KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

朝起きると!

2016年10月21日 | 四国の山
朝起きるとカーテンの向こうから差し込む日差しもなく

窓の外を見ると、どんより曇っている。

空の色と同じように、少し重たい気分のまま家を出た。

コンビニで食料を買い込み県道3号線から、国道193号線を走り

脇町の手前まで来ると、南に山並みが広がって見える。

でも相変わらずの曇り空。

穴吹から国道492号線を走ると先週に引き続き、

通行時間制限の看板があちらこちらに立っていて

気にしながら進んで行くと約2時間で中尾高原に到着。

駐車場では徳島ナンバーの車が一台。男性が身支度をしていた。

軽く会釈をしてグラススキー場の横をまずは登って行く。





足元の芝と背の低いカヤが朝露に濡れていて、登山靴に履き替えずにそのままショートタイプの

靴で登ってきたのを後悔する。

スキー場の一番上からは杉林の中の遊歩道を歩いていく。











約40分で中尾山展望台に到着した。正面に見えるいつもの景色は霧に隠れて

まったく見えない。一息入れていると後ろから先ほどの男性が追いついてきた。

徳島市内から来た男性と、通行制限の話や、この時期このコースは穴場ですねなどと話をして

今日の目的地の赤帽子山へ歩き始める。








尾根道は徐々に霧が濃くなりはじめ、頭の上から大粒の滴が時折落ちてきた。

足元には濡れた色とりどりの落ち葉が敷き詰められている。

この濡れた落ち葉のせいで少し広い尾根になると踏み跡が判りずらく

所々で道を外れたりして、赤テープを見つけては軌道修正をする。




紅葉はそろそろ見ごろを迎えているけれど、霧がその色を薄めてしまって少し残念だ。

それでも露に濡れた森の中を歩くのもいつもとひと味違った雰囲気を楽しめる。














これじゃ山頂の見晴らしも期待できないだろうなと思いながら

幻想的な景色を味わいながら歩いて行く。











足元に背の低い笹が現れると1488mの手前となる。ここに来て周りの景色の色が

少しずつはっきりとしてきた。





霧が晴れというより、霧の上に飛び出した!








ほとんどあきらめていた景色が目の前に広がり始めた。

山頂直下の笹原を雲が大きく流れていく。





まずは眺めることもできないだろうと思っていた剣山の姿も

雲海の上に浮かんでいる。





いままで落ち込んでいた気分が一気にテンションが上がり始め、

疲れてペースの上がらなかった足も復活!





先に登った徳島の男性が折り返しで戻ってきたので、思わず「すごいですね~よかったですね」と

大声で話してしまった。





南には剣山。





西には矢筈山の辺りが雲の上に浮かんでいる。





いつもは晴天の日ばかり選んで歩いているので、こんな景色を見るのも久しぶり。

日和見な自分を反省した。








めったに見られない景色をゆっくりと堪能したかったけれど、

どうにもあの通行時間制限が気になり、菓子パンを一個頬張っただけで下山を開始した。





紅葉の赤や黄色の色と、雲の白い色のコントラストが何とも言えない。












先週に続いて走るようにして下って行くと、頭の上でどんどんと青空が広がってくる。

やっぱり幻想的な紅葉もいいけれども、紅葉には青空が一番。








先を急ぐのだけれども、あまりにもきれいな景色に度々立ち止まりシャッターを押して

随分と時間をロスする。












展望台も過ぎ、遊歩道まで戻ってきたが、どうも通行制限の時間には間に合いそうもないので

少しペースを落として歩いて行く。











結局慌てて降りてきたけれども、先週同様、制限時間中でも通行でき

なんだかとっても損をした気分で戻ってきた。

この紅葉の時期のこのコースは、人も少なく本当に穴場のおすすめコースです。


一か月半ぶりの山歩き

2016年10月12日 | 四国の山
8月末に塔の丸を歩いて以来、9月の休みはほとんど雨で山に出かけられない月でした。

仕事も忙しく半月ぶりに休みが取れて、やっと今日山歩きに出かけてきました。

先週から腰の調子が悪くて、あまり無理はできないと思ったので

軽めのコースで、矢筈山へ!



それにしても落合峠はいつ出かけても、車を降りると目の前に剣山~天狗塚の

ゴールデンコースの稜線が見渡せて、とってもいい場所です。




峠には香川ナンバーの車が一台停まっていました。

一か月経つと、さすがに山の気温も変わっていて、車を降りた途端、肌寒くて

一枚上に重ね着して身支度を済ませてスタートしました。

落合峠はススキの穂が似合います。








腰より高い笹に覆われた道を登って行くと、後ろに峠から落禿への景色が広がってきます。





ひと登りすると肩の広い笹原が広がり、北西には烏帽子山が名前の通りの形を見せてくれます。




1610mまでは快適な笹原歩きです。





朝は曇っていた空も少しづつ青空が広がってきました。

日が当たると少し汗ばんできますが、風は秋風、心地よく歩けます。







そんな秋風に吹かれて、ススキの穂が揺れています。




1654mの手前から樹林帯の尾根道となります。大きなヌタ場を過ぎ

少しは背の低くなった笹ですが、それでも足元が見えづらく、

岩の段差や木の根につまずかないように歩いて行きます。

日が当たらなくなった道に尾根の北側から吹き上げてくる風が肌寒く感じます。







標高差もそれほどない道を進んでいくと、サガリハゲへの分岐の手前の

ロープが張られた急坂になります。途中で倒木があり枝と枝の間を

潜りながら登って行きました。







分岐からはトラバース道。笹の茎の残る歩きにくい道に、滑らないように注意をしながら進みます。




トラバースから鞍部に出ると剣山と次郎笈が目の前に現れます。




ここからは所々に大きな岩が現れ、道迷いの注意を促す赤テープが目に付くようになります。




この大岩が現れると山頂はすぐそこ!




落合峠に一台車があったので、先客がいるかなと思ったのですが、

山頂は誰もいない独り占めの時間になりました。







前回歩いた塔の丸の奥に剣山と次郎笈。





北には石堂山の御塔石が小さく見えます。




誰もいない一人だけの山頂でおにぎりを頬張りながら、少し温かいものが欲しくなって

マルちゃんのワンタンスープをチョイスしました。

食事が終わった後はスマホで音楽をかけながらカフェラテを飲んで

まったりとした贅沢な時間を過ごします。

















本当はもっとゆっくりしたかったのですが、途中の県道の通行制限の時間が気になり

帰りは超特急で下山しました。下りなのに途中で息切れするくらいのスピードで降り、

登山靴を履き替える間もなく車に乗り込んで慌てて運転したのに

結局制限時間に間に合わなかったのですが、この制限も割と緩くて時間外でも車を通してくれました。


だったらもっとゆっくり歩いたのに~!


1か月のブランクにしては距離が短かったので、それほど疲れることもなく

秋の気配を感じられた久しぶりの山歩きでした。