朝起きるとカーテンの向こうから差し込む日差しもなく
窓の外を見ると、どんより曇っている。
空の色と同じように、少し重たい気分のまま家を出た。
コンビニで食料を買い込み県道3号線から、国道193号線を走り
脇町の手前まで来ると、南に山並みが広がって見える。
でも相変わらずの曇り空。
穴吹から国道492号線を走ると先週に引き続き、
通行時間制限の看板があちらこちらに立っていて
気にしながら進んで行くと約2時間で中尾高原に到着。
駐車場では徳島ナンバーの車が一台。男性が身支度をしていた。
軽く会釈をしてグラススキー場の横をまずは登って行く。
足元の芝と背の低いカヤが朝露に濡れていて、登山靴に履き替えずにそのままショートタイプの
靴で登ってきたのを後悔する。
スキー場の一番上からは杉林の中の遊歩道を歩いていく。
約40分で中尾山展望台に到着した。正面に見えるいつもの景色は霧に隠れて
まったく見えない。一息入れていると後ろから先ほどの男性が追いついてきた。
徳島市内から来た男性と、通行制限の話や、この時期このコースは穴場ですねなどと話をして
今日の目的地の赤帽子山へ歩き始める。
尾根道は徐々に霧が濃くなりはじめ、頭の上から大粒の滴が時折落ちてきた。
足元には濡れた色とりどりの落ち葉が敷き詰められている。
この濡れた落ち葉のせいで少し広い尾根になると踏み跡が判りずらく
所々で道を外れたりして、赤テープを見つけては軌道修正をする。
紅葉はそろそろ見ごろを迎えているけれど、霧がその色を薄めてしまって少し残念だ。
それでも露に濡れた森の中を歩くのもいつもとひと味違った雰囲気を楽しめる。
これじゃ山頂の見晴らしも期待できないだろうなと思いながら
幻想的な景色を味わいながら歩いて行く。
足元に背の低い笹が現れると1488mの手前となる。ここに来て周りの景色の色が
少しずつはっきりとしてきた。
霧が晴れというより、霧の上に飛び出した!
ほとんどあきらめていた景色が目の前に広がり始めた。
山頂直下の笹原を雲が大きく流れていく。
まずは眺めることもできないだろうと思っていた剣山の姿も
雲海の上に浮かんでいる。
いままで落ち込んでいた気分が一気にテンションが上がり始め、
疲れてペースの上がらなかった足も復活!
先に登った徳島の男性が折り返しで戻ってきたので、思わず「すごいですね~よかったですね」と
大声で話してしまった。
南には剣山。
西には矢筈山の辺りが雲の上に浮かんでいる。
いつもは晴天の日ばかり選んで歩いているので、こんな景色を見るのも久しぶり。
日和見な自分を反省した。
めったに見られない景色をゆっくりと堪能したかったけれど、
どうにもあの通行時間制限が気になり、菓子パンを一個頬張っただけで下山を開始した。
紅葉の赤や黄色の色と、雲の白い色のコントラストが何とも言えない。
先週に続いて走るようにして下って行くと、頭の上でどんどんと青空が広がってくる。
やっぱり幻想的な紅葉もいいけれども、紅葉には青空が一番。
先を急ぐのだけれども、あまりにもきれいな景色に度々立ち止まりシャッターを押して
随分と時間をロスする。
展望台も過ぎ、遊歩道まで戻ってきたが、どうも通行制限の時間には間に合いそうもないので
少しペースを落として歩いて行く。
結局慌てて降りてきたけれども、先週同様、制限時間中でも通行でき
なんだかとっても損をした気分で戻ってきた。
この紅葉の時期のこのコースは、人も少なく本当に穴場のおすすめコースです。
窓の外を見ると、どんより曇っている。
空の色と同じように、少し重たい気分のまま家を出た。
コンビニで食料を買い込み県道3号線から、国道193号線を走り
脇町の手前まで来ると、南に山並みが広がって見える。
でも相変わらずの曇り空。
穴吹から国道492号線を走ると先週に引き続き、
通行時間制限の看板があちらこちらに立っていて
気にしながら進んで行くと約2時間で中尾高原に到着。
駐車場では徳島ナンバーの車が一台。男性が身支度をしていた。
軽く会釈をしてグラススキー場の横をまずは登って行く。
足元の芝と背の低いカヤが朝露に濡れていて、登山靴に履き替えずにそのままショートタイプの
靴で登ってきたのを後悔する。
スキー場の一番上からは杉林の中の遊歩道を歩いていく。
約40分で中尾山展望台に到着した。正面に見えるいつもの景色は霧に隠れて
まったく見えない。一息入れていると後ろから先ほどの男性が追いついてきた。
徳島市内から来た男性と、通行制限の話や、この時期このコースは穴場ですねなどと話をして
今日の目的地の赤帽子山へ歩き始める。
尾根道は徐々に霧が濃くなりはじめ、頭の上から大粒の滴が時折落ちてきた。
足元には濡れた色とりどりの落ち葉が敷き詰められている。
この濡れた落ち葉のせいで少し広い尾根になると踏み跡が判りずらく
所々で道を外れたりして、赤テープを見つけては軌道修正をする。
紅葉はそろそろ見ごろを迎えているけれど、霧がその色を薄めてしまって少し残念だ。
それでも露に濡れた森の中を歩くのもいつもとひと味違った雰囲気を楽しめる。
これじゃ山頂の見晴らしも期待できないだろうなと思いながら
幻想的な景色を味わいながら歩いて行く。
足元に背の低い笹が現れると1488mの手前となる。ここに来て周りの景色の色が
少しずつはっきりとしてきた。
霧が晴れというより、霧の上に飛び出した!
ほとんどあきらめていた景色が目の前に広がり始めた。
山頂直下の笹原を雲が大きく流れていく。
まずは眺めることもできないだろうと思っていた剣山の姿も
雲海の上に浮かんでいる。
いままで落ち込んでいた気分が一気にテンションが上がり始め、
疲れてペースの上がらなかった足も復活!
先に登った徳島の男性が折り返しで戻ってきたので、思わず「すごいですね~よかったですね」と
大声で話してしまった。
南には剣山。
西には矢筈山の辺りが雲の上に浮かんでいる。
いつもは晴天の日ばかり選んで歩いているので、こんな景色を見るのも久しぶり。
日和見な自分を反省した。
めったに見られない景色をゆっくりと堪能したかったけれど、
どうにもあの通行時間制限が気になり、菓子パンを一個頬張っただけで下山を開始した。
紅葉の赤や黄色の色と、雲の白い色のコントラストが何とも言えない。
先週に続いて走るようにして下って行くと、頭の上でどんどんと青空が広がってくる。
やっぱり幻想的な紅葉もいいけれども、紅葉には青空が一番。
先を急ぐのだけれども、あまりにもきれいな景色に度々立ち止まりシャッターを押して
随分と時間をロスする。
展望台も過ぎ、遊歩道まで戻ってきたが、どうも通行制限の時間には間に合いそうもないので
少しペースを落として歩いて行く。
結局慌てて降りてきたけれども、先週同様、制限時間中でも通行でき
なんだかとっても損をした気分で戻ってきた。
この紅葉の時期のこのコースは、人も少なく本当に穴場のおすすめコースです。