KAZASHI TREKKING CLUB

山登りというよりはトレッキングいやハイキング。最近はそんな
感じで、楽して景色の楽しめる山ばかり登っている軟弱者です。

WOC.登山部 2019.05.15 西赤石山

2019年05月16日 | 四国の山
先週歩いた『綱繰山』と最後までどちらにしようかと悩んだ『西赤石山』

今日はWOC登山部の5人で歩いてきました。今日のメンバーは先週とほぼ同じの

『セニョさん・コアラさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん』です。

ネットを覗いてみると月曜日にえ~ちゃんが載せた写真ではまだまだ大丈夫の様子。

火曜日に少し雨が降っていたようですが、強い風が吹いてさえいなければ、まだ散らずに

アケボノツツジは待ってくれているでしょう。でも企画したものとしては、やっぱり気になります。


東平の駐車場は平日と言う事もあって、少なめの10台弱の車が停まっていました。

ただやはり支度をしている間でも何台もの車が到着してきました。





まずは柳谷川に沿って『第三通洞』への道を歩いて行きます。まだ気温も上がらず爽やかな空気の中、

谷を流れる水の音を聞きながら気持ちよく歩きます。








『第三変電所跡』から登山道が始まります。『上部鉄道跡』『一本松』に続く道です。











途中で長野県から来たというご夫婦を追い越します。四国の人間としては

『あの長野県から四国にわざわざ?』と思うのですが、この時期の西赤石山は

全国的にも有名なのか魅力があるのか、

ご夫婦でのんびりとあちらこちらに出かけているようで、羨ましいかぎりです。





鉄塔広場を過ぎ一本松の手前の最後の急登を登ると、上部鉄道跡に到着です。











一本松の広場で遅れて登って来るヨウちゃんとワカメちゃんを待っていると、

男性が一人登ってきました。すると

『男前の3人が居たら、遅れるので待たずに先に行ってと伝えてほしい』と伝言を頼まれたと

笑いながら話してくれました。この後も兜岩に着くまでワカメちゃんが、追い抜いて行く人みんなに

同じように伝言を頼んでいたようです。

上部鉄道から兜岩への分岐の場所が気になるので、二人が着くのを待って出発します。

先ほどまで死にそうな顔をしていたヨウちゃんも、上部鉄道のほぼ水平な道はおしゃべりをしながら

余裕で歩いています。途中で高く積み上げられた石垣を覗き込んだりしながら進みます。

毎回同じことを書きますが、『よくもまぁ~こんな山の中でこれだけのものを造ったもんだ!』











案内に載せた『七釜谷』の橋脚の写真を見て高所が苦手なヨウちゃんが、

『こんな所を渡るんですか?』と聞いてきましたが、さすがに橋桁が朽ちていて渡ることはできません。







一旦谷へ降り渡渉をして反対側へと渡ります。ここは上部鉄道跡の中でも有数の撮影ポイントです。







七釜谷からは大岩の切通の間や高い高い石垣の横を歩いて行きます。眩しいくらいの新緑の中、

鳥のさえずりを聞きながら、気持ちのいい道です。











次の『裏谷』では足場の鉄製の踏み板がかかっていますが、今は危うく渡れなくなっています。

ここも谷へ降りて反対側に渡ります。元々赤いレンガの橋脚は苔が生え色が変わって

山深いこの場所で長い長い時間の流れを感じさせます。










小さな谷では鉄板の上を渡って行きますが、メッシュ状の足元と違って

下さえ見えなければヨウちゃんも大丈夫の様です。









兜岩への分岐からは登り一辺倒になります。

ここからは途中で二人を待たずに、兜岩で落ち合う事にします。







セニョさんは相変わらず哲学者のようには黙々と登って行きます。

反対にコアラさんは大阪のおばちゃんのように途切れず話しかけてきます。対照的な二人です。

尾根道から少し下の南側を道になると右手に

木々の間からチラチラと西赤石山の稜線が見え始めます。稜線の山肌はピンク色に染まっています。

予想通りアケボノツツジが期待できそうです。ふ・ふ・ふ~!











途中の大岩テラスからも山頂西側の北斜面が見えます。今日の兜岩からの眺望は間違いなし!





ここ一週間ネットに上がっていた兜岩からの写真を思い浮かべながら、

胸躍らせワクワクしながら登って行きます。








そしてついに!兜岩直下で待ちに待った景色が・・・・・・広がっていました。

昨年はほぼ花が散った後、一昨年は真っ白なガスの中の西赤石でした。

3年ぶりの待望の青空の下のアケボノツツジです。




兜岩の南端の展望台からセニョさんと二人で写真を撮りまくりです。

横にいた女性やご夫婦も感嘆の声をあげています。




先週の綱繰山のアケボノツツジも文句なしの素晴らしさでしたが、スケール感から言うとやはり

この兜岩からの西赤石山のこの眺望が最高です。斜面の下の方のアケボノも散らずにいてくれました。










しばらくすると変わった杖を持った男性があがってきました。下から男性が見上げた瞬間。

『鈍亀さん!』と思わず声を上げました。

一度だけ二年前に雪の笹ヶ峰南尾根を一緒に歩いただけなのに、普段からエントツ山さんの掲示板で

写真や登っている山の内容がアップされているので、度々お会いしているように感じます。

鈍亀さんからも、『下で赤いシャツを着た女性に、男前三人に・・・』と伝言頼まれたと。

明るいワカメちゃんは、誰彼かまわず話しかけているようです。展望台にいた一人の女性が

ヒカゲツツジの話をしたので、鈍亀さんが花の咲いている北端に案内をしてくれました。

陽が当たって少し元気はないですが、淡い黄色のツツジが咲いていました。








振り返ると南端の展望台には次々と人があがって来て、歓声をあげています。

その様子を眺めながら、ヨウちゃんとワカメちゃんをしばらく待つことにします。

山の北側からは雲が途切れなくあがってきます。いつもなら見える新居浜の市街地も

雲に隠れて今日は見えません。













鈍亀さんたちは北端の大岩でお昼にするようです。コアラさん、ワカメちゃん、

そして最後にヨウちゃんが登ってきました。

疲れ切った様子のヨウちゃんに、『どうする?山頂まで登る?』と聞くと

『登ります!』と言うので、それじゃ~・・・・ということで最後の急登に取り付きます。










道の両側でアケボノツツジはくっきりと分かれています。道の右側に咲く花を眺めながら、

息を切らせて登って行きます。最後のロープの張られた急登を登りきると山頂です。











山頂は思ったより人が少なく、三角点の前でお弁当を広げます。







しばらくすると鈍亀さんたちも兜岩から上がってきました。

日曜日には『魔戸の滝』から登って周回していたのにまた今日も、本当に元気なお二人です。

山頂西側にあるエントツ山さんの山名標からは、『銅山越え』へと続く

稜線に雲があがってきているのが見えます。












同じように山頂にいた団体さんにカメラを渡して集合写真を撮ってもらい、下山を開始します。





山頂から少し下にある岩場からは、先ほど兜岩から見えた北斜面のアケボノツツジが間近に覗けます。

登りではそれこそ亀さんだったヨウちゃんも下りは得意なようで、全くの別人のように

遅れずスイスイと付いてきています。













かなりバテていたヨウちゃんを見て、一時は山頂から往復しようかとも思ったのですが、

やはり銅山越えへのこの道を歩いて正解です。

頭の上にはアケボノツツジ。遠目にもアケボノツツジ。足元には可愛らしい小さな花、花。














鈍亀さんに教えてもらってツガザクラの写真を撮っている男性がいました。

相変わらず可愛らしい花です。頭の上にはオオカメノキ。








時折ガスが流れると日差しが遮られ風も涼しく、快適に歩いて行けます。














先週と言い今週もアケボノツツジでお腹がいっぱい、大満足です。

高度が下がりアケボノ狂騒曲が終わると、今度はまだ芽吹く前のミツバツツジの

新緑が目につき始めます。
















銅山ヒュッテへの分岐まで下ってきました。全員揃ったところで、

『どうする?ヒュッテへの近道と銅山越えまでのどっち行く?』と聞くと

ヨウちゃんが即『近道!』・・・・と。








分岐からの下りは結構急な下りです。天気が良くて乾いている足元だったので良かったのですが、

雨が降った後とかの濡れた日にはあまり歩きたくない道です。








ふくらはぎと大腿四頭筋に張りが出始めるころ、やっとのことで上部鉄道迄降りてきました。

先ほどまでと比べると勾配は緩くなった道ですが、牛車道の跡なのが石畳みが崩れたような

ゴロゴロとしたとても歩きにくい道です。







時折ある谷の橋では、今度はメッシュになっていて下が見えるので、ヨウちゃんが怖がって

周りの景色が見えないように手で視野を狭くして、走って渡っています。

反対に山育ちのワカメちゃんは岩場やこんな橋を楽しんでいます。







上部鉄道からも、これでもか!というくらい下り坂が続きます。











道に石垣が現れると第三通洞の広場に近づいたのが判ります。柳谷川の勢いのよい水の流れの

音を聞きながら、さらに寛永谷川との合流地点の橋を渡るとやっと広場に到着しました。




今日はここでコーヒータイムです。ベンチに腰を降ろすとどっと疲れがでてきました。








今年は最初に出かけた薬研谷のアケボノツツジが早すぎて不発に終わり。

どうなることかと随分と焦りましたが、

意外と開花が遅かったお陰で2週に渡って存分に楽しむことができました。

これでアケボノツツジは終わり次は何の花かな?どこのお山かな?
コメント

WOC.登山部 2019.05.08 綱繰山~西山

2019年05月09日 | 四国の山
今週のWOCは瀬戸芸部と登山部に分かれての活動になりました。

瀬戸芸は春会期に合わせてまずは直島に出かけて行きました。

残された登山部はそろそろネットで賑わっているアケボノツツジを目当てに

『西赤石山』『西山』かのどちらかに出かける予定で案内をすると、

当初は3名の参加でしたが間際で女性陣も増えて、最終7名での山行となりました。

メンバーはセニョさん・コアラさん・やっさん・ヨウちゃん・ワカメちゃん に、前回参加した時に

急用ができて登山口までも行けずに途中で引き返したやまじぃが初めて参加します。


丸亀を出発してコンビニで買い物をするまで、どちらの山に登るかを決めかねていましたが、

西赤石山はまだ上まで咲いていないとふんで、西山に登ることにしました。

『大永山トンネル』を抜けると、道の両側にすでに数台車が停まっていました。

平日にこれだけの車が停まっているのは初めて見ました。

おそらく皆さんアケボノツツジ目当てのはずです。

これは期待できるかも・・・・・しれません。車を停めて9時にスタートです。







トンネルの脇から林道に入り案内標識に従って登山道へと入って行きます。杉林をしばらく歩くと

道は銅山川の支流に沿った道になります。







大岩の横に小さな滝があり、岩の上まで巻くようにして登ると、荒れた沢の中を渡渉します。










沢の右岸から沢筋を離れ、杉林の中を高度を上げて行きます。

最初は木の根が絡んだ足元の悪い道ですが

その内に作業道の幅の広い歩きやすい道になります。











綴ら折れの道を登って行くと『ちち山』との分岐の『土山越え』です。








土山越えからは尾根の下を巻くようにして、勾配の緩い快適な道が続きます。




杉林から自然林に変わると密集した木々の間から、ピンク色に染まる丸いピークが見えます。

アケボノツツジに間違いありません。『やったー!』




更に歩いて行くと、木々が途切れて『平家平』の笹原と稜線がくっきりと見えます。

二週続けて雨の中を歩いたので、今日のこの青空は最高です。




まずは最初のアケボノツツジ一本み~っけ!




道は少しづつ高度を上げて行きます。地形図では尾根に破線が続いていますが、

実際は尾根には出ずに小さな谷筋を巻いたり、濡れた露岩の上を歩いたり所々で

気の抜けない変化のある道です。















途中で薄緑の新緑や薄紫のミツバツツジが目を楽しませてくれますが、今日のメインディッシュは

何と言ってもアケボノツツジです。他の木々や花も影が薄い!







やっと尾根の鞍部のような場所に出ると、先に着いたメンバーから歓声が上がっています。

木々の間から先ほど見えたアケボノツツジで染まる丸い山頂と、

更にその先にもピンク色の山肌が見えます。思わず『すご~い!』







やっさんが一眼レフをザックから取り出して写し始めました。大きなレンズをザックに入れて

持ってきた甲斐がありました。




(やっさん撮影)




先ほど見えた綱繰山手前のピークの下を一旦南に巻いて、鞍部にある道標から今度は

折り返すようにピークに向かって、今日一番の急登が始まります。










木の根が階段状になっていて、足元に注意しながら登って行くのですが

ピークが近づくにつれ、道の左側の斜面にアケボノツツジがどんどん現れ、

ついつい目を奪われてしまいます。








斜面のアケボノツツジの手前には木々や枝があり、全景をなかなかきれいに写せません。







普段から飯野山を日に3回は続けて登っているという、やまじぃはスピードが

落ちることなく登っています。









コアラさんも目の前のアケボノツツジに歓声を上げています。





銅山越えから西山にはこの時期に何度か来たことはあるのですが、綱繰山は初めて。

こんなに密集して群生しているとは予想以上です!今日は西赤石ではなく、

こちらを選んで大正解です。肩の荷がやっと下りました。














ピークから綱繰山への尾根道も、道の北側に一面のアケボノツツジ!細い枝に遮られてはいますが

その数の凄さは枝々の間からでも構見ることができます。

ワカメちゃんも『すご~い、すご~い!』 と言いながら歩いてきてきます。














綱繰山山頂はセニョさんが『ここ?』と言うくらい狭いピークです。

ここからは平家平から『冠山』そして『ちち山』へと続く稜線が見渡せます。














振り返ると手前のピークからの斜面に乱舞するアケボノツツジが見えます。





綱繰山から西山に向かいます。道は一旦下り坂となりますが、前回歩いた時もそうでしたが

『こんなに下らなくてもいいのに』と思うくらい、どんどん下って行きます。










後ろでワカメちゃんとヨウちゃんが、『帰りはこれ登らないかんの~?』『他に道はないいん?』

と言ってますが、『トラバース道はありません!』途中から最後の目的地『西山』が見えます。

『え~まだあんなに遠いん?』とさらに二人が悔やんでいます。







鞍部からは西山山頂手前の最後の登坂が始まります。途中から見える眺望のお陰か、

思った以上には時間がかからず西山山頂に着きました。








山頂は木々に囲まれているので、記念撮影を済ませた後は山頂手前の

見晴らしのいい場所でお昼にすることにしました。











ここからは先ほど歩いてきた綱繰山のピンク色に染まる斜面を眺められます。

これ以上の美味しいおかずはありません。





綱繰山の東奥に見えるのは『三ツ森山』から『大座礼山』へと続く稜線でしょうか?





お弁当を食べ終え、先ほどコアラさんに貰ったチョコレートを食べようと雨蓋を開けると、

袋からこぼれたチョコレートが融けて、三脚から眼鏡ケースにもドロドロにこびりついていました。





雨蓋の中でこびりついたチョコレートをティッシュでふき取っていると、

足元でセニョさんが4年前にこの場所で落としたガスバーナーのステンレスの五徳を

探しています。『セニョさん。さすがにそんな昔の事では・・・・・??』




お弁当を食べ終えても今日はこの絶景をのんびりと眺めながら時間を過ごします。

青空の下、申し分ない天気で最高の時間です。




さぁ~腹ごしらえが終わったら、またあのアケボノツツジがの稜線に戻って行きましょう。

まずは山頂から鞍部まで下り、あの長い坂を登って行きます。







相変わらず登りに強いコアラさんは、グイグイと力強く登って行きます。











綱繰山山頂からは東の法皇山系の山々も見渡せます。西赤石山も山頂近くまで

アケボノツツジが登ってきています。














綱繰山から手前のピークの下りに差し掛かると、アケボノツツジともお別れです。

名残を惜しみながら写真を写していきます。




















急坂を下りきると、後は登山口までは緩斜面のトラバース道です。

時折道が崩れたり、細くなったりして足元の悪い場所がありますが、往路に比べると

歩くスピードがどんどんあがってきます。










鞍部で最初に見た綱繰山の北斜面にもお別れです。

ここで一人喫煙をしているコアラさんをほっといて、少し不安は残りますがさっさと降りて行きます。

土山越えの分岐を間違えなければ大丈夫でしょう。

『大丈夫かな・・・・?』とワカメちゃんも心配してくれていますが、

『あそこを間違えるようじゃ、山歩く資格はないな!』と言いながら、でもやっぱり

気にはなりながら杉林まで降りてきました。











小滝まで来ると登山口までもう少し。慣れない長時間の歩きにもやまじぃも

前を歩くセニョさんに付いて最後までいいペースで歩いています。











登山口に降り立ち車を停めたトンネルの方と反対の沢の方でコーヒータイムにします。

セニョさんがガスでお湯を沸かせてくれている横で、それぞれがザックからお菓子を取り出し、

沢のせせらぎを聞きながらのコーヒーブレイクです。











このアケボノツツジの時期に初めて歩いた今日のコース。予想以上の開花で

ひょっとしたら兜岩から遠目に見る西赤石山よりも見ごたえがあるかもしれません。

どちらを歩こうか最後まで悩んだ結果、綱繰山~西山を選んで大正解の一日でした。
コメント

WOC.登山部 2019.05.01 日の丸山

2019年05月02日 | 四国の山
三月にこの春の山行計画を立て、予定では今週は『赤星山』に登るはずでしたが、

先週に続いて今週も天気が悪い。お目当てのカタクリの花も陽が当たらないと、

下を向いてしょぼくれて見栄えがしないので、予定を変更する事にしました。

さらによくよく考えてみると今週の水曜日は

平成から令和への改元の記念すべき日ではありませんか!

せっかくなので記念になる山は何処かないか?と色々と考えてみました。

① 令和のレイに紐づけて『三嶺』

② 四国の山ならやはり最高峰の『石鎚山』

などと考えていると、セニョさんからメッセージが届きました。

『5月1日はそれなりの山に登りたいのですが、夜に自治会の集まりがあるので、17時までには

丸亀に帰りたいです。』・・・・・と。さてさてどうするか?と考えているとパッツと閃きました。

その名も『日の丸山!』。改元の記念すべき日にこれほど相応しい名前の山は

ありません。その山頂で改元を記念して国旗を掲揚する。その絵面を想像して思わず

独りでニヤついてしまいました。さっそくセニョさんにメッセージを送ると賛同してくれました。

一応、Facebookの『WOC』に案内をすると、なんとコアラさんルリちゃんから

参加するとの返信がありました。何とも物好きな~!(自分で企画しといてですが・・・・笑)


日の丸山にはセニョさんとコアラさんは何年か前に登っています。

その時のセニョさんのブログを覗いてみると、山頂で日の丸を掲げるセニョさんの写真が

アップされていて、それを見て思わず笑ってしまいました。

ただその時と今日ではその意味が違います。

改元記念の重要な任務?を受けて、おっさん・おばさんの4名が

雨の降る中を粛々と日の丸山登頂を目指したのであります。


東みよし町役場の横を通り、まずは『桟敷峠』を目指します。

道路標識の『深渕』への案内に従って走って行くと

桟敷峠の手前のヘアピンカーブをそのまま真直ぐ林道へと進み(林道入り口に小さな小屋があります。)

さらに三差路を左に折れると車が何台も置ける広い駐車場があり、ここが登山口になります。




駐車場の道の反対側に切株に小さく『登山道』と書かれた赤い札が掛けられていました。




綴れ折れの道を登って行くと右に杉林の中への道が続いていますが、これを作業道と勘違いして

そのまま尾根に登って行きました。(これが間違いだと帰りに気づきました。)







雨は一向に止みそうもありません。ザックカバーをつけて歩くことにします。










新緑の淡い緑がみずみずしくとてもきれいです。

道はなく広い尾根をとにかく外さないように歩いて行きます。







1128mのピークまで登ると道は左に続いているように見えます。案の定セニョさんが

ピークから左に歩いて行っています。『セニョさん!たぶん右やと思いますよ!』と呼ぶと

引き返してきて、『そう言えば前回もここで間違ってしまったんや!』とセニョさん。





1128mのピークから一旦下がり、町境の杭と所々にある赤テープを目印に歩いて行きます。







鞍部からはまた少し登り、また下るというアップダウンが続きます。

セニョさんが『こんな道やったかな~?』『もっと楽だったような気がするんやけどな~?』

と言っています。もちろんコアラさんには記憶がありません。










しばらく歩くと目の前に見上げるほどの急坂が現れました。細いロープが張られていますが、

しっかりと雨のしみ込んだ急坂は、とにかく足が滑ります。








やっとのことで登りきり安心していると束の間、また更に急な坂が現れました。




登りの得意なコアラさんもさすがにこの急登は、自重のせいで足が滑って難儀をしています。

『これは下りがやばいな~』 とコアラさん。

『帰りもこの坂下らないかんのかな。他に道はないんかな?』 とルリちゃん。

そりゃこんな坂を下るのはもう『尻セード』しかありません。










『たぶんこれが最後の坂やから!』といって励ましながら登って行ったのですが、

登りきった後もまだまだ道は続いていました。










歩きながらセニョさんとコアラさんが何度も『こんな道やったかな?こんなにしんどかったかな?』と

言っていますが、これだけの急登の記憶がないなんて・・・・・・・???

前を見ると上の方が明るくなっています。『本当にこれが最後みたいです!』







登山口からは1時間30分で山頂に着きました。





セニョさんにFacebookのコメントに『国旗は忘れずに持ってきてください!』と書きこみをしたら、

『弁当は忘れても、国旗は必ず忘れずに持っていきます。』と返信してくれていただけあって、

立派な国旗を持ってきてくれました。さっそく令和改元を記念して、日の丸山山頂で日の丸を掲げます。

私が『令和』と印刷した紙を取り出すと、なんとセニョさんは『令和』と書かれた旗を用意していました。




全員で写真を撮った後は、それぞれで記念撮影をします。

『祝・令和!』 です。













以前は普段から国旗が掲げられていた掲揚台の梯子は朽ち始めていて、

国旗ももう見当たりません。




山頂で予定通り無事任務?を終えた後は折り返して戻ります。

雨は止んできたものの次第に霧が濃くなってきました。普段なら気にせず歩くのですが、

やはり視界からメンバーが見えなくなると気になって立ち止まります。







コアラさんと言うより熊さんが降りてきています。










懸念していた急な坂も、登ってきた場所をセニョさんはロープを使って下りて行きましたが、

コアラさんとルリちゃんは登ってきた道をそれて杉林の中を下ると、思っていたより

無難に下ることができました。














1128m手前の鞍部まで戻ると左に杉林の中への道が続いています。GPSを見てみると

登ってきた尾根とは別に登山道の破線があり、どうやらこの道で登山口まで下りられそうです。

道の途中では山桜が一面に散った幻想的な場所もありました。








杉林の中の作業道のような道ですが、1128mのピークに登らず、歩きにくい尾根道を

歩かずに快適に歩いて行けます。『どうやら、この道が正解やな!』と言いながら

下りは1時間もかからずに登山口に到着しました。




車を停めた後ろは土砂置き場になっているのかこんもりと盛り上がっています。

その真ん中に何故かポツンとベンチが置かれています。








丁度時間は12時過ぎ。ただここではお昼にできないので、桟敷峠から風呂ノ塔キャンプ場方面に

進んだ先にある『水ノ丸公園』の東屋の下でお昼にすることに。

いつも通りにお湯を沸かしてコーヒーも頂きました。














コーヒーを飲んだ後は少し上まで車で行きそこから階段を登って直ぐの山頂まで歩いてみます。

WOCのメンバーは何年か前に、この山頂からハンググライダーで飛んだ事があるそうです。

晴れていれば眺望もよく、出来ればまたチャレンジしてみたいと言っています。




山頂には『三等三角点 立石』があります。








三角点でいつものように写真を撮った後、まだ時間があるので『日本列島の中心点』だという

『ゆめりあ34』まで足を運んでみます。このゆめりあ34は経度と緯度の下2桁が

同じ数字になる地点が日本には9カ所あり、それらを繋いだ線上の真ん中に

あたる場所だと言う事です。今日の記念すべき日に、この場所もめでたい?場所です。










公園はこんな場所にというような奥まった所ですが、モニュメントや東屋があり整備が

行き届いた場所でした。晴れていれば南側の眺望開けて見えるでしょう。








帰りも『六地蔵峠』を通り、濃い霧の中の山道を走って行きます。

高度が下がって霧が次第に晴れてくると、車窓にはハッとするほどの新緑が広がっています。











この緑も次第に濃くなり夏になり、そして秋・冬へとまた季節は巡っていくのでしょう。

平成から令和に変わった日も直ぐに記憶が薄れることでしょうが、ちょっとした思いに

同じように感じてくれたメンバーと楽しく歩けた今日の日は、

いつまでも記憶に色濃く残っているように思います。

コメント

WOC・登山部 2019.04.24 工石山

2019年04月25日 | 四国の山
4月の月間計画では今日は鋸山~豊受山を歩いてカタクリの群生地を

眺める予定でしたが、生憎の天気でおそらくカタクリの花はうなだれたままで、

空に向かって反り返るあの健気なカタクリの姿は見られないと思い、急遽予定を変更。

先週薬研谷に期待して出かけたアケボノツツジが不発に終わったので

今日は高知のギッチャンの情報で間違いなくアケボノツツジが咲いている

『工石山』を歩くことにしました。この工石山なら登山道も整備されているので

少々の雨が降っても傘をさして気軽に歩けるし、アケボノツツジなら雨でも

花が開いていると・・・・。


今日は運転手の麺法師さんにナビゲーターの山さんそして最近お疲れ気味の

セニョさんと先週から復活したあっちゃんの5名での山行です。

高速に乗り込むとさっそく居眠りが始まるセニョさん




高速を大豊ICで降りて西に進むと、次第に雨脚が強くなってきます。

このまま雨が止まないのかなとあっちゃんがひと言。

工石山青少年の家の体育館の下に車を停めて準備をします。

雨具を着こんで歩くのは久しぶりです。今日は防水になっていないデジカメは車の中に置いて

スマホで写真を撮ることにします。




アスファルトの林道から砂利道の林道に、そして登山道へと入って行きます。

まずはこの山の北周り・南周りコースの起点となる『杖塚』まで歩きます。










久しぶりの雨を喜んでか、登山道にはヤマミミズがあちらこちらで涌いて出てきています。

メンバーのほとんどがヘビが苦手なので、この大きさになると一瞬ドキッとさせられます。














杖塚から今日は南周りコースを歩きます。雨の露に濡れた草花がイキイキとしています。

葉が開く前のシロモジがとても可愛らしく、少し気の早いヤマツツジが咲いています。










杖塚から『サイの河原』へと続く道は、ほとんど水平の歩きやすい道です。

今日の雨も苦になりません。ただこのコースのビューポイントの『ヤッホーポイント』からは

残念ですが霧がかかって眺望は全くなく、ミツバツツジの鮮やかな色だけが目につきます。

名前の通り『ヤッホー!』と叫んでみても、雨のせいで返事はかえってきませんでした。










昨日の夜からけっこう雨が降っているのか、所々で小さな沢になっていて渡渉?をします。











しばらく歩くと道の下の斜面にお目当てのアケボノツツジが咲いて、

周りの白い霧に霞んで見えます。




ヒノキびょうぶ岩からもやはり霞んで眺望はききませんが、岩の先では高度感だけはありました。










びょうぶ岩からは『あれ~下ってるやん?』と言いながら少し下って行きます。

ほとんど登っている感じがしない道に『この調子だと、最後は急登になっとんちがうん?』と。




サイの河原もけっこうな量の水が流れています。こんな時はサンショウウオも岩陰に

ひっそりと隠れているのでしょうね。
















サイの河原からはやっと登坂になって山歩きから山登りといった雰囲気になってきました。

ここからはこの山の特徴の巨木や奇樹が点在しています。

『天空の窓』と書かれたポイントでは、巨岩に根を張ったトリモチノキが

これだけの大きさなのに倒れずに岩にしがみついている姿に、生命力の不思議を感じます。

天空の窓を覗き込むあっちゃん!










天空の窓を過ぎると道の脇にはシャクナゲの群生が続いています。花が咲くころはまた一つ

見所になる場所でしょう。(今年は辺り年か裏年になるのか気になります。)

先ほどまでは道から少し離れていて、霧に隠れていたアケボノツツジも

直ぐ近くで咲いているのを見ることができます。













工石山山頂の展望台の下でお昼ご飯にする予定でしたが、展望台の下の東屋は雨漏れ状態で

とても座ってご飯を食べれる状態ではありませんでした。

本当は北峰まで歩いて北周りコースへと周回する予定でしたが、

仕方がないのでサイの河原の東屋まで戻ることにしました。




ここでアケボノツツジや先週目にしたタムシバもまじかに見ることができて

取りあえずは今日の目的達成です。







展望台の周りは南側の木々が伐採されて真新しい木のベンチが置かれていました。

恐らく展望台からの見晴らしをよくするためだと思うのですが、雨のせいもあって

木々が刈られたあとは、何となく殺伐とした感じがします。




写真を撮ったあとは先ほど登ってきた道を戻ります。すると何やらセニョさんが

もぞもぞしています。『どうしたん?』と山さんが聞くと、『カメラがない!』とセニョさん。

『え?今さっき写真撮ってたやん!』『どこかに忘れてない?』と山さん。

久しぶりに出ましたセニョ病!。とにかくセニョさんは忘れ物が多くて

いつもメンバーに冷やかされます。最近は他の人が忘れ物をすると『セニョウィルスがうつったな!』

と言われます。大事なカメラはカッパズボンの中の足元にあり、事なきを得ました。




雨はいっこうに止む雰囲気はありません。山さんがいつものように?『お腹が空いた!』と

言いながら先を急いで下って行きます。







山さん念願のサイの河原の東屋での昼食です。雨を遮ってくれる屋根の下でお湯を沸かして

味噌汁やラーメンで雨に濡れ少し冷えた体を温めます。







いつもは下山後に飲むコーヒーも、今日はここで淹れることにします。







腰を降ろして河原を眺めながらコーヒーを飲んでいると、岩陰から黒い生き物が出てきて

そのまま水の中へ入って行きました。『サンショウウオ?』と思ったのですが、

動きが意外と速かったので、トカゲかもしれません。それにしてもトカゲにしては

けっこう大きかったんだけどな~。それを言うと皆さん半信半疑で、じっと河原を見つめています。





コーヒーを飲んだ後は駐車場までの道を戻ります。所々の小さな沢での渡渉では

それぞれの性格が出ます。慎重に慎重に渡る人もいれば、ズボズボと水に浸かっても渡る人。

慎重派の二人





ズボズボ派の二人







杖塚までも下りと言うよりはほぼ水平の道です。所々で木々や花を写真に撮ろうとするのですが、

雨に濡れたスマホの画面タッチが上手く作動しません。もたもたしていると先を行くメンバーと

どんどん離れて行きます。







途中、二つの大岩に挟まれて落ちそうで落ちない小さな岩。その下の空洞も見ながら

『あの岩と岩の間、杉さん通れるかな?』と山さんが冗談を・・・・。そこから体重の話になり、

『杉さん、80kgは超えてるわな~』『最近、また太ってきたけんな~』などと、杉さんが

いないのをいい事に好き勝手なことを麺法師さんと山さんが言っています。

今頃杉さん、くしゃみをしていることでしょう!

その横でセニョさんが、ピークには65kgあった体重が今、最低を記録して52kgになっていると。

お店が忙しいとお昼も食べないそうで、しかもセニョさん時々賞味期限切 の

缶詰とかを平気で食べるので(笑)、みなさん心配しています。








杖塚ではトサミズキが満開でした。先週の柴小屋休憩所の上で見た花に比べると

咲いている花の密度が濃くて、今が盛りと言った感じです。








広場の周りにもいろいろな花が咲いています。すぐに名前が判らないのが残念。

ヤマナシとドウダンツツジ?










杖塚から駐車場までも雨は止むこともなく今日は一日雨具を脱ぐことはありませんでした。

この工石山、高知の市内からだと1時間余りで来られるとの事。こんな自然豊かで整備された山が

ある高知の人は幸せだなと思いました。ただ香川からも意外と気軽に来られるので、

シャクナゲの咲く時期にまた訪れてみてもいいかもしれません。






コメント

WOC.登山部 2019.04.17 薬研谷

2019年04月18日 | 四国の山
これからの季節、山でも色々な花が咲き始めその花を目当てに

あちらこちらの山が登山者で賑わいます。花の開花時期は限られているので

週に一回の山歩きでは全ての花の山が見られるわけではないので、

ここぞと思うポイントを絞って4月の一カ月間の山行の計画をたてました。

今日歩いた『薬研谷』のアケボノツツジは例年だと少し早いのですが、

来週からの予定も詰まっているので、ひょっとしたら何本かは咲いてるかもしれないと

淡い期待をしながら出かけてきました。


アケボノツツジの見頃の頃は何台も車が停まっている『柴小屋休憩所』

人っ子一人いなくて車も一台も停まっていません。(当然と言えば当然か~)

丸亀からだと高速を利用しても約3時間かかりました。今日は久しぶりにあっちゃんとさおりんが参加、

そしてルミちゃんの山ガール?3名とコアラさん・麺法師さん・杉さんと私の男性4名となりました。



車に乗り込んだ途端あっちゃんに『顔がまるくなったわね!』と冷やかされます。

でも体重は2kgくらいしか増えてないんやけどな・・・・。


柴小屋休憩所の東屋の北側には吉野川に沿って広がる徳島市内眺望が広がっていました。

その吉野川の上には少し霞みがかかって趣のある景色になっています。

山肌は常緑樹の濃い緑と落葉樹の新緑の淡い緑でマダラになっています。








東側には稜線に沿って建てられた鉄塔と『大川原高原』へと峰々が続いています。




丁度10時に駐車場をスタートします。道の脇にある『四国のみち』の道標から

山の中へと入って行きます。いつものようにトップを行くのは麺法師さんです。







四国のみちも最近はメンテナンスがされていないのか階段も崩れています。

そう言えば来る途中の車中で、この四国のみちを最近歩いているというさおりんが、

愛媛の県境から雲辺寺への道はもう藪になっていてひどい状態だと話をしていました。

ここはまだ登山者がいるのでそこまでひどい状態ではないですが、へんろ道や登山道でもない

四国のみちは、予算もなくて整備されずにこれからどんどん荒れていくのでしょうね。




最初の小ピークには展望台の案内板がありますが、木々に遮られて眺望はあまりよくはありません。




展望台から尾根道を進んでいきます。







尾根から一旦下って鞍部には『柴小屋神社』の鳥居があります。ここから1249mの

ピークに続く階段の急登が始まります。











急登を登りきると1249mの尾根を横目に見ながらシャクナゲのトラバース道を進みます。

途中で木々の間から北東の景色が広がる場所が何ヵ所かあります。








トラバース道を過ぎると尾根道はとても歩きやすい道で、歩くペースも上がってきます。







薬研谷への分岐からさらに先に歩いて行くと『大道丸』の三角点に着きました。

背の低い山名標にはキティーちゃんのプレートもついています。

先ほど歩いてきた1249m(柴小屋)のピークとその稜線も見渡せます。














大道丸から折り返して先ほどの分岐から、薬研谷へと下って行きます。

広い支尾根ですが踏み跡がしっかりしているので道を迷う事はありません。










足元には背の低い茨があちこちに・・・。『夏だとこの茨が育って歩きにくいやろね』とさおりん。




急坂が終わると工事を中断した林道ぽい場所に出ます。道の両側には馬酔木がいまは盛りに

花を咲かせています。道は崩れた何ヵ所もあり、もう元の自然に戻りつつあります。













右手には薬研谷の大岩に似たような岩壁が見えます。

空には怪しげな雲が続いています。それを見て『地震雲?』とメンバーが言っています。




1116mのピークから北東にさらに下って行くのですが、林道はさらに先まで続いているので

麺法師さんとさおりんが通り過ぎでしまい呼び戻します。

ここからの下りは道は不明瞭になります。スマホのGPSを見ながら下って行くのですが

支尾根を一本間違ってしまい、ザレた斜面をトラバースする羽目になりました。










途中に一ヵ所展望大岩があります。高所・先端大好きのあっちゃんが岩の先で覗き込んでいます。

この大岩からさらに下って薬研谷の展望岩に向かいます。





ただいつもならアケボノツツジもこの辺りから見かけるのに、まだ一輪の花も見かけません。

『おっちょこちょいのアケボノツツジはいないかな~?』などと言い訳しながら下って行くと

展望の大岩テラスに着きました。




谷の反対側の大岩に一つだけピンクの色が見えました。一瞬『おっ!』と思ったのですが

少し濃いピンクの色からするとミツバツツジのようです。・・・・・残念!




すると岩の先で覗き込んでいたあっちゃんとさおりんが足元に見えるピンクの花を指さし

『あれとちがうん?』と言って奇跡的に咲く一本を見つけてくれました。

でも、あっちゃんそれ以上先には行かんといて!見てるこっちが股間がざわざわする!

ただ岩の先まで行けるメンバーは限られているので、(杉さんとルリちゃんは寄り付きもしません)

一旦谷まで降り反対側の大岩からから確認してみることにします。




谷底への下りは木々に掴まりながら所々に付けられた赤テープを目印に下って行きます。














途中の斜面や谷底でも石灰岩質の白い岩肌に苔が付いて、なかなか趣のある風景です。








谷底に降り小さな沢を渡り谷の反対側へと登って行きます。

先ほど見つけた一本だけのアケボノツツジを

『たくさん咲いていたら有難みを感じないけど、一本だけやと目立つから幸せもんや!』と

言って麺法師さんが慰めてくれます。







対岸の大岩は先ほどの大岩と比べると岩の上が狭く、交替で岩からの眺望を眺めます。

岩の下に咲くミツバツツジもまだ蕾が多くマダラに咲いています。

『あ~あ、これがアケボノツツジだったらな~』・・・・・と。








時間は11時30分。少し早いですがここでお昼ご飯にします。

さおりんはカップヌードルカレー味ののビックサイズ。それを見てあっちゃんが

『すごいね~!』と言っているので『そりゃ~若いから!』と言ったら睨まれました。

ルミちゃんはミニサイズ、あっちゃんが普通サイズだったので

あっちゃんが『そしたら私が次に若いわね~』と言うので

『・・・・・?? ( ゚Д゚) ノーコメント』と私。




お昼を食べた後、大岩から林道の下りも足元がザレているので注意しながら下って行きます。










北側には『高鉾山』から大川原高原へと延びる林道が見えます。

芽吹き始めて枝の先が少し色づいている木々の中で、『タムシバ』の白い色が目立ちます。




林道に降りると直ぐ薬研谷から流れる『銚子の滝』。ここでも苔むした岩の向こうに

一筋の清々とした滝が流れ落ちています。








コアラさんが自慢の360度カメラで写真を撮っていますが、私の世代には

どう見てもウルトラマンが変身するときのポーズのように見えます。

谷の右上にある先ほど見つけた『奇跡のアケボノツツジ』をみんなで探していますが

逆光でなかなか見つかりません。













銚子の滝からは植林された杉林の中の作業道を歩いて行きます。




しばらく歩くと谷筋で木に注意書きが張られていました。しばらく歩くともう一ヵ所貼られています。

この山の所有者による注意書きですが、この『入山禁止』は薬研谷への

立ち入り禁止を指すのかどうかわかりにくい貼紙です。もしこの入山が薬研谷を含めてのことなら、

これからアケボノツツジを目当てに大勢の登山者が来ることでしょうから、注意が必要です。




作業道を歩いていると木々の上の空には青空が広がり始めました。

まだ新緑には少し早い森ですが、それでもとてもいい雰囲気の森です。

谷あいにはまだ花の咲く前の『イチリンソウ』が群生しています。







斜面の表土が雨で流れて根っこが露出している木。





明るい森でどっぷりと自然に浸かっている中で、前を歩くルリちゃんとコアラさんが

自分に貰える年金の話をしながら歩いています。










コアラさんが『うちの奥さんは、遺族年金より私が先に死んだ方が年金の総額としてはたくさんもらえる』

と言うんやけど、娘は『絶対お母さんが先に死んだらいかん!と言うんや』と言うので

こんな自然の中でなんて現実的な話をするんだろうと思いながら

『そら~コアラさんが残った方が、娘さんはめんどくさいと思います!』といじってみます。





作業道を登り詰めると林道に飛び出しました。ここから左に折れて芝小屋の尾根に向かって歩きます。

ところがこの林道は前回に比べて随分と延びていて、尾根へ続く四国のみちの支尾根を

通り過ぎてしまいます。一旦引き返して支尾根に取り付きます。









林道から修正して登り始めた四国のみちは、なかなかの急登でここまでの上り下りで

疲れた足が重くて前へ進みません。登りに強いコアラさんがどんどん先を行き

その内見えなくなりました。しばらくして追いつくと立ち止まって待つコアラさんが、

得意げに余裕の顔をしています。ちきしょう! (; ・`д・´)










柴小屋の尾根が近づいてくると支尾根から外れて道はトラバースになります。

勾配は少し緩くなってきましたが、それでも相変わらず息切れが収まりません。






今日はやはり前日の不摂生が祟ったのか、本当に体が重くてしんどいです。

やっとのことで着いた尾根で一息入れて水分補給をします。








ここからは小さなアップダウンで駐車場にたどり着けます。







鳥居の手前の急坂の下りでは先ほどの登りの時とは打って変わってコアラさんのペースが落ちます。

先ほどの登りのリベンジで横目に見ながら追い越してやろうと思ったのですが

大人げないのでやめときます。柴小屋神社の鳥居まで来ればあと少しで登山口です。







芽吹き始めた木々の間を気持ちよく降りて行きます。

駐車場に着く手前で『トサミズキ』が薄黄色の可愛らしい花をつけています。











柴小屋休憩所の東屋でコーヒーを淹れ、持ち寄ったお菓子を頬張りながら一息入れます。










帰りは先週も立ち寄った神山町の『かま屋』の横のパン屋でソフトクリームを

頂きます。やはりこんな中間山間部で若い人たちが働いている姿を見ると不思議な感じがします。

かま屋のお店から出てきた従業員の女性と少し話をすると、その方もご主人が農業をしたくて

この神山町に大阪から移住してきたとの事。他にもサテライト事務所で働く人や様々な職業に就く

若い人たちがいると教えてくれました。農家の高齢化で荒れる田畑を引き継いでくれる

若い人たちがいることは全国的に見過疎化の進む町村のモデルケースとなっているようです。

お店のソフトクリームはとても冷たくあっさりとした味で、今日の疲れた体を癒してくれました。








一部の望みにかけて出かけた薬研谷は少し残念な結果になりましたが、それでも一本だけ花を

咲かせてくれていたアケボノツツジに感謝して帰路に着きました。

来週に予定している鋸山のカタクリは果たしてどうでしょう?また気を揉む一週間になりそうです。

コメント (2)

WOC.登山部 2019.04.10 花紀行

2019年04月11日 | 山の会
今日のお空は雨模様。一週間前の予報では晴れだったのにな~と

悔やんでも仕方がないので、予定していた『半平山』登山は取りやめにして

登山後に計画した花紀行を楽しむ一日にしました。今日の目当ての花は『高開地区の芝桜』なので

その周辺で傘をさして散策できる場所はないか?と考えて『神山町』

枝垂れ桜と『神山森林公園』を軽く歩いてみることにしました。


今日は久しぶりにキョウちゃんと先輩が参加。丸亀の集合場所に向かう途中で

先輩をピックアップをして集合場所に向かいました。その車中で先輩が

先輩  :  『今日のお昼はどうするん?何を用意したらええんかわからんかったわ!』

私   :  『先輩!判らんかったという割には、その四角いもんは何?』

先輩  :  『そら、クーラーボックスに決まっとるやん!』

私   :  『ほんだら、しっかりビールだけは用意しとんや!』

先輩  :  『当たり前やろ! (^O^)/ 』

なんてやり取りしながら集合場所に到着。そこから麺法師さんの車に杉さんとキョウちゃんも

乗り込み出発。途中でコアラさんをピックアップして、国道438号線を南下して徳島の県境に。

阿讃山脈を三頭トンネルで抜けて、吉野川に沿って山川町に入り193号線をさらに南へ。

先々週の砥石権現に出かけた際に走ったルートで、途中の美郷ほたる館の南から

右に一旦下って川を渡り、案内標識に従って上へ上へと車を走らせます。途中でコアラさんが

コアラさん  :  『去年もこんな曇り空の天気でしたよね。』

私      :  『そうでしたか?いや~晴れてたような・・・・。』

コアラさん  :  『モノレールに乗ったときでしょ。あの時も天気悪かったでしょ。』

私      :  『コアラさん、それ新宮へアジサイ見に行った時で、ここではないですよ!』

そうなんです。コアラさんは山の名前とか歩いたコースのほとんど記憶がない人なんです。


山間部の急な坂道を登って行くと薄暗い杉林から突然開けた集落に着きました。

急峻な土地を開拓して石を積み、家が建てられ畑が造られています。

何段にも積み上げられた石積みは空まで続くような見ごたえのある景色です。


駐車場に車を停めて散策開始です。昨年に比べて芝桜は少し早いような感じがしますが、

代わりに花桃が満開で見ごたえがあります。











大小様々な自然石が積み上げられた石積みは、古くは江戸中期に造られたといいます。

その灰色の石積みに鮮やかな芝桜の濃い桃色が一段と映えて見えます。







散策コースの途中にある民家の休憩所でお茶の接待を受けます。

ここでお土産に小ぶりの梅干を購入。







休憩所から少し下がった道沿いには、芝桜の絨毯の上に咲く花桃。










白い芝桜の絨毯の上には桃色の絵の具を落としたように、花桃の花弁が舞い降りています。







集落の一番下から上に向かって石積みの間を登って行きます。

後から駐車場で車の整理をしていたおじさんが教えてくれたのですが、この辺りの

石積みが一番古くに造られた石積みのようで、麓の集落との間を結んでいた

『本通り』と呼ばれている昔からの道のようです。










集落の最上部にまで登って駐車場に戻ると、満開のモクレンが出迎えてくれました。

『毎年このモクレンの花が散るころに芝桜が満開になるんや』とか

『もうこの集落には4軒ほどしか住んでいないので維持していくのが大変なんや』

とか駐車場整理のおじさんが色々と貴重な話を聞かせてくれました。







高開地区の芝桜を満喫した後は国道193号線をさらに南下します。

道の脇にはたくさんの枝垂れ桜がきれいな花を咲かせています。

『倉羅峠』を越えて神山町に入ります。まだ時間も早いので二週間前にも覗いた

『江田地区の菜の花』を再訪することにしました。




山間の棚田に植えられた菜の花もやはり二週間経つと終盤で、もうそろそろ

一斉に刈り取られる前の様です。

前回は花弁が大きく開いて、鮮やかな黄色一色に染まっていた菜の花畑も

背が伸びて茎の薄緑の色が目立ち、黄色の色合いが薄くなって見えます。








集落の一番上まで車を走らせUターンをします。その最上部には桜の木が一本とその横には

最近ほとんど見られなくなった稲藁を積み上げた『稲積(にお)』

この『にお』には異名が多く、『ニュウ』『ニョウ』、また『イナムラ』とも

言われているようです。高知の『稲叢山』はこの『にお』から山名が付いたのかもしれませんね。








江田地区から神山町に戻る途中で今日のお昼はお弁当でなくどこかのお店で食事をすることに決まり、

さっそくスマホでググってみると『かま屋』というお店がヒットしました。

今度はGoogleMapを見ながらマップが標したお店まで走ります。

ひと昔前では考えられないスマホの便利さを実感します。

国道脇の以前からあった建物をリフォームした、これがなかなかこじゃれたお店でした。







この『かま屋』は神山町の『フードハブ・プロジェクト』の一環で『地産地食』を軸にした

農業の担い手を育成する活動の中心にあるお店で、地域の農作物をふんだんに使った

食堂・パン・食品店になっています。

店内に入ると建物の中心にあるカウンターの中から『いらっしゃいませ!』と若い女性の明るい声が!。

他にも外国人の方も大勢働いています。お客も若い女性ばかりで店内は賑わっています。

ランチのお米は自分たちで育て、野菜も出来る限り神山町で有機栽培されたものを使い、

店内の机やいすも神山産の杉で作るとというまさに地産に拘ったお店です。











カウンターの中の中央にはお店の名前の通り懐かしい竈(かまど)

野菜を中心としたランチもとても美味しくいただきました。













食堂の横には自家培養発酵種をつかったパン屋が併設されています。

ここでも美味しそうなパンを購入。今日は一日買い物ツアーです。











お腹を満たした後は今日最後の目的地の『神山森林公園』に向かいます。

この438号線は道沿いに沢山の枝垂れ桜が植えられています。もう葉桜に近い枝垂れ桜でしたが

それでもその大きさと数の多さにみなさん度々感嘆の声をあげています。


神山森林公園は西龍王山(495m)の南側に広がる自然林を利用した広大な公園です。

半平山から急遽予定を変更してこの公園にしたのは、公園のホームページに5・10・15kmの

散策ルートがあると書かれていたからです。変更の案内にその内容を書いていたのでコアラさんが、

コアラさん  :  『そうしたら15km歩きますか!』と言ってきたので

私      :  『ハイ!ではコアラさんだけでお願いします。』と。

公園の駐車場まではどんどん高度を上げて行きます。するとどんどんと霧が濃くなってきました。




駐車場に着くころには視界数十メートルの状態です。

車を降りて霧の中を散策開始です。歩き始めて直ぐに遊歩道の脇に満開の『曙桜』










散り始めてはいますが、それでも花弁の大きなこの桜は見ごたえがあります。




この神山公園は標高が高い場所にあるせいか、他の桜もまだまだ花を残しています。

青空の下の桜もきれいですが、こうして霧の中で霞んで見える桜も風情があっていいもんです。













遊歩道のアスファルトの上には散った花弁が、降り始めて地面に落ちた雪のように見えます。




展望広場まで遊歩道を歩いて行きますが今日のこの霧では・・・・。広場から折り返し

生垣で造られた巨大迷路を歩きます。










マンマローザ広場と名付けられた芝生の広場でも、今まで見た事のないような

霧の奥に浮かんだ幻想的な桜の木が一本。







負け惜しみではないですが、普段滅多に見られない景色を楽しみます。




最後に案内板に掛かれていた八重桜の森を目指して歩く事にしましたが、

途中霧のせいでどこを歩いているのか分からなくなりました。













迷いながら歩いていると『ひょっとして、これが八重桜と違うん?』とキョウちゃん。

八重桜の森の八重桜はまだ蕾でしばらく歩いてから気づきました。その代わりに

斜面にはツツジがおおきな雫をつけてきれいな花を咲かせていました。










八重桜の森の横の北の展望台も、もちろん霧の中。今日初めての記念撮影も冴えません。







大きなケヤキの木やヤマモモの木、自然林の残る雰囲気のいい広場です。










駐車場まで戻ったあとは無料の休憩所の中で恒例のコーヒーを頂きます。













今日は全く汗を掻かなかったせいか、先輩の調子もイマイチで持ってきたビールも珍しく

残していました。ただほとんど雨に降られることもなく、この春最後の桜と花々を楽しめた

一日でした。一日中運転手だった麺法師さんお疲れ様でした!

コメント

WOC.自転車部2019.04.03 小豆島

2019年04月04日 | 雑記
今週のWOCは登山はお休みして自転車にチャレンジです。

丁度一年前に、生口島から尾道までしまなみ海道を往復しました。

そして秋に小豆島をほぼ一周(半島部を除く)した際に、今度は今日の4月3日に

半島部を走る計画を立てました。(この日は私はセニョさんと拇岳にチャレンジしたので

自転車部には不参加でした。)この時のメンバーが自転車部部長の山さんともう一人

マイ自転車を持っているコアラさん、そして麺法師さんに紅一点で

前回も参加してくれたまゆちゃんです。

そして今回は一年ぶりに自転車に乗る杉さんと私を入れて総勢6名でチャレンジです。

高松港から8時過ぎのフェリーに乗船。

船の中で部長の山さんが今日のコースの説明をしてくれました。

小豆島の丁度真ん中あたりから南に延びた『三都半島』を走り、さらに東の『大角鼻灯台』

目指す計画との事です。半島部はアップダウンがあるので、普段自転車に乗っていない4人は、

今回のレンタル自転車は電動アシスト自転車をレンタルすることにしました。




走行距離にして65km。前回のしまなみ海道がおおよそ70km。その前の今治から生口島往復が

約80kmでそれよりは若干距離は短いものの、2回ともあまりのお尻の痛さに閉口した苦い経験が

あります。さてさて今回はどうなることやら・・・・・?


土庄町のフェリー乗り場の『HELLO CYCLING』で今回はレンタルします。


このレンタルサイクルはICカードを購入すると島内なら40カ所近くポイントで、返却・乗り換えが

自由で、どこのポイントに何台自転車があるかもネットで確認ができます。

今回はICカードを購入しなかったので、(受付の女性が不慣れなせいか

システムをよく理解していなかったため)、暗証番号で鍵を解除してスタートです。




まずは土庄の街中を通って国道436号線を東に池田町に向かって走ります。




途中、何ヵ所かは登坂がありますが、バッテリーを節約するためまだアシストは使いません。

池田から国道に別れを告げ県道を南に進むと坂道が始まりました。

ここですかさず電動のスイッチオン!

するとどうでしょう!一つ踏み込むとグッとペダルが軽くなり、背中を押してくれている感覚で

登り坂も何のその、グイグイ登って行くではないですか!







国民宿舎小豆島の手前の登坂では、横を過ぎる車の中から子供が

『お!電動自転車や!』と声を掛けてくるので明るく手を振ります。

普通の自転車なら声を掛けられても応える余裕はないのですが、今回は余裕です!




所々で前回の瀬戸芸際の芸術作品が道の脇に残っています。そのオブジェを横目に見ながら

県道250号線から分岐して268号線をさらに南下します。その分岐の少し先には

近所の人が家にあった臼や井戸の長石集めて並べている広場がありました。

ただ整然と並べられているだけなのに、これも何か芸術作品のように見えます。





この広場から次の『神浦』までが三都半島の西側で一番の登坂が続きます。

先ほどまでは電動のエコモードでバッテリーを節約していたのですが、

ここではそんな事は言っていられずに最強?モードにして登って行きます。




いつもなら普段から自転車に乗っている部長の山さんのスピードには着いて行けない

のですが、流石最強モードです。ニコニコしながら山さんを横目に見ながら追い越していきます。

長い登坂の後は長い下り坂です。青い青い空に頬に当たる少し冷たい風が気持ちイイ!







神浦の集落でしばし休憩。しかし待てど暮らせどコアラさんが現れません。

海は予想以上に透明度が高くとてもきれいです。

仕方がないので一人足りませんが記念撮影をして時間をつぶします。










あまりにも遅いので電話をしても出ず。いくらなんでも遅すぎるので、ここは部長の山さんが

『今下ってきたあの坂を登り返すんはイヤやけどな~』と言いながらも捜索に向かいました。

すると山さんが坂を登る前に下って来るコアラさんの姿が・・・・・。

コアラさんの自前の自転車も電動なので、バッテリーを節約するために電動にせずに

自力で登ってきたため時間がかかったと言い訳していますが、

みんなが心配したのは全く意に介さず。(; ・`д・´)


神浦からは海沿いの道も徐々に高度を上げながら続いています。











そしてやっと小豆島の最南端『地蔵埼灯台』に着きました。

着いた途端にまゆちゃんもコアラさんも第一声が『お尻が痛い!』でした。







灯台の手前の展望台からは南に穏やかな瀬戸内の景色が広がっています。








この展望台の脇から灯台下の浜辺まで階段の遊歩道を降りてコーヒータイムにします。







浜辺に出る手前には『釈迦ケ鼻』の地名の由来となるお地蔵さまが

祀られたお堂と広場があり、大きな桜の木が一本きれいな花を咲かせて出迎えてくれました。







浜まで降りると砂浜に白い波が打ち寄せています。

沖には大小さまざまな船が行き交っています。

水面を渡って来る風はやはりまだ少し肌寒く、それでもいつもの山の景色とはまた違った景色に

しばし時を忘れて見とれてしまいます。













少し風が避けられる岩陰でお湯を沸かせてコーヒーを淹れます。










しばらくすると遊歩道を降りてきた人が声を掛けてきました。

どうやら展望台に停めていた山さんの高級自転車が自分と同じメーカーのものらしくて

その話がしたくてわざわざ降りてきて声を掛けて話し始めました。



ただ写真だけを見ると

男性  :  『つい、おたくここで何をしてるん?』

山さん :  『いや~ちょっと・・・・。』

男性  :  『さっきそこで事件があったんや!それで近くを色々聞きに廻っているんや!』

山さん :  『えっ、私は何も悪い事してませんよ。』

男性  :  『それは分かっとんやけどな、わしも仕事やから仕方ないんや!』

みたいな刑事に職務質問されている怪しい人みたいな写真です。(笑)


コーヒーで体を温めた後は展望台まで戻って行きます。







自転車のメーターを見ると私のバッテリーの残量は70%。それ以上に40%近くまで減って

しまっている杉さんは、残りを走れるかどうかとえらく気にし始めました。

後になって気づいたのですが、どうやらバッテリーの消費量は体重に比例するようで

杉さんの自転車のバッテリーが一番消耗が激しかったようです。





なんせ普段自転車に乗っていないメンバーは電動アシスト頼みです。下り坂や平道では

スイッチを切り、登坂も出来るだけエコモードで走ってとバッテリー残量ばかりが気になります。

灯台から岬の東側に回り込むと激坂。といっても下り坂ですから余裕で下って行きます。







下り坂が終わると多少のアップダウンはあるものの、海沿いの景色を見ながら

気持ちよく走って行きます。これもひとえに電動自転車のお陰です。




半島の付け根のオリーブ公園のステーションで、バッテリーが少なくなった杉さんの自転車を

交換する予定でいましたが、ここでICカードを購入していなければ、新規にレンタルしなければ

交換できないのが判明! 杉さん、ピンチ! ( ゚Д゚)

取りあえずは予定していた坂手港の食堂まで走って、その後どうするか作戦会議をすることに。







草壁のフェリー乗り場を横目に見て内海から右に曲がると『醤(ひしお)の里』

古い醤油蔵が立ち並び、今は小豆島の観光スポットのひとつになっています。

自転車で走っていると微かに醤油の香りが漂ってきます。

車で走っているとあっという間に通り過ぎてしまい気づきませんが、風を感じながら

色々な匂いも感じられるのもサイクリングのいい点です。マルキン醤油の大きな工場の横を通り

黒壁の蔵が続く道を覗いたりしながら南に向かって走ります。







その屋根越しには独特な山容をした『大嶽・碁石山・洞雲山』が見えます。





坂手港にある『大阪屋食堂』は山さんが事前に調べていてくれた

穴場の食堂です。時刻は13時過ぎ、お腹もペコペコです。

店構えも見るからに怪しげな雰囲気です!







ずらりと壁に張られたメニューから刺身の載った『ひしお定食』を注文。

下のご飯が隠れて見えないくらいたっぷりと刺身が盛られています。







麺法師さんと私は美味しい麦茶を頂きます。





食事が終わって作戦会議で、今回は時間やバッテリーの残量の事もあって

『大角ノ鼻灯台』は諦め、『24の瞳映画村』まで走ってそこから

渡船で草壁まで渡り、土庄迄は戻らず草壁からフェリーで帰る計画変更に決定しました。

そうと決まればバッテリー残量はもう気にせず走れます。

麺法師さんが『贅沢モードや~!』と言いながら電動アシストを強にして飛ばしていきます。

こうなると自転車部部長の山さんも追いつけません。




映画村の向かいに渡船の乗り場はありました。するとその看板を見て麺法師さんが

慌てて戻って来ました。『大変や、水・木曜日は休みやと書いてある』と言っています。

『え~!もう最後やと思ってバッテリー無駄に使ったのに!』

特に杉さんのバッテリーはもう草壁まで戻るだけの残量はありません。

こうなったらこの映画村にもあるステーションで自転車を乗り捨ててバスで草壁まで戻るか、

さてさてどうするか・・・・と話をしていると、何やら沖から船が!





『渡船や!今日も動いとる!』




さっそく船頭さんに話をして自転車と一緒に乗り込みますが、走っている時は頼りになる

電動自転車ですが、運ぶとなるとこれがかなりの重量。

船頭さんもこれだけの数の自転車を一緒に乗せたことがないらしくて右往左往していました。

『ちょっと船が左に傾いてるから、右に寄って座ってな!』と言われながらも何とかスタート。










穏やかな内海湾の中を約15分かけて草壁まで船は走って行きます。

渡船ですから水面とほぼ変わらない高さから眺める景色は、また違った景色に見えます。








時折潮の流れが速そうな場所がありましたが船長はしっかりと操舵してくれています。







その横で船長擬きの二人!







渡船はオリーブ公園の近くに着きました。そこからフェリー乗り場まで少しだけ走ります。











途中で計画変更したので走行距離は50km程度でしたが、おおよそ7時間あまり島での滞在。

登山や自動車での移動とはまた違った春の爽やかな風を感じながら

島と瀬戸内の景色を堪能した一日でした。











高松に到着してからはこのところ小豆島からの帰りには恒例で立ち寄るお店で

美味しいビールを飲んでほろ酔い気分で楽しく帰路に着きました。





コメント

WOC.登山部 2019.03.27 砥石権現

2019年03月28日 | 四国の山
昨年は天行山・東宮山を歩いた後、『江田地区の菜の花』『高開の芝桜』を見て回った。

ただ菜の花と芝桜の開花がずれるので、江田地区の葉の花はほぼ終わりかけていました。

そこで今年は別々に訪れることにして、まずは菜の花見物に・・・・。

その前にどこか登る山がないかと思案して、近くの山の『砥石権現』を歩く事にしました。

ところがよくよく調べてみると、登山口で予定していた『岳人の森』は冬季休業中。

その後変更しようとしたスーパー林道からの取り付きも冬季通行止めと言う事で、行き詰って

しまいました。そこで『岳人の森』に問合せをしたところ、『留守なら入園料をポストに入れて、

園内を通ってくれてもいい』と返事をもらったので、予定通り北側から登ることにしました。


丸亀からゆっくりと走ると2時間30分ほどで『観月茶屋』に着きました。

休業中とのことでしたが、お店の中には主人がいたので、さっそく入園料を払ってここからスタートです。




園内はあちらこちらに名札に花の名前を書いていますが山の春は始まったばかりで

まだ咲いている花はチラホラでした










山荘辺りまではコンクリートの道が続いています。時折目につく花を写真に収めながら

登って行くと園内の一番上から登山道が始まります。










道の脇からは南に稜線が見えます。『鹿舞ダキ山』から東の尾根でしょうか?




登山道はよく整備されていて1142mのピークまでは綴ら折れの道が続いています。

右に曲がって左に曲がり、またすぐに右に曲がるといった感じです。










次第に道の脇には赤い木肌をしたヒメシャラの木がそこらじゅうで目につき始めます。







『栃山』と書かれた道標の前で一息入れます。登りの苦手なヨウちゃんのが最後尾で登ってきました。

ここから登りの強いコアラさんが先頭を行きます。飯野山で週に何回もザックに土を入れて

登っているだけあってスピードが落ちずにガンガン登って行きます。




この道標からしばらく急登を登ると1142m栃山のピークになります。

道の左側は斜面になって切れ落ちています。その分南側の眺望が開けて、『雲早山』に続く

稜線が眺められます。




痩せ尾根にはシャクナゲが道の両側に・・・・。花が咲いた時には見ごたえのある尾根になるでしょう。













葉がすっかり落ちた自然林の尾根。木々の間からは北側の眺望も望めます。

雰囲気のある道が続いていきます。










最後に急坂を登り詰めると鹿舞ダキ山と砥石権現との稜線に出ました。











まずは右に曲がって砥石権現を目指します。一旦鞍部まで下って山頂へと登り返します。

尾根の北側は木々が途切れて、素晴らしい眺望が広がっています。

この尾根の道もとてもいい雰囲気です。




途中でアケボノツツジと書かれた道標の先は岩場になっていて、

今度は南側の眺望が広がっています。『高城山』の北面には

まだ少し雪が残っています。




『釜ケ谷』の向こうには『西三子山』




山頂では先に着いた山さんがお湯を沸かして待ってくれていました。




今日も先週と同じお弁当とカップラーメンを頂きます。








セルフタイマーで記念撮影をしたら、なぜか動画になっていました。








お腹を満腹にして山頂から尾根道を戻って行きます。

先行して登ったメンバーは先ほどの岩場を見逃していたようなので、またちょこっと

立ち寄ってみます。左手には『雲早山』 !!








何年か経つと人の記憶は曖昧なもので以前に雲早山側から歩いた時は、

こんなに眺望が開けていた記憶が全くありません。

予想以上の景色にルンルン気分でひなちゃんも歩いて行きます。











この尾根も新緑のころや紅葉の季節に歩くと、また違った顔を見せてくれ、

とても素敵な道になるとと思います。




ヨウちゃんがハートの石を見つけました。




岳人の森への分岐から少し先に歩くと鹿舞ダキ山です。

山頂には森の妖精と名付けられた石の彫刻がひっそりと佇んでいます。





尾根からまた岳人の森へと下って行きます。倒木を跨いだり急坂を降ったり

意外と変化のある道です。麺法師さんも軽やかに下って行きます。








相変わらずヨウちゃんは下りはスイスイと降りて行っています。

その内にシャクナゲ坂の辺りで後ろの方で『お~い』とコアラさんの声が・・・。

どうやらシャクナゲの林の中で道を間違えたようです。『コアラさんだけならほっとくんやけどな~(笑)』

といいながら、ひなちゃんもいるので仕方がないので呼びかけながら戻って行くと

シャクナゲの間から二人が現れました。







岳人の森のキャンプ場でコーヒーを頂きます。先週に続いてコアラさんがビスケット。

そして今日はひなちゃんは大福を皆さんに配ってくれています。

普段あまり食べないのですが、疲れた体に大福の甘いあんこがとても美味しく頂けました。











観月茶屋までは登りの時には気づかなかった花が目に飛び込んできます。











観月茶屋で車に乗り込み次に向かうのは『神通の滝』 です。

少し広くなった場所に車を停めて案内標識に従って滝への道を登って行きます。







滝の手前では道幅も狭くなり大きな岩が迫ってだんだんと雰囲気が出てきました。




そして最後に深い谷間に大きな滝が目の前に現れます。

滝壺でしばしマイナスイオンを浴びながら寛ぎます。
















神通の滝でリフレッシュした後は林道から国道193号線まで戻り、

今度は江田地区の菜の花畑に向かいます。

途中の道沿いでは枝垂れ桜が満開まであと少しできれいに並んでいます。

神山町はこの枝垂れ桜が有名な町。これからしばらくは町のあちらこちらで

見事な花をつけて楽しませてくれます。











最後は菜の花見物。時間も遅くなってきたので今日は歩いて周回はせずに

車から少し歩くだけで、予想通り丁度満開になった菜の花の棚田を写真に収めます。







これから春本番。山歩きと花紀行が楽しみな季節です。
コメント

WOC・登山部2019.03.20 阿佐尻山

2019年03月21日 | 四国の山
今日の登山部の本隊は年に数回、恒例の松山での講演会と登山という事で

松山周辺の山に登るため、参加しない私はひとりでどこかの山を登ろうと考えました。

どこに行こうかなと考え目を付けたのが先週の『鶏足山』に続いて

福寿草の咲く山ということで、ネットで色々調べてみると、REIKOさんピオーネさん

ホームページに『阿佐尻山』のレポートがありました。そこでREIKOさんに登山口までの道の

状況をLINEで聞くと、登山口まで舗装路なので心配ないとの事。それなら私の普通車でも

行けると判り、取りあえずはFacebookのWOC登山部のページに

『興味がある方は連絡ください!』と書き込みをすると、山さんからコアラさん

一緒に参加すると連絡が入りました。その後ヨウちゃんからも参加したいと

連絡があり、ソロの予定が最終4名での山行となりました。

『阿佐尻山』は地形図にも山名が載っていなくあまり知られていない山ですが、

みなさんのレポートを見ると色々と見所があるようなので楽しみです。


待ち合わせの大歩危のモンベルに向かう途中、脇町から遠くに見える山が昨日の?積雪で

白くなっているではないですか!

事前に山さんに『アイゼンはいらんはな?』と聞かれて、『必要ないですよ!』と答えたのに

どうしよう・・・・・と思いながら、まあ今日は人数も少ないので様子を見ながら

と言う事で・・・・。





大歩危のモンベルで丸亀組と合流したあと、県道45号線を祖谷へと入って行きます。

かずら橋を過ぎて『京柱峠』へと国道439号線を右折、しばらく道なりに進んで

二つ目の大きなヘアピンカーブを曲がらずに直進していくと、堀切峠の大師堂に着きました。

この大師堂はトイレもあり、一応用足しも済ませてスタートします。







大師堂からさらに先の『栂の峰』の集落の手前から取り付きます。

取り付きには標識もなく、事前に確認をしておかないと見逃すような登山口です。




道はさっそく急登が始まります。途中からは植林地特有の道が何本にも分かれています。

赤茶けた落ち葉に足を滑らせないように、とにかく尾根を目指して登って行きます。







判りずらい道の杉林の中から尾根に飛び出すと、東側の景色が広がっていました。

ちょこんと雪を背中に載せた『牛の背』が見えます。




尾根筋の道は踏み跡も薄くさらに急な登りが始まります。この上部にある電波塔への電線と

スチールの電柱を目印に、息を切らしながら一歩一歩登って行きます。







段々と足だけでなく手も使わないと登れないほど急になってきました。

細い枝をストック代わりに登っているコアラさん。その内に『やっぱりストック使うわ!』と。

今にも折れそうな枝を使うんやったら、最初からストック使ったらいいのに!




第一の急登を登ると少しの間だけ急登が収まり、左側が切れ落ちた痩せ尾根を進んでいくと、

また直ぐに第二の急登がまた始まりました。








コアラさんはコアラと言うより“熊!” といった感じで四つん這いで登っています。







先頭を行く山さんは時折『ウオ!』とか『ガア!』 と

訳の分からない奇声を上げながら登っています。




第二の急登を登りきるとプレハブ小屋のような形をした電源室と電波塔に着きました。

電源室の北側には『三等三角点 小川』

周りを杉の木で囲まれていて陽の光に当たって霧がかかったように花粉が飛んでいるのがわかります。







ここからは木々の間から少しだけ北側の眺望が開けています。

まだらな色の山肌の大きな山容は『中津山』でしょうか?





後ろから来るコアラさんとヨウちゃんの到着を待って先に進みます。ここからは先ほどまでの

急登がウソのような緩やかな尾根道になりました。しばらく歩くと巨大な反射板。







反射板からさらに進むと樹林帯の中から急に目の前に遮るものがなくなり、

明るい斜面が目に飛び込んできました。

伐採跡の山の斜面に、植林をして鹿害から保護する為に一本一本白いカバーで

覆われたものすごい数の杉の苗木が並んでいます。

尾根から山の下の方まで延々と続く何とも言えない少し異様な雰囲気のする景色です。







等間隔に並んだ白いカバーは、テレビや映画で時々見る、

アメリカの無数に並んだ退役軍人墓地を思い浮かべます。

その明るく開けた山の斜面の向こうには、『土佐矢筈山』が大きく横たわっています。




その土佐矢筈の斜面には遠目に見ても杉花粉と判るような黄色い煙が上がっています。




遮るもののない斜面からは強い風が吹き上げてきます。先ほどまでの急登で掻いた汗に

その風が容赦なく吹き付けて、一気に身体を冷やしていきます。じっとしているとたまらないので

殺伐とした斜面を横目に見ながら尾根に沿って歩いて行きます。







この白い植林地が終わるとまた樹林帯が始まります。今度は先ほどと打って変わって

苔むした岩が点在するとても雰囲気のいい尾根が続いています。










比較的緩やかだった道の目の前にまた急登が現れました。1168mのピークの手前の急登です。

『これが最後かな~?』と言いながら、また山さんが奇声を上げながら登っています。




急登の上部には大岩が!その岩を巻いたり、登れる岩は登ってみたりと

変化があってとても楽しい道です。













1168mのピークからはさらに雰囲気のいい道が続いています。

山の北面ではよく見かける苔に覆われた岩ですが、こうして尾根で続いているのは珍しい事です。










この苔大岩の尾根を抜けて行くと尾根の北側にお待ちかねの『福寿草』 が待ってくれていました。

先週の『鶏足山』はロープが張られていて近寄るのが難しい群生地でしたが、

ここではロープもなく、足元に注意しながら傍までよって思い切り写真が撮れます。







大きく開いた花はもう咲いてからしばらく経つようですが、まだまだ咲いたばかりの

小さくまとまった可愛い花もあちこちに見えます。







一株390円で買って家で栽培していると言っていたコアラさんも

これだけの数の花を見るのは初めての様で、とても感激しています。

ヨウちゃんも先週に続いてまた福寿草を見られて喜んでいます。








しばらくこの『春の妖精』を写真に収めた後、さらに進んでいくとコンクリート道に

飛び出しました。一同、『え~ここまで車で来られるんや!』と。




林道をそのまま歩いて行くと広い土砂捨て場に着きました。

ここからは東に『牛の背』の大きな背中と、その左にちょこっと顔をだした

『三嶺』 でしょうか?さらにその奥は『次郎笈』?







この広場からさらには先にこんもりとした阿佐尻山の山頂が見え始めました。

道の左下には『京柱峠』 の茶屋と電波塔が見えます。







こんもり山頂の麓には『阿佐尻山登山口』の標識がありました。先ほどの林道に飛び出した時と、

この登山口の標識といい、拍子抜けします。




登山口の標識からは幅の広い道が山頂へと続いています。そろそろお昼前。

少し前からお腹が減って力が入らず、歩く速度がどんどん落ちてきます。







途中で綺麗にはがれた靴の底が!靴底を置いたままにしてどうやって・・・・?




ロープの張られた段差を登り少し歩くと山頂に着きました。








『三等三角点 樫尾』・1374m『阿佐尻山』山頂です。




山頂は360度の大展望。東西南北、今まで登った山々が見渡せます。

寒峰から矢筈山に続く稜線



大きな体の中津山と雪遊びした国見山



遠くに見えるは雪をかぶった石鎚山



そして笹原の続く土佐矢筈山



昨日に積もったのか白い山頂の三嶺



ずっと見ていても飽きない景色です。天気も良く最高です!

登りが苦手で遅れているヨウちゃんが着く間、今日は山さんがお湯を沸かしてくれています。

こんな素晴らしい景色を見ながらお弁当を食べる。なんて贅沢なランチでしょう!(でも安い!)










正午になって気温もあがって心地よい山頂で、いつになくのんびりと過ごした後は

下山開始です。登ったら下るのが登山。急登を登ってきたなら当然急坂を下らなければなりません。

それを下りの苦手なコアラさんが随分と気にしています。







案の定、登りの時はそれほどでもなかったロープが張られた場所で

足を滑らせ尻もちをついたコアラさん。

先を行く山さんと私が振り返った時は、何事もなかったように立ち上がっていましたが

ちゃ~んとヨウちゃんが証拠写真を撮ってくれています。







そこから少し下で道の脇に、先ほどの靴底のもう片方がこれもきれいに剥がれて落ちていました。

両足ともに靴底がなくて、本当にどうやって歩いたんだろう?







登山口まで戻って今度は林道の上の小さな尾根を歩いてみます。










尾根から広場に降りて今度はコーヒータイムです。

ここでも山さんがちゃんと人数分のコーヒーを持ってきてくれていました。

珍しくカップを忘れたコアラさんは珍しい?カップで頂きます。








コーヒーとビスケットを飲み食いしながら他愛もない会話が続きます。

今日は山さんと私がツッコミでコアラさんがボケ役です。

すると林道から一人の男性が歩いてきました。

お話をするとエントツ山さんもリンクを貼っている『takebeの徳島山歩き』さんとのこと。

花粉症が苦しいと言いながらもひとり山頂へと歩いて行きました。


広場からは林道を歩き、また苔尾根へと歩いて行きます。







葉がすっかりと落ちてしまった自然林ですが、秋の紅葉の時期に

歩いてみてもまた違った風情を楽しみながら歩けるかもしれません。




大岩を降りる山さんが急に足が攣って苦しみ始めました。

普段自転車で体を鍛えている山さんですが、久しぶりの県外の山歩きに加え、

降りるときに無理な体勢にでもなったのでしょうか?。










福寿草の群生地を過ぎていよいよ鬼門の急坂下りです。

昨日の雨でじゅるんだ斜面は油断をすると本当に転倒してしまいます。

下りの苦手なコアラさんのいい?写真が撮れないか三人が待ち構えています。




そこへのそのそとコアラさんの登場です。







本人はセーフ! と言っていますが、いえいえ完全に尻もちついていますから!

難儀をしているコアラさんの姿を見ても、薄情にも誰も手助けしようとしません!(笑)




この急坂を過ぎても植林地の先にまだまだ難所が続きます。

山さんも膝の調子が良くないので、急な坂は少し苦手の様です。







ところが登りが苦手で息切れがして他の人にかなりの遅れをとっていたヨウちゃんは、

下り坂は大好きなようで、何食わぬ顔をしてヒョイヒョイと軽快に下って行きます。

『どうしたん?下りは得意なん?』と聞くと『うん、こんな所が楽しい!』と。








痩せ尾根の場所を除けば、ほとんど下りも最後まで急な坂が続いています。

『楽しい!』と言いながら下って行ったヨウちゃんの姿が見えなくなりました。

後ろからはのそのそとコアラさんが降りてきています。










大師堂まで戻りトイレで用を足して車まで戻るとヨウちゃんが

『トイレきれいでした?』と聞くので『うん、きれいだったよ!』と答えると

そのままトイレに入って行ったのに、直ぐに戻ってきました。

『どうしたん?』と聞くと『入り口から女性用の所までが離れているので怖い!』・・・・と。

はぁ~幼稚園児じゃあるまいしいい年したお〇さんが!

そういえば以前にお嬢様と三人で山でのトイレの話をしていた時、

お嬢様は『私はどこでも平気』と言っていたのに、

ヨウちゃんは『私は絶対に無理!』と言っていたのを思い出しました。

まだまだ山女にはなれませんな!





帰りの林道では、上から落石でもあったかのような大きくボンネットが凹んだ事故車が一台、

いったいどうなったらあんな事になるんだろうと、車の中で。




竜宮崖公園のつり橋では、高所恐怖症の山さんとヨウちゃんが『どっちが怖がりか?』比べをしました。

恐らく先週の鶏足山の岩場は、山さんは絶対にNGですがヨウちゃんは何とか登れました。

ところがこのつり橋では、山さんは平気ですがヨウちゃんはNGで、途中で引き返していきました。

同じ高所恐怖症でもいろいろあるもんです。また登りは俄然強いコアラさんは下りは苦手です。

反対に登りが全くダメなヨウちゃんは下りは楽勝です。

何度か一緒に歩くと判るのですが本当に十人十色です。




大師堂で怖くてトイレができなかったヨウちゃんの為に、トイレ休憩で立ち寄った『道の駅にしいや』 で

トイレから出てきた女性に『KAZASHIさん?』と声を掛けられました。

話をするとつるぎ昔乙ですと紹介してくれました。

そしてストーンリバーさんトンちゃんと今日はご一緒でした。

トンちゃんともしばらくお話をすると、みなさんもやはり今日は福寿草狙いだったようです。

ストーンリバーさんと乙女さんとはアケボノツツジの薬研谷でお会いして以来、

とんちゃんとは忘年会以来です。

これからはみなさん春の花を追っかけての山歩きですね!



距離にして6.6km、高低差約600mほどでしたが変化にとんだ景色を楽しみながらの

5時間30分ほどの山歩き、『いい山ひとつみ~っけ!』


コメント

WOC登山部2019.03.13 鶏足山

2019年03月14日 | 四国の山
先週末は標高の高い山では積雪があったようですが、

四国の山の雪山シーズンももう終わろうとしています。

雪が融け始めると同時に長い冬の間地下で過ごした『春の妖精』

『スプリング・エフェメラル』の花々が顔を出し始めます。

その春の妖精の代表的な花の『福寿草』の便りがあちらこちらで聞こえてきました。

それではWOC登山部も妖精を探しに出かけてみることにしましょう!

山歩きとしては『寒峰』の方が歩く距離もあり登山といった感じがするのですが、

福寿草の群生としてはここ最近『鶏足山』の方が数が多いような気がしていて、

数年前から通い続けています。と言う事で、今日は鶏足山に男女6名で出かけてきました。



事前に開花の様子を調べようとあちこちのHPを覗いていると、ピオーネさんの掲示板に

やまももさんから登山口までで土砂崩れ!の情報の書き込みがありました。

え~マジ・マジ!・・・・と随分と焦りましたが、

ピオーネさんの掲示板に問合せをすると、エントツ山さん

ピオーネさんから迂回路があるとの情報を貰って一安心!


教えてもらった通りに迂回路を利用して無事キャンプ場に着くと、既に先客が・・・・・。

香川から来たという6名の我々より少し年配のグループが・・・・。しかしどこを見ても車がない???

話を聞くと途中で車を停めて歩いてきたとの事。事前に掲示板で教えてもらっていてよかった!





昨年は怖がりのお嬢様と二人で来たので、行場を通らずに山頂まで歩いたのですが、

今日は行場を登るというと、高所が苦手で嫌がるヨウちゃんと興味があるけど少し不安なルリちゃん

そして山奥で育ったという久しぶりに参加したワカメちゃんは興味津々でワクワクしています。




『鶏足山行場』と書かれた標識から、少しザレ気味で歩きにくい足元の

苔むした岩が点在する日本庭園の中を、上部に見える岩壁目指して登って行きます。







踏み跡は薄く、目印の赤テープを探しながら上へ上へと登って行きます。

目の前に近づいてくる岩壁に麺法師さん『あれ、登るんで~!』

というと、直登すると思ったのか後ろから『え~無理!』と声があがっています。










岩壁までは山の北側になり陽も当たらず、昨日少し降雪があったのか白くなった地面が

なお一層寒さを誘います。







目の前に迫った岩壁の一番低くなったところが取り付きになります。

まずは岩穴の前をとうせんぼするようにして立つ枯れ木と岩の間をすり抜けます。

(前回より通りやすくなったような気がしたのは、気のせい?)










この岩穴から今度は左上へと登り、さらにその一段上を肩幅もないような狭いカニの横這いを

通ります。岩には横に鎖が取り付けられていますが、頭の上にオーバーハングした岩があり

立っては通れず、腰をかがめて不安定な歩き方になります。

しかも以前はちゃんしていた鎖の固定部分が外れているのか、鎖が随分と緩んでいて

一番危ない場所で体が外に振られてとても怖い思いをします。








麺法師さんは何とか通れたのですが、女性陣がやはり難儀をしています。

一旦鎖迄もどって鎖が緩まないように引っ張って援助するとなんとか通過することができました。

うっすらと雪が付いた岩肌に、とてもすごい所を登っている雰囲気がでています。

『ルリちゃん、がんばれ!』 (今回はこの横ばいが一番怖かった!)




何とか全員無事に通過することができ、次は鎖とトラロープがかかった岩です。

まずはやっさんが登ったふりをします! (^O^)/




この岩は苔がついていて足が滑りやすく登りにくい岩です。まずは私が登ってみますが、







今日の女性陣には少し無理があるので、他のメンバーはここは安全策で巻き道を行くことにします。

岩の上から覗くと巻き道を登ってくるメンバーの姿が見えます。巻き道も登山道ではないので

急な斜面に足を滑らせて苦戦しています。







岩壁の足元を南端まで回り込み、次はまた岩穴を登って行きます。

今度の岩穴はザックを担いだままでは通れない大きさです。取りあえず先にザックを投げ出し

私がほふく前進で通過した後、あとから来るメンバーのザックを引き受けます。










この岩穴の上部が『第一のテラス』 になっています。

全員が岩穴を通過した後、テラスからの眺望を見学します。麓にはくねくねと流れる吉野川が見えます。




岩穴の上は少し広くなっていて、さらに一段上にはこの行場で最長の鎖場があります。

情報によるとこの鎖は30~35mあるそうで、下から見上げるとほぼ垂直の岩場です。

オーバーハングした岩から垂れ下がったような取り付きの鎖は、掴んで登ろうとすると

後ろに体が広がり足が届かなくなります。




一番下の鎖から取り付かず、一旦左の岩から一段上の岩まで登り取り付いた方が登りやすそうです。

麺法師さんがチャレンジしてみます。





と言っても麺法師さんも一応ポーズだけ! (^O^)/

この最強鎖は見学だけにして、メンバーは巻き道を進みます。この巻き道にも鎖は続きます。

嫌がっていたヨウちゃんも頑張っています。




山育ちのワカメちゃんは楽しくてイキイキとして、どんどん進んで上からヨウちゃんに

足がかりのアドバイスをしています。












この岩場も南側まで回り込み、今度は左に頂上部を目指して岩を登ります。

登り詰めると鎖場の上部の『第二テラス』 です。








先ほどの第一テラスからは数十メートル上がった、雄大な風景が広がっています。

落葉樹の冬枯れた色の山肌と、常緑樹の杉林の緑の山肌がくっきりと分かれています。

北側には随分高い所まで集落があります。








テラスの先端で腰を降ろして眺望を楽しむワカメちゃん。




南には折り重なるようにして山並みが続いていますが、唯一電波塔のある『梶ケ森』だけは

特定できますが、他の山は全く分かりません。まだまだ登れる山がたくさんあります。




テラスの先端でポーズをするメンバー!










ここで一人だけテラスの先に近づこうとしないメンバーが!

『大丈夫・大丈夫!』といくら言っても『ダメ~!』と言って

せっかくの眺望を見ようとしないヨウちゃん。


大展望を前にして存分に楽しんだ後は、一旦岩場を下り痩せ尾根を山頂目指して登って行きます。








955mのピークは三角点もなく、少し寂し気な山頂です。吹き上げてくる風が

随分と冷たいので、記念撮影を終わらせ今日のお目当ての福寿草の群生地まで下って行きます。







群生地はロープが張られて植生の保護がされています。尾根から少し下った上の群生地は

昨年と比べて随分と数が少ないように思います。

『KAZASHIさん。ここが群生地?』と声が上がっています。(T_T)/~~~ 







所々で写真に収めながら下って行くと、杉林に入る手前の下の群生地には

凄い数の福寿草が咲いていました。(ここでほっと胸を撫で下ろしました)

















これなら群生地 と言っても差しさわりがないはずです! ふっふ~どうだ!




未だ寒風の吹く中、貴重な日差しを浴びて飴色に輝く福寿草を堪能した後は、

キャンプ場まで杉林の中を下って行きます。林の中にはミツマタが所々で目に入ります。




丁度お昼時。キャンプ場の炊事棟でお弁当を広げます。







お弁当を食べた後はコンビニで買ってきたコーヒーを淹れます。

お湯が沸くまでの間少し散策。苔のまとわりついた岩が密集しています。

車から降りて直ぐにこんな景色を見られる場所もここ鶏足山以外ではなかなかないです。










2時間もかからず山歩きを終えて、キャンプ場のベンチに腰掛けのんびりと昼食をすました後は

帰りながらこの西祖谷周辺を少し観光することにしました。

まずは県道に出るまでに通る、五所神社の大杉を見学。車から見るとさほどでもないのですが、

近づいてみるとその幹回りの太さと木の高さに驚かされます。










足元にはこれも春の息吹を感じさせる、ふきのうとうがあちこちに咲いています。




『雲海の展望台』からの景色も見ごたえがあります。







県道に出て一旦祖谷トンネルを抜けて以前から気になっていた『祖谷ふれあい公園』に。

駐車場に車を停めて『祖谷ロマン橋』を渡ってみます。




横に弓なりの形をした非常に珍しい橋です。下までの高さも25mほどあり景色も見ごたえがあります。

動画を撮りながら振り返ると、橋の途中で怖くなって走って戻る ヨウちゃんの姿が!




橋を渡って対岸の森の中では『フォレスト・アドベンチャー』というアクティビティ施設があります。

専用のハーネスを行けて高い樹の上を歩いたり渡ったりして、様々なコースがあるようです。

そして目玉の『ジップライン』は高低差50m長さ360mをワイヤー一本で移動します。







とっても楽しいそうですが怖そうです!でも時間があればチャレンジしてみたいです。




公園からはまたトンネルへと戻り、大歩危駅の横にある『歩危マート』に立ち寄ります。

名物の巨大な『ぼけあげ』や『祖谷こんにゃく』を買ったあと、向かいの2号店でコーヒーを頂きます。










店の店主が陳列してある袋菓子を開けて、さらに臼を廻して挽きたてのお茶を勧めてくれました。








コーヒーにお茶、更には餅米のせんべいでお腹は満腹です。

店を出た後は大歩危駅の中を通り、線路の向かいにある遊歩道を散策。

少し気の早いソイメイヨシノが小さく花をつけていました。













まだ時間も早いので、『妖怪街道』と名づけられた県道272号線に寄り道。




歩行距離にすると1km強の鶏足山はやっぱり行場を登ってこそ楽しさが増します。

その点で今日のメンバーは変化のある道を歩けて、また一ついい体験ができました。

雪山が終わりを告げて、今からは春の花を探しての山歩きへと変わります。

次はどこの山でどんな花をみようかな?
コメント

WOC.登山部 2019.03.06 与治山・城山

2019年03月09日 | 香川の里山
先週からずっと天気予報とにらめっこ!ただ待てど暮らせど降水確率は

高いままで天気は回復しそうにありません。こうなると遠出をしても仕方がないので

近場で傘を差しながらでも歩ける里山をピックアップしました。

最初は三野町の『河津桜』を見て、西讃方面の山でもと考えていたのですが、

白鳥町の湊川沿いの河津桜も見ごたえがあるようなので、西から東へと予定を変更。

桜を見物した後、東かがわ市の近場の山を散策することにしました。

丸亀組と大内ICの近くで待ち合わせ、そこから数分で河津桜の咲く湊川沿いに着きました。

河原の駐車場に車を停めて歩いて行きます。







丁度並木の中間地点にある駐車場からまずは北に向かって歩いて行くと、

並木の北の端に石碑があり、その石碑には15年ほど前に地元のライオンズクラブの方達で

76本の桜が植樹されたと書れていました。




この北の端から南に川の土手に沿っておおよそ1kmほど並木が続いています。

ソメイヨシノに比べると桃色に近い濃い花の色と1本の枝に着く花の数も

多くとても密度が濃い感じのする桜です。何枚撮っても同じような写真になりますが

それでもついつい撮ってしまいます。並木の南の端までのんびりと歩きます。













河津桜の並木を見物した後は、白鳥町の北端の鹿浦越岬にある国の天然記念物の

『ランプロファイア岩脈』を見学します。漁港の横にある駐車場に車を停めて

遊歩道を進んでいくと、白と黒のストライプの岩壁が目に飛び込んできます。




花崗岩に割れ目ができた時に煌斑岩(こうはんがん)が入り込んでできた

国内では非常に珍しい地質で、引き潮の時には近くまで行けるようですが、

今日は遊歩道の先から遠目に見学です。




鹿浦越岬には遊歩道が整備されていて、駐車場から階段を登って行きます。

階段を登ると岬への木々に囲まれた気持ちのいい道が続いています。








途中には江戸時代に造られた『蕪越狼煙(のろし)場跡』があります。







狼煙場から先も遊歩道が続いています。しばらく歩くと異国船を監視していたという番所跡の

江見展望台に着きました。たしかに岬の東側の眺望が広がっています。










江見展望台からさらに東に歩くともう一ヵ所東屋のある展望台があります。

眼下にはアーチ状に続く白い潮越海岸を見下ろすことができます。

今日は霞んでいますが、晴れていれば淡路島まで眺めることができそうです。





展望台からその潮越海岸への急な階段を下り、下道を歩いて駐車場まで戻って行きます。




駐車場から一旦車に乗り込み、海岸沿いを引田町へと続く県道122号線を走り、

途中で車を停めて『与治山』の北側の登山道を歩きます。

以前、西側からは登ったことがあるのですが、こちら側から登るのはは初めてです。







最初は羊歯の茂る道を進み次第にウバメカシの茂る道になると、道の傾斜も急になってきます。







山頂には地元で『清少納言さん』と呼ばれている神社があり、社殿の横には三角点がありました。











神社の南側からの引田の安戸池方面の眺望を眺めた後記念撮影です。







与治山から下りてくると丁度お昼時。今日はお弁当ではなくうどん屋さんでお昼にします。

以前から店の横を通ると行列の出来ているのを見て気になっていた『まるちゃん』に初訪問です。




名物はとり天といか天のようですが、どちらもかなりボリュームがあります。

個人的にはてんぷらは平凡な感じがしましたが、麺と出汁はとても美味しくいただきました。





腹ごしらえを終えた後はもうひと山歩きます。先ほどの与治山からも見えた『城山』です。

城山は名前の通り引田城跡の遺跡の残る里山です。こちらも以前に一度歩いていますが、

今日の登山口からのコースは初めてです。







登山道というよりは遊歩道といった整備された快適な道が続いています。

最初は綴ら折れの道を登って行きます。







樹林帯の中から尾根へと飛び出すと、周りが開けた花崗岩が露出した道になり

振り返ると引田漁港の眺望が広がっています。








自然にできた小さい穴の中に可愛らしい置物?が。




岩肌の上を登り詰めると『引田城本丸跡』と書かれた看板があり、大きめの

石積みが残っていました。




本丸跡を過ぎるとほぼ平らな道が続いています。道標に従って歩いて行きます。




城山山頂には『東かがわ里山チャレンジ30』の際に掛けられた山名札があります。







山頂の先からも引田の街並みが見下ろせます。







山頂の南端から一旦下って『引田灯台』へと道が続いています。

山頂をぐるっとのんびりと歩きます。灯台に着くころにちょうどパラパラと雨が降り始めました。







城山は100mにも満たない低い山ですが、至るところで眺望が開けて足元も歩きやすく

とてもいい山でした。

登山部というよりは散歩クラブと言った感じで、ほとんど汗も掻くこともなく、

息も切らせることもなく予定通り雨の降るまでに帰路に着けたのんびりとした半日でした。
コメント

WOC・登山部 2019.02.27 毛無山

2019年02月28日 | 四国外の山
今年に入ってWOC・登山部でさあ雪山で遊ぶぞ~!と意気込んでいたのに

地球温暖化の影響か?暖冬・暖冬の声ばかり、Web上でも今年はどこの山も雪が

少ないというレポートが目に付きます。

先週の丸笹山も雪解けが思った以上に早く、今期はもう雪山は厳しいかな?と

諦めかけていたのですが、四国の山がダメなら四国を飛び出して!

まだまだ望みは捨てません。何とか雪のありそうな、日帰り登山のできる山

という事で、岡山県と鳥取県の県境に近い毛無山なら・・・・。

で!出かけてきました。       とは言え企画はしたものの・・・・・、

瀬戸大橋を渡って岡山まで出かけて万が一『雪がない!』なんて事になったらと、

プレッシャーがかかったのか、明け方変な夢を見て朝の4時に飛び起きてしまいました。

その夢はというと、集合時間に遅刻しそうになって慌てて高速で丸亀市に向かうため町内の

高速のICに入って直ぐに、何故か次の瞬間、蒜山SAに到着して『しまった~!』と慌てて

目が覚めたのです。宇宙戦艦ヤマトなみのワープでICの料金所を通った瞬間の出来事でした。

そこからは寝つけず、布団の中で濛々としながら5時に起床。支度を整えて

まだ暗い中を集合場所の丸亀に向けて出発しました。


丸亀で集合した後、今日は総勢6名で坂出ICから一路北へと向かいます。

湯原ICで降りて県道55号線を新庄村へと向かいますが、まだどこを見ても雪のかけらも見えません。

次第に焦りが出てきましたが。登山口の『毛無山山の家』の駐車場には雪が残っていてほっと一息。

ここから山頂までは標高差600m。『これなら山の上にはまだ雪が残っているでしょう!』




駐車場で身支度をして道の脇に雪の残る登山口へのアスファルト道を歩いて行きます。







道の脇には雪解けのいかにも冷たそうな水が流れる沢が並行して続いています。

杉林は幹回りも太く背の高い杉が並んでいます。







アスファルト道が終わり道が雪道になると、いよいよ登山道です。

杉林の中の沢の小さな水の音だけが聞こえる静かな道です。










雪は次第に深くなっていきますが、踏み跡を辿りながら進んでいきます。

せっかくの雪道ですが、雪の上に杉の落ち葉が散乱していてあまりきれいではありません。







ここのところ積雪のない登山道は、日中雪が溶けては夜中に氷ってを繰り返し

程よく締まっていてアイゼンの爪がよく利いてくれます。

道の脇には判りやすく『合目』の標識が・・・・続いています。










道の傾斜も次第に急になってきました。杉林の中を縫うようにしてゆっくりと登って行きます。

林の中で風もなく汗を掻き、暑くなってきたのでこの辺りで上着を一枚脱ぎます。











杉林が終わり踏み跡を辿りながら進むと、どうやら登山道から少し道を外したようで

ほとんど直登の急な斜面を登って行きます。踏み跡から外れると膝の上くらいまで壺足になります。











薄暗い杉林からすっかり葉の落ちたブナの林になると周りも急に明るくなり、振り返ると遠景や

薄曇りの空にも小さく青空が見えたりします。











『これなら山頂からの大山も期待できるかもしれませんね!』とやっさんと話しながら・・・・、

やっとのことで尾根に出ました。








15年近くも前に『山楽会』で登った時の記憶は薄く、

ただ紅葉の素晴らしさだけが蘇ってきます。(その時の写真です)

今年の秋にもう一度是非訪れてみたいな~!








尾根に出ると先ほどまでの急登から随分と緩い道になり、少し間の開いた後続を待ちます。








毛細血管のように細く四方八方に枝を伸ばしたブナの木




後ろを見ると尾根の手前の最後の急登を麺法師さんを先頭に後続が登ってきています。

積雪の後で踏み跡がなければ、かなり苦戦しそうな場所です。











この尾根道でも時々ズボッ!と膝くらいまで壺足になります。

踏み跡の横には長方形のスノーシューの跡も続いています。WOC登山部の次の目標は、

新雪の中のスノートレッキングです。でももう今年は降雪は期待できないので、来年かな・・・・?

気持ちのいい尾根道をしばらく歩くと、九合目の避難小屋に着きました。







小屋の外に掛けられている温度計はマイナスを示していますが、思ったより寒さは感じません。








避難小屋から最後の急登を登ると樹林帯が終わり、展望が開けてきました。







山頂は木々もなく360度の眺望です。一説には遠くから見るとこの山頂がハゲ山に見えることから

『毛無山』と呼ばれるようになったといいます。北側には楽しみにしていた『伯耆大山』

予想以上に綺麗に見えます。『蒜山三座』もきれいに並んでいます。










後続チームもゆっくりと登ってきています。下から『どう?(景色は)』と声が聞こえたので

『最高ですよ!』 と応えます。














メンバー全員が山頂に到着。皆さんも期待以上の眺望に声が上がっています。

1218mのけっして高くはない標高ですが、四国の山とはまた一味違った景色です。














風もなく寒さもさほど感じないので、ゆっくりのんびりと眺望を楽しんだ後は

避難小屋まで降りてお昼ご飯にします。











閉ざされた小屋の扉と窓を開け放ち、小屋の中を明るくしてお弁当を頂きます。




いつものようにIRIBITOさんがお湯を沸かせてくれるのですが、

気温が低いせいかなかなか湧き上がりません。気化熱で冷たくなったボンベを交代で温めます。

(決して暖を取っているわけではなく、交代しないと手が冷たくて・・・・・)






次はこうちゃん、交代!








お昼ご飯を終えた後は待ちに待ったソリ大会! です。

程よく締まった雪の尾根は緩斜面ですがそこそこスピードが出ます。

雪山禁止を今日解禁したルリちゃんも楽しんでいます。

















登りの時に難儀した尾根直下の急登は、とんでもない事に! になりました。

急斜面過ぎてソリを使うとスピードが出過ぎて止まりません!

あっという間に二人を追い越していくやっさん。スピード違反です!




登山道から外れてスノーボードで降りたような跡を辿りますが、急斜面は怖すぎて麺法師さんは

ヒップソリを使うのをやめて尻シェードで降りてきます。(@_@)










歩くとズボズボの壺足、滑るとジェットコースターのこの斜面は楽しすぎます!

IRIBITOさんもまともに歩いて降りることすらできていません!














登山道から沢を挟んで降りてきたので、修正して沢を渡ります。

ここでも足を踏み外すと腰まで雪に埋もれてしまします。








登山道まで戻るとほっと一息。はしゃぎ過ぎて恐らく明日は筋肉痛になりそうです。

存分に楽しんだ雪山をなごり惜しみながら駐車場へと戻ります。

メンバーはそれぞれ『最高!楽しかった!』 と口にしています。











そういえば以前に来た時にはちゃんと登山届を出したのを思い出しました。

その登山届のポストに駐車場に帰ってきたから気づくなんて・・・・・。








今年に入って三回目の雪山山行の中でも、思った以上に雪が残っていて一番楽しめた毛無山。

高速を使っても3時間近くはかかりますが、それでも出かける価値のあった今回の登山部でした。

安全第一でもっともっと雪山を楽しみたいですね!
コメント

WOC.登山部 2019.02.20 丸笹山

2019年02月21日 | 四国の山
昨年と同様に前回の『国見山』に続いて、今年も第二回雪山登山は

歩く距離も短く高度差も少ない『丸笹山』に出かけてきました。

先週末辺りならまだ積雪もあったのですが、今週に入り急に気温が上がりました。

しかも前日は雨。気温が低ければこれが雪になって積雪が見込めるのに、ラジオから聞こえる

天気予報では3月中旬並みの気温とのこと・・・・・・ト・ホ・ホ~! (;´Д`)


丸亀からのメンバーに貞光でピックアップしてもらって、今日は7名での山行です。

貞光から一字村を過ぎ、ヘアピンに差し掛かっても全く雪の気配がありません。

IRIBITOさんのフレンディ号は、『何だ坂、こんな坂!』と元気よく

登って行きますが、一向に現れない雪の姿に段々と不安になってきました。それでも

やっとヘアピンが終わりスキー場の手前辺りから路面が凍っているヶ所が現れ始めました。

硬く凍った路面に車体がガタッと揺れ少しはテンションがあがってきました。

ただ昨年は雪で真っ白だったラ・フォーレの前の駐車場は、ほぼ全面砂利が・・・・・・! (T_T)







それでも一応メンバーはスパッツを付けアイゼンを装着してスタートしました。

私はザックの一番下にあるアイゼンを取り出すのがめんどくさくて、

アイゼンを付けずにそのまま歩いて行くことにしました。




前回の国見山でダイソーで買ったヒップソリは割れてしまってほぼ全滅でした。

そこでみなさん今日は新しく購入して準備をしてきています。

しかし登山道にも最初は雪が全く見当たらず、露岩を踏んで出るアイゼンの金属音が

口の中で石を噛んだようなイやな音が空しく響きます。

ただダケモミの森は普段歩く樹林帯とは違った針葉樹らしい、北の森といった

とてもいい雰囲気が漂ってきています。








『雪がないね~・・・。 (~_~;) 』と言いながらと麺法師さん先頭を歩いていましたが、

その内に徐々に待望の雪が現れ始めました。『待ってました! (^O^)/ 』

コウちゃんもほっぺを真っ赤にしながら登ってきています。

麺法師さんが前回帰り道に大歩危のモンベルで買ったヒップソリは、ちょうどお尻の形をしていて、

後ろから付いて歩いているとプリプリと光って何となく艶かしく見えます。








山頂から西に延びる尾根の北側のこの辺りが一番雪が残っている場所でした。

登山道から外れた斜面に目をやっては滑れそうなところを物色しながら歩いて行きます!














1586mから尾根に乗っかると木々もまばらになり、今度は次第に雪が少なくなってきました。

やはり日当たりで雪解けの速度が随分と違うようです。山頂は名前の通りの笹原。

積雪はまず期待できそうにありません。











途中、今まで雪に埋もれていただろう石仏も、雪が解けて春を待ちわびているように見えますが、

今日だけは『お願ぇ~しますだ!もっと雪が積もっていますように!』と祈ってみるものの・・・・。





山頂が近づいてくると背の低い笹も露出していて、登山道に雪が残っている程度です。

所々凍った路面にアイゼンを付けずに歩いていたので、足を滑らせます。

時折壺足になって疲れが出始めた麺法師さんと先頭を交代して歩いて行きます。
















樹林帯の中から頭上が開けて笹だけの道に飛び出すと、雲で頭が隠れた

『剣山』が正面にど~んと目の前に現れました。







西側には積雪がほとんど見られない『塔ノ丸』の尾根が続いています。

いつもならその塔ノ丸の山頂の横に見える『三嶺』も、今日は雲に隠れています。




ここからは左に巻く道と直登の道の分岐になっています。麺法師さんは左の道を選んで、

その後ろをメンバーが付いて行っています。私はそのまま真直ぐ広い笹原を登って行きます。




振り返ると尾根の北側からガスが登ってきて、なかなかいい感じです。





昨年はソリ遊びを思う存分楽しんだ山頂はやはり僅かに雪が残るだけです。

それでも徐々に空は雲が流れて青空が見え始めました。




分岐から真直ぐに歩いた私の後ろからはIRIBITOさんだけが来ていました。

二人だけで山頂からの景色を楽しんでいたのですが、しばらくしても分岐で

別れた麺法師隊があがってきません。





吹き上げてくる風が冷たく、写真を撮る度に脱いでいた写した後直ぐに手袋をはかないと

指先が痛くてたまりません。相変わらず麺法師隊の姿は見えません。

もしや『雪山遭難』の四文字が頭を過ります。(笑)




5分以上たったでしょうか、下の方からやっと声が聞こえてきました。

その内に麺法師さんの姿が・・・・・。どうやら道を間違えてけっこう下ってしまったようです。

IRIBITOさんと到着が遅いので心配していたのですが、二人で『杉さんがいるから大丈夫やな』

安心していたのに・・・・・。(杉さんはまず道を間違えることがないのです。)







山頂からは雲が流れて目まぐるしく景色が変わっていきます。

全く顔を見せなかった『太郎と次郎』も顔を出してくれました。










前回の国見山からの青空の下での大展望に比べると、雲の多い冬らしい暗い空の色をしていますが、

それでも剣山から三嶺へと続く稜線の雪景色は素晴らしいものがあります。

この積雪時にはとてもじゃないけど無理だけれど、いつか気候のいい時期に

目の前に続く『四国のゴールデンルート』を歩いてみたいもんです。













記念撮影をした後は山頂は吹き曝しで寒いので、下山してお昼にすることにしました。

下山路は北側からのトラバース道を下ります。せっかくなので途中でソリに挑戦するも

雪が柔らかく過ぎてソリが埋まってしまってスピードが出ません。




雪が融け風に吹かれると出来る『スプーンカット』 の斜面は春が近づいている証拠です。








しばらくはソリ遊びをしながら『赤帽子山』へと続く道を下って行きます。

この北側も緩やかな広い尾根で一風変わった倒木や、

鹿害避けのネットが巻かれたダケモミの木々の間を抜けていきます。











その内に雪に埋もれてしまっているのか登山道から外れてしまいます。一旦GPSを確認すると、

このまま下って行っても分岐からのトラバース道に出るようなので、そのまま急坂を下ります。








足元には足の踏み場がないくらいに鹿の糞が・・・・・・!

幹の細い木に掴まりながら下りて行くと、木々は剥皮被害が酷く先ほどのこれでもか!というくらい

ネットで巻かれた少し異様なダケモミの森の風景も納得できます。




やっとのことで分岐からのトラバース道に飛び出しました。このトラバース道の途中には

『貞光川源流』があります。ただ今日はその源流の碑が見当たらず、

代わりに3~4mほどの氷柱が道の脇に出来ていました。







かなりの厚みのある氷柱は氷の奥が青白く光っていて神秘的です。

ヨウちゃんも足元に注意しながら通過!








この道の途中では夏場だと苔むした日本庭園のような谷あいが見られるのですが、

今日はほとんど埋もれてしまっています。










山の北側のせいでけっこう雪も残っていて、陽が当たるとキラキラ輝いてとてもきれいです。

やっさんもその景色を写真に収めています。







原生林の中の気持ちのいい道が続いています。ほぼ水平のトラバース道に

余裕も出てきて周りの景色を楽しみながら歩いて行きます。











最後に単管の手摺が付けられた谷筋を慎重にトラバース。今日唯一アイゼンを付けていないと

ヒヤッとする場所でした。この辺りが『貞光川源流』かな?














せっかく持ってきているのにものぐさでアイゼンを付けずにいたので、凍った路面に

二度ほど尻もちをついて転倒しました。その後、雪の残るトラバース道を

ゆっくりと歩いた後は、ラ・フォーレつるぎ山に到着しました。ここで昼食にします。




山頂での天気に比べて『登山のあるある。下山した途端に晴れる!』で頭の上には青空が広がっています。








今日はIRIBITOさんの沸かしてくれたお湯を頂いて温かいラーメンでのお昼です。

日差しの降り注ぐベンチに腰掛けお昼ご飯を食べた後は、恒例のコーヒータイム!











昨年は完全凍結していた夫婦池も、今日は池の南側はどうも怪しげな雰囲気です。

北側のまだ凍っていそうな場所で麺法師さんがチャレンジしています。







最後まで諦めきれずに池の斜面で滑ってみるも、傾斜が緩いのと雪が緩いので足で漕いで

滑っています。





前回の国見山で味を占めて雪山を楽しみに出かけてきたのですが、やはり春一番が吹き気温が

あがった山は申し訳程度に雪が残っていた程度でしたが、それでも前回とはまた違った景色を

見ることができ、少しづつ春の近づく丸笹山を後にしました。
コメント (1)

WOC.登山部 2019.02.13 屋島

2019年02月14日 | 香川の里山
先週末時点での今日の天気予報は降水確率10~50%とバラつきがあり、

どこに出かけるか頭を悩ませました。

この時期にカッパを着て歩くのも寒いだけで楽しくありません。

ならば雨が降った場合は傘を差してのんびり歩け、雨が降らなかった場合はメンバーが

歩いた事のない道を登るコースで『屋島』に出かけてきました。


少し早めに集合場所の屋島神社の参道横の駐車場に着くと、すでに2~3台の車が停まっていて、

しばらくすると次から次と車がやってきて、リュックを背負った登山者らしい恰好をした

おおよそ30人近くの人が集まってきました。

その内の世話人らしき人に話を聞くと、『かがわ長寿大学』の中の同好会で

『山をゆっくり歩こう会』とい会のメンバーだそうで、調べてみると

毎週水曜日の午前中に県内の里山を歩いている会の様でした。




その内にWOC登山部のメンバーも集合し、まずは屋島神社を参拝してスタートします。

境内はきれいに清掃され、石段の最上部にある社殿は立派な構えしています。

ここで賽銭を取り出そうとポケットに手を入れると、車のキーがないのに気づきました。

集合場所でバタバタして車のキーを付けたままにしていました。

慌てて石段を駆け下り鍵を閉めて戻ると、麺法師さん に『セニョさんウィルス』 に

感染していると茶化されました。(いつもはよく忘れ物をするセニョさんが茶化されます。)




社殿の横を通り猪避けの柵の扉を開けて中に入ると、いよいよ今日唯一の急登が始まります。

途中までは木の枝に巻かれた赤テープを目印に登って行きます。




先頭で快調に登って行く私に麺法師さんとルリちゃん が

『昨日の夜はあまりお酒を飲んでないやろ!』 と。

たしかに先週の二日酔いでの『五夜嶽』 の藪漕ぎ急登に比べれば、気持ちよく登って行けます。










その内にテープは西に向かって付いていますが、ここはテープを無視して

そのまま真直ぐ『冠ケ嶽』の大岩壁に向かって登っていくと

笹が生えた踏み跡のある道になります。その笹道をやり過ごすと足元はザレた道になり

見上げると木々の間から冠ケ嶽の岩肌が見え始めました。










屋島の地質についてはとても興味深いレポートがあったので参考に!

↓↓

『屋島のメサはどうのようにしてできたのか? 香川大学 長谷川教授』


このレポートによるとこの安山岩の岩壁の下部のザレた斜面は、

花崗岩の基盤の上を『讃岐岩質安山岩』『崩積土』 が

薄く被膜しているとの事。勉強になります。

この岩壁の下部からはその巨大な安山岩の岩肌が、大迫力で迫ってきます。

その安山岩も場所によってさまざまな表面をしています。










高松市内にあってしかもこんな岩壁のなかなかない風景に、メンバーもひとしきり感心しています。

この岩壁の正面からは岩の間を直登で登って行けるのですが、今日は安全をとって

岩壁の下部をトラバースして行きます。







しばらく歩いて行くと次第に岩壁の高さが低くなり、最後に傾斜の緩くなった露岩を

登ると冠ケ嶽に続く道に飛び出します。







ほぼ水平な地道を南に歩いて行くと、屋島の東南端の『冠ケ嶽』です。

ここからは東に『五剣山』、そして志度湾の眺望が開けています。

展望台の柵を越え更に先の岩壁の上部から景色を見下ろします。

『あんまり先まで行ったらいかんな!』と言いながら、端まで進んで見下ろしている

やっさんとルリちゃん を後ろから見ているだけで股間がザワザワとします。







ひとしきり景色を楽しんだ後は、屋島ケーブルの山上駅跡まで

とても雰囲気のいい道を歩いて行きます。

約15年ほど前に廃止されたケーブルカーですが、昭和4年に開設されたと言う事は

この山上駅は90年も前に建てられた建物になります。

幾重にも重ねられた庇やその庇を受ける持ち送りも手をかけた芸術的な造形をしています。

昭和というより大正ロマンを感じるとても立派な建物です。今は色褪せた外観ですが、

出来たばかり白亜の駅舎はさぞかし見ごたえがあったと思います。







山上駅からは遊歩道をのんびりと歩いて行きます。

屋島寺への分岐から右に折れ『北嶺』へと向かいます。

途中では何ヵ所か展望台があり、その都度目の前に広がる景色を眺めながらの散策です。







今は廃墟となった『ホテル甚五郎』の前を通り、更に北に進むと北嶺を望む展望台。

この先から北嶺への道が続いているのですが、何やら警備員が立って通行止めの看板が!

その警備員に話を聞くと、現在北嶺への遊歩道の整備のために通行止めになっているとの事。

『遊歩道を通らずに尾根道を歩いて行くので!』と言って通らせてもらおうとするのですが、

『迂回して万が一事故でも起こったら、工事の責任になりますから!』と頑として通らせてくれません。

仕方がないので予定していた北嶺は諦め、『獅子の霊巌』へ廻って一旦駐車場まで下って

車で『長崎の鼻』まで行き、お昼ご飯を食べた後、北側から『遊鶴亭』まで登ることにしました。




『獅子の霊巌』までの遊歩道の途中にある『屋島水族館』では館外から

イルカがジャンプしている姿が見えました。

そういえばこの水族館の海水はどうしているんだろうと思っていると、

やっさんが『この水族館は水道水を特殊な処理で海水に変えている、

全国的にも珍しい技術を使っている』と教えてくれました。なるほど・・・・。




『獅子の霊巌』からはいつものように高松市と瀬戸内海を見下ろす大展望が広がっています。







ここから『県木園』の中を通り、最後の西南端へと歩きます。

西南端には以前になかった案内板が設置され、東を見ると

長年かけて整備された『屋嶋城』が望めます。







眺望のいい場所に来ると必ずメンバーは登山部らしく『あれが〇〇山でその横が〇〇山』などと

まずは山の特定をして楽しんでいます。




西南端から『屋嶋城』を見学して直接新しくできた遍路道へと下って行く階段を下ります。











遍路道を下って行く内足も疲れ始め、長崎の鼻からまた北嶺へ登り返すのはしんどいな~! と

後ろ向きな気持ちになってきました。麺法師さん と『ご飯を食べたらどこか観光でもしようか!』と密談。




『加持水』の石仏の下から脇道に入り、屋島の麓を屋島神社まで戻って行きます。

屋島の麓はほぼ猪避けの柵で囲まれています。




『大宮八幡』の境内を抜け、屋島ケーブルの駅まで戻ると駐車場です。










駐車場から一台の車に乗り込み、長崎の鼻に向かいます。ただここでも駐車場までの道が

土砂崩れの復旧の工事中で通行止め!仕方がないので県道わきに車を停めて歩いて行きます。




丁度お昼休みで休憩中の工事現場の横を通り着いた長崎の鼻は、

春の日差しのような温かい陽の光が降り注ぎ、お腹を空かせてのお昼ご飯には絶好の場所です。

穏やかな瀬戸内の海と島々を眺めながら、ゆっくりとお弁当を頂きます。








沖を行くフェリーを手玉に取る?ルリちゃん!










先月ニューヨークタイムズが『2019年に行くべき52カ所』の中で、世界の中での

第七位に輝いた美しい景色の広がる瀬戸内海ですが、足元を見るとたくさんのごみが

波打ち際に打ち寄せられています。特に目を引くのはペットボトル。これ以上の膨大な数の

ペットボトルが海の上を漂っているのを考えるとぞっとします。










のんびりとした時間を過ごした後は車を停めた県道まで戻って行きます。

帰りは工事現場を通らずに尾根道の中を進んでい行きます。途中にはこんもりした丘のような

『長崎鼻古墳群』の中を通って行きます。










この道も樹林帯の木漏れ日の中、とてもいい雰囲気の道です。








車に戻ってメンバーに北嶺には登らないと告げると、杉さんとコアラさん が

『あれ?いつ決まったん?』と。お二人は登る気満々だったようですが、

最初の冠ケ嶽への直登が堪えたのかいつになく足が疲れています。

長崎の鼻を後に残りは観光で!と言う事で、庵治町にある

『竜王公園』へ行くことにしました。

庵治町は四国の北端の町。竜王山の山頂が整備されて三年ほど前にオープンした公園です。

四国の北端らしくここからも瀬戸内の穏やかな景色が広がっていました。



園内は石材の町の庵治町らしい石野彫刻が並べられた彫刻広場となっています。

園内の道を歩いて行く逆光のコアラさんの後ろ姿が、かえって雰囲気が出てうまく撮れています。




スターウォーズに出てきそうな彫刻もありました。





『ウォッチタワー』と名づけられた山頂にある鉄製の橋は、

腕時計の形をしています。ここからは普段見ることのない

いつもと違う形をした『裏五剣山』が見えます。




手摺に取り付けられた小鳥のオブジェが日時計になっていて、その影が現在時刻を示しています。







ウオッチタワーの奥に『竜権さん』が祀られ、すぐ横にはキティーちゃんのプレートがありました。




地形図ではこのウォッチタワーの真下が三角点になっているのですが、どう探しても見当たりません。

するとヨウちゃん が『さっき登ってくる途中にあったわよ!』と。

彫刻広場の芝生を下りながら、GPSを見ても三角点マップを見てもどんどん遠ざかって行きます。

その内に『石のオブジェと間違ったんと違うん?』などと、ヨウちゃんに疑いの目を・・・・!

しかし芝生の中に移設されたのか本当に真新しい三角点がありました!

家に帰って国土地理院の基準点成果閲覧サービスを覗いてみると

確かに成果情報が『移転』になっていました。ヨウちゃん、疑ってごめんなさい!







頬に当たる風はまだ少し肌寒いなか、それでも小春日和のような陽気の中を

通行止めに二度ほど出くわしたものの、屋島のまた違った一面を眺めてながらのんびりとした

里山歩きのできたいい一日でした。
コメント (2)

WOC・登山部 2019.01.07 五夜嶽

2019年02月08日 | 香川の里山
昨日はWOC・登山部はメンバーの行事が重なって

お休みとなりました。私も岡山での所用で仕事となり、

今日は久しぶりに木曜日にお休みを取りました。

そこで以前からずっと気になっていた山を登ることに・・・・。


金山トンネルから高松方面に向かうと林田町辺りで国道は三叉路になります。

その正面、五色台の手前に屋島とよく似た山頂が平らで屋根のような形をした

『五夜嶽』が見えます。山頂から急角度で下がった尾根が、

裾野に向かうほど緩く傾斜したとてもきれいな形をした山です。

しかもその三叉路の交差点から見ると、山の中腹に白く露出した山肌が見えます。

『ひょっとして、あれはカッパドキア?』と違うやろかと、そこを通る度に

気になっていた山です。地形図を見たりネットで調べてもこの西側から登った情報が

ほとんどなく、おそらく藪コキになるだろうと予想しましたが幸い今日は独りで歩くので、

とにかく登って行けば何とかなるだろうと思って出かけてきました。


出かける前にGoogleMapの航空写真で見ると、やはり白っぽく露出した山肌が

確認できます。その下にミカン畑があり、さらにその下には林道が見えます。

ミカン畑のすぐ下の林道は一ヵ所道幅が広がった場所があり、

そこに車を停めることにしました。(そのGoogleMapには林道の入り口に坂出のカッパドキアと

かかれたピンが打たれていました。)




前日?当日?の朝帰りで頭がズキズキと痛む中、車を降りミカン畑の中へと入って行きます。

収穫が終わり農家の人の姿もなく、次第に傾斜が急になる畑を登ります。




振り返ると正面に少し霞んで『雄山と雌山』が曇り空の下に見え、

雨が降らないことを願いながらさらに登って行きます。航空写真は平面なので

判らなかったのですが、この畑は谷あいに造られているようで、このまま登り詰めても

行き詰まって難しくなってくると思い、左に見える支尾根から取りつくことにしました。

ミカン畑の周囲には猪避けの鉄の柵が張り巡らされています。細いワイヤーメッシュの柵は

鉄筋を支柱にしていてグラグラします。どこか乗り越えられる場所はないかと探し、

柵の上に木の枝が下がってきている場所で、一段づつ升目に足をかけ枝を掴んで不安定な柵を

何とか乗り越えることが出来ました。




柵を乗り越えると偶然にも目の前に大きな岩屋が!奥で修験者が瞑想でもしているかのような

雰囲気のある岩屋です。




その岩屋の前を通りまずは支尾根に取りつきます。細い木や枝を掴みながら

滑り落ちないようにして少しづつ登って行くと支尾根に出ました。

落ち葉がたっぷりと積もった尾根は所々で露岩が現れます。







次第に木々がまばらになってくると一つ目の目的地の『カッパドキア?』に着きました。

目の前に可愛らしいキノコのような形をした奇岩を見つけました。








小さな岩を散りばめそのまま固まった、五剣山や小豆島の里山でよく見かける凝灰角礫岩です。

『国分寺のカッパドキア』ほどは山肌は白くはないのですが、それでも

小さな奇岩があちらこちらに点在しています。エントツ山さんが名付けた『国分寺のカッパドキア』も

カッパドキア擬きですが、ここは更に『国分寺のカッパドキア擬きです。』







地表は岩が細かく砕けてサラサラのとても滑りやすい斜面です。

その地面に埋まって頭を出している岩を足がかりに登って行くのですが、

たまにポロっと岩が抜けてヒヤッとします。

斜面の奥にちょこっと五夜嶽が頭を覗かせています。谷を挟んで対岸の尾根にも風化した

今にも崩れて落ちそうな大岩が見えます。







カッパドギアを登り詰めると樹林帯の中へ突入です。最初は藪の中をイバラに上着を

引き掻けられては立ち止まり、真直ぐには進めず思ったより時間がかかります。その内に足元は

先ほどまでの乾いた滑りやすい土の斜面から、濡れた落ち葉の斜面に変わり、

先週雪山を歩いた後きれいになった登山靴が、どんどん汚れてきます。




気温が上がり始め暑くなってきたので、水分補給でスポーツ飲料を一気に口に入れると

朝から空っぽの胃袋が悲鳴を上げて、何度も嘔吐しそうになります。それでも

木々に掴まり足を滑らせないように這い上がって行くと、ほぼ水平の幅の広い道?に飛び出しました。

この後も直登をしては、こんな水平道を何度も越えていきます。




最後に大岩が現れると頭上の木々が途切れて、山頂付近の砕石場の端に着きました。







場内では大型の重機が音を立てて動いています。休日で作業をしていなければもう少し場内の

探索ができるのですが、今日は作業員に見つからないように木の陰から覗くだけにしておきます。

右手に見える一番高い場所が地形図では等高線の300m付近です。

地形図に載っている最高地点の351mの標高点はこの砕石場の中央部分の

一番低い場所に位置しているので、かなりの山が削り取られていることになります。




砕石場に背を向け木の陰に隠れて腰を降ろして一服した後、今しがた登ってきた斜面を

また下って行きます。濡れた斜面は木に掴まらないと下れない急な斜面です。







先ほどと同じように斜面を転がり落ちては水平道に飛び出すのを五回程繰り返すと

登ってきた場所から少し外れて、スズタケと藪の中に入ってしまいますが

GPSでトラックを確認しながらルートの修正をします。







何とか修正してカッオパドキアの最上部に出ることができましたが、

乾いた岩屑の斜面に時折足を滑らせ尻もちをつきます。










滑らないようにと足元の頭を出した岩を足がかりに慎重に下りますが、

登りの時と同じようにポロっと崩れて慌ててしまいます。




国分寺のカッパドキアの最上部の大天狗のようなテラスはここにはないのですが、

それでも露出した岩の上に登ると、林田の田園風景が広がる景色を堪能できます。

晴れていればもっと素晴らしい眺望が望めると思います。











いつもならこの景色を眺めながら腰を降ろしてのんびりするところですが、

今日はまだ体調がすぐれず、このまま奇岩を眺めながら下って行きます。










カッパドキアが終わると尾根道からミカン畑へと降りて行きます。










登り1時間強、下りも1時間弱の距離も時間も短い里山でしたが、久しぶりの藪こき直登に

体調不良も相まって、いつになく疲れた里山歩きでした。



コメント