KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.02.26 桑田山・蟠蛇森

2020年02月27日 | 四国の山


先週の毛無山の帰りにひなちゃんから、『桑田山のユキワリザクラ』が見たい!

と声が上がりました。『桑田山?』『ユキワリザクラ?』初めて聞く山の名前と桜の名前。

ユキワリソウやユキワリイチゲはよく耳にするけど、ユキワリザクラ?なんて思っていたら、

高知の山友の流れ星さんが丁度その桑田山のユキワリザクラをFBにアップしていました。

菜の花の鮮やかな黄色に、少し赤み掛ったサクラの色のコントラスト。

桑田山は蟠蛇森の登山口だというのを知らずに、里山で桜見物だけではと思い

『桑田山の近くに良い山がありますか?』と問い合わせをすると、『蟠蛇森だけでも十分だと思いますよ!』と

教えてくれました。以前から名前だけは聞いたことのある蟠蛇森ですが、なんせ高知市内から西の山は

ほとんどわからない領域です。雪があるようなら寒峰の福寿草も、と思っていたのですが、

今回はWOCのメンバーも初となる蟠蛇森を目指すことにしました。


今日のメンバーは珍しく男性3人に女性が5人の構成。やはり花となると女性の方が興味があるようです。

麺法師さんのワゴン車で須崎東ICまで走ります。

途中の車の中の後部座席でまゆゆが『暑い、暑い!』と騒ぎ始めました。

後ろから聞こえてくる会話を聞いていると、どうやら前回剣山の雪山に出かけた時と同じ

服装で来たそうです。『そりゃ~暑いわな!』と思っていると、『それを脱いで、これを着て』などと

とにかく騒がしい!あまりに騒がしいので『もう全部脱いで歩いたら!』と私が言うと

あっちゃん『セクハラ!』と。

セクハラなんて言う歳でもないのにと思ったのですが、これ以上突っ込むと炎上しそうなのでやめときました。


インターで降りコンビニでトイレ休憩の後、桑田山まで車を走らせました。

県道から桑田山に上がる途中の道の脇にはもうすでに満開のユキワリザクラの桜並木。

女性陣の歓声が上がります。桑田神社の駐車場に車を停め、協力金と書かれた箱の中に300円を入れてスタートします。







車道を歩きの途中から見上げると山の斜面にピンクの色が広がっていて期待が膨らみます。

ルリちゃんは何年か前にツアーでこの時期に訪れた事があるそうですが

その時には全く咲いていなかったそうです。やはり暖冬の今年はどの花も開花が早いようです。








集落の中、民家の横を通らせてもらいながら案内標識に従って登って行きます。







近道と書かれた民家への坂を登ると、トイレのある販売所に着きました。

まだ時間が早いのか準備している地元の人たちがいます。







さらに集落の中の道を登って行きますが、まだ昨日の雨で濡れた石やコンクリートは滑りやすく、

足元ばかり見て周りの景色に気がいきません。お疲れ気味のセニョさん

先週に続いて『しんどいな~』と言いながら登って行きます。




しばらくすると下から見えたサクラが一番密集していた辺りに着きました。石垣で段々になった場所に

流れ星さんの写真で見た通り、菜の花とユキワリザクラの風景が広がっていました。







昨日の雨で少し散り始めているようですが、それでもピンクの傘の下にいるような、

ユキワリザクラの花が咲き誇っています。







このユキワリザクラの正式名称は椿寒桜だそうで、松山にある椿神社が元だと言う事です。

シナミザクラとカンザクラの交配種で70年ほど前に松山から株分けしてもらい、台木に接ぎ木をして

今ではこの集落に約1000本ほどのサクラがあるそうです。まだ雪の残るこの時期から咲くことから

地元でユキワリザクラと呼ばれているそうです。

この時期に(未だ2月)お花見ができるなんて、さすが南国高知です。







桜の広場から更に坂道は続いています。次第に周りは段々畑のミカン畑の風景へと変わって行きます。

『落ちてるのは美味しくないんよ!』と言いながら、あっちゃんの手にはしっかりと・・・・。










道の脇に続く菜の花の道を登ると、麓の風景が広がり始めました。

民家の向こうに先ほどの桜並木!







途中で道を間違えて石垣の手前で引き返しますが、麺法師さんとあっちゃんはそのまま石垣の

向こうへ登って行きました。所々にある案内標識に従って行くのですが、

どう見ても民家へ入って行くようなヶ所もあります。













少し判りづらい畑の作業道を上がっていくと、先に着いた二人がベンチに腰掛け休憩していました。

後でアップしたこの写真を見て、今日は欠席した山さんが、

前回歩いた庵治の『世界の中心で愛を叫ぶ!』にちなんで

『高知の端っこで愛を叫ぶ!』とコメントをしてくれましたが、

私には『別れを切り出されてうなだれる男性と次の男性を待つ女性』に見えます!(笑)




ベンチの先からは須崎湾と太平洋の眺望が広がっていました。しばらくすると後続も到着し、

この景色を見ながら一息入れます。










ここからは下道から登山道へと入って行きます。杉林の中の落ち葉の道を中を進んで行くと

後ろでキョウちゃんが度々くしゃみをし始めました。途中で花粉症の話が出て、

今日は薬を飲んできていると言っていたのですが、杉林の中に入った途端やはり花粉は飛んでいるようです。





杉林から大岩の横を抜けると、今度は竹林になりました。前を歩くあっちゃんとルリちゃんのペースが早くて

なかなか追いつけません。竹林を抜けると道の脇に白い石灰岩?の岩塊が増え始めます。










一旦登山道から林道に出た後、また標識の場所から登山道へと入ります。










最後の登山道を抜けるとまもなく蟠蛇森 山頂です。

冬用の長袖を下に着ていた私が『暑いな~』と言うと、今度はあっちゃんが『脱げ、脱げ!』と言ってきます。

シャツ一枚になると『乳首が透けるから!』と言うと、『絆創膏貼ってあげようか!』とまで、

あっちゃん、それこそセクハラですよ!

乳首の話から何故かブラジャー談義に話が弾んで歩いてくる女性陣。さすがに話に付いて行けずに先を行きます。




蟠蛇森 公園となっている山頂は広場になっていて、南側の眺望が広がっていました。

そしていままで見たこともないような巨大な鉄製の展望台がそびえ立っていました。








すっかり春ようなの日差しの下でお弁当を広げます。暖かい山頂の広場でのんびりとお昼ご飯。

そして広い太平洋を望みながら話が弾みます。





お弁当を食べ終えた後、展望台に登ってみます。下から十数メートル上がった展望台からは

遮るものがなく360度の大展望です。流れ星さんから石鎚山も見えますよと教えてもらっていたのですが、

少し雲がかかった北側の峰々。どの山が石鎚山なのか特定ができませんでした。

西側には遠くに高知の市街地?も見渡せます。広場から上がった展望台ではやはり少し肌寒い風が吹いています。



















展望台と比べるとひっそりとした場所に三角点はありました。最後に記念撮影をして山頂を後にします。







下りは登山道組と林道歩き組に分かれて下山しました。往路にあったベンチのある展望所では

太陽の位置が変わってさらに菜の花と桜が輝いて見えます。










終始おしゃべりの続く女性陣。『花より団子』ではなく『花よりおしゃべり』といった感じです。

所々で梅の花も咲いています。







桜の広場まで降りてくると、花見の人たちで賑わっていました。中には外国人の姿も見受けられます。

桜の木の下でお弁当を広げている人もいます。見上げるとピンク・ピンクの一色です。






















先に着いた女性陣は販売所で高知ならではの柑橘のお買い物。







全員が揃った所で駐車場に戻り、帰りは麺法師さんの提案で横浪スカイラインを走り、

瀬戸内の景色とはまた違った荒々しい太平洋の景色を見た後、

女性陣のリクエストで土佐市のサニーマートで夕飯のお買い物も済ませ、帰路につきました。

初めての蟠蛇森登山と早春の高知を満喫できた賑やかで楽しい一日でした。



今日の3Dトラックです

WOC登山部2020.02.19 毛無山

2020年02月20日 | 香川の里山

先週に続いて今週も雪山に出かけたいな~と考えていたら、週明けから冷え込み

山間部ではどうやら降雪の模様。ただこれまでの積雪の状況と気温から見て

四国の山ではそれほど積雪は見込めそうにない。日曜日にREIKOさんが登った

三平山は壺足になった写真がアップされていたので、『これだ~!』

ではでは去年同じ時期に出かけてた毛無山に出かけることにしましょう!。


できれば白馬山まで周回できればと考え、丸亀を6時30分にスタート。

高速を走り北房で降りて、県道を走ります。ただGooglのナビの気まぐれか、

真庭の方に誘導されて少し遠回りに。ここまで全く雪の気配はありません。

『雪は、雪?』と後部座席でゆかりんが騒いでいます。

幸い新庄村に入る手前のトンネルを抜けるとそこは雪国でした!

新庄村から毛無山山の家に向かう道では除雪車が作業をしていました。




丸亀から約3時間で登山口になる駐車場に到着しました。スパッツにアイゼンも装着して準備万端。

駐車場を除いては予想通り昨日降った新雪で一面純白の世界です!

『犬は喜び庭駆け回る』ではないですが、テンションが上がってきます。







昨年は3合目近くまで地面が露出していた道も、完全に雪に埋まっています。日曜日に歩いた人がいたのか

トレースが続いていますが、その上にもサラサラの雪が積もっています。

『いいな~いい!初めてやね、こんな雪の上を歩くのは・・・!』とIRIBITOさん







トレースはスノーシューの跡の様です。足を持ち上げて歩く登山靴では直ぐに足が疲れてきます。

白馬山への分岐まで静かな杉林に、横を流れる沢の水の音とサクサクと雪を踏みしめる足の音だけが聞こえてきます。










久しぶりのセニョさんがいつになくペースが落ちて少し離れてきました。

後続のグループを待って少し休憩をします。










この案内板から道の幅は狭くなり、沢の右岸の登山道らしい雰囲気になってきます。

ただトレースがなければ赤テープもほとんどないので、ルートファインディングが難しい道です。

















沢を一旦渡ると次第に道の斜度が急になってきます。ラッセルとまではいかないけれど、

先頭を行く麺法師さんのペースも次第に落ちてきます。

後続になるほど踏み跡を辿れるので少しは楽ですが、やはり先頭はしんどいようです。










途中で先頭交代をしてさらに進んで行きます。最後の小さな沢を渡ると更に道は急登になっていきます。














少し平らになった所で後続を待ち列を整えます。前日まで風も強かったのか木々の枝には着雪はないのですが

やはり雪山には青空が似合います。次第に暑くなってきたのでひなちゃんも上着を一枚脱いで調節します。













準備物にサングラスと書いたので、今回セニョさんは新調しました。

ただ新鮮過ぎてまだシールが付いたままです!(笑)





尾根の手前のブナ林になると葉の落ちた枝の間から、麓の村の景色が見え始めました。

青空は次第に雲が広がり始めました。山頂からの大山が見えるかが気になりだしました。
















尾根に出ると東側に白馬山の稜線が見えます。一息入れて避難小屋まであと少し!







尾根に出ると風が出てきました。あわよくば白馬山までと思っていたのですが、登山口近くの

白馬山への分岐にはトレースがなく、恐らく毛無山山頂から白馬山にもトレースがないだろうと

予想されます。夏山と比べるとやはりここまでも時間がかかっているので、今回は周回は諦めて、

小屋にザックを置いて山頂を目指すことにしました。







小屋からは山頂まで100mほど。樹林帯を抜けると東側から南側の眺望が広がっています。

下から男性が一人登ってきています。道を譲ろうとしたのですが、残り僅かなのでそのまま一緒に山頂へ。













山頂直下の直登を登りきると毛無山山頂です。残念ながら僅かな望みは絶たれ、北側の空にも

雲がかかっています。大山も山裾が見えるだけで山頂は雲が垂れこめています。

烏ケ山は全く見えず、蒜山三座が何とか確認できる程度です。













先ほどの男性は地元の真庭市から来られたそうで、この山には度々訪れているとの事。

『春のカタクリの花も見ごたえがありますよ!』『下湯原に良い温泉があるので、次はぜひ寄ってみてください。』と

色々地元の話を聞かせてくれました。その男性にお願いして記念撮影!










大山の雲が流れるのを待っていたのですが、今日はどうやら無理のようなので、

お弁当の待つ小屋へと戻って行きます。










山頂はマイナス2度。この小屋の周りでも0度を少し上回る程度です。

『やっぱり寒いね~』と言いながらIRIBITOさんが沸かしてくれたお湯で、

温かいラーメンや味噌汁で暖を取ります。







昼食が終わればここからがメインイベントです。

ストックをしまってヒップソリを出して下山開始。先ずは麺法師さんが尾根で滑り始めますが、

まだ緩斜面でほとんど滑れません。後ろから行くセニョさんと変わりません。










尾根を外れると滑れそうな場所を探しては、ゆかりんと麺法師さんがキャーキャー言いながら滑っていきます。




後ろから来ていたやまじいも、先週ビビリと言われて今日は汚名挽回でチャレンジ。

するとスピードが出過ぎて道を外れて斜面に落ちて行きました。下から這い上がって来るやまじい!







今日は誰よりも一番滑っているやまじい。さらに先を行く二人に追いつきました。

私も時々道から外れた斜面を滑ってみますが、今日の新雪ではお尻が埋まってしまって全く滑れません!
















先週のやまじいのようにゆかりんに無理やり勧められて、最後にセニョさんもちょっとだけ滑りました。





先週に比べると滑れる距離は短かったものの、はしゃぎながら滑り降りて体も温まってきました。

ソリ大会が終わった後はまた静かな森の中を登山口まで戻って行きます。










往路の途中にあった案内板の横でちょっと遊んでみます。ゆかりんが人型に挑戦。

背中から雪の中に寝そべり起き上がると、ゆかりんの体形通りの型が。

『ゆかりん!下半身が・・・・・・・で〇!』(笑)







起き上がるときに崩れてしまって失敗した私は、駐車場手前の新雪で再度チャレンジ!

先ほどは背中からダイブをして首を強打したので今度はゆっくりとお尻から沈みます。

起き上がるのをゆかりんに引っ張り上げてもらって、今度はきれいにできました!







ほどなく駐車場に到着します。最後にこの新雪歩きともお別れです。







駐車場では今日もIRIBITOさんさんのコーヒーを頂きます。

今日は新作の『さくら蕾』です。今回はセニョさんに伝授していただいた私が淹れます。










今日の帰りの道中は車内で『懐かしの70年代歌謡曲』をイントロ当てクイズ!

キャンディーズに始まって青春時代の曲が流れてきます。

山行中は機内モードにしていたのを元に戻した途端、会社で新しく始めたシステムで、

現場の報告や図面が次々と上がってきました。便利になるのはいいけれど

途端に現実に戻された帰り道でした。

初めてのパウダースノーの雪山に満足してくれたメンバー。

次にこの山に訪れるときのタイトルは『カタクリの花と露天風呂!』

五月前後にまた訪れる計画をして帰路につきました。




WOC登山部2020.02.12 剣山

2020年02月13日 | 四国の山

前日は建国記念日で大勢の人が山に登っていました。山友のKyoさん

いつものように奥さんと一緒に剣山に登った写真をたくさんアップしていました。

FBのコメントに『雪の状態は?』と尋ねると、『登山道には雪はあるよ!』と返事が返ってきました。

『しめしめ、それなら恒例のソリ大会も問題なし!』・・・・と言う事で、

WOC登山部で剣山に出かけてきました。

FaceBookのグループ(WOC)で案内すると、雪山を楽しみにしていたメンバーが直ぐに集まってきました。

ただ定員8名のところを、自分を人数に入れずにカウントをして、最後に申し込んできたあっちゃん

OKをだしてから定員オーバーになっているのに気づき、『今回はごめんなさい!』と平謝りをして断りをいれました。


丸亀組と貞光の道の駅で合流した後、見ノ越までの40kmの道のりをIRIBITOさん

ワゴン車で向かいます。一字村を過ぎ第一ヘアピンまでは夏山と変わらぬ風景。

ヘアピンを何度か回るごとに次第に道には積雪がみられるようになってきました。

スキー場を過ぎ見ノ越に着くころにはすっかり雪景色の白い世界となりました。

駐車場でスパッツとアイゼンを装着した後いよいよ山頂目指してアタックの開始です。










冬の剣山は初めてのメンバー。見上げると雲がすごい勢いで流れ、時折青空が顔を覗かせています。

気がかりは山頂からいつものように『次郎笈が見えるかな?』

いつも見ている天気予報の『てんきとくらす』には山頂近くの気温と風速が予報されています。

予報によると気温は零下を下回らないものの、風速は15m以上の予報になっています。樹林帯を抜けると

恐らく風がまともに吹き付けてくるはずです。メンバーにとっては初めての経験になるはずで、楽しみです!(笑)


劔神社の石段には雪はなくカリカリとアイゼンの音を響かせながら登って行きます。

今回のアタック?の無事を祈って登山道へと進んで行きます。










積雪はあるもののリフト下のトンネルの所もいつもより雪の量は少なく、問題なく通れます。




ただやはり夏山では階段になっている所も雪で埋まっていて、ずっと斜面を登っている状態なので

足首とふくらはぎが直ぐに張ってき始めました。







先頭との間が開いてきたので途中で一息入れ、水分補給をしながら隊列を整えます。




途中で雪と風の条件が揃ったときにできる『雪のカタツムリ』を発見!

初めて見るメンバーも自然現象の不思議に見入っています。

西島駅までも足元は所々岩や木の根っこが露出していて、まだまだ雪が少ない状態です。

下りに予定している『ソリ大会』の出来る箇所がないかと探しながら歩きます。










IRIBITOさんとまゆゆは斜面の雪に背中からダイブしてはしゃいでいます。







西島駅からはいつもは見える三嶺も雲に隠れて見えません。

ここでやまじいが『早から着いたん?』ととぼけた事言っています。







ここからは樹林帯も抜け次第に風が強くなってきます。リフトの横から始まる階段も今日は雪に埋もれています。

道の脇の笹から少し窪んだ登山道を見て『これは絶好のボブスレー会場や!』と。







刀掛けの松の広場でも祖谷谷から強い風が吹き上げてきます。

『山頂はまだまだこんなもんじゃないですよ!』イッヒヒー! (*´▽`*)

北側に見える赤帽子山には、ほとんど雪は見られません。














今回は剣山か塔ノ丸のどちらかと考えていたのですが、この風では笹原の塔ノ丸ではさらに難儀をしたことでしょう。

また雪の量からして登山道が山の北側の剣山を選んで正解でした。徐々に積雪は多くなってきます。








ただやはり雪の多い時には半分ほど埋まっている鳥居も、今日は足元まで露出しています。











頂上ヒュッテの温度計は零度少し上回っています。小屋の横からは思っていた以上に遠くまで見渡せます。

夏山では何度も訪れているメンバーも、いつもの違う風景にはしゃいでいます。











ヒュッテの横を通り本宮岩から山頂の木道に出ると途端に横殴りの風。

アイゼンを付けての慣れない木道歩きでメンバーも強い風でふらついています。




山頂から見る次郎笈とその稜線も、雲がかかる前に何とか見ることができました。

いつものように三脚を立てての記念撮影をする余裕もなく、今日は自撮りです!







まゆゆ・ゆかりん・杉さん三人の笑顔も束の間です。







細身のルリちゃんは今にも風で飛んでいきそうです。




やっさんも寒さで顔も体も強張っています。




ここではとてももじゃないけど昼食にはできないので、ヒュッテまで引き返して建屋の前の

風の当たらない場所でお弁当を広げます。ゆかりんの温かいカップラーメンが美味しそうです!







食事をしている間に目の前の山並みはあっという間にガスがかかり始めました。

午後からは雨の予報。それでは濡れないうちに下山しましょう。




風は相変わらず強く、登山道にもガスが周りを覆い始めました。

『ゆっくり降りようね!』と声がかかりますが、今日のメインイベント『ソリ大会!』が控えています。




傾斜の比較的緩い場所を選んで一斉にソリに乗り始めるメンバー。

油断するとあっという間にスピードが出ます。

他に登山者がいたら出来ない遊びですが、今日は幸い自分たちだけのゲレンデ?です。










こうなると寒さも風の強さも全く気になりません。キャーキャーと歓声を上げながら

皆さん童心に帰って楽しんでいます。私はカーブにわずかに露出していた岩に何回か足をぶつけて打撲です。











先頭を行くやまじいはソリを持ってきているのに滑ろうとしません。

皆さんが勧めても『いやいや、いいです。』と言うばかり。











それでもゆかりんが西島のリフトの横の5mほどの坂で無理やり勧めると、渋々滑るやまじい。

いつもは大会参加を辞退する杉さんも最後に!










西島駅からは雪も少なくなっているので、ソリはしまい込んで後は下るだけです。

『残念やな!雪がもうないから滑れんな!』とやまじいが強がりを言っています。











ソリ大会も無事に終了し、見ノ越の駐車場に到着しました。いつものようにIRIBITOさんの

お店のコーヒーで暖を取ります。今日のコーヒーは今までで一番酸味がきいていて、体がシャキとします。








初めての雪山登山になったメンバーと、初めての雪の剣山に登ったメンバー。

雪は少なかったものの、雪山の強風も体験でき恒例のソリ大会も予想以上に滑ることができ、

貴重な経験となった冬の剣山でした。


今日の3Dトラックです

WOC登山部2020.02.05 大仙山・遠見山・竜王山

2020年02月06日 | 香川の里山

今日のWOC登山部は自主トレ日?の予定でしたが、

山友のグランマー啓子さんのホームページを覗いてみると、

近場の庵治の三座を歩いているレポートがありました。そこで、もし興味が

あるなら一緒に歩いてみませんか?とFBにアップしたら、予想以上に参加者が集まりました。

お久しぶりのキョウちゃんと、さらにお久しぶりのさおりん

さらには徳島から初参加のもとちゃんにいつものあっちゃんとルリちゃん

女性陣に囲まれて、これはハーレム気分?と思っていたらコアラさんも早々に参加表明。

最後の山さんも、『面白そうやから行く!』なんて。果たしてコースが面白そうなのか、

メンバーが面白そうなのか、疑問点が残るところですが、当初のハーレム山行(笑)のイメージは脆くも崩れ、普段の山行となりました。


取りあえず今日は各自で現地集合という事で、高松市庵治支所(旧役場)の駐車場に集合。

漁港の側にある庵治支所。車から降りて開口一番『おはようございます。寒いね~』と。

今年に入って初めて顔合わせになったあっちゃんが『明けましておめでとう!』と、もう立春なのに。

するとまた私の顔が変だと言い始めました。『顔がまん丸やね!』と・・・・。

『丸いニット帽を被っているから顔が丸く見えるんや』とルリちゃんがフォローしてくれているのに

さらに『あごの下がぶよぶよやん!』と遠慮なしに散々なことを。 (T_T)



全員が揃ったところで、支所から今日の取付き地点になる皇子神社向かって庵治の街中を歩いて行きます。



その途中でさおりんが道の脇にある喫茶店風のうどん屋を指さして、ここの『あさりうどんが美味しいんです!』

『シーフードうどんや他にも変わったメニューがあるんです。』それを聞いたメンバーが『食べてみた~い!』と言い始めました。




予定では竜王山辺りでお昼かな?と思っていたのですが、『それじゃ~お弁当は軽く食べて、うどんを食べましょう!』

などと言いながら歩いて行くと、漁港の北側にある皇子神社の石段まできました。







急な石段を登ると、『世界の中心で愛を叫ぶ』のワンシーンであったブランコが

本殿前の庵治の漁港を見下ろす広場にありました。

その主人公の長澤まさみになりきって?ブランコを漕ぐ女性陣!

『逆光でよかったね!』(笑)







御殿山への入り口は本殿右奥にありました。擬木の階段と遊歩道のような道が続いています。








道の脇には水仙が植えられ、所々ケルンが積まれ木の枝には漁師の町らしい漁具がつるされています。













御殿山は地形図には山名はなく、山頂は東屋があり展望広場になっていました。

西南に白波のたつ海の向こうに屋島がきれいに見えています。




広場の奥にはさらに展望台の大岩とベンチ。ここでまた女性陣が何かになりきっています。

寒風の吹く中、兜島と鎧島の手前をフェリーが横切って行きます。







あっちゃんが何やらコアラさんに島か山の名前を聞いているようですが、

質問する相手を間違っていますよ!

もとちゃんも凍えながらハイ、ポーズ!

東屋の下で集合写真を撮って、遊歩道を北側に下って行きます。










江ノ浜方面に舗装路を歩き蛭子神社を見学した後、江ノ浜漁港へとくだって行きます。

途中にはガメラの顔のような巨岩。

古くからの漁港の町は、車も通れないほどの狭い路地が入り組んでいます。その路地を歩き県道への道を登って行くと

道の下に山羊が一頭。慣れているのかメンバーが声を掛けると寄ってきました。










急な坂道を登り県道を渡って旧庵治観光ホテルの横から大仙山への取りつきを探します。

駐車場の上の道を登り回り込むと登山口がありました。取りつきからいきなり急登が始まります。










急登が終わると一旦下がり、また登り返すと大仙山山頂です。

山頂の広場には大仙社の石造りのりっぱな雨乞いの祈祷所と、

その横には石仏群の一番上には観音様が南を向いて直立していました。










また周りには巨岩があちらこちらに有り、その内の一つにもちろんあっちゃんが飛び乗りました。

これくらいなら自分にもできると高所恐怖症の山さんが挑戦するものの

手前の低い方の岩の上で腰が引けながら立つのが精いっぱい。『そんなんでいかん。もう一つ向こう(高い方)へ』と

メンバーに言われて、渋々移動して見るものの、立つ事が出来ずにあっけなく 沈!










山さん僅か背丈ほどの岩ですよ!・・・・・。

岩の上で屈んだままでぐるぐる回る山さんを見てメンバーがひと笑いした後は、次の遠見山を目指します。




山さんが撮ってくれた写真。タイミングが合わず・・・・!




一旦車道迄下ってまた登り返します。以前に遠見山からこの道を登ろうとしたときは凄い藪だったのですが、

今はきれいに草も刈られ皆さんトントンと下って行きます。













しばらくは急登が続きますが、今日のメンバーは登りに強いメンバーばかり

苦も無く登って行くので、付いて行くのが精いっぱい。




急坂を登りきり尾根道を進んで行くと、南側に展望大岩がありました。

庵治の田園風景の向こうに屋島が見えています。キョウちゃんともとちゃんもにんまり!










尾根道にはゴロゴロと大きな岩があちらこちらに転がっています。




遠見山山頂も以前に比べると草が刈られて広い広場に、木の丸太で作られたベンチが置いて降りました。

南に広がる景色を見ながら休憩します。













ここでメンバーから『今日はどこまで歩くん?』との声が。東に見える竜王山を指さし、

『あそこが最後の山です!』というと『まだ、けっこうあるね。』どうやら皆さん、先ほどのうどん屋の

あさりうどんが売り切れないか気にし始めたようです。ただ時間的には竜王山まで廻ってもお昼を少し

過ぎるくらいの時間になりそうなので、竜王山でのお弁当は止めて、最終目的地はうどん屋を目指すことにしました。








遠見山山頂からの尾根道の途中には、今度は北側に大岩の展望台がありました。

麓には鎌野の集落と瀬戸内の海の向こうに小豆島。この大岩からの眺めも低山ながら最高の眺望です。







ここからの尾根道にも大岩が点在します。その内のひとつの大岩に上がってみるとまた

屋島や五剣山の見える眺望が広がっていました。










ウバメカシの林の道を下って行くと車道に出ました。













車道は尾根に沿って続いていますが、尾根にも道は続いています。ただ尾根道を歩くとまだアップダウンが

あるので『どうしますか?下道歩きでいいですか?』と聞くと、即『OK』の返事が。

既にみなさん、あさりうどんしか頭にないようです。




竜王山はあじ竜王公園として最近きれいに整備されています。

駐車場でトイレを済まして公園の山頂を目指します。ただとにかく風が強くて寒い!










以前、公園になる前にセニョさんが探して見つからなかった三角点は移設され、

公園の中にコンクリートに埋まって佇んでいました。

公園には石の町らしい、石材のアート作品が展示されています。










展望台まで登ると360度の眺望。東には陽の光で輝く志度湾の海の向こうに前回登った五瀬山も見えます。

皆さんのなびいた髪に風の強さがわかります。







鉄製の展望台のには手摺の上にかわいい鳥のオブジェ。足元を見るとこの鳥の陰が日時計になっています。







展望台のアーチを降りて、南に歩くと竜権さんのある竜王山山頂です。




山頂から遊歩道を歩いてさらに南側に下って行きます。










さあ~ここからは下道歩きで最終目的地のうどん屋を目指します。

途中にあった石の狸の横で、体形が一番近いと皆さんに言われてコアラさんが並んで写真。







下道を3.5km近くも歩いてやっとお目当てのうどん屋に到着。丁度お昼時でお店は満席。

しばらく待ってやっとあさりうどんにあり付きました。







出てきたうどんの上に載っているあさりが意外に少ないと思っていたら、

椀の底から出てくる出てくる、たっぷりと入っていました。これでなんと480円。

しかも食後にコーヒーまでついてきます。










あっちゃんはシーフードうどん、さおりんはなんとカツとじうどんを注文。

いずれもボリューム満点です。さらに今日はもとちゃんが手作りのシホンケーキを持ってきてくれていました。

お店の人の目を気にしながら、ふあふあのケーキとコーヒーを頂いて大満足の昼食となりました。







なんだか半分近くは下道を歩いたような一日でしたが、途中で計画変更、臨機応変?なところが

またWOC登山部らしくて、楽しい里山歩きとなりました。










今日の3Dでのトラックです。 (このアプリの無料版は編集ができないので、距離や写真が合致していません)