KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC.登山部 2019.05.29 奥白髪山

2019年05月30日 | 四国の山
先週のシロヤシオはどうやら裏年のようで、どこの山でもあまりいい話は

聞こえてきませんでした。西門・稲叢山のシロヤシオもパッとせず

山頂付近のシャクナゲも早いのか遅かったのか判らず、ポツポツと咲いていた感じでした。

今週はそのシャクナゲを、ということで調べた結果まだ未踏の『カガマシ山』

群生地があるという情報を入手。その東にある『橡尾山』も絡めて、さっそくFBで案内しました。

ところがよくよく調べてみると、新宮から登山口までの県道5号線が昨年の台風で道が崩れ

未だ復旧していないとの事。しかもその崩壊ヵ所から登山口までは片道7kmもあるらしい。

『危ない、あぶない!』うっかり出かけていたら・・・・・。という事で急遽予定を変更、

登山口までの林道が悪路ですが、たしか山頂近くにシャクナゲが群生している『白髪山』

歩く事にしました。『物部の白髪山』は二年前にもWOCのメンバーと歩いた山ですが、

こちらの『奥白髪山』もメンバーは初めて歩く山です。


大豊から国道439号線を西へ。早明浦ダムの手前から県道264号線を北上し

いよいよ白髪林道に入って行きます。最初はコンクリートの道ですが、しばらくすると

ダートの道になります。路面自体はさほど悪くはないのですが、排水路が度々道を横断していて

その段差で何度も車の底を擦ってしまいます。標識では県道から7kmと書かれていた道を

麺法師さんは慎重に運転をしてくれました。

いつも車を停める登山口の前の辺りは、今日は整地の?工事をしている人が

いたので少し上にある小屋の前に車を停めました。9時30分スタートです。







登山口までの林道の悪路に比べて、登山道はとても整備された歩きやすい道です。

スタート直後ですが久しぶりの山さんも麺法師さんも快調に飛ばしていきます。











しばらく歩くと最初の小さな沢を右岸から左岸に渡ります。

他の山でよく見かける大雨で流された倒木もほとんどなくとてもきれいな沢です。







『セニョさん、危な~い!』・・・・・よかった水に落ちなくて!





最初の沢からしばらく登ると、今度は先ほどより少し幅のある沢を右岸に渡ります。

なかなか変化があって、セニョさんが好きそうな道です。














右岸に渡ったと思っていたら、さらに奥にまだ一筋沢があり、登山道は丁度中州のような

場所に続いています。麺法師さんも『向こうにも沢があるから中州ですね!』

『そうですね!でも屋台が見当たりませんね!』








途中で登山道から右手に大きな一枚岩。そこからは沢筋を赤テープを頼りに

少し登っていくようになります。シャクナゲの花も目立つようになってきました。











FBの案内には『自然豊かな登山道です!』と書いて、『根下がりヒノキ』の写真を載せて案内しました。

するとコメントで『自然豊かな!楽しみです。』あっちゃん がプレッシャーをかけてきました。

さらには車中で『あの根下がりヒノキが見られるんやね!』『私、それが見たくて参加したんやから!』

と追い打ちをかけてきました。(笑)

(次回の案内から、※あくまで個人的な感想です。と※写真はイメージですを加えます!)

『たぶん大丈夫だと思います!』と返事はしたものの、数年前に歩いた記憶は薄くなっています。

背中にあっちゃんの視線を感じながら登って行くと、

周りは次第に天然ヒノキとシャクナゲの森になり、それらしい雰囲気になってきました。







まずは左手に少し小ぶりの根下がりヒノキが!『ほら、奥様!』







さらに先に進むと道の右手にお目当ての・・・・!!

『奥様!これで満足していただけましたか?』




ルミちゃんとコアラさんも交えて5人が根の下に。

いかに高くそして広く根が持ち上がっているかが判ります。

『せっかくの空洞が、コアラさんが塞いで見えんやんか!』とルミちゃんから

コアラさんへ厳しい指導が入ります!(笑)





ここから山頂までは今度は寝(根)返りヒノキ?の倒木が目立ち始めます。

広葉樹の根に比べ、針葉樹の根は地表の浅いとことに横に広がるようです。

なおさら倒れることもなく根で立っている根下がりヒノキが不思議です。

(根下がりヒノキは、倒木の上に芽吹いたヒノキが倒木を覆うようにして根を張り、

やがて朽ち果てた倒木が風化してなくなることで、根下がりヒノキになるそうです)








その巨大なヒノキの根に、あっちゃんが後ろから襲われそうになっています。




『危ない、あっちゃん!』 しかし時すでに遅し、あっちゃんはヒノキに食べられてしまいました、とさ。






そしてシャクナゲの花もドンドン目につき始めます。








『頂上まで1km』の道標辺りから道の勾配は次第に緩くなってきますが、倒木がさらに目立ってきます。

密集したシャクナゲの木やヒノキの根の複雑な形が周りの景色をいつもと違った雰囲気に見せます。

まるで南の島のジャングルにでも迷いこんだような気がします。麺法師さんに、

『屋久島ってこんな感じですか?』と聞いてみると、二度ほど訪れた事がある麺法師さんが

『そうそう屋久島もこんな雰囲気やね!』と教えてくれました。




















ひっくり返った何本ものヒノキの大木の横を過ぎると、もう少しで山頂です。

苔むした大岩が目立ち始め、ロープのかかった岩を乗り越えるといっぺんに

南側の眺望が広がります。山頂です!














さっそく高い所大好きなあっちゃんが一段下がった岩の先っちょに立ちます。




そして高い所が苦手な山さんは、いかにもへっぴり腰 です!




麺法師さんとルミちゃんも!

この岩から西側がきれいに白骨林が眺められます。

(以前に比べると周りの木々が成長したのか、あまり目立たなくなっています)







時間は11時過ぎ。ここから周回コースは眺望もないので、

少し早い時間ですがここでお昼にします。











お昼ご飯を食べた後は工石山への縦走路を歩き周回します。

道は山頂までの道と比べると少し荒れた感じになります。

しばらくは踏み跡と赤テープを頼りに歩いて行きます。














少し薄暗いシャクナゲの森から今度は明るい1344mのブナ広場に出ます。

まず最初はこれも根下がりなのか二股になった異形のブナの木。木肌を覆ったこぶが連なり

まるで大きな大きなゴーヤのように見えます。








そしてさらに先にはひときわ目立つ大きなブナ!

大きく枝を広げたくさんの葉をつけた姿は、『森の女王』

言われているブナの所以のイメージそのものです。

一方でブナは成長するにしたがって根から毒素を出していくため、一定の範囲に一番元気な

ブナだけが生き残り、残りのブナは衰弱して枯れてしまうともいわれています。

違った意味でも『森の女王』かもしれません。 こ~わい!











ブナの広場を過ぎると今度はスズタケの道になります。三年前に歩いた時は

このスズタケをかき分けて歩いたような記憶があるのですが、今日はきれいに刈られていて

とても歩きやすい道になっていました。途中で南側に一ヵ所だけ眺望が広がっていますが

あとは背丈以上あるスズタケの道が続いていきます。














途中でもヒメシャラの大木やブナの大木が点在しています。








道は1336mのピークの手前から北東から北西へと方向を変え工石山への支尾根が続いています。

道は明瞭で下りの明るい尾根道はとても歩きやすい道です。この尾根にも様々な大木が道の両側に

そして道の中央にも点在しています。














一度だけ1302mのピークへの登りがあるだけで、あとは下りの尾根道です。

早や山頂から3kmも下ってきました。








相変わらず見ごたえのある立派なブナが・・・・。








山頂まではシャリバテだった山さんは復活して、良いペースで下って行きます。








鉄塔広場の手前では不思議な猪の罠がありました。どう見ても猪が中に入っても入り口が

閉まる仕組みになっていない箱罠です。ひょっとしたら餌の下にくくり罠が仕掛けて

あるのかもしれません!『試しに山さん、入ってみて!(笑い)』





予定では2時間の所を1時間30分で鉄塔広場に到着しました。

広場から林道へ降りる道が少し判り辛いので、ここで後続を待ちます。








全員が揃ったところで、林道への急坂を下ります。林道へ降りたち。ここから登山口までは

おしゃべりタイムです。














ブナの生育する場所は土壌が豊かなのか、ここまでの尾根道はとても柔らかい

歩きやすい道でした。いつもは下りが苦手なコアラさんも、『すごく歩きやすかった!』と

言っています。そのギャップがあってか、硬い林道の道がいつも以上に足に堪えます。












登山口まで戻りまた悪路の林道を下って行きます。往路でも一度だけ全員が車を降りた場所で

帰りも車から降りて通過します。でもその後何度かはやはり底を擦ってしまいました。




なんとか県道まで出て直ぐ近くにある白髪山ふれあいの村で今日のコーヒータイムです。

広場から河原に降りると透明度バツグンの汐見川の水が流れていました。








最近川を見るとデジカメで上手に撮れないか挑戦してみるのですが、マニュアルモードで

シャッタースピードと絞りを調節してみても、思うようには撮れません。

やはりコンデジの限界ですね。








今が盛りの新緑の中、せせらぎの音を聞きながら、暑くもなく寒くもなく

のんびりとした時間を過ごします。














ほとんど見ることのなくなった天然ヒノキにブナの大木。そしてシャクナゲと清々しい沢。

登山口までのあの悪路さえなければ、この奥白髪山も年に一度は歩いてみたい

とても自然豊かないい山でした。車を出して頂いた麺法師さん、ありがとうございました!

コメント

WOC.登山部 2019.05.22 西門山・稲叢山

2019年05月23日 | 四国の山
今日のWOCも登山部と瀬戸芸部に分かれての活動になりました。

瀬戸芸部は春会期の最後の水曜日と言う事で、『男木島・女木島』に出かけて行きました。

さて登山部はというと、アケボノ狂騒曲が終わった後の花と言う事で、

シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を巡る旅に出かけることにしました。ではど・こ・に!

色々ネットで調べ、昨年シロヤシオが爆発していたという『稲叢山』と少し足を延ばして『西門山』

登ることにしました。ただ昨年のようには花は咲いていないようですが、取りあえず行ってみましょう!



今日のメンバーは『セニョさん・コアラさん・あっちゃん・キョウちゃん』の総勢5名です。

西条市のコンビニでお弁当を購入し、木の香の道の駅でトイレを済ませて『大橋貯水池』から

山道をくねくねと上へ上へと車を走らせます。最後はカーナビの道も途切れそれでも進んでいくと

『トンネル登山口』に到着しました。駐車場にはすでに車が3台。

今日は西門山まで歩いて折り返し、稲叢山まで歩く予定です。まずは登山口から

稲叢山との分岐まで登って行きます。







この登山道は四国電力の鉄塔巡視路になっていて、所々で鉄製の橋がかかり、プラスチック製の階段

があったりします。道はスズタケから苔の道に変わると分岐が近づいています。







雰囲気のある苔の道を過ぎ、息が切れ始めると分岐に到着しました。

後ろから来たあっちゃんも息を切らせています。ただ今日は湿度が低いのか息が切れているのに

汗はほとんど出てきません。全員が揃うのを待ってスタートします。








分岐から右に折れて登って行きます。三年前に歩いた時の記憶は薄く、

意外と急な坂が続いています。

しばらくすると右に『西門山へ』と書かれた道標から

そのまま真直ぐ進んでいくと第一展望台 です。

正面に『平家平』の笹原と『冠山』に続く稜線が見渡せます。







少し遅れて登ってきたあっちゃんが、

『西門山は緩やかな登坂って書いてたのに、うそばっかり、急じゃない!』と言って睨んできます。(笑)

私は返事に窮し『おかしいな~!』ととぼけてみます。脇にはシャクナゲの花が一輪。








道標からは少し下がってまた登ります。小さなピークからまた下がって登り返すと

このコースの一番の特徴の両側が岩壁が現れます。











高い岩壁の間を少しザレた足元に注意しながら登ります。

普段から水は流れはないはずですが、倒木などもあって

大雨の後の荒れた谷あいのような雰囲気がします。










岩屋の谷を登りきると皆さんが口を揃えて

『たしか緩やかなはずだったのに?』と。

この岩壁の記憶はあるのですが、印象としては山頂付近の

平らな道が記憶に残っていて、『緩やかな登山道』と書いたのかもしれません。

『これから案内には下手なことは書きません!※あくまで個人的な感想です!』と書きます。 (; ・`д・´)


岩壁からも痩せ尾根の細かなアップダウンが続きます。

その鞍部では山の北側からまだ冷たい風が吹き上げてきます。










痩せ尾根から広い尾根になると、広場になった場所に出ました。ここから少し北に入ると

『第二展望台』です。先ほどの第一展望台よりさらに遠くまで見渡せる眺望が広がっています。

『寒風山』 から『桑瀬峠』そして『伊予富士』に続く稜線。







左に見える山の斜面にまばらに咲く白い花が見えます。

『たぶんあれがシロヤシオ?』でも遠すぎます!




第二展望台から山頂までは正真正銘の『緩い道』です。すると山頂手前で 『お~お!』














これでホッと一息。本日の肩の荷が下りました。西門山山頂周辺は背丈ほどのスズタケと

見上げると眩しく新緑が瑞々しさに溢れています。







木々に囲まれて見晴らしのない山頂で一息入れます。

するとスマホでヤマップのコースタイムを見ていたあっちゃんが

『ここから稲叢山まで3時間近くかかるコースタイムやけど大丈夫?』と聞いてきました。

案内には80分と書いてあったので、あっちゃんはまた疑いの目で私を睨みます!

時間は10時30分。コースタイム通りだと稲叢山山頂は2時前になります。

『いや~そこまでかからんと思うよ。12時30分までには・・・・』 と自信なく。(;´Д`)








アップダウンはあるものの折り返しは意外と早く歩けます。スズタケ原から痩せ尾根、

そして岩壁の谷とけっこういいペースです。

















シロヤシオはブナ帯に生育すると言われています。その通りに

この登山道のあちらこちらに立派なブナの大木やヒメシャラの大木が見られます。











登山口からの分岐を今度は稲叢山に向かって進みます。直ぐにつづら折れの道が始まり、

それを過ぎると比較的緩やかな鉄塔巡視路の道になります。








途中何ヵ所かで掛けられている鉄製の橋には『最大荷重150kg』と書かれています。

それを見てキョウちゃんが『そしたら3人までやね!』 『でもコアラさんとやったら2人!』




道は鉄塔広場までは尾根の下を巻くようにして続いています。







するとまたあっちゃんが

『西門山より、こっちの方が緩やかとちがうん!』

『 ( ゚Д゚) 』

『次からは絶対に※あくまで個人的な感想です、って書きますから!』



鉄塔広場からも石鎚山系の峰々が見渡せます。

登山口までの車中では雲が出てきて気になりましたが、今は雲一つない晴天です。








鉄塔下のいつもの場所では『オオヤマレンゲ』が小さく蕾を付けていました。





鉄塔広場からダム湖への分岐までも比較的緩やかな道が続いています。

すると後ろから今度はコアラさんが、

『こっちの方が緩やかやね!』と、

『も~いい加減にして! (; ・`д・´) 』







分岐からは尾根道が始まります。足元には木々の根が這うようにして絡み合っています。

時折その根に掴まりながら急登を登って行きます。














何回か偽ピークに騙されながらも、何とか山頂に到着しました。

平らになった大きな岩の上に、小さな祠と三角点、そして山名標があります。

何度来てもここからの眺望は最高です。











時間は12時過ぎ、後ろから来たあっちゃんに、

『奥様、私が行った通りでしょ!・・・・・ホ・ホ・ホ~!』やっと名誉挽回できました。

さぁ~それではお昼にしましょう。











お昼ご飯を食べた後も山頂でしばらく寛ぎます。

『あっちゃん!何もそんな危なそうなところで寛がないでも!』




しばらくして山頂直下の展望台まで降りてみます。

二段になった展望台の下の段からは、『稲叢ダム』 とダム湖が見渡せます。















高い所が平気なと云うか高い所が好きなあっちゃんがキョウちゃんに

『大丈夫よ!何でもないわよ!』と言いながら岩の先端から下を覗き込んでいますが、

キョウちゃんは立つことさえできずに、座って覗き込んで、

『全然大丈夫じゃないやん!怖いやん!』と








稲叢山は標高は決して高くはないものの、山頂からやこの展望台からの見晴らしは

四国でも山の中でも一級品です。霞んではいますが高知の市街地までも見えています。











思う存分眺望を楽しんだ後山頂に戻って、尾根道を下っいて行きます。

木の根の坂道は足を引っかけそうで、要注意です。








四差路の分岐からは『洞窟コース』へ少し下がってみます。

昨年はこのコースでシロヤシオが大爆発していたそうです。ただやはりここでも何本かの気に咲く花を

見つけることはできたものの・・・・・。そのまま登り返します。














分岐からは尾根を外れて歩きます。一ヵ所谷筋が崩れている場所がありますが、

とても歩きやすいい道です。途中でセニョさんが電力の杭を見つけて、踏み跡のある尾根に

登ってみますが、眺望もなく直ぐに降りてきました。








するとその杭の反対側に赤テープと薄い踏む跡が・・・・。たしかヤマップに登山口までのショートカット

のルートが載っていたような気がしたので、そのまま下に降りてみることにしました。




どうやら登山口で車を停めた道の反対側に流れていた沢の上部の様です。

沢の中を歩いて渡渉したり、沢の際の踏み跡を辿ったりしながら降りて行きます。

あっちゃんもキョウちゃんも、こういったところを歩くのは初めての様で

『いいね、楽しいね!』と言いながら喜んでいます。














このショートカット道はけっこう知られているのか、途中で二つもケルンが高く積まれていました。











セニョさんと二人で先行していると突然後ろから『キャ~!』 と女性の悲鳴が。

『どうした?何が・・・・・・?』登山口に着いた時に聞いてみると、どうやらキョウちゃんが足を滑らせ

水の中に尻もちをついたそうです。











今日はこの駐車場の道の脇の木陰でコーヒーを頂きます。さほど汗を掻くこともなく

歩いた後に、爽やかな風が肌の上をなぞっていきます。

『ずっとこんな気候だったらいいのにね!』と言いながら美味しくコーヒーを頂きます。








今日は比較的時間も早いので少し寄り道をすることにしました。

山頂からも見えていた大橋貯水池『大橋ダム』 です。

いつもなら貯水池に掛かる赤い橋を渡って左に戻っていくのですが、

右に曲がってしばらく走ると古びた雰囲気のダムが現れます。




ダムの上は車も通れ人も歩けます。取りあえず反対側迄歩いてみます。

戦前(昭和14年)に造られた当時は全国でも四番目に高いダムだったそうですが、

80年近く経ってコンクリートの色も変色して所々でひび割れがあったり、

モルタルも剥離していたりと、さすがに古さを感じます。







ダムの反対側から戻って今度は車に乗り込んで渡ります。








ダムから県道まで降りると、今度は正面からダムの全容を見ることができます。

たしかに戦前にこれだけのダムを造るのは大変だっただろうし、完成した時はそれはすばらしいもの

だったに違いありません。ダムの下を流れる吉野川の半端ない透明度と、随分とくたびれた感じの

ダムの黒ずんだコンクリートの色がとても対照的でした。





稲叢山は山の南側からの『洞窟コース』も変化があって、歩いていてとても楽しい山です。

香川からの距離と時間が少しかかりますが、

それさえなければ年間を通して何度でも訪れたい、良い山です。

今度は秋に来ようかな!

コメント

WOC.登山部 2019.05.15 西赤石山

2019年05月16日 | 四国の山
先週歩いた『綱繰山』と最後までどちらにしようかと悩んだ『西赤石山』

今日はWOC登山部の5人で歩いてきました。今日のメンバーは先週とほぼ同じの

『セニョさん・コアラさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん』です。

ネットを覗いてみると月曜日にえ~ちゃんが載せた写真ではまだまだ大丈夫の様子。

火曜日に少し雨が降っていたようですが、強い風が吹いてさえいなければ、まだ散らずに

アケボノツツジは待ってくれているでしょう。でも企画したものとしては、やっぱり気になります。


東平の駐車場は平日と言う事もあって、少なめの10台弱の車が停まっていました。

ただやはり支度をしている間でも何台もの車が到着してきました。





まずは柳谷川に沿って『第三通洞』への道を歩いて行きます。まだ気温も上がらず爽やかな空気の中、

谷を流れる水の音を聞きながら気持ちよく歩きます。








『第三変電所跡』から登山道が始まります。『上部鉄道跡』『一本松』に続く道です。











途中で長野県から来たというご夫婦を追い越します。四国の人間としては

『あの長野県から四国にわざわざ?』と思うのですが、この時期の西赤石山は

全国的にも有名なのか魅力があるのか、

ご夫婦でのんびりとあちらこちらに出かけているようで、羨ましいかぎりです。





鉄塔広場を過ぎ一本松の手前の最後の急登を登ると、上部鉄道跡に到着です。











一本松の広場で遅れて登って来るヨウちゃんとワカメちゃんを待っていると、

男性が一人登ってきました。すると

『男前の3人が居たら、遅れるので待たずに先に行ってと伝えてほしい』と伝言を頼まれたと

笑いながら話してくれました。この後も兜岩に着くまでワカメちゃんが、追い抜いて行く人みんなに

同じように伝言を頼んでいたようです。

上部鉄道から兜岩への分岐の場所が気になるので、二人が着くのを待って出発します。

先ほどまで死にそうな顔をしていたヨウちゃんも、上部鉄道のほぼ水平な道はおしゃべりをしながら

余裕で歩いています。途中で高く積み上げられた石垣を覗き込んだりしながら進みます。

毎回同じことを書きますが、『よくもまぁ~こんな山の中でこれだけのものを造ったもんだ!』











案内に載せた『七釜谷』の橋脚の写真を見て高所が苦手なヨウちゃんが、

『こんな所を渡るんですか?』と聞いてきましたが、さすがに橋桁が朽ちていて渡ることはできません。







一旦谷へ降り渡渉をして反対側へと渡ります。ここは上部鉄道跡の中でも有数の撮影ポイントです。







七釜谷からは大岩の切通の間や高い高い石垣の横を歩いて行きます。眩しいくらいの新緑の中、

鳥のさえずりを聞きながら、気持ちのいい道です。











次の『裏谷』では足場の鉄製の踏み板がかかっていますが、今は危うく渡れなくなっています。

ここも谷へ降りて反対側に渡ります。元々赤いレンガの橋脚は苔が生え色が変わって

山深いこの場所で長い長い時間の流れを感じさせます。










小さな谷では鉄板の上を渡って行きますが、メッシュ状の足元と違って

下さえ見えなければヨウちゃんも大丈夫の様です。









兜岩への分岐からは登り一辺倒になります。

ここからは途中で二人を待たずに、兜岩で落ち合う事にします。







セニョさんは相変わらず哲学者のようには黙々と登って行きます。

反対にコアラさんは大阪のおばちゃんのように途切れず話しかけてきます。対照的な二人です。

尾根道から少し下の南側を道になると右手に

木々の間からチラチラと西赤石山の稜線が見え始めます。稜線の山肌はピンク色に染まっています。

予想通りアケボノツツジが期待できそうです。ふ・ふ・ふ~!











途中の大岩テラスからも山頂西側の北斜面が見えます。今日の兜岩からの眺望は間違いなし!





ここ一週間ネットに上がっていた兜岩からの写真を思い浮かべながら、

胸躍らせワクワクしながら登って行きます。








そしてついに!兜岩直下で待ちに待った景色が・・・・・・広がっていました。

昨年はほぼ花が散った後、一昨年は真っ白なガスの中の西赤石でした。

3年ぶりの待望の青空の下のアケボノツツジです。




兜岩の南端の展望台からセニョさんと二人で写真を撮りまくりです。

横にいた女性やご夫婦も感嘆の声をあげています。




先週の綱繰山のアケボノツツジも文句なしの素晴らしさでしたが、スケール感から言うとやはり

この兜岩からの西赤石山のこの眺望が最高です。斜面の下の方のアケボノも散らずにいてくれました。










しばらくすると変わった杖を持った男性があがってきました。下から男性が見上げた瞬間。

『鈍亀さん!』と思わず声を上げました。

一度だけ二年前に雪の笹ヶ峰南尾根を一緒に歩いただけなのに、普段からエントツ山さんの掲示板で

写真や登っている山の内容がアップされているので、度々お会いしているように感じます。

鈍亀さんからも、『下で赤いシャツを着た女性に、男前三人に・・・』と伝言頼まれたと。

明るいワカメちゃんは、誰彼かまわず話しかけているようです。展望台にいた一人の女性が

ヒカゲツツジの話をしたので、鈍亀さんが花の咲いている北端に案内をしてくれました。

陽が当たって少し元気はないですが、淡い黄色のツツジが咲いていました。








振り返ると南端の展望台には次々と人があがって来て、歓声をあげています。

その様子を眺めながら、ヨウちゃんとワカメちゃんをしばらく待つことにします。

山の北側からは雲が途切れなくあがってきます。いつもなら見える新居浜の市街地も

雲に隠れて今日は見えません。













鈍亀さんたちは北端の大岩でお昼にするようです。コアラさん、ワカメちゃん、

そして最後にヨウちゃんが登ってきました。

疲れ切った様子のヨウちゃんに、『どうする?山頂まで登る?』と聞くと

『登ります!』と言うので、それじゃ~・・・・ということで最後の急登に取り付きます。










道の両側でアケボノツツジはくっきりと分かれています。道の右側に咲く花を眺めながら、

息を切らせて登って行きます。最後のロープの張られた急登を登りきると山頂です。











山頂は思ったより人が少なく、三角点の前でお弁当を広げます。







しばらくすると鈍亀さんたちも兜岩から上がってきました。

日曜日には『魔戸の滝』から登って周回していたのにまた今日も、本当に元気なお二人です。

山頂西側にあるエントツ山さんの山名標からは、『銅山越え』へと続く

稜線に雲があがってきているのが見えます。












同じように山頂にいた団体さんにカメラを渡して集合写真を撮ってもらい、下山を開始します。





山頂から少し下にある岩場からは、先ほど兜岩から見えた北斜面のアケボノツツジが間近に覗けます。

登りではそれこそ亀さんだったヨウちゃんも下りは得意なようで、全くの別人のように

遅れずスイスイと付いてきています。













かなりバテていたヨウちゃんを見て、一時は山頂から往復しようかとも思ったのですが、

やはり銅山越えへのこの道を歩いて正解です。

頭の上にはアケボノツツジ。遠目にもアケボノツツジ。足元には可愛らしい小さな花、花。














鈍亀さんに教えてもらってツガザクラの写真を撮っている男性がいました。

相変わらず可愛らしい花です。頭の上にはオオカメノキ。








時折ガスが流れると日差しが遮られ風も涼しく、快適に歩いて行けます。














先週と言い今週もアケボノツツジでお腹がいっぱい、大満足です。

高度が下がりアケボノ狂騒曲が終わると、今度はまだ芽吹く前のミツバツツジの

新緑が目につき始めます。
















銅山ヒュッテへの分岐まで下ってきました。全員揃ったところで、

『どうする?ヒュッテへの近道と銅山越えまでのどっち行く?』と聞くと

ヨウちゃんが即『近道!』・・・・と。








分岐からの下りは結構急な下りです。天気が良くて乾いている足元だったので良かったのですが、

雨が降った後とかの濡れた日にはあまり歩きたくない道です。








ふくらはぎと大腿四頭筋に張りが出始めるころ、やっとのことで上部鉄道迄降りてきました。

先ほどまでと比べると勾配は緩くなった道ですが、牛車道の跡なのが石畳みが崩れたような

ゴロゴロとしたとても歩きにくい道です。







時折ある谷の橋では、今度はメッシュになっていて下が見えるので、ヨウちゃんが怖がって

周りの景色が見えないように手で視野を狭くして、走って渡っています。

反対に山育ちのワカメちゃんは岩場やこんな橋を楽しんでいます。







上部鉄道からも、これでもか!というくらい下り坂が続きます。











道に石垣が現れると第三通洞の広場に近づいたのが判ります。柳谷川の勢いのよい水の流れの

音を聞きながら、さらに寛永谷川との合流地点の橋を渡るとやっと広場に到着しました。




今日はここでコーヒータイムです。ベンチに腰を降ろすとどっと疲れがでてきました。








今年は最初に出かけた薬研谷のアケボノツツジが早すぎて不発に終わり。

どうなることかと随分と焦りましたが、

意外と開花が遅かったお陰で2週に渡って存分に楽しむことができました。

これでアケボノツツジは終わり次は何の花かな?どこのお山かな?
コメント

WOC.登山部 2019.05.08 綱繰山~西山

2019年05月09日 | 四国の山
今週のWOCは瀬戸芸部と登山部に分かれての活動になりました。

瀬戸芸は春会期に合わせてまずは直島に出かけて行きました。

残された登山部はそろそろネットで賑わっているアケボノツツジを目当てに

『西赤石山』『西山』かのどちらかに出かける予定で案内をすると、

当初は3名の参加でしたが間際で女性陣も増えて、最終7名での山行となりました。

メンバーはセニョさん・コアラさん・やっさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん に、前回参加した時に

急用ができて登山口までも行けずに途中で引き返したやまじぃが初めて参加します。


丸亀を出発してコンビニで買い物をするまで、どちらの山に登るかを決めかねていましたが、

西赤石山はまだ上まで咲いていないとふんで、西山に登ることにしました。

『大永山トンネル』を抜けると、道の両側にすでに数台車が停まっていました。

平日にこれだけの車が停まっているのは初めて見ました。

おそらく皆さんアケボノツツジ目当てのはずです。

これは期待できるかも・・・・・しれません。車を停めて9時にスタートです。







トンネルの脇から林道に入り案内標識に従って登山道へと入って行きます。杉林をしばらく歩くと

道は銅山川の支流に沿った道になります。







大岩の横に小さな滝があり、岩の上まで巻くようにして登ると、荒れた沢の中を渡渉します。










沢の右岸から沢筋を離れ、杉林の中を高度を上げて行きます。

最初は木の根が絡んだ足元の悪い道ですが

その内に作業道の幅の広い歩きやすい道になります。











綴ら折れの道を登って行くと『ちち山』との分岐の『土山越え』です。








土山越えからは尾根の下を巻くようにして、勾配の緩い快適な道が続きます。




杉林から自然林に変わると密集した木々の間から、ピンク色に染まる丸いピークが見えます。

アケボノツツジに間違いありません。『やったー!』




更に歩いて行くと、木々が途切れて『平家平』の笹原と稜線がくっきりと見えます。

二週続けて雨の中を歩いたので、今日のこの青空は最高です。




まずは最初のアケボノツツジ一本み~っけ!




道は少しづつ高度を上げて行きます。地形図では尾根に破線が続いていますが、

実際は尾根には出ずに小さな谷筋を巻いたり、濡れた露岩の上を歩いたり所々で

気の抜けない変化のある道です。















途中で薄緑の新緑や薄紫のミツバツツジが目を楽しませてくれますが、今日のメインディッシュは

何と言ってもアケボノツツジです。他の木々や花も影が薄い!







やっと尾根の鞍部のような場所に出ると、先に着いたメンバーから歓声が上がっています。

木々の間から先ほど見えたアケボノツツジで染まる丸い山頂と、

更にその先にもピンク色の山肌が見えます。思わず『すご~い!』







やっさんが一眼レフをザックから取り出して写し始めました。大きなレンズをザックに入れて

持ってきた甲斐がありました。




(やっさん撮影)




先ほど見えた綱繰山手前のピークの下を一旦南に巻いて、鞍部にある道標から今度は

折り返すようにピークに向かって、今日一番の急登が始まります。










木の根が階段状になっていて、足元に注意しながら登って行くのですが

ピークが近づくにつれ、道の左側の斜面にアケボノツツジがどんどん現れ、

ついつい目を奪われてしまいます。








斜面のアケボノツツジの手前には木々や枝があり、全景をなかなかきれいに写せません。







普段から飯野山を日に3回は続けて登っているという、やまじぃはスピードが

落ちることなく登っています。









コアラさんも目の前のアケボノツツジに歓声を上げています。





銅山越えから西山にはこの時期に何度か来たことはあるのですが、綱繰山は初めて。

こんなに密集して群生しているとは予想以上です!今日は西赤石ではなく、

こちらを選んで大正解です。肩の荷がやっと下りました。














ピークから綱繰山への尾根道も、道の北側に一面のアケボノツツジ!細い枝に遮られてはいますが

その数の凄さは枝々の間からでも構見ることができます。

ワカメちゃんも『すご~い、すご~い!』 と言いながら歩いてきてきます。














綱繰山山頂はセニョさんが『ここ?』と言うくらい狭いピークです。

ここからは平家平から『冠山』そして『ちち山』へと続く稜線が見渡せます。














振り返ると手前のピークからの斜面に乱舞するアケボノツツジが見えます。





綱繰山から西山に向かいます。道は一旦下り坂となりますが、前回歩いた時もそうでしたが

『こんなに下らなくてもいいのに』と思うくらい、どんどん下って行きます。










後ろでワカメちゃんとヨウちゃんが、『帰りはこれ登らないかんの~?』『他に道はないいん?』

と言ってますが、『トラバース道はありません!』途中から最後の目的地『西山』が見えます。

『え~まだあんなに遠いん?』とさらに二人が悔やんでいます。







鞍部からは西山山頂手前の最後の登坂が始まります。途中から見える眺望のお陰か、

思った以上には時間がかからず西山山頂に着きました。








山頂は木々に囲まれているので、記念撮影を済ませた後は山頂手前の

見晴らしのいい場所でお昼にすることにしました。











ここからは先ほど歩いてきた綱繰山のピンク色に染まる斜面を眺められます。

これ以上の美味しいおかずはありません。





綱繰山の東奥に見えるのは『三ツ森山』から『大座礼山』へと続く稜線でしょうか?





お弁当を食べ終え、先ほどコアラさんに貰ったチョコレートを食べようと雨蓋を開けると、

袋からこぼれたチョコレートが融けて、三脚から眼鏡ケースにもドロドロにこびりついていました。





雨蓋の中でこびりついたチョコレートをティッシュでふき取っていると、

足元でセニョさんが4年前にこの場所で落としたガスバーナーのステンレスの五徳を

探しています。『セニョさん。さすがにそんな昔の事では・・・・・??』




お弁当を食べ終えても今日はこの絶景をのんびりと眺めながら時間を過ごします。

青空の下、申し分ない天気で最高の時間です。




さぁ~腹ごしらえが終わったら、またあのアケボノツツジがの稜線に戻って行きましょう。

まずは山頂から鞍部まで下り、あの長い坂を登って行きます。







相変わらず登りに強いコアラさんは、グイグイと力強く登って行きます。











綱繰山山頂からは東の法皇山系の山々も見渡せます。西赤石山も山頂近くまで

アケボノツツジが登ってきています。














綱繰山から手前のピークの下りに差し掛かると、アケボノツツジともお別れです。

名残を惜しみながら写真を写していきます。




















急坂を下りきると、後は登山口までは緩斜面のトラバース道です。

時折道が崩れたり、細くなったりして足元の悪い場所がありますが、往路に比べると

歩くスピードがどんどんあがってきます。










鞍部で最初に見た綱繰山の北斜面にもお別れです。

ここで一人喫煙をしているコアラさんをほっといて、少し不安は残りますがさっさと降りて行きます。

土山越えの分岐を間違えなければ大丈夫でしょう。

『大丈夫かな・・・・?』とワカメちゃんも心配してくれていますが、

『あそこを間違えるようじゃ、山歩く資格はないな!』と言いながら、でもやっぱり

気にはなりながら杉林まで降りてきました。











小滝まで来ると登山口までもう少し。慣れない長時間の歩きにもやまじぃも

前を歩くセニョさんに付いて最後までいいペースで歩いています。











登山口に降り立ち車を停めたトンネルの方と反対の沢の方でコーヒータイムにします。

セニョさんがガスでお湯を沸かせてくれている横で、それぞれがザックからお菓子を取り出し、

沢のせせらぎを聞きながらのコーヒーブレイクです。











このアケボノツツジの時期に初めて歩いた今日のコース。予想以上の開花で

ひょっとしたら兜岩から遠目に見る西赤石山よりも見ごたえがあるかもしれません。

どちらを歩こうか最後まで悩んだ結果、綱繰山~西山を選んで大正解の一日でした。
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WOC.登山部 2019.05.01 日の丸山

2019年05月02日 | 四国の山
三月にこの春の山行計画を立て、予定では今週は『赤星山』に登るはずでしたが、

先週に続いて今週も天気が悪い。お目当てのカタクリの花も陽が当たらないと、

下を向いてしょぼくれて見栄えがしないので、予定を変更する事にしました。

さらによくよく考えてみると今週の水曜日は

平成から令和への改元の記念すべき日ではありませんか!

せっかくなので記念になる山は何処かないか?と色々と考えてみました。

① 令和のレイに紐づけて『三嶺』

② 四国の山ならやはり最高峰の『石鎚山』

などと考えていると、セニョさんからメッセージが届きました。

『5月1日はそれなりの山に登りたいのですが、夜に自治会の集まりがあるので、17時までには

丸亀に帰りたいです。』・・・・・と。さてさてどうするか?と考えているとパッツと閃きました。

その名も『日の丸山!』。改元の記念すべき日にこれほど相応しい名前の山は

ありません。その山頂で改元を記念して国旗を掲揚する。その絵面を想像して思わず

独りでニヤついてしまいました。さっそくセニョさんにメッセージを送ると賛同してくれました。

一応、Facebookの『WOC』に案内をすると、なんとコアラさんルリちゃんから

参加するとの返信がありました。何とも物好きな~!(自分で企画しといてですが・・・・笑)


日の丸山にはセニョさんとコアラさんは何年か前に登っています。

その時のセニョさんのブログを覗いてみると、山頂で日の丸を掲げるセニョさんの写真が

アップされていて、それを見て思わず笑ってしまいました。

ただその時と今日ではその意味が違います。

改元記念の重要な任務?を受けて、おっさん・おばさんの4名が

雨の降る中を粛々と日の丸山登頂を目指したのであります。


東みよし町役場の横を通り、まずは『桟敷峠』を目指します。

道路標識の『深渕』への案内に従って走って行くと

桟敷峠の手前のヘアピンカーブをそのまま真直ぐ林道へと進み(林道入り口に小さな小屋があります。)

さらに三差路を左に折れると車が何台も置ける広い駐車場があり、ここが登山口になります。




駐車場の道の反対側に切株に小さく『登山道』と書かれた赤い札が掛けられていました。




綴れ折れの道を登って行くと右に杉林の中への道が続いていますが、これを作業道と勘違いして

そのまま尾根に登って行きました。(これが間違いだと帰りに気づきました。)







雨は一向に止みそうもありません。ザックカバーをつけて歩くことにします。










新緑の淡い緑がみずみずしくとてもきれいです。

道はなく広い尾根をとにかく外さないように歩いて行きます。







1128mのピークまで登ると道は左に続いているように見えます。案の定セニョさんが

ピークから左に歩いて行っています。『セニョさん!たぶん右やと思いますよ!』と呼ぶと

引き返してきて、『そう言えば前回もここで間違ってしまったんや!』とセニョさん。





1128mのピークから一旦下がり、町境の杭と所々にある赤テープを目印に歩いて行きます。







鞍部からはまた少し登り、また下るというアップダウンが続きます。

セニョさんが『こんな道やったかな~?』『もっと楽だったような気がするんやけどな~?』

と言っています。もちろんコアラさんには記憶がありません。










しばらく歩くと目の前に見上げるほどの急坂が現れました。細いロープが張られていますが、

しっかりと雨のしみ込んだ急坂は、とにかく足が滑ります。








やっとのことで登りきり安心していると束の間、また更に急な坂が現れました。




登りの得意なコアラさんもさすがにこの急登は、自重のせいで足が滑って難儀をしています。

『これは下りがやばいな~』 とコアラさん。

『帰りもこの坂下らないかんのかな。他に道はないんかな?』 とルリちゃん。

そりゃこんな坂を下るのはもう『尻セード』しかありません。










『たぶんこれが最後の坂やから!』といって励ましながら登って行ったのですが、

登りきった後もまだまだ道は続いていました。










歩きながらセニョさんとコアラさんが何度も『こんな道やったかな?こんなにしんどかったかな?』と

言っていますが、これだけの急登の記憶がないなんて・・・・・・・???

前を見ると上の方が明るくなっています。『本当にこれが最後みたいです!』







登山口からは1時間30分で山頂に着きました。





セニョさんにFacebookのコメントに『国旗は忘れずに持ってきてください!』と書きこみをしたら、

『弁当は忘れても、国旗は必ず忘れずに持っていきます。』と返信してくれていただけあって、

立派な国旗を持ってきてくれました。さっそく令和改元を記念して、日の丸山山頂で日の丸を掲げます。

私が『令和』と印刷した紙を取り出すと、なんとセニョさんは『令和』と書かれた旗を用意していました。




全員で写真を撮った後は、それぞれで記念撮影をします。

『祝・令和!』 です。













以前は普段から国旗が掲げられていた掲揚台の梯子は朽ち始めていて、

国旗ももう見当たりません。




山頂で予定通り無事任務?を終えた後は折り返して戻ります。

雨は止んできたものの次第に霧が濃くなってきました。普段なら気にせず歩くのですが、

やはり視界からメンバーが見えなくなると気になって立ち止まります。







コアラさんと言うより熊さんが降りてきています。










懸念していた急な坂も、登ってきた場所をセニョさんはロープを使って下りて行きましたが、

コアラさんとルリちゃんは登ってきた道をそれて杉林の中を下ると、思っていたより

無難に下ることができました。














1128m手前の鞍部まで戻ると左に杉林の中への道が続いています。GPSを見てみると

登ってきた尾根とは別に登山道の破線があり、どうやらこの道で登山口まで下りられそうです。

道の途中では山桜が一面に散った幻想的な場所もありました。








杉林の中の作業道のような道ですが、1128mのピークに登らず、歩きにくい尾根道を

歩かずに快適に歩いて行けます。『どうやら、この道が正解やな!』と言いながら

下りは1時間もかからずに登山口に到着しました。




車を停めた後ろは土砂置き場になっているのかこんもりと盛り上がっています。

その真ん中に何故かポツンとベンチが置かれています。








丁度時間は12時過ぎ。ただここではお昼にできないので、桟敷峠から風呂ノ塔キャンプ場方面に

進んだ先にある『水ノ丸公園』の東屋の下でお昼にすることに。

いつも通りにお湯を沸かしてコーヒーも頂きました。














コーヒーを飲んだ後は少し上まで車で行きそこから階段を登って直ぐの山頂まで歩いてみます。

WOCのメンバーは何年か前に、この山頂からハンググライダーで飛んだ事があるそうです。

晴れていれば眺望もよく、出来ればまたチャレンジしてみたいと言っています。




山頂には『三等三角点 立石』があります。








三角点でいつものように写真を撮った後、まだ時間があるので『日本列島の中心点』だという

『ゆめりあ34』まで足を運んでみます。このゆめりあ34は経度と緯度の下2桁が

同じ数字になる地点が日本には9カ所あり、それらを繋いだ線上の真ん中に

あたる場所だと言う事です。今日の記念すべき日に、この場所もめでたい?場所です。










公園はこんな場所にというような奥まった所ですが、モニュメントや東屋があり整備が

行き届いた場所でした。晴れていれば南側の眺望開けて見えるでしょう。








帰りも『六地蔵峠』を通り、濃い霧の中の山道を走って行きます。

高度が下がって霧が次第に晴れてくると、車窓にはハッとするほどの新緑が広がっています。











この緑も次第に濃くなり夏になり、そして秋・冬へとまた季節は巡っていくのでしょう。

平成から令和に変わった日も直ぐに記憶が薄れることでしょうが、ちょっとした思いに

同じように感じてくれたメンバーと楽しく歩けた今日の日は、

いつまでも記憶に色濃く残っているように思います。

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