KAZASHI TREKKING CLUB

山登りというよりはトレッキングいやハイキング。最近はそんな
感じで、楽して景色の楽しめる山ばかり登っている軟弱者です。

WOC.登山部 2019.01.09猪尻山・大平山・大禿山

2019年01月10日 | 香川の里山
新年あけましておめでとうございます!

今年も健康(主に腰痛)に留意しながら、WOC登山部で色々な山登りを楽しみたいと思います。


2019年年明け最初の登山部は、エントツ山さんが掲示板にアップしていた、

今年の干支の山『猪尻山』に登ってきました。

昨年も一月に登った山ですが、今回はエントツ山さんが載せていたルート図に従って

登り口が駐車場から少し南側に下がった場所からのスタートになります。復路は

『猪尻山大天狗』から『国分寺カッパドキア』を下るルートです。

今日のメンバーは総勢9名。3年ぶりにコウちゃんが復帰しました。

といってもメンバーの半分は初対面。新しく参加する人復帰する人などで

参加者が次第に増えて賑やかになってきた登山部です。


いつものように遍路道の入り口脇に車を停めて、新年の挨拶を済ませて8時50分にスタートです。




麺法師さんが防寒対策万全で望んでいますが、その格好で前回と同じように

自衛隊の演習場に迷い込んでしまったら、今ならレーダー照射されると思いますよ!




駐車場から南に下がり東に農道を進むと、道がカーブする手前の山側に白い凝灰角礫岩が露出した

場所が登山口です。道の脇の木の枝に小さく『猪尻山登山口』と書かれた木札が掛けられています。







最初は開けた比較的なだらかな白い岩肌を登って行くと、岩肌は隠れ

背の低い松とネズミサシの生える道になります。










踏み跡はしっかりとしていて所々にテープもあり迷わずにどんどんと登って行け、

次第に高度があがってくると、後ろには国分寺の市街地の景観が広がり始めます。

厚着をしているメンバーが途中で一枚脱いで調整をしています。







お嬢様も順調に登ってきます。




傾斜が急になり初めると乾いた岩肌は滑りやすく、

登山靴のグリップが効かずに所々でメンバーが足を滑らせています。




左手に大岩が見えると『猪尻山5合目』の木札が掛けられていて、

さらに傾斜が急になってきます。復路に歩く予定の『カッパドキア』への分岐を探しながら登って

いたのですが、おしゃべりに夢中でどうやら見逃したようです。

岩場になるとトラロープが張られていて、これを頼りに滑らないように登って行きます。














木々が生えていない岩場からはすぐ後ろに『大禿山』そしてその奥に

国分寺の南部の里山が見渡せます。




右から『峰が原・鷲ノ山』正面に『火ノ山』そして左に『堂山・六ツ目山』が続いています。




岩場を過ぎると樹林帯に入り笹が現れますが、エントツ山さんが掲示板に書いていたように、

地元の人の手によって刈られています。その内に足元はザレ場になり歩き慣れていないルリちゃん

他のメンバーも足を滑らせ歩きにくそうにしています。







ザレ場を過ぎる最後の急登をロープを握ったり木々に掴まりながら登ります。

















急登が終わり傾斜が緩くなると直ぐに電波塔のある『猪尻山・四等三角点』に着きました。

恒例のセニョさんの三角点バンザイ!




ここからは以前の『五色台カントリー』の跡地にできた太陽光発電所の

フェンスに沿って歩いて行きます。先ほどまでの急登を登ってきた後のアイドリングタイムです。







太陽光発電のパネル越しには『峰山』と高松の市街地に点在する里山が見えます。




フェンスに沿った道が終わると当時のゴルフ場の面影を残す唯一の門柱があり、

そこを過ぎると道の左脇に大桜の足元に『猪尻山・最高点』があります。

ここでセニョさんのバンザイと記念撮影!笹の生える足元で背の低い三脚では上手く撮影できずに

コウちゃんが笹に隠れてしまい杉さんは後ろの木と上着が同色で同化しています。










最高点からは西に樹林帯を下って県道へと出ました。先ほどの太陽光発電所は一応立ち入り禁止に

なっているので、こちらからが正式な登山口になります。








県道から舗装路を北へと歩いて行くと大きな電波塔の脇に『大平山』の三角点があります。

但しこの三角点の正式名称は『新居・二等三角点』になっています。

ここも木々に囲まれていて眺望はなく、登頂感とか達成感とはほど遠い場所です。







大平山で記念撮影をした後は往路を戻ります。途中から高松空港のレーダー跡地に向かって進み、

『立ち入り禁止』と書かれたフェンスのゲートの横からひょいっと中へ入り、

また太陽光発電所へと戻って行きます。













『猪尻山・三角点』からは先ほどまで難儀をして登ってきた急坂を下ります。

やはり今年に入って雨が降らず乾いた道は滑りやすく、時折『キャー』と声が上がっています。













格好なポイントでスマホを構えていたのですが、お嬢様も上達したのか

苦手な急な下りもハプニングもなくネタ切れです。つまらん (;´Д`) 





登りの時は振り返る余裕もなく見落としていた眺望が目の前に広がってきました。







登りの時に見逃した分岐をエントツ山さんの載せていたルート図とスマホのGPSを確認しながら、

片手でにスマホ片手でロープに掴まりながら降りるとズルっと尻もち。

上からは既にお尻をつきながら降りてくる姿も見えます。








分岐点には黄色い二枚のテープと小さな木札が掛けられていましたが、

登りの時はその枝が倒れていたので見逃してしまったようです。

(横にある枝に括り付けておきました)




分岐からしばらく少し登り気味にトラバースして進んでいくと、

前を行くメンバーの話し声が聞こえてきました。

追いつくとご夫婦が下から登ってきていて、そのお二人に道を尋ねていたようです。

すると奥さんの方から『KAZASHIさん!』と声をかけてもらいました。

『???どこかでお会いしました?』と尋ねると『雪山の笹ヶ峰の南尾根を登った時に!』

と答えてくれました。

お二人はナッチーさんとジェントルパパ(膝痛回復男?)さんでした。

笹ヶ峰の時は雪山だったので皆さんほぼサングラスをかけていたので、ほとんど顔を覚えていなくて

失礼なことを言ってしまいました。




その時は久しぶりの雪山に随分はしゃいだように思います。(その時の写真です)










ジェントルパパさんが足を滑らせ何度もナッチーさんの前に転がり落ちて怒られていたのも・・・!(笑い)






ナッチーさんと少しお話をした後、今度はテープを目印に下っていくと

『猪尻山大天狗』と呼ばれている、凝灰角礫岩の大岩テラスの展望台に出ました。







テラスの向こうには『国分台』の平らな山容、そして南側には

国分寺の市街地がほとんど見渡せる最高の眺望です。














ここでこの眺望を眺めながらのお昼にします。

幸いにして今日は北からの風で丁度テラスの上の木々が風を遮ってくれて、

さほど寒くもなくゆっくりとできました。










お昼ご飯を食べた後はこのテラスの下に広がる、カッパドキアへと下って行きます。

以前はほとんど藪こきで道が判りにくかったテラスの直下も、テープと踏み跡があり

迷わずに下りて行けます。










国分寺カッパドキアの谷は県内でも珍しい白い岩肌の谷です。長い年月で風化した岩が

所々でキノコやカエルにも見える不思議な雰囲気のする場所です。

谷の西側からも登れますが、谷の全景や奇岩を眺めるには東側のルートが適しています。








谷の際を時折現れる奇岩を眺めながら下って行くのですが、風化した露岩は滑りやすく

谷の際や岩肌を下るときは注意が必要です。谷から少し離れた道は羊歯道になっていますが

ここも羊歯が刈られていて問題なく歩けます。










谷の反対側にはガマガエル岩?




キノコ岩というよりはコブラ岩?




こんな大岩もその内に根元が風化し崩れてしまうのでしょう。

やっさんも奇岩を喜んでくれています。








カッパドキアの白い岩肌が終わり、背の低い松の生える岩肌そして昨年登りで歩いた羊歯の海も

きれいに刈られて苦も無く歩けます。

この時すでに3年ぶりに山歩きを再開したコウちゃんは膝がガクガクだったようです。







思ったより早く下山ができたので途中で目の前に見えた『大禿山』に登ります。

『大禿山』は『おおはげやま』ではなく『おおかむろやま』と読むそうで、『禿』とは

昔の子供の前髪の末を切り揃えて後ろも結ばない髪型だと言う事ですが、

この山容からきているのでしょうか?

『如意輪寺公園』まで車で移動して、トイレ休憩をした後

ここも立ち入り禁止の公園の土手を歩いて、『国分八幡宮』の東側の階段から取り付きます。




階段が終わると左に尾根への道を進んでいくと道はたっぷり落ち葉の積もった道。




八幡さんからの道と合流した後は山頂に続く一本道です。

標高は176mほどですがここも途中からなかなかの急登です。










山頂には以前にあった石祠が変えられて真新しい綺麗な祠になっていました。










先ほど上り下りした猪尻山が正面に見えます。

今回使った登りのルートに白い露岩が続いているのがよく判ります。





記念撮影をした後は途中でギブアップした(笑)コウちゃんの待つ公園へ戻ります。








そして最後に恒例のIRIBITOさんのお店の美味しい珈琲を頂きます。




今日はコウちゃんがドリップを担当です。








年明け最初はのんびりと里山歩きと思っていたのですが、意外な急登の上り下りに

短い時間でしたがけっこう楽しめたコースとなりました。

しばらく冬の間はこうした里山と時々雪山にもチャレンジしていく予定です。
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WOC.登山部 2018.12.26 飯野山

2018年12月27日 | 香川の里山
いよいよ年も押し迫り今年も残り数日となりました。

今年は例年になく山に出かける回数が多く、しかも今までの独り歩きから

賑やかな集団登山ができました。これも昨年から参加した『WOC登山部』のお陰です。


振り返るとWOC登山部で46回の登山としまなみ海道の自転車ツーリングそして

小豆島の山岳霊場巡りと、週一回しかない休みをほとんどこの会で遊んでいます。

個人的には同級生と『八ケ岳』にも遠征ができ、とても充実した一年でした。


WOC(Wednesday Outdoor Challenge)は丸亀在住のメンバーが、健康のために

みなさんが定休日の水曜日に飯野山に登り始めたのがきっかけで、

その内に他の県内の山や県外の山にも登るようになり、

今では年に一度は県外の百名山にも登っています。

ただ単に山登りだけに留まらず、月に一度植物部で遠くまで出かけたり、自転車部で自転車に乗ったり

ハンググライダーにチャレンジしたり、単に観光だけしてみたりと、気の置けないメンバーが

集まって休日を楽しんでいます。昨年ひょんな事がきっかけで参加して、

今はどっぷりと浸かっています。


今年の年始はそのホームマウンテンの飯野山でスタートしたので、登り納めもと言う事で

飯野山に登ってきました。今日はお嬢様 がガイド役を買って出ました。

どうやら以前に練習でIRIBITOさんと登った時に、

直登コースでもなく周回コースでもない、新しい獣道?を見つけたと言う事で、

地元で何十回・何百回と登っているメンバーも、皆さん初めて聞く道だというので楽しみです。


いつもの高速の下に集合してスタートします。車を停めた場所から最初は側道沿いに、

そして団地の中を歩いて行きます。今日は久しぶりに参加したコアラさん

自慢の電動自転車で自宅から来て、余裕をここいてメンバーを追い抜いて行きます。(笑)







団地を抜けて野外活動センターへと進みます。センターでは先ほどの駐車場に

車を停められなかった杉さんがここで合流しました。







センターからは直登と周回コースの分岐に向かって登って行きます。センターの上を少し歩くと直ぐに

道の脇にトラロープが張っている場所があります。どうやらここが獣道?の入り口の様です。







お嬢様は獣道と言っていましたが、踏み跡もあり歩いている人もいる様子です。

最初はさほどでもなかった傾斜が、次第に急になってきます。







最初は好調だった麺法師さんも、まだ足の具合が良くないのか

だんだんとペースが落ちてきました。前回IRIBITOさんと登った時に

『私の方が早かった!』と自慢げに話したお嬢様は、セニョさん

なかなかいいペースで登って行きます。(見直しましたわ、お嬢様!)




後ろからはこれも久しぶりの参加のたまちゃんとここのところフル参加の

ルリちゃんも離れず付いてきています。




しばらくすると周回コースに飛び出しました。道の脇からセニョさんが飛び出た時に

周回コースを歩いていた他の人が猪かと思って慌てたそうです。

ここからも直ぐに道の脇へと入って行きます。




相変わらず足元は濡れた落ち葉と拳大の石がゴロゴロしていて、とても滑りやすく

歩きづらい道です。






その内に香川の里山の特徴の露岩が現れます。ここのところの里山歩きで

こんな岩場もこなれたもんです。やっさんも苦も無く登っています。







この岩は『古銅輝石安山岩』と呼ばれるもので、

香川の里山の山頂近くでは至るところの山で見ることのできる岩です。

そういえば名前の通り、銅が酸化し時になる『緑青(ろくしょう)』のような

色をしているようにも見えます。この岩がさらに風化すると赤褐色になるそうで、

屋島の南西の岩肌ではそんな赤褐色をしているのが見えます。




時々手を使いながら岩肌を登って行くと、周回路のような道に出ました。

どうやら周回コースの一段下にある天狗道に出たようです。

道の脇には巨石を支えるようにしてコンクリートの擁壁が造られています。




先を行くセニョさんとお嬢様はこの道を歩いて行ったようですが、ふとその岩の横を見ると

ロープが垂れています。ここからまだ上に登って行けそうです。

先ほど暑くて脱いだ上着をザックに入れずにそのまま横着をして脇に抱え、

片手でロープを掴んで登ろうとしたら

ズルっ と手を滑らせ、そのまま下に着地した瞬間にグキッ と

またまた 腰が!・・・・・(T_T)  年末年始を控えているというのに・・・・。




小柄なタマちゃんがピッチに少し苦戦をしています。上では会長が心配そうに見ています。




岩場を登りきるとさらに上には同じように巨石を支える擁壁が何ヵ所かありました。

山頂近くにある『おじょもの足跡』 や 『大天狗』などの

巨石群と同じように、この西側にも巨石が点在しています。







少し藪気味な場所を登ると右に少し広くなった場所がありました。

巨石には朽ちた石祠が祀られ、その先には石灯篭の台座のようなものが残っていました。

ここでも以前は何か祀られ祀事が行われていたのかも知れまん。










左に踏み跡を辿って登って行くと周回コースに出ました。回り込むようにして歩いて行くと

下の駐車場から約1時間で山頂に到着しました。







山頂はいつもは人で賑わっていますが、今日は天気のせいか青年が一人。

先に着いたセニョさんとお嬢様が薬師堂の軒先で雨宿りしています。




しばらくすると次々とメンバーが登ってきました。







野外センターで土嚢袋に花崗土と詰めて背負ってきたコアラさんも着き、

恒例のIRIBITOさんのお店の珈琲で休憩します。




今日は久しぶりにセニョさんがドリップしてくれています。

メンバーが多くて一度にお湯を沸かせないので、木の下や軒先でおのおのがおしゃべりしながら

珈琲ができるのを待ちます。気温7度の肌寒い山頂で、この温かい珈琲が染みます。










最後に集合時間に遅れた山ピーが到着して記念撮影です。

総勢12名での飯野山はWOC登山部では初めてではないでしょうか?




温かい珈琲を飲み終えて下山開始です。

下りは周回コースを下って行きます。濡れた岩仇が滑りやすくゆっくりと歩きます。








途中からの景色も今日の空の下では霞んでいて、遠くまでは見渡せません。







野外センターまで降りると雨も止み、駐車場までの道をおしゃべりしながら歩いて行きます。

お嬢様が横に来て

お嬢様  :  『今年一年お世話になりました!』 (ハイ!お世話しました)

        『来年もよろしくお願いします!』

執事   :  『はい、来年はお世話しなくていいようにお願いします! (^O^)/ 』


駐車場で今日は早い時間の散会です。今年一年大きな事故もなく、皆さんと一緒に歩けて

楽しい一年でした。来年もまた楽しく山を歩きたいと思います!






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WOC・登山部 2018.12.19 堂山・六ツ目山・伽藍山・狭箱山

2018年12月21日 | 香川の里山
先週歩いた城山から東に見えた『おむすび山三兄弟』

綺麗に並んだ讃岐の里山らしいおむすび山に登りたくなり、

今週はその南側の『堂山』から『六ツ目山・伽藍山・狭箱山』

縦走することにしました。今日のメンバーは男性陣4名と女性陣4名の計8名。

『麺法師さん・杉さん・IRIBITOさん・ルリちゃん・先輩・お嬢様・あみちゃん』の参加です。


西インター東側のローソンで待ち合わせをして、取りあえずそれぞれの車で

堂山の登山口のひとつの『綱敷天満宮』に車を停まます。

そこから2台で『六ツ目山』の『西インター登山口』に向かい、一台をデポ。

折り返して神社前から全員揃ってのスタートになりました。(8時40分)


前日に先輩(丸亀)とあみちゃん(三木町)が打ち合わせをして、あみちゃんが先輩を

迎えに行くことになったらしいのですが、それではあみちゃんが朝早く家を出なければ

ならなくなるので、あみちゃんが先輩の家に前泊して、二人で集合場所に来る

段取りをしたのに、なんと!あみちゃんが登山靴を忘れて結局、丸亀から三木町まで靴を

取りに戻るのに、今朝はめちゃくちゃ早く丸亀を出た!と先輩が文句を言っています。


それを聞いたあみちゃんが、

『なによんな!せっかく赤飯作ってもって行ったら』

先輩が『まぁ~おいしそうな巻きずし』や言うたんやか!

と言っていますが、私にとってはどっこいどっこい!




デポしたところから戻ると、綱敷神社の前には何台かの車が停まっていて

その内登山服姿の女性陣と我が女性陣が何やらおしゃべりをしています。

登山では準備体操と整理体操が大切だと言われたらしくて、今日はスタート前に

全員で準備体操をして、神社前から少し南の登山口へと歩いて行きました。

『菩薩院高松西霊苑』の入り口が登山口です。




霊苑を横目に見ながら登って行くと道の左側に規制線が張られ、

黒焦げになった火事の焼け跡らしい現場の横を通ります。

『わ~火事やな?』と言うと後ろから来たお嬢様が、山の方を見上げながら

『え?どこが火事?』 と。  お嬢様、あなたのすぐ横が火事現場です。 (*´▽`*)




今日はかしまし娘が揃い、やはり前途多難な一日となりそうです。

霊苑横の道もなかなかの傾斜です。ペースを上げずにゆっくりと登って行きます。




舗装路が突き当たる頃に、左に山道の本来の登山道が始まります。







足元が整備された道は、さすがに普段からマラソンをしている先輩とあみちゃんは

結構速いペースで登って行きます。見上げるとまだ綺麗な紅葉が残っています。







登って行く途中ではこの堂山を普段から整備している人たちの手で

道標が設置されています。案内板の横には人生訓?




綴れ折れの道を登り詰めると尾根に出ました。そこには立派な掲示板があります。

名札の中には以前に一緒に山歩きをしていた人の名札がチラホラ見えます。

物故者の名札の中にも山の大先輩の名前もありました。




掲示板を左に折れて登って行くと堂山では一番展望のいい『龍王宮』です。

そこからは東に高松市内の景色が一望できます。里山には山頂に神様が祀られている山が

多く、その中でも香川ではこの『龍王』がもっとも多く祀られています。

もともと『龍王』は水の神様ですから、昔からやはり香川は水不足に悩まされていたのが

伺い知れます。今日は天気も良くかなり遠くの里山まで見ることができます。










今日、スマホデビューした麺法師さんが恒例のバンザイ!

ヤマガラの姿が見えませんが、メンバー揃って取りあえず記念撮影です。

登山口でもこの山頂でも、また途中のすれ違いでも常連の登山者の女性の方が色々と

話しかけてくれます。堂山にはおしゃべり好きの方が多いようです。








龍王宮からの景色を堪能した後、堂山の尾根歩きの縦走です。掲示板のあった分岐まで

戻ってさらに北へと歩いて行きます。軽いアップダウンを繰り返しながら

歩いて行くと、道の脇にこの季節には珍しいひまわり?




途中からも正面に屋島が見える高松市街の景色を見渡すことができます。







302mのピークの手前では道の脇にはロープが張られていて

けっこう急な斜面を登って行きます。







302mのピークで今日2回目の麺法師さんのバンザイ!

デコボココンビのツーショット!

道標の前にはきれいなベンチが座っています。標高としては次の304mのピークが高いのですが、

地形図ではこの302mのピークが堂山となっています。











以前にも見た薄紫の綺麗な花。なんて言う名前でしょうか?




302mからも一旦下がって次の304mのピークへと歩いて行きます。

これもロープを使っての急登です。

途中で今日、二つ目の山の『六ツ目山』が初めて顔を覗かせました。







304mのピークが堂山の最高点になります。以前に比べると周りの木々も

刈られているのか、木々の間からも北の六ツ目山が見えます。







304mのピークから六ツ目山との鞍部まで一旦下ります。今日は縦走と言いながらも

ひとつ一つの山を登っては降りるの繰り返しです。




途中で尾根コースと谷コースに分かれますが、今日は谷コースを歩きます。

ピークからは170mほどの下りですが、ここもなかなかの急坂です。













谷コースを降りて行くと高松市の市街地にあるとは思えないような、大きな木々に囲まれた

森が広がっています。背が高く枝を四方八方に広げた木々ばかりで、

あちこちから鳥の鳴く声が聞こえてきます。







鞍部の森から今日のメインとなる六ツ目山への登りが始まります。初めてこの道を登った時と

比べると、随分と道が整備され登りやすくなっているとはいえ、やはりかなりの急登です。

道には道標が所々で掛けられていますが、一合目辺りではまだ余裕です。







三合目の道標から次第に傾斜が厳しくなってきます。

道の脇にはロープが張られ続いています。最初はこのロープに頼らず登って行けましたが、

山頂が近づくにつれロープを握りながらでないと登れなくなってきます。














『これでもか!』 という位の急登に、冷たい強い風が吹く中でも

汗が噴き出てハァハァと息切れが続きます。周りにはまだきれいな紅葉が残っていますが、

そんな風情を楽しむ余裕もなくただひたすら山頂を目指して登って行きます。











道に露岩が現れると、もう一息で山頂です。

残る気力を振り縛り岩肌を登り詰めると六ツ目山山頂に着きました。

ここも以前に比べると木々の枝が刈られているせいか展望が良くなっています。

その分吹き上げてくる風が強く、頬を差します。
















ここでも仲良しコンビのツーショット!




ここのところ同じ喫煙者のコアラさんの参加がないので、

肩身を狭くして?タバコを吸う私にあみちゃんが、

『あのな~認知症の一番の原因は喫煙とアルコールやって!』といじってきます。





風も強いので写真を撮って直ぐに下山開始です。皆さんには

『ハイ!ここからは落ちてもらいますよ!』 と。

最初はさほどでもない傾斜が、どんどん急になっていきます。

時々後ろから足を滑らせたのか『キャー!』と悲鳴が上がっています。







体力には自信のあるあみちゃんも、この急な坂は苦手なようです。




坂道を転がるようしてやっとのことで降りると、道は落ち葉が積もって先ほどとは打って変わって

優しい道になりました。







『西インター登山口』の手前で一ヵ所、高松市内を見下ろせる

見晴らしのいい場所がありました。

私  :  『ほら先輩!正面に見えるのが屋島やで!』

先輩 :  『ほんま綺麗やね、あれが屋島?』

と話をしていると後ろから来たあみちゃんが、

あみちゃん : 『正面が怪しい?どういうこと?』

私     : 『怪しいじゃなくて、あれが屋島や!て言ううたんや!』

と言いながら先輩と二人で笑いました。




笑われたあみちゃんが

『そんな笑うけどな、先輩やってこの前スーパーに並んでいるパイナップルを見て、

わぁ~美味しそうなメロン!』って大きな声で言うから恥ずかしかったんで~!と

言い返していますが、これもまた どっこいどっこい です。

自分の方がマシやと互いにけなしながら二人がしゃべっています。

そのうちに高速道路の側道にある登山口に飛び出しました。




側道に沿って西に向かい歩いて行くと、中腹に岩肌を覗かせた『伽藍山』が

木々が途切れた場所で雲の下に綺麗に見えます。

それを見たお嬢様が

『え~あんな岩は登れん!あんなとこ無理~』と言ってますが 無視・無視 です。







高速道路の下を潜り抜けて反対側に出た後、『伽藍山』の『薬師堂』の入り口まで

少し里道を歩きます。振り返ると谷あいの田畑の向こうに『鷲ノ山』、そして

右には先ほど登った六ツ目山が見えます。







県道12号線の脇から薬師堂への道を歩いて行きます。途中の竹林では今日の強い風に煽られて

枝が揺れてざわついています。前を歩く先輩お腹が減ったようでうつむき加減で元気なく歩いています。











県道入り口から麓を西に回り込むようにして歩いて行くと、伽藍山の尾根に出ます。

ここからは薬師堂の参道になっていて、道の脇には点々と石仏が並んでいます。










伽藍山の岩壁の下に薬師堂がひっそりと佇んでいました。

お堂の脇には岩に彫られた摩崖仏。




お堂の下の小さな鳥居が伽藍山の登山口です。踏み跡を辿りながら登って行くと

途中には『波切不動明王』や何体かの石仏が祀られています。

そこから直ぐに岩壁の横にたどり着きます。少し登ると道の右下に小さな岩のテラスがあり、

ここからは西側の国分寺の街並みが見下ろせます。(前回はここで景色を見ながらお昼にしました)




先週登った『城山』の横に『飯野山』そして『峰ケ原と鷲ノ山』その左には『十瓶山』




『猪尻山』から続く『国分台』と藪こき歩きした『連光山』




吹き上げてくる風に負けないように岩肌を登ります。身軽な先輩はヒョイヒョイと登ってきます。

その後をちょっと身重なあみちゃんがひょっこりひょっこりと登ってきます。

(こんなこと書いたら、あみちゃんにヤキいれられるかもしれません。(;´Д`) )







お嬢様もストックの使い方がなかなか様になってきました。








山頂には『八大竜王天神』の祠が祀られています。

お腹が減った!といってお嬢様がお菓子をみんなに配りながら口に入れています。

吹く風は相変わらず強く、写真を撮って早々に北側へ降りて行きます。










この伽藍山からの下りも相当な傾斜です。急な箇所には太いロープが張られていますが、

途中からはロープを掴みながら出ないと危なくて降りられないほどの傾斜です。

先輩とあみちゃんの後ろから来るメンバーからも、『キャー!』と悲鳴があがっています。










ここはという場所でスマホを構えていると、先輩が『やってくれました!』

M-1グランプリの予選に姐さんと出場した先輩。さすが心得ています。(^O^)/





伽藍山をキャーキャーと悲鳴を上げながら降りると、残るは『狭箱山』です。

おむすび三兄弟の三男の狭箱山は153mの標高のおチビちゃんです。

笹道から山頂近くになると落ち葉を敷き詰めた広い斜面になります。







ここまで来ると、さすがに疲れて足が上がらず、お腹も空き過ぎて力も入りません。

よっこらしょ、よっこらしょとゆっくりと登って行きます。







こんもり盛り上がったような山頂の北の岩場からは鬼無町から国分寺町の眺望が

広がっています。先ほどまでの三座からの眺望と比べると、やはり高さはないものの

それでも眼下に街並みを見下ろす里山らしい、そして今日の最後にふさわしい眺望でした。



















お腹が空き過ぎて今までの写真とは全く別人のように生気のない先輩!




それでは風の当たらない所まで降りてお昼にしましょう。

山頂からは登りの道から少し東側の道を下って行きます。

ここにもロープが張られていて、最後の最後に滑らないように注意しながら下ります。











今日は縦走とはいえ一つの山を登っては降りるの繰り返し、農免道路降り立った時は

さすがに疲れがどっと押し寄せました。

風の当たらない道の脇でお弁当を広げます。




IRIBITOさんがいつものようにバーナーでお湯を沸かしてくれて、

それぞれが味噌汁などにお湯を入れていますが、その横でお嬢様が何やら騒いでいます。

『麺がない! (T_T) 』

どうやらお嬢様が持ってきたのは麺と出汁が別々になったインスタント麺だったようで、

何を慌てて家を出たのか肝心の麺をどこかに置いてきたようです。


空腹を満たした後は農免道路を南に少し歩き、

そして県道から今度は『唐渡山遍照院・ミニ四国八十八カ所』へと

登って行きます。その登り坂を見てお嬢様が、

『え~!まだ登るん!』と言っていますが 無視・無視です。

石仏の並んだミニ霊場から高速の上に掛かった橋を渡り反対側に出ると

デポした場所まで少しだけ登り坂になります。後ろから来るお嬢様を見てあみちゃんが

『絶対にまた登るん?って文句言うで!』と。するとお嬢様が

『コンビニ寄らんの!ビール買いたい!』と喚いています。これも 無視・無視 です。










朝車をデポした登山口まで戻って全員で車に乗り込み、綱敷八幡宮迄戻ります。

その途中でもお嬢様が、

『コンビニ寄って!・・・・・トイレ行きたいからコンビニ寄って!』と後部座席で騒いでます。

『三人寄れば文殊の知恵』とは言いますが、『三人寄ればトホホ』 な賑やかな一日でした。

それでもこの時期ならではの里山歩きを存分に楽しめた良い山行でした。

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WOC登山部2018.12.12 城山・郷師山

2018年12月13日 | 香川の里山
師走に入り暖冬と云われながらもこの時期らしい冷え込みになってきました。

今年こそは!と思っていたのに、師走の忘年会に毎年恒例のようにコルセットを巻いて

お酒を呑んでいるような気がします。やっぱり冷えてくると

身体が固くなりバランスが悪くなるのでしょうか?


そんな腰に爆弾を抱えたまま今日もWOC登山部に参加してきました。

この時期になるとやはり里山歩きが中心になってきますが、

麺法師さんが坂出の『城山』の中腹にある

滝を見ながら登りましょう!という提案がありました。

WOC登山部で3年前に登ったコースですが、私自身は城山に滝があるのを

初めて知って、本当はエントツ山さんが教えてくれた『金山・常山・郷師山・城山』

歩いてみたかったのですが、今回は是非とも滝見をしたいと思って参加しました。

と・こ・ろ・が、その提案者の麺法師さんが足の調子が悪く登山靴も履けない状態になり

欠席となってしまいました。集合場所の『金山休憩所』で前回、麺法師さんと一緒に歩いた

セニョさん、IRIBITOさんに登山口はどこ?と聞くと

『まったく記憶にない!』と返事が返ってきました。 (;゚Д゚) マジ!

それでも車一台に全員が乗り込み、登山口をスマホで調べながらなんとか辿り着きました。


今日は6人のメンバーで登山部里山歩きのスタートです。(8時30分)

(セニョさん・やっさん・IRIBITOさん・ルリちゃん・お嬢様、そして私)

道標には『不動の滝』まで40分と書かれています。







登山道は幅もあり歩きやすい道ですが、朝まで降った雨で落ち葉が濡れて

何となく肌寒く感じる道です。しばらく歩くと砂防ダム。前回歩いた二人が

全く記憶にないと言っています。 こんな大きな砂防ダムを覚えていないなんて、

まさかの (;゚Д゚) です。







砂防ダムを過ぎると道はけっこう急になってきます。落ち葉に隠れた濡れた岩に

時々足を滑らせながら登って行くと道の右側には小さな沢が続いています。

城山にこんな沢があるのは意外です。







相変わらず急な傾斜で綴れ折れした道が続いています。途中でメンバーは

『暑い!』と言いながら上着を1枚脱いでさらに登って行きます。

見上げるとまだ綺麗な紅葉が残っていますが、もう今年の見納めになりそうです。










前を歩くセニョさんも度々立ち止まり、息を整えながら登っています。

その内に前方に石垣が見えました。どうやら不動の滝の横にある『魔尼珠院』のようです。

魔尼珠院は麓にある『79番札所 天皇寺(高照寺)』の奥の院だということですが、

随分と荒れていてどう見ても普通の民家にしか見えません。







院からは石段とそれに沿って立派な石垣が続いています。濡れた石にはまだ色褪せずに、

落ち葉が積もっています。







石段を登って行くと段々と水の落ちる音が近づいてきました。

そして現れた『不動の滝』は想像していた以上の落差のある

見ごたえのある滝でした。

お嬢様が『今年の滝見はハズレがないね!』と言っています。

たしかに今年はたくさんの滝を見ましたが、どの滝も見ごたえのある滝ばかりでした。







その手前には役行者?と弘法大使の立派な石像が安置されています。




不動の滝の前の石碑には何故かゴルフボールが置いてありました。この山の上にある

ゴルフ場からここまで飛んできたと言う事でしょうか?それとも滝から流れ落ちてきたのでしょうか?

滝の横には名前の由来の不動明王のお姿もあります。







滝からさらに奥にある『大師修行洞』に寄り道してみます。

道の途中では坂出の市街地の展望が広がっていました。

空も雲も冬らしい冷たい色をしています。

朝まで降った雨のせいか空気が澄んで、遠くの瀬戸大橋もくっきりと見えます。










修業洞は、こんな狭い所で修行をしていたのかと思う位小さな洞でした。




一旦戻って滝と岩壁を廻り込むようにして登って行きます。

香川の山は『讃岐七富士』に代表される『ビュート(孤立丘)』

屋島や五色台そして今日の城山のように山頂部分が平らな『メサ(浸食大地)』が代表的な地形です。

どちらも長い年月で浸食された地形ですが『メサ』は花崗岩の基盤の上に凝灰岩が堆積し、最上部には

『讃岐岩質安山岩』が載っています。山頂が近づくと屋島でも、五色台でも

同じような岩壁を見ることができます。




岩壁の上部に回り込むと先ほどまでの急な坂から、緩やかな上り坂になりました。

途中で左下に赤テープが巻いた木があり踏み跡も見えます。

セニョさんが、『ここから下りて沢を渡ったような気がする?』と言うので

半信半疑ですが左に折れて沢へと下ってみます。




急な下りを降りるお嬢様。そのお姿もなかなか板についてきました。

執事も嬉しゅうございます! (^O^)/





坂を下りると、趣がある小さな沢に少し濁った水が流れていました。

やはりこの上にあるゴルフ場の排水も流れているのかもしれません。










沢の上部に登って行き渡渉できる場所を探します。赤テープを一瞬見失いますが

メンバーが対岸のテープを見つけ、そこを渡って行きます。

城山でまさか渡渉をするなんて、思ってもみませんでした。







沢を渡り踏み跡を辿って登って行くと、山頂の県道に近づいてきました。

案内板に従ってまずは『綾北展望台』に行ってみることに。

先ほどまでの踏み跡を辿る道と比べると、傾斜もなく広い道です。







案内板には5分と書かれていましたが、直ぐに左手に展望の広がる場所に着きました。

オレンジ色の頭の『金山』と、その隣に飯野山に見間違うような

よく似た山容をした『常山』が並んでいます。

金山の右手には坂出の市街も見渡せます。







展望台からは折り返し県道へと歩いて行き、ここからはゴルフ場を回り込むようにして続く県道の

アスファルト道を歩いて行きます。




途中には何ヵ所か道の脇に『ホロソ石』の案内板があり、少し道から外れた場所に

城門の礎石ではないかと云われる、大きなダブルのベットのようなホロソ石が横たわっていました。








県道は工事中のせいか一台も車が通りません。道の真ん中を悠然と歩いて行くセニョさん。




県道の途中にある電波塔の脇へと歩いてみると、東の国分寺から高松の展望が広がっていました。

仲良く並んだおむすび三兄弟の『六ツ目山・伽藍山・狭箱山』が直ぐに目につきます。

曇り空ですが、その雲の間から差す光に当たって『鷲ノ山』の山肌も、

なんだか幻想的な感じに見えます。














電波塔から県道に戻ると直ぐ先に『明神原遺跡』の案内板。

案内板に従って左手に折れて進んでいくと少し小高い丘に、その遺跡はありました。











地形図では413mのピークとなっている場所が明神原です。広場になったピークには

巨石が点在しています。古代の祭祀場だったと云われるこの広場、そう思って見ると

厳かな雰囲気が漂ってきました。その岩の上で今日初めてのセニョさんのばんざい!










案内板には『烏帽子岩』と書かれている中心の岩が、私には『トド岩』に見えて仕方ありません。





『タコ岩』はこれかな?





明神原からゴルフ場の横を通り左に折れて登って行くと『462m・城山』の広々とした山頂です。








南側に大きく開けた山頂には、何の木だろう?大きなシンボルツリーの大木。その足元には

これも立派な石柱の一等三角点。メンバーが景色を見ながら

『あの山は?』と香川の里山の特定をしています。




時間は11時。少し早いですが景色もいいので、ここにお昼にしました。







中央にある展望台に上ると360度のパノラマ。香川の里山の全てが見渡せるような気がします。

少し意味合いは違いますが『山高きが故に貴からず』里山の良さが存分に感じられる景色です。

城山より少し低い『飯野山』を見下ろしながら

IRIBITOさんが、『飯野山が小さげに見えるな~』と言っています。たしかに飯野山を

この距離で見下ろせるのはこの場所だけです。

















お昼ご飯を食べ終えた後メンバーで記念撮影。

お嬢様にリクエストをしてこのところ凝っているインスタ映えの写真を撮りました。

(小豆島ではほうきを借りて魔女の宅急便の真似をしたのですが、今日はストックで!)

先週のさおりんの渾身のジャンプの向こうを張って飛んでます

その前でおっさん3人が並んでカメラを構えているのを見ると、笑えます!











帰りは往路を戻る予定でいたのですが、同じ車道歩きをするなら途中まで登山道を歩き、

『郷師山』の方へ降りて、そこから車道を歩くことになりました。

県道を山頂分岐まで戻った後、左に折れてしばらくアスファルトの道を歩き、

途中から道の脇に入って行くと車道から離れて登山道が続いています。







道もしっかりとしていて赤テープもあり、踏み跡から見ると普段から大勢の人が

登っているような気がします。どんどん下ると竹林が現れ

先ほどと比べると背が伸びた?飯野山が左手に見えると、郷師山との鞍部に着きます。




目の前に郷師山の頭が見えると『せっかくだから郷師山にも登ってみよう!』と言う事になりました。











城山からの下りで足が『下りの足?』になっていたので、郷師山への直登が堪えます。

濡れた登山道は、これは下りは危ないなと思わせるほどの傾斜です。










10分ほど息を切らせると、ここでも巨石が横たわった山頂です。

少し奥にあまり見かけない珍しいお墓のような形をした郷師山の三角点。

木々に囲まれて先ほどの城山の山頂とは正反対の、見晴らしのない山頂です。








恒例のセニョさんの三角点バンザイ!




下りを注意しながらまた鞍部まで降りると、最後の車道歩きとなります。

ガードレールの横でまだ色づいた木々を眺めながら、おしゃべりしながら歩いて行きます。










今年最後の紅葉ともお別れです。




こんな所に『オトメシャジン』 かな?







川津への分岐を右に折れ国道へと戻って行きます。

そろそろ車道歩きが飽きたな、と思う頃に車を停めた登山口に到着しました。

今日は10.6km、約5時間の里山歩きでした。車道歩きも多い道でしたがほぼ城山を

周回した形になり、今まで知らなかった滝や沢もあり変化にとんだコースで、随所に展望の広がる

場所もあり、とても良い里山歩きができ『侮るなかれの里山』の楽しい一日でした。


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WOC.登山部 2018.12.05 志保山~真平山

2018年12月06日 | 香川の里山
昨年秋に小豆島で数回に渡り遊んでいた時に、登山部に初参加したナカちゃんから、

四万十川でテント泊をしながらカヌーで下るツアーが、とても楽しいと聞いていました。

その後なかなかメンバーの都合がつかず、今回初めてWOCカヌー部

設立する運びとなりました。しかしナカちゃん以外はなんせカヌーに乗るのは初めての事。

事前のミーティングで入念に打ち合わせをして、準備物や服装の確認をしました。

ひとしきり話が進んだところでメンバーからナカちゃん隊長に質問が!

メンバー  :  『ところで冬やけん、寒いわな~??』

         『川に落ちたら、冷たいわな~??』

隊長    :  『う~ん、たぶん?僕も冬は行ったことがないから判りません!』

メンバー  :  『なぬ~ ( ゚Д゚) 』

メンバー一同、開いた口が塞がりませんでした。


そう言いながらも家に帰り、テントや寝袋の準備をするため押し入れから引っ張り出すと、

一人用のテントは経年劣化のため、ナイロンの表面がベトついていて使い物になりません。

残りの寝袋やシートはちょこちょこと使っていたので、なんとかモノになりそうです。

そこで『讃岐里山の会』の忘年会の時に、エントツ山さん

テントを貸してもらえないかとお願いしたところ、テントだけでなく冬用の寝袋やシートさらには

ダウンの上下まで用意していただきました。よ~し!これで準備万端。

残るは先週に悪化したギックリ腰を治すのみ!

でも山歩きなら普段から腰痛を抱えながら歩いているので、大体の様子は分かるのですが、

なんせカヌーは初めての事。少し不安を抱えながら数日を過ごしていると三日前になんと!

ナカちゃん隊長もギックリ腰を発症したとの連絡が入り、あえなく今回は中止となりました。

残念ですが来年の暖かくなってカヌー部設立は順延となりました。

(エントツ山さん、せっかくのご厚意ありがとうございました!)

その後、せっかく休みを取ったのだからメンバーで温泉でも!と話も持ち上がったのですが

結局都合がつかなくなり、急遽、定例の登山部に参加する事になりました。



今回は先週歩いた『七宝山』の433mから『志保山』そしてさらに北の『真平山』

線で繋ぐ縦走コースです。2年前に一人で縦走した道ですが、

WOCのメンバーはそれぞれの山は登っているものの、

恐らく線で繋がっていないと思われるコースです。


先週と同じくピカソ詫間店の横に集合した後、『加嶺峠』に車をデポ。

その後2台の車で『七宝トンネル』の西側の駐車場に車を停め、ここから438mを

目指して登って行きます。(8時45分)

今日のメンバーはセニョさん・やっさん・麺法師さん・杉さん・ルリちゃん・しおりんと私の

総勢7名での山行です。




駐車場から離合はできない幅の狭い車道を途中まで道なりに登って行きます。

次第に周りにはみかん畑が広がってきます。







途中で急な斜面に寄り添うように建つ集落があり、それぞれの家の横の作業場では

みかんの選別の作業が朝早くから行われていました。

集落を過ぎると道はさらに狭くなり、どんどん急な坂になって行きます。










七宝山の山肌も、もう晩秋の気配です。







所々で車道から離れ、ミカン畑の中のコンクリートの道をショートカット。

ところがこれがなかなかの急坂で、朝までの雨で濡れたコンクリート道に

何度も足を滑らせそうになります。あまりの急坂に

師走に入ったというのにこれでもか!という位に汗が噴き出てきます!

こんな急な斜面でよく作業ができるもんだと、ミカン農家さんの苦労が偲ばれます。







ミカン畑が終わるころに293mのピーク着きました。ハンググライダー基地のあるこのピークが

最初の目的地です。足元には仁尾町の景色広がり、少し視線を移すとこれから歩く真平山の

肩越しに、小さく瀬戸の島々まで見渡せます。(9時20分)










香川の里山で時々見かけるハンググライダー基地の鉄製のスタート台からも絶景が広がっています。

スタート台の先端で恐る恐る下を覗き込みますが、股間がざわッとしてきます。







ここでさおりんにリクエストしたのが下の写真です。

いや~やっぱり若い!。おっさん・おばさんにはとてもできません!




おっさん・おばさんは安全に静止画です。







ハンググライダー基地から少し上が293mのピークです。ここでセニョさん恒例のバンザイ!







293mのピークから尾根に沿ってしばらくは車道が続いています。

車道が終わるころに山道を尾根へと入って行きます。







尾根の等高線を直登するかたちで登って行くと、どんどん傾斜が急になって行きます。

前を歩くセニョさんからも思わず『キツイな~』と声が出ています。





やっと登りきると438mのピーク。先週、高屋神社から歩いて折り返した場所です。

ただ先週は曇り空で真っ白で何も見えなかった景色が、今日は遠くに『伊吹島』まで見渡せます。

(9時50分)





腰を降ろして一息入れた後、次の『志保山』へと歩いて行きます。

落ち葉の積もった縦走路を楽しくおしゃべりしながら歩きます。













438mからゆっくりと一旦下り、登り返すと『志保山・426m』です。(10時10分)




西側のまばらなきぎの間からは仁尾の街並みが見下ろせます。

三角点で麺法師さんのバンザイ!










志保山からは道に沿って延々とトラロープが伸びています。最初は広い尾根を。

途中からは尾根から左に外れて急な斜面をこのロープに伝って降りて行きます。

落ち葉とたっぷり水を含んだ土に何度も足を滑らせます。







次第に展望が開けてきました。最終目的地の真平山も正面に見えます。

景色に見とれて足元から視線を移すと滑りそうになるので油断ができません。







しばらく歩くと麓にある『風穴』の石を切り出したという

石切り場に着きました。凝灰岩の石をここから切り出し下の風穴まで運んだそうで、

調査によるとこの石切り場は1400万年前の『三豊湖』の湖底だったということです。

こんな景色が広がる山の中腹が湖底だったなんて想像できません。

『爺神山』『三条山』奥には『我拝師山・火上山』

その左奥には薄く『飯野山』まで見渡せます。香川独特のビュート(孤立丘)の広がる里山の風景です。













石切り場からは一旦下がって218mのピークに登り返します。

鞍部から左が風穴への道ですが、そのまま直進します。







218mのピークには『真山竜神』の案内板が立てられていました。

その少し下にはその竜神の祠はなく、代わりに比較的新しい小さな石碑があります。










竜神からは支尾根に沿って『吉津峠』を目指して下ります。

里山の小さな尾根らしからぬ籔いてもなく歩きやすい尾根道が続いています。









その内に竹林が現れました。竹林になったと言う事は里が近づいてきた証拠です。

竹林を過ぎると峠の南側の農道に飛び出しました。(10時55分)




道にはちゃんとした登山口の標識があり、ここから吉津峠へと周ります。










農道の途中には風穴への案内板が。峠にもガードレールに案内板が取り付けられていました。







峠からは東に県道220号線を『八柱神社』まで下って行きます。

以前一人で縦走した時は、途中から無理やり真平山へと直登したのですが、けっこうな藪だったので

今日は無難に神社からの登山道を歩きます。(11時35分)







八柱神社の入り口には立派な木製の『真平山登山道』のモニュメントが設置されています。

真平山登山道整備のボランティアの人たちが6ケ月もかけて制作したそうです。




『真平山』は地形図では『七宝山』となっていますが

地元の人たちが『まひらやま』と呼んでいる山です。

八柱神社の横を通り登山道へと入って行きます。







途中には『本ルートと赤ルート』の案内板があり分岐になっています。

今日は本ルートを登って行きます。




ところがこの本コースは予想以上の急登です。先ほど八柱神社の休憩で引いた汗が、

また一気に噴き出してきました。








少しぬかるんだ土道には猪の足跡があります。さらによく見るとその猪も足を滑らせています。

四本足でも急な坂。二本足がしんどいはずです。




樹林帯のトンネルを抜けると桜の木を植樹された明るい場所に出ます。

依然として急な坂は続いています。








植樹広場のさらに上には『見返り坂』と書かれた案内板。

セニョさんが案内板通りに振り返ってくれました。










『看板に偽りなし!』この中腹からは振り返ってみるだけの価値のある、

三豊市の展望が広がっています。











見返り坂からもまだまだ急登は続きます。普段滅多に口にしないセニョさんの

『キツイな~』の声を、今日は何度聞いたことでしょう。

最後まで楽をされてくれないコースです。




所々にある案内板を横目に見ながら登って行くと、『次第に羊歯が』

(麺法師さんが言いそうな親父ギャグ)現れると、

傾斜は少し緩くなり先ほどまで切れていた息を整えます。







羊歯の道が途切れると北側の景色の広がるベンチの置かれた展望台がありました。

正面に大半を削られた『汐木山』。その奥には『竜王山・毘沙古山・貴峰山』

そして『黒戸山・天霧山』峰々が続いています。




やっとのことで『真平山』に着きました。高い樹木に囲まれた山頂は薄暗く、

今日最後のフィナーレの山頂としては少し残念ですが、取りあえずここで昼食にします。

もうすでに腰の張りがかなり出てきました。(12時10分)

メンバーがお弁当を広げてる横で、用意し忘れたセニョさんはみんなの行動食の支給品でお昼です。










お昼を食べ終えた後は加嶺峠へ下るだけです。(12時40分)

最初はトラロープに沿って下りますが、途中でどうやら峠ではなく仁尾に降りて行く

道だと気づき、少し戻って尾根へと登り返します。




ここからは登山道もなく踏み跡も見当たりません。とにかく尾根を外さないように下り、

最後の243mとの鞍部まで下ります。

鞍部からは少し藪ぽくなった道を進み最後のピークを踏みます。





243mのピークからは広い尾根を所々付けられたピンクのビニールを見つけながら進みます。

広い尾根が終わり終端から左に曲がると今日最高の急な下り坂です。

右に左に体を移動し木々に掴まりながら下って行きます。下って行くというよりは

落ちて行くといった感じです。
















木の根元に足を置かないと止まれないほどの傾斜の坂の途中でやっさんが、

『カメラ落とした!』と慌てています。





これは一大事。一旦降りた坂を足元を注意しながらカメラを探しに登り返します。

しかし一向に見当たりません。下りが始まる尾根まで登ってみてもダメです。

やっさんは『仕方ない、もういいですよ!』と言っていますが、折り返して下りながらも

何とかないかと目を皿のようにして降りて行くと、ほぼ最初の場所の少し上で光るものが。

思わず『あった!あったよ!』と大きな声を上げてしまいました。

99%諦めかけていたので見つけた時は本人と同じくらいに喜びが沸いてきました。





何とか事なきを得たあとは色褪せた杭に沿って歩くと鉄塔広場に出ました。










鉄塔広場の先には電波塔。そこからさらに左に直角に降りると加嶺峠へ飛び出しました。

(13時55分)







余力があれば『高尾木山』までと思っていましたが、山から下りた途端に

どっと腰と背中の張りがピークに達して、メンバーも今日の急登と急滑降に疲れた様子で、

デポした場所での解散となりました。




里山の特有の登山道のない道を歩いて藪いたり、予想もしない急な登りや下りにだあったりした

なかなか楽しい一日でした。
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WOC・登山部 2018.11.28 七宝山

2018年11月30日 | 香川の里山
今日のWOC・登山部は当初、今『天空の鳥居』で話題の『高屋神社本宮』から

『七宝山』を縦走して、『真平山』の北側の『加嶺峠』へと降りる予定でいましたが、

日を追うごとに天気予報の降水確率はどんどん上がってきて

どこの予報も雨マークとなってしまいました。午後から予定のある人や、

夕方からの松山での講演会に出かけるメンバーもいたので、縦走は取りやめ、

お昼くらいには下山できるピストンで七宝山を歩くことにしました。


集合場所は詫間町の旧マルナカの『ピカソ詫間店』

時間前ですが続々とメンバーが集まる中、先輩・お嬢様・あみちゃんがまだ着きません。

気になってお嬢様にLINEをすると『コンビニにトイレ行く』と返ってきました。

それでも時間を過ぎたので気を揉んでいると、『あみちゃん、ウンコ長い!』と、

またLINEがきました。

コンビニを先に出た先輩とお嬢様があみちゃんを待っていたらしいのですが、

それはウンコではなく、レジの対応が遅くて時間がかかったようです。


今日はいつものかしまし娘とお久しぶりのトッシー(最年少28歳)、そして登山部初参加の

やっさんが参加の総勢10名での登山部となりました。

ピカソ詫間店から高屋神社の下宮でメンバーの車を停め、ここからまずは高屋神社本宮へと

登って行きます。ここであっちゃんが合流となります。


身支度を整えていると車の中に置きぱなしにしていたあるものが目に付きました。

『そうや!これを返さんといかんのや!』と思って中腰で手に取った瞬間、

ピキッ!・・・・。またやってしまいました。

せっかく治りかけていた腰が!

それはあみちゃんが私の車の中に置き忘れて帰った靴下でした。



その靴下を袋に入れてあみちゃんに『これ!忘れ物』と手渡し、

本当はあみちゃんのせいでまた腰が壊れた!と言いたかったのですが、

先輩の情報によると、あみちゃんは元暴走族だというので、下手なことを言うと

ヤキを入れられたらいかんので、本人にはにこやかに手渡しました。(笑)

(面と向かっては言えないので皆さんがいる前で後で恐る恐る報告しました)


高屋神社下宮を8時10分のスタート。道の両側に綺麗な紅葉の中、本宮へと続く参道を

いつものようにおしゃべりをしながら歩いて行きます。







車が走れるコンクリート道を登って行くと、急に道幅が狭まり登山道らしい道になってきました。

道には落ち葉がたっぷりと降り積もっています。










綴れ折れの地道を登ると途中に高屋神社中宮の鳥居があります。山頂にあった社を

一時期中腹に祭り、その後また山頂へと社を戻したので、今は鳥居だけが残る

『中宮』となっているようです。




『中宮』からも急登は続きます。途中、丁石や案内看板を見ながら登って行くと

次第に標高も上がってきて、南に観音寺の街並みが見渡せるようになりますが、

如何せん今日は曇り空でせっかくの景色もぼやけて見えます。













綴れ折れの道が終わると傾斜も緩くなり、道の両側には羊歯が広がっています。




羊歯の道が終わると道には露岩が現れ、山頂が近づいてきたのが判ります。

東に向いた道からまた北に振ると、高屋神社の石段となります。










綺麗な石材で出来た石段と違って、ごつごつとした自然石のままの歴史を感じる石段です。

その為あちこちで石がぐらつき踏み外しそうになります。全部で270段あると言われる石段を

この季節には珍しく汗を掻きながら登りきると、高屋神社本宮です。







先ずはマラソンランナーの先輩とあみちゃんが先頭で着き、後続が続きます。

あっちゃんとルリちゃんもゴール!

最後部は麺法師さんとお嬢様です。







神社の境内の東屋で今日は別行動のIRIBITOさんと待ち合わせです。

IRIBITOさんの到着を待つ間、珍しくスタートから1時間ほどで『おやつタイム』です。




東屋からは讃岐七富士の内の一つの『江甫山(つくもやま)』が霞んで見えます。




しばらくするとIRIBITOさんがギタリストのペータさんとカワチンさんと一緒に

駐車場から歩いて到着しました。早速コーヒータイムが始まりました。




今日はあっちゃんがコーヒーを淹れてくれています。

その横でお嬢様が『あ~や、こうや!』とまるで姑のように口を挟んでいます。







おやつを食べながらおおよそ1時間近くの休憩でした。

最後に全員で鳥居の前で記念撮影です。ペータさんとカワチンさんともここでお別れです。










IRIBITOさんとお別れして神社の横を通り七宝山へと向かいます。

最初はこんな坂道車が登って来れるんやろか?と思うくらいの急な坂を下って行きます。




途中で展望台の標識に従って道から脇にそれると、岩場から仁尾の海が見下ろせますが、

今日のこの曇り空では薄っすらとしか見渡せません。いつものように高いところ大好きの

あっちゃんが先端に立って下を見下ろしています。(でも、あっちゃんは高いところは大丈夫なのに、

不思議とジェットコースターは怖くて乗れないそうです。逆に高い所が苦手なお嬢様は

ジェットコースターが大好きだと言います。判らんもんです?)










コンクリート道から舗装路を尾根伝いに歩いて行きます。

道の両側はそれはそれは見事な錦秋です!

遠くに出かけなくても里山でも秋を存分に堪能できます。














途中であみちゃんに恐る恐るギックリ腰なったんはアミちゃんの靴下を取ろうとしてと伝えると、

あみちゃん  :  『物を取るときは真直ぐに膝を曲げながら腰を降ろして』とゼスチャーをしながら

          普段の仕事柄、アドバイスをしてくれています。

私      :  『ん~、こんな腰ではあみちゃんの仕事は絶対に無理や!』

          『それとこれくらいの筋肉がないと!』とふっくらとしたアミちゃんに言うとその横で

先輩     :  『筋肉と脂肪やろ!』と。せっかく遠慮して筋肉やって言ったのに先輩!


途中で不動の滝方面と七宝山方面との三差路から左に曲がって山道に入って行きます。

小さなピークで少し道が判りにくくなっていたので、しばらく後続を待つことのしたのですが

いくら待っても登ってきません。仕方がないので一人元の分岐まで戻ってみても

姿が見えません。ここでお嬢様に電話を入れると『どんどん下っている!』と

返事が返ってきました。『道を間違っているので戻って来て!』と伝えた後、

心配したやっさんも降りてきて様子を見に行ってくれると、しばらくして

四人の姿が見えました。




メンバーが揃ったところで縦走の開始です。小ピークからすこし歩くと『一等三角点 高野山』です。

道標には『上之山』と書かれていますが、ここで麺法師さんが恒例のバンザイ!

その横でなぜか、先生に叱られ廊下に立たされて、しょんぼりしているみたいに見えるあみちゃん。







ここからは小さなアップダウンを繰り返しながら歩いて行きます。

ひとまず七宝トンネルの上の445mのピークまで。

この縦走路は適度なアップダウンで自然林の中を快適に歩いて行けます。

それぞれがおしゃべりしながら歩いて行きます。










445mのピークも少し広場になっています。







そこからさらに北に進むとトラロープの張られた急な下り坂。

『え~ここを帰りには登るん?』と後ろから声が聞こえてきます。




道は木々の間を縫うように続いています。

落ち葉の上を歩くとサクサクと小気味のいい音が聞こえてきます。













今日は『志保山』の手前の433mのパラグライダー場を

最終の折り返し地点としました。予想通りいつもは眼下に見える景色が霞んでいます。

記念にトッシーがジャンプした写真を撮ったのですが、アングルが悪く空を飛んでいるようには

撮れずに、ただのジャンプした写真になりました。










さぁ~一息入れた後は、また高屋神社まで戻りましょう。




途中からは尾根道を外して車道を歩いて行きます。

ここからの道も度々立ち止まるくらいの紅葉ロード。










高屋神社の歩きにくい石段を降りると後は下るだけ。










最後の綴れ折れの急坂もラストスパートです。





スピードアップのお陰で、何とかお昼過ぎに雨に降られることもなく駐車場まで戻ることができました。











駐車場で取りあえず解散です。かしまし娘と松山組はこの後、詫間町の山岡でお昼。

先輩とお嬢様が美味しそうに生ビールを飲む横で、運転手のあみちゃんが恨めしそうにしています。

(よくよく見ると生大じゃないですか!)

私はと言えば、歩いていた時はなんでもなかったのに、山から下りた途端にギックリ腰が・・・・悪化!

そのままメンバーと分かれて接骨院に直行となりました。




来週はWOCで初めての四万十川カヌーツアーが開催されます。

それまでこのガラスの腰を何とかしないとと・・・・気ばかり焦ります。

弘法大師が七つの宝を埋めたと云われる『七宝山』の秋を満喫できた一日でした。
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WOC.登山部 2018.11.21 小豆島山岳霊場

2018年11月22日 | 香川の里山
今日のWOCは登山部・植物部・自転車部・自主トレにそれぞれ分かれての活動になりました。

植物部は高知の別府峡、自転車部はしまなみ海道、自主トレは飯野山、

そして登山部?はここの所恒例の秋の小豆島を歩きました。昨年の秋も小豆島の里山や

霊場巡りを数回に分けて出かけたので、今年も小豆島の秋を楽しもうと

麺法師さんが企画してくれました。

参加者はルリちゃんお嬢様と私。一応登山部ですから

霊場の中でも山岳霊場と呼ばれる山間部にある札所を廻ります。

案内では島での車の運転はじゃんけんで決めるとのことです。


朝起きて支度をしている途中で、中腰でくしゃみをすると、

ピキッ!と・・・・・やばいやばい

もう少しでギックリ」腰になりかけました。それでも一歩手前のプチギックリになりました。

腰に爆弾を抱えながら高松駅に着き、メンバーと待ち合わせてコンビニで買い物を。

運転手はじゃんけんで決めることになっていたのですが、運転してハンドルを握っていた方が

楽なので、私が今日は運転をすることを伝えると、さっそくお嬢様が

ビールを買って店を出てきました。

(こやつ朝から・・・・ビール?・・・・人の気も知らんと! (; ・`д・´) )



8時過ぎのフェリーに乗り込み、船内で今日のスケジュールの打ち合わせをしました。

お嬢様は嬉しそうな顔をしてぐびぐびと飲んでます。

麺法師さんはまず山岳霊場でまだ行っていない霊場へ行きたいと。

お嬢様は島の素麺と醤油でほぼ観光です。

私と言えば更にミーハーな、今小豆島で旬のオリーブ公園で、魔女の宅急便の

写真を撮りたいと、言う事でそれぞれの希望の場所をピックアップして廻ることになりました。

空は薄曇り。甲板では冷たい風が吹いていました。







港に着き土庄でレンタカーを借りてスタートです。

まずは麺法師さんの希望した、まだ未訪問の山岳霊場へ向かいます。最初は『44番 湯船山蓮華寺』

この霊場は『中山の千枚田』の最上部にあり、境内にあるさぬきの名水のひとつの『湯船の名水』から

湧き出る水で棚田を潤していると言われている霊場です。

中山地区の集落の中を車を走らせ、少し路肩の広くなった

場所に路上駐車をして、里道を歩いて行きます。










本堂の脇には樹高22mのクスノキの大木と、今は枯死した大杉が並んでいました。

太く逞しい枝を大きく広げた生命力のみなぎるクスノキの横で、樹齢400年ともいわれる大杉が

枝葉を付けることもなく立ち枯れている姿は、何とも言えずもの悲しさを感じずにはいられません。







本堂でお参りを済ませて車を停めた集落までのんびりと歩きます。麓には稲刈りの終わった

棚田が広がっています。集落の横に珍しい色をした彼岸花。赤や白の花は普段見かけますが

初めて目にする色の彼岸花です。










集落からさらに上に車を走らせ次は『47番 栂尾山(とがのおさん)』へ。案内板に従って

行くと集落の道から左に急な坂を下って霊場前の広場に車を停めました。

栂尾山は山岳霊場らしい洞窟の中がお堂になった霊場でした。










本堂の前には見晴らし台が作られていて、『肥土山集落』が見下ろせ、山と山の間からは

遠く瀬戸内の海まで見渡せます。




栂尾山から広場までのウバメカシのトンネルの下を戻っていると、後ろから

『次の毘沙門堂はまだ向こうじゃない?』とルリちゃんとお嬢様が騒いでいます。




どうやら先ほどの栂尾山に案内の標識があったようです。

また道を戻って本堂から先に進むと手摺の設けられた

急な下り坂が続いています。急坂を下り切った場所に『47番 毘沙門堂』の立派な本堂が

静かな谷あいの中に佇んでいました。




ここでは簡単にお参りを済ませて、先ほどの急な坂を登って行きます。なかなかの傾斜の登りに

少し汗を掻き始め上着を一枚脱いで登って行きます。




これで『湯船山・栂尾山・毘沙門堂』の参拝が終わり、

麺法師さんが山岳霊場14霊場を全て廻ったことになります。

栂尾山の駐車場から一旦中山の集落まで降り、

直ぐ近くにあった『43番 湯船山浄土寺』にも参拝してみます。




本堂の横には寺院では珍しい茅葺の屋根の書院があります。

土塀越しには里の秋の風景が広がっていました。










ひとまず霊場巡りを終えて、次は麺法師さんお勧めの『小豆島大観音』へ行ってみます。

土庄から県道26号を北に走ると否が応でも目に飛び込んでくる、巨大な観音像です。




一階のホールから最上階の展望台までの間はエレベーターと螺旋階段であがれるようになっていて

その螺旋階段にも隙間なく『胎内仏』が設置されていました。

その胎内仏には寄贈した人の名前が刻まれています。

ここでメンバー全員で

『この胎内仏を寄贈するのにいったいいくらするんやろね~』

『全部で何体あるんやろね~』

と下世話な話をしながら神聖な観音像の中を廻って行きます。




最上階の展望台からは丸窓の先に、麓の風景や瀬戸内の風景が広がっていました。




参拝を終えて麺法師さんが受付の女性に、先ほどの疑問点を聞いてくれました。

『胎内仏は12,000体あるんやって!』

『寄贈するのに1体110,000円かかるんやって!』と質問を終えた麺法師さんが教えてくれました。

観音像から駐車場に戻る途中で、12,000体×110,000円の暗算が誰もできません。



大観音を後にして次はお嬢様ご所望の『生素麺のなかぶ庵』へと車を走らせます。

以前に食べてとても美味しかったと絶賛するお嬢様のお言葉に従って、

草壁から福田へ向かう途中の安田で

狭い路地の中を入って行きます。『なかぶ庵』では硝子越しに作業場の様子を見ながら

麺法師さんと私はをルリちゃんとお嬢様はを注文。

『KAZASHIさんは、私より小食やのに大注文して大丈夫?』とお嬢様が言っていますが、

喉越しのいい素麺はいくらでもお腹の中に納まって行きます。










柔らかい乾麺の素麺と比べると、少しコシ?のある独特の食感の生素麺でした。

家族の機嫌取りの為にお土産も購入。さすがに大でお腹は満腹して次は直ぐ近くにある

『ヤマロク醤油』へと向かいます。



ヤマロク醤油では背丈の倍以上はありそうな大きな三十二石(6000リットル)大杉のもろみ樽を

今でも使って製造している数少ない醤油屋です。蔵に入る前には衣服の埃を綺麗に落としてから

中に案内してくれました。国の『登録有形文化財』のもろみ蔵に入ると

薄暗い蔵の中から独特のもろみの匂いが鼻をつきます。







樽を使い始めて150年以上経つ言われ、蔵の中の土壁や柱や梁そして大樽にも

びっしりと様々な菌が漂着し、この蔵の歴史の長さを感じます。








ヤマロク醤油の後は私のリクエストで昨年も参拝した『18番 石門洞』へ!。

寒霞渓道路の途中から急なコンクリート道を登って行くと

渓谷の中に駐車場があり、そこからは『裏八景』

続く道を車から降りて歩いて行きます。




最初に目に飛び込んでくるのは『法螺貝岩』そしてその右奥には『二見岩』

奇岩が続いています。色鮮やかなモミジの背景として最高のビューポイントです。




石門洞へと続く道は今年最高のモミジのオンパレードです。お陰で急な上り坂も苦になりません。







石門洞の手前では高い位置に『幟岳』が見えてきました。




谷あいにひっそり佇む石門洞の周辺は、谷一面が 秋・秋・秋!







昨年同じくらいの時期に見た時より、より一層モミジの色づきが派手なような気がします。

石門の奥まで登ると、岩に掛かったアーチの手前も奥もモミジで染まっています。











大きな岩をくり抜いたように建てられた石門洞。お堂の橋桁の朱色と紅葉の彩もマッチしています。

本堂の窓から手を振る麺法師さん・ルリちゃん・お嬢様!








石門洞で今年最後の紅葉を満喫した後は、さらに寒霞渓道路をすすんで『20番 仏ケ滝』そして

『14番 清滝山』に参拝します。

仏ケ滝の本堂の洞窟は低く横に広がった空間にほんのりと明かりが灯っています。




次の清滝山では本堂をお参りした後、横の行場の鎖を登ってみました。










鎖を登り切り振り返ると先ほどの石門と同じように、少し小さめですが空洞が!

その奥にも一本のモミジの木。




南側には曇り空の下少し陽が落ち始めた島と瀬戸内の風景が広がっています。








次は寒霞渓道路を寒霞渓目指して道の両側に続く紅葉の中を車を走らせます。

寒霞渓は駐車場も満車に近く、レストハウスやお土産屋では観光客で賑わっています。




展望台で4人で自撮り!写った写真を見てお嬢様が

お嬢様  :  『ほらな、KAZASHIさんは皺だらけやから老けて見えるわ』

お嬢様  :  『ほんま同い年には見えんわ!』

と皺のない自分の顔と比べて自慢しています。

執事   :  『ほっとけ!男は背中と皺で人生を語るんや!』とうそぶきます。





賑わう寒霞渓を後に紅葉の海の中を銚子渓へと走り『72番奥の院 笠ケ滝』に。








この霊場は山の会で『皇踏山』に登った時に立ち寄ったのを、駐車場に着く手前で思い出しました。

本堂へ続く岩に掛けられた鎖場の手前には進入禁止のロープが掛けられ、

暗くなると危険なので拝観時間は午後2時までと記せられていました。

好奇心旺盛なメンバーはその注意書きを無視して取りあえず登ってみることに。

登りながら『自分たちは登山部やから大丈夫』などと言っていたのですが、

一つ目の鎖を登り二つ目の鎖の手前で今度は『監視カメラ有』の

立て札が掛けられているではないですか!さすがにこれにはビビッて一目散に退散です。







麺法師さんと二人で急いで降りたのに、後ろから来る二人はのんびりと降りてきます。

さすがおばちゃんは肝が据わっています。と思ったのですが足元が不安定な場所が

まだまだお嬢様は苦手の様です。





笠ケ滝を後に今度は麺法師さんが『宝生院のシンパク』を見に行こうと言います。

麺法師さんによると宝生院の真柏(しんぱく)はそれはそれは

立派な木だそうで見ごたえがあると教えてくれました。

駐車場で車から降りるとお嬢様が目の前に見えたこの松の木を見て

『これがシンパク?しょぼい!』と

お嬢様、なんぼ何でもこんな盆栽みたいな松の木をすごいだなんて麺法師さんは言いません!







『お嬢様。その右側にある大きなきがシンパクですよ!』

案内板には樹齢1600年と掛かれていて一同『すごいね~』と感心。

石垣の上に鎮座するシンパクの大木は、まるで空に広がる入道雲の様です。




根元にはぐるっと回れる木道が設けられ、複雑な形をした根元も見て回れます。

日本一ともいわれるこのシンパクの16m近くもある根元をゆっくりと歩いているとお嬢様が、

『この木の樹齢は何年くらいなんかな?』と聞いてきます。

さっきからみんなで『1600年も生きてるなんて、すごいね!』と

言っていたばかりなのに、まったく人の話を聞いていません!







木の下にいるお嬢様と比べるとその大きさが分かります。




宝生院を後にしたメンバーは『井上誠耕園』の新しいお店で休憩です。

ベーカリーコーナーでお嬢様がメニューを見ながらソフトクリームを注文しています。

お嬢様 : 『以前に食べたのと別のこれにします!』

執事  : 『そしたら僕はお嬢様とは別のにしようかな?』

と迷っていると、お店の女の子がお嬢様が注文したメニューのソフトクリームを指さし

『わたしもこれが一番好きです!』と。それを聞いて直ぐに

執事  : 『じゃ僕も同じもんでいいです!』と即決。

それを聞いたお嬢様が女の子に

お嬢様 :  『この人のソフトに毒入れといて! (; ・`д・´) 』と隣で毒づいています。




井上誠耕園を後に最後は私のリクエストの『オリーブ公園』で例の写真を撮りに出かけます。

朝に発症したプチギックリ腰が気になるところですが、『魔女の宅急便』に挑戦した写真がこれです。







ルリちゃんもお嬢様も意外と高く飛んでいるように見えます。








照れてか写真を撮らなかった麺法師さんも最後はオブジェの前で記念撮影です。





レンタカーを8時間の約束で借り、ちょうどその時間に土庄に到着しました。

朝から山岳霊場や観光地そして島の食べ物も満喫して、十分に楽しめた小豆島の一日でした。

帰りのフェリーの中ではコンビニで買ったビールで宴会が始まり、少しほろ酔い気分で

話が弾みました。




そしてさらに高松に着いた後は生のギネスビールが飲める『The Craic』さんで三次会です。

美味しいビールと料理を飲み食いしながら、今日の話に花が咲きます。







今日は登山部と言っても山には登らなかった割には、車で移動しながらも結構な距離を歩きました。

山だけに拘らず何にでも興味がある場所に出かけて楽しむWOCの真骨頂の秋の小豆島でした。
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WOC.登山部 2018.11.14 天狗塚

2018年11月15日 | 四国の山
先週の『三嶺』から見た『天狗塚』に続く稜線。

その反対側に見えた『剣山』からの稜線と共に、四国の山の縦走路としては

人気の高いコース。但し『剣山』から『三嶺』は日帰り登山は難しく、『天狗塚』までなら以前にも

歩いたことがあるので、いつかこのWOCのメンバーで歩いてみたいと思いを巡らせました。

恐らくWOCのメンバーだと7~8時間近くはかかるこのコース、来春以降で陽が長くなっての

チャレンジになると思い、今日は対岸?の天狗塚を下見に出かけました。

まずは登山口までのアクセスと、長時間歩いて下山時に使うとしたら、三嶺と比べて

どちらが楽かを比較するための下見です。


日曜までの比較的暖かい日中から、月曜日辺りから急に冷え込みはじめ、

ひょっとすると今日は霧氷がみられるかも?と

期待しながら出かけてきました。

大歩危のモンベルの横が、二週間前にWOC植物部が通った時にローソンの開店準備をしていた

というので、取りあえず昼食を買っていなかったメンバーもいるので立ち寄ることに。

しかし着いてみるとまだオープンしていなくて、急遽手前にあるローカルコンビニの

『ユートピアふみや』まで戻りお弁当を購入し、また国道32号線を引き返しました。

大歩危駅から県道45号線を東に走り次に県道32号線、そして最後に国道439号線を

祖谷渓谷の今年最後の紅葉を眺めながら、3時間ほどで西山登山口に着きました。

(途中のロスがなければ、2時間30分の往路です)

登山口にはすでに二台の車が停まっていました。




車から降りるとメンバー全員が『寒い~!』と声をあげました。

やはり山の気温は温暖な香川の平野部とは違っています。先週の三嶺ではスタート時には青空の下

上着を一枚脱いで歩き始めたのですが、今日はそのまま上着を着てのスタートです。




曇天の中を杉林の急坂が始まります。息は上がってきますが気温と風のせいか

さほど汗も出ずに、なかなか体が温まってきません。










しばらく歩くと東側にまるでカッコを書いたような境界線でしょうか?

植林の間に綺麗に広葉樹が植えられた斜面が見えます。

その山裾はまだ色づきを残した斜面が広がっています。










杉林から道の右側が落葉樹の尾根道が続きます。足元には落ち葉がたっぷり積りまだ濡れた土に

足を滑らせます。帰りの下りは要注意です。




途中では東の尾根の頭に白く付いた霧氷が目に飛び込んできました。

その上の白い曇り空と相まって、より一層寒さを誘います。




正面に大きな『とうせんぼの木』が。その横を回り込みしばらく歩くと

45分ほどで1476mのピークに着きました。ここでも先週三嶺で見た立派な道標が

立てられています。ここまでで天狗塚までの約3分の1になるようです。

後続とは少し離れていますが、立ち止まると体が冷えるので更に進んでいきます。










1476mのピークから少し下り、さらに登りまた一旦下がると広い鞍部に着きます。

ここから『天狗峠』までは登り一辺倒になります。

すでに周りに杉林はなく自然林が広がっています。足元には小さな低い笹が目につき始めます。










笹の背が高くなり始め木々もまばらになってくると、森林限界が近づいてきたのを感じます。

樹林帯の中から飛び出し、周りはガスに囲まれた白い世界へと変わって行きます。














晴れていればそろそろ右に天狗塚の頭とそこから続く『牛の背』の大きな背中が

見え始めるのですが、今日は遠望は全く望めません。








笹にはぴっしりと霜が付き、周りも霧氷の白い衣を羽織った木々が目につき始めます。










枝の形によっては白いサンゴ礁のようにも見えます。




笹の間を深くえぐられたような水筋の付いた急坂を登ると、道はなだらかになります。

白い霧はさらに面積を広げ、少し離れただけで先を行くセニョさんの姿も消えそうになります。










笹原にコメツツジに付いた霧氷が広がり始めると

『三嶺』と『天狗塚』との三差路となる『天狗峠』に着きました。

冷蔵庫の中のような貼りついた霧氷に道標も氷菓子みたいに凍っているように見えます。










その上のケルン広場のケルンも凍り付いています。ここから少し東に歩いて

三嶺への稜線を確認しようと思ったのですが、今日はそんな気にもなりません。




ここでも後続を待つ余裕もなく、直ぐに天狗塚へと歩いて行きます。

晴天ならここから次第に近づいてくる天狗塚を眺めながらの稜線歩きが

今回のコースの一番の見所ですが残念です。





天狗塚の山頂直下に取り付いて初めてその姿が薄っすらと見え始めました。

気温もさることながら吹き上げてくる風が、さらに体感温度を下げていきます。







登山口から2時間丁度でセニョさんと二人が山頂に着きました。

まるで春先の瀬戸内の濃霧のような中の山頂です。

山頂札が足元に落ちていて、何とも言えずに寂しさを感じさせます。





風の吹く山頂はじっとしているのもつらいので、ザックを置いて少し下り

登山道を眺めていると、しばらくして後続が登ってきました。

フードを被って歩いて来る麺法師さんの姿が、とても寒々として見えます。










最後にIRIBITOさんとお嬢様が到着。寒さでIRIBITOさんの頬が赤くなっています。

ここでは長居は無用。さっさと記念撮影をして下山路で昼食出来る場所を探します。




カメラを操作するために手袋を脱いでしまったため、その後手袋を付けても

薄い手袋では指先がジンジンして痛みます。車の中にニット帽子も置いてきたのも後悔です。

これからの季節は何事も準備が大事を思い知らされました。







山頂から鞍部に降りる途中で、少し薄っすらと下の景色が見え始めました。

北側からの強い風でガスが流れてきているようです。







しばらくするとさらにガスが流れ『何と青空が!』広がってきました。

前を黙々と歩くセニョさんと麺法師さんに『ほら!見てみて!』と声をかけます。

後ろから下りてくるメンバーからも一斉に歓声が上がっています。




今までの寒さと真っ白な世界での苦行が、一瞬で報われた瞬間です。

名前の通りの『牛の背』の大きな背中も天狗さんの姿もクリアに見えます。











麓の祖谷の集落まで見渡せ、今から戻る天狗峠もやっと見ることができました。











鞍部から少し欲を出して牛の背へ進んでみますが、やはり吹き上げてくる風が強く断念。

天狗峠への道を戻って行きます。







天狗峠への尾根を登り始めると、峠から『西熊山』へと続く稜線も姿を現しました。







振り返ると先ほどまでは全く見えなかった天狗塚も、そして牛の背も見えます。

本当なら青空の下で見たかった景色ですが贅沢は言えません、わずかな間ですが

見られただけでもOKとします。













しかし楽しい時間もすぐにガスがかかり始め、次第に天狗塚の姿も薄くなり始めました。







後ろから歩いてくる麺法師さんが『腹がへった』と叫んでいます。

取りあえず天狗峠の道標の前で、笹とコメツツジに隠れながらお昼にしました。

腰を降ろすと風の当たり方が少しは違うのですが、それでも気温のせいかいつも以上に

お湯を沸かすのに時間がかかりました。


今日はお昼休みも最短バージョン。写真を撮る間もなくお腹を満たした後は直ぐに下山開始です。

もうすでに周りはガスの中。登って来た時と同じように白い世界になってきました。







それでも登山道の尾根の向こうにはまだ集落が見えています。








ここからは一目散に登山口を目指します。笹原の風の吹く中から樹林帯に入ると

次第に体感温度も変わってきました。気温自体はさほど変わらないはずですから、

やはり風がの強さが何といっても寒さを感じる差になるようです。








寒さが和らいだ途端に周りの景色にも目が行くようになってきました。

降り積もった落ち葉や、よく立ってられるなと思うような大きな空洞の開いた大木。

そしてアスレチック広場のように見える苔の生えた倒木。














ほとんど休憩することもなく歩き続けて、最後の急坂を下りると

天狗峠から1時間10分ほどで登山口に着きました。







後ろのメンバーもさほど時間も変わらず降りてきました。

今日は珍しく一度も登場しなかったお嬢様も一人で元気に降りてきました。

先週の三嶺といい今日のコースと言い、お嬢様も独り立ちしたようで

そろそろ執事もお役御免です。(それはそれでネタがなくなるのですが・・・・)





最後はいつも締めで、IRIBITOさんの珈琲で体を温めます。

(いつもいつも美味しい珈琲をありがとうございます!)

今回は初挑戦のルリちゃんがそれぞれのカップにお湯を注いでくれました。







帰りは西山林道をいやしの温泉郷まで下り、祖谷渓谷に続く道を走り帰路に着きました。

山はもう冬支度。それだけに天気予報だけを当てにせず、しっかりと服装も準備して望まなければと

反省した一日でした。来週は植物部と二手に分かれて小豆島を散策します。
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WOC・登山部 2018.11.07三嶺

2018年11月08日 | 四国の山
WOC・登山部で9月の中旬に、今日までの毎週の山行の計画を立て

今日が8回目の登山。その計画の最後の山が『三嶺』となりました。

計画を立てるにあたり一番最初に決めたのが今日の三嶺です。

メンバーの大多数が三嶺に登りたい!という意見が多く、私もやはり一番好きな山なので

他の山々の紅葉を見納めた後、なんとか『コメツツジの紅葉』が間に合うかと

思って企画しました。

回数としては二日酔いとギックリ腰の後のリハビリ登山でいつも登っている

『剣山』が20回以上になるのですが、この三嶺も

今日で17回目になります。個人的には日本一の山とか百名山とかの数字には

全く興味がなく、気に入った山には何度も登っているので他の人と比べて

登っている山の数は少ないのですが、山への想いはそれぞれ違っていていいのです。

でも今日の三嶺は誰と登っても、誰もが絶対に満足してもらえる山です。


先週の小豆島からの帰りのフェリーの中で見た天気予報は、降水確率50%。

それを雑談の中で話をしていると横にいたコアラさんが、

『私が晴れ男やから、来週欠席になるから雨が降るわ・・・!』と一言。

ヌ・ヌ・ヌ~!そうでなくても最近天気予報に気を揉んでいるのに。と思っていたら、

週末には30%に回復しました。それでも油断できないので、代替の山を検討しながら

週が明けると10%に!と言う事で『決行します』と皆さんに案内しました。


やはり今日は予想通りの人気で総勢13名の山行となりました。

メンバーは『セニョさん・麺法師さん・山さん・IRIBITOさん』そして『お嬢様』

前回呼び名を付けたものの、判りづらいので単純に今回改名した『あっちゃん・ルリちゃん』

そしてケガから復帰した『キョウちゃん』と久しぶりの参加の『としちゃん』

初めて県外の山歩きに参加する『タマちゃん』

さらに前々からまた三嶺に登りたいと言っていた『波平さん・わかめちゃん(改名)』です。

オーバー50のメンバーにちゃん付けするのも・・・・・・・?ですが、気持ちは皆さん山ガールです。

(こんな事を書くと、次回顔を合わせた時の視線が怖いですが!)



メンバーが丸亀を出発した後、私は貞光の道の駅でピックアップしてもらいます。

道の駅の駐車場でメンバーが来る間、車の後部座席を覗き込むと

シートの下に何やらくたびれた靴下が出てきました。

最近、後部座席に他人を乗せたのは平家平に登った時の先輩とアミちゃんだけです!

その帰り道の車中で先輩は、たしか靴を脱いで座席の上で

体育座りをしながらビールを飲んでいたような?

その靴下を写真に撮りメッセージで先輩に送ると

どうも自分の靴下かどうか自信がないという返事が返ってきました。



アミちゃんに聞いてみると『絶対、先輩のやろ!』と言われたそうです。

さらに『匂いそうなので・・・・!』と送ると『洗って帰してくれたらいい!』と何とも先輩らしい返事が。

朝からすでに呑んでるのか先輩!



一字から県道261号線を『小島峠』経由で名頃に向かいました。

その途中で山さんが『コトリ峠から菅生へ降りるんやな~』 と

一同 『?・?・? ( ゚Д゚)  』『山さん、コトリじゃなくておしま峠ですよ!』

(老眼で小さな文字が見えなかったと言い訳しています - 笑 - )

道が最終集落を過ぎ綴れ折れに高度を上げていくと、

道の北側には『津志嶽』の紅葉に彩られた山肌に朝陽が当たって輝いています!







名頃に着くころには頭上は雲一つない青空が広がっていました。期待感に胸が膨らみます。

仲良く並んだ案山子を横目に9時06分、駐車場をスタートしました。










最初は樹林帯の中を登り、しばらくして鉄塔広場に出ると足元に名頃の発電所が見えます。

そこからは段々と急登になり、次第にメンバーの間隔も開いてきます。













当初から今日は『うさぎさんチームと亀さんチーム』に分かれるだろうと予想していたのですが、

前回のチチ山登山の時のように、『蟻さんチーム』の3つに分かれそうです。










急登が少し落ち着くと1142mの三角点のある、落ち葉の積もった広い尾根になります。

サクサクと落ち葉を踏む乾いた音に、山が冬支度に入っているのを感じます。










その森の中を通り抜けると、林道との出合いに出ました。

以前は林道を車で入ってこれた頃には、上の登山口となっていた場所です。

ここで亀さんチームは紅葉を眺め、水分補給の休憩をしながら後続を待ちます。







ペースが遅いのでと、波平さんとワカメちゃんが先にスタートします。

今日は波平さんがワカメちゃんの執事です。




後続が到着したあと林道横の階段から登り始めます。




ほとんどの木が葉を落とし始めていますが、まだ綺麗な色を残してくれている木もチラホラ。

先ほどまでの広い尾根から幅の狭い支尾根を登って行きます。

後ろからとしちゃんが写真を撮ったり足元の落ち葉を拾ったりしながら歩いてきます。










この辺りから可哀そうに鹿害にあった木々が目立ち始めます。




葉の散った木々の下は明るく、やわらかい日差しが差し込んできます。

そんな自然林の中をとしちゃんは、マイペースでのんびりと楽しんでいます。










相変わらず木肌を食べられ痛々し気な木が目につきます。

後ろからは最後尾をIRIBITOさんが蟻さんチームをフォローしながら登ってきます。













メンバーがそろっているのを確認して、ここから独り少しペースを上げて歩いて行きます。

しばらく歩くと鹿避けネットが道の両側に設けられた場所になり、

さらに進むと『ダケモミの丘』に着きました。







以前の林道登山口への道は通行止めになっていました。最後に歩いた時も

一ヵ所かなり崩れた場所があったので、そこの被害が大きくなったのかもしれません。





ここでしばらく蟻さんチームを待つことにしました。常緑針葉樹のダケモミの森は

先ほどと打って変わって日差しが余り届かず、汗を掻いた身体が肌寒くなってきました。

蟻さんチームが到着するのを見届けて、先に前を歩きます。

後ろではIRIBITOさんがタマちゃんにザックの担ぎ方などのレクチャーをしています。

IRIBITOさん  『ゆるゆるやからショルダーストラップを締めて!』

        『チェストストラップ(胸のストラップ)も締めたら楽にあるんや!』

と言うと

タマちゃん   『胸が大きいから締まらんのや!』


『お嬢さんと一緒でないから、今日のブログのネタに困るやろ!』と

IRIBITOさんに先ほど言われたのですが、

やはりいつも執事のネタ元はお嬢様なので、ブログは面白味に欠けると

思っていたので、今日のネタ、ひとつ頂きました。




ただ久しぶりの独り歩きの雰囲気もいいもんです!




ヌタ場のようなぬかるんだ場所を過ぎると、徐々に勾配も急になってきます。

支尾根から広い1517mのピークでは以前に遭難騒ぎになった時に、間違って谷に降りて行った

場所にはきれいな道標が建てられています。




しばらく歩くと所々で剣山や剣山に続く稜線が、木々の間から見え始めました。

登山口で見上げた同じように雲一つない青空が広がっています。







ほどなくマユミの古木(たぬきのかんざし)に着きました。

枝には名前の由来の可愛らしいピンクの実が少しだけ残っています。







このマユミの木がほぼ森林限界の目印になります。ここを過ぎると一気に空が広がり、

明るい登山道になります。足元には背の低いミヤマクマザサ、

そして目の前にはまだ色を残してくれているコメツツジが目に飛び込んできます。

先ほどダケモミの丘で後続を随分と待って体を冷やしてしまったのか、

最近になく足が重く歩く速度が落ちてきました。










いつものザレ場は右に回り込んで登って行くのですが、お嬢様は間違えて直登をしたようです。

『執事もおらからストック持ってもらえんし、無茶苦茶滑るし死にそうやったわ! (; ・`д・´) 』

山頂で登って来た時に随分と憤慨されていました。

『申し訳ありません!執事がフォローできなくて!でもあのザレ場を直登できたなんて、

お嬢様も随分と成長されたもんです!』







いよいよヒュッテの直下の大岩です。鹿が通れないように設けられた『テキサスゲート』を渡り、

水場への分岐を過ぎると、山頂へと続く道には、亀さんチームの姿が見えます。

















急登の途中で振り返ると、白い岩肌にコメツツジの茶褐色の色がコントラストをつけて

さらに周りの景色を際立てています。

そして登りきると目の前に山頂池が姿を現します。







さぁいよいよ山頂です。三角の形をした山頂がどんどん近づいてきます。

前を行く波平さんもワカメちゃんの執事役を一旦降りて、何度も振り返りながら

廻りの景色を写真に収めています。














先に登ったうさぎさんチームはもうすでにほとんど食事を終えていました。

振り返るとコメツツジの群生の向こうに山頂直下の笹原が広がっています。




そして西側には『西熊山』を経由して『天狗塚』へと続くなだらかな稜線。




さらにその先を遠望すると『石鎚山』




東を見ると『剣山と次郎笈』の兄弟の姿がくっきりと見えます。




南東には来年WOCで登ろうと考えている『石立山』も見えます。




まるで四国の山のすべてを見渡しているような気分になります。

メンバーそれぞれがいつになくのんびりと大展望を楽しんでいます。
















山頂では若い男女のグループが後から登ってきました。

服装からしてあまり山には登っていないような感じに見えますが、

さすが若さで登りきったようです。(あ!けっして嫌味ではないですから・・・・)




東の岩場の上から後続を心配して見ているとまずお嬢様の姿が。

手を振ると余裕で返してきます。その内に蟻さんチームにいたお嬢様が到着。

いつになく力強く息も切らせず元気に登ってきました。

『お嬢様!逞しくなられて執事は嬉しゅうございます!』







そして最後に蟻さんチームが到着しました。はじめてに近い山登りでこの三嶺を登りきった

タマちゃんは、さすがに疲れ切っています。登ってくる来る途中も恐らく周りの景色も

目に入らなかったと思います。







まずは13名登頂を祝して記念撮影です!




この山頂から天狗塚への稜線を眺める度に、

11年も前、Kyoさんが東京の転勤から帰ってきた記念に、

エントツ山さんやマーシーさん、そしてREIKOさんご夫婦と歩いたのを思い出します。

その時のレポートです。




来年はぜひこのWOCのメンバーで縦走してみたいと思っています。



最後に登ってきたIRIBITOさんとタマちゃんはお昼ご飯を食べる間、先にメンバーは

二人を残して先に下山することにしました。




初めてのメンバーもいるので、まずは山頂小屋を覗きます。

小屋の横のトイレも怖いもの見たさに見学しようとしたのですが、

先ほどの若者たちが使っていたので、あきらめて下山開始です。












山頂池直下とザレ場を過ぎれば、比較的歩きやすいのが三嶺の下りです。







下りはやはりペースが違って間隔が空いてきました。

セニョさん・あっちゃん・ルリちゃん・キョウちゃんそして私がうさぎさんチームです。

少しづつ陽が西に傾き始めて、木々の間から差し込む日差しも何となく

朝と違った暖かい色に変わってきました。この道は日が暮れるのが早いので最後のタマちゃんが

だんだんと心配になってきました。










途中で若い男女が登ってきました。

今日は小屋どまりで明日、剣山まで縦走して見ノ越から下道を歩いて戻ってくるそうです。

服装も装備もしっかりしていて、こういう若い人たちがいることに頼もしく感じます。

『下道歩きの時、男性が隠れて女性が手を上げたら、たぶん車に乗せてくれるわ!』

と冗談をいって別れました。

別れた後うしろで女性陣が『あの二人どういう関係やろか?』

『やっぱり恋人同士かな・・・・?』などと下世話な話を楽しみながら歩いています。



林道登山口まで降り一息入れ直ぐにまた歩き始めます。

山頂からは2時間弱でうさぎさんチームは駐車場に到着しました。











ベンチに腰掛けると直ぐに肌寒くなり、皆さん一枚上着を羽織ります。

20分ほど遅れてお嬢様が一人で降りてきました。

聞くと他のメンバーは林道を歩いてきているとの事。

そして更に遅れて他の亀さんチームが到着しました。




恐らく最後の二人はまだまだ時間がかかると思い、先にベンチでコーヒーを淹れる事に。

キョウちゃんはカップがなかったので、お昼に飲んだ味噌汁のカップで準備万端!










すでに陽は山の向こうに沈み始めています。気温もさらに下がってきました。

セニョさんと二人で男性陣が残って最悪の事態を話し合っていると

お嬢様がIRIBITOさんにかけた電話がつながり、もう鉄塔広場まで降りてきていると言っています。

山頂では疲労困憊で動けなかったタマちゃんが下りは予想以上に早く降りてきたのに

メンバー全員 ホッと・・・・・。














帰りの車中で山さんが、

『今日みたいに人数が多い時は、みんなでお金を出し合って、

トランシーバーとか準備した方がいいんじゃない』と波平さんにアドバイスされ、

『普通山の会ではこんな時にトランシーバーとかで連絡しあうん?』と聞いてきました。

『トランシーバーとか準備しているの見かけたことがないですよ!』

『第一、山の会は隊列組んで歩いていますから、こんなに時間差が起こりませんから!』と。


なるほどでもそういった装備も今後も必要だと考えさせられました。

何はともあれ13名が無事に下山でき、うち7名が初めて三嶺を登ることができ、

皆さん喜んでくれました。

沈んだ夕陽に浮かび上がった影のような三嶺を眺めながら帰路に着きました。


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WOC.登山部 2018.10.31 拇平~千羽ケ嶽~拇岳

2018年11月01日 | 香川の里山
今週のWOC(Wednesday Outdoor Challenge)は三つに分かれての活動になりました。

登山部・植物部・自転車部がそれぞれに分かれて今までにない総勢19名の一日となりました。

当初、登山部は稲叢山とアメガエリの滝を歩き、あわよくば植物部とアメガエリの滝で

合流できたらと思っていたのですが、参加希望者が少なく稲叢山は中止としました。

それならどこを歩こうかと考え、自転車部が予定している小豆島に的を絞りました。


小豆島は昨年の秋に連続して数回通い、島霊場や里山を登りました。

その度に目についたのが福田に行く途中に見える、何とも異様な形をした『拇岳』でした。

空に向かって親指を立てたような形の岩峰は、関西からも訪れる人の多い、ロッククライミングの

スポットになっています。勿論150mもの岩壁を登れるわけがないのですが、

その岩壁の東側には岩肌に沿うようにして上から下まで樹林帯が続いています。

『ひょっとしたら、あの樹林帯を登って行けるかも?』と、ずっと思っていた拇岳です。




そして同じような思いをずっと抱いていたメンバーにセニョさんがいました。

セニョさんは私より前にWOCで小豆島を訪れるたびに、この拇岳の事を口にしていたらしく、

さらに『拇平~千羽ケ岳』をWOC登山部で以前に歩いて、目の前で拇岳の姿を

目にしているだけに、その思いは私以上のものがあるはずです。

そう思ってセニョさんをお誘いすると、案の定即返事が返ってきました。


そうなれば如何にして登るかが問題になってきます。事前に拇岳をネットで色々調べてみると、

『赤いクラック・ダイレクトルート』そして『5.9とか5.10b』とかの

一般登山者には縁遠い言葉しか出てきません。

たまに出てくるのは拇平から千羽ケ嶽のレポートだけです。

そして登ろうと思った岩峰の裏側の写真は、たった三枚しか見つけることができず

拇岳をロッククライミング以外で登った情報は皆無でした。

ただ岩峰の裏側にはどうやらFIXロープが掛けられていると言う事だけは判り、

そこまでとにかく登って、無理だと思ったら引き返すと言う事にして

セニョさんとは事前に連絡し合いました。








高松港から土庄行きのフェリーで7時20分に出発。船内では自転車部のリーダーの山さんが、

地図を広げて今日のコースを説明をしていました。自転車部はコアラさんと麺法師さん

そして八甲田山遠征に初参加して、今回WOCに二回目の参加となるまゆちゃんの計四名です。






リーダーの山さんは、自転車で12時から13時くらいに拇岳の麓の『橘』を通るから

『下から手を振るから頂上で手を振って!』と言っていますが、

恐らく今回はそんな余裕はないはずです。


土庄で自転車部とは夕方にまた落ち合う約束をして別れ、『南廻り』のバスでまずは『草壁港』まで。

ただ、ここから福田行のバスは便数が減って、かなりの時間待ちになるので

バス停から直ぐ近くの『かんかけいタクシー』で橘まで向かいました。




橘で降ろしてもらい拇岳への登山口は水路を渡って町営住宅に向かって歩いて行きます。

入り口のすぐ脇にある『逸見商店』で道を尋ねると、

店のご主人が外に出て山を指さしながら、紙に地図を書いて詳しく教えてくれました。

ただ教えてくれたルートは拇岳の東側の樹林帯を登るルートではなく、

拇平から千羽ケ嶽に登って拇岳との鞍部に降りるルートでした。

『千羽ケ嶽からは鞍部まで降りられるんですね?』と確認すると

『道はないけど降りられる!』と教えてくれたので、その言葉を信じて

取りあえず周回して最後に拇岳を目指すことにしました。










白い鉄筋コンクリートの町営住宅を右に見ながら登って行くと、二股に分かれた道になり、

正面の岩には小さな拇岳と書かれたペイントがありました。

ここから右に折れさらに登って行きます。




しばらく歩くと石垣の間に登山口の案内板があり、ここからが登山道となります。




登山口から少し笹の間を歩き、その内足元は岩交じりの直登の道になります。







道は木にテープや岩に赤いスプレイで誘導してくれています。

直登から左にしばらくトラバースの道になり、それが終わるとまた直登の道になります。







この辺りから足元にはウバメガシの小さな落ち葉とどんぐりが敷き積り、

とても滑りやすく歩きにくくなってきました。







直登を登り詰めると正面に岩壁が現れます。枝にが掛けられた白いプレートが目に入ります。

字が消えて見えませんが、どうやらここが『滝場』と呼ばれている場所の様です。




ここから右が拇平、左に進むと拇岳の岩峰の足元に行けるようです。

まずは逸見商店のおじさんが教えてくれた通りに右に進んでみます。

見上げると薄曇りの空からの陽の光に当たって、冷たく岩肌が光っています。

滝場からは岩壁の足元に沿って登ります。この辺りは『屋島』『屋島神社』から

登って『冠ケ嶽』の岩壁の足元を登った時の雰囲気に似ています。




直ぐに何ヵ所か岩に掛けられたロープを使って登る場所があります。岩に書かれた赤いスプレーを

目印にグイグイと登り、最後は岩壁の足元を左に進んで登り詰めると尾根に出ました。
















広い尾根に出て左に少し歩くと、左手に名前の通りの拇平の平らな岩があります。

ここからは西に拇岳の雄姿を目の前に見ることができます。

遠くには池田の街並み、足元には橘の漁港を見下ろせます。










間近に見える拇岳の頂上から裏側の鞍部までは、思っていた以上に高さがあるのが目につき、

『果たして登れるんだろうか?』と不安になってきました。

セニョさんと『あの鞍部までは行ってみましょう。足元から見て怖かったら無理せずに!』と確認します。







拇平からも木の枝に着けられた赤テープを目印に千羽ケ嶽に向かって歩いて行きます。

広い尾根は時折道を見失いそうになります。その内に緩く傾斜の付いた広い岩塊が現れます。

その岩塊の根元を右に回り込んでいくと、ロープがかかった場所があり、

そこからロープを使って岩肌を登って行きます。










岩塊を登り更に尾根を進んでいくと、山頂らしき岩塊が正面に現れました。

この岩が千羽ケ嶽の山頂の様です。ここからも南側の展望が広がっていました。







この突端でセニョさんと、『もし拇岳が怖くて登れんかったら、

ここの写真で登ったことにしようか!』
と冗談を。




この山頂から更に進むと『三等三角点 橘』です。

廻りは木々に囲まれ展望は全くありませんが、木々の上に西に『星ケ城』らしい

山が少しだけ見えました。







三角点から先ほどの千羽ケ嶽の岩に戻り、左下に見えた拇岳の岩峰を目指して下って行きます。

千羽ケ嶽も岩の塊のような感じで、その端に沿って下ります。さぁここからが今日の本番となります。











拇岳への鞍部に降りられる取り付きを探しながら、急な斜面を下ります。

ウバメガシの落ち葉に度々足を滑らせ、そして尻もちをつき、

悪戦苦闘しながらの取りつき探しです。




すると少し開けた岩肌から正面直下に拇岳が見えました。

その鞍部に向かって斜めに樹林帯が続いています。

恐らくこの辺りかなと目処をつけ、岩肌の上から覗き込むとどうやら岩の割れ目を使って

下に降りられそうです。







岩の割れ目とその間に伸びる木の間を慎重に降りて行きます。

後ろから来るセニョさんの幅の広いザックが引っ掛かって少し難儀をしています。

『セニョさんのそのキスリングのようなザック大きすぎです!』




一旦岩を降り岩壁の足元に沿ってウバメガシの中を進んでいきます。




その先に岩壁に段差の付いた場所にロープが横に掛かっていました。

端に向かって傾斜の付いた岩は勿論足を滑せたら一貫の終わりです。

ここは慎重にカニの横這いで、まずはセニョさんが渡ります。







セニョさんが渡り切った後、続けとばかりロープを手繰り寄せ強く引っ張ってみると

プチ~ん!とロープが切れてしまいました。

ロープに頼って渡る途中で切れていたらと思うとゾットします。

足を滑らせないように摺り足でゆっくりと何とか渡り切ることができ、ホット一息。

目の前には拇岳が迫ってきました。







ほどなく鞍部に到着。岩峰と千羽ケ嶽から続く岩との間が切通のようになっていて

下からは冷たい風が吹き上げてきます。その冷たい風に足元には可愛らしい

見たこともない植物が小さな体を震わせて、凍えているように見えました。




さぁここからいよいよ頂上に向かって登って行きます。

ネットで見かけた写真に写っていたFIXのザイルがかかっています。

先ほどの事があるのでザイルを強く引っ張ってみると、このザイルはしっかりしているようですが

足がかりが少なそうです。ここからはザックを降ろしヘルメットを被ります。

まずはTOP?を私が登ります。何段かは足がかりがあるのですが、最後は足がかりもなく

岩の間が狭く真直ぐに登れず、右手でハーケンの輪に指を掛け

左の岩の下から岩の上まで足を延ばして、岩にしがみつきながら何とか

身体を持ち上げます。重い身体と硬い身体を悔やみながらも最初の岩をクリアーしました。




続いてセニョさんが登ってきます。セニョさんもやはり最後の岩の突起の乗越に苦労しています。




何とかここを登りきると、今度は右斜め上にザイルが掛かっています。最初のザイルを登ると

少し傾斜が緩くなっていますが、とにかく足元は深く高く切れ落ちています。

緊張しながらも何とか頂上に!



最後はセニョさんに前を譲って登頂成功です。

『WOC・登山部 拇岳初登頂』の瞬間です。







勿論尖った岩峰の頂上は360度の見渡す限りの展望です。

これだけ頂上が狭く、岩壁の下から上まで三角形の形をした場所は初めてです。

本当の頂上は背中の後ろですが、さすがにその上には立てないので、岩を背に記念撮影です。

フェリーの中で山さんが自身は高所恐怖症なのに、人にはこの上で

アルペン踊りを踊ってみてとも言っていましたが、とてもそんな気分にはなれません。




岩の右側に回り込むとロッククライミングのボルトが打ち込まれています。

覗き込んでみてもオーバーハングになっているのか全く足元が見えません。

『しかしこんな所をよく登ってこれるもんだ!』と感心するばかりです。







その横で念願かなってセニョさんも嬉しそうです。








岩にへばりつきながら笑顔を作りますが、やはり顔がこわばっています。




写真を撮った後は早々に岩の北側の安全?な場所へ移動して、少しの間頂上からの景色を眺めます。

麓の橘の漁港と麓から見えた千羽ケ嶽の岩肌です。







『さぁゆっくりと慎重に降りましょう』とセニョさん声を掛けてまた岩場を降りて行きます。

高度感はありますが足が竦むほどではありません。ただ油断禁物お茶ら気も厳禁です。













登りに比べると取り付きの最初のザイルも意外とスムーズに降りることができました。

ただ今回思ったのは、普段山でよく見かける結び目のあるロープと比べて

慣れていない結び目のないザイルは滑りやすく、登りの途中で手袋を脱ぎ捨てました。

それでも手が滑るのでくるっと手にザイルを巻きつけながら登って行きました。

何とか無事に鞍部に到着。ここからは事前に予定していた岩峰の東側の樹林帯を下って行きます。

足元には『五剣山』の岩峰で見かけた同じ植物が密生しています。




下り始めて最初はほとんどロープが掛かっています。

ここは普段目にする結び目の付けられたロープです。

やはり素人にはこの方が掴みやすく、それでも急な坂を時折足を滑らせながら降りて行きます。




横を見るとほぼ垂直というか垂直以上の岩壁が見えます。




下りの最後も岩をロープを使って降りて行きます。最後まで気が抜けません。







最後の岩場とロープが終わり、千羽ケ嶽側の麓に降り立った時には

二人でお互いにホッと肩を撫で下ろしました。








ここからは滝場の分岐を通り、登山口を降りるだけです。それでも最後までウバメガシの落ち葉に

足を取られる場面もありました。





橘の港に戻って朝、道を尋ねた逸見商店さんでお礼の代わりにアイスクリームを買いました。

おじさんに港までの道を又聞いて、小さな漁港の肩を寄せ合うようにして建つ家々の間を

途中でもろ虎キチと判る車を目にしながら、港の岸壁でやっと腰を降ろしました。







ここでお弁当を広げながら、自転車部のリーダーにセニョさんが電話を入れます。

静かな港を眺めながらお弁当を食べ終え、バス停に向かったところで

山さんが自転車を飛ばして到着しました。

残りのメンバーはまだ随分と後ろのようなので、取りあえず登山部は予定より早く下山したので、

土庄迄一旦戻り、近くの山を一つ登ると伝えました。

13時22分のバスに乗り込むと、途中から韓国や中国の観光客が多く乗り込み賑わうバスは

45分ほどでフェリー乗り場に到着しました。

フェリーの時間は17時20分。まだ三時間ほどあるので切符売り場の横のコンビニでコーヒーを

飲みながら一息入れることに。

外のベンチに腰掛けてコーヒーを飲んでいると、横に座った男性が話しかけてきました。

色々と話をしていると男性は、池田町にある八幡さんの神主さんだといいます。

これから『高見山』に登ろうと思うというと、

途中まで車で送ってくれると言ってくれました。

神主さんは親切にも山の中腹の遊歩道入り口まで乗せてくれました。

(ただ本当は山の麓から登りたかったのですが)それはそれで親切を無下にすることもできず

駐車場でお礼を言って別れました。




高見山は山頂まで何本かの遊歩道で登れるようになっていました。

ただ最近はあまり登る人もいないのか、木の階段の踏み場は至るところで猪が掘り返しています。







遊歩道を登りきると芝生の広場の上に、中世の山城を模したという展望台がありました。







木々の間からは瀬戸内海の穏やかな海の向こうに屋島が見えます。




フェリーの時間まではまだ十分にあるので、展望台の回廊に腰を降ろして、

のんびりとセニョさんのお話を色々と聞かせてもらいました。

山頂からは北側にも遊歩道が続いていました。ただこちらは南からの遊歩道よりさらに荒れていて

足元は猪の掘り返しで歩きづらく、顔の目の前には蜘蛛の巣だらけで難儀をしました。

枯れた枝を振り振り蜘蛛の巣を払いながら麓の家にたどり着くと、

ここでも家の駐車場から出てきたおじいさんに

『どこまで行くん?』と声を掛けられ、『フェリー乗り場までです』と応えると、

『そっちへいくつもりやから!』と車でフェリー乗り場まで送ってくれました。




フェリー乗り場で自転車部と合流した後、今日一日のお互いの土産話を話し合い、

帰りの船中でも楽しく雑談をしながら帰路に着きました。

朝焼けのサンポートから出かけ、日が暮れて明かりの灯るシンボルタワーを眺めて帰り

丸一日よく遊びました。

恋焦がれていた?拇岳登頂も成就でき、島に暮らす人々の温かさにも触れることができた

達成感と温かさに包まれた楽しい一日でした。







植物部の面々とアメガエリの滝







そして自転車部面々と雄姿です。







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WOC・登山部 2018.10.24 高丸山

2018年10月25日 | 四国の山
今日の登山部は先週の裏寒風がハードだったので、軽めの『高丸山』

紅葉狩りに出かけてきました。今日は私は初顔合わせのMさんが参加。

ここで問題が・・・・!  今日はMさんが2人になってしまいました。ややこしいので

スリーバレーさんとあややさんと命名することに。そしてOさんはAXさんと命名

することにしました。(皆さんハンドルネームがあればいいのですが。)

そして最後に登場するのはお嬢様です。男性3名女性4名の計7名の山行です。

新しいメンバーが参加する度にお嬢様は、自分より歩くのが遅い人が参加するのを期待するのですが、

ところがどっこい、あややさんもフルマラソンが走れる強者です。残念ながら今日もお嬢様が

最後尾となりそうです・・・・。



私は久しぶりに自宅近くの、高速のバスストップでピックアップしてもらい

そのまま東へと高速を走り、徳島ICで降りて徳島東環状線を南下。

途中、住吉辺りで渋滞に掴まったものの大原から今度は西に勝浦川に沿って走ります。

渋滞さえなければ、丸亀からおおよそ3時間で登山口に到着しました。

今日は山歩きの時間よりも、はるかに車の移動時間の長い一日です。


高丸山の登山口のすぐ横に車を停め、トイレも済ませスタートします。

すでにこの場所で周りの木々も色づいていて、今日は期待が出来そうです。




登山口から最初は濡れた落ち葉の積もるコンクリート道を歩いて行きます。

周りが杉林のコンクリート道が終わると、自然林に囲まれた地道に変わって行きます。







ほどなく水場の横を通り、『千年の森』『三つ尾の峠』の分岐に。

ここで少し離れて後ろからくるお嬢様を気遣って杉さん

お嬢さまを待つようにと先頭を歩く麺法師さんに伝えます。

しばらく待つとお嬢様が現れました。



執事  :  『この分岐で間違ったらいかんので、みんな待っとったんや!』

お嬢様 :  『え~なんで?こんなとこで道間違えんわ!』

(せっかくの杉尾さんの気遣いをコヤツ!)

執事  :  『みなさん!お嬢様はこんなとこで間違えるわけない!って言っているので

        今からは待たなくていいので先々行ってください!』

お嬢様 :   『 (; ・`д・´) 』 

分岐からは左に折れて三つ尾の峠へと歩いて行きます。この間の紅葉の色づきもなかなか

いい色になってきています。







自然林の紅葉の中を進んで行くと、今度は打って変わって杉林の中の登りになります。

先ほどは売り言葉に買い言葉で言ってしまったものの、やはりそこは執事、お嬢様を見守りながら

後ろからついて行きます。




するとお嬢様が

お嬢様  :  『山口県の知り合いがこのブログを読んで、最近執事が代わったんやねと言われたわ!』

執事   :  『そうなんですか?』

お嬢様  :  『IRIBITOさんに代わったんやねて!』

執事   :  『ハイ!それが未来永劫続くようなら、私もお役御免。どれだけうれしい事か!』


管理が行き届いている杉林は枝打ちもマメにされているので、林の中も意外と明るいのが特徴です。

まっすぐに高くそして整然と並んだ杉の木は見ていて気持ちがいいです。




ほどなく三つ尾の峠に到着。先ほどの伝言通り皆さんすでに先を歩いています。

お嬢様もなかなかいいペースで歩いています。







しばらく歩くと道の左側に、山頂からの支尾根の斜面の彩が目に飛び込んできます。

皆さん立ち止まって『綺麗ね~』と言いながら、写真を撮ったり眺めたりしています。

足元には強い風の影響か、色づいたままの落ち葉も目につきます。













支尾根のビューポイントからは綴れ折れの急登が始まり、先頭の麺法師さんの

ペースも少し落ちてきました。

杉さんが『こんなに急だったかな~?』と。













この登りの途中にも一ケ所、南の展望が開けた場所があります。

三つ尾の峠から『西三子山(にしみねやま)』へと続く稜線が見渡せます。







山頂直下の彩の中を急登が終わり、次第にペースも上がってきました。

登山口から55分。予想していたよりもかなり短い時間で山頂に着きましたが、

いつもなら見渡せる『雲早山』『高城山』が、今日は雲に隠れて姿を見ることができません。










時間は11時30分。まだ早いのでザックを置いて、雲早山への縦走路の途中まで

歩いてみることにします。尾根の両側の木々の葉はけっこう散り始めています。




雲早山への縦走路の分岐から、先ほど登ってくる途中で見えた支尾根の方へ降りてみることに。

少し下ると今登ってきた、もうひとつの支尾根の斜面の紅葉が見渡せます。













少しザレた足元に注意しながら、皆さん写真を撮っています。

お嬢様もその紅葉をバックに写真を撮って!と言ってきますが、

怖がって立てないので座っての記念撮影です。

『あ~目を閉じた!』とか『ちょっと笑顔がイマイチ』だったとか注文ばかりつけてきます。

(このまま後ろへ突き飛ばしてやろうか!と殺意が芽生えてきました。-笑-)

杉さんとお嬢様はここまでで山頂へと引き返します。残りのメンバーで支尾根の先に見える

岩峰まで下って行きます。







『釜ケ谷川』へと続く尾根もきれいに色づいています。







分岐から見えた岩峰に着くとさらに先にもまだ岩肌が見えています。取りあえずはここまで!












最後の岩峰からは下ってきた岩尾根を木々や岩に掴まりながら登り返します。

赤やオレンジや黄色に染まる山肌のど真ん中をどっぷり浸かりながら登って行きます。













あまりに気持ちがいいので、どんどん先に進んでしまい引き返した二人を随分と待たせてしまいました。

二人はすでにお弁当を食べていましたが、

今日はセニョさんもIRIBITOさんもいないので、私がお湯を沸かします。








お昼ご飯を食べた後は『旗立て』の分岐までの尾根を下って行きます。

朝方までの雨で濡れた斜面に足を滑らせないように注意して下ります。







旗立て分岐からも、しばらくは所々でロープの張られた急な下りが続きます。










急坂と自然林の道が終わると、一転して薄暗い杉林の道になります。

日の当たらない倒れた木や切株には苔が密生して、所々で茂った枝の間から

スポットライトのように日差しが当たっています。










杉林を抜けると、今日のもう一つの目的地の千年の森にはいります。

背の高い広葉樹の木々の間からは、優しい日差しが降り注いでいます。














皆さん立ち止まっては木々を見上げ、秋の森のグラデーションを存分に楽しんでいます。

どこを切り取っても絵になる風景が続いて行きます。














未だ色づいていないモミジに陽の光が当たり、色づいたモミジの色をさらに際立たせてくれています。

写真ではなかなか伝わらない、空気感や陽の光でできる陰影。

懐の深い大きな森の中に身を委ねます。
















千年の森はあと一週間ぐらい見頃は続くかもしれません。

こんな自然豊かな森を、千年と言わず何千年も次世代に残していきたい、残ってほしいと思います。










森を抜け名残を惜しみながら登山口へと戻って行きます。

その途中でも、AXさんは何度も立ち止まって写真を撮っています。








登山口まで戻り作戦会議が始まりました。

予定していた上勝町の地ビールを帰りに寄るのか、

それとも更に更に進んで『大釜の滝』を目指すのか!。

せっかくなのでまだ見た事のないメンバーの為に大釜の滝に寄って帰る事になりました。

するとお嬢様が『え~ビール飲まんの~!』と言っていますが、今回は無視です。


県道253号線沿いにある大釜の滝も勢いよく水が流れ落ちていました。

周りの木々も色づき始め、見ごたえがあります。







WOC登山部は山登りだけに拘らず、興味のある場所にはどんどん出かけて行くので

新しい発見があったり、再発見があったりして毎回楽しみが増えます。

帰りの『釜谷峡』も次第に色づき始め、こんな大きな岩がどこから?流れてきたんだろうと

思うような巨岩が川のあちらこちらに転がっています。








釜谷峡を後に『土須峠』を越え国道193号線を走り帰路に。

歩いた時間よりも移動の時間が長く、運転してもらった麺法師さんには申し訳なかったのですが、

秋の彩を満喫でき参加したメンバー全員が楽しめた一日でした。




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WOC.登山部 2018.10.17寒風山(裏寒風ルート)

2018年10月18日 | 四国の山
今週のWOC登山部は今年の総仕上げで『寒風山・裏寒風』を登ってきました。

総仕上げというのは建前で、以前から個人的に登りたかったルートだったのですが、

一人歩きだとどうしても二の足を踏んでしまう箇所があったので実現できずにいたルートです。

それは登山道もなく急峻で岩登りやトラバース、そしてザレ場といった登山途中の状況ではなく、

寒風茶屋から旧寒風トンネルを一人で歩くのが怖い!というなんとも情けない

ビビリという関門をクリアーできずにいたからです。


今日はメンバーと一緒に歩くので、まずは第一関門の旧寒風トンネルの問題はクリアー!と思いきや、

前日に宴会が入ってしまい、取りあえずこの関門をクリアーすることから始まりました。

一次会では瓶ビールでは恐らく接ぎに来られるので、生ビールを注文。

これなら自分のペースでチビチビと飲めば問題ないと思っていたら、

テーブルに生ビールのピッチャーが次から次と並んでいくではないですか。

結局、ビールジョッキにひっきりなしに注がれて、結構な量を飲んでしまいました。

このままではいかん!と二次会ではウーロン茶で何とかやり過ごし、帰るころには酔いも少し冷め、

第一関門をクリアー?することができました。


いつものメンバーは旅行や里帰りなどで欠席者が多く、今日のメンバーはセニョさん麺法師さん

IRIBITOさんと私の四名。大人数だと自身が歩いたことのないコースなので気を揉むところですが

気心も気力も体力もほぼ把握できるので、幾分が気が楽になりました。

事前にエントツ山さんの掲示板にGPSのトラックやアドバイスをお願いしたら

複数の人から書き込みをしてもらったので、ルートの確認もでき準備万端です。


寒風茶屋の前の駐車場は一般の人の為登山者は駐車しないよう張り紙とコーンが置かれていたので

下の駐車場に車を停めましたがすでにほぼ満車状態です。




旧寒風山トンネルは約1㎞の長さで照明もない暗闇の中をヘッドライトを付けて歩いて行きます。

最初は入り口からの明かりが届いていたのですが、途中からほぼその明かりは届かなくなり

ヘッドライトの明かりだけが頼りになります。トンネル内は予想していた通り肌寒く、スタート時に

一枚羽織ったのが正解でした。










15分ほど歩くとトンネルの北側に抜けました。が~!『トンネルを抜けるとそこはガス』

雪国ではないけれど一面真っ白な世界が広がっていました。一瞬メンバーのテンションも下がりましたが

その内にガスが流れて青空が広がるのを期待しながら、道の脇にある踏み跡に突入です!







事前に入手したトラックの載った地形図は、見るからに等高線の間隔が狭く、やはりその地形図通りの

いきなりの急登です。寒風茶屋から桑瀬峠への登山道もスタート時点からは急登なのですが

こちらはやはり登山道ではないので、踏み跡と赤テープだけが頼り。

しかも朝まで降っていた雨のせいで

岩や木の根や落ち葉が濡れていて滑りやすいことこの上ない、なかなかの登りです。







登り始めて直ぐに左に涸れ沢を渡り、林業の小屋跡らしき石積の横を通り、

さらに登って行くと支尾根に取り付きます。

トンネル歩きで準備運動が少しでもできたのが幸いして、『いきなり急登』も順調に登って行けます。







支尾根を登って行くと所々で岩が現れます。小さな岩にはロープが取り付けられていますが、

濡れた岩や苔の付いた岩は滑りやすく、出来るだけ足に体重をかけずに腕の力で登って行きます。

大岩では岩の足元を横切って行きます。







まだまだ続く急登に次第にふくらはぎが張ってきました。







登山道の様に単純に歩くだけでなく、四つん這いで登ったり岩に取り付いたり、

普段はあまりしない登り方に、次第に気持ちも高揚し始めました。『超気持ちいい!』










単純な道より難度の高い道が大好きなセニョさんも喜んでいるかな?

麺法師さんとIRIBITOさんが『ゆっくりさん、ひょっこりさん』と言いながら登ってきています。










樹林帯の中から少し開けた場所の岩を登ると、

エントツ山さんがルート図に書いてくれていた『第一展望台』に着きました。

展望台にセニョさんと二人が着いたときは何も見えない一面ガスの中でしたが、

後ろから来る残りの二人を待つ間に、ガスが流れ山肌の赤や黄色の彩が見え隠れし始めました。










正面の寒風山西壁の紅葉も姿を見せ始め、

後ろから来る二人に『早く!早く登ってきて』と声を掛けます。

青空の下の紅葉も素晴らしいのですが、湧き上がるガスがまるで生きているかのようにうごめき

とても幻想的な風景に思わず声がでます。
















展望台から一旦下がり、一瞬だけ勾配が緩くなったものの、直ぐに急登が始まり

更に上へ上へと登って行きます。背の低い笹を掴みながら体を持ち上げる場面もあります。







支尾根を上り詰めると大岩に『頂上へ』と書かれた標識が掛けられていました。

ここから時折赤テープを探しながら左上へと登って行きます。










細く小さな沢を濡れた岩に足を滑らさないように二カ所ほど渡った後、『落石注意』と書かれた札を

横目に最後の沢を渡ると、ここでも赤テープが不明になり、後ろから来る二人を待つことに。










しばらく待ってもなかなか来ないので、声を出して呼んでみるとルートから少し外れた

上の方から返事が返ってきました。どうやら少しルートを外しているようなので、

セニョさんが戻って呼びに行きます。



何とか二人と合流することができ、更に左へと進んでいくとルート図にあった

『ガレ場』に差し掛かりました。

エントツ山さんの掲示板でそれぞれの人がアドバイスをくれた中で、

台風の影響でこのガレ場が崩れてないかと

心配する書き込みがあったのですが、想像していた岩ばかりのガレ場ではなく、

木々の中で小さなな浮石でガレた斜面でした。

ただし小さな石とやらかい土で、踏み出すと足元が崩れて行きます。













広いガレ場を時々赤テープを見失いながらも、何とか最終関門もクリアーしていきます。

ガレ場を過ぎると正面に西壁の大岩壁が現れます。ここは当然左に足元をトラバースしていきます。







山の斜面の紅葉越しに青空が見え隠れし始めました。

まだまだ急斜面は続きます。










やっとのことで『第二展望台』に到着しました。

予想以上にここまで3時間近くかかりました。

ここから正規の登山道に近いので笹原歩きが始まるのかと思いきや、

未だ目の前には大きな岩肌が構えています。やれやれ・・・・・なかなか楽をさせてくれません。










岩壁の足元に取り付くとまた岩場にロープがかかっていました。

簡単には歩かせてくれない『恐るべし裏寒風!』でも逆に笑いがこみ上げてきます。










岩場を乗り越すとやっとのことで尾根に飛び出しました。するとそこには先ほどまでの

白い世界から、予想にしなかった明るい空が広がっていました。







寒風山からの尾根筋、そして桑瀬峠から伊予富士へと続く稜線が見渡せます。

何度も寒風山に登っているのに初めて見る景色です。




山頂付近の紅葉はほぼ終盤なのか、少しさえない色をしていますが、

今までのガスの白い世界から解放された爽快感は何とも言えません。











ここまでくると山頂までは笹道のハイキング。時間はすでに13時近くでお腹もペコペコです。






山頂の東側には前回歩いた『冠山』の稜線とその奥に

『平家平』が顔をのぞかせています。





お弁当と温かい味噌汁。この時期最高のお昼御飯です。IRIBITOさんはカップうどんに、

麺を食べた後の出汁におにぎりを付けて食べるという新メニューを開発して自慢げです!(笑)







腹ごしらえが終われば、さあ後は登山道を降るだけです。

南側の笹原が広がる景色と比べ、西側には今日歩いた岩壁が続く寒風山。

裏寒風から見上げた岸壁を思い出しながら、いつも眺めた風景が少し違った景色に感じます。











木々や木の根や笹の根元、そしてロープに掴まりながら登った裏寒風に比べて

登山道のなんと快適なことでしょう。しかも下りですからどんどんと歩いて行けます。

改めて登山道の有難みを感じます。








勝手なもので先ほどまではガスの流れる景色も風流だ!なんて思っていたのに

やっぱり日差しの当たる紅葉の景色は素晴らしい!なんて思ってみたりします。













次第に西側の雲も流れて伊予富士も日差しを背に受け輝く姿が見え始めました。







振り返ると先ほどまで悪戦苦闘した裏寒風の、赤や黄色の絵の具を塗ったような岩肌が!

あの辺りを歩いたんだなと思いながら眺めると、また感慨深いものがあります。




桑瀬峠ではじっとしていると寒くなるので、一息入れた後そのまま一気に寒風茶屋まで下ります。











先に着いたセニョさんと二人で茶屋の前の東屋で腰を降ろして後続を待ちます。

15分ほど遅れて、足を痛めている麺法師さんが到着しました。




全員が揃ったところで、東屋でIRIBITOさんが持参してくれたお店のコーヒーを

今日は麺法師さんが淹れてくれました。ここ最近IRIBITOさんが選んでくれている

酸味が効いたコーヒーがホッと一息ついた身体に染みわたります。







ふと見ると寒風茶屋に『CAFE BASE』と書かれた新しい看板がかかっています。

今風の名前になっていますが、逆に峠には『茶屋』の方が新鮮だと思うのは私だけでしょうか?




山から降り西条市内で、以前から気になっていた『打ち抜き』の看板がかかるお店に立ち寄りました。

昔懐かしい手押しのポンプから、打ち抜きの水がい勢い良く流れています。




お店の方はどうやら閉まっているようですが、

そういえば朝見た屋台(だんじり)で今日は『西条まつり』だと話し、

お祭りのときは学校も会社も休みになるというのを、みんなで感心したばかりでした。




先々週の『石鎚山・東稜コース』に続いて、今回の『裏寒風コース』は県外ではなかなか出来ない

登山道を外した道を歩き、2018年の登山部の総仕上げにふさわしいワイルドな山歩きができました。

これも一緒に歩くメンバーができたことで実現できたルートです。

まだしばらく紅葉はどんどん下に下がってきています。

来週は『高丸山』をのんびりと紅葉狩りを楽しみます。
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WOC・登山部 2018.10.10陣ケ森・ニコ淵・西滝

2018年10月10日 | 四国の山
先週の石鎚山東稜コースがメンバーにはけっこうハードだったし、

天気予報も雨だし、ということで今回は箸休めということで軽く歩くことにしました。

第一の目的地は今巷で注目されている仁淀ブルーの『ニコ淵』です。

前回、『稲叢山』の帰りに寄った『アメガエリの滝』を見て

麺法師さんからニコ淵にも行ってみたいとリクエストが

あったので(本人は覚えてなかったですが-笑-)、どこかの山と絡めて出かけてみようと

以前から考えていた場所です。そこで今回は雨振りでも気軽に歩けて時間もかからない

『陣ケ森』に目を付け、軽く山を歩いた後にニコ淵に行くことに。

調べているうちにニコ淵の少し上流には『西滝』という滝もあるらしいいので

時間が許せばそこまで出かけてみることにしました。


今日ははフレンディ号に8人が乗り込み、まずは大豊を目指します。

途中高知道は片側一車線になり、記録的な大雨で土砂崩れに巻き込まれて橋梁が流された

立川橋の横を通り、大規模に崩れた災害現場を目の当たりにしました。


大豊から国道439号線を走り土佐町のコンビニでお昼ご飯の段取りを。

車を降りる前にIRIBITOさんから

『今日は雨やからお湯は沸かせんかもしれんので、そのつもりでお弁当を選んで!』と伝達事項。

コンビニで買い物を済ませてトイレの前に並んでいるお嬢様Mさんに、一応確認で

執事  : 『今日はお湯が使えんからね!』

お嬢様 : 『え~!そんなん聞いてない。スープ飲めんやんか! (; ・`д・´) 』

執事  : 『さっき車を降りる前にIRIBITOさんが言ったやんか!』

お嬢様 : 『おしゃべりしてたから全然聞こえんかったわ!もっと大きな声で言ってもらわんと!』

おしゃべりに夢中で自分たちが聞いてなかったくせに・・・・・。

(IRIBITOさん。今度から拡声器もってきましょう!)


登山口まで向かう途中の国道439号線沿いの田んぼには、今はほとんど見られなくなった

稲刈り後の稲架(はざ)掛けや三角のとんがり帽子のように立てかけた稲わらの風景が続いています。

(今はコンバインや乾燥機などの機械化が進んでいるので、この風景は絶滅危惧種のようです)

子供のころはよく稲刈り後の田んぼで遊んでいたな~とIRIBITOさんと

昔を懐かしみながら・・・・。


7時に丸亀を出発して予定通り9時30分に林道の突き当りの駐車場に到着しました。

前回歩いた『工石山』と一体で『工石山・陣ケ森県立自然公園』となっていますが

工石山の整備された雰囲気とは一転、ここのところほとんど手が入れられていない感じがします。




ここでもお嬢様が

お嬢様  :  『カッパいらんかな?』

執事   :  『あとでウソついたって言うんやから持っていったら』

お嬢様  :  『山頂まで20分やろ!』

執事   :  『ハイハイ、自己責任でお願いします。』

駐車場の傍らには薄紫のノコンギクの花畑が広がっています。




登山口にはなぜか登山道でもなく遊歩道でもなく、歩道の看板が!







登山口からしばらく歩くと階段が続いています。これがヶ所によっては段差も高く、

けっこう急で、前を見るとずっと続いています。







いきなりの思いのほかの急登に直ぐに息があがってきました。そろそろかな・・・と思っていたら案の定

コアラさんから『今日は散策だったんじゃないんですか?』と

お嬢様からは、『汗かいたのにタオル車に置いてきた!』と

ト・ホ・ホ!ツアーガイドを仕事としている人の苦労が身に染みて分かります。




階段状の坂道に大汗を掻きながらも登る事20分弱。陣ケ森山頂に着きました。

ここでセニョさんと麺法師さん恒例の三角点バンザイ!










東屋の横の木にはキティーちゃんもどきのアクリルの看板が掛けられています。




陣ケ森の三角点から今日は丸山広場辺りまで歩いてみることにします。

薄暗いウバメガシ?のトンネルの中を進み二・三度アップダウンを繰り返すと

目の前に萱原が広がっていました。

あれ?ここが丸山広場??ネットで調べた時に見た写真とは全く違う景色が広がっています。










草原が広がっているイメージだったのに・・・・露に濡れる萱をかき分け進んでいくと

足元にはリンドウやヤマラッキョウがあちらこちらに咲いています。







シーズンだと真っ白になった馬酔木の巨木が見応えがあるだろうな~。




想像していた丸山広場はこんな感じです。




丸山広場からもう少し先に進んでみますが、一向に見晴らしのよさそうな場所がありません。

見晴らしがよくても今日の天気ではガスの中なので、途中から引き返すことにしました。













丸山広場というか丸山茅原の東端には地形図では1029mのピークになっています。

少し南側には山名を書いた案内板がありますが、周りの木々が伸びて

展望は全くありません。一応ピークらしいところでバンザイです。










木もなく晴れていれば・・・・こんな展望が!





茅原を過ぎるとまたアップダウンと三角点からの階段を下って行きます。

以前は放牧場となっていた山の斜面も見る影もありません。
















登山口まで降り、次の目的地のニコ淵に向かいます。途中、

国道439号線から194号線に入り少し南に走った所にある『道の駅 633美の里』でお昼にします。

ここなら屋根もあるので、IRIBITOさんがいつものようにお湯を沸かせてくれました。

お弁当を食べた後、セニョさんと麺法師さんはさらに食堂で『つがにそば』を食べています。

食後のデザートのソフトクリームにお嬢様も満足げです。







さぁ次はニコ淵に!

車数台が停められる駐車場から急な坂道と階段を降りると右手にニコ淵が現れました。







曇り空の今日の天気では陽が当たらず、本来の仁淀ブルーではないようですが

それでも滝から流れ落ちる水も水量があり、見ごたえがあります。

デジカメのシャッタースピードを変えて写してみます。










しばし滝に見とれながらこの渓谷美にどっぷりと浸かってみます。

お嬢様も今回は滝ガールです。







突端大好きのMさん。それ以上先にはいかないで~!




ニコ淵を満喫した後はさらに上流にあるらしい?『西滝』へ向かいます。

駐車場までの階段がけっこう堪えます。




グリーンパークほどのへ向かう途中から左に折れると突き当りに西滝の駐車場がありました。

ほどののパンフレットには西滝までは気軽に散策できるようなイラストが載っています。

ところがどっこい西滝に向かう道は歩きやすいのは最初だけで、途中からほとんど山道です。










道の勾配も次第に急になり、どんどん険しくなっていきます。一旦急坂を登りきると

今度は沢を渡渉する箇所があります。










濡れた岩に足を滑らせないように、お嬢様も最初はヒョイヒョイと・・・・。

でもやっぱり渡渉ヶ所で躊躇しています。優しい麺法師さんがサポートしています。

執事の私はここぞとばかりに後ろから『滑れ!落ちろ!』と念を送ります。




お嬢様も無事沢を渡り切り(残念!)、後続も続きます。

ここからはさらに杉林の中の急登が続きます。

あのマップを見て観光気分で来た人には、とても登れるような道ではありません。

陣ケ森の登山よりこちらの滝見の方が断然ハードです。




『権現滝』への分岐から右に折れ、トラバース気味に進むと

大岩の横を通り、その先が『西滝』を見渡せる展望台になっていました。

西滝は大小20余りの滝が連なり100m以上の落差がある滝の様です。

予想以上の高さに、みなさん感嘆の声があがっています。







展望台から少し下ると西滝の滝つぼに下りられました。

ここから見上げる滝も迫力があります。










滝つぼは意外と小さく、周りを岩で囲まれているので足元まで近づくことができます。

落ち口から細かいミスとが降り注ぎ、身体全体を包み込んでくれています。







今日は生憎の曇り空でこの時期ですが、夏ならもっと気持ちのいいことでしょう。

『ほどのの滝』はこの西滝の他に『東滝・権現滝・大樽滝』

全部で四つの滝があり、『戸中山』の南側に約4㎞もの露出した岩肌が続き、

それぞれが同じような距離を置いて流れ落ちているそうです。

今回は気軽な気持ちで滝見に出かけましたが、次はこの四つの滝を巡りながら山を歩いてみても

いいかなと・・・・・早速来年のリストにいれました。


帰りはまた急坂を下り駐車場に。権現滝まで歩いたメンバーをしばらく待つ間

麺法師さんとOさんとお嬢様と雑談。その内にスポーツタイツの話になり、

ズボンの裾をめくりあげ自分のタイツを見せると

お嬢様  :  『え~細~い!私の足よりほそいやんか!』

執事   :  『ハイお嬢様。私こんな足が細いので、長い時間歩くと本当に疲れるんです。』

お嬢様  :  『私ね、男性で顔が白い人、足が細い人、〇〇な人・・etc はダメ!』と

執事   :  『はいお嬢様、それなら足が細くて良かったです!』








今日は天気予報に見事にいい方に裏切られ、雨に降られることもなく傘も雨具も必要なく

予想していた以上に汗も掻き息を切らせて歩けて、おまけで出かけた滝見がまた予想以上に素晴らしく

中休みのつもりの今週の登山部も、有意義な、なかなかいい一日を過ごすことができました。
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WOC登山部2018.10.03石鎚山

2018年10月04日 | 四国の山
今週のWOC登山部は西日本最高峰でかつ一番早く紅葉が訪れる『石鎚山』

12名(男性7名・女性5名)で出かけてきました。

メンバーの中では何度も登っている人もいれば、初めて歩く人もいます。

でも既踏のメンバーもどうやらこの時期に訪れた事がないようですし、

初めての人には是非、『弥山』から『天狗岳』の景色を見てもらいたいと

思って企画しました。さらにオプションとして希望者は『東稜コース』

『南突峰』に上がり天狗岳から弥山へと歩いてもらうという

内容です。これなら初めての人も、既踏の人にも満足してもらえるはずです。


先週に続いて今日も『偽かしまし娘の先輩とお嬢様そしてアミちゃん』が参加します。

車の都合で残りのMさんOさん、計5名の女性陣はIRIBITOさんの

ワゴン車に乗ってもらいます。山さんの車には私も含めて5名の男性。

IRIBITOさんには申し訳ないのですが、これで往き帰りの道中が平和な移動ができそうです。



2台の車で松山ICまで走り、国道33号線を南下。久万町から面河、そして石鎚スカイラインを

通って『土小屋』の登山口まで向かいました。

スカイラインの途中の『御来光の滝』展望台で

青空の下そびえ立つ石鎚山や御来光の滝を双眼鏡を覗き込みながら眺めます。







『日本百名山』『日本七霊山』のひとつの石鎚山。ここから見える岩肌に囲まれたその姿は

『立山』『白山』に負けず劣らず見事な形をしています。


土小屋の駐車場はほぼ満車の状態です。身支度を整え駐車場をスタートしたのが9時55分。

予定より1時間弱遅くなりました。







国民宿舎への舗装路から登山道へと入って行きます。しばらくはよく整備された道を

いつものようにおしゃべりしながら歩いて行きます。







直ぐに1542mピークの横を過ぎ、徐々にゆっくりと高度を上げて行きます。

途中で数人の団体や二人連れなどの若い人たちに道を譲って先に行ってもらいます。

足元を見るとスニーカーに小さなザックといった軽装の人たちばかりです。

土小屋からなら2時間強での登れるので、本格的な登山ではなくちょっと観光気分の

人たちも大勢いる二面性を持っている山です。







最初の尾根道から『鶴ノ子ノ頭』の北側を回り込み

また尾根に出ると、時折石鎚山が顔をのぞかせてくれます。




尾根の南側の道は日当たりもよく、かと言って暑いわけでもなく、

次第にエンジン(体)も温まってきてペースもよく歩いて行けます。

最後尾はお嬢様と今日の執事役の杉さんが歩いてくるのが見えます。







時々、もう山頂から下りて来たトレラン姿の若い女性や男性とすれ違います。

その内若い男子二人に山頂まで『どれくらいで走るん?』と聞くと

『1時間くらいで!』と返事が返ってきました。『ヒエ~!』と驚くと同時に

『もったいない・・・・・』という気持ちがわいてきます。


土小屋からの途中からペースが一緒でずっと後ろから付いてきた単独の女性は

ラジオをかけながら歩いてきます。時々そのラジオの話を聞いて一人笑いをしています。

人気の少ない山ならわかるのですが、付かず離れずメンバーに付いてくるので

ラジオの音が少し耳障りです。


1677mのピーク辺りでは道を曲がるたびに山頂がどんどん近づいて見えます。

そのたびにデジカメのシャッターを切り、そして何枚撮っても今日の石鎚は絵になります。










1時間弱で『東稜基部』の第三ベンチに着きました。

予定ではセニョさんと麺法師さんを東稜コースに案内するつもりでいたのですが、

IRIBITOさん、Mさん、先輩、アミちゃんも歩くと言う事です。

前回歩いたのが2011年ですからずいぶん時間が経っています。案内するといったものの

人数が多くなると多少不安になります。残りのノーマルコースを歩くメンバーとはコースタイムからすると

東稜コースのメンバーとは時間差ができるので、弥山で待ってもらうことになるでしょう。

ノーマルコースのリーダーの杉さんとそのあたりの打ち合わせをして、

ベンチの横からいよいよ東稜コースへと突入です!








第三ベンチから尾根に出るまでは急登を踏み跡を辿りながら登って行きます。

もちろん『通行禁止』ですから赤テープなどはなく、それでも以前に比べると踏み跡が

しっかり付いているのでほとんど迷うことはありません。








尾根に出ると笹道が始まります。笹をかき分け踏み跡を確認しながら辿って行きます。

途中で後ろから来た男性に先に行ってもらいます。

すると男性が『このコース、初めて?』と聞くので

『大丈夫です!』と答えると、『以前はバリエーションルートだったけど、もう高速道路やな!』と

言って歩いて行きました。そういえばこの笹道も、笹の背は高いものの足元が踏み固められているので

迷うことなく進んでいけます。







途中で道の両側に丁度肩幅ほどの間隔で木が並んでいました。

そのまままっすぐ通って後ろから来るアミちゃんに

『さぁ通れるかな?』と言うと『当たり前や!』と答えて横向きに通過しました。

アミちゃん、それ反則やで!




その内に『矢筈岩』『笹滝』が姿を現しました。

矢筈岩の左側の笹滝(エントツ山さん命名)を目指して今から登って行きます。

右からガスが流れてきて、何とも言えない幻想的な雰囲気を漂わせています。







まずは矢筈岩の右の岩稜の足元を目指し、相変わらず濃い笹の中をまるで平泳ぎをしているように

その笹をかき分けながら歩きます。

振り返るとアミちゃんが笹の中に埋もれています。







笹滝の中央を通る道は、降雨の時の水の通り道にもなっているのか、

掘られたように踏み跡が続いています。

時折ある段差も高く、まず両脇の笹をかき分けそして強く握り『よっコラショ』と体を持ち上げます。










ここでも一旦振り返ると吸い込まれそうな『南沢』へと降りて行く笹滝が続いています。

冬の積雪時なら手で丸い球を作り転がすと、どんどん大きくなって巨大な雪だるまが出来そうです。










笹滝を登りきり一旦最後尾が着くまで待って一息入れます。

いよいよ目の前には南突峰が目の前に迫ってきました。

周りの彩もますます色づき、青い空にそびえる岩そして赤や黄色の錦秋のコントラストが最高です。



















笹滝の上部には結構高さのある岩が二カ所ほどありました。まずは私が先行して後ろから来るMさんに

足がかりや手掛かりの位置を見てもらい、順番に後続に伝えてます。

久しぶりの岩肌にセニョさんも楽しんでいるみたいです。










ここで上から下りてくる男性とすれ違います。

この東稜コースをわざわざ下るなんて・・・・絶対ないな・・・なんて思いながら

最後の小さな岩のピークに登ろうとするとさらに女性が一人降りてきました。

あれどこかでお会いしたような・・・・・?なんと『カッタクリさん!』

『西赤石でお会いしましたね!』と言葉を交わした後、後ろから上がってくる先輩を見て

『あら!今日は若い女性を連れて・・・・!』と・・・・。

『先輩!よかったね若いって言ってくれましたよ!』


カッタクリさんは『墓場尾根』で遊んでいたと言っています。

その後このコースを降りてきたそうで、さすがです・・・・!

後続が次々登ってくるので、しばらくカッタクリさんには待ってもらっています。

離合の場所も狭く後ろが閊えるので、あまりお話もできずにそのまま先に進みます。







この先が『カニの横這い』です。

左の足元には『北沢』からの笹滝が続き切り立っていますが

右の壁の背の低い笹に手を掛けながら歩けば大丈夫です。










カニの横這いを渡り切ると南突峰はもうすぐそこです。見上げると錦秋に山肌が染まっています。







そして南突峰直下の『カニの縦這い』の足元に着きました。

写真で見ると高さも斜度も大したことがないように見えますが、岩のクラックも掴みどころがなく、

足がかりも見当たりません。

まずは私が上に登って上部にある木にロープを掛けます。

後の人にはロープを使って登ってきてもらいますが、

ここで慣れないメンバーが随分と苦戦をしています。



















この場はセニョさんに任せて二番手で登ってきたMさんと南突峰の上を歩いてみます。

Mさんは突端で写真を撮ってと頼むのですが、あんまり先にはいかんとってね!







後続がまだまだ時間がかかりそうなので、私はザックを置いて墓場尾根まで

道の確認がてら降りてみることにします。

笹に掴まりながらどんどん降りてくると左に『大砲岩』そしてその下に墓場尾根の姿が!







墓場尾根の紅葉のピークもあと少しかな?

時間がないので写真を撮ったあとさっさと登り返していきます。

見上げると山頂までの岩肌が光っています。







南突峰まで戻るとメンバーは天狗岳へ歩いて行こうとしています。

カニの縦這いの上から降りようとして、メンバーが登ってくるのをかなりの時間待っていた

男性二人の為に、岩を降りきるまでロープを残してあげたので、二人が降りた後セニョさんが

ロープを回収しました。

先に歩いて行ったメンバーが南突峰の山頂手前にいるのが見えます。




メンバーに追いつき山頂でバンザイをする麺法師さん。見るからにへっぴり腰です。




南突峰から次の天狗岳に向かいます。

右手の岩壁に沿って降りて行くスパイダーウーマンの先輩

岩を降りればあとは岩と笹の生え際を歩いて行けばさほど高度感もなく歩いて行けます。







振り返ると南突峰の北壁にも次々とガスが登ってきますが、南からの風のお陰で

ガスが乗り越えずにいてちょうどいい感じです。





天狗岳でアミちゃんと記念撮影!

三回目の登山で東稜コースを登り天狗岳に立つアミちゃん、大したもんです。

天狗岳に立つメンバーを弥山で待ってくれていたメンバーが写してくれました。















天狗岳も岩塊を降りると左に寄って歩けば、北壁にはガスがかかっているので問題なく歩けます。







弥山の直下の鎖を登りきり別部隊のメンバーと合流しました。

ここでやっとの昼食です。お腹減った~!







弥山の山頂は時間も少し遅かったのか思った以上には人が少なく、

のんびりとお弁当を広げます。

山頂から見る天狗岳はこの時期よく見る岩肌に色づいた木々と立ち上るガスのバランスが絶妙です。





お昼ご飯を食べてさぁ後は登山道を降りるだけ・・・・と思っていたら、

石鎚山は初めてというMさんが『是非、鎖場に行ってみたい!』と言っています。

周りを見ると誰も返事をしません。その内にMさんが私を見て

『お願い付き合って』と言ってきました。

(ト・ホ・ホ!実は私はここの鎖は余り得手ではありません。しかも登りでなく下りなんて・・・。)


吊皮の輪のような鎖が続く三ノ鎖を二人で下って行きます。

この鎖の輪っかに足を入れて上り下りするようになっていますが、

登山靴ではこの輪に足が入りません。

岩肌の足がかりのある場所は鎖を握りながら降りられるのですが、足がかりがなくなると

つま先を鎖の輪の上に足を置きながら降りるしかありません。

ところがMさんは丁度輪の中に足先が入るのでスイスイと降りてきます。

その内につま先に力を入れ過ぎて、右足の指が攣りました!イ・タ・タ・タ!




慌てて所々にぶら下がっている三角の鐙に左足を入れると、くるっと回転をして

足先が鎖と絡まり抜けません。今度は右足の攣った足どころではありません!







少し一息入れて何度か繰り返すとやっとのことで左足を抜くことができました。

ホッとして上を見るとMさんが、ゲ・ゲ・ゲエ~!

二本の鎖を後ろ手に握りながら前を向いて降りてくるではないですか!

しかも『滑り台みたいで楽しい!』なんて言いながら降りてきます。

身動きが取れずにあがいていた疲労感と、上から前向きで降りてくるMさんを見てのドキドキ感で

鎖を降りきった時にはどっと疲れが押し寄せてきました。


二人が鎖を降りきるのを待ってくれていたセニョさんと麺法師さんと一緒に

ガスが立ちこみ始めた土小屋への道を歩いて行きます。

ここでも色づいた木々にガスがかかり、何とも言えない幻想的な雰囲気がします。










途中で花を写しながら降りて行くと、他の人とも離れて独り歩きになりました。

靄のかかった登山道を久しぶりに一人で静かに歩いて行きます。
















途中で軽装に背中にはザックもなく、手に一本のペットボトルだけを持つ老人を追い抜きました。

あとでセニョさんに話を聞くと、水がなくなって水を譲ってくれないかとその人に頼まれたそうです。

いくら手軽に登れるからと言っても、もし雨でも降り始めたらと・・・・・。





今回も雨に降られることもなく、山頂では絶好の写真日和。

東稜コースを歩いた先輩とアミちゃんは予備知識もなく、恐らく随分と疲れた事と思います。

でもこの東稜コースを入れたことで、初めての人も再訪の人にも楽しめ

西日本で一番早い紅葉を存分に眺め楽しむことができた

我ながらいい企画?だったと思います。(自画自賛ー笑)

さぁ来週は中休みで軽く『陣ケ森』を歩く予定です。



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WOC.登山部 2018.09.26 平家平~冠山

2018年09月27日 | 四国の山
前回『伊予富士』に登った時、山頂から見た『平家平』から『寒風山』

続く稜線を見て、その途中にあるまだ未踏の山『冠山』にも登ってみたいな~と

セニョさんが一言。WOC登山部では平家平までしか歩いていないらしいので、

今回はその『冠山』まで歩いてみることにしました。

さっそくネットで調べてみると、どうやら『高藪登山口』からが

平家平まで最短で登れるらしく、自身も初めてのコースなので高藪~平家平~冠山を

歩いてみることにしました。


今日は10名の参加で私の車には『先輩とお嬢様』そして2回目の参加の『アミちゃん』

乗り込みます。集合場所はお嬢様宅。先輩はアミちゃんに自宅まで迎えに来てもらい

ドアtoドアでお嬢様の自宅までやってきました。

荷室のに荷物を積み込んでいると先輩がニンマリしながら大きな保冷バックを抱えています。

執事 : 『先輩!その中身は?』

先輩 : 『ヒッヒッヒ、ビールに決まっとるやんか!』

山から下りた後、いつも麓のコンビニでビールを買っていた先輩ですが、今日はそれも待てずに

下山後すぐにビールを飲もうという魂胆です。どこのどんな山に登るかを気にしていないのに

こんなことには知恵が回る先輩です。


ネットで調べているとどうやら高藪の登山口の途中で一カ所道が崩れていると書いてありました。

舗装路が終わって未舗装部分で、登山口の100mほど手前で書いていた通り、

法面が大きくえぐられた様に崩れていました。

それでも普通車が何とか通れる道幅は残っていたので、一応安全のために3人には

降りてもらい、ゆっくりとその横を通過しその奥の少し道幅が広がったとことに車を停めました。




するとアミちゃんが

アミちゃん : 『先輩ったら、ひどいこと言うんよ』

執事    : 『何て?』

アミちゃん : 『車に財布置いてきたって!』

先輩は車がもし落ちたら財布を置いてきたので困るということらしい。

執事    : 『先輩!財布にいくら入っとったん?』

先輩    : 『1万円!』

どうやら先輩は私の車や私の命より1万円が大事! (; ・`д・´)




登山口からはしばらく綴れ折れの急な坂道を登って行きます。

小刻みに折れ曲がる道が終わるとしばらく直線の長い道。










その直線が終わると尾根の下の巻き道になります。







巻き道をしばらく歩くと小さな沢を渡る、仮設の単管や踏み板でできた橋がありました。

しか~し この橋左に大きく傾いているではないですか!

今にもさらに傾きそうなので、一人づつ渡って行きます。

ここでやっとお嬢様の出番です!

ゆっくり歩くと怖さが助長すると思うのですが、へっぴり腰で時折悲鳴を上げています。







二つ目の橋はお嬢様も難なくクリアー。この橋を過ぎると段差の大きい階段の急坂です。

この階段、蹴込に板を太い鉄筋で留めているのですが、その鉄筋が板より上にけっこう飛び出ていて

足を引っかけそうで危なげです。







急登が終わるとこのコースの樹林帯の中で一番雰囲気のいい道が始まりました。







樹林帯を抜けるといよいよ山頂が近づき、笹が広がり始めました。

REIKOさんが書いていたように『万作おじさん』によるものなのか

きれいに笹が刈られていています。刈られた笹の色からするとつい最近の様です。







急な笹の道を一歩一歩足を踏み出していくと、どんどんと山頂が近づいてきます。







さぁ~!最後のラストスパートです!




山頂は平家平の名前の通り、優しく起伏のある笹原が広がっています。

360度の大展望を前に笹原の頭をなでて吹く風が、つい先日までは爽やかに感じていたのが

今日は少し肌寒く感じます。いつものようにセニョさんが三角点でバンザイ!










平家平で一息入れた後は今日本来の目的地の冠山へと歩いて行きます。

山頂から見える西側は雲も高く遠くの山々まで見渡せましたが、冠山から東側は

白いガスがどんどんと上がってきています。







青空の下の縦走も楽しいのですが、舞い上がるガスで刻一刻と景色が変わっていくのも

なかなかいいもんです。正面に冠山を見ながら先輩が一言、

先輩  :  『あの山が平家平?』

お嬢様 :  『はぁ~?何よんこの人!』

先輩、お嬢様に突っ込まれるようでは・・・・・!







平家平山頂までは刈られた笹道でしたが、冠山迄の道が所によっては胸までありそうな笹の中を

歩いて行きます。足元の見えない笹道は歩きずらく時折前を歩くアミちゃんが段差や岩で

滑りそうになったり、笹の根に足を引っかけたりして声が上がっています。

アミちゃんが笑うとドスの効いた豪快な笑い声が聞こえるのですが、転びそうになると

なぜか『キャー』ではなく『キュー』と不思議な可愛らしい悲鳴が聞こえます。







尾根から外れ巻き道になるとさらに笹の勢いが強くて、赤テープを頼りに

道を修正しながら歩いて行きます。ズボンの足元も随分と濡れてきました。







予想以上に深い笹道に苦戦して、コースタイムより時間がかかりそうです。

麺法師さんと『あれが山頂かな?それともにせピークかな?』などと話しながら歩いて行きます。




冠山直下は最後の急登が待っていました。足を滑らせないように牛歩で進んでいきます。

振り返ると平家平からの道が続いています。

『先輩!あれがさっきまでいた平家平ですよ!(笑)』







冠山には1時間ほどで到着しました。先ほどの平家平の山頂に比べると、猫の額位の広さの山頂です。




ただここからは北に『ちち山』そして『笹ヶ峰』への稜線。

そして西には『伊予富士』その奥には『石鎚山』への峰々が見渡せます。

手前の山の緑から次に藍のような紺色。

そして次第に墨絵のような濃淡の峰々が折り重なるように続いています。










さぁ待ちに待ったお昼御飯です。お湯を沸かして今日もラーメンの人が多いようです。

随分と気温の下がった山頂で温かい汁系のお昼は智福の瞬間です。




皆さんが食べ終わった後は山頂から少し下がった北側の『大岩展望台』へ!

冠山北側の大岩壁のすそ野には、そろそろ木々が色づき始めています。







『強者乙女最強』のMさんが岩の先に立ったり覗き込んだりしていますが、

横で見ているだけで下半身がざわざわとしてきます。

最近、特にこの界隈の山を登っているので、普段見る景色とはまた違った

感慨深いものがあります。











腹ごしらえと大展望を満喫した後は、平家平への笹道を戻って行きます。

足元が見えない下りの道は、登りよりも注意が必要です。










このところ笹道歩きが続いているので、お嬢様も随分と慣れてきたのか

けっこういいペースで歩いて行きます。

『お嬢様、随分と達者になられて、爺やも嬉しゅうございます!』










平家平への最後の登りの手前でアミちゃんに仕事の電話がかかってきました。随分と長電話ですが

歩きスマホは危険ですよ!

登りの岩場でのお嬢様とのツーショット!

アミちゃん  :  『ここからは上りかな?』

お嬢様    :  『ん~ん。上りで少し右に曲がると思います。』

まるで女子プロとキャディさんみたいです!




平家平では休憩もせずに一気に下って行きます。南側からもどんどんガスが上がってきました。

雲行きも怪しくなってきたので急ぎましょう。










笹原を抜け樹林帯の中まで入れば少々雨が降ってきても大丈夫です。

それでも前を行くセニョさんのペースは落ちません。







傾きかけた橋をセニョさんが手前に引っ張って傾かないようにして、メンバーを渡らしてくれています。




平家平からは1時間強の脅威のスピードで登山口まで降りてきました。




さっそくIRIBITOさんが恒例の珈琲を淹れてくれています。

後から下りて来たコアラさんも初挑戦です。

酸味の利いた温かい珈琲が登山を終えてホッとして疲れた体には最高です。







ただし『偽かしまし娘』を乗せた私の車は、ここから帰るまでの間が苦行です。

先輩は乗り込んだ途端に今日一番の目的の缶ビールのふたを開けました。

途端に車内にはいい匂いが漂ってきます。先輩にとっては智福の瞬間が、

喉も渇いてビール好きの私には蛇の生殺し です。

さらに最初の分岐で道を間違えてしまうと、

お嬢様 :  『な~んや!方向音痴なんや、しっかりしてよ!』

執事  :  『はぁ~グダグダ言うんやったら、降ろすぞ!』

お嬢様 :  『私は降りんから、あんたが降り~!』

執事  :  『 (; ・`д・´) 』

すると後ろから先輩が

先輩  :  『ごめんね!いまからスルメの袋開けるから!』

今度はもっと強烈にスルメの匂いが車内いっぱいに漂ってきました。

普段から活舌の悪い先輩が次第に呂律も回らなくなってきました。


その内に三人の元彼や合コンの女子トークも始まり、聞くに堪えかねる話に、

運転中でハンドルを握っているので耳を塞ぐこともできずに、

今日6時間歩いた山登りよりも、帰路の時間が随分と長くそしてホトホト疲れたこと疲れた事。

次回車を出すことがあれば、絶対にこのメンバーは載せないぞ!と・・・・・。

三人を降ろした後、高速を一人で快適に走りながら心に誓ったのでした。
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