの人に石を落とさないように気を付けながら登って行く。







『アルプス一万尺、小槍の上で~』の小槍も近付くとけっこう大きな岩だ。




最後の梯子を登りきると念願の槍ヶ岳山頂。岩塊の山頂は遮るもののない360度の大展望。

普段なら狭い山頂が大勢の人で賑わうがこの日は我々メンバーだけ。

メンバーそれぞれが自宅に電話をかけて登頂を自慢する。




下りも高度感があって慎重に下って行く。山荘でカレーライスを食べて南岳を目指す。

山荘のテント場を過ぎ一気に鞍部まで下る。大喰岳ではライチョウが姿を見せてくれた。







南岳までは稜線歩きだから楽だと聞いていたのに、やはり3,000m級の山々が続く稜線、

アップダウンも結構な標高差があり、慣れない岩稜歩きに愚痴がでる。







それでも何とか16時10分南岳の山頂に立つことができた。朝出発してから11時間。

メンバーも疲労の色を隠せない。




南岳のさらに先に今日の宿南岳小屋はある。山荘の奥には北穂高岳が見える。

さらに小屋の先には今回の行程の中で最難関の大キレット。遠目に見るとさほどではないが、

痩せ尾根の両側は切れ落ち、その奥に北穂高岳の岩壁が立ちはだかっている。










小屋の中は暖かいはずなのに寒気がして夕食も残してしまった。早めに床に就くが夜中から

小屋の窓ガラスを激しくたたく雨の音が聞こえてくる。翌朝も風雨は止まず、小屋の主人にも

無理をしない方がいいと言われて、大キレットは諦め、南岳新道を使って飛騨側にエスケープルートをとる。

岩稜の下りはまともに雨風が体に吹き付けてくる。樹林帯迄下ると風雨も弱まり何とか一息つくことができた。




急な下りを黙々と3時間下ること、最後の雪渓を過ぎるとやっと槍平小屋に着いた。

小屋で暖かいコーヒーを頼むとどっと疲れが出てきた。







槍平小屋からもアップダウンの道が続いていく。

沢では増水して渡渉するのも慎重になる。










途中の滝谷避難小屋でカップラーメンを食べ、白出小屋辺りから道は林道になり

幾分か余裕が出てきた。途中の穂高平小屋でもコーヒーを頼みのんびりとする。







4時前には新穂高に着いたが今日も9時間以上歩いてくたくた。

旅館の階段が筋肉痛で上がれなかった。もちろん夕食の後は即ぐっすり。

翌日は朝から露天風呂に浸かってゆっくりめのスタート。ロープウェイに乗って

一気に1,000m以上上がって穂高口駅に着く。




穂高口駅から1時間強で着いた西穂山荘は大勢の登山客で賑わっていた。




西穂山荘から少し下った分岐から直接上高地には下れるが、せっかくなので焼岳を目指すと隊長が。

ただ前日の雨で足元は悪く、何度もアップダウンを繰り返して行くうちに連日の長時間の歩行で

疲れはピークに。結局初心者3名が焼岳は行きたくない!と言い出し隊長も諦めることに。







焼岳小屋で一息入れて上高地を目指す。途中、大正時代の焼岳の噴火の際の火山屑流でえぐられた山肌が見える。







焼岳登山口からは梓川の右岸をのんびりと歩いて行く。







今日も9時間30分、歩きに歩いて河童橋に到着した。初めての北アルプス。3,000m級の峰々を走破し

計画とは違うルートとなってしまったが辛く、苦しく、楽しかったという思い出話でした。








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WOC登山部2020.05.27 天霧山~黒戸山

2020年05月28日 | 香川の里山


先週からWOC登山部は活動を開始して阿讃縦走路を歩いた。

最後には登山部の中では、あるあるのセニョさんのアクシデントがあったものの、

過去最高の?16名もの参加となった。久しぶりのメンバーが集まって賑やかな

山歩きとなったが、今週も取りあえずは県を跨ぐ移動は自粛という事で

麺法師さんの企画で、天霧山~黒戸山を縦走することとなった。

先週のメンバーにプラスして、自称神戸支部長のやまじいと、

初参加のみやさんも加わって15名の参加。今日も賑やかになりそうだ!


前回と同じように海岸寺駅に集合してスタート。昨日の雨が上がって、

天気予報通り青空が広がっている。




海岸寺駅の南側に回り込み登山口へと向かう途中、今日の最初の目的地の

天霧山と最終目的地の黒戸山が遠くに見える。







下道をソーシャルディスタンスを取りながら20分ほど歩いて

天霧山北尾根登山口に着くが早速の急登が始まり、間隔は直ぐに1密!に。










落ち葉の積もる急登を登って行くと、前を行くコアラさんが度々立ち止まる。

登りに強いコアラさんが前との間隔が詰まるので立ち止まるのだが、

後ろから付いて行くと度々止まられるとペースが狂ってしんどいのでの

『コアラさん!止まらんとって!』と言って先に行ってもらうことに。

すると先頭交代をした途端にコアラさんがどんどん登って行く。




コアラさんの姿が見えなくなって、ふと思い出したのが、前回にこの先の分岐で

道を間違えて真っすぐに進んでしまって呼び戻しに行ったのを。

『お~い!ちょっと待っとって!』と声をかけて、急いで追いかけて

『この先にコアラさんが間違えた分岐があるから!』と言ううと

『え?そうやった?』と本人は全く覚えていない!(やっぱり!)

道は真っすぐに電力の保線路が続いているが、電力の杭の横から左に登って行くのが登山道。




しばらくはコアラさんと二人で登って行く。週に何度も飯野山の登山道修復の為、

ザックに土を入れて登っているコアラさんのペースは速くて、付いて行くのがやっとだ!

色々と話をしながら登って行くがとにかく息が切れる。

『こう見えても優秀なんですよ!』とコアラさんが言うので

『そうですね!』と即答すると、『なんか~バカにしてる!』とコアラさん。

いやいやそんな事ないです。尊敬していますよ! (*´▽`*)




しばらくすると道の脇に石祠があった。

馬蓮祠と書かれた祠は、天霧城曲輪の最北西端になるらしい。




馬蓮祠から進むと東側に眺望が広がる見晴らし台に着く。

正面には讃岐富士の飯野山城山から五色台が見える。










展望台からの緩やかな道はすぐに急登になる。

まわりは乾いた斜面や尾根で多く見られるウバメガシの林に植生が変わっていく。








さぁ~ここからがこのコース登りのメイン!

ウバメガシの落ち葉の積もるいやらしい急登となる。皆さんそれぞれ、なんだか

腰の曲がったじいさん、ばあさんに見える! ('◇')ゞ

『滑る~滑る~!』と言いながら賑やかに登って行く。昨日の雨でこの急登がぬかるんでいるのが

心配だったが、乾いた斜面もやはり登りづらい。










この急登を登りきるとまた眺望の広がる場所に出た。先ほどの展望台より高度が上がり

東は瀬戸大橋から、善通寺五岳まで見渡せ、反対側には

弥谷山の奥に黒戸山が続いている。










更に進んで行くと土塁の跡らしきこんもりと盛り上がった場所を左手に見ながら回り込むと

天霧城の堀切に着く。ここから少し北に戻って三角点まで歩いて行くと

以前は二つに折れて朽ちていた石碑が、セメントでくっけられ、

何やら悪さをした子供が怒られて木に括り付けられているように立っていた。




方形に平らになったこの場所から更に一段上がった場所に三角点がある。

山さんが綱引き?しながら登って行くと天霧城の北東端の方形郭になる。

回り込まずに土塁を直登した後から来ていたメンバーが先に着いている。四等三角点『天霧山』ゲット!










堀切まで戻り南に向かって歩くと左側はスパッと切れ落ちた採石場の上部。

段々上になり二の丸、三の丸と書かれた郭跡を進んで行くと最後に本丸跡に着いた。










今は木々に囲まれて眺望はないが、少しだけ間から善通寺五岳や大麻山が見える。

その雰囲気から物見台があれば当時はかなり遠くまで見渡せただろう。




本丸跡からは南西に犬返しの剣の下り坂が始まる。

所々に張られたロープを頼りに注意しながら下って行くメンバー。










犬返しの剣と書かれた案内板から更に下ると306mのピークとの鞍部に着く。

ここからは犬走と書かれた先ほどの堀切への道が続いている。

ひなちゃんが以前に歩いた時は藪いていたそうだが、

この道には山城で使われていた井戸もあるらしい。




306mの標高点まで登りさらに下った鞍部には二体の石仏と、南に弥谷寺と北に奥白方に続く

へんろ道の四差路に出る。ここで一旦、休憩。水分補給と飴やお菓子が配られる。




この鞍部から弥谷山までは100mほどの登り返し。

さっきからずっと気になっていたやまじいのお尻がすごい汗で濡れている。

でも汗にしては凄い濡れようだ。『ひょっとして山じい、失禁?』そろそろ年だし仕方がないので

黙っておいてあげようと思っていたら、何気にやっさんが聞いてしまった。

すると、どうやらザックに入れたハイドレーションのチューブを差し込むのを忘れて、ボトルの水が

ダダ洩れしたようだ。『え~本当に?そんな言い訳せずに正直に言いなさいやまじい!』

失禁はともかく、チューブを差し込むのを忘れるのも、そろそろ・・・・・危ないかも!(笑)










弥谷山の山頂も木々に囲まれて見晴らしは全くない。三角点を写真に収めると、おや!やっさんの

ズボンと登山靴がまったく私と一緒じゃないですか!

(ワークマンのクライミングパンツとSIRIOのP.F46-3)







弥谷山から黒戸山への稜線は何度がアップダウンを繰り返しながら四国電力の鉄塔巡視路にもなっていて

とても歩きやすい道が続いていく。道の脇には何ヵ所か南側が見下ろせる展望ヶ所があり、

綺麗に並んだ善通寺五岳や高瀬の街並みが広がっている。










木陰ではまだ梅雨前の湿気の少ない爽やかな風が吹いていて気持ちよく歩いて行ける。

前を歩くツーオクさんと5月に行けなかった燕岳の話になり、

ツーオクさんは友達と燕山荘に泊まり、満点の星空やブロッケン現象に感動したという。

今回のコロナさえなければ・・・・・『いいな~!』







黒戸山山頂はあまり広くないので、326mの標高点を少し過ぎた道の脇の木陰でお昼ご飯にする。

ご飯を食べ終えた麺法師さんは、随分と寛いでいる。







全員で記念撮影の後、同級生のみやさん・ツーさん・山さん・麺法師さんの四人組も記念撮影。







昼食場所から少し下るとまるでプールのような巨大なヌタ場がある。以前からあるヌタ場だが

二年前の冬に来た時には水が凍って姐さんが載っても割れなかった。

これだけのヌタ場があると言う事は、この山域には相当数の猪がいるんだろうな~。







最後の鉄塔広場を過ぎると黒戸山への登りになる。

途中の展望台からは西側の景色が広がっている。











黒戸山山頂は猫の額ほどの狭い山頂。以前にセニョさんが修理した

キティー山岳のプレートの無事も確認できた。










木々の上から『特許許可局』と鳴く声が聞こえてくる。

『何の鳥?』とゆかりんが聞いてくるが、以前に教えてもらったのに思い出せない。

すると野鳥観察が趣味のやっさんが直ぐに『ホトトギス!』だと教えてくれた。

山頂から北に急坂を下り登り返すとモアイ像を少し崩したような岩の横を通ると

麓に先ほどは見えなかった津島神社が見え始める。










黒戸山展望台はさらに先の最後のピークにある。

前を歩くやまじいとゆかりんが何やらやり取りをしている。

どうやら、やまじいがやまじいと呼ばれるのが嫌だと言っている。

うさぎ年にちなんで『白兎(はくと)』と呼んでくれと言っている。

『判りましたやまじい、でもそんなカッコイイ名前は似合わないので

やっぱりエロじいと呼ぶことにします!』

展望台からは西側から北の眺望が広がり亀笠島や志々島が良く見える。










展望台から北へは初めて歩く道。道の脇にはロープが張られて急な下りが続いている。

犬返しの剣を下ってきたメンバー。同じような坂に随分こなれて上手に下って行く。
















所々にある露岩に後ろで杉さんが『こりゃ、いかんわ~!』と言っている。







露岩を下ると道の横には垂直に切り立った岩壁。足元には亀の甲羅のように割れて模様の入った石。







先ほどの同級生四人組のように仲良く並んだ四本の大木を横目に見ながら

最後の坂を下りきると見立不動院に着いた。










九年前にむらくもさんが歩いた時のレポートに載っていた写真とは随分と変わって、

院の壁はきれいなトタンが張られ、周りもきれいに掃除が行き届いている。

ここで恒例・久々のコーヒータイム!今日はIRIBITOさんのお店のマンデリン!

コーヒーを淹れてくれるのはいつもこのマンデリンをお店で買い求めているというあっちゃんが担当。

美味しいハンドドリップでの淹れ方をIRIBITOさんがレクチャーしてくれる。







15個もカップが整然と並ぶ光景は初めてかもしれない。








先日買い求めた私のうどん脳のマグカップが、大きすぎて欲張り!とみんなに言われてしまう。

酸味がなく苦みが強いマンデリンだが、あっちゃんの淹れ方が上手なのか

雑味が無くてとても美味しくいただけた。




あれ~麺法師さん一人だけが疲れて?うなだれている。







見立不動院からは海岸寺駅まで奥白方地区の下道を歩いて行く。

沿面距離10.6km。行動時間5時間30分のなかなかの里山歩きとなった。

今月末で県を跨ぐ移動は解除されるようだ。来月の登山部は久しぶりに県外だ!








今日のスーパー地形図(GPSアプリ)のトラック



今日の3Dトラック



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WOC登山部2020.05.20 阿讃縦走路

2020年05月21日 | 香川の里山
先週の笠ケ峰から星越山への周回で、色々とあって星越山を断念した後、

さて今週はどうしようかと考え、え~ちゃんが県境歩きでうろついている

三頭越え竜王山辺りに目をつけた。

REIKOさんにも花の場所を事前に聞いたりしていたが、

なんせ花音痴。花に詳しいえ~ちゃんみたいに、花を目当てに歩くのも・・・・なので

三頭越え辺りで周回できるコースがないかと考え色々調べていたら、

今週からWOC登山部を一部再開し土器川源流から三頭越えを歩くと案内が来た。


三頭越えにはもちろん引っかかったが、

緊急事態宣言も香川県は解除されたものの、県を跨ぐ移動は依然と制限されている中、

5週間ぶりの登山部。どうしたもんかと一応考えた。


4月20日に山岳4団体が「コロナウイルス収束までの登山自粛」を呼びかけた後、

ネット上では様々な意見が飛び交った。ただ十把一絡げの曖昧な呼びかけに対して

YAMAPはそれぞれの地方での実情を踏まえてアナウンスを出していたので

個人的には一番納得できる内容だと思ってこの間一人で里山を歩いていた。




そして5月14日に特定都道府県以外に解除がなった後、何のアクションもない山岳4団体と違って

YAMAPはすぐにメッセージを出した。

・公共交通機関の利用は極力控える
・都道府県をまたいでの遠征登山は控える
・移動の際は立ち寄らずに帰宅する
・複数人で登る場合は、ソーシャルディスタンス(約2m)をとる
・地域住民の方への配慮を忘れず、地域のルールや方針を事前に確認する
・医療機関や救助隊に負担をかけぬよう、危険を伴う登山は避ける

という内容だ。長々となったがその点で言うと今回の県内での

WOC登山部活動再開は取りあえずOK!だろうという事で参加することにした。


おおよそ一ケ月ぶりの登山部の再開に、予想に反して(眺望も山頂感もない山に)

大勢のメンバーが集まってきた。やはり皆さんこの間の自粛でウズウズ?していたと実感。

前回登山部で阿讃縦走路で歩いた土器川源流から

三頭越えまでが今回のコース。琴南の道の駅に集合してそこから乗り合わせで

(マスクをして出来るだけ喋らず、窓を開けての対策をして)

県道108号線を土器川源流まで走る。峠の道の脇に車を停めて支度をするが

もうすでに女性陣が賑やかに話し込んでいる。ヌ・ヌ・ヌ!ソーシャルディスタンスは?

って感じだが、それは一ケ月振りの再会、仕方がないと・・・・・黙認!

『お久しぶり!』とひなちゃんに挨拶。前回最後の山行をギックリ腰で休んだ

IRIBITOさんは、あれから癖になっているらしく、これでガラスの腰の殿堂メンバー入りとなった。







南側には吉野川越しに徳島の山々が見えている。位置的には

黒笠山矢筈山辺りだけれど、雲がかかって特定はできない。




峠から東に進むと民家の脇から縦走路が始まるが、久しぶりの登山部に麺法師さん

張り切ってそのままアスファルト道を進んで行くので、『お~い!ここから』と呼び戻す。




縦走路の道は明瞭で少しづつ高度を上げていく。

所々に掛けられている案内板だか、木札にまるで印刷したようなきれいな文字が書かれている。

この木札は阿讃縦走路ではなく讃岐山脈縦走路となっているが、麺法師さんによると

最近は阿讃山脈ではなく、讃岐山脈と学校でも教えられているということだ。

でも母校の校歌には『黎明(あした)に高く聳え立つ、

阿讃の峰にこもりたる・・・・』と謳われてるんだけどな~。







『久しぶりでしんどいわ!』といいながらセニョさんが歩いて行く後ろを付いて行くと、

オンツツジが朽ちてフラワーロードになっている。







緩やかに高度を上げていく道にはその道を塞ぐように倒木が何ヵ所も!

そのうちに最初のピークにある三角点『境』に着いた。久しぶりの山歩きで勘が鈍ったのか?

先頭を歩く三角点マニアのセニョさんと麺法師さんは気づかずに通り過ぎていくので

『お~い!三角点があるよ!』と呼ぶと、慌てて二人が戻ってきた。ここにもキティ山岳会のプレート。

このキティー山岳会のプレートは県内の里山のあちこちで見かけるが(けっこうマイナーな山にも)

その活動は一切不明で(ネットで調べても出てこない)不思議な会なのだ!







生い茂る木々の隙間から少しだけ南側の景色が見えるが、吉野川に沿って街並みが広がり

南の山間にも続いている所を見ると貞光町かな?と。




先週までのさぬき市辺りの里山にはユキモチソウを度々見かけたが、

これはアオマムシソウかな?




小刻みにアップダウンを繰り返し右は杉林、左が自然林の道が続いていく。







道幅が狭く登り坂になるとどうしても間隔が詰まって来て、いかんいかん!ソーシャルディスタンス!




樹林帯の中から青空が広がる場所に出た。右側はどうやら美馬モーターランドらしい。

道の左側は伐採された檜が転がり萱原の藪の丘になっている。GPSを見るとどうやらこの上に

三角点『勝浦』があるようだ。珍しくセニョさんが躊躇しているので先ずは藪こき特攻隊で

私が登って行く。刈られた萱が折り重なり足元が悪く、茨で手をひっかき出血しながらも

登って行くが、それらしい場所は藪の中。『ダメや~!見当たらん!』と言いながら

最後に伐採された木の上に上がり見渡してみると、赤い杭が見えた。

その杭をめがけて藪をかき分け進むと足元に三角点。







『あったよ~!』と呼ぶとセニョさんを始め、物好きなあっちゃん・ルリちゃん・やっさん

ゾロゾロと集まってきた。セニョさんも『今までこれだけ探すのに苦労したのはあんまりなかったな~』と

言いながら、いつも以上に満面の笑顔で三角点バンザイ!




三等三角点・勝浦をゲットした後は、美馬モーターランドの広場を見ながら

鞍部で待つメンバーの元へまた藪の中を下って行くと、鞍部は二股越え(立石峠)の案内板がある。

以前にエントツ山さんが、単独無支援の5泊6日で阿讃縦走路を踏破した際に

この三角点勝浦をどうにも見つけることができずに失意に暮れてビバーグした場所だ。







ここからは三頭越えまで2.8km。県立自然公園の道として

整備されているらしく、この立派な案内板がしばらく続いていく。




県立自然公園だけあって所々にベンチがあり幅の広い快適な道が続いていく。

植林地の道の少し窪んだ場所にはイノシシのヌタ場が二つほどあり、

高木に囲まれた薄暗い道の脇にはギョウリンソウが一株。

途中で征木と影三角へと書かれた分岐の案内板を通過。










ほぼ平坦な道から少し登り詰めると四等三角点『征木』があった。今日の縦走路で最後の三角点となる。




ここからはしばらくは植林地と自然林の境の道が続くが、それが終わると自然林の中の道になる。










麺法師さんが先頭で足を滑らせるが、決定的瞬間を取り損ねた!




新緑の眩しい道の脇には散り始めているけどまだオンツツジが目を楽しませてくれる。










少しアップダウンを繰り返すと最後は三頭峠への下り坂が続いていく。

ぬかるんだ下りの道にカメラを構えるが美味しいネタをなかなか提供してはくれない。







三頭越えは阿讃の交易の峠としてこの辺りで一番往来のあった場所。

広場になっている場所にある鳥居の額束には徳島側からは『金毘羅大権現』、

香川側からは『三頭大権現』と彫られている。そもそも三頭越えは、この峠の南にある

金毘羅宮の奥の院と云われる三頭神社から由来しているという。

徳島の人が金毘羅宮をお参りした後、三頭神社にもお参りしたらしい。

その三頭山には幕末から明治にかけて門前町が営まれ旅館が立ち並び賑わっていたという。

この峠にも当時は茶屋があり、峠を登ってきた人たちが一息入れた場所だったということだ。







鳥居の南側には以前からオッパイ地蔵と呼んでいたが触られて胸の辺りが

テカテカになった石仏?(みんな考えることは一緒のようだ)と




反対側にもう一体の石仏が向かい合っている。いままでお地蔵さんと思っていたこの二体の石仏は

エントツ山さんのレポートで、この二体は天宇受売命(アメノウズメノミコト)と

猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)だということを初めて知った。






アメノウズメノミコトは天照大神がへそを曲げて岩屋に閉じこもった時に、岩屋の前で裸になって踊って

周りに居た神々をざわつかせて、引きこもった天照大神に岩屋の扉を開けさせたという伝説の神様。

サルタヒコノオオカミはニニギノミコトが降臨した際にすったもんだの末、アメノウズメノミコトの

色気に絆され高千穂までの道案内をした神様だそうだ。道案内の神様としてサルタヒコノオオカミは

峠に相応しいとは思うのだが、アメノウズメノミコトまで祀られている謂れが気になるが、

どうやら二人は結婚したらしいと言う事なのでいつまでも一緒にと言う事だろうか?

オッパイにやっさんと一緒にタッチ!(にやけすぎて奥様には見せられない写真です)

ゆかりんに『この間から女体山やらオッパイやら、ほんまスケベやな』と言われてしまう。




丁度お昼時なのでここでお弁当を広げることにする。




天狗の原型の説があるサルタヒコノオオカミの鼻は何故か折れていて、目元は蜘蛛の巣だらけになっていた。

ご飯を食べた後時間があったので、先ほど奥さんのアメさんのオッパイを触った事を

サルタさんが憤慨して天罰がくだったらいかんので、木の枝でその蜘蛛の巣を払いのけてあげる。

『もう決して不純なことはしないので、どうぞお許しください!ね』




峠から久保谷への道は先ほどまでの縦走路と比べると、随分と植物が目につくようになった。

ここからの道は山野草の宝庫で、花好きのえ~ちゃんとkamatamaさんも結構頻繁に訪れているらしい。

ヨウちゃんがそんな山野草を探しながらウロウロしている。

え~ちゃんのブログの読者のヨウちゃんは花の場所を聞こうとえ~ちゃんのブログにコメントをしたが

全く相手にされず返信もないと悔やんでいた。え~ちゃん、せっかくのファンが・・・・・!














この道は江戸中期から昭和30年代くらいまで、徳島の山間部の農家から県内の農作業の為に賃借りしていた

借耕牛が行き来していたという。最盛期には年間2000頭近くがこの道を通ったというが

今はその面影もなく、道幅は細くなりザレて歩きにくい場所もある。








次第に沢沿いの道になり何度か渡渉を繰り返す。

道の脇の石仏と小さく積まれたケルンが目につく。










山野草ではフタリシズカが峠近くではまだ青々としていたが、高度が下がって行くと

次第に白い花が目につくようになった。初めて参加のつーさん・つーおくさんとヨウちゃんが

新緑の緑の中に溶け込んで飲み込まれていくように見える。










麓に近づくにつれ沢の水の流れは大きくなり、小滝が連続していく。

何度か歩いた事のある道だが、何故だかあまり記憶に残っていない。










渡渉の場所では何度か道を間違えそうになるが、とにかく沈しないように渡って行くと

何やら先頭の方から騒がしい声が聞こえてきた。遠目で判らなかったがどうやらセニョさんが沈?







いつもならメンバーそれぞれとの話をネタにするのだけれど、

これだけ離れて歩いていると近くにいる人との話ししか書けない。

ソーシャルディスタンスも不便なもんだ!




斜面の地表に大きく太く根を張る巨木を横目に見ながら歩いて行くと久保谷に着いた。

登山口の脇にある鐘つき堂の鐘を鳴らして本日の山行は終了!

国道をしばらく歩いて道の駅へと戻って行く。













この間一ケ月以上の独り歩きは静かな静かな山歩きで、以前の里山歩きの難しさや楽しさを

思い出し味わう事ができたが、登山部のメンバーとの賑やかな山行も、

これはこれでまた良し楽しい時間となった。

県内を跨ぐ移動はまだできないので、しばらくは出来るだけ人が少ない里山を歩く事になりそうだ。

早くこのメンバーと笹の広がる稜線や里山とはまた違う爽やかな風の吹く山に出かけたいもんだ。



今日のカシミールのトラック



今日の3Dトラック
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里山に遊ぶ 2020.05.13 笠ケ峰

2020年05月14日 | 香川の里山
『里山に遊ぶ』も5週目に入り、色々考えたが今週は先週の続き笠ケ峰に焦点を当てた。

6年前に本宮山から笠ケ峰を周回しているので、

日下峠から笠ケ峰を繋げば、本宮山までトラックが繋がる。





地形図には載っていないがGoogleMapには笠ケ峰の南東の三角点に星越山の名がある。

取りあえずこの三角点まで歩き、少し引き返して五名に下りて日下峠まで周回できないかと調べたら

現在の地形図には載っていないが昭和58年の地形図には(国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスで)

はっきりと道らしい線が五名ダムの方へ続いている。これで「No Problem」




ただ先週の悪路歩きの事もあるので更に詳しく見てみると

昭和39年の空中写真には地形図の線に沿って耕作地が広がり、民家のようなものも見える(シメシメ!)




しかし昭和56年も空中写真だと耕作地らしき場所はほとんど残っていなくて(えっ!)




平成になると全くその影もなく、地形図からも道の線は消えている。(え~~!)

一抹の不安が頭を過るが取りあえず下山路は出たとこ勝負だ~い!




そうこうしているともうひとつ、星越山までの途中に耕作地があるのが目についた。

拡大して目を凝らすと民家らしい建物も見える。

ヌ・ヌ・ヌ!これは最近流行りのテレビ番組の『ポツンと一軒家じゃ~!』




地形図にもよくよく見ると確かに豆粒のように畑の記号と小さく民家の形が載っている。







写真で見ると畑も荒れていないようなので、ひょっとしたら今まだ人が住んでいるのかもしれない。

ならばやはり麓の五名にに下りる道もあるはず!

それにしても国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスは随分と操作性も良くなり

年代をおって地形図や空中写真を閲覧できるので、今は地形図から削除されていても

古くは行き来のあった道を探すのにはとても便利だ。

更に『点の記』では三角点の詳細な情報(その場所の所有者まで)が判る。

点の記には『ポツンと一軒家』辺りまで自動車で行け車を停められると記載されている。







と言う事で随分と前置きが長くなったが、恐らく今日の周回コースは眺望もなく

ただただ線を繋ぐのがテーマ!

(でもこれはこれで、事前に地図や空中写真を眺めながら色々考え想像するのがまた楽しいのです。)

おっと忘れていたがもうひとつ『ポツンと一軒家』探検隊!も。


そうこうしている内に町内の同級生からLINEが入った。

『水曜日休みが取れたからどこか連れて行ってくれ!』と。

本来ならGWに燕岳へ遠征する予定だったメンバーの一人。

『眺望は全くないと思うけど、それでもよかったら!』と返事をすると即、『どこでもいいので!』と。

東京に在住で現在STAY HOMEの在宅勤務で身動きの取れないもう一人の同級生に、

『ゴメンね!』と断りをいれて、一ケ月ぶりに独り歩きから解放された。


先週と同じく日下峠に車を置いて8時過ぎにスタート。

事前に調べて置いた北側へ少し下った所にある取り付きへと向かうと、途中で先週見かけた

峠の祠とは別に、道の脇にひっそりと佇む石仏が目についた。傍らには目新しい花が添えられている。







県道のアスファルト道を下って行くと、電柱と保安林の看板のある場所に山側に続く道がある。

ここからが笠ケ峰への登山口になる。







幅の広い道がしばらくの間続き二股になった所で左側の道へと入って行くといきなりの急登。

ソーシャルディスタンスで歩こうと話をしようと思ったら、

先へ歩いて行く同級生に追いつけずどんどん間が開いて行くばかり、

これじゃ~普通にソーシャルディスタンス!







一旦、谷筋に出ると何ヵ所か細い丸太がかかっているが、ほぼ水は流れていなくて空沢になっている。







谷筋から離れていくとまた急登が始まっていく。

九十九折れに続いている道は花崗土が乾いてとても滑りやすい。

先を歩いていた同級生も立ち止まって『これは急やな~』と言いながら息を切らせている。




すると木々の向こうに北側の眺望が開けていた。さぬき市の里山や屋島や五剣山も見える。

麓の大川ダムの横の花崗岩が露出した見覚えのある山肌は、以前にその岩の斜面をダム湖から登った後、

適当に下って行くと最後に掴まる木がなく滑り落ちそうになり死ぬかと思った経験をした場所だ。







今日一番の展望のある場所から少し登って行くと大川町と白鳥町の町境の道になった。

道には町境の石柱に番号がふられてこの先も続いていく。




この辺りから植生が変わり大きな木が目立ち始め日差しを遮り、

吹いてくる風で汗が冷えて少し肌寒く感じ始めた。







太く大きな倒木があったり、病んだ木や地中ではなく地表に根を這わせて

よく立っていられるなと思うような大木があったりと、とても雰囲気のいい道が続いていく。










ほどなく龍王神社の石祠のある山頂に着いた。

木々に囲まれて眺望がほとんどないが、少しだけ木々の間から田面の辺りらしい景色が見える。













この山頂から少し歩いて行くと三角点のあるもう一つの山頂に着く。

三等三角点、笠ケ嶺(559.71m)。




ここにはおなじみのキティーちゃんのプレートと〇米さんの札がある。

キティーちゃんのプレートは以前にWOC登山部のセニョさん

割れたプレートをDVDで裏当てして接着剤を付けて洗濯ばさみで留めている。

後でセニョさんに連絡すると、洗濯ばさみを回収してほしかったようで、次回への持ち越しにする。










三角点のある山頂から地面いっぱいに散っているツツジの花が目に入り、

何気にそちらに進んでしまって、南東に続く登山道が見つからず右往左往をしてしまう。







仕方がないのでGPSで以前に歩いたトラックを確認しながら少し藪いた斜面を

下ったり登ったりしながら何とか登山道へ軌道修正。




登山道は落ち葉の積もる急坂。『滑る!滑る!』と二人で言いながら下って行く。







この辺りには『これ本当に松ぼっくり?』と思うような巨大な松ぼっくりがゴロゴロしている。




急坂を下りきった鞍部には以前にも見かけた木の祠が見えた。

祠の横から北側に下って行く道が見えると言う事は、山頂の龍王神社への北の笠松の集落からの往来があったようだ。




鞍部からも明瞭な道が続いている。目新しい木札が木の枝に掛けられているが、

『507へ』と書かれているものの矢印がないので『どっちが507なんやろ~』と。







次に『登山口へ』とだけ書かれた木札。これも矢印がないので案内板にならない。

新緑の浅い緑とオンツツジのオレンジ色が木漏れ日に当たって輝いている。







以前に本宮山からの周回で間違えて南に進んでしまった尾根を今回は辿って行くと、

確かにこちらの方が道が明瞭で判りやすくて間違えるのも納得ができる。




しばらくすると道は痩せ尾根特有のウバメガシの植生に変わってきた。

込み入ったウバメガシの林の尾根は次第に露岩がゴロゴロし始める。










二人で『ええ~感じやん!』と言いながら岩の痩せ尾根を下るが、

ここでも先週と同じようにウバメガシの乾いた小さな落ち葉が足を滑らせる。










次第に道が不明瞭になってくると木々の間から左に伐採地が見え始めた。

どうやら二つ目の目的地の星越山への道を外れてしまったようで

最後は伐採地の作業道の法面を降りた。




伐採地の中の作業道はあちらこちらで分岐をしていて、進んで行くと途中で行き止まりになり

その度に何度か引き返すが、伐採された道の脇から一ヵ所だけ東の景色が見え、

虎丸山と大内町と白鳥の市街地が広がっている。

普段遠征で県外の山ばかり登っている同級生は虎丸山を初めて知ったと言う。

『阪神ファンの聖地やで!』というと『俺、ヤクルトファンやから燃やしてやろうか!』

などと恐ろしい事を言っている。熱狂的な野球ファンの気持ちは測りかねる。










ネットでは大内ダムの南の星越峠から筑波山と通り星越山まで歩いている人がいた。

次はそのコースを歩けば更に東の白鳥アルプスを経て引田へとトラックは繋がって行くと考えている。

ただそこから東の虎丸山が最難関で、恐らく星越峠からの道はなくほぼ全て藪こきとなるはず。

以前に南側から登った時もすべて藪こきで往生した。しかも周回ルートが考え付かない。

取りあえず今からのシーズンはオール藪こきのルートは厳しいので

冬からの課題として残しておくことにした。




作業道の下の谷筋にテープがチラチラと見え、作業道に分断された道かもしれない

と思いながら進んで行くと突然、猪避けの柵が現れた。どうやらポツンと一軒家の上に出たようだ。

柵の上には二本の電気線が張られている。しかも何匹もの犬の吠える声が聞こえてくる。

このルートを考えた時にポツンと一軒家が単純に目についたが、当然この猪避けの柵で

囲まれていることに思いが及ばなかった事が悔やまれる。これでは下山のルートが危ぶまれる。




仕方がないので柵から星越山に続く尾根めがけて藪の中を登り返す。

同級生は登山道の整備された山ばかり登っているので、あまり藪こきはしたことがないらしく、

『冒険やな~』と言ってくるが『こんなんいつもの事やで~』と。

やっとのことで尾根に出ると少しは歩いやすい道になるが、途中でテープも見失い

やっと見つけたテープに沿って下って行くと小さな沢に出た。

ところが反対側には全くテープが見当たらず、ここで星越山への意欲が途切れてしまった。




星越山への撤退を判断(笑)また藪いた坂を登り返し、先ほど見かけた西側に続く踏み跡を辿って行くと

相変わらず何匹もの犬の鳴く声が聞こえてくる。

すると突然『ズドーン』と大きな二発の鉄砲の音が鳴り響いた。

振り返って同級生に『オイオイ、撃たれんやろか~!』と言ってドキドキしながら下って行く。

しかも今は自分が前を歩いている・・・・!

ここで撃たれたらシャレにならないので『オ~イ!オ~イ!』と叫びながら

猪避けの柵まで来ると、中に他人がいるのが見えた。

『何しょんかいの~』と言うので『すみません、道に迷ってしまって・・・。』

『五名へ下る道はないですか~!』と聞くと『来た道もどったら』のような事を言って柵の中に入れてくれそうにない。

この柵の中からは麓に下りる道があるはずなので今更藪の中へ戻る気力もなく困り果てたが、

それでもしばらく話をしているうちに気分が和らいだのか、『ここから入り~』と柵を開けてくれた。

『ポツンと一軒家・不審者・猟銃』といろんな言葉が頭を巡るが、傍に近づいて会話をすると

色々と話を聞かせてくれ始めた。




先ほどの二発の猟銃の音は空砲で、普段は山に入った猟犬に『戻れ!』の合図だそうだ。

するとさっき捕まえたばかりやと指さす檻の中を見ると、小さなウリボウが中でウロウロしている。




『空中写真でみたらこの辺りに一軒家があるのは知っていたんですが』と言うと、

『あ~、ポツンと一軒家のテレビが取材に来たわ!』と。

『エ・エ・~本当ですか!』ちきしょう朝日放送に先を越されてしまった!

どうやら取材にはもう一度来るそうで、今はこの状態だからいつになるかわからないそうだ。

段々畑になった敷地の中にはあちこちに檻があり、生きたままで捕まえた猿や大きな猪もいる。







先日もカップルが迷い込んできたと言うので、若い男女を想像してこんな所まで来るなんてと思い、

『いくつくらいの人ですか?』と聞くと

『70歳くらいかな?奥さんは散々藪こきさせられてもう二度と来ないと怒っていたわ!』と。

70歳でカップル?と思ったが、まぁ~たしかにカップルには違いないわな。

物珍しさで敷地の中をウロウロしていたら本人さんの写真を撮らせてもらうのを忘れた。

広い敷地の中には山羊や犬が繋がれずに走り回り一見するとのどかな風景だが、

やはり山の中の一軒家。知らない人間がしかもとんでもない場所から出てきたら不振に思うだろうし

こちらもどんな人が住んでいるかもわからず心臓に悪い。ポツンと一軒家探検隊は今日で解散とする!




教えてもらった敷地の西側の柵は開けられていてそこから麓への道を辿って行く。




伐採地への道の脇を通り右手の谷に沿って下って行くが、左側は削られた法面になっている。

空中写真で見た道沿いには耕作地が広がっていたので、考えていた道はどうやら谷の反対側のような気がする。

麓の道まで出るとゲートが閉ざされ、一般車両は入れなくしてあった。










ここからは先週と同様に日下峠までの下道歩き。時折先週歩いた檀特山や東女体山の稜線が見える。

照り返しのきついアスファルトの上の登坂は、歩き疲れた足には堪える。










北側からは傘の形に見える笠ケ峰も、こちら側からは二つのピークがあるのがよく判る。

足が怠くなってきたころに日下峠に到着。10.5km、4時間30分の里山歩き。

迷走迷走続きのルートとなって時間の割にはどっと疲れが押し寄せてきた。

今日は風が強く湿気もなく歩きやすかったが、これからは暑さが堪えるのは間違いない。

明日には救急事態制限は解除されるようだが、県を跨ぐ移動は自粛となるだろう。

県外の爽やかな風の吹く峰々の稜線を歩ける日は果たしていつになるのだろうか。




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里山に遊ぶ2020.05.05 檀特山~東女体山

2020年05月06日 | 香川の里山



先週の里山歩きの女体三昧を堪能?した後、さてさて今週はと考え、

五名から東女体山に続く保線路から時折顔を覗かせていた檀特山に先ずは的を絞った。

以前に北側からの登山道を登った事はあるけれど、今回は東に続く尾根が目に入った。

たしかエントツ山さんが以前のレポートに本宮山~笠ケ峰さらに檀特山を周回していたのを思い出し、

レポートを再読して見ると、東の日下峠からの尾根道はどうやら問題ないようだ。

ただその時のエントツ山さんは北側に下りているので、そのコースだと半分は下道歩きとなる。

色々と頭を悩ませていたところアンジーパパさんから救いの手が差し伸べられた。

先週の東女体山への麓からの参道がどう考えても保線路を辿ったのでは距離が長すぎ腑に落ちないと

レポートに書いたところ、『北側の鈴竹からの林道に女体宮の鳥居があり、東女体山に続いている』と、

さらに『檀特山から西への町境も籔いていなく問題ない』とコメントを頂いた。

これで頭に圧し掛かっていた雲が一挙に晴れ、檀特山と東女体山も繋がり

一挙両得、檀特山から東女体山への周回コースが出来上がった。


大川ダムから南に走ると日下峠の道の脇にある広場に車を停めスタートする。

傍らには旧来の峠道らしいお地蔵さんが祀られ、その横には290mの水準点があった。







少し北側に下がった所から西に林道を歩いて行く。ここでエントツ山さんは340mの三角点へ登っているが、

直ぐ奥に植林地の作業道が見える。WOC登山部の三角点マニア?のセニョさんがいたら

絶対藪こきしてでも340mへ取り付くだろうけど(笑)、あっさりとこちらの道を選択。




杉林の中の作業道は伐採地となりここから檀特山からの尾根と340mとの鞍部へと登って行く。




町境となっている尾根は防火帯を思わすような予想以上に広い道が続いている。

途中で南側の伐採地からは340mのピークの右にガスのかかった笠ケ峰が見える。













時折道幅が狭くなるが尾根を外さなければ問題なく、今日初めての鮮やかなミツバツツジ。

道は緩やかになったり急坂になったりを繰り返す。







そのうちに410m辺りで尾根を塞ぐように大岩が現れる。この辺りから尾根の地質が変わったのか

ウバメカシが密生し植生が変わってきた。







時々立ち止まっては自撮りをしていくが、足元が悪かったり急坂だったりすると

10秒タイマーでは間に合わず、こんな写真になったりする。




531mの標高点を過ぎると今日唯一、北側の大川町の眺望があるが

麓の大川ダムが確認できるほかはガスがかかっていて遠くまでは見渡せない。




道は相変わらず小さくアップダウンを繰り返しながら続いていく。地形図の等高線ではさほどではないけれど、

実際に歩いてみるとかなりの急登がある。







しばらくすると右手に作業道が見えた。ここからは尾根の北側は杉林、南側は自然林の尾根になる。

目の前に大きな桐の花がぶら下がっている。聞こえてくるのは鳥の鳴く声だけ。

春先から練習をしてきたおかげでウグイスもきれいな声で鳴いている。







痩せ尾根を過ぎると尾根は藪いてきた。通れそうなところはかき分け歩き、

無理な場所は北側の植林地へ逃げながら進んで行く。







藪を抜け、鮮やかなオンツツジを横目に見ながら進むと見覚えのある檀特山に着いた。

ここまでで約2時間弱かかっている。先週同様約15kmの周回コース。全時間は6時間ほどを考えていたが

エントツ山さんの日下峠~檀特山の1時間30分を参考にしたのが間違いだった。







清滝大権現が祀られる石祠の周りは広場になっていて、その昔は雨乞いの祭事が行われていたという。

檀特山は男得山?かななんて先週に続いて不純な考えでいたら

インドの仏道修行山にならって付けられた霊験あらたかな山名だという。

広場には三等三角点・檀特山。







さぁ~ここからが今日のメインイベント?南西への町境を辿ってまずは下って行く。

ところが石祠の後ろの道を進むとどうやら北側の登山道を下っているのに気づき後戻り。

山頂に出る手前に張られていた白いビニールテープが道迷い防止?の

道かなと思い戻ってみるもGPSでは町境の線を外している。

一旦また戻ってみてまた登山道を少し下ってみるも痩せ尾根で南西側は崖になっている。




いよいよ困り果ててとにかくGPSを見ながら町境の線に沿って山頂から急斜面を下ると

途中からは所々にテープがあり、まずは安心。これなら山頂でも取り付きのテープがあったはずだが

どうやら見逃してしまったようだ。







一旦、山頂から鞍部まで降り何度がアップダウンを繰り返す。鞍部には大きな大きな桐の木。

振り返ると檀特山山頂が見え、少しだけ南東の眺望が開けているが相変わらずのガスの中。










三つ目のピークの533mの標高点からはガラッと道の風景が変わってきた。

ウバメカシがすき間なく密生する尾根道。







四方八方にくねくねと枝が伸び密集しているウバメガシの林は何だか騒がしい。

どこでも同じだが表面がツルっとしていて乾いた小さな葉の積もる道は滑りやすい。




最後のピークを過ぎると岩とウバメガシのけっこう急な尾根になる。

落ち葉の積もる斜面を避け岩を辿り辿り一歩づつ下るので時間がかかる。







枝を握り岩の上に足を置きゆっくりと降りて行くが、時折トラップ岩に騙されて

足を置いた途端に崩れていく。『あぶない、あぶない』。こんな所で転んだら・・・・。

頭から血を流す自分の顔が目に浮かんできた。里山にしては随分とワイルドな道だ。













少し余裕が出てきたのでGPSを見ると町境の線は西に振れているがそのまま真直ぐに進んでいる。




仕方がないので町境の方向へと谷側の斜面へ修正。

ところがどっこいここからが悪戦苦闘の斜面。先ほどの岩の道とは打って変わって

腐葉土のような柔らかい土の斜面は足を踏み出した途端に滑って行く。







木から木へ、まるでムササビのように飛びつき木の根元に足を置く。

そうでもしないと立っているだけで足元が滑って行く。

その内に今度は枯れた立木のトラップに引っ掛かり、手を当てた途端に木は倒れ、

体重移動をしたあとだったので大きく尻もちをついた。




木と木の間隔が広く飛び移れないところで躊躇していたら上から太いツルが伸びている。

これ幸いにとロープのようにして掴んで降りるとツル全部が頭の上から落ちてきて

思わずひっくり返りそうになる。今日3回目のトラップ!

こうなると手に持つストックが邪魔だが、ザックに仕舞う余裕もない。




ヤレヤレいい歳したおっさんがこんな山の中でひとり何してるのかと思いながら、

『エイッ!』と声を出しながら木から木へと飛び移るのを繰り返し、何とか谷筋に下りると

地形図に載っている林道の間地ブロック積みが頭の上に見えた。

何とか林道まで這い上がった時にはどっと疲れが出た。僅か40mほどの下りだったが

随分と時間がかかってしまい体力も消耗してしまった。腰を降ろして大休憩。




鈴竹地区へと続く林道は所々で崩れているがしばらくは緩やかな下り坂。

ガスが流れて青空が広がり東女体山の尾根と鉄塔が見えた。

先ほどあれだけ悪戦苦闘して下った山の斜面は人の苦労も知らぬ顔で

涼し気な新緑の色に包まれている。







見えた鉄塔が随分と遠く高く感じてだんだんと気力が萎えてきた。

このまま林道を下って鈴竹へ歩いて行こうか・・・という軟弱な気持ちが頭を過る。







砂防ダムの下の古い橋を渡り道を回り込むと、アンジーパパさんが教えてくれた木の鳥居が見えた。







近づいて見上げると確かに額塚には女体宮の三文字が刻まれている。

女体・女体・女体~!とさっきまでの萎えた気持ちから、何故か気力が湧いてきた。

『男って単純よね~』とどこからか声が聞こえてきそうだが、心機一転気持ちを新たにして?山道へと取り付いた。




ここからは参道のはずだが道は崩れほとんど道の体をなしていない。

山側から崩れた土で埋もれ油断すると足を踏み外し谷側に落ちそうになる。







『しかしこんな道。いくら信心深くても普通の人は登れないだろうな~』と思いながら歩いて行くと

次第に道が怪しくなってきた。アンジーパパさんが教えてくれたのは472mの標高点を通る支尾根のはずだが

取り付きから所々に付けられたピンクのテープを辿るとどんどん谷筋を進んで行く。

最後は472mとは谷の反対側にテープは続いている。








このピンクのテープは林業関係者や国土調査の人も使っているので、

果たして道を導いてくれているテープかどうか?所々で小さな滝がある。

流れる水は少ないが岩肌はぬめっているので雨の後には結構な水量になるのだろう。




谷筋を高巻くようになると道はまた急登となり10歩歩いてはひと呼吸の繰り返し。

女体への道はそう簡単には攻略させてくれそうにない。やれやれ~!

すると急登に長いロープが張られている。と言う事は・・・・?



普段登りではあまりロープを頼らず登って行ける場所がほとんどなのだが、

ここはとにかく足が滑る!片手にストック、片手にロープを握って登って行く。

そこを登りきると少し崩れた石積みが残る場所に出た。やはり人の行き来があったと言う事だ。

でもさっきのようなロープを使ってまで登る参拝者などいるはずもなくまた疑問が残る。

ここでも腰を降ろして菓子パンをひとつ頬張る。




この後も踏み跡と見れば見れないこともない登りが続き、取りあえずテープを信じて登って行く。

相変わらず足はほとんど前に進まない。




先ほどの谷筋の上流部になるのか空沢のような苔むした岩がゴロゴロする場所にでた。

落ち葉が積もり柔らかく滑りやすい斜面よりは、ガタガタするがグリップの取れる岩の間を登る。




城壁と見間違えるような割れ目の入った大岩が現れた。

いつものように岩が現れると尾根もそろそろ近いかなと

思ったが最後に支尾根に取り付くまでがザレていてもうほとんど立つこともできず、

さっきの下りのように木を掴み、根元に足を置きながら這い上がる。







『人~生、楽ありゃ苦~もあるさ』と水戸黄門の歌を口ずさむが、今日は苦ばかりのような気がする。

支尾根もまだまだ楽はさせてくれそうにない。ただ木の根としっかりとした足元は

今までの不安定な足元と比べると天国と地獄。いつもなら愚痴りそうな急登もなんのその!







やっとのことで鳥居から初めて平らな場所に出た。距離にすれば大したことはないが

標高差250m程度を1時間以上かかったことになる。『恐るべし女体山!』

と言うか自分の体力のなさが悔やまれる。木々の隙間から保線路の途中にあった603mのピークが見える。




一服した後さらに岩の点在する尾根を少し登ると保線路に出た。この先を鉄塔広場を通り

保線路から分かれて直登すると先週も来た東女体山にやっとこさ着いた。




『遥~々~来たぜ女体山!』と言うほどの距離ではないけれど、疲労感としては十分!







ここでまた新たな疑問が湧いてきた。取りついた麓の鳥居には、

しめ縄を模した藁の綱には真新しい御幣が付いていた。

この女体宮の石祠にも同じく御幣が巻かれている。雨に濡れて痛んでなければ色褪せてもない。

誰かがやはり絞めなおしているはずだが、とてもじゃないけどさっきの道を麓の人が

登ってくるはずもなく、やはりアンジーパパさんが歩いたという472mからは古道があったのだろうか?


取りあえず『今日はここまでで勘弁してやら~』とうそぶいて、先週登った保線路を下って行く。

この道も山側からの土が溜まって谷側に傾斜が付いていて、先週はとても歩きづらいと感じたが

今までの難路に比べたら格段に歩きやすく感じ、道の脇に咲く草花を愛でる余裕も出てきた。










『ほ~せんろ・保線路(とりゃんせ、とおりゃんせ)、ここはど~この細道じゃ』などと

バカな替え歌を謳いながら保線路を下って行く。

道の脇の木の枝からあちこちで細い糸をだして虫がぶら下がり、顔についたり腕についたりする。

その内に襟元から入った虫がチクっと噛んだ。蜘蛛の巣だと直ぐに気が付くが、糸が細くて見えにくい。







何度も顔に付いた糸を指で除きながら歩いて行くと林道の取り付きに出た。

荒れてザラついた林道を進むと今日初めてのアスファルト道に着いた。







それにしても今日はこのユキモチソウがやたらと目につく。




計画した時には下道歩きを出来るだけしないようにとコース取りをしたはずなのに

今日は散々な悪路に苦戦したせいか、アスファルトを見た途端ホッとした。




ここからの下道は予定ではまだ5km以上はあるはず。時間はすでに歩き始めて6時間30分を経過していが

まだまだ先は長い!

先週歩いた浄水所のある分岐まで下り大坂峠に向かって歩いて行く。

コンクリート道からは笠ケ峰が遠くに見えた。まだあの左側まで歩いて行かないといけない。

『ふ~う』とため息ひとつつく。




少し登ってから下ると国道377号線。ここからしばらくは下り坂が続いていく。

鈴竹の集落まで来ると西に先ほど下った東女体山からの稜線が見える。

田には水がはられて田植えをする人の姿も。










アスファルトの照り返しが強く、喉が渇いて度々水分を口にする。

道の脇にあった集会所のような建物のベンチに腰掛け、最後の休憩。

足の疲れよりも腰と背中が痛い。




集会所からの先から国道を離れて日下峠への県道2号線を登って行く。

予定では途中で県道から林道を入り北に登るつもりだったが、

しばらく歩くと上の方からワンワン、キャンキャンと吠える犬の声が聞こえてきた。

そして目の前の道を大きな猿が横切って行く。なんだかめんどくさくなって、引き返して県道に。

相変わらずアスファルトの暑さが伝わってくるが、日陰を選びながら少しづつ高度を上げていくと

南に開けた谷地の奥に高平山に続く県境の稜線が見える。




水分を摂っても直ぐに唇が渇いてくる。峠の手前の日下まで来ると西から南の景色が広がっている。

足元の花が『あと少し、ガンバレ!』と声を掛けてくれてるような気がした。










モミジの新緑やオンツツジに励まされながら、なんとか日下峠に到着。







距離にしたら15kmほどだったが何といってもスタートしてから8時間もかかった。

普通の道ならこんなにも時間がかからなかっただろうが、今日はとにかく道が悪くて

この3週間の里山歩きでは最長時間となった。今日の最高気温は25度。

そろそろ暑さが気になる里山歩き。さらには蜘蛛の巣もニョロニョロやマダニも気になる。

ネットではアケボノツツジが咲いている写真も目にするようになった。

具体的な数字を示すこともなく、ただただ外出自粛を呼びかける人たち。

いつになったら県をまたいでの移動がよくなるのだろう。


今日のトラック



この3週間で前山ダムから日下峠が繋がった。



今日の3Dトラック




































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里山に遊ぶ2020.04.28 女体山

2020年04月29日 | 香川の里山
4月29日は昭和の日の祭日。会社は総務や経理が休みを取るので

金庫番がいなくなり出勤しなければならない水曜日。

いつもならどうしようかと考えるところだけれど、

WOC登山部も休止となっているので水曜日に拘ることもなく気兼ねなく今日を休みとした。

それじゃ、どこを歩こうかと色々と考えて先ずは近場の山に出かけることに。

先週歩いた矢筈山からの女体山は長尾女体山と呼ばれ、

さらに東に石田女体山東女体山(五名女体山)と続き、

その三つを合わせて女体三昧と名付けたのはエントツ山さんでした。

今回はその女体三昧の言葉がキーワードとなり三つの女体を巡ることにした。ウッヒヒー!

以前に何度か歩いた道だが同じように歩いても面白くないので、

違うルート考え思いついたのが、東女体山から東に辿る道(未踏)。

地形図を見ると電力の電線が続いていて、おそらく保線路があるだろうと推測して、

大窪寺をスタート地点として周回することにした。

今日のテーマは『四国のみちと電力保線路』と小さく女体三昧


朝出かけに奥様に『今日は何処に行くん?』と聞かれ、『大窪寺辺り!』と言うと

『女体山?』と返ってきた。『??』と思ったが、子供が小さいころに家族四人で

『女体山に登るぞ!』と出かけたことがあった。その時に大窪寺からの登りで

奥様がギブアップして途中で引き返したのを憶えていたようだ。

当然奥様には女体三昧などと口せず、『そう、そう!』と応え不埒な気持ち?は抑えて出発!


大窪寺の第一駐車場に車を停めて門前のお店を横目に見ながら歩いて行く。

秋には紅葉で染まる参道も今は新緑で覆われている。




門前からは東に四国のみちの案内板に沿って歩いて行く。一旦国道377号線に出て少し下ると

南に下がる標識あり折り返すように民家の見える道へと下って行く。







民家の横を通り里道を進むと道の脇には大窪寺までの丁石が点在している。







道が小さな川沿いになると山側から崩れた土と石が堆積して少し荒れ始める。

歩きづらい道を進んで行くと川の反対側に渡る場所にでた。川と石段が何とも言えず良い感じだ。







最近使っているデジカメが接写のピントが上手く合わずせっかく写した花がいつもピンボケで、

今日は久しぶりに以前に使っていたデジカメを持ってきた。すると思いのほか上手くピントが合っていくので

ついつい道の脇の小さな花を立ち止まっては写しの繰り返しで、なかなか前に進まない。










国道に出る手前で水の張られた田んぼに周りの景色が映り込み、のどかなのどかな里の風景。

国道に出た後反対側の里道へと四国のみちは続いている。しばらくの間はアスファルト道を歩いて行く。










すると道の斜面を走って行く小さな影。お猿さん!

一匹ならまだしも集団となるとやはりビビる。小心者はストックでガードレールを叩きながら、

『こっちに来ないで!』と念じながら歩いて行く。

中生代和泉層群と書かれた説明板のある分岐を長尾東浄水場へと左に曲がると

今度は県指定自然記念物のあかの淵の説明板と道の下に流れる川にはみぞおちの滝

落差20mほどの滝の上部は長年の浸食で花崗岩がなめらかに削り取られている。

この滝が落下する宮川は、日開谷川を経て吉野川(徳島県)に合流しているそうだ。

と言う事はこの辺りの矢筈山山系が香川と徳島の分水嶺になる。




あかの淵を過ぎるとカーブミラーのある分岐。ここは右手にさらに奥へと進んで行く。




コンクリートの急な坂道を登ると一旦下り坂になる。『ありゃりゃ?』本当に合ってるんかなと

思いGPSを確認しながら進んで行くと築山釜と書かれた看板と建物。







谷地の地形が広がり民家が点在する中を進むと廃屋のある分岐に出た。

地形図ではここから左に実線が続いているのでそのまま進んで行くと目の前に大きな砂防ダムが現れた。

これは道を間違えたかと思い引き返していくと、少し下った所に地形図にはない立派なアスファルト道が続いている。

Googleの空中写真でも確認して三差路となった分岐から左に山手へと登って行く。

道の奥に大きな桐の木が薄紫の花を咲かせ、足元では先週も見たタケノコの食い散らし。

タケノコを刺身で食べられるなんて里山ならでは、なんて贅沢なんだろうねお猿さん!







先ほど道を間違え見上げた砂防ダムを左に見ながら進んで行くと、橋の手前で谷筋に電力の鉄塔番号を書いた杭。

『これこれ!保線路はたしかにある!』地形図から予測していた東女体山の取りつきとなる

保線路があることを確認できてまずはひと安心。さらに先に進んで行くと少し広場になった場所に

75番鉄塔への矢印の杭。ただ地形図の実線と歩いている道ははさっきからズレている。








ところが矢印の方向に進んで行くと保線路らしからぬ幅の広い道。さらに道が崩れている。

しばらく歩いても頭上高くに見える電線をすでに越えている。

『果たして本当に保線路はあるのか?』

保線路は当然地形図には載っていないのでGPSは頼りにならず次第に不安になってきたところで

山の斜面に向かって次の杭を発見!『良かった~これで正解!』

ここまで四国のみちと里道を約7km歩いてやっと取り付きに着いたことになる。










保線路は地形図では複雑に入り組んだ尾根を九十九折れに続いていてどんどんと高度を上げていく。

道はあまり歩かれていないのか平ではなく山側から谷側に土が崩れて傾斜が付いてとても歩きにくい。

『よっこらしょ~どっこいしょ~』などと言いながら、鳥のさえずりだけが聞こえる

静かな道を登って行くとそのうちに75番鉄塔に着いた。







鉄塔広場からは北に木々の間から檀特山らしき山の頭が見える。




しばらくは歩きやすい道になって気を緩ませてくれたのに、またすぐに急登が始まる。

立ち止まって一息入れているとすぐ横の新芽の産毛が何とも言えず可愛らしく見える。







603mの標高点まで急登は続き時間は10時20分。下道歩きが長かったせいか、

思ってた以上に時間がかかっている。74番の鉄塔広場で一息入れさらに先へと進む。










道は次第に保線路と言うより登山道といった雰囲気になってきた。

左手奥に今日最初の女体が見えてきた。フ・フ・フ~! (*´▽`*)

相変わらず鳥の鳴く声だけが聞こえてくる道。鳴き声で鳥の名前が判ればさらに楽しく歩けるだろうな~。

自慢じゃないけど唯一判るのは山鳩の図太い声とホーホケキョだけ。







二度ほどアップダウンをすると鞍部の上から道が分かれている。左は保線路。右は東女体山への道。

ここから短いけれど今日初めての直登。道の脇には地面近くにツツジが咲いている。







東女体山の山頂には石の祠と石灯篭。まずは一つ目の女体、ゲットだぜ!

しかしここで疑問が残る。何故この山域に3つもの女体山、神社があるのだろうか?

特にこの東女体山は保線路が無ければ麓からは参拝できるような場所には無い。

それとも参拝に使っていた道を保線路として利用しているのだろうか?

いずれにしても疑問を抱えたままだが残り二つをゲットするぞ!




女体神社の北側に山頂札と三角点がある。四等三角点東女体山







ここからの保全路は踏み固まれていて歩きやすい道。何度かアップダウンをして気持ちよく進んで行く。

女体三昧などという煩悩を、目に映る若葉の緑が浄化してくれる?







ここで今日初めて木々にされぎられずに遠くまで見渡せた。方角から言うと大相山かな?




以前は倒れていたお地蔵さんが綺麗に台座に座って見守ってくれている。

手を合わせて横を過ぎると林道手前の急登となる。保線路らしい樹脂の階段が続いている。







『なんだ坂、こんな坂』と言いながら登ると苔むした間地ブロックとガードレールが見え、

『よ~いしょ』と言って林道に飛び出した。







ここからしばらくは山の北側をはしるアスファルトの林道歩き。

途中からは北側の眺望が開け、場所によっては東側の景色も見える。

二つ目の山が檀特山その奥が笠ケ峰ぽいな~!







先ほどの東女体山への分岐から600mほど歩くと道の南側に今日二つ目の女体山の入り口の立派な鳥居。

ここから段差のある急な階段を登り詰めると石田女体山







神社の手前のもう一つの鳥居を潜ると石祠とベンチがあり、展望台にもなっている。

予定では最後の女体山あたりでお昼にしようと思っていたが、けっこう疲れてきたので

ベンチもある事だし、少し日陰で寒いけれどお昼にすることにした。








お湯の沸く間付近を散策。道の途中には四等三角点北ケ原の石柱がほとんど土に埋まっている。

少し南側にあるもう一つの展望台からは、先ほどよりも高度が上がって東側の峰々が遠くまで見渡せる。







珍しく買った焼きそばは乾いた喉にはあまりよくなく何度もむせる。

展望台の案内板には屋島や五剣山の名前の他に、栗林公園や玉藻公園が書かれているけど

『そりゃ~見えるわけない無理でしょう!』と独りでツッコミを入れる。







少しむつごい焼きそばを食べた後階段を降りて行くと、まだ消化していない胃がむかついてくる。

階段を降り林道を西に歩いて行くと、道の脇には小さな紫色の草花があちらこちらに咲いている。

何故か『セクシャル・バ~イオレット』と口ずさんでいる自分に独りで笑う。

もしここで他の人に見られたら『変な人がおる~』と思われるだろうな。







最後の長尾女体山への階段を登って行くと東屋の横に山頂札。ここで今日の女体三昧は無事終了。

これで何か御利益があるわけではないけど、先ずは今日の目標の女体を三つ制覇して達成や~!。







先週も同じ場所で写真を撮ったけれど今日も一応記念撮影。

見渡す限りの新緑の緑。岩の先のツツジの赤紫色がその緑のアクセントになっている。










林道までの階段を下った後、大窪寺までの四国のみちの今日最後の登りとなる階段を登って行く。







階段を登りきると後は下るだけだが、残りの1kmはほぼ階段。所々で段差が高くスピードは上がらない。

途中で大窪寺の奥の院の標識。『そう言えば何度もこの道を歩いているけれど一度も寄ったことがない』と思い

時間もあることだし寄り道をすることに。







高い岩壁の下にひっそりと小屋らしき建物の奥の院があった。その脇には2対の石仏。

大窪寺の方によってか石仏にはきれいな花が供えられていていた。







奥の院をあとにさらに下って行くと標識にあった展望休憩所。ここで初めて人と遭遇。

若い女性だったがいつもなら色々と話しかけるところだが、今日はソーシャルディスタンス。

『こんにちは』と軽く挨拶をしたら、そのまま女の子は登って行った。

展望所からは朝歩いた国道が見える。石田女体山だろうか、険しい岩肌も見える。







残りの大窪寺までの道も相変わらず階段が続いている。乾いた花崗土は滑りやすく

一段一段注意しながら下って行く。







下りきったところで大窪寺の境内に着く。ここで腕章をした二人の男女。

その腕章には朝日新聞と書かれていて、『すみません、ちょっといいですか?』と声を掛けれた。

非常事態宣言で納経所も閉まり、その取材に来たそうだが『人影のいない境内を見てどう思いますか』と聞かれた。

雪の日にも訪れた事のある大窪寺だが、お遍路さんの姿もなく人っ子一人いないのは初めての事。




少し質問に返答した後大師堂に向かうと途中の藤棚で、青空の下で藤の花が輝いていた。

本来なら色々と祈りをささげる場所さえ人がいない、こんな状況が早く終息する事を願い境内を後にした。




今日は計画では12kmくらいの距離かなと推測したが、結局15kmの歩行距離。

『先週よりも歩いているじゃん!』と。やはり万年腰痛の右の腰が重く、駐車場で登山靴を脱いだ途端に

窮屈な足元も解放された。窓を開け放ち風をめいいっぱい受けながら家路へと車を走らせた。


今日のトラック




今日の3Dトラック


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里山に遊ぶ2020.04.22 花折道~矢筈山・女体山~来栖渓谷

2020年04月23日 | 香川の里山


WOC登山も当面自粛となり早や二週間。県外への移動も控えるようにという事なので

先週から里山歩きを再開しました。例年だとこの時期には県外の山にどんどん出かけている頃。

雨天の日以外には目もくれない県内の里山ですが、良い機会なので色々調べて

何かテーマを決めて歩いていこうと思います。


先週は大川山古道を歩きました。今週はどうしようかと考え思いついたのが

古道シリーズ第二弾の花折古道(へんろ道)。義経が屋島に向かった路、

また平氏が祖谷へ落ちて行ったとの伝承の残る路です。前山ダムの道の駅からスタートし、

花折古道を歩き額峠から多和額北の集落を抜け矢筈山に登ります。

その後女体山まで歩き、四国のみちを辿って来栖渓谷を廻る周回コース。

10年前に初めて歩いて4年前にも歩きました。その時は15.3kmを6時間弱かかったので

今回どれくらいの時間がかかるか、体力測定の意味もかねて歩いてみることにしました。


前山ダムの道の駅に車を停めてスタート。今日は気温も上がらず風も強いので、下着も長袖を着て歩きます。

駐車場の南側の階段を登り民家の横を通り土木会社の作業場に出ます。その中を通って山側に歩くと

花折へんろ道の標識があります。ここから山の中へと入ります。







身体が温まらないままにいきなりの急登に直ぐに息が上がってきます。

しばらくすると巨石が点在する道になります。







2月に歩いた庵治の遠見山の尾根道も同じような巨石の残る道でした。







途中にある立派な石祠。ちょっとしたピークの見えますがまだまだ登坂は続いていきます。







今日初めて目にするオンツツジ。先週よく見かけたミツバツツジとまた違った色合いが

新緑の若緑の中に浮かんでいます。







小刻みにアップダウンを繰り返しますが登りの方が圧倒的に多く、掻いた汗が風に当たって冷えてきます。

独り歩きの自撮りはカメラをセットしては前に進んでまた戻るの繰り返しで時間がかかります。(笑)

(やはり人物の写っていない途中の道の写真は味気ないので・・・・。)








この辺りから尾根は複雑になり、この案内標識が無ければ間違えそうになります。

西側に集落が見え始めました。







竹林が現れるとこの道も終わり近づいています。風に吹かれて揺れた竹が擦り合う音が響いています。

足元には猪が掘り返した跡と食い散らかしたタケノコ。

母親に『ちゃんと散らかさずに食べなさい!』と言われそう・・・。







へんろ道が終わると前山ダムからのアスファルト道に出ました。

藤の花と見間違える桐の花の薄紫と新緑。奥に見えるのは高仙山かな?







途中にあるお遍路さんの休憩所でザックを降ろして一息入れます。

この道には大窪寺までの丁石が道の脇に続いています。




花折へんろ道の出口から2km弱歩くと県道3号線の額峠

峠からしばらく歩いてこの橋を左に曲がり山側へと入って行きます。







民家の脇を抜け太いコンクリート管が立つ場所から道に沿って左へと進みます。

途中からは強風で倒れた竹が道を塞ぎだんだんと不安になってGPSを度々覗き込みます。







道は上の林道と合流しますが、ここで安易にそのまま左に進んでしまい、途中で気づいて引き返します。




林道を南に歩いて行くと額北の集落に入ります。

道の脇には三色の牡丹桜が見頃を迎えていました。

牡丹桜を右手に見ながら歩くと山に向かって真っすぐに続く道。この道を辿ります。

道の奥には仲良く並んだ三本のメタセコイヤの木が見えます。







のどかな里の道を登って行くと大きな鶏舎?の跡らしき建物があります。

ここでまた道を間違え鶏舎に沿った道を進んでしまいます。前回歩いたのはその道の左側にある林道。

4年経つと記憶も曖昧です。GPSで確認して修正をします。

鶏舎の奥からは西側の景色が開けていて、遠くに見えるのは大相山かな?







林道は入り口こそ少し籔いていますが、その奥には幅の広い道が続いています。

道は明瞭ですが落ち葉の積もる道は柔らかく歩きづらい道です。

道の奥にある小さな溜池を右に回り込みさらに進んで行きます。







前回はさらに奥まで進んで尾根に取り付いたのですが、3mほどの崖が登れず苦労をしたので

今回は手前で尾根に取り付いてみます




ここから今日一番の急登が始まりました。ストックを短くして登って行きますが

油断をすると後ろにひっくり返りそうになります。杉の根元まで歩き足を置き

また次の杉の根元まで歩くの繰り返し。(写真では全く伝わりませんが)







杉林を過ぎると足元に根っこや岩があり少しは歩きやすくなりますが急登は続きます。







647mの標高点から右に尾根道が続いていますが、ここで左に杉林の中へと下って行きます。

よく見ると下に林道が見えます。







林道へ降りる最後はロープがかかっていました。林道に下り右に進んで行くと道の脇に

前回も見た捨てられたバスが。







林道を進むと大窪寺へと続くアスファルトの林道を合流します。そのままは進まず切り通しを

コンクリートで崩壊保護をした法面に沿って登って行きます。これがまた急登!

急登続きで足首とふくらはぎが悲鳴をあげ始めました。腰にも負担がかかっているのか少し重くなってきました。










何とか乗り切り矢筈山山頂に着きました。時間は11時30分、少し早いですがお湯を沸かしてお昼にします。

周りは木々に囲まれ見晴らしはありませんが逆に風を遮ってくれて、温かいラーメンを美味しく頂けます。




お腹を満たした後は女体山へと向かいます。痩せ尾根を下り岩場を登ると今日一番の眺望。







南側には阿讃山脈の奥に徳島の峰々が見渡せます。小さな三角に見えるのは八面山?

麓には多和兼割の集落が見えます。






北を見ると高松市の市街地とその奥に飯野山まで見渡せます。

新緑の若緑と常緑樹の濃い緑のコントラストにしばし見惚れてしまいます。







峰山五色台そしてクレーター五座




志度湾の奥には小豆島が浮かんでいます。




屋島もこの高さから見るといつもと違う雰囲気がします。その横には五剣山




ずっと見ていたい景色ですがとにかく吹き付ける風が冷たく、惜しみながら進みます。

展望岩から急な階段を降りるとまたアスファルトの林道にでました。

そこから向かい側の女体山へと進みます。鳥居をくぐるとまた階段の急登です。

段差があり一歩一歩登って行きます。ふ~う!(;´Д`)










今日最後の急登を登りきると女体山山頂。雨乞いの青木女体宮が祀られています。







石祠の先の岩場からの眺望もいつも通りの変わらぬ景色。








さぁ~それでは山を降りましょう。最初は足元の悪い岩場を下ります。

へんろ道にもなっているこの道。お遍路さんにとっては結願への最後のへんろ転がしの道です。










しばらくの間、階段の下りが続いていきます。そろそろ疲れが出始めました。

トントンと段差を降りる度に重い腰に響いてきます。




へんろ道は四国のみちにもなっています。所々で林道に出る箇所があり案内板があります。










小さな沢の小さな水の流れの音を聞きながら静かな静かな道。




二回目に林道に出た後下って行くと古大窪の案内板。その昔この場所で大窪寺は創建されたといいます。

ここで今日初めて人と遭遇。その案内板を見入っているお遍路さんです。

軽く挨拶を交わした後、『大変ですね、納経所が閉まっているんじゃないですか?』と聞くと、

『明日からなのでぎりぎりセーフです。』と。ここでもコロナに影響されている人がいました。

『あと少し、頑張ってください!』と言って別れ、案内板の横からまた山道へと入って行きます。







ここから今日最後の登坂、また階段が始まります。少し暑くなってきたのでウィンドブレーカーと二ット帽も脱いで

もうひと踏ん張りです。最後の坂を登り下りに差し掛かるところで今日二人目に遭遇。

なんと階段の横を自転車を押して登って来るではありませんか!

『自転車で大窪寺までですか?』と聞くと、『こんな道だとは知らずに来ました』と。











小さな沢を渡りさらに下って行くと朽ち果てた建物。10年前にはたしかコテージのような建物が残っていたのに

前回と比べてもどんどんと崩れていっています。










最終民家では狭い棚田に水が張られれています。こんな場所でもまだ米作りを続けているようです。







来栖公民館の横を過ぎると道に沿って水の流れ、来栖渓谷の上流部です。

また鴨部川の最上流部にもなります。

川に沿って石垣が残りその上は平らになっています。

今は杉林となっていますがここでも昔は営みがあったということでしょう。







川の流れが道の左側になると来栖渓谷です。林道から下に降り渓谷沿いの道を歩きます。

渓谷には小さな滝が数百メートルの間に続いています。




iphoneのカメラをLIVEにして編集で多重露光を選択すると、簡単にそれらしい写真に編集できます。

デジカメのマニュアルモードだとシャッタースピードを落とすと

どうしても三脚を使わなければ手ブレを起こしますが、手に持ったままで手軽に撮れて便利な機能です。













来栖神社まで来ると今回の周回コースもいよいよ最後です。大規模に伐採された竹林の斜面に

こんもりと頭を出したタケノコが見えます。川の向こうでなければ採りに行くんだけどな~。







うっそうとした林道を抜けると一気に視界が開け青空が広がり来栖の集落。

里の景色の奥に先ほど登った矢筈山が随分と遠くに見えます。






集落から県道に出てダム湖に沿って道の駅まで戻って行きます。




道の脇にはダム湖の沈む場所にあった女体宮の第一の鳥居が移設されています。







今回はGPSをGeographicaとカシミール3Dのスマホ版のアプリのスーパー地形図を使ってみました。

同じスマホで記録しているはずなのに記録された左のGeographicaでは矢筈山から女体山までと

来栖渓谷当たりのトラックが飛んでいました。原因は判りませんが、その差は歴然。

スーパー地形図では地形図の上に史跡や神社の名前なども詳しく表示されていて使いやすそうです。




4年前に記録したGeographicaでは歩行距離が15.3kmでしたがスーパー地形図では今回14.5kmとなっていました。

前回は昼食も菓子パンで済ませ休憩時間も短く行動時間は6時間弱。今回は矢筈山でゆっくりめの休憩を取り、

デジカメでの度々の撮影時間も含めて6時間強でした。

体力測定としてはほぼほぼ同じ結果となった里山歩きとなりました。


【スーパー地形図でのトラック】




【Reliveの3Dトラック】
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里山に遊ぶ 2020.04.15 大川山

2020年04月15日 | 香川の里山


香川県も今週に入り急激にコロナウィルスの感染者が増え、

他人事ではなくいよいよ身近な問題になってきました。

WOC登山部も先週の山行を最後にしばらくの間は団体での行動を

控えることになりました。いつになったら再開できるかは判りませんが、

当分は各自で行動することになりました。三密、外出自粛と県独自の

緊急事態が宣言され、とにかく不要・不急という事です。

ただ外出といっても人ごみの多い場所と、誰もいない場所とでは意味合いが違うと思い、

週に一度の山歩きで体力維持をしている身としては、これからもできるだけ人との接触を避け

山歩きを続けていこうかと思っています。


WOC登山部での山行は事前に案内して参加者を募っていたのですが、

一人で出かけるとなるとその必要もなく、以前に独り歩きしていた時のように

今回も昨日の夜まで行き先を決めず、さてどこに出かけようかと考えていたところ、

目に付いたのが四国新聞に載っていた雲辺寺の積雪40cmという記事。

この冬は暖冬と云われていたのに4月に入って珍しく降った雪を

名残雪(なごり雪)、と書かれていました。

なぜか『汽車を待つ君の横で僕は・・・・』のフレーズが浮かんできて

『香川で見る雪はこれが最後ねと・・・・』雪見に出かけてきました。


丁度、今回もグランマー啓子さん大川山のレポートを目にしたばかり。

雲辺寺で積雪があったなら大川山もまだ雪が残っているだろうと思いでかけてきました。

特にグランマー啓子さんが歩いた道は、いつも歩くだいせんみちの南側の支尾根を辿る古道?

これなら途中でまず人に会う事もなく歩いて行けそうです。題して『なごり雪と大川山古道』


地元で事前にお弁当とスポーツ飲料を購入して琴南公民館へ。途中の県道39号線からは

雪の残る白い山肌と芽吹いたばかりの新緑が朝陽が当たって輝いています。



公民館の駐車場から国道にでて、しばらく南へ歩いて行きます。

途中に『大川山のぼり 三十九丁十二間実測』の石碑があり、ここから『だいせんみち』がスタートします。

1丁(町)=109.09m、1間=1.82812mですから(109.09×39)+(1.8182×12)=4,276.3284mになります。

実測とあるのですが誰がどうやって測ったのでしょうか?







さらに進むと東からの県道39号線が合流する交差点を森林管理道へ西に入って行きます。










アスファルトの管理道を登って行くと啓子さんが書いていた通り、

切り通しの法面をフェンスに沿って登って行く道がありました。ここが登山口となります。




思っていたより道幅はあり、落ち葉の積もる道を登って行きます。

先週に続いてツツジの花が目につきます。







ユキモチソウは上に延びる葉が天女の羽衣のように見え、何とも言えないシルエット。

真ん中の花は名前の通り白いお餅(アイスクリームの雪見大福)に見えます。




陽のあまり当たらない場所ではまだまだ蕾も多く、これからまだしばらくは楽しめそうです。

花に見惚れて歩いていると、所々でこんもりとなっている“タヌキのため糞”を踏みそうになります。










谷側に目を向けると花の散った山桜が紅葉しているように見え、新緑とのコラボ!




人の歩かなくなった古道にしては道は明瞭ですが、この道はとにかく倒木が多く、

跨いだり潜ったりのまるで障害物競走をしているみたいです。










地形図に実線で載っている林道に出ますが、そのままテープの方向に進んで行きます。

ここで今日初めての残雪!







道は林道に合流して、作業小屋のようなプレハブの右側から回り込みます。

次第に雪が増えてきました。








『ありゃ~また倒木が!』。以前からではなくこの週末に吹いた強風で倒れたような木もあります。




いよいよ積雪が多くなってきました。雪が降ってから晴天が続いたので

アイゼンまではいらないだろうとふんで持ってこなかったのですが、

ざらめ雪とはいえやはり斜面になると足が滑ります。










さらに道幅の広い車道にでました。ただ車道の手前で猪避けの柵があり、しかも柵の上には電気線。

出入りができるはずの正面の入り口には南京錠がかかっていて開けることができません。

柵の上の電気線で乗り越えることもできず、ここまで来て引き返すこともできずお手上げです。

仕方がないので脇の柵のジョイント部分を繋いでいる針金を十徳ナイフを取り出して解いてみます。

意外と固く結んである針金に悪戦苦闘する事十数分、なんとか解いてジョイント部分を広げて潜りました。

(もちろん結んであった針金は元に戻しました)それにしても啓子さんはどうやって越えたんだろうか?







南に向かって開けた場所ですが、結構な積雪です。これだと日曜日はもっと積もっていたんだろうな~。










積雪の後、だれも歩いていないはずでが、可愛い足跡は続いていました。

雪原の向こうに見える竜王山に続く稜線の奥の、徳島の山にも雪が積もっているのが見えます。







アスファルトの上に積もった雪もズルっと足が滑り注意深く歩くので疲れます。

車道を道なりに歩いて行くと天文台に着きました。

自然科学館へと続く道にもまだたっぷりと雪が積もっています。

WOC登山部では他の人の写真ばかり撮っていたのですが、

ひさしぶりの独り歩き。久しぶりの自撮りをしています。

キャンプ場もひっそりと静まり返っています。少し離れたバンガロー棟の間を下って行く男性の姿が見えましたが、

今回は声を掛けるのは控えました。










いつも休憩する炊事棟の屋根の下でザックを降ろして休憩。

お弁当を食べるのにはまだ時間も早いので、行動食をお腹にいれます。







山の名前を記した案内板も雪に埋もれていて、南側に見える峰々も特定ができません。







屋根から雪が融けて落ちる雫の音と離れた場所から聞こえるヤマガラの鳴く声。

でも今日はヤマガラも姿を現せてくれません。




大川神社の境内に入ると今日一番の積雪。神社の石段にも強風で木が倒れています。










雨乞いと安産の神様の大川神社。今はどちらも必要ないので、コロナの終息を願いお参りします。




社殿の裏に回ると三角点。1042.8m点名『大川山』二等三角点、県内では2番目に高い三角点です。







大川神社の北側から遊歩道を下って行きます。先ほど見かけた男性のものか、雪には踏み跡があります。







すると下から登って来る女性が3人。すれ違う時にさすがに無言ではおかしいので

距離をおいてお話をします。『あと少しですから、頑張ってください!』







遊歩道から車道に出る手前の急坂。気温の低い冬場なら斜面が凍っていていつも一番危ない場所ですが、

今日は融けかかった雪。と思っていたら板に桟を打ち付けた場所でツルっと滑って最後に尻もちをつきました。




車道から少し北側にある展望台へ歩いてみます。

展望台からは中讃から西讃にかけての眺望が春霞の中開けています。







展望台から戻り杉林の中の雪に埋もれた階段を下って行きます。

急な坂。先ほどの事もあるので慎重に下ります。










車道に出るとここでも強風による倒木で道が塞がれていたのか、撤去作業が行われていました。




道の雪が消え、14丁石の辺りまで来ると先ほどの冬景色から、いっぺんに春の様相になりました。

足元からくる冷気もなくなり、陽が当たる道の脇には可愛らしいスミレの花が目につき始めます。














歩いてきた往路の支尾根の山肌も春色!正面に笠形山も少し霞んで見えます。







車道から脇にある隋神門に寄り道してまた車道歩き。







最後までツツジが目を楽しませてくれます。







標高差800m、歩行距離約10km、行動時間5時間30分の

久しぶりの独り歩きが新鮮な一日でした。しばらくはこうした休日が続きそうですが、

また興味の沸きそうな山やを探して出かけてみようと思います。

帰り道で見える山もまさに『山笑う』そのもの。

立ち寄った公渕公園もボタン桜がそろそろ満開。季節は世間に関係なく何事も無いように移っていきます。










今日のGPSトラック




今日の3Dトラックです


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WOC登山部2020.04.01 西行法師の道

2020年04月01日 | 香川の里山



今日の登山部は来週の六甲山遠征に備えて足慣らしで

高知の鷹羽ケ森を登る予定にしていたのですが生憎の雨。

さすがに雨降りで登るのも厳しそうなので県内の里山を歩くことにしました。


ここのところ世界中で吹き荒れている嵐は、ひょっとすると都から遠いこの讃岐の地に流され、

怨霊となった崇徳上皇の怨念がこの現代に復活したのかもしれないと我々は推測。

西行法師が御陵で和歌を詠み上皇の怒りを鎮めたように、WOC登山部も

その西行法師の道を辿り、御陵にお参りしこの嵐が静まるようお参りをすることにしました。


雨にもかかわらず8名のメンバーが参加。青海神社の駐車場からスタートします。

この青海神社は崇徳上皇が白峰山で荼毘に付した際に、たなびいた煙がこの地に降りて

文字になり、消失した後に一つの玉が残った不思議な現象に心を打たれた

福家安明が社殿を造営し、上皇の霊をお祀りしたといいます。

まずは我々もここから崇徳上皇の霊を弔います。







参道の脇から西行法師の道が始まります。道の脇にはソメイヨシノが満開です。







ここから御陵まで1.3km、標高差230mの登坂は約800段ほどの石段になっていて

道の脇には崇徳上皇や西行法師の歌を刻んだ88基の歌碑と石灯篭93基が並んでいます。




その石灯篭には寄贈した個人や社名が刻まれていますが、

神聖な気持ちで歩き始めた横でやまじいが、

『この石灯篭いくらするんやろ?』と言い出しました。

すると麺法師さんが『10万円?』

ルリちゃんが『そんな安ないわ!』などと

下世話な話が始まりました。『あ~いやだ、いやだ!』これだから・・・・・!







しばらくの間はきれいに製材された石段が続いた後、石畳の坂道。

濡れて苔の付いた石の表面はとても滑りやすく、やまじいが

ブツブツと『滑る~、滑る~!』と小声で独り言を言いながら歩いています。

横で聞いているとひょっとしてボケ始めたかなと思いました。




石畳の坂道が終わると、表面が粗い石段です。

見上げると遥か上までその石段は続いています。

先頭をあっちゃんが3週間ぶりにもかかわらず元気に登って行きます。

前回登った時は恒例の二日酔いで脂汗を掻いて登った石段です。










一番長い石段を登りきると御陵の前の広場に出ました。

ここでも背の低い可愛らしいソメイヨシノが咲いています。




厚く敷き詰められた玉砂利をシャリシャリと音をたてて歩くと

次第に神聖な気持ちになってきます。そして御陵の前の最後の石段を登ります。




石の玉垣で囲まれた御陵の正面には横倉山と同じような形をした門があります。

✖を二つ重ねたようなこの門扉には何か謂れがあるのでしょうか?

それとも単純に絶対に入るな!のバツ印なのでしょうか?




それでは隊長が今日の目的の崇徳上皇の怨念を鎮める為の参拝をします。

『よしや君 昔の玉の 床とても かからん後は 何にかはせん』

(死んだ人には現世の栄光も権力の座も無縁のもんですよ!)

『どうぞ静まり返ってください。世界が平和になりますように!』




この参拝によって今の嵐が静まり返るかどうか解りませんが、取りあえず今日の目的終了です。

御陵の横から白峰寺へ。やはりこのご時世、しかも雨の日。

境内には人影はなく静まり返っています。まずは崇徳天皇の御廊所の頓証寺殿へ。







社殿の横には天狗?




崇徳上皇との謂れが深い西行法師の石仏は、なぜか品祖?




境内には至る所に花が咲いていました。













本坊の前には今が満開!シダレサクラが見事に咲いていました。










珍しくシャクナゲとサクラの競演!




人気のない白峰寺を後に、まだ時間も早いので前回歩いたへんろ道を辿ります。










霧がかかり薄暗い遍路道に色鮮やかなツツジ!







自衛隊の演習場の脇を抜け県道へでるとしばらくはアスファルト道。







白峰パークセンターでトイレを済ましてから白峰展望台に。




ここでは満開のサクラの花に霧がかかって幻想的な景色が広がっていました。













白峰展望台から往路の西行法師の道へと降りて行きます。








ひなちゃんのご主人が転んでけがをしたと聞く石段を二の舞を踏まないよう下ります。

最初の石段は下に傾いていて滑りやすく、一歩一歩注意しながら下って行きます。




注意しているはずが後ろですて~ん!

やっさんが尻餅をついてしまいました。幸い怪我はなくホッと。







石段を今日ほどゆっくり注意深く降りたのは初めてです。




相変わらず雨が降ったりやんだりの天気の中、山肌のヤマサクラが一瞬あざやかに!







雨の日の単調な山歩きに今日は予想以上のサクラが花を添えてくれました。










山を下りてメンバーのリクエストで国分寺町の山下うどんへ!

この山下うどん。ある意味でレベルの高いうどん屋さん。

一抹の不安を抱えながらお店に入り『かけ・そのまま』を注文。

(麺そのもののコシを味わうのなら、そのままだ!と店主に言われないように)

注文してお金を払って出汁の入ったウォータークーラーから出汁を注ぎ席に付くと、

ルリちゃんがカウンターの横にあったヤカンからどんぶりに注いで

『ギャ~!出汁じゃなくてお茶や!』と。

その横でまゆゆが『かき揚げもうないんですか?』と聞くと

『あるだけや!』とそっけい返事。



さらにやまじいが『玉売りできる?』と聞くと『だいぶん待ってもらわないかんで!』

『持って帰って食べても美味しいないで!』と。

いやいや、やはり普通のお店では味わえないやり取りで、

傍観者としてはとっても楽しいお店でした。




雨の日の山歩きは眺望もなくつまらない山歩きになるかと思っていたのですが、

至る所で桜!桜!の思ってもいなかった桜三昧。風情のある幻想的な景色を楽しめた里山歩きでした。
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WOC登山部2020.02.19 毛無山

2020年02月20日 | 香川の里山

先週に続いて今週も雪山に出かけたいな~と考えていたら、週明けから冷え込み

山間部ではどうやら降雪の模様。ただこれまでの積雪の状況と気温から見て

四国の山ではそれほど積雪は見込めそうにない。日曜日にREIKOさんが登った

三平山は壺足になった写真がアップされていたので、『これだ~!』

ではでは去年同じ時期に出かけてた毛無山に出かけることにしましょう!。


できれば白馬山まで周回できればと考え、丸亀を6時30分にスタート。

高速を走り北房で降りて、県道を走ります。ただGooglのナビの気まぐれか、

真庭の方に誘導されて少し遠回りに。ここまで全く雪の気配はありません。

『雪は、雪?』と後部座席でゆかりんが騒いでいます。

幸い新庄村に入る手前のトンネルを抜けるとそこは雪国でした!

新庄村から毛無山山の家に向かう道では除雪車が作業をしていました。




丸亀から約3時間で登山口になる駐車場に到着しました。スパッツにアイゼンも装着して準備万端。

駐車場を除いては予想通り昨日降った新雪で一面純白の世界です!

『犬は喜び庭駆け回る』ではないですが、テンションが上がってきます。







昨年は3合目近くまで地面が露出していた道も、完全に雪に埋まっています。日曜日に歩いた人がいたのか

トレースが続いていますが、その上にもサラサラの雪が積もっています。

『いいな~いい!初めてやね、こんな雪の上を歩くのは・・・!』とIRIBITOさん







トレースはスノーシューの跡の様です。足を持ち上げて歩く登山靴では直ぐに足が疲れてきます。

白馬山への分岐まで静かな杉林に、横を流れる沢の水の音とサクサクと雪を踏みしめる足の音だけが聞こえてきます。










久しぶりのセニョさんがいつになくペースが落ちて少し離れてきました。

後続のグループを待って少し休憩をします。










この案内板から道の幅は狭くなり、沢の右岸の登山道らしい雰囲気になってきます。

ただトレースがなければ赤テープもほとんどないので、ルートファインディングが難しい道です。

















沢を一旦渡ると次第に道の斜度が急になってきます。ラッセルとまではいかないけれど、

先頭を行く麺法師さんのペースも次第に落ちてきます。

後続になるほど踏み跡を辿れるので少しは楽ですが、やはり先頭はしんどいようです。










途中で先頭交代をしてさらに進んで行きます。最後の小さな沢を渡ると更に道は急登になっていきます。














少し平らになった所で後続を待ち列を整えます。前日まで風も強かったのか木々の枝には着雪はないのですが

やはり雪山には青空が似合います。次第に暑くなってきたのでひなちゃんも上着を一枚脱いで調節します。













準備物にサングラスと書いたので、今回セニョさんは新調しました。

ただ新鮮過ぎてまだシールが付いたままです!(笑)





尾根の手前のブナ林になると葉の落ちた枝の間から、麓の村の景色が見え始めました。

青空は次第に雲が広がり始めました。山頂からの大山が見えるかが気になりだしました。
















尾根に出ると東側に白馬山の稜線が見えます。一息入れて避難小屋まであと少し!







尾根に出ると風が出てきました。あわよくば白馬山までと思っていたのですが、登山口近くの

白馬山への分岐にはトレースがなく、恐らく毛無山山頂から白馬山にもトレースがないだろうと

予想されます。夏山と比べるとやはりここまでも時間がかかっているので、今回は周回は諦めて、

小屋にザックを置いて山頂を目指すことにしました。







小屋からは山頂まで100mほど。樹林帯を抜けると東側から南側の眺望が広がっています。

下から男性が一人登ってきています。道を譲ろうとしたのですが、残り僅かなのでそのまま一緒に山頂へ。













山頂直下の直登を登りきると毛無山山頂です。残念ながら僅かな望みは絶たれ、北側の空にも

雲がかかっています。大山も山裾が見えるだけで山頂は雲が垂れこめています。

烏ケ山は全く見えず、蒜山三座が何とか確認できる程度です。













先ほどの男性は地元の真庭市から来られたそうで、この山には度々訪れているとの事。

『春のカタクリの花も見ごたえがありますよ!』『下湯原に良い温泉があるので、次はぜひ寄ってみてください。』と

色々地元の話を聞かせてくれました。その男性にお願いして記念撮影!










大山の雲が流れるのを待っていたのですが、今日はどうやら無理のようなので、

お弁当の待つ小屋へと戻って行きます。










山頂はマイナス2度。この小屋の周りでも0度を少し上回る程度です。

『やっぱり寒いね~』と言いながらIRIBITOさんが沸かしてくれたお湯で、

温かいラーメンや味噌汁で暖を取ります。







昼食が終わればここからがメインイベントです。

ストックをしまってヒップソリを出して下山開始。先ずは麺法師さんが尾根で滑り始めますが、

まだ緩斜面でほとんど滑れません。後ろから行くセニョさんと変わりません。










尾根を外れると滑れそうな場所を探しては、ゆかりんと麺法師さんがキャーキャー言いながら滑っていきます。




後ろから来ていたやまじいも、先週ビビリと言われて今日は汚名挽回でチャレンジ。

するとスピードが出過ぎて道を外れて斜面に落ちて行きました。下から這い上がって来るやまじい!







今日は誰よりも一番滑っているやまじい。さらに先を行く二人に追いつきました。

私も時々道から外れた斜面を滑ってみますが、今日の新雪ではお尻が埋まってしまって全く滑れません!
















先週のやまじいのようにゆかりんに無理やり勧められて、最後にセニョさんもちょっとだけ滑りました。





先週に比べると滑れる距離は短かったものの、はしゃぎながら滑り降りて体も温まってきました。

ソリ大会が終わった後はまた静かな森の中を登山口まで戻って行きます。










往路の途中にあった案内板の横でちょっと遊んでみます。ゆかりんが人型に挑戦。

背中から雪の中に寝そべり起き上がると、ゆかりんの体形通りの型が。

『ゆかりん!下半身が・・・・・・・で〇!』(笑)







起き上がるときに崩れてしまって失敗した私は、駐車場手前の新雪で再度チャレンジ!

先ほどは背中からダイブをして首を強打したので今度はゆっくりとお尻から沈みます。

起き上がるのをゆかりんに引っ張り上げてもらって、今度はきれいにできました!







ほどなく駐車場に到着します。最後にこの新雪歩きともお別れです。







駐車場では今日もIRIBITOさんさんのコーヒーを頂きます。

今日は新作の『さくら蕾』です。今回はセニョさんに伝授していただいた私が淹れます。










今日の帰りの道中は車内で『懐かしの70年代歌謡曲』をイントロ当てクイズ!

キャンディーズに始まって青春時代の曲が流れてきます。

山行中は機内モードにしていたのを元に戻した途端、会社で新しく始めたシステムで、

現場の報告や図面が次々と上がってきました。便利になるのはいいけれど

途端に現実に戻された帰り道でした。

初めてのパウダースノーの雪山に満足してくれたメンバー。

次にこの山に訪れるときのタイトルは『カタクリの花と露天風呂!』

五月前後にまた訪れる計画をして帰路につきました。



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WOC登山部2020.02.05 大仙山・遠見山・竜王山

2020年02月06日 | 香川の里山

今日のWOC登山部は自主トレ日?の予定でしたが、

山友のグランマー啓子さんのホームページを覗いてみると、

近場の庵治の三座を歩いているレポートがありました。そこで、もし興味が

あるなら一緒に歩いてみませんか?とFBにアップしたら、予想以上に参加者が集まりました。

お久しぶりのキョウちゃんと、さらにお久しぶりのさおりん

さらには徳島から初参加のもとちゃんにいつものあっちゃんとルリちゃん

女性陣に囲まれて、これはハーレム気分?と思っていたらコアラさんも早々に参加表明。

最後の山さんも、『面白そうやから行く!』なんて。果たしてコースが面白そうなのか、

メンバーが面白そうなのか、疑問点が残るところですが、当初のハーレム山行(笑)のイメージは脆くも崩れ、普段の山行となりました。


取りあえず今日は各自で現地集合という事で、高松市庵治支所(旧役場)の駐車場に集合。

漁港の側にある庵治支所。車から降りて開口一番『おはようございます。寒いね~』と。

今年に入って初めて顔合わせになったあっちゃんが『明けましておめでとう!』と、もう立春なのに。

するとまた私の顔が変だと言い始めました。『顔がまん丸やね!』と・・・・。

『丸いニット帽を被っているから顔が丸く見えるんや』とルリちゃんがフォローしてくれているのに

さらに『あごの下がぶよぶよやん!』と遠慮なしに散々なことを。 (T_T)



全員が揃ったところで、支所から今日の取付き地点になる皇子神社向かって庵治の街中を歩いて行きます。



その途中でさおりんが道の脇にある喫茶店風のうどん屋を指さして、ここの『あさりうどんが美味しいんです!』

『シーフードうどんや他にも変わったメニューがあるんです。』それを聞いたメンバーが『食べてみた~い!』と言い始めました。




予定では竜王山辺りでお昼かな?と思っていたのですが、『それじゃ~お弁当は軽く食べて、うどんを食べましょう!』

などと言いながら歩いて行くと、漁港の北側にある皇子神社の石段まできました。







急な石段を登ると、『世界の中心で愛を叫ぶ』のワンシーンであったブランコが

本殿前の庵治の漁港を見下ろす広場にありました。

その主人公の長澤まさみになりきって?ブランコを漕ぐ女性陣!

『逆光でよかったね!』(笑)







御殿山への入り口は本殿右奥にありました。擬木の階段と遊歩道のような道が続いています。








道の脇には水仙が植えられ、所々ケルンが積まれ木の枝には漁師の町らしい漁具がつるされています。













御殿山は地形図には山名はなく、山頂は東屋があり展望広場になっていました。

西南に白波のたつ海の向こうに屋島がきれいに見えています。




広場の奥にはさらに展望台の大岩とベンチ。ここでまた女性陣が何かになりきっています。

寒風の吹く中、兜島と鎧島の手前をフェリーが横切って行きます。







あっちゃんが何やらコアラさんに島か山の名前を聞いているようですが、

質問する相手を間違っていますよ!

もとちゃんも凍えながらハイ、ポーズ!

東屋の下で集合写真を撮って、遊歩道を北側に下って行きます。










江ノ浜方面に舗装路を歩き蛭子神社を見学した後、江ノ浜漁港へとくだって行きます。

途中にはガメラの顔のような巨岩。

古くからの漁港の町は、車も通れないほどの狭い路地が入り組んでいます。その路地を歩き県道への道を登って行くと

道の下に山羊が一頭。慣れているのかメンバーが声を掛けると寄ってきました。










急な坂道を登り県道を渡って旧庵治観光ホテルの横から大仙山への取りつきを探します。

駐車場の上の道を登り回り込むと登山口がありました。取りつきからいきなり急登が始まります。










急登が終わると一旦下がり、また登り返すと大仙山山頂です。

山頂の広場には大仙社の石造りのりっぱな雨乞いの祈祷所と、

その横には石仏群の一番上には観音様が南を向いて直立していました。










また周りには巨岩があちらこちらに有り、その内の一つにもちろんあっちゃんが飛び乗りました。

これくらいなら自分にもできると高所恐怖症の山さんが挑戦するものの

手前の低い方の岩の上で腰が引けながら立つのが精いっぱい。『そんなんでいかん。もう一つ向こう(高い方)へ』と

メンバーに言われて、渋々移動して見るものの、立つ事が出来ずにあっけなく 沈!










山さん僅か背丈ほどの岩ですよ!・・・・・。

岩の上で屈んだままでぐるぐる回る山さんを見てメンバーがひと笑いした後は、次の遠見山を目指します。




山さんが撮ってくれた写真。タイミングが合わず・・・・!




一旦車道迄下ってまた登り返します。以前に遠見山からこの道を登ろうとしたときは凄い藪だったのですが、

今はきれいに草も刈られ皆さんトントンと下って行きます。













しばらくは急登が続きますが、今日のメンバーは登りに強いメンバーばかり

苦も無く登って行くので、付いて行くのが精いっぱい。




急坂を登りきり尾根道を進んで行くと、南側に展望大岩がありました。

庵治の田園風景の向こうに屋島が見えています。キョウちゃんともとちゃんもにんまり!










尾根道にはゴロゴロと大きな岩があちらこちらに転がっています。




遠見山山頂も以前に比べると草が刈られて広い広場に、木の丸太で作られたベンチが置いて降りました。

南に広がる景色を見ながら休憩します。













ここでメンバーから『今日はどこまで歩くん?』との声が。東に見える竜王山を指さし、

『あそこが最後の山です!』というと『まだ、けっこうあるね。』どうやら皆さん、先ほどのうどん屋の

あさりうどんが売り切れないか気にし始めたようです。ただ時間的には竜王山まで廻ってもお昼を少し

過ぎるくらいの時間になりそうなので、竜王山でのお弁当は止めて、最終目的地はうどん屋を目指すことにしました。








遠見山山頂からの尾根道の途中には、今度は北側に大岩の展望台がありました。

麓には鎌野の集落と瀬戸内の海の向こうに小豆島。この大岩からの眺めも低山ながら最高の眺望です。







ここからの尾根道にも大岩が点在します。その内のひとつの大岩に上がってみるとまた

屋島や五剣山の見える眺望が広がっていました。










ウバメカシの林の道を下って行くと車道に出ました。













車道は尾根に沿って続いていますが、尾根にも道は続いています。ただ尾根道を歩くとまだアップダウンが

あるので『どうしますか?下道歩きでいいですか?』と聞くと、即『OK』の返事が。

既にみなさん、あさりうどんしか頭にないようです。




竜王山はあじ竜王公園として最近きれいに整備されています。

駐車場でトイレを済まして公園の山頂を目指します。ただとにかく風が強くて寒い!










以前、公園になる前にセニョさんが探して見つからなかった三角点は移設され、

公園の中にコンクリートに埋まって佇んでいました。

公園には石の町らしい、石材のアート作品が展示されています。










展望台まで登ると360度の眺望。東には陽の光で輝く志度湾の海の向こうに前回登った五瀬山も見えます。

皆さんのなびいた髪に風の強さがわかります。







鉄製の展望台のには手摺の上にかわいい鳥のオブジェ。足元を見るとこの鳥の陰が日時計になっています。







展望台のアーチを降りて、南に歩くと竜権さんのある竜王山山頂です。




山頂から遊歩道を歩いてさらに南側に下って行きます。










さあ~ここからは下道歩きで最終目的地のうどん屋を目指します。

途中にあった石の狸の横で、体形が一番近いと皆さんに言われてコアラさんが並んで写真。







下道を3.5km近くも歩いてやっとお目当てのうどん屋に到着。丁度お昼時でお店は満席。

しばらく待ってやっとあさりうどんにあり付きました。







出てきたうどんの上に載っているあさりが意外に少ないと思っていたら、

椀の底から出てくる出てくる、たっぷりと入っていました。これでなんと480円。

しかも食後にコーヒーまでついてきます。










あっちゃんはシーフードうどん、さおりんはなんとカツとじうどんを注文。

いずれもボリューム満点です。さらに今日はもとちゃんが手作りのシホンケーキを持ってきてくれていました。

お店の人の目を気にしながら、ふあふあのケーキとコーヒーを頂いて大満足の昼食となりました。







なんだか半分近くは下道を歩いたような一日でしたが、途中で計画変更、臨機応変?なところが

またWOC登山部らしくて、楽しい里山歩きとなりました。










今日の3Dでのトラックです。 (このアプリの無料版は編集ができないので、距離や写真が合致していません)
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里山に遊ぶ 2020.01.24 竜王山

2020年01月24日 | 香川の里山
今週の水曜日は仕事でWOC登山部に参加できず、今日はアポイントも入っていなかったので

お休みをいただきました。ただ天気もイマイチなので近場で軽く歩ける所はないかと思案。

以前から里山歩きで参考にしていた東讃里山ボランティアガイドさんの

さぬき里山の道(径)紹介のページを見ていると、町内でまだ登ったことのない山がヒットしました。

その名も竜王山。地形図には載っていない山ですが、GoogleMapでは表記されている山です。


自宅から天野峠を越え鴨部地区から北に進んで行くと道の脇にさぬきの森 森林浴公園の広い駐車場があります。

ここに車を停めて道の反対側の『やまなみコース遊歩道』へと入って行きます。










入り口から遊歩道は擬木の階段が続いています。




階段を登り切り少し進むと花崗岩が風化した道になります。

道の脇には里山らしい羊歯が生え、少しずつ高度を上げていきます。







しばらくすると道の脇にコンパネに貼られた御殿山と書かれた案内板があります。

その昔松平のお殿様が狩猟をしに訪れていた山の様で、案内板の脇には今は草に埋もれていますが、

巾15m長さ80mほどの馬場と呼ばれる場所があります。

この場所でお殿様が馬に乗って走っていたのでしょうね。







御殿山を過ぎさらに進んで行くと尾根道の分岐に出ました。まずは竜王山を目指します。




分岐の案内板には800mと書かれていましたが、尾根道はアップダウンが続きます。

遊歩道ですから道は綺麗に整備されていますが、意外とこのアップダウンが堪えます。

前日に降った雨のせいか足元はしっとりと濡れ、海がが近いせいか何となく潮の香が漂ってきます。

鳥の囀りだけが聞こえる静かな静かな山道です。







最後の擬木の階段を登ると竜王山山頂に着きました。木々に囲まれ見晴らしは全くありません。

三角点と山名札がなければ山頂だとは気づかない。そんな場所でした。




160.9m 四等三角点「中尾」です。







一服した後は折り返して元の道に戻ります。







少し霧が流れたのか先ほどは見えなかった小田地区が薄く見え始めました。




分岐まで戻り今度は反対側に進んでみます。こちらの尾根道もきれいに整備され歩きやすい道です。

ほどなく尾根が開けた場所に着きました。地形図にある119mの標高点です。










標高点にはりっぱな石祠。さぬき里山の道の地図にはりゅうごんさんと書かれていますが、果たして?

ただなぜか右側の棟が欠けています。







この標高点からは小田地区とその奥の志度カントリー。反対側には先週歩いた五瀬山が見えます。







さらには日盛山の電波塔の左に五剣山と屋島

晴れていればなかなかの眺望ですが、今日の天気では・・・・。




霞んではいますが眺望を見ながら一息入れた後はまた分岐まで戻ります。

分岐からはアップダウンをして最後の階段を下って駐車場に到着です。







駐車場から今度は反対側の陽だまりコース・木漏れびコースへ歩いて行きます。

こちらも擬木の階段と幅の広い遊歩道が続いています。おそらくこの道は人の手ではなく、

土木業者の重機で造られた、そんな感じがする道です。







二つのコースの分岐から、まずは陽だまりコースへ歩いて行きます。

ここからも階段があり、階段が終わると少しアップダウンがあります。






道の途中から先ほど歩いた竜王山の山並みが見えます。




程なく展望台に到着。正面に日盛山。




折り返して今度は木漏れ日コースへ。




木漏れ日コースの展望台からはさらに西の五剣山や屋島が見渡せました。







竜王山の山頂こそ見晴らしがない山でしたが、その他では時折周りを見下ろせる

里山らしい眺望と整備された道に、5km、2時間。意外と楽しめた竜王山でした。

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WOC登山部2020.01.15 ぐるりん志度2/3

2020年01月16日 | 香川の里山


今日は年明け初めてWOC登山部に参加。先週の天気予報では天気もイマイチだったので

雪山は諦め里山を歩く事にしました。ならば二週間前に歩いた地元の『ぐるりん志度2/3コース』なら、

メンバーも気に入ってもらえるかな?と思い案内しました。

丸亀組と志度ICを下りて直ぐのコンビニで待ち合わせ。まずは『明けましておめでとう!』の挨拶の後、

スタート地点の末工業団地の入り口付近に車を停めて出発です。




工業団地の入り口を横目に見ながらそのままアスファルト道を直進し、いつものように林道から電力の保線路へと

入って行くと、19番鉄塔の下で作業をしている人が一人。鉄塔を見上げると一番上で作業をしている人の

姿が見えます。『ひえ~!あんなところで!』高所に加えて、今日は冷たい風が吹いています。




感心しながら保線路を進んで行くと、今日最初の急登です。







一カ月ぶりの参加になるセニョさんも『キツイな~』と言いながら息があがっています。




次の鉄塔の下でも作業をしている人がいます。同じようにその上で作業をしている人がいて、

無線で『下を人が通るよ!』と連絡しています。作業員の人もこんな場所を歩いてくる人がいるとは思っていなかった様子です。




鉄塔を過ぎ尾根道を登って行くと石鎚神社です。北西に広がる眺望に皆さん見入っています。










石鎚神社からはすっかり葉の落ちたコナラの林の尾根を進んで行きます。

笹と露岩が現れると五瀬山山頂はすぐそこです。










山頂では北面を除いてぐるっと周りの景色が見渡せます。メンバーも感嘆の声をあげています。













ザックを降ろして一息入れ、最初の記念撮影。吹き上げてくる風は冬らしく肌を刺す冷たい風ですが、

その寒さを忘れてこの眺望はしばし見とれてしまいます。

杉さんも以前に訪れた時は天気が悪かったようで、眼下に広がる里山をそれぞれ特定しています。




ひと時山頂での眺望を楽しんだ後は次の熊高山を目指して縦走の開始です。

以前に山火事のあった尾根は遮る木々がなく、熊高山に続く峰々が見渡せます。

花崗岩の風化した尾根道は急坂で滑りやすく注意が必要です。
















急坂を下りると二体のお地蔵さんのある小サブ峠です。熊高山までの縦走路には

末地区から志度東に抜ける峠が何ヵ所かあります。

山おくさんとまゆりんがオオバヤシャブシの実の付いた枝を手に持って下りてきました。










全員が揃ったところで縦走路を樹林帯の中へ進んで行きます。道も明瞭で皆さんの歩く速度も上がっていきます。

ほぼ平らな道から少し下って行くと、今日の二つ目のお地蔵さんのある峠に着きました。

道の脇には七曲峠と書かれた案内板があります。














地形図で見ると高速道路の志度トンネルの上を過ぎ、さらに進んで行くと154mの標高点。

前回一人で歩いた時には気づかなかった高山と書かれた山名札が木に掛けられています。

『ここは高山でなく、低山やな~』とセニョさんがひと言。それでも一応恒例のばんざい!




154mの標高点を過ぎるとこの縦走路で唯一東への眺望が広がっています。

鴨部地区とその奥には津田町の北山が見えます。







しばらくするとしの谷峠への急な下り坂が始まります。振り返って足を滑らすシーンをと

カメラを構えてみますが、残念ですが?皆さん慣れた足取りで降りてきます。










切通になったしの谷峠からは直ぐに急登が始まります。足元の踏み跡は少し薄くなり、

木々に巻かれた赤テープを目印に登って行きます。













急登を登るとしばらくは平らな道。そして少し下ると最後の熊高山山頂への激坂です。

木々に掴まりながら手足で登って行きます。



















汗を掻き掻き息を切らせてやっとのことで熊高山山頂に着きました。

山頂からは南に木々の頭越しに南側の景色が広がっています。少し西側に下りた所の鴻ノ岩からは

眼下の野間池とさらに西側の景色が見渡せます。




鴻の岩の上であっちゃんのお株を奪うゆかりんがきれいにポーズ!

私はビビッて少し腰が引けています。







やっさんもチャレンジしますが、足元が切れ落ちた岩の上は・・・・。

『無理したらいかんよ~!』と。見ているこっちが股間がゾックとします。




時間は11時30分。まだお昼前ですが風の当たらない、山頂から少し下がった金毘羅宮の広場でお昼にします。










お昼ご飯を食べ終えた後は、最後の目的地の石鎚山へと、山裾へ下って行きます。

金毘羅宮からは参道になっているのか幅の広い道が続いています。落ち葉の積もった急な下り坂は滑りやすく、

女性陣がキャーキャー言いながら下って行きます。






山裾まで下りるとしばらくは下道歩きとなります。水路の脇にシロサギとアオサギがたむろしています。










野間池の西側に回り込み県道の脇を北に向かって歩いて行きます。野間池越しに先ほど登った熊高山。

その熊高山を見てコアラさんが、『今日のコース。何であの山に登らなかったん?』と。

『イヤイヤ、今登って来たばかりでしょう、コアラさん!』




石鎚山(日内山)の登山口となる霊芝寺(れいしじ)は松平家の菩提寺です。

寺院の裏山には2代目・9代目藩主の墓があります。

境内にあるトイレをお借りした後、ミニ四国霊場を通って石鎚山へと向かいます。










道の脇には札所を模した石仏が並んでいます。道は霊芝寺から回り込むようにして尾根へと続いています。




三体の石仏を過ぎると石鎚山の山頂に続く尾根道になります。ここでも花崗岩が風化した滑りやすい道になりますが、

道の脇の木々は低木になり、南側から西側の眺望が広がってきます。










五瀬山への登りからアップダウンの続く熊高山への縦走路と下道歩きと、皆さん足の疲れはピークに差し掛かってきました。

次第にペースも落ちて、しばらくこの景色を見ながら一息入れます。













この展望道を過ぎると石鎚山まではあと少し。

山頂は眺望もないので記念撮影をした後、北に続くオレンヂタウンへの道へ進んで行きます。










石鎚山の北に続く尾根道も整備されているので歩きやすい道です。時折里山らしい背の低い羊歯が生えていますが

綺麗に刈られています。




何度かアップダウンを繰り返し、前回一人歩いた時はショートカットで東側の藪の中へと下ったのですが

今日は安全を取ってそのまま北へと進んで行きます。

さすがに元気なゆかりんも『太ももが笑ってきた!』と。

『膝が笑うは聞いたことがあるけど、太ももがなんて聞いたことがない』とコアラさんがツッコミを入れますが、

さすがに皆さん相当疲れているようです。













112mの標高点をさらに過ぎると鉄塔広場。頭上では五瀬山で見たように頭上で作業をする人の姿がありました。

鉄塔の奥にはスタート地点の五瀬山が見えます。







鉄塔を過ぎ電波塔まで来ると末地区の里道に出ました。

ここからは工業団地まで最後の下道歩きです。








ショートカットをしなかった分距離が延び、11.5kmを5時間10分。皆さんよく歩きました。

最後に車の横でIRIBITOさんが持参してくれたお店の本格コーヒーを

これまたセニョさんがドリップ用のコーヒーポットで丁寧に淹れてくれます。







やはりいつものように歩いた後の疲れた体には最高です!







ほぼ同じ道を二週間前に歩いたにもかかわらず、やはり独り歩きとメンバーと歩くのでは

また違った雰囲気、楽しさのあった『ぐるりん志度2/3コース』でした。


今日はGPSのトラックを記録しなかったので、前回のトラックに加筆しました。

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里山に遊ぶ2020.01.11 鶴羽山(剣山)

2020年01月11日 | 香川の里山
久しぶりに土曜日の休日。朝起きると昨夜のお酒のせいで頭がガンガンする。

食欲もなくしばらくテレビの前で横になっていたけれども、

カーテンの脇から明るい日差しが差し込んでいます。このまま家でぐうたらしていても勿体ないので、

重い頭と重い体を起こして出かけることにしました。

遠出はできないので近場でどこかないかとGPSの地形図を見ていると鶴羽山が引っかかりました。

地形図には山名のない山ですが、ネットで調べてみると鶴羽山は別名剣山とも云うらしい。

剣山は近くの門入ダムの北側にもあるのですが、せっかくなら登った事のない山に。

先週は三座巡って最後に登ったのが石鎚山だったので、これで年明けから石鎚山と剣山を制覇?する事になります。


田面峠の手前の立割地区を北に入り、ため池の上の少し道が広くなった所に車を停めスタートします。

案の定、体調は絶不調です。しばらくはアスファルト道を山裾を目指して登って行くと、腰の曲がったおばあさんが

畑仕事をしています。90度近く腰が曲がっているのに。とにかく昔の人はお元気です。




その民家を横目に見ながら更にアスファルト道は続いています。

すると道の脇に小さく黄色い塊を付けた木々の林。近づいて行くと蝋梅の可愛い花がそこらじゅうに咲いています。

これだけの蝋梅の林を見るのは初めてです。










さらに進んで行くと今度は道の反対側にもかなりの数の蝋梅。先日の強風のせいか道の上にも花がたくさん散っています。







するのその林の名中に何やらうごめく物体が。『イノシシ!』

そう言えば事前にネットで調べて参考にした『さぬき里山 自然探訪&トレッキング』さんのレポートにも

イノシシをたくさん見かけたと書いてありました。『げ・げ!』と慌てて傍にあった折れた竹を拾って臨戦態勢?。

幸いイノシシは反対側の斜面を駆け上って行きましたが、その後は二本の竹を打ち鳴らしビビリながら歩いて行きます。




ほどなく道の脇に今にも崩れそうな廃屋が。更にその奥にももう一軒廃屋があります。

地形図にもこの二軒の廃屋は載っていました。







最後の廃屋から道は次第に急な登りになっていきます。落ち葉に隠れた砂利道は滑りやすく、

特に今日はショートの靴底がすり減った靴を履いていたため、時折足が滑ります。




しばらくその砂利道を歩いて行くと電波塔に着きました。その電波塔の脇で腰を降ろしていつになくたっぷりと水分補給をします。

この辺りが今日一番しんどかった時間帯です。




電波塔の脇から尾根に取り付きます。尾根の林の中をしばらく歩いて行くと『ココ?』と思うような

鶴羽山山頂に着きました。木々に囲まれ山名札がないと見逃しそうな山頂です。

さらに先には歩きやすそうな尾根道が続いています。













見晴らしも全くないので次に西側にある265mの標高点を目指します。

電波塔まで一旦戻り、そのまま尾根道を進んで行くと標高点です。




ここからは北西から西側にかけての眺望が広がっていました。

さらに西側には花崗岩の風化した道?が続いています。

ここで一枚脱いで忘れた人がいたのか、木に上着がかかっています。










GPSを確認してみると山裾に見えるため池の近くに下りれそうなので、そのまま下って行きます。

普段はいている登山靴でもこの道は滑りやすそうなのに、今日の靴では全くグリップが効きません。

腰が引けながらズルズルと滑りながら下って行くと、尾根の先に大岩!




ここからの眺望も最高です。北西には津田湾の端から端まで一望でき、西にはさぬき市から更に三木町、高松市の里山が見渡せます。

南には笠ケ峰とその奥には阿讃の稜線が続いています。










しばらくその眺望に見入った後、先に進もうと大岩の足元を下ってみますが、滑るわ滑る。

そしてその先も崖になっていて、とても回り込めるよな場所ではありません。







仕方がないので下って行くのは諦めて、元の道に戻ります。

電波塔まで戻り砂利道を少し下ると枝に巻いたピンクのテープが風に揺れてゆらゆら。

そう言えば先程のレポートの中に、剣神社に続く尾根があると書いていたので、

テープの横を道の脇から南への尾根に取り付きます。道は明瞭で歩きやすい道です。




木々の間から先ほど下ろうとした岩壁が見えます。とてもじゃないけどあんな所『無理せず良かった!』




しばらくすると道の脇に自然石をくり抜いた手水鉢。その脇には祠の無い神社の跡があります。







ここでGPSを見てみると引き返すよりも、そのまま下った方が早そうなので進んでみます。

ところがこれが大きな間違いで、次第に尾根には木々が茂り立って歩く事が出来ません。

それでも屈んで、行く手を遮る細い枝を折りながら歩いて行くと、唯一この岩のところだけが開けていました。







度々GPSを確認しながら往路の道をめがけて藪の中に突入していみます。こうなるとイノシシ対策の?

竹の用心棒も持っていられません。両手両足を使って滑り落ちて行きますが、踏み外して尻もちどころか

背中全体を打ったり、つんのめりして前に一回転したり、久々に大苦戦です。










それでも何とか登って来た道に飛び出すことができました。靴の中や襟元から入った背中の小さな枝がチクチクします。







ホッとしながらアスファルト道を戻って行くと、往路で見た蝋梅の淡い香りが漂ってきました。

するとまた同じような場所で今度はウリ坊が道を横切って行きました。

また早速竹を拾ってカンカンと音をたてながら歩いて行きました。




結局、距離は3.8kmと短い距離なのに2時間30分も山の中をうろついていました。

真冬に似つかわしくない暖かい日和でたっぷりと掻いた汗と、イノシシで掻いた冷や汗に

二日酔いもいつの間にかどこかに飛んでいった、楽しい里山歩きでした。


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