KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく出かけています。

WOC.登山部 2019.03.27 砥石権現

2019年03月28日 | 四国の山
昨年は天行山・東宮山を歩いた後、『江田地区の菜の花』『高開の芝桜』を見て回った。

ただ菜の花と芝桜の開花がずれるので、江田地区の葉の花はほぼ終わりかけていました。

そこで今年は別々に訪れることにして、まずは菜の花見物に・・・・。

その前にどこか登る山がないかと思案して、近くの山の『砥石権現』を歩く事にしました。

ところがよくよく調べてみると、登山口で予定していた『岳人の森』は冬季休業中。

その後変更しようとしたスーパー林道からの取り付きも冬季通行止めと言う事で、行き詰って

しまいました。そこで『岳人の森』に問合せをしたところ、『留守なら入園料をポストに入れて、

園内を通ってくれてもいい』と返事をもらったので、予定通り北側から登ることにしました。


丸亀からゆっくりと走ると2時間30分ほどで『観月茶屋』に着きました。

休業中とのことでしたが、お店の中には主人がいたので、さっそく入園料を払ってここからスタートです。




園内はあちらこちらに名札に花の名前を書いていますが山の春は始まったばかりで

まだ咲いている花はチラホラでした










山荘辺りまではコンクリートの道が続いています。時折目につく花を写真に収めながら

登って行くと園内の一番上から登山道が始まります。










道の脇からは南に稜線が見えます。『鹿舞ダキ山』から東の尾根でしょうか?




登山道はよく整備されていて1142mのピークまでは綴ら折れの道が続いています。

右に曲がって左に曲がり、またすぐに右に曲がるといった感じです。










次第に道の脇には赤い木肌をしたヒメシャラの木がそこらじゅうで目につき始めます。







『栃山』と書かれた道標の前で一息入れます。登りの苦手なヨウちゃんのが最後尾で登ってきました。

ここから登りの強いコアラさんが先頭を行きます。飯野山で週に何回もザックに土を入れて

登っているだけあってスピードが落ちずにガンガン登って行きます。




この道標からしばらく急登を登ると1142m栃山のピークになります。

道の左側は斜面になって切れ落ちています。その分南側の眺望が開けて、『雲早山』に続く

稜線が眺められます。




痩せ尾根にはシャクナゲが道の両側に・・・・。花が咲いた時には見ごたえのある尾根になるでしょう。













葉がすっかり落ちた自然林の尾根。木々の間からは北側の眺望も望めます。

雰囲気のある道が続いていきます。










最後に急坂を登り詰めると鹿舞ダキ山と砥石権現との稜線に出ました。











まずは右に曲がって砥石権現を目指します。一旦鞍部まで下って山頂へと登り返します。

尾根の北側は木々が途切れて、素晴らしい眺望が広がっています。

この尾根の道もとてもいい雰囲気です。




途中でアケボノツツジと書かれた道標の先は岩場になっていて、

今度は南側の眺望が広がっています。『高城山』の北面には

まだ少し雪が残っています。




『釜ケ谷』の向こうには『西三子山』




山頂では先に着いた山さんがお湯を沸かして待ってくれていました。




今日も先週と同じお弁当とカップラーメンを頂きます。








セルフタイマーで記念撮影をしたら、なぜか動画になっていました。








お腹を満腹にして山頂から尾根道を戻って行きます。

先行して登ったメンバーは先ほどの岩場を見逃していたようなので、またちょこっと

立ち寄ってみます。左手には『雲早山』 !!








何年か経つと人の記憶は曖昧なもので以前に雲早山側から歩いた時は、

こんなに眺望が開けていた記憶が全くありません。

予想以上の景色にルンルン気分でひなちゃんも歩いて行きます。











この尾根も新緑のころや紅葉の季節に歩くと、また違った顔を見せてくれ、

とても素敵な道になるとと思います。




ヨウちゃんがハートの石を見つけました。




岳人の森への分岐から少し先に歩くと鹿舞ダキ山です。

山頂には森の妖精と名付けられた石の彫刻がひっそりと佇んでいます。





尾根からまた岳人の森へと下って行きます。倒木を跨いだり急坂を降ったり

意外と変化のある道です。麺法師さんも軽やかに下って行きます。








相変わらずヨウちゃんは下りはスイスイと降りて行っています。

その内にシャクナゲ坂の辺りで後ろの方で『お~い』とコアラさんの声が・・・。

どうやらシャクナゲの林の中で道を間違えたようです。『コアラさんだけならほっとくんやけどな~(笑)』

といいながら、ひなちゃんもいるので仕方がないので呼びかけながら戻って行くと

シャクナゲの間から二人が現れました。







岳人の森のキャンプ場でコーヒーを頂きます。先週に続いてコアラさんがビスケット。

そして今日はひなちゃんは大福を皆さんに配ってくれています。

普段あまり食べないのですが、疲れた体に大福の甘いあんこがとても美味しく頂けました。











観月茶屋までは登りの時には気づかなかった花が目に飛び込んできます。











観月茶屋で車に乗り込み次に向かうのは『神通の滝』 です。

少し広くなった場所に車を停めて案内標識に従って滝への道を登って行きます。







滝の手前では道幅も狭くなり大きな岩が迫ってだんだんと雰囲気が出てきました。




そして最後に深い谷間に大きな滝が目の前に現れます。

滝壺でしばしマイナスイオンを浴びながら寛ぎます。
















神通の滝でリフレッシュした後は林道から国道193号線まで戻り、

今度は江田地区の菜の花畑に向かいます。

途中の道沿いでは枝垂れ桜が満開まであと少しできれいに並んでいます。

神山町はこの枝垂れ桜が有名な町。これからしばらくは町のあちらこちらで

見事な花をつけて楽しませてくれます。











最後は菜の花見物。時間も遅くなってきたので今日は歩いて周回はせずに

車から少し歩くだけで、予想通り丁度満開になった菜の花の棚田を写真に収めます。







これから春本番。山歩きと花紀行が楽しみな季節です。
コメント

WOC・登山部2019.03.20 阿佐尻山

2019年03月21日 | 四国の山
今日の登山部の本隊は年に数回、恒例の松山での講演会と登山という事で

松山周辺の山に登るため、参加しない私はひとりでどこかの山を登ろうと考えました。

どこに行こうかなと考え目を付けたのが先週の『鶏足山』に続いて

福寿草の咲く山ということで、ネットで色々調べてみると、REIKOさんピオーネさん

ホームページに『阿佐尻山』のレポートがありました。そこでREIKOさんに登山口までの道の

状況をLINEで聞くと、登山口まで舗装路なので心配ないとの事。それなら私の普通車でも

行けると判り、取りあえずはFacebookのWOC登山部のページに

『興味がある方は連絡ください!』と書き込みをすると、山さんからコアラさん

一緒に参加すると連絡が入りました。その後ヨウちゃんからも参加したいと

連絡があり、ソロの予定が最終4名での山行となりました。

『阿佐尻山』は地形図にも山名が載っていなくあまり知られていない山ですが、

みなさんのレポートを見ると色々と見所があるようなので楽しみです。


待ち合わせの大歩危のモンベルに向かう途中、脇町から遠くに見える山が昨日の?積雪で

白くなっているではないですか!

事前に山さんに『アイゼンはいらんはな?』と聞かれて、『必要ないですよ!』と答えたのに

どうしよう・・・・・と思いながら、まあ今日は人数も少ないので様子を見ながら

と言う事で・・・・。





大歩危のモンベルで丸亀組と合流したあと、県道45号線を祖谷へと入って行きます。

かずら橋を過ぎて『京柱峠』へと国道439号線を右折、しばらく道なりに進んで

二つ目の大きなヘアピンカーブを曲がらずに直進していくと、堀切峠の大師堂に着きました。

この大師堂はトイレもあり、一応用足しも済ませてスタートします。







大師堂からさらに先の『栂の峰』の集落の手前から取り付きます。

取り付きには標識もなく、事前に確認をしておかないと見逃すような登山口です。




道はさっそく急登が始まります。途中からは植林地特有の道が何本にも分かれています。

赤茶けた落ち葉に足を滑らせないように、とにかく尾根を目指して登って行きます。







判りずらい道の杉林の中から尾根に飛び出すと、東側の景色が広がっていました。

ちょこんと雪を背中に載せた『牛の背』が見えます。




尾根筋の道は踏み跡も薄くさらに急な登りが始まります。この上部にある電波塔への電線と

スチールの電柱を目印に、息を切らしながら一歩一歩登って行きます。







段々と足だけでなく手も使わないと登れないほど急になってきました。

細い枝をストック代わりに登っているコアラさん。その内に『やっぱりストック使うわ!』と。

今にも折れそうな枝を使うんやったら、最初からストック使ったらいいのに!




第一の急登を登ると少しの間だけ急登が収まり、左側が切れ落ちた痩せ尾根を進んでいくと、

また直ぐに第二の急登がまた始まりました。








コアラさんはコアラと言うより“熊!” といった感じで四つん這いで登っています。







先頭を行く山さんは時折『ウオ!』とか『ガア!』 と

訳の分からない奇声を上げながら登っています。




第二の急登を登りきるとプレハブ小屋のような形をした電源室と電波塔に着きました。

電源室の北側には『三等三角点 小川』

周りを杉の木で囲まれていて陽の光に当たって霧がかかったように花粉が飛んでいるのがわかります。







ここからは木々の間から少しだけ北側の眺望が開けています。

まだらな色の山肌の大きな山容は『中津山』でしょうか?





後ろから来るコアラさんとヨウちゃんの到着を待って先に進みます。ここからは先ほどまでの

急登がウソのような緩やかな尾根道になりました。しばらく歩くと巨大な反射板。







反射板からさらに進むと樹林帯の中から急に目の前に遮るものがなくなり、

明るい斜面が目に飛び込んできました。

伐採跡の山の斜面に、植林をして鹿害から保護する為に一本一本白いカバーで

覆われたものすごい数の杉の苗木が並んでいます。

尾根から山の下の方まで延々と続く何とも言えない少し異様な雰囲気のする景色です。







等間隔に並んだ白いカバーは、テレビや映画で時々見る、

アメリカの無数に並んだ退役軍人墓地を思い浮かべます。

その明るく開けた山の斜面の向こうには、『土佐矢筈山』が大きく横たわっています。




その土佐矢筈の斜面には遠目に見ても杉花粉と判るような黄色い煙が上がっています。




遮るもののない斜面からは強い風が吹き上げてきます。先ほどまでの急登で掻いた汗に

その風が容赦なく吹き付けて、一気に身体を冷やしていきます。じっとしているとたまらないので

殺伐とした斜面を横目に見ながら尾根に沿って歩いて行きます。







この白い植林地が終わるとまた樹林帯が始まります。今度は先ほどと打って変わって

苔むした岩が点在するとても雰囲気のいい尾根が続いています。










比較的緩やかだった道の目の前にまた急登が現れました。1168mのピークの手前の急登です。

『これが最後かな~?』と言いながら、また山さんが奇声を上げながら登っています。




急登の上部には大岩が!その岩を巻いたり、登れる岩は登ってみたりと

変化があってとても楽しい道です。













1168mのピークからはさらに雰囲気のいい道が続いています。

山の北面ではよく見かける苔に覆われた岩ですが、こうして尾根で続いているのは珍しい事です。










この苔大岩の尾根を抜けて行くと尾根の北側にお待ちかねの『福寿草』 が待ってくれていました。

先週の『鶏足山』はロープが張られていて近寄るのが難しい群生地でしたが、

ここではロープもなく、足元に注意しながら傍までよって思い切り写真が撮れます。







大きく開いた花はもう咲いてからしばらく経つようですが、まだまだ咲いたばかりの

小さくまとまった可愛い花もあちこちに見えます。







一株390円で買って家で栽培していると言っていたコアラさんも

これだけの数の花を見るのは初めての様で、とても感激しています。

ヨウちゃんも先週に続いてまた福寿草を見られて喜んでいます。








しばらくこの『春の妖精』を写真に収めた後、さらに進んでいくとコンクリート道に

飛び出しました。一同、『え~ここまで車で来られるんや!』と。




林道をそのまま歩いて行くと広い土砂捨て場に着きました。

ここからは東に『牛の背』の大きな背中と、その左にちょこっと顔をだした

『三嶺』 でしょうか?さらにその奥は『次郎笈』?







この広場からさらには先にこんもりとした阿佐尻山の山頂が見え始めました。

道の左下には『京柱峠』 の茶屋と電波塔が見えます。







こんもり山頂の麓には『阿佐尻山登山口』の標識がありました。先ほどの林道に飛び出した時と、

この登山口の標識といい、拍子抜けします。




登山口の標識からは幅の広い道が山頂へと続いています。そろそろお昼前。

少し前からお腹が減って力が入らず、歩く速度がどんどん落ちてきます。







途中で綺麗にはがれた靴の底が!靴底を置いたままにしてどうやって・・・・?




ロープの張られた段差を登り少し歩くと山頂に着きました。








『三等三角点 樫尾』・1374m『阿佐尻山』山頂です。




山頂は360度の大展望。東西南北、今まで登った山々が見渡せます。

寒峰から矢筈山に続く稜線



大きな体の中津山と雪遊びした国見山



遠くに見えるは雪をかぶった石鎚山



そして笹原の続く土佐矢筈山



昨日に積もったのか白い山頂の三嶺



ずっと見ていても飽きない景色です。天気も良く最高です!

登りが苦手で遅れているヨウちゃんが着く間、今日は山さんがお湯を沸かしてくれています。

こんな素晴らしい景色を見ながらお弁当を食べる。なんて贅沢なランチでしょう!(でも安い!)










正午になって気温もあがって心地よい山頂で、いつになくのんびりと過ごした後は

下山開始です。登ったら下るのが登山。急登を登ってきたなら当然急坂を下らなければなりません。

それを下りの苦手なコアラさんが随分と気にしています。







案の定、登りの時はそれほどでもなかったロープが張られた場所で

足を滑らせ尻もちをついたコアラさん。

先を行く山さんと私が振り返った時は、何事もなかったように立ち上がっていましたが

ちゃ~んとヨウちゃんが証拠写真を撮ってくれています。







そこから少し下で道の脇に、先ほどの靴底のもう片方がこれもきれいに剥がれて落ちていました。

両足ともに靴底がなくて、本当にどうやって歩いたんだろう?







登山口まで戻って今度は林道の上の小さな尾根を歩いてみます。










尾根から広場に降りて今度はコーヒータイムです。

ここでも山さんがちゃんと人数分のコーヒーを持ってきてくれていました。

珍しくカップを忘れたコアラさんは珍しい?カップで頂きます。








コーヒーとビスケットを飲み食いしながら他愛もない会話が続きます。

今日は山さんと私がツッコミでコアラさんがボケ役です。

すると林道から一人の男性が歩いてきました。

お話をするとエントツ山さんもリンクを貼っている『takebeの徳島山歩き』さんとのこと。

花粉症が苦しいと言いながらもひとり山頂へと歩いて行きました。


広場からは林道を歩き、また苔尾根へと歩いて行きます。







葉がすっかりと落ちてしまった自然林ですが、秋の紅葉の時期に

歩いてみてもまた違った風情を楽しみながら歩けるかもしれません。




大岩を降りる山さんが急に足が攣って苦しみ始めました。

普段自転車で体を鍛えている山さんですが、久しぶりの県外の山歩きに加え、

降りるときに無理な体勢にでもなったのでしょうか?。










福寿草の群生地を過ぎていよいよ鬼門の急坂下りです。

昨日の雨でじゅるんだ斜面は油断をすると本当に転倒してしまいます。

下りの苦手なコアラさんのいい?写真が撮れないか三人が待ち構えています。




そこへのそのそとコアラさんの登場です。







本人はセーフ! と言っていますが、いえいえ完全に尻もちついていますから!

難儀をしているコアラさんの姿を見ても、薄情にも誰も手助けしようとしません!(笑)




この急坂を過ぎても植林地の先にまだまだ難所が続きます。

山さんも膝の調子が良くないので、急な坂は少し苦手の様です。







ところが登りが苦手で息切れがして他の人にかなりの遅れをとっていたヨウちゃんは、

下り坂は大好きなようで、何食わぬ顔をしてヒョイヒョイと軽快に下って行きます。

『どうしたん?下りは得意なん?』と聞くと『うん、こんな所が楽しい!』と。








痩せ尾根の場所を除けば、ほとんど下りも最後まで急な坂が続いています。

『楽しい!』と言いながら下って行ったヨウちゃんの姿が見えなくなりました。

後ろからはのそのそとコアラさんが降りてきています。










大師堂まで戻りトイレで用を足して車まで戻るとヨウちゃんが

『トイレきれいでした?』と聞くので『うん、きれいだったよ!』と答えると

そのままトイレに入って行ったのに、直ぐに戻ってきました。

『どうしたん?』と聞くと『入り口から女性用の所までが離れているので怖い!』・・・・と。

はぁ~幼稚園児じゃあるまいしいい年したお〇さんが!

そういえば以前にお嬢様と三人で山でのトイレの話をしていた時、

お嬢様は『私はどこでも平気』と言っていたのに、

ヨウちゃんは『私は絶対に無理!』と言っていたのを思い出しました。

まだまだ山女にはなれませんな!





帰りの林道では、上から落石でもあったかのような大きくボンネットが凹んだ事故車が一台、

いったいどうなったらあんな事になるんだろうと、車の中で。




竜宮崖公園のつり橋では、高所恐怖症の山さんとヨウちゃんが『どっちが怖がりか?』比べをしました。

恐らく先週の鶏足山の岩場は、山さんは絶対にNGですがヨウちゃんは何とか登れました。

ところがこのつり橋では、山さんは平気ですがヨウちゃんはNGで、途中で引き返していきました。

同じ高所恐怖症でもいろいろあるもんです。また登りは俄然強いコアラさんは下りは苦手です。

反対に登りが全くダメなヨウちゃんは下りは楽勝です。

何度か一緒に歩くと判るのですが本当に十人十色です。




大師堂で怖くてトイレができなかったヨウちゃんの為に、トイレ休憩で立ち寄った『道の駅にしいや』 で

トイレから出てきた女性に『KAZASHIさん?』と声を掛けられました。

話をするとつるぎ昔乙ですと紹介してくれました。

そしてストーンリバーさんトンちゃんと今日はご一緒でした。

トンちゃんともしばらくお話をすると、みなさんもやはり今日は福寿草狙いだったようです。

ストーンリバーさんと乙女さんとはアケボノツツジの薬研谷でお会いして以来、

とんちゃんとは忘年会以来です。

これからはみなさん春の花を追っかけての山歩きですね!



距離にして6.6km、高低差約600mほどでしたが変化にとんだ景色を楽しみながらの

5時間30分ほどの山歩き、『いい山ひとつみ~っけ!』


コメント

WOC登山部2019.03.13 鶏足山

2019年03月14日 | 四国の山
先週末は標高の高い山では積雪があったようですが、

四国の山の雪山シーズンももう終わろうとしています。

雪が融け始めると同時に長い冬の間地下で過ごした『春の妖精』

『スプリング・エフェメラル』の花々が顔を出し始めます。

その春の妖精の代表的な花の『福寿草』の便りがあちらこちらで聞こえてきました。

それではWOC登山部も妖精を探しに出かけてみることにしましょう!

山歩きとしては『寒峰』の方が歩く距離もあり登山といった感じがするのですが、

福寿草の群生としてはここ最近『鶏足山』の方が数が多いような気がしていて、

数年前から通い続けています。と言う事で、今日は鶏足山に男女6名で出かけてきました。



事前に開花の様子を調べようとあちこちのHPを覗いていると、ピオーネさんの掲示板に

やまももさんから登山口までで土砂崩れ!の情報の書き込みがありました。

え~マジ・マジ!・・・・と随分と焦りましたが、

ピオーネさんの掲示板に問合せをすると、エントツ山さん

ピオーネさんから迂回路があるとの情報を貰って一安心!


教えてもらった通りに迂回路を利用して無事キャンプ場に着くと、既に先客が・・・・・。

香川から来たという6名の我々より少し年配のグループが・・・・。しかしどこを見ても車がない???

話を聞くと途中で車を停めて歩いてきたとの事。事前に掲示板で教えてもらっていてよかった!





昨年は怖がりのお嬢様と二人で来たので、行場を通らずに山頂まで歩いたのですが、

今日は行場を登るというと、高所が苦手で嫌がるヨウちゃんと興味があるけど少し不安なルリちゃん

そして山奥で育ったという久しぶりに参加したワカメちゃんは興味津々でワクワクしています。




『鶏足山行場』と書かれた標識から、少しザレ気味で歩きにくい足元の

苔むした岩が点在する日本庭園の中を、上部に見える岩壁目指して登って行きます。







踏み跡は薄く、目印の赤テープを探しながら上へ上へと登って行きます。

目の前に近づいてくる岩壁に麺法師さん『あれ、登るんで~!』

というと、直登すると思ったのか後ろから『え~無理!』と声があがっています。










岩壁までは山の北側になり陽も当たらず、昨日少し降雪があったのか白くなった地面が

なお一層寒さを誘います。







目の前に迫った岩壁の一番低くなったところが取り付きになります。

まずは岩穴の前をとうせんぼするようにして立つ枯れ木と岩の間をすり抜けます。

(前回より通りやすくなったような気がしたのは、気のせい?)










この岩穴から今度は左上へと登り、さらにその一段上を肩幅もないような狭いカニの横這いを

通ります。岩には横に鎖が取り付けられていますが、頭の上にオーバーハングした岩があり

立っては通れず、腰をかがめて不安定な歩き方になります。

しかも以前はちゃんしていた鎖の固定部分が外れているのか、鎖が随分と緩んでいて

一番危ない場所で体が外に振られてとても怖い思いをします。








麺法師さんは何とか通れたのですが、女性陣がやはり難儀をしています。

一旦鎖迄もどって鎖が緩まないように引っ張って援助するとなんとか通過することができました。

うっすらと雪が付いた岩肌に、とてもすごい所を登っている雰囲気がでています。

『ルリちゃん、がんばれ!』 (今回はこの横ばいが一番怖かった!)




何とか全員無事に通過することができ、次は鎖とトラロープがかかった岩です。

まずはやっさんが登ったふりをします! (^O^)/




この岩は苔がついていて足が滑りやすく登りにくい岩です。まずは私が登ってみますが、







今日の女性陣には少し無理があるので、他のメンバーはここは安全策で巻き道を行くことにします。

岩の上から覗くと巻き道を登ってくるメンバーの姿が見えます。巻き道も登山道ではないので

急な斜面に足を滑らせて苦戦しています。







岩壁の足元を南端まで回り込み、次はまた岩穴を登って行きます。

今度の岩穴はザックを担いだままでは通れない大きさです。取りあえず先にザックを投げ出し

私がほふく前進で通過した後、あとから来るメンバーのザックを引き受けます。










この岩穴の上部が『第一のテラス』 になっています。

全員が岩穴を通過した後、テラスからの眺望を見学します。麓にはくねくねと流れる吉野川が見えます。




岩穴の上は少し広くなっていて、さらに一段上にはこの行場で最長の鎖場があります。

情報によるとこの鎖は30~35mあるそうで、下から見上げるとほぼ垂直の岩場です。

オーバーハングした岩から垂れ下がったような取り付きの鎖は、掴んで登ろうとすると

後ろに体が広がり足が届かなくなります。




一番下の鎖から取り付かず、一旦左の岩から一段上の岩まで登り取り付いた方が登りやすそうです。

麺法師さんがチャレンジしてみます。





と言っても麺法師さんも一応ポーズだけ! (^O^)/

この最強鎖は見学だけにして、メンバーは巻き道を進みます。この巻き道にも鎖は続きます。

嫌がっていたヨウちゃんも頑張っています。




山育ちのワカメちゃんは楽しくてイキイキとして、どんどん進んで上からヨウちゃんに

足がかりのアドバイスをしています。












この岩場も南側まで回り込み、今度は左に頂上部を目指して岩を登ります。

登り詰めると鎖場の上部の『第二テラス』 です。








先ほどの第一テラスからは数十メートル上がった、雄大な風景が広がっています。

落葉樹の冬枯れた色の山肌と、常緑樹の杉林の緑の山肌がくっきりと分かれています。

北側には随分高い所まで集落があります。








テラスの先端で腰を降ろして眺望を楽しむワカメちゃん。




南には折り重なるようにして山並みが続いていますが、唯一電波塔のある『梶ケ森』だけは

特定できますが、他の山は全く分かりません。まだまだ登れる山がたくさんあります。




テラスの先端でポーズをするメンバー!










ここで一人だけテラスの先に近づこうとしないメンバーが!

『大丈夫・大丈夫!』といくら言っても『ダメ~!』と言って

せっかくの眺望を見ようとしないヨウちゃん。


大展望を前にして存分に楽しんだ後は、一旦岩場を下り痩せ尾根を山頂目指して登って行きます。








955mのピークは三角点もなく、少し寂し気な山頂です。吹き上げてくる風が

随分と冷たいので、記念撮影を終わらせ今日のお目当ての福寿草の群生地まで下って行きます。







群生地はロープが張られて植生の保護がされています。尾根から少し下った上の群生地は

昨年と比べて随分と数が少ないように思います。

『KAZASHIさん。ここが群生地?』と声が上がっています。(T_T)/~~~ 







所々で写真に収めながら下って行くと、杉林に入る手前の下の群生地には

凄い数の福寿草が咲いていました。(ここでほっと胸を撫で下ろしました)

















これなら群生地 と言っても差しさわりがないはずです! ふっふ~どうだ!




未だ寒風の吹く中、貴重な日差しを浴びて飴色に輝く福寿草を堪能した後は、

キャンプ場まで杉林の中を下って行きます。林の中にはミツマタが所々で目に入ります。




丁度お昼時。キャンプ場の炊事棟でお弁当を広げます。







お弁当を食べた後はコンビニで買ってきたコーヒーを淹れます。

お湯が沸くまでの間少し散策。苔のまとわりついた岩が密集しています。

車から降りて直ぐにこんな景色を見られる場所もここ鶏足山以外ではなかなかないです。










2時間もかからず山歩きを終えて、キャンプ場のベンチに腰掛けのんびりと昼食をすました後は

帰りながらこの西祖谷周辺を少し観光することにしました。

まずは県道に出るまでに通る、五所神社の大杉を見学。車から見るとさほどでもないのですが、

近づいてみるとその幹回りの太さと木の高さに驚かされます。










足元にはこれも春の息吹を感じさせる、ふきのうとうがあちこちに咲いています。




『雲海の展望台』からの景色も見ごたえがあります。







県道に出て一旦祖谷トンネルを抜けて以前から気になっていた『祖谷ふれあい公園』に。

駐車場に車を停めて『祖谷ロマン橋』を渡ってみます。




横に弓なりの形をした非常に珍しい橋です。下までの高さも25mほどあり景色も見ごたえがあります。

動画を撮りながら振り返ると、橋の途中で怖くなって走って戻る ヨウちゃんの姿が!




橋を渡って対岸の森の中では『フォレスト・アドベンチャー』というアクティビティ施設があります。

専用のハーネスを行けて高い樹の上を歩いたり渡ったりして、様々なコースがあるようです。

そして目玉の『ジップライン』は高低差50m長さ360mをワイヤー一本で移動します。







とっても楽しいそうですが怖そうです!でも時間があればチャレンジしてみたいです。




公園からはまたトンネルへと戻り、大歩危駅の横にある『歩危マート』に立ち寄ります。

名物の巨大な『ぼけあげ』や『祖谷こんにゃく』を買ったあと、向かいの2号店でコーヒーを頂きます。










店の店主が陳列してある袋菓子を開けて、さらに臼を廻して挽きたてのお茶を勧めてくれました。








コーヒーにお茶、更には餅米のせんべいでお腹は満腹です。

店を出た後は大歩危駅の中を通り、線路の向かいにある遊歩道を散策。

少し気の早いソイメイヨシノが小さく花をつけていました。













まだ時間も早いので、『妖怪街道』と名づけられた県道272号線に寄り道。




歩行距離にすると1km強の鶏足山はやっぱり行場を登ってこそ楽しさが増します。

その点で今日のメンバーは変化のある道を歩けて、また一ついい体験ができました。

雪山が終わりを告げて、今からは春の花を探しての山歩きへと変わります。

次はどこの山でどんな花をみようかな?
コメント

WOC.登山部 2019.03.06 与治山・城山

2019年03月09日 | 香川の里山
先週からずっと天気予報とにらめっこ!ただ待てど暮らせど降水確率は

高いままで天気は回復しそうにありません。こうなると遠出をしても仕方がないので

近場で傘を差しながらでも歩ける里山をピックアップしました。

最初は三野町の『河津桜』を見て、西讃方面の山でもと考えていたのですが、

白鳥町の湊川沿いの河津桜も見ごたえがあるようなので、西から東へと予定を変更。

桜を見物した後、東かがわ市の近場の山を散策することにしました。

丸亀組と大内ICの近くで待ち合わせ、そこから数分で河津桜の咲く湊川沿いに着きました。

河原の駐車場に車を停めて歩いて行きます。







丁度並木の中間地点にある駐車場からまずは北に向かって歩いて行くと、

並木の北の端に石碑があり、その石碑には15年ほど前に地元のライオンズクラブの方達で

76本の桜が植樹されたと書れていました。




この北の端から南に川の土手に沿っておおよそ1kmほど並木が続いています。

ソメイヨシノに比べると桃色に近い濃い花の色と1本の枝に着く花の数も

多くとても密度が濃い感じのする桜です。何枚撮っても同じような写真になりますが

それでもついつい撮ってしまいます。並木の南の端までのんびりと歩きます。













河津桜の並木を見物した後は、白鳥町の北端の鹿浦越岬にある国の天然記念物の

『ランプロファイア岩脈』を見学します。漁港の横にある駐車場に車を停めて

遊歩道を進んでいくと、白と黒のストライプの岩壁が目に飛び込んできます。




花崗岩に割れ目ができた時に煌斑岩(こうはんがん)が入り込んでできた

国内では非常に珍しい地質で、引き潮の時には近くまで行けるようですが、

今日は遊歩道の先から遠目に見学です。




鹿浦越岬には遊歩道が整備されていて、駐車場から階段を登って行きます。

階段を登ると岬への木々に囲まれた気持ちのいい道が続いています。








途中には江戸時代に造られた『蕪越狼煙(のろし)場跡』があります。







狼煙場から先も遊歩道が続いています。しばらく歩くと異国船を監視していたという番所跡の

江見展望台に着きました。たしかに岬の東側の眺望が広がっています。










江見展望台からさらに東に歩くともう一ヵ所東屋のある展望台があります。

眼下にはアーチ状に続く白い潮越海岸を見下ろすことができます。

今日は霞んでいますが、晴れていれば淡路島まで眺めることができそうです。





展望台からその潮越海岸への急な階段を下り、下道を歩いて駐車場まで戻って行きます。




駐車場から一旦車に乗り込み、海岸沿いを引田町へと続く県道122号線を走り、

途中で車を停めて『与治山』の北側の登山道を歩きます。

以前、西側からは登ったことがあるのですが、こちら側から登るのはは初めてです。







最初は羊歯の茂る道を進み次第にウバメカシの茂る道になると、道の傾斜も急になってきます。







山頂には地元で『清少納言さん』と呼ばれている神社があり、社殿の横には三角点がありました。











神社の南側からの引田の安戸池方面の眺望を眺めた後記念撮影です。







与治山から下りてくると丁度お昼時。今日はお弁当ではなくうどん屋さんでお昼にします。

以前から店の横を通ると行列の出来ているのを見て気になっていた『まるちゃん』に初訪問です。




名物はとり天といか天のようですが、どちらもかなりボリュームがあります。

個人的にはてんぷらは平凡な感じがしましたが、麺と出汁はとても美味しくいただきました。





腹ごしらえを終えた後はもうひと山歩きます。先ほどの与治山からも見えた『城山』です。

城山は名前の通り引田城跡の遺跡の残る里山です。こちらも以前に一度歩いていますが、

今日の登山口からのコースは初めてです。







登山道というよりは遊歩道といった整備された快適な道が続いています。

最初は綴ら折れの道を登って行きます。







樹林帯の中から尾根へと飛び出すと、周りが開けた花崗岩が露出した道になり

振り返ると引田漁港の眺望が広がっています。








自然にできた小さい穴の中に可愛らしい置物?が。




岩肌の上を登り詰めると『引田城本丸跡』と書かれた看板があり、大きめの

石積みが残っていました。




本丸跡を過ぎるとほぼ平らな道が続いています。道標に従って歩いて行きます。




城山山頂には『東かがわ里山チャレンジ30』の際に掛けられた山名札があります。







山頂の先からも引田の街並みが見下ろせます。







山頂の南端から一旦下って『引田灯台』へと道が続いています。

山頂をぐるっとのんびりと歩きます。灯台に着くころにちょうどパラパラと雨が降り始めました。







城山は100mにも満たない低い山ですが、至るところで眺望が開けて足元も歩きやすく

とてもいい山でした。

登山部というよりは散歩クラブと言った感じで、ほとんど汗も掻くこともなく、

息も切らせることもなく予定通り雨の降るまでに帰路に着けたのんびりとした半日でした。
コメント