KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.12.02 鬼ケ城山

2020年12月04日 | 四国外の山


今年も残すところ残り一ケ月となった。そろそろ県外の山から県内の

里山歩きになる季節。さてさてどこに出かけようかと考えていると、

むらくもさんとピオーネさんが岡山県の総社市の鬼ケ城山

歩いているレポートが目についた。麺法師さんにも、そのレポートのページを

リンクを貼って案内すると、『ぜひ、出かけてみましょう』と即、返事が返ってきた。

鬼ケ城は大和朝廷によって国の防衛の為に築かれたとされる古代山城で『日本100名城』のひとつ。

その鬼ケ城山の近くには犬墓山と少し離れて登龍山

二つの三角点があり、それらの山を巡って周回できるコースがある。

これなら、三角点マニアのセニョさんも食いついてくるだろうと思って

案内を出すと、さっそく『参加します!』と返事が返ってきた。


高速を総社ICで降り鬼ケ城ビジターセンターを目指す。砂川公園からは離合も難しい幅の狭い

登坂が続いていたが、丸亀からでも意外と近く約70kmでビジターセンターに着いた。

駐車場には1台車が停まっていて、登山服姿の男女が身支度をしていた。

時間的にはまだ早いので、先ずは犬墓山を目指し鬼ケ城山でお昼の時間になるように

時計回りに周回していくことにする。




ビジターセンターの道路の反対側に犬墓山の登山口があり、階段上になった道を登って行く。

『先週の御在所山の石段に比べたら楽勝ですね!』などと言いながら、麺法師さんを先頭に

歩いて行くと、階段は直ぐに終わって、里山らしい花崗土と小さな花崗岩が露出した尾根道になる。
















しばらく尾根道を進んで行くと道の脇に大きな露岩があり、そこからは鬼ケ城を見下ろせ、

鬼ケ城の西門の奥には朝靄がかかった総社市の里山の幻想的な風景が広がっていた。










その鬼ケ城山から視線を左に移すと、まだ彩を残す緩やかな山裾が広がる山々。




その展望岩からしばらく歩くと犬墓山に着いた。『あれ?もう山頂』とセニョさんがひと言。

先週に比べると、意外と早く簡単に三角点をゲットできたセニョさん。










ここからの道は所々で巨岩が点在しいく。鬼が手刀で真っ二つに割ったような不思議な形をした岩や、

方位岩汐差岩と名付けられた奇岩の数々。その度に立ち止まったり、岩の上に登ってみたりする。













汐差岩も先ほどの岩と同じようにスッパリと鉈ででも切られたように割れている。

花崗岩は規則正しい割れ方をするようで、ここだけではなく他の山でもきれいに割れた

岩の形はよく目にする事がある。そんな不思議な形から色々な伝説が生まれたり、

それに合わせた岩の名前が付けられたりする。







途中にある案内標識には馬頭観音の名が書かれているが、

その馬頭観音は今まで道の脇に点在していた弘法大師と観音様の石仏と同じような

二体並んだ石仏で、それまでの仰々しい案内標識の割にはその石仏の前に案内板はなく、

よくよく見ないとその馬頭を見逃しそうになる。







馬頭観音を過ぎると道の北側の少し下った所に屏風岩

正面や脇から見てもどうも屏風には見えない。正面に少し登れそうな岩肌があり、

それを見たあっちゃんが登りたそうにするので、

先に私が登って見せたが、足がかりのない岩に、さすがのあっちゃんも登れず途中であきらめた。







屏風岩の次には岩の上部が平らになった八畳岩は、

『こんなに広いのに八畳どころではないよね!』とメンバーが口を揃えて言っている。

八畳岩から少し歩くと道の北側に樹木がなくなり、吉備高原への山並みが続いている。







ここからの奇岩は鬼のもちつき岩鬼の酒盛り岩と鬼の岩シリーズが続いていく。

鬼が腰掛て酒盛りをしていた様な二つの椅子の様な岩とテーブルの様な岩の酒盛り岩から

少し下って行くと広場になった場所に出た。











鬼の差し上げ岩と名付けられた巨岩は、温羅(うら)が岩屋を造る際に

岩を持ち上げ天井にしたという伝説が残る巨岩で、岡山県では最大規模の巨岩の遺構だそうだ。











その温羅とは、この吉備地方を統治していた伝承上の鬼で、朝廷から派遣された吉備津彦に退治されたという。

この鬼の差し上げ岩の脇には岩屋寺の毘沙門堂がひっそりと巨岩のを背に佇んでいた。




毘沙門堂の前の石段を下ると今は無住となった小さな本堂の観音堂があった。

本堂の大きさの割にはその境内の前には立派な石垣があり、盛時の面影を残している。

石垣の周りでは、今年は最後になるかもしれないモミジの彩を束の間楽しんだ。










岩屋寺から次に実僧坊山を目指すが、本堂の脇の道から

登ったり降りたり、元の道に戻ったりと少し右往左往をしてしまう。




道にはたっぷりと落ち葉が積もり、これからくる寒い冬の訪れを感じながら、

鬼の昼寝岩への分岐を更に進んで行くと、後ろから麺法師さんと

ひなちゃんの姿が見えないのに気づく。『お~い!』と呼んでも返事が返ってこない。

登坂の途中でやっさんもセニョさんもあっちゃんも、呼びかけるだけで

動こうとしないの(笑い)。仕方がないので度々呼びかけながら戻ってみるとその内に返事が返ってきた。

どうやら二人は昼寝岩まで行ってしまったようだ。二人と合流して実僧坊山へと登って行く。

里山らしい雑木の中の道を登りながら、『こんな所まではまさかキティー山岳会のプレートは無いわな~』と

セニョさんと話をしながら登って行くと山頂に着いた。

実僧坊山は樹木に囲まれ展望もなく、ポツンと岩がある寂しげな山頂だった。










ところが岩の脇の木に、なんと!、キティちゃんのプレートがあるではないですか。

ん?でも何かおかしい。プレートには登龍山と書かれている。

地形図ではこの先にある山が登龍山になっているのに。でも、あのキティーちゃんが間違えるなんて・・・?。

三角点も次のピークが点名:登龍山になっているし、などとセニョさんと疑問を残しながら

次の山へと歩いて行く。




登龍山?であろうピークの手前には見晴らしの良い展望岩があった。










取りあえず山頂の三角点で今日、二つ目のポケモンをゲットしたセニョさん。

少し広場になった場所には何故か可愛らしい鯉のぼりがあり、周りをウロウロ探して見ると

あったあった!キティちゃん!でもやっぱりこちらが実僧坊山と書かれている。

『弘法も筆の誤りならぬ、キティちゃんも筆の誤り?』『これは鬼の錯乱か?』などと言いながらも

やはりモヤモヤとした疑問が残ったままで、山頂を後に登って来た道を引き返す。










分岐まで戻り更に先に進んで行くと、先ほど逸れた麺法師さんとひなちゃんが待っていた

鬼の昼寝岩に着いた。今度はセニョさんが岩登りにチャレンジした。










この昼寝岩で鬼シリーズの奇岩は終わり、幅の広い落ち葉道を進んで行き立派な石垣の民家の

横を通ると集落の明るい里道に出た。里道の脇には岩屋の大桜の案内板があり、

案内板に従って歩いて行くと、広場にはそれはそれは立派な背の高い桜の巨木が、

すっかりと葉を落とし、少し寒そうに立っていた。










この桜が満開の時にまた見に来たいね、などと話をしながらまた集落の中の里道を

進んで行くと、トイレのある岩屋の休憩所に着いた。ここでしばらくトイレ休憩。




休憩所からは鬼ケ城の案内板に沿って少し下って行くと茅原に出た。青空が広がり

明るい陽光に、ススキの穂が輝いている。休憩所からの道は中国自然歩道になっていて

全長2,300kmにも及ぶ自然歩道の吉備路ルートの中の古代山城を尋ねるみちの一部。

四国で言えば四国のみちみたいな感じだ。







一旦、車道を横断し自然の道は鬼ケ城への山道へとなっていく。次第に羊歯の生い茂る

里山によくある登坂にセニョさんが、『もう、下りの脚になってたからしんどいな~』と。

あっちゃんが『お腹が空いた~』と騒がしくなってきた。







もう少しですからと、騙しだまし登って行くと石積みと敷石の遺構に出た。

北門跡と書かれた場所は、鬼ケ城の背面にあり、裏門にあたる門。







北門跡からの尾根道を歩いて行くと南側が緩やかに斜面になった東屋のある広場に出た。

南に広がる景色を眺めながらここでお昼ご飯にする。







東屋の横でお弁当を広げると、風もなく青空の下のポカポカの陽気に

のんびりとした時間が過ぎていき、何とも言えない穏やかな気持ちになる。










そんな中で食事を終えたセニョさんがウロウロとしている。地形図にある397mの標高点を

探しているのだが、どこを探しても見つからない。

いつになくゆっくりとお昼ご飯を済まし、東屋から少し下って行くと復元された巨大な

西門の遺構にでた。高さ6m近くある城壁は石垣の上に土塁が築かれ、復元された西門の

建築様式と相まって、どこか異国情緒を感じる場所だった。







建物には登れないがその下の門をくぐるとその土塁の巨大さがよく判る。

飛鳥時代のとき白村江の戦い(はくそんこう)にて百済復活のため大和朝廷は援軍を出したが、

大和朝廷との連合軍は敗北し、唐・新羅(しらぎ)の連合軍が日本に侵攻してくることが想定され、

そのため大和朝廷は倭(日本)の防衛のため、西日本各地に大きな城を造営した、

そのうちの一つが鬼ノ城(鬼城山城)だとされている。各地の山城は百済から逃れてきた

百済人の協力を得て築城したとされているが、人の手だけでそのエネルギーたるや

凄まじさを感じずにはいられない。














すぐ横にある角楼跡も展望台になっていて、総社市の街並みが見下ろせる。










角楼跡から南西に見える展望台に寄り道してみる。この展望台からは鬼ケ城で検索すると

必ず出てくる写真のビューポイントになっていた。










展望台から駐車場まで戻ると、平日にも関わらず観光客の車がたくさん停まっていた。

時間はまだ13時過ぎ。今日の予定にはないが、少し欲張って西門から見えた

南にある経山にも登ってみることにする。

ビジターセンターから車で少し下って、離合のできるスペースに車を停めて

経山城跡の道標のある登山口から登って行く。




標高差は100mもない登山道を登って行くと15分ほどで山頂に着いた。

今日はこれで三つの三角点をゲットでき大漁の日となった。







経山を下る途中で麺法師さんが、まだ時間がるので最上稲荷に寄ってみませんか

と提案され、車に乗り込み向かって行く。

日本三大稲荷の最上稲荷は、正月には大勢の初詣客で賑わうが駐車場には一台も車が停まっていなかった。

仁王門まで続く参道の門前町の土産屋や飲食店もほとんど閉まっていている中を歩いて行くと、

近代的な石造りの仁王門。さらに石段を登って行くと立派な社殿が目の前に現れた。













広い境内にも人影はまばらで、取りあえず本堂で商売繁盛をお祈りし、

廻りにある史跡を散策した後、車に乗り込み巨大な赤鳥居を潜って帰路についた。


里山らしい道と奇岩・巨岩や古代の史跡の伝承・伝説が至るところで残る神秘と謎の多い

コースだったが、今日一番のミステリーはキティーちゃんのプレートの入れ違いだった。

果たして本当の実僧坊山と登龍山どちらなのか、大きな宿題をもらった一日だった。







【今日のトラック】












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WOC登山部2020.11.25 御在所山

2020年11月26日 | 四国の山


今年の梅雨時期の雨の日には、山には登らずに滝巡りに何回か出かけた。

その滝巡りの中で高知県の香美市の大荒の滝は、

紅葉の名所だというのを知った。その時に一緒に歩いたやっさん

秋にまた来てみたいねと話をしたのを思い出し、先週の小豆島に続いて

紅葉狩りに出かけてきた。ここ最近は暖かい日が続いたので、南国高知なら

まだ紅葉が見られるかもしれないという魂胆だ。しかもその大荒の滝に行く途中には

どうやら御在所山の登山口があるらしい。よしよし、御在所山に

登った後に、紅葉狩りをすれば一石二鳥。と言う事で、いつものように丸亀を6時に出発した。


大荒の滝への道の途中にある木馬(きんま)茶屋の前の駐車場に車を停め、

身支度を始める。木馬(きんま)は昭和30年代ころまでに木材や木炭の搬出に使われたソリで、

木馬茶屋はその木馬を引く人たちが休憩した場所だそうだ。

その茶屋の横が御在所山への登山口となる。










しばらくの間は車道を歩いて行く。道の脇には原木を組んで椎茸の栽培が行われていた。

後で知ったことだが、ここで栽培されている椎茸は、『御在所しいたけ』として

地元の物産として有名な椎茸らしい。







車道を10分ほど歩くと最終民家があり、大きな登山口の案内板の横から登山道が始まり

植林された杉林の中を道は続いていく。










しばらくすると道の両側には、石積みに囲まれた平らになった場所があった。

おそらく民家の跡だと思うが、以前にはこの辺りまで集落があったのかもしれない。




道の途中には2カ所ほど水飲み場があり、さらに登って行くと杉林は間伐や枝打ちされて

どんどん周りの明るさが増してきた。







登山道は梅久保からの林道に飛び出した。林道には間伐作業の車が数台停まっていて、

広場になった場所に韮生山祇神社の鳥居があり、もう終盤のイチョウの木を

眺めながらベンチに腰掛け休憩をとる。ここまで駐車場から約50分。

ベンチに座りながら話の流れで杉さん波平さん

体重を聞いていた。どちらも自分の方が軽いと思っていたのか、波平さんの体重を聞いた杉さんが

『え?』と不服そうな顔をした。広場ではその昔に奉納相撲が行われていた土俵の跡がある。

思わず二人が四つになった姿を想像してしまった。(笑)




鳥居を潜ると御在所山名物?の石段が始まる。まだこの時点では余裕だが、

自然石のままの石段の踏面はガタガタしていて、

所々段差が高くなっている場所もあり登りづらく、一段一段ゆっくりと登って行く。














どこまでも続く石段にメンバーの足取りもいつになく重たい。

この辺りから杉の巨木が目立つようになってきた。





石段が終わるとしばらくは地道になる。急な坂でも石段に比べると

圧倒的に歩きやすい。




道の脇に夫婦杉と書かれた2本の杉が並んでいたが、

片方の夫杉はその面影もなく折れてしまっている。

『夫婦杉じゃなくて、後家杉やね!』




夫婦杉を過ぎると巨岩の下の小さな洞窟の中にお地蔵さんが祀られ、その前が水場になっていた。

水場から落ち葉が積もり滑りやすい急坂を登ると展望台に着いた。







曇天の下で遠くまでは見渡せないが、晴れていれば高知の市街地まで見られたかもしれない。




展望台からはまた石段が始まる。しかも尻見坂と名付けられるほどの急な石段。

麺法師さんのお尻を見ながら登って行く。








尻見坂を登った所には『入山安全祈願所』と書かれた祠があった。

こんな途中でなく、参道入り口にあってもいいのに思ったが、不遜な考え方をしていると

事故でもあったらいけないので、浮かんだ気持ちを直ぐに打ち消した。




相変わらず石段は延々と続いている。そして我々は修行僧のように、ひたすら足をあげていく。

レッド・ツェッペリンの曲だったが、天国への階段という曲があったが、

この石段は真逆な地獄への階段だ。











石段の先にはまた狛犬が見えた。麺法師さんに『狛犬が見えるから山頂も近いかも?』と言ったが、

これが偽ピークならぬすぐ上にある大日如来の祠の偽狛犬だった。そしてさらに道は続いていく。










杉林の地道になったのが束の間、また石段が始まる。

『もういいです!満腹でこれ以上は食べれません!』 (T_T)

ここまで来ても元気なあっちゃんは苦も無く登っているが、

リバウンドで最近太ったせいなのかセニョさんは苦しんでいる。










石積みに囲われた場所には今度は狛犬ならぬ狛鷹があった。

片方の鷹の首は折れ、もう片方の鷹の足元にある石もけっして動かしてはいけない。

ひなちゃんがその石を動かそうとしたら、鷹がひっくり返りそうになったそうだ。







普通どこの神社の石段も、段数が多い所は何段の石段と数えられているが、

この韮生山祇神社の石段は朽ちかけた石段もあり数えづらく、

それ以上にこの苦しさに数える気も起らないのだろう。後でどこを調べても出てこない。







八十八カ所の石仏も余裕もなくて横目で眺めて通過するだけ。




いつもの事だがひなちゃんは、ペースはゆっくりだが、

コツコツと立ち止まることなく粘り強く登ってくる。




その内に石灯篭が現れた。この灯篭も先ほどの狛鷹と同じように片方は火袋から上が朽ちている。

もう一つも台座が開いて灯篭の足が又裂きのようになって、今にも崩れそうだ。







灯篭を過ぎるとやっと韮生山祇神社(にろおやまずみじんじゃ)に着いた。

立派な鳥居に社殿をよくもこんな山の奥に造ったもんだと、ひとしりき感心する。







ここでは愛嬌のある顔の狛犬が、疲れ切って何とか登って来たメンバーを癒してくれる。

御在所山の三角点はその奥にあった。










三角点の奥には展望所があり、晴れていれば剣山から天狗塚までの

山並みが望めるようだが、今日の空模様の下ではほとんど特定できない。










未だ時間は11時。少し早いので記念撮影をした後は下山後に昼食を摂る事にして山頂をあとにした。




登りに比べれば心臓の負担は格段に違うが、同じように荒れた石段はとにかく歩きづらく、

あまりスピードはあがらない。急な場所では登りでは使わなかったロープが重宝した。










長い長い石段を下りきると、広場まで戻ってきた。ここまで降りってくるとやっとひと段落。

一息入れてさらに登山道を降りて行く。




ここからの下りの道は先ほどまでの石段の下りに比べると天と地の差。

次第にメンバーのペースも上がってくる。







途中にある大正15年に建てられた手やり石には五山所道と書かれている。

御在所山は元々は五山所と呼ばれていたのだろうか?




車道まで戻ると駐車場まではもうすぐ。周りの景色に目をやる余裕も出てくる。

傍らに咲く黄色く小さな花を見てゆかりん

『この花の名前は?』と聞いてくるが、花音痴の私に聞くのは間違い。

帰って流れ星さんのレポートにはシマカンギクと書かれていた。







駐車場まで戻って木馬茶屋の軒先を借りてゆっくりとお昼にする。




お昼ご飯の後は次のお目当ての大荒の滝を目指す。

普段ならもみじ祭で賑わうもみじ峡も駐車場には他の車の姿はなく、

もちろん人影もない遊歩道を歩いて行く。







遊歩道と言っても登山道のような道。御在所山から降りてきて着込んだ上着のせいで

汗がじわじわと出てきた。遊歩道の入り口からは150mほどで、最初の岩屋の滝に着いた。










前回尋ねて来た時は天候も悪く、小さな滝の印象だったが、どうして2段に分かれて

流れ落ちる滝は見応えがある。









岩屋の滝からの道も所々でザレた場所があり、ザレ場恐怖症の杉さんは難儀していたようだ。

終わりかけていた紅葉も何本かはハッとさせられる見事な彩を残していてくれた。














渓谷に係る橋まで来ると大荒の滝がその姿を見せてくれる。

落差38mの滝は両側の巨岩の間から、勢いよく流れ落ちてくる様が圧巻だ。







随分と荒れた遊歩道を登って行くと滝壺近くまで行くことができる。

滝壺に近づき正面まで来るとミストが飛び散り、マイナスイオン感が半端ない!








遊歩道まで戻り少し登って行くと林道に出た。途中からはゲートで通行止めになってはいるが

駐車場や展望所もあって、大荒の滝を遠くに臨むことができる。

落葉樹に囲まれた滝のある谷あいは、紅葉のピーク時には本来のもみじ谷の

姿を見せてくれる事だろう。







平家の落人が安徳天皇を奉じて隠れ住んだことが名前の由来となったという御在所山。

普通、神社は南北方向に建てられるが、東北方向の高板山(こうのいたやま)に向いて建立され、

大山祇命・安徳天皇・清盛の弟平教盛が祀られている韮生山祇神社。

その高板山は「皇の居た山」に由来すると言われ、安徳天皇御陵跡がある。

安徳天皇に関しての色々な伝説の残る歴史の山を登り、香美市の名瀑を散策もできた

苦しくも楽しい一日だった。長い林道をおしゃべりしながら歩いて下って行くと、

最後に二色の紅葉とイイギリの赤い実が葉の落ちた木々の中にあって

晩秋の山間に最後の彩の花を添えてくれていた。










今日のGPSトラック









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WOC登山部2020.11.18 星ケ城山

2020年11月20日 | 香川の里山



今日は毎年WOCでは恒例となっている小豆島の紅葉狩りに出かけてきた。




麺法師さんの企画・段取りで、3台のレンタカーを借りて

土庄から寒霞渓ロープウェイのこううん駅からスタートする。

先にゴール地点となる石門洞に車をデポし、10時20分に

表十二景の遊歩道へと歩き始めた。

毎年この紅雲亭の駐車場には観光バスや観光客の車で賑わうのだが、今年はやはりコロナの影響か、

思っていたほど駐車している車は少なく、スムーズに車を停めることができた。







ロープウェイ駅の脇からコンクリートの九十九折れの遊歩道を登って行くと、

廻りの色付きはピークを迎えているようで、鮮やかな錦のオンパレードに

ゆかりんも度々足が止まってなかなか前に進まない。










見上げるとその彩の向こうには、1300万年前の火山活動によって堆積した

疑灰角礫岩などが、度重なる地殻変動と風雨による侵食によってできた

奇岩が見える。この辺りから登りの表十二景の奇岩が続いていく。







遊歩道のコンクリートは落ち葉が敷き詰められ、かさこそと足音が聞こえてくる。




道の脇には画帖岩と書かれた巨石が転がっている。

それにしてもこの表十二景・裏八景で名付けられた奇岩は、老杉洞(ロウサンドウ)

玉筍峰(ギョクジュンポウ)など、ほとんど読むことのできない名前が多い。




招仙亭という東屋でみやさん杉さんが振り返っている。

同じように振り向いてみると、雲が段々と重なりあっているように見えるという

層雲壇が目の前に迫っていた。











遊歩道を登りきると県道脇の四望頂に出た。

四望頂の展望台からは日本三大渓谷美と云われる寒霞渓

谷あいの向こうに草壁港と瀬戸の海が広がっている。疑灰角礫岩の特徴の火山灰の灰色の岩肌に

凸凹とした岩片が張り付いた奇岩があちらこちらに乱立している独特の風景だ。












県道沿い展望台への道も道の両側のモミジやカエデの木々が重なり黄色や赤のトンネルができている。

足元も落ち葉で一色に染まっているので、見えるもの全てがモミジの色で染まっている。







四望頂から鷹取展望台に続く道も同じように彩に目が行き立ち止まっては

よそ見ばかりで女性陣の歩みがのろい。まぁでもこれだけの景色、先を急ぐこともない。







応仁天皇がその昔、鷹狩りをしたという伝説の残る鷹取展望台では、

寒霞渓を見下ろしながら佇む多くの観光客の姿があった。

ため池とおむすび山ののどかな風景が香川県の特徴だか、そんな中にあってやはりこの

寒霞渓のスケール感のある景色は、国内でも有数の景勝地として自慢ができる眺望だ。





鷹取展望台から山頂駅の横の第二展望台への道も鮮やかな錦が続いていく。

第二展望台からの眺望も申し分ない。













断崖と奇岩が幾重にも連なり錦秋に染まる渓谷。







ロープウェイ山頂駅に着くと、駐車場は今まで見たこともない

ような状態になっていた。いつもならこの時期平日でも観光バスで駐車場は満車で

しかも次から次とバスが入場してきていたが、停まっているバスは数台しか見当たらない。




寒霞渓の駐車場にある1億円のトイレで用を足し、次に向かうは三笠山

芝生になったなかなか急な斜面を右に左に移動しながらゆっくりと登る。

ここでも普段なら芝生の上で寛ぐ人たちの姿があるのだが、今日は汗を掻き

喘ぎながら登るメンバーだけだ。







三笠山の三角点が判らず探す女性陣に、帰りにしましょうと声を替かえ先に進んで行く。

明るい芝生の広場から自然林が生い茂る森の中の比較的明るい道が続いている。







以前来た時の記憶では、三笠山までの急登を登ると、後は比較的平坦な道だったように

思っていたのだが、星ケ城神社までは登坂が続いていく。

先ほどの三笠山への登りで少しばてたのか、長さんが『まだ登りがあるの?』と聞いている。










星ケ城山には中世の山城・星ケ城跡の遺跡が点在している。星ケ城神社を過ぎると

手前の一の木戸(表門)から攻寄る軍勢を食い止めるための

外の空濠では土が大きく盛り上がっていた。


古事記ではイザナギとイザナミの二神が日本の大八州(本州を初めとする島々)に続いて

十番目に「小豆島(あづきしま)」を国生みし、二人の子のオオヌデヒメが小豆島の島玉神として祀られ

そのオオヌデヒメを祀った阿豆況神社がある。




この辺りが星ケ城山の西峰となり、下の空濠を過ぎると一旦急な坂を下って行く。

鞍部から緩やかな登坂を進んで行くと、雨水を貯めるために掘られたという人工井戸を

横目に見ながら二股を右手に歩くと見晴らしの良い展望岩があり、

そこからしばらく歩くと星ケ城山の山頂に着いた。










星ケ城の東峰となる山頂には、一等三角点・星ケ城山があり目の前には

大嶽から続く峰々が見渡せる。

816.7mの標高は瀬戸内海の島の中では一番高い標高となる。

この一等三角点の柱石は地表に出ているのは僅かで、

柱石だけで90Kgもあると云う。更にその下には大きな盤石があり、

それらを明治時代に人の力だけで担ぎ上げてきたなんて、すごい事だと思う。

と言え、この小豆島ではあの大阪城迄とてつもなく大きな巨石を運んだのだから、

そのマンパワーたるものや凄まじい。








平らな石を積み上げたモニュメント?は祭壇の後なのか、発掘作業で出てきた石を

積み上げたものなのか。ただその形から異国情緒が漂ってくる。

麓から瀬戸の海は霞んで見えるが、青い空の下では暖かく、のんびりとお昼ご飯にする。










お昼ご飯を食べた後はまた寒霞渓まで戻って行く。西峰までは多少のアップダウンは

あるものの、西峰を過ぎれば後はほとんど下り坂が続いていく。










三笠山では先に歩いていたゆかりんが、三角点を探しだしていた。四等三角点・寒霞渓。



三角点からはまた芝生の急坂を右に左にまるでボーゲンのようにして下って行く。













寒霞渓でトイレ休憩を済ませた後は裏八景を通り、車をデポした

石門洞まで下って行く。表十二景の歩きやすいコンクリートの遊歩道に比べて

こちらは石畳や地道の登山道といった雰囲気になる。

初めて参加のクーちゃんも急な下りだが問題なく歩いている。










すると急に目の前が開けて正面に今にも頭が転がりそうな松茸岩があった。

その松茸岩の先で歓声が上がっている。この裏八景で一番のビューポイントでは、

星ケ城山の山肌の錦秋のパッチワークにみなさん見入っていた。










松茸岩から更に下って行くと今回のコース、最後の目的地石門洞に着いた。

奇岩が多いこの寒霞渓にあっても、特筆すべき自然が作り出した神秘的な造形美の石門。

さらにその石門の周りはモミジで囲まれ、この季節ならではの美しい姿を見せてくれる。










その石門を潜ると島霊場18番札所の石門洞。巨大な断崖の洞窟に本堂があり、

朱色の人工的な建物のなのに不思議と自然の中に溶け込んでいる。




境内に佇むと紅葉谷と呼ばれる紅葉の名所だけあって、見渡す限りモミジの錦。

まだこの辺りはピークには少し早いのか緑の葉が多いが、それでも十分見応えがある。













石門洞で紅葉狩りを楽しんだ後は車をデポした場所まで、裏八景の奇岩を見ながら下って行く。

この辺りのモミジの葉は一枚一枚が小さくて、その分グラデーションも繊細な色合いになっている。













デポした場所からこううん駅まで車を取りに戻り、帰りのフェリーの時間まで

島霊場を尋ねることにする。佛ケ滝恵門ノ瀧

二つの霊場は石門洞と同じように断崖の洞窟の中に本堂がある霊場。

恵門ノ瀧では30年に一度の本尊の御開帳で有難くご本尊を見ることができた。













日本の離島としては最大の観光客数を誇っていた小豆島で、

しかもおそらく最も訪れる人の多いこの時期に

コロナの影響でその面影はなく、美しい景色に感動した気持ちとは別に

寂しい気持ちになった今回。勝手なもので大勢の観光客でごった返しているのを見て

うんざりしていたのに、今は人で賑わう元の島の姿に早く戻ることを祈るばかりだ。





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WOC登山部2020.11.11 高清水トレール

2020年11月12日 | 四国外の山

今日は久しぶりに四国から離れ瀬戸大橋を渡って岡山へ。

ネットで見かけた鏡野町の観光案内には昨年全線開通した高清水トレール

紹介されていた。四季折々の様子を写したトレールコースには木のチップが敷き詰められ

特に秋の様子を収めたドローンで空中から撮影した動画は、錦に染まる山並みが

それはそれは素晴らしく、目が釘付けになった。




香川からは少し遠いけれど、この景色を一度は見てみたいと思って出かけてきた。

するとやまじいから『神戸支部の4名参加します!』と連絡があり、

スタート地点の人形峠で落ち合うことにした。

人形峠は昭和30年に日本で初めてウランの露頭鉱床が発見された場所で、

現在、峠には日本原子力研究開発機構の様々な施設が点在している。

施設の横の駐車場には神戸支部のメンバーが先に到着していて合流する。

初めての顔合わせなので自己紹介をして8時50分にスタート。







“高清水トレール”と書かれた大きな案内標からしばらくはコンクリート道を歩い行くと、

まだこの辺りは木々の色付きが残っているが、今年の紅葉のピークは例年よりずいぶん早いので、

更に標高の上がるトレールコースの稜線沿いの紅葉は期待できそうにない。




少し登ってコンクリート道の脇からいよいよトレールコースが始まると、

鏡野町のホームページに載っていた木のチップは雨で流れたのか風に飛ばされたのか

ほとんど残っていなくて、その面影はなかった。







標高が上がるにつれて予想した通り周りの木々の葉は落ちて、その代わり足元には

チップの代わりに落ち葉のふかふかの道になっていた。




最初に着いたのは高清水高原。高原らしく広々とした場所は

見晴らしも良く、ススキの穂が風に揺れている。







高清水高原からしばらくは遮るもののない高原の中の尾根道。

南には山裾にオレンジ色に染まる山肌が続いているのが見える。

あっちゃん、指さしても瓶ケ森までは見えませんよ!




高清水高原のなだらかな道から少し登りになると、自然林の林の中の道になる。

今は既に木々の葉は落ち寒々としているが、紅葉の頃だとさぞかし見ごたえがあることだろう。

キョウちゃんの誘いの声にポーズする女性陣。










緩やかな幅の広い階段状の道を登り詰めると、今日最初の三角点の大畝山に着いた。

少し手前の道の脇からは、西に大山や蒜山の山並みが見える。

三角点の前でご満悦のセニョさん










大畝山からもトレールコースらしい幅の広い整備された道が続いていく。

木々が途切れた場所からは日本海も望むことができる。

日本海が見えると、なんだかすごく遠くまで来た気持ちになる。










鞍部からまた緩やかな登りが始まるとブナの原生林の林の中の道になる。

この辺りも黄葉の頃にはとても素敵に道なるだろう。

先を行く山じいがなおちゃんに『ペースが速いよ!』と呼び止められる。













ブナの原生林が終わると御林山と書かれた案内標があった。

朴葉で可愛らしくポーズをするさおりんと遠慮気味に可愛らしくポーズするひろりん










御林山からの南側は木々が途切れ、また山裾の錦が広がっているのが見える。

人工林の杉の濃い緑とオレンジ色の紅葉のコントラストが素晴らしい。





次に着いたのは池川山。ここではなおちゃんのポーズが可愛らしい!




池川山からは一旦100mほど下ってまた登り返しが始まる。今日のコースの中では一番の急登?

登坂の先には展望台の三角屋根が見えている。登坂になると左膝の痛みと右の太ももの張りが気になりはじめ

いつも登りではマイペースで歩くひなちゃんについて行くのがやっとだ。
















展望台で大休憩をとることにする。陽が遮られた曇った空の下では立ち止まるとやはり肌寒い。

ダウンを着込んでいるのに痩せのセニョさんは『寒い、寒い!』と言っている。

展望所で行動食を口に入れて、水分を補給してまた歩き始める。










道の脇の植生が先ほどまでとはまた変わって、針葉樹と背の高い笹の茂る道になる。

足元はここ最近けっこう雨が降ったのか、まだ乾ききらずにぬかるんだ道になる。













ルリちゃんは今回登山部には2回目の参加で、この距離を歩くのは初めての

ご近所さんの長さんを気を使って、離れると時折戻っては一緒に歩いて話しかけている。




杉林の中の道になるとコースの道は陽が当たらず更にぬかるんでいて、

道を外して林の中を通って行くが、セニョさん一人は気にせず歩いてくる。

日陰の道は急に気温が下がった感じがする。すると後ろの方でゆかりん

『寒いね~』と言うと、それを聞いたやまじいが『暖めてあげようか』と言ったらしくて

『やまじいのセクハラ発言や~』と騒いでいる。

更にそれを聞いた神戸支部の女性陣から『若いからって、

私たちにはそんな事言われたことがないわ!』(; ・`д・´)

とブーイングの大炎上が始まった。やはりやまじいはエロじいに改名した方が良さそうだ。







杉林を抜けると、いよいよ今日最後の山頂の伯州山が近づいてくる。

このコースの山頂はどこも緩やかなのでピークといった雰囲気が全くしない。








伯州山からも大山の山並みが見えるが、ちょうど大山の頭には雲がかかり始めた。





今日最初の全員での記念撮影。




はるちゃんを含めて女性三人は生粋の神戸っ子。それに比べてほんとは三木市民のやまじいは

今回三木支部支部長に変更して、神戸支部長はひろりんを任命することにした(笑)




今回のメンバーとは初めての顔合わせになる長さんはまだ少し遠慮気味に

女性陣との距離が開いている。




今日はここから赤和瀬駐車場まで下ると、

今月いっぱい人形峠までの無料のシャトルバスが出ている。

ただその時間が13時と15時なので、13時のバスに乗り遅れると2時間も待つ事になるので、

ここでは昼食にせずに駐車場までおりてのお昼ご飯にする事にして、早々に山頂をあとにする。







赤和瀬駐車までの下りはまた自然林の中の道になる。見上げると木々の葉はすっかり落ちてしまっているが

代りに足元には落ち葉の錦秋が広がっている。







最初のなだらかな道を過ぎると、渓谷沿いの急な下りの道になる。

先ほどの杉林のぬかるみより、更にぬかるんだ道に何人かが足を滑らせている。







廻りの木々はすっかり葉を落としてしまっているが、標高が下がるにつれて所々で

きれいな彩が残っていて、道の横を流れる渓谷の水の音を聞きながら下って行く。




















途中で『熊、出没注意!』の看板を見て、熊に出会った時にどうしたらいいかと女性陣が

ああだこうだと言っている。その内に『誰か一人を生贄にして他の人が逃げるという手もある』と

言うので、『それじゃ、やまじいを生贄に差し出しましょう』と言うと

『やまじいは不味そうで、生贄にならんわよ!』と神戸支部の三人が口を揃える。

先ほどのセクハラ発言の仕返しのようだ。




渓谷沿いの急な道が終わると、あとは緩やかな道が続いていく。周りもどんどん錦が広がり初め、

女性陣も世間話に花が咲いているようだ。













伯州山から45分ほどで赤和瀬駐車場についた。幸いシャトルバスの姿はまだなく、

代りにモンベルのバスツアーのバスが停まっていた。

未だ時間は12時過ぎ。バスを待つ間ここで腰を降ろしてお昼ご飯にする。







お昼ご飯を食べ終えると直ぐに肌寒くなってきた。幸いシャトルバスが早めに来たので

バスに乗せてもらって暖をとることにする。26名乗りのバスは次々と

山から下りて来る人たちですぐに満員になってしまう。乗り遅れた人たちはこの場所で

2時間も待つことになってしまっている。山頂で食事をとらずに先に山から下って来て正解だった。







赤和瀬駐車場からバスは山間の道をほぼピークに近い錦秋のなかを走って人形峠に戻ってきた。

峠の広場で恒例のIRIBITOさんのお店のコーヒーを頂く。

いつもIRIBITOさんのジェットボイルでお湯を沸かすのだが、今日はやまじいも新しく買った

ジェットボイルを持参。人数が多いので二つで沸かすと早くて助かる。











美味しいコーヒーを頂いた後、帰り道にある奥津渓に寄り道してみる。

好井川沿いの道は今週いっぱい一方通行になっていて、道の脇の路肩には赤いコーンが並べられて

車が駐車できないようにしてあった。速度を落としてゆっくりと走って行くと、大釣橋の先に

車を停めるスペースがあり、何とか駐車できることができた。

西日本屈指の紅葉スポットと言われているだけあって、平日にも関わらず大勢の人で賑わっていた。

透明度バツグンの好井川沿いに真っ赤なモミジやグラデーションのモミジの錦秋。







若い女性達はインスタ映えする景色を写真に収めようと、

賑やかに楽しそうにいろんなポーズで自撮り写真をとっている。

最後に錦のトンネルを潜り、車を停めた場所まで戻って今年一番の錦を目に焼き付けて帰路についた。













今日のトラック

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WOC登山部2020.10.28 御来光の滝

2020年10月29日 | 四国の山



今秋の目標の御来光の滝に出かけて来た。

この時期の御来光の滝は2年ほど前から麺法師さん

『一度は見てみたい!』と熱望していて、やっと実現できる運びとなった。

と言っても私が歩いたのは7年前に木の根の森で、

『ホームページ開設10周年』と銘打って、高御位山さん、すまし粉さん、エントツ山さん

Kyoさんご夫婦、グランパご夫婦、マーシーさん、Reikoさん
と大勢集まっての16時からの宴会。

そして翌日雨の中を御来光の滝を目指したものの、スタート時間が遅く滝を目前にしての撤退となった。

翌年、リベンジで独りで念願の御来光の滝を見ることができたが、それも6年も前の事。

メンバーを案内をするのに薄くなった記憶に不安になって、エントツ山さんの掲示板に書き込みをしたら

丁寧に初心者用のルートを解説してくれた。『よ~し、これで準備万端』。

残るは左膝の痛みだけと思っていたら、夜中に腹痛に見舞われた。

12時から1時間おきにトイレに駆け込み、最後は3時を過ぎてしまったので、

そのまま起きることにしたが、結局ほとんど眠れなかった。


いつもより1時間早く丸亀を5時にスタート。西条辺りでようやく空が白み始めた。

瓶ケ森林道では薄曇りの空。若干不安は残るが、それでも林道の途中では朝陽に当たる伊予富士

赤や黄、オレンジ色に染まる山肌の写真を度々車を停めては写す。
















長尾尾根展望台には8時に着いた。ここから見える石鎚山

普段見る山容とは違った山のように見える。『まるで槍ヶ岳のようやね~』と山じい







身支度をして展望台から少し上に歩いて行くと、目印となるカーブミラーがある。

もともと御来光の滝から石鎚山へのルートは面河渓谷がスタート地点。

エントル山さんによるとここからの道は釣り人が歩いていた道だという。

今は踏み跡もしっかり付いていて、面河川までの激坂が始まる。




案の定下り始めて直ぐに膝が悲鳴をあげ始めた。幸いにして反対の右脚の攣りはどうやら大丈夫の様だ。

踏ん張ると痛みが走るので、スピードを落とさずトントンと降りて行く方が楽だ。

とにかく周りの紅葉が素晴らしく、よそ見をしていると躓き転びそうになる。







最初はメンバーと付かず離れず下っていたが、次第に間隔が空いて独りで河原に降り立った。

しばらくは右岸に渡渉できる場所をあちこち探していたが、いくら待ってもメンバーが降りてこない。

仕方がないので下流へと歩いて行くと『お~い!』と呼ぶ声がした。

どうやら途中から違う道へと降りて行ったようだ。

前回歩いた時はこの河原を少し歩いた記憶があるので、メンバーが降りて来た道が元々の道の様だ。

話を聞くと山じいが下流と上流を間違えて突堤まで歩いたとの事。

『山じい!水が流れてきている方が上流ですよ!』










幸いにして晴れの日が続いて水量は少なく比較的楽に右岸へ渡渉して、

目印のブルーシートのある場所から河原から山道へと入って行く。

ここからは踏み跡はしっかりあり所々にテープもある。

それでも台風の影響かあちこちに道を塞ぐように木が倒れていたり

道が崩れていたりして少し回り込む場面もあった。










最初の高巻きが終わると2回目の渡渉で左岸に渡って行く。頭を出して白く乾いている岩は問題ないが、

まだ濡れて茶色く色のついた岩はツルっと滑り油断禁物だ。







左岸に渡るとしばらく川の流れを横目に見ながら森の中を歩く。

ここでもテープを目印にしながら右に行ったり左に行ったり。




森を出ると七釜の幾段もの小滝が続く場所に出た。

岩の上には苔が付き白い岩肌に川床は赤くとっても雰囲気のある場所だ。










七釜の上流から3回目の渡渉。渡渉ヶ所には手前と対岸にテープが必ずあるので

『ほら!あそこにテープが見える!』などと言いながら渡って行く。







川の上は低く谷あいになっていて、その奥に見える紅葉がとてもきれいだ。







対岸に渡るとまた高巻きが始まる。しばらくは森の中を何本もの大木を見上げながら進んで行くと、

次第に山道になり斜面をジグザグに登って行く。







前を歩く麺法師さんが『最近お気に入りのYouTubeチャンネル』を教えてくれた。

『かほの登山日記』というチャンネルらしいが、

とにかく女の子が可愛いから見てくださいと言っている。

私のお気に入りは『山好き移住者の日記』というチャンネルで

元モンベルのショップ店員のチャンネルだが、奥さんのマルちゃんがとっても可愛らしい。

映像の素晴らしさでは『JIN』だが、登場人物の女性の好みで性格が出る。


雨の後には渡り辛くなるだろう小さな沢も、水量が少なく難なくクリアー。

木製の二段の梯子を登って巻き道の一番高い場所に出る。











川を見下ろすと彩が続いている。高巻き道でなく川をずっと遡上すれば、それはそれは素晴らしい

紅葉の中の沢登りとなるだろう。







道が付かない急な斜面には木製の階段が取り付けられている。『大丈夫かな?』と

言いながら山じいが歩いてくるが、意外としっかりしていて問題ない。

一般的な登山道ではないこの道に、階段や梯子は誰が整備したのだろう?

御来光の滝の上部に愛媛大学の小屋があるが、愛大の登山部の人たちかな~?




ここからまた一旦河原に降り、左岸へと4回目の渡渉をする。

河原からは上流も下流も彩の花が咲いている。
















しばらく川の中の大岩をピョンピョンと移りながら、南沢出合いの滝を右手に見ながら進んで行くと

ロックゲートと呼ばれる、沢の両側から岩が迫る場所に着く。

本来ならこのロックゲートの間を進んで沢の中を進んで行くのだが、

その先には最難関の斜め岩が待ち構えている。10mほどの斜面の岩だが手掛りがほとんどなく、

足掛かりも余りないので、足を滑らすとそのままドボーンと水の中に落ちる事になる。










今回エントツ山さんに教えてもらった初心者用のコースは、このロックゲートの手前の倒木から高巻く道。

と言ってもあのエントツ山さんが『この道も危険な場所がない事はない』と言っていたので

果たして今日のメンバーは大丈夫だろうか?と気にしながらグイグイと登って行く。










柔らかい土の斜面は滑りやすく歩きにくい。朽ちかけた木橋や小さな沢筋のロープが張られた場所を通り進むと

先ほどの沢筋より少し幅のある沢に出た。エントツ山さんのアドバイスによると

この沢筋の岩はいつも濡れていて、足を滑らせると危険で要注意のヶ所らしい。

ところがやはりここでもほとんど水が流れていなくて、乾いている場所もあり、

意外とスムーズにクリアできた。













この最後の高巻き道の難関の場所を過ぎると、いよいよ御来光の滝が姿を現した。

山じいが姿の見えない後ろから来るメンバーに『お~~い!着いたぞ~』と嘯いている。

(本当はもう少し登らんといかんのに)







ここからは御来光さんがどんどん、どんどん近づいてくる。

巨大な岩が転がる沢筋から見上げると周りの木々の色付きも申し分ない。







一旦、沢から右岸の巻き道を登って行くと、御来光の滝のお膝元に着いた。

今まで薄曇りだった空も、日ごろのメンバーの行いがよっぽどいいのか

雲が流れて青空が広がり始めた。










落差102m、日本の滝100選にも選ばれている名瀑。今年は夏場に四国内の他の百選の滝を

色々と巡ったが、滝までのアプローチといい、その姿といいこの滝は別格だ。

特に巨大な岩壁にこの時期ならではの周りの木々の彩が、なお一層花を添えてくれている。













全員が揃った所で、滝壺を直ぐ目の前にして滝を見上げながらお昼ご飯にする。

こんな滝を目の前にしてお弁当が食べられる滝も他にはなかなか無い。










間近にしては飛び散るミストも大袈裟ではなく程よく心地いい。

IRIBITOさんも腰を降ろして見上げながら感激している。

やっさんは何枚も何枚も一眼レフで写真を撮っている。







振り返って歩いて来た谷あいの彩も今がまさにピークで見とれてしまう。

ただ朝からの腹痛で、ほとんどお弁当が喉を通らない。小さな稲荷寿司を2個食べるのがやっとで

随分と残してしまった。最後にメンバーの写真を撮って名残惜しんで滝壺を後にした。













帰り道の道も高巻いて登ったり降りたり、そして何回か沢を渡渉しての繰り返し。

高巻くと盛りの紅葉からは外れるが、沢に降りると紅葉のど真ん中に飛び込む。










何回か河原で小休止しながら最初に渡渉した河原まで戻って行く。

相変わらず熱心に写真を写しているやっさん。

渡渉もここまで繰り返すとメンバーもこ慣れてきたが、

案内には『足元に不安のある方はお勧めできません』と書いて正解だった。

初めて雨の日に来た時に私はこの場所で沈して肩まで浸かった。

廻りの人は助けもせずに何とか写真を撮ろうと必死だったのを思い出す。










七釜まで戻ってくるとあと一息。と言っても最後にあの激坂が待っている。




最後の渡渉が無事終わり、今日は誰も沈することなく(残念!)、残りは急登を残すのみ。







ここにきてお腹の調子はピークに差し掛かり、お昼もほとんど食べれなかったのに

胃がムカついてきた。山じいとやっさんには先に登ってもらっていくことにする。




いつもは余り水分を摂らないたちだが、今日は2本のスポーツ飲料が空いている。

河原で念の為に空いたペットボトルに水を入れて正解だった。

ここ数年、年間の山行回数が増えているので少しは体力が付いているかと思ったが、

6年前と同様に10~20歩ほど歩いては立ち止まるの繰り返し。

脱水状態もさることながら、シャリバテにもなっているのかほとんど歩けない。

せっかくの周りの紅葉もゆっくりと見る余裕もなく、果たして登りきれるかと思ったほどしんどい。

スタート地点の近くのロープを登りきり、

石鎚スカイラインを走る車の音が聞こえてくると、何とか最後の力が湧いてきた。










長尾尾根展望台では先に着いた二人が寛いでいた。

後ろから来る麺法師さんとIRIBITOさんが気になったが、考える余裕もなく

ベンチに寝そべった。随分と遅れて二人が到着。IRIBITOさんはさほどでもないが、

麺法師さんは疲れ切った雰囲気だ。








次第に陽が落ちかけた雰囲気の空に石鎚山がそびえ立っている。

スタート時点の下りでIRIBITOさんが『スタートして下って、最後に登るのは初めてやな』と言っていたが、

とにかく疲れた体に鞭打つように最後の急登は堪えた。

『もう一度行こうとは思わんな』とメンバーが口々に言っていたが、それでも

『これだけの豪快な滝とドンピシャな紅葉が見れて最高だった!』と全員が言ってくれた。




とにかく激坂の苦難の先に素晴らしい景色が待っていた御来光の滝。

墓場尾根も前回歩いて、今回の御来光の滝に麺法師さんも満足してくれたようだ。

帰り道、河原でIRIBITOさんが拾ったスマホの落とし物を、西条の交番に届けて

時間のロスがあったが、陽の落ちるのが早くなった中を高速り帰路についた。

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WOC登山部2020.10.14 剣山(単独)

2020年10月15日 | 四国の山
もう二週間になるだろうか、左膝の具合が思わしくない

先週はそれでも登山部に参加したが、左膝より右のふくらはぎから

太ももがスタート直後から張ってしまい、まるで長距離を歩いて

疲れ切ったような張りと痛みだった。一週間経っても

相変わらず膝の具合はよくなく、事務所の階段を登ると右脚も直ぐに張りが出てくる。

今週は用心をとって登山部はお休みして独りでリハビリ登山をすることにした。

リハビリと言えば剣山。この山なら独りで歩いて何かあってもリスクが少なくて済む。



家をでて国道193号線を脇町に入る手前では南の空は青空が広がっていた。

天気予報は曇りの予報だったが、うまい具合にハズレてくれたようだ。




夫婦池を過ぎ丸笹山からの尾根を回り込むと、剣山には雲がかかっていたが

次郎笈の方は晴れている。剣山の雲が流れていく事を願いながら見ノ越に着いた。




トイレ前の道際は満車だったが第一駐車場の下階はまだ余裕があった。

駐車場の奥に一台の自転車が停めてあった。ひょっとして今日、三嶺~剣山を縦走している

IRIBITOさんのデポ自転車かもしれない。IRIBITOさんはここ数カ月、

この剣山系から三嶺にかけて単独で色々なルートを歩き回り、

下調べをしながら着々と準備を進めて今日、晴れて実行に移しているのだ。


四国で山登りをしているものとしては剣山~三嶺のゴールデンルートは

いつかは歩いてみたい憧れの縦走路。とは言え今の私の足の状態では

夢のまた夢。案の定、劔神社の石段を登り始めると直ぐに右脚が張り始めた。




まぁとにかく今日は無理せずのんびりと歩こう。前回の雨の中の登山道と違って、

今日はやはり紅葉目当ての人が多いのか、数人の人が前を歩いている。

後ろから来ている三人の女性陣はずっとしゃべりぱなしで賑やかだ。




見ノ越から西島駅までの間は色づき始めた木がまばらにあるだけで、

緑の色の勢いが勝っている。紅葉はこれからの様だ。










高度が上がってくると次第に色づいた木が目につくようになってきた。

空は雲が流れ青空が広がって来て期待が出来そうだ。




西島神社の大岩の横を登るといつもの定点観測の場所から雲海荘を見上げる。

すると逆光だが山頂北面にオレンジ色に輝く斜面が見えた。『どひゃ~スゲー!』

何十回とこの場所からはいつも写真を撮っているが、これだけの紅葉を見るのは初めてだ。

期待感を膨らませて足の痛みも忘れて西島駅まで歩いて行く。







西島駅からも三嶺まで続く稜線の見慣れた風景が広がっていた。

IRIBITOさんはどの辺りを歩いているんだろうか?

リフト乗り場から下を覗いて見ると、こちらもいい色をしている。







西島駅から刀掛けの松までの間も相変わらずスピードは上がらない。

ただ道の脇から見える木屋平の方の斜面も、山頂からの北面もどちらも素晴らしい色づき。







刀掛けの松ではけっこうな人で賑わっていた。その服装を見ると、

今日は登山というよりリフトで登って紅葉狩りの観光客も多いみたいだ。










紅葉の写真は晴れて光がないと冴えないが、空は青空、絶好の写真日和だ!










オレンジ色の山肌の向こうに一の森が見える。

苔に付いた小さな植物も同じように可愛らしく色づいている。







西島駅でゆっくりとして途中も写真や動画を撮りながら、やっと山頂に近づいて来た。







見ノ越から二時間ほどで山頂ヒュッテに着いた。Kyoさんがブログで書いていたように

ヒュッテは食堂を閉めて、売店のみの営業をしている。







山頂の木道まで来ると風が当たって少し肌寒い。紅葉はもちろんのことだが

この先に待つ次郎笈への稜線に期待が膨らむ。




山頂からは期待通りの景色が広がっていた。次郎笈の山頂から幾筋もの緑の畝と

何とも言えないカーブを描きながら続く稜線と尾根道。

今までも、これからも何度訪れても恐らく見飽きることないだろう眺望だ。

鞍部から北側の山肌も色づき始めている。










山頂に着いた時には数人の人たちだけだったが、後ろからどんどん歩いてくる人が見える。

随分と時間は早いが北のテラスへ避難して?お昼ご飯にでもしようか。







そう思って北のテラスで腰かけて目の前に広がる景色をのんびりと眺める。

今日は独りなので、山頂でゆっくりしようとこの時期ならではの“おでん”を持ってきたが、

こちらにも次々人が来る。ちょっと人前でおでんを食べているのも気恥ずかしくて

おにぎり一個を口にして早めのお昼にした。










予定では山頂から次郎笈に向かって降り、途中の分岐からトラバース道を西島駅に戻るつもりだったが

途中で見た雲海荘から下の山肌を見逃す手はないと思い、山頂手前の鳥居の下から

大劔神社への道を下って見ることにする。恐らくこの道を歩くのは初めてかもしれない。







途中の展望岩では登ってくる西島辺りから見えた山肌から、更に西側にも錦秋の山肌が眼下に広がっていた。

この時期何かと密という言葉のイメージが悪いが、この彩の密は大歓迎だ!










大劔神社の直上の岩からも素晴らしい景色が広がっていた。

あと数日が見頃かもしれない。

今日はリハビリと思って出かけてきたのに、思いがけない景色に出会えて大満足!



















久しぶりに大劔神社にお参りをして、大劔道コースからこちらも初めて刀掛けの松への道を辿ってみる。

恐らくこの道が下から見たオレンジ色の山肌のど真ん中を通る道のはずだ。




道の途中では度々立ち止まっては見上げて、写真を撮る。

『開いててよかった!』はどこかのコンビニのCMだったと思うが、

今日は『晴れててよかった!』







緑の笹原と発色のいいオレンジ色のコントラストが何とも言えない。







道の上も風で落ちた葉で秋色に染まっている。上を見ても下を見ても、更には横を見ても

秋・秋・秋~!の錦秋にため息が出る。










先ほどの大劔神社も大勢の人がいたが、このコースでは誰にも出会わない。

この素晴らしい景色を独り占めしながら歩いていると、周りの景色に影響されてか

何だか目の前も薄~く、オレンジ色がかかってきたような錯覚に陥る。






















刀掛けの松ではまだ下からどんどん登ってくる人がいた。

西島駅までの途中から、また横道に入ってみる。行場では見かけた事のある

鹿の侵入防止の為のテキサスゲートが二ヵ所ほどあった。














西島駅ではお疲れ様!と鳥居さんが出迎えてくれた。ここでもKyoさんが書いていたように

売店の改修工事が行われていた。前回覗いた時には雨漏りがしていたので

先ずは屋根の修理をしているようだ。










西島神社からは左に遊歩道コースを下って行く。尾根道コースと違ってこちらも行き交う人の姿はない。

ここまで下って来るとやはりまだ紅葉には早いようで何本かの木が色づいている程度だったが

まだ残る緑の色とのコントラストが、これはこれで風情がある。










祖谷川源流の冷たい水で口を濯いでみる。鹿の鳴く声だけが聞こえる森の中、

爽やかな風が吹き抜けていく。










これからどんどん山頂から彩が下って来るのだろうが、この辺りまで来るには

もう少し先の様だ。そんなまだ少し秋の訪れが早い森の中を歩くと、リフトのトンネルの脇に出た。










劔神社から下を見ると第二駐車場も満車状態だった。キレンケショウマのシーズン以外で

ここが満車になっているのも初めて見た。さすがにおにぎり一個ではお腹が減っていたので

駐車場の横の売店のかけそばでお腹を満たす。











足の具合が良くなくてリハビリにと出かけた剣山だったが、今まで見た事のない錦秋に

出会う事が出来、普段なら先ずは歩く事ない脇道をのんびりと歩けて

脚の痛みを忘れさせてくれた一日だった。石鎚山から始まった紅葉は。これから

日に日に下がってくる。これから計画している山行に参加できるようにと

劔神社に願掛けをして(神頼みではダメなのだが)見ノ越を後にした。

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WOC登山部2020.10.07 土佐矢筈山

2020年10月08日 | 四国の山
今日はWOC登山部では年に一度の遠征で八幡平に6名で出かけているので、

留守を預かるメンバーで、先週天候不良で予定を変更した土佐矢筈山にリベンジしてきた。

集合場所から高速に向かう途中でコンビニ立ち寄ると、朝焼けを背に飯野山のシルエット。

朝から天気の良くない日が二週続いたが、今日は久しぶりに期待できそうだ。




先週の工石山から帰って来てから左膝がずっと痛んでいた。

以前にも同じような症状があったが2,3日すると治っていたのに、今回はいつまで経っても

痛みが治まらない。少し不安になって前回足首が腫れた時に訪れた整形外科で見てもらうと

触診した後に先生が『少し腫れていますね。レントゲンを撮ってみましょう。』と言った後に、

『今度も山に登るんですか?』と聞いてきた。前回診察してもらった時のことを覚えていたようだ。

幸い骨には異常はなく、周りの筋が炎症しているとの事だった。

『毎回、山に登る前に、レントゲンを撮りにきますね。』と先生に皮肉を言われたが、取りあえずは一安心。

コンディショニング・タイツを履いて更に膝にサポートして登ることにした。



高知自動車道を大豊ICで降り(3週続けて)、豊永から439線を京柱峠へと向かう。

豊永からの道は国道とは名ばかりで道幅の狭いくねくねとした道を走って行く。

『峠は憶えているけど、こんな道を走ったかな?』と二年前も運転をしてくれたIRIBITOさん

峠に着くと二年前にはあった峠の茶屋の建物が無くなり、基礎の部分だけが残っていて様変わりしていたが

南側に遠くに見える梶ケ森までの景色は変わることなくメンバーを迎えてくれた。

身支度をした後メンバーはここ最近の定型業務?のYAMAPの記録をスタートにしている。











峠から東に林道を歩いて行くと右に小檜曽山登山口の小さな標識がある。

ここから斜め上に登って行くと登山道がスタートする。

登り始めると直ぐに気になっていた左膝ではなく、右足のふくらはぎと太もも痛み始めた。

ずっと左足をかばっていたいたせいだろうが、今まで経験したことのない痛みと症状だ。

山さんとIRIBITOさんに『ひょっとしたら登れんかもしれません。』と

言って弱気になりながら、しばらく幅の広い作業道のような道を進むと萱原になる。

IRIBITOさんの提案で、今日は女性陣に前を歩いてもらう事にしたので、

時々道を少し外れながらも、所々に付けられたテープを見ながら萱原を抜けると、檜と杉が混在した林になった。







林の中のトラバース道が終わると今日のコースで一番気になっていた急登が始まる。

トップを歩くキョウちゃんのスピードが半端ない。

女性陣に前をと、ちょっと上から目線で言っていたが、あとのルリちゃんもみなちゃん

どんどんと登って行く。IRIBITOさんと二人で『女性陣についていけんがな~!』








この急登は登っては少しだけ緩やかになるのを3・4回繰り返す。その度に先を行く女性陣が

待ってくれていて、一呼吸置きながら登って行くが、足の痛みはどんどん酷くなる。

もうすでに10時間近くも歩いた後のような張りで、『せめて笹原まで・・・・・』などと

思いながらも右足をひきづる様にして登って行く。










急登が終わると原生林コースの分岐点に着いた。先ほどまでの針葉樹の林から、

広葉樹の広がる手付かずの自然が残る道。







ブナやミズナラの森に朽ちた倒木には苔がつき、サルノコシカケや小さな

可愛らしいキノコもあちらこちらに目につく。

みなちゃんも度々立ち止まっては独特のポーズで写真を撮っている。

夫婦のマムシグサものびのびと葉を広げている。
















下草もなく柔らかい土の上をブナの大木を見上げながら歩いて行くと足元をすくわれる。

原生林と書いているだけあって、ほんとうに素晴らしい森だ。










『小さい秋、み~っけ!』





原生林の森を抜けると分岐の道が交わるモミ千本に着いた。

前回来た時に誰かさんが消えかかった標識の千本を十本と勘違いして読んだ場所だ。

『十本のモミの木をわざわざ書かんやろ!』と笑ったこの場所から、

しばらくはウラジロモミの林の中の道が続いていく。







ウラジロモミの林が終わると、いよいよ笹原の稜線に飛び出す。

右足は相変わらず痛くて、いつ攣ってもおかしくない状態だが、

ここまで来ると気分が盛り上がって痛みを和らげてくれる。小檜曽山と土佐矢筈山の分岐に出る手前は

平らな広場になっていて、北には天狗塚と牛の背、その向こうには

寒峰から矢筈山に続く稜線が見渡せる。

西側には遠く石鎚山までの峰々が続いている。













分岐からはまずは小檜曽山へと歩いて行く。少し先のピークに道標が立っているのが見えるくらいの距離。

背の低い笹の中明瞭な道が続いている。










白骨林までとはいかないが、枯れかかった木々の間を抜け10分ほどで小檜曽山に着いた。

二等三角点『笹』のピークからは、今から歩く土佐矢筈山までの笹が広がる尾根が見渡せる。










夕方からは雨になるという予報がウソのように青空が広がっている。










ここからが今日のルートのメインディッシュ。四国でも有数の笹原尾根の道。

暑くもなく寒くもなく湿度も低く、このコースを歩くには今日は最高のコンディションだ!

登坂になると足の痛みで俄然スピードが落ちるが、前を歩くメンバーに多少遅れて離れても

遮るもののないこの道では、全員の姿が確認できるので、ゆっくりと歩いて行く。

紛らわしい偽小檜曽山の道標の立つピークも通過して進んで行く。










以前に独り歩きをしていた時も、笹原を歩きたくなるとこの山に来ていた。

もう何度も訪れている山だが、何度来ても期待を裏切らない素晴らしい景色が続いていく。













前を歩くメンバーが立ち止まっている間に何とか追いつくが、

歩き始めると直ぐにどんどん離されていく。

笹原には人の歩く踏み跡とは別に、幾筋もの鹿たちが歩いた後の踏み跡が付いている。

先週の工石山では陽が当たらず開いていなかったアサマリンドウもきれいに花開き、

ヤマラッキョウの小さな花も道の脇に沢山咲いている。










二週間前に歩いた中津明神山では天空の鳥居と天空の林道を眺めたが、

今日は天空の笹原そして雲上の笹原。振り返ってもまた笹原だ。




鞍部からは山頂への最後の登り。最初は樹林帯の中を登って行くが、

随分前を歩くIRIBITOさんが『大丈夫?』と声を掛けてくれた。

大声で『大丈夫です。ゆっくり行きます!』と答えて歩いて行く。

樹林帯を抜けると山頂直下の登りをかなり先を歩くメンバーの姿が見えた。







高知の人たちが南側から登ってくる矢筈峠の分岐を過ぎると

山頂まではもう少し。ガンバレ・ガンバレ!







山頂に着くとメンバーたちの食事は始まっていた。

早速ザックを降ろして岩の上に腰掛けようとするが、足が固まって一苦労する。

前回独りで来た時も、あまりに多い虫の数に閉口して少し下った岩の上で食事にしたのだが、

今日も蚊のような小さな虫がまとわりついてくる。




山頂からは360度の大展望。剣山次郎笈

もちろん先ほどから見えていた天狗塚から三嶺

綱付森の笹原も手に取る様に見える。







仲が悪いわけではなくソーシャルディスタンスで食事をするキョウちゃんとみなちゃん

向こうには牛の背の笹原がで~んと広がっている。












今日はいつになく山頂でのんびりと過ごす。そりゃこれだけの眺望のある山頂で

せっかちにしても仕方がない。

先ほどまで私にまとわりついていた虫たちがIRIBITOさんの頭にTシャツにすごい数でたかっている。

払いのけてもきりがないので、ひょっとしたら白いTシャツの色に寄ってくるのかも言われて

Tシャツ脱いでみてもあまり変わらない。加齢臭に寄ってきてるのかも?(笑)

あっ!でもさっきまでは私に寄って来たので、人の事は言えないぞ・・・・!




山頂は風もなかったせいか思っていたよりも寒くもなく、

本当にゆっくりとできた。それではまた笹原を戻って行こう!











帰り道も女性陣がどんどん歩いて行くが、IRIBITOさんが心配して

遅れている私の後ろを付いてきてくれている。

空も予報通りに雲が広がり初め、モミ千本の辺りから雨がちらつき始めた。

分岐から往路と違うもう片方の道に進むと、次第に踏み跡が薄くなってくる。










自然林の森の中には鹿害避けのロープとネットが張られているが、注意書きには

『登山用のロープと間違えないように』と書かれているが、

そんな間違いをする人もいないだろうに!




こちらの道も原生林コースに劣らず自然が残り、様々な植物がいきいきとしている。










分岐まで戻ると残るは急な下り坂。時々他のメンバーが『おっと!』と言って

足を滑らせているが。一歩一歩足を踏み出すのが精いっぱいで

足を滑らせるほどの余裕もない。










スタート時点では『今日はリタイヤするかもしれない。』と思っていたが、

痛みをこらえながらも何とか歩き通すことができ、

この土佐矢筈山の自然のバリエーションと豊かさを存分に感じることができた。

京柱峠に着いて早速恒例のコーヒータイム。

今日はIRIBITOさんがコロンビアの美味しいコーヒーを用意してくれた。










約11kmを約6時間弱の行程。途中でいつも以上に写真を撮ったり、

山頂でものんびり寛いだりと今日もまた楽しい山歩きの一日となった。



 








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WOC登山部2020.09.30 工石山

2020年10月01日 | 四国の山



先週は中津明神山の山頂から猿越山への笹原稜線と

くねくねと続く天空の林道を眺めた。

緩やかに北に広がり延びている笹原の尾根を見て、気温も下がり始めた事だし、

久しぶりに笹原歩きがしたくなり、四国でも有数のシコクザサが広がる土佐矢筈山を計画した。


今週も秋雨前線の影響かまた天気予報が思わしくない。どうやら毎水曜日が悪天の周期に入ったようだ。

自宅から高速道路を西に向かって車を走らせていると、西の空がピカっと光った。

雨雲レーダーも雨雲がかかったままだし、雷注意報の予測マークも時間が経っても外れない。

豊浜ICで丸亀からのメンバーと合流。事前に変更も有と相談していた麺法師さん

IRIBITOさんと話をして、急遽行き先を工石山に変更することにした。

土佐矢筈山の笹原尾根と違って工石山は山頂までほとんど樹林帯の中を歩くので、

多少の雨でも万が一の雷でもリスクが少ないと判断。


大豊ICを降りて先週と同じように国道439号線を西に、途中から県道16号線を稲刈りを前に色づいた

棚田の稲穂を眺めながら工石山青少年の家まで車を走らせる。

青少年の家の体育館の建屋の下に車を停めてスタートする。雨に濡れずに準備ができるのが

工石山に変更したもうひとつ理由。空はまだ怪しげな雰囲気。

まゆゆとあっちゃんが雨具やスパッツは?と服装を聞いてくるが、

『道は足元が濡れることはないと思いますが、濡れて騙された~!』と言われたら嫌なので、

『どうぞご自身の判断で!』(笑)と軽く答えた。




舗装路の林道をしばらく歩いて未舗装の林道へと入って行く。道の脇には秋の花が咲き誇っている。

先週の中津明神山には群生していたが、ここでもハガクレツリフネがたくさん咲いている。

オミナエシやアケボノウソウもみ~っけ!













テント場を過ぎると登山口になる。杉林の中を緩やかな道が続いていく。

剣山で群生しているテンニンソウとは色の違う、

まだ色づく前のオオマルバノテンニンソウも咲いている。










駐車場で用心のためカッパのズボンを着こんだまゆゆが、『暑~い!』と言い始めた。

見ると薄い上着も着込んでいる。







途中で南周りコースへの分岐があり、前回は雨の中を南回りコースを歩いたので

今日は北回りコースへ進んで行く。この山は標識が充実しているので

道に迷う事はない!(本当に?)




しばらくすると広場になった杖塚と呼ばれている場所に出た。

白く小さな花をたくさんつけたシシウドを見てあっちゃんが、

『このレースのような花は?』と聞いている。

私にはこの花はパッと上がった花火が開いているように見える。










杖塚から少し東に登り西に折り返すと山頂から派生した広い尾根の道になる。

全国(県の木)遊歩道となっているこの道には、各県を代表する樹木が集められ

植栽され保護されていていて道の至るところにその樹木の名を記した案内板が立てられている。







おび杉と書かれた杉林の道になると緩やかな歩きやすい道になる。

おび杉は宮崎県を代表する杉で、油分が多く腐りにくい材質は江戸時代には主として船を造る

板材として使われ、全国から注文を受けていたという。




杉林を進んで行くと白鷲岩がある。晴れていれば嶺北の山々が見渡せるが、

今日はやはり厚い雲に隠れてほとんど何も見えない。










更に進んで行くと天然ひのき風倒根と書かれた案内板があり、

その横に台風でで~んとひっくり返ったひのきの根が横たわっている。

硬い地質の為、下にではなく横に根を張ったひのきが台風の風に耐え切れずに倒れたとの事だが、

縦横無尽に張った根は、高知特有の自然が生み出した芸術作品だ。

ちょっと年齢は高いが、森の妖精?達が顔を覗かせている!




風倒根からスズタケの道を通り、トド岩も覗いて見る。










トド岩を過ぎると先ほどまでの緩やかな道から、山頂への登りになる。

ここでももののけ姫に出てくるのように見える

不思議な形をした杉?に出会う。










神の木を過ぎると山名を書いた丸テーブルのある展望台に出た。

途中にある標識には北の頂きと書かれた場所だが、

この時点ではこの場所の北の頂きの名前は全く頭になく、

メンバーは書かれた山名を見ながら盛り上がっている。

この展望台の辺りではアサマリンドウが目につくが日が当たらず開いていない。







展望台からもこの山の特徴らしい大木の根が目に入る。

初めてこの山を歩きこの北回りコースを歩いた時には気づかなかった小さな鳥居があった。

鳥居を潜り歩いて行くと岩陰に工石神社の小さな社殿があった。

社殿の脇には下から登ってくる参道と鳥居がある。麓の集落から参拝する参道だろうか?













シコクママコナの小さな花が咲いているが、コンデジで接写するのが難しい。




工石山山頂の展望台は以前に来た時は上に登れたのに、老朽化のせいか階段にはロープが

貼られて登れなくなっていた。しばらくの間ここで休憩をする。








ここで広場の端にある北の頂と書かれた標識を見て三角点・ピークハンター?の

セニョさんの目の色が変わってきた。どうやら頂きという文字が気になるらしい。

『まだ時間が早いし、行ってみたらええやん!』とIRIBITOさんが言うと、さっそく歩き始めたセニョさん。

初めてこの山にアケボノツツジがまだ咲いているかもしれないと来た時に、

一番最初にこの山頂に着いた麺法師さんが独りでこの道を歩いて、後からついたメンバーに

『アケボノツツジが咲いていますよ!』と言いながら戻って来た道だ。

その時はしばらく下って行ったが一向にアケボノツツジが見つからず、代わりにシャクナゲが咲いていて、

『麺法師さん、アケボノツツジとシャクナゲを間違えていません?(笑)』と言って引き返して来た道。




地形図を確認しても先に下った所に標高点があるだけで、『ピークがあるんだろうか?』と

疑心暗鬼で最後尾を歩いて行く。シャクナゲの群生が終わると道は北に続いている。

その内にまた巨岩にしがみつく様にして立つ檜や八岐大蛇のような大木が現れた。










その自然の厳しさと木々の生命力に感心しながら歩いて行くと、次第に道は登りになり、

そのうちにうす暗い森の中から明るい場所に飛び出した。

『やっぱり北の頂きはあったんや~』と思いながら広場に出ると前を歩いていたメンバーが

『さっきの展望台と同じような案内板がある!』と騒いでいる。

『まるでミステリーやね~』と話しているとやっさんが、

『ここ、さっきの展望台やんか!』と言い始めた。先ほどは下から登って来て、

今は上から丸テーブルの山名の案内板に出たから、しばらくの間メンバー全員が気づかなかった。

『な~んや~、結局ぐるっと一周回っただけやんか!』と全員で大爆笑!

GPSを直ぐに見れば気づいたのだろうが、それにしても思い込みと勘違いは怖い、怖い!







雨も散ら行き始めたので、妙体岩への急な下りはやめて、

登って来た道を戻って行くことにする。







途中で植栽直後に上陸した台風の影響で、曲がったままに成長した根曲がり杉があった。

ここでも『登りの時に通ったかな~』とメンバーのほとんどが気づかず通り過ぎていたようだ。




家に帰ってFBに写真をアップしたら、高知の花好きの流れ星さんから

『ヒメコウモリソウやクサヤツデは咲いていた?』とメッセージを頂いたが、毎回思うのだが、

花好きの人と花音痴の人とでは同じ道を歩いても目にする花の数が圧倒的に違う。

せっかく教えてもらったり調べた花の名前も、一週間後にはもう忘れている。







天気予報の予想に反して、先週に続いて今日もほとんど雨に降られず歩く事が出来た。

青少年の家に丁度12時に到着。体育館の下でお弁当と思ったけど、せっかくなら地元のお店で

と言う事で、隣にある直売所でお蕎麦を頂くことにした。直売所では女性一人が切り盛りしていて

大勢で押し掛け注文したせいで、二椀づつ運ばれてくるたびに『すみません、お待たせして!』と

言って済まなそうにして、かえって悪いことをしてしまった。








高度差もなく距離の割には四季折々の花が咲き、また高知県の自然の豊かさと厳しさを

感じられる工石山。香川からもそんなに遠くなく、こんな天候が良くない日でも

楽しみながら歩けるとってもいい山だった。












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WOC登山部2020.09.23 中津明神山

2020年09月25日 | 四国の山



以前からネットで見かけていた仁淀町の中津明神山

それは山自体ではなく、山頂から見える天空の林道天空の鳥居の写真。

どちらも瓶ケ森林道高屋神社の鳥居が全国的には有名だが、

こちらもなかなか絵になる風景なのでぜひ一度は見てみたいと思っていた。

WOC登山部も未踏の山なので恐らく興味のある人も多いと思い今回計画してみた。


先週に続いて秋雨前線の影響で天気予報は各社ともあまり良くない、

唯一、日本気象協会の予報だけが晴れマークがついている。

麺法師さんには事前に、『一応集合して当日判断しましょう』と

連絡していたが、やはり朝から曇り空。高知道の新宮IC辺りからは雨も降り始めた。

大豊ICで降りて本山町のコンビニで『どうしましょうか?』と麺法師さんと杉さん

相談になったが、雲は割と高い位置にかかっているので、『行ってみましょう!』と決行することにした。


国道439号線は土佐町に入ってしばらくは道幅が狭くなるが、あとは二車線の道幅も広い

走りやすい道が続いている。西に進むにつれ空はどんどん明るくなり、青空も見え始めた。

丸亀からは約3時間弱で登山口となる吾川スカイパークに着いた。

スカイパークの建屋には近所の方だろうか、おじいちゃん、おばあちゃんが数人で

軒先で寛いでいた。『すみません!トイレはないですか?』と尋ねると、

『ここのトイレは鍵がかかっているから、今、開けてあげるわ』と言ってくれた。

ここからはまだ先を車で登って行く人も多いらしく、『歩いて中津山まで登ります!』と言うと、

途中はテープと標識があるから迷う事はないと教えてくれた。スカイパークから見える山には

まだ重く雲がかかっていたので、『今日は雲がかかったままですかね?』と尋ねると、

『そのうち晴れるろ~』とニッコとしながら高知弁でおじいちゃんが答えてくれた。







スカイパークのすぐ上の大山祇神社の向かいに登山口の標識があり、今日はここからスタート。

歩き始めて直ぐに木の根元に今まで見た事もないような大きなキノコが目に入った。







しばらくして切った太い倒木の間を通り過ぎると、徐々に道の勾配も急になって来た。

道の脇にはハガクレツリフネが群生といっていいくらい咲いている。







道は枝打ちされ真直ぐに伸びた杉林の中を続いていくが、足元は小さな石がザレていて歩きずらい。

山の中ではあまり見かけない色をしたフシブロセンノウが所々で咲いている。











登山道は何度も林道を横断していくが、その都度、標識がちゃんとあるので迷う事はない。







相変わらず九十九折れの急登が続いていくので、既に額からは滝のように汗が流れていく。

前を歩くセニョさんの足取りは重いが、このところ修行僧のように

毎週歩いているIRIBITOさんの足取りは軽やかだ!

後ろの方で杉さんの喘ぐ声がここまで聞こえてくる。

みやさんも久しぶりなので『さぼったらいかんな~』などと言っている横で

アキチョウジが咲いている。











地形図を見ると等高線の間隔が狭く、ほとんど直登のようにして道は続いているので

予想以上に急登なのは肯ける。登山道から林道に出る度にホッとする。










うなだれているのでよく判らないがジャコウソウだろうか?紫色が少し薄いように思う。




やっとのことで尾根に出た。麓でおじいちゃんが言っていたように空は晴れて来た。

北にはこんなに近くに?と思うくらい石鎚山が綺麗に見える。







相変わらず林道を横断しながら歩いて行くと、白いレーダードームが頭の半分覗かせているのが見えた。

目印が見えると何故だか気分が変わってきて、山頂がどんどん近づいてくる。







振り返ると車を停めたスカイパークが見える。『あそこから登って来たんや~!』




足元に笹が広がり始めると、ヤマラッキョウ・ツリガネニンジン・ツルリンドウの花が目につく。

ここ最近の山歩きの中では、これだけの花が咲いているのを目にするは珍しい。














山頂を目の前にしてセニョさんのエンジンがかかりどんどん先を登って行く。







笹路を登りきると小さな鳥居に着いた。先を歩いていた健脚メンバーが山頂から北に続く

天空の林道を見て歓声を上げている。










東側もどこまでも山々が見渡せ、流れ星さんのレポートでは剣山まで見えるらしいが

初めての山とあまりにもたくさん見える山の数で特定する事が出来ない。




セニョさんも久しぶりの一等三角点にご満悦!







石鎚山からの稜線の続きで先週登った筒上山はその山容で何となく特定できる。

石鎚山から二ノ森そして堂ケ森と続く稜線も、いつか歩いてみたい。







登山口から2時間30分。少し早いがこの山頂でお昼ご飯にする。

足元ではシコクフウロが小さく風に揺れている。










南に見える鳥形山には雲がかかり始めた。

石灰岩の露天掘りとしては日本一の産出量を誇っていたという鳥形山は、長年の採掘によって

標高が200m近くも低くなったいう。










その鳥形山の見える山頂の南側にも可愛らしい小さな天空の鳥居が立っている。










集合写真を撮った後、天空の林道に別れを告げて下山開始。

山頂からの帰り道はピストン組と林道歩き組の二手に分かれて下って行く。

次第にこの山頂にも雲が流れ始めて来た。










急登を登って来たと言う事は、急な下りが続くと言う事。

前を歩くセニョさんも後ろから来るあっちゃんや、やっさんも、時々足を滑らせ

小さく声が上がっている。他人ごとではなく私も濡れた岩の上でツル~と足を滑らせ尻もちをついた。







さらに後ろから来ていたひなちゃんとまゆゆ、杉さんと一緒に

林道で合流しては一息つく。道が杉林から広葉樹の森になると登山口まであと一息。










祠もない鳥居の前を過ぎると山頂から1時間20分ほどで登山口に着いた。

しばらくの間、林道歩き組を待つ事に。







先にIRIBITOさんが下って来たので少し下がった芝生の広場になった場所の

特徴のある一本の大木の下で恒例のコーヒータイムのお湯を沸かすことにする。










そのうちスカイパークの芝生の斜面を降りてくる林道組の姿が見えた。

全員が揃ったところで持ち寄ったお菓子とコーヒーでゆっくりとする。











メンバーが寛いでいる中で、ゆかりんがセニョさんを引っ張ってスカイパークの

中にある803mの三角点を探してまた斜面を登り始めた。点名を調べると吾川スキー場となっている。

パラグライダーの発着場としては整備が行き届いているので不思議に思っていたが、

どうやら以前はスキー場だったようだ。





帰り道の途中にある中津渓谷に寄り道してみる。

渓谷沿いには巨岩がゴロゴロとして、川沿いには遊歩道が続いていた。

仁淀川へと続くこの渓谷の水はやはり透き通って透明度はバツグンだ。

秋にはモミジが色づいて更に趣のある景観となることだろう。




















来週には例年ならそろそろ石鎚山では色付き始める頃。

短い季節の中で秋を探しに行ける山はたくさんあって目移りがする。

国道439号線の茶畑やなつかしい稲藁干しの風景を眺めながら車を走らせ帰路についた。





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WOC登山部2020.09.16 岩黒山・筒上山

2020年09月17日 | 四国の山



今週のWOC登山部はいつになく早めに山さんの企画で石鎚山を計画していたが、

土小屋からのスタートなら、岩黒山筒上山への第二コースを設定したら、

WOC登山部では未踏の山なので、セニョさんが食いついてくるかもしれないと思い、

山さんに了承を得て案内して見ると、案の定早々に参加の連絡があった。(笑)

(このところセニョさんは既踏の山には触手が動かず、未踏の山に熱心なのだ)

ところが意外とセニョさんだけに留まらず、何年ぶりかに波平さんと久しぶりにIRIBITOさん

参加となり、思わぬ釣果?(笑)で楽しい一日になりそうな予感がした。


直前になって台風10号の影響で瓶ケ森林道が全面通行止めになったり、解除になったりと

バタバタしたが、2台に分かれて土小屋を目指す。私の方は取りあえず県道40号線を通り、

久しぶりに長沢からよさこい峠に向かってみることにする。

長沢からの道は長沢貯水池に沿った道になると道幅も狭くなり、曲がりくねったカーブも急で、

運転に慣れている私でも苦になって来た。




これなら瓶ケ森林道の方がマシだったな~と思いながら走って行くと大瀧の滝に着いた。

冬には氷瀑となるこの滝も、今日は水量も多く勢いよく流れ落ちている。




大瀧の滝を過ぎ手箱山の登山口を過ぎたあたりから、ガスがかかり

時々小さな雨粒がフロントガラスに落ち始めた。「今日は眺望は期待できないな~」と思いながら、

よさいこい峠、そして土小屋へと着いた。西条の加茂川のファミリーマートから約1時間20分。


土小屋で身支度をしているとそんなに時間差なくIRIBITOさんの車も到着。

「今日は雨具のズボンは履いていた方がいいですよ!」とメンバーに声を掛け

トイレに向かうと、トイレから出て来た同じ上下の服に同じザックを

背負った高校生らしき若者の団体とすれ違う。

一人の若者に「どこの学校?」と聞くと「建設学校」と返事。

さらに「登山部なの?」と聞くと「いえ、訓練です!」と答えてくれた。

建設学校なんて聞いた事がないな~、訓練??などと思いながら車に戻って行くと

IRIBITOさんが「どこの高校やろね?」と聞いてくるので、「建設学校らしいです」と

話しながら登山口へと向かうと、駐車場に見た事のあるバスが停まっていた。

「建設学校じゃなくて警察学校やんか~!」と二人で大笑い。

これで訓練と言っていたのも肯ける。




今日の先頭は波平さん。その後をセニョさんが続き普段通り最後尾をIRIBITOさんが来てくれている。

筒上山と岩黒山への分岐から左に折れて、先ずは岩黒山を目指す。




分岐を過ぎると前回歩いた時と同じように道の両側からは、濡れた笹の葉が迫って来て

所々では足元が全く見えないほど生い茂っている。







このところ毎週独りで歩いている波平さんのペースは速く、時々振り返っては後続を待ってくれている。

このところ余り歩けていないセニョさんが早くもしんどそうに後ろを付いて行っている。










樹林帯を抜け山頂近くの尾根に出ると予想通り周りはガスがかかって真っ白な世界。

晴れていれば山頂からは360度の大展望のはずだが、今日は仕方がない。







お久しぶりのコアラさんがいつものように、間食を配ってくれている横で

「いや~ここからの景色を見てみたいから、また秋に来ようよ!」とIRIBITOさん。




いつもなら山頂から見える丸滝小屋に、「次はあそこまで下ります」と

言えるのだが、やはりその丸滝小屋も筒上山もガスの中で全く見えない。




足元の見えない笹の茂った道は、登りよりも下りの方が危ない。

後ろでひなちゃんにアクシデントがあったようだが、

「20代の女の子だったら、助けてあげるんだけど」といつものようにコアラさん。




ウラジロモミの林を過ぎると笹原の下り坂から、柔らかい土の歩きやすい道になる。










岩黒山経由で1時間15分ほどで丸滝小屋に到着。眺望があれば岩黒山山頂でもっとゆっくりしただろうが、

今日は意外と早くここまで来られた。




全員が揃って直ぐに丸滝小屋を後に、筒上山を目指す。

「ここからの道は楽しいですよ!」と私が言うと、波平さんが

「KAZASHIさんの楽しいというのは、怖いな~!」と。さっそく道は崩れた場所にロープが張られている。




筒上山の主尾根の東側をトラバースするように道は続いていく。

霧のかかった幻想的な森の中を梯子を降りたり、少し朽ちた木の橋を渡ったりしながら

アスレチックの道は楽しい道だ。










デッキプレートの橋になるとコアラさんが「この橋の強度は大丈夫」とか

「せめてJIS規格で作ってないと」などどいつものように小難しい事を言ってくる。(笑)







トラバースのアスレチック道の脇にはハガクレツリフネを始めとする小さな花が

あちらこちらで咲いている。













キレンゲショウマの群生地を横目に見ながら石段を登って行くと、

最後に傾いたデッキプレートの階段?梯子?がある。










最後の階段を登ると大きな岩を真上から縦に割ったような石門?がある。

この岩の間を通り抜けると巨大な石垣が現れる。







「大峰宗(おおぶしゅう)石鎚山覚心寺」の手箱道場となっている建物がこの石垣の上にある。

どうやら高知県に本部のある修験道のお寺らしいが、詳しい事はネットで調べてもほとんど出てこないし、

その活動は不明でこの道場が開いているのも見た事がない。

こんな奥深い山中でこれほどの石垣を作って果たして費用対効果は?などと下衆な考え。

ここから今日の2番目の目的地の筒上山へと登って行く。

前回歩いた時は手箱山へと歩いて、帰りに登ろうと思ったが疲れて登れなかったが、

今日は15年以上前に歩いた時以来の再訪となる。







道場のすぐ上に見える白い鳥居を潜り、歪な石段を登って行くともうひとつ小さな鳥居がある。

ここからこのコースのメインの鎖場が始まる。








まずはトップを波平さんが登って行く。岩には鎖とは別にトラロープや

フィックスロープが数本垂れ下がっているので、

どれを掴んで登っていくか迷ってしまう。







案内には鎖場を登るのは自己判断でお願いしますと書いたが、濡れた岩は滑りやすく

足がかりの少ない所ではけっこう難儀をする。身軽なセニョさんと比べてどうかな?と

思っていたコアラさんはさすが元柔道部の腕力でグイグイと登って行く。

コアラさんは以前から飯野山に週に数回登っているのだが、荒れた登山道の整備に

毎回、袋に詰めた土を運んで登っているという。

柔道家が毎回40kgの土を背負って整備をしていると噂になっていると話してくれた。

「柔道家でもないし(元柔道部)、40kgも背負ったこともないのに、

人のうわさは尾ひれがついて」と言っている。










鎖場を過ぎると山頂に続く笹の尾根道。尾根の西側から霧の交じった風が吹きつけてくる。




やはりこの山頂もガスの中で眺望は全くないので、早々に引き返す。







鎖場を下るのは登るよりさらに難しい。とにかく足を滑らさないようにと

慎重にゆっくりを下って行く。もっと苦戦すると思ったコアラさんが

意外とスムーズに降りてくる。さすが柔道家!







緊張感の走る鎖場を終えてほっと一息も束の間、鎖場の下の歪な石段は

前に向かって傾いているので油断をすると足を滑らせて危うい。

しかも滑りそうになって両脇の草を掴もうとすると、トゲアザミの葉ばかりで

握った途端にチクっとして思わずその手を離してしまう。

前を歩く波平さんが大きな音をたてて滑って転んだ!




先に下で待っていた三人と合流して、霧状の細かい雨が降る中で昼食を摂る。

お弁当を食べた後は今日はまゆゆがIRIBITOさんのお店のコーヒーを淹れてくれた。

気温も低く雨で濡れた体に暖かいコーヒーは何よりのごちそうだ!




道場のまわりにはタカネオトギリやホソバヤマハコのお花畑の中に、

もって帰ったら食べられそうな可愛いらしいなめ茸のような小さなキノコがあちらこちらに。








昼食の後は先ずはアスレチックの道を戻って行く。急登だった下りの石段は慎重に、

緩やかな下り坂は皆さん意外と早いスピードで歩いて行く。

このところ独りで剣山系を修行のようにして歩いているIRIBITOさんは

やはり最終的に名頃から三嶺、そして剣山への縦走を目論んでいたようだ。

一緒に歩かないかと誘われるのだが、一日で歩くのにはまだまだ体力不足だ。







一ケ月ほど前に歩いた時には無かった巨木が道を塞ぐようにして倒れている。

香川ではほとんど影響のなかった台風10号によるものなのか、

これだけ大きな木が倒れてしまったと言う事は、かなりの風が吹いていたんだろう。








丸滝小屋までは立ち止まることもなく一気に下って行く。

先を歩いていた波平さんとセニョさんは早く着いてけっこう待っていたようで、

セニョさんが「疲れたわ~」と言っている。




丸滝小屋から土小山までの道はほぼ下りの道。途中で何ヵ所かは昇り降りがあるが

下草もなく歩きやすくウラジロモミの林の中に道は続いていく。








こちらの道でも樹高が十メートル以上はある巨木が倒れて道を塞いでいた。

幹が太すぎて乗り越えられないので、折れた根元まで登ってやり過ごす。

「長~いカウンターの板が取れそうやな」とか「輪切りにしても大きな丸テーブルができる」

などの、IRIBITOさんとセニョさんが商売柄か同じようなことを言っている。







土小屋まで着くと、第一コースで石鎚山に登った山さんの車は見当たらなかった。

出かける前に「天狗まで行って腰を抜かして時間を潰してください」とメッセージで

やり取りしたが、「さてはこの天気、今日は天狗岳まで行ってないな~」







第一コースの様子です。

建設学校と警察学校を勘違いした若者の団体



少数精鋭?のアタック隊



帰り道でちょっとお疲れ気味のアタック隊






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WOC登山部2020.09.09 塔丸

2020年09月10日 | 四国の山



今週もWOC登山部は自主トレ。といっても個人的に塔丸を歩く予定なので

興味のある方はご一緒しましょうと、WOCのFaceBookに書き込んだら

やっさんとあっちゃんとルリちゃんが興味があると連絡があった。

台風一過で天気は良くなるとふんでいたが、どうやら午後から崩れそうな雰囲気、

集合時間を30分早めて夫婦池を目指した。貞光からいつものように国道438号線を

南下していると、前から見覚えのある車が来ている。『あっ!IRIBITOさんや!』

IRIBITOさんは剣山で御来光を見るため昨晩から車中泊をして、今からもう帰るところ。

『もう天気が崩れそうやから、他には歩かず帰るわ!』と。IRIBITOさんと別れた後、

時々フロントガラスに雨粒が落ちていたが、大きな雨にならない事を願いながら車を走らせた。


夫婦池でトイレを済ませていざスタート。雨はまだ降っていない。

地形図では塔丸となっているが登山口の道標には呼び名の通り塔の丸と書かれている。

他にも塔ノ丸と書かれていることもあるが、実は大正時代までは、

地元では塩無山(しおなしやま)と呼ばれていたそうだ。







登山口からはしばらくの間は塔丸の主稜線の北側をトラバースする

緩やかな登坂が続き、ウラジロモミが目につく林の中をゆっくりと歩いて行く。

前回丸笹山から赤帽子山を歩いたあっちゃんが『丸笹山への道と同じような道やね!』と。







林床にシコクザサが広がり始めると道幅は狭くなる。以前はザレて歩き憎かった場所は

谷側にロープが張られ問題なく通過できるようになっていた。







ザレ場を抜けると樹林帯が終わり稜線に出る。振り返ると太郎と次郎が仲良く並んでいる。

雨降りもそうだがガスがかかって全く景色が見えないというのが一番気になっていたが、

幸い何とか周りの景色は見えそうだ。










更に進んで行くと今日のコースの全容が見渡せる笹原になる。

反対側の剣山から見ても緩やかに続く稜線とこの笹原は見て取れる。








笹原にはこのコースの特徴の白い巨岩が点在している。画角を狭く切り取ると

四国カルストのような雰囲気がするが、四国カルストは石灰岩

この塔丸から三嶺にかけては御荷鉾緑色岩と呼ばれる地質だそうだ。

途中の小さめの岩に登ってみる。







最初の巨岩を過ぎると雨がちらつき始めた。笹原から少し登った道の脇のウラジロモミの木陰で

雨具の上着を着こむ。ここでやっさんも大事な一眼レフをザックの中にしまい込む。

最初は傘をさして歩いていたが、次第に風も強くなってきた。

後ろから来るルリちゃんが氷上を滑るスケーターのようにして歩いてきている。







晴れていれば青い空と緑の笹原で申し分のない稜線歩きだが、

周りの景色が見えるだけでも良しとしよう。北側には矢筈山黒笠山

そして落合峠から西に寒峰に続く稜線も見えている。

雨が降り始めるとあっちゃんが『どこでご飯を食べるの?』と頻りに気にかけ始めた。

コアラさんのように立って食べたら!』と冗談を言ってみる。







笹原から山頂手前で一旦、樹林帯の中に入る。樹林帯の中で風が止むと体感温度は

多少、変わってくるが、それでもやはり少し冷え込んできた。




山頂にはほぼコースタイム通りの1時間40分弱で着いた。三角点の周りには3つほど

背の低い山名標が立てられていて、その向こうには三嶺が見える。










時間は10時30分。これから折り返してもお昼には夫婦池に戻れる。

雨に当たると濡れた手先が冷たくなってきたので、『ご飯は夫婦池の東屋の下にしましょうね!』と言って、

一度も腰を降ろすこともなく早々に山頂を後にした。







なだらかに続く稜線にいつもならゆっくりと下って行くのだが、雨の中では他の人とも

ほとんど話すこともなく黙々と下って行く。これぞ理想的なフィジカルディスタンス?







稜線の奥には剣山から続く丸笹山が見えている。

『これで中尾高原から赤帽子山、丸笹山、塔丸と繋がった』とあっちゃん。

『ふ~ん、そんなことを考える様になったんだ~』とひとしきり感心する。




相変わらずおしゃべりすることもなく黙々と歩くメンバー。

まぁ~雨だし、周りの景色を楽しむ余裕もないからな~と思っていたのだが、

よくよく考えたら、私も含めててお腹が減って早く戻りたいだけかも知れない・・・・と。










笹原には登山道とは別に幾筋ものトレースがあちこちに続いている。

獣道なんだろうが、所々でその道と登山道が交わって、一瞬間違えそうになる。

登山道ははっきりとして笹が踏み固められているが、何ヵ所かは腰までの高さの

笹が茂って、雨具のズボンを履かなかったことを後悔する。

ルリちゃんだけがスパッツを付けていたが、それでももう太ももの辺りまで濡れている。




普段ならあっちゃんが登っているだろう大岩も今日はあっさりと通過。

やはり背に腹は代えられないらしい。

雨も止んで最後に見えた太郎と次郎にもお別れする。







1579mの四等三角点「塔丸東」には45分ほどで着いた。ここで初めて立ち止まる。

あっちゃんが「KAZASHIさん、靴の中は大丈夫?」と聞いてきたので、

「もうピッチピッチ・チャップチャップですよ!」と。

上から当たる雨よりも、足元の笹の露の方が靴の中は濡れてしまうようだ。




三角点を過ぎると残るは樹林帯の中の道。ここからは多少の雨が降ろうが、

風が吹こうがもう大丈夫。他の三人も落ち着いて来たのか、少しづつ話をはじめてきた。







稜線の北側の斜面は、どこの山でもそうだが木々の幹の周りにも

びっしりと苔がまとわりついている。その苔が雨のお陰で生き生きとしている。

鹿害避けのネットがかなりの数の木々に巻かれている。それだけ鹿の多い場所と言う事か。










往路で『ちゃんとテープが巻かれている道ね~』とあっちゃんが言っていたが、

ピンクの長めのテープは道標のテープではなく、営林署とかが付けて行ったテープ。

また枯れた木には『危険!』と書かれた黄色いテープが巻いてある。




台風10号の風の影響で来る途中の国道にも、この林の中にも木の枝が散乱していたが、

ウラジロモミの大きな枝も枯れてもいないのに道の真ん中に落ちていた。







最後は露出した木の根っこに足を滑らさないように下って行くと登山口に到着。

さっそく夫婦池まで移動して、濡れたものを着替えて待ちに待ったお昼ご飯。

濡れた靴下も脱いだので足元が寒いね、と言いながらお弁当を食べた後は、

久しぶりのWOC登山部恒例のコーヒータイム。

一人だけコップを忘れたルリちゃんは代わりの水筒に。知らない人が見たら

なんて欲張りなんだと思われるだろうな~なんて・・・・。




往復でも8kmのこのコースはのんびりと歩くにはもってこいのコース。

今日は雨に降られたので少し急いだが、今度は秋か雪の日に歩いてみてもいいな~と

いつになく早くお昼過ぎには夫婦池を後にした。













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剣山を歩く!

2020年09月02日 | 四国の山
先週に発症した足の腫れと痛みから、ようやく解放され

歩いていても痛みはなく、患部を押さえてもほぼ痛みがなくなった。

WOC登山部は足の回復の目途が経たなかったので早々に欠席。

それじゃ~独りで何処かに出かけようと色々と考えた。

先ずは先週考えていた風呂塔~白滝山に、次に思いついたのが

綱付山半平山。いずれも未踏の山だけれども

どうやら台風の影響で天気予報は雨。雨の日にあまり踏まれていない山を歩くのも

何だか億劫になり、ここは無難な線で毎回リハビリで登っている剣山

登ることにした。過去に何十回と登っている山だけれど、けっこうな回数で

ギックリ腰の後のリハビリと二日酔いで登っているという、

体調不良か体調を測るバロメーターとしての山。登山口までも、登山口からも

通いなれた山なので安心して歩ける。


という事でまだ青空の広がる自宅を出発して、脇町、貞光町を通り

国道483号線を南下して、第五ヘアピンを曲がる頃には雨が降ってきた。

いつもならテンションが下がるのだが、今日はリハビリともう一つ、

先週天気が悪かったら検証してみようと思っていた、ワークマン

透湿レインスーツR600の性能を見てみたかったので、雨降りも苦にならない。

それどころか何だかテンションが上がってきた。

R600の性能表示は耐水圧10,000mm、透湿度8,000g/㎡/24hとなっている。

ちなみにお値段4,900円。これがお値段以上・・・になるのか、

安物買いの銭失いになるのか、はたして・・・・?


見ノ越の駐車場は公衆トイレの建築の為の作業車両以外は、

予想通り登山者らしき車は停まっていない。




先ずは劔神社への石段を登って行き、いつものように本殿でお参りを済ませ

登山口へと歩いて行く。入り口には注連縄が掛けれ、劔神社のご神体である剣山の

聖域にここから立ち入ったことになる。








山上ヒュッテのFBにトリカブトが咲き始めましたとアップされていたのを

目にしたが、道の脇に早速、雨に濡れて濃い紫色のトリカブトが目に付いた。




今日は平日の雨。登山者も観光客の姿もなく、リフトも営業時間だが

動かず止まっている。




登山道には静かに霧が流れ、久しぶりの雨に周りの草木が

何だか喜んでいるような感じがする。

レインウェアのフードを被っているせいか、自身の荒い息だけが聞こえてくる。




すると道の脇から突然横切る物体が!一瞬ひやっとしたが、ピョンピョン跳ねる

大きな大きなヒキガエル?




さらにその先にはなが~い大きなヤマミミズ。草木だけでなく、

森にすむ住民たちも、この雨を喜んでいるようだ!




普段はあまり周りの木々に目をやることがないが、今日は独りでのんびりと

歩いていると、通いなれたこの道には様々なまた堂々とした木々が深い森の中に立ち並んでいる。




相変わらず雨はやむ気配もなく、普段ならすれ違う人のいる道も人影はなく、

定点観測する場所からもいつもは見える雲海荘も濃い霧に遮られて見えない。

更に長~いヤマミミズがゆっくりと動いている。










西島駅には見ノ越の駐車場から45分で着いた。遅くもなく、早くもなく

まずまずのペース。駅舎の横の茶店は随分と前から閉まっていて、

最近は入り口のガラスが割られ中を覗ける。この山に通い始めた頃は

まだこの中であめゆを飲んだ記憶がよみがえる。




今日の課題のレインウェアの性能だが、まだこれくらいの雨だと

水を弾いているみたいだが、中は汗でたっぷりと濡れている。




茶店の軒先で水分補給と一服を済ませて駅舎の横を通り

山頂へと歩いて行くと、次第に雨脚が強くなってきた。

道の脇にはトリカブトとテンニンソウが群れを成して目立ち始めた。







刀掛けの松では低く垂れ込めた雲から大粒の雨が横殴りに吹き始めた。




しばらくはそのまま登って行ったが頭の上でゴロ!と音が。

一瞬、ヒヤリとしたがそのまま歩いていると、更に大きなゴロゴロ!

何度も音がし始めた。手に持つストックを放そうと身構えたが、これ以上進んで

万が一のことがあってもいけないので、山頂手前で引き返す。

周りにはトリカブトとテンニンソウが咲き乱れていた。

何十回と登ったこの山で、それはそれは酷い二日酔いの時にも

何とか登りきったのに、初めて中途半端な所での撤退となった。




樹林帯を抜けた場所から避難して、西島駅まで戻ると

雷の恐怖から何とか落ち着いてきた。後は樹林帯の中になるので

大丈夫だろうという事で、西島神社から久しぶりに左に折れて下ってみる。

西島神社の大岩の足元には太鼓くぐりがあり、

前回、丸石へ歩いた時にやっさんとあっちゃんとゆかりん

寄り道した場所だ。




ここからは登りの道以上に深い広葉樹林の中の道になる。

道自体もしっかりしていて歩きやすくて普段登ってくる道以上に

剣山の懐の深さを感じられる道だ。







相変わらず雨脚は強く、木々に遮られていても登山道の上を流れていく水で

その降っている量が分かる。森はあくまでも静かで自分の吐く息と

歩く足音だけが聞こえてくる。







祖谷川源流の谷には透き通った水が流れ、この場所から祖谷へと水は流れ

そしてさらに吉野川へと流れていく源。ひょっとしたらこの水の

何万分の一かを自宅で飲んでいるかもしれないと思うと感慨深い。




劔神社に戻ると温度計は20℃を指していた。駐車場ので上着を脱ぎ

下着も脱ぐとどちらもびっしょり濡れている。

レインウェアのズボンを脱いでみると下に履いていたタイツは

ほとんど濡れていない所を見ると、やはり上着は汗のせいなのか、

その判断はつかない。

家に帰ってモンベルのゴアテックスのレインウェアの性能表示を見てみると

耐水圧50,000mm以上、浸透性35,000g/㎡/24hとなっている。

そのお値段上下着だとで38,000円近いので、性能値で単純に割ると

割安感はあるが、結局のところ、性能のいいレインウェアの着心地を

着てみないと分からないとという結論に至った。

今までのダンロップのゴアテックスのレインウェアと比べると、

ほとんど遜色はないけれど、さらにお高いレインウェアを買うとなると、

やはり躊躇してしまう今日のリハビリand検証登山の剣山散歩だった。
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今日はドライブ!

2020年08月26日 | 四国の山
今週も県内のコロナの感染状況を鑑み、WOC登山部はお休み。

独りでどこに出かけようかと先週から色々と考えていた。

第一のコース! 落合峠~寒峰

天気が良ければ以前に一度だけ歩いたことのある、落合峠から

寒峰を縦走。意外とこの時期のこのコースはいろんな花が咲いていて

アップダウンの繰り返しで体力測定になる。

第二のコース! 風呂塔~白滝山

天気が悪ければ、ワークマンで買ったR-006の耐水圧10.000mm、

透湿度5,000gという性能のチェックをしてみる。そして

前回に石堂山の帰り道に寄った白滝山へ風呂塔から歩き、

途中の未踏の火打山を経由して線を繋いでみるという、

天気次第で二つのコースを考えていた。 

一週間前はあまり良くなかった予報も、週が明けるとまずまずになった。

それじゃ~と思っていたら、前日の朝に起きるとくるぶしの辺りが動くと痛む。

昨夜まで何ともなかったのに、おかしいな〜と思いながらも、

そのまま出社してみるものの、段々痛みが酷くなってくる。

翌日を控えて気になるので一応、整形外科でレントゲンを撮ってもらうと、

骨には異常はないが、くるぶしの上がたしかに腫れている。

『どこかでぶつけましたか?』と先生に聞かれるが、思い当たる節がない。

『通風ではないですよね?』と聞くと、通風だと普通はくるぶしの下の方が

腫れるらしい。尿酸値もギリギリだが規定値をオーバーしているわけでもない。

原因は結局わからないが触ると痛いし、腫れが酷くなってきている。

何かの原因で炎症していると言う事だが、痛みは数日後に出ることもあると言われ、

『明日、山歩きをしようと思うのですが?』と聞くと、『痛みを我慢しながら

歩いても楽しくないでしょう!』と言われて納得して病院を後にした。







朝起きると天気予報通り青空が広がっている。家の中でじっとしているのも勿体ないので、

予定していた登山口の落合峠までドライブする事に。


三加茂から県道44号線を走ると、桟敷峠を経て深淵を通り落合峠に着く。

深淵から峠までの間は30年ほど前はまだ未舗装部分が多かったが、

今はすべて舗装路となって走りやすい。小学校のあった深淵の集落もほとんどが今は廃屋となってしまった。

そんな中でも、一軒だけ洗濯物を干している家屋があった。







深淵、落合の集落を抜け峠へのくねくねした道を走って行く。峠までの道は

至るところで路肩が崩れていたが、樹林帯から道の両側に笹原が現れると、

見慣れた標識の立つ落合峠に着いた。




車のメーターの外気温は22℃を表示している。車を降りるとさっそく秋の訪れを予感させる

涼しい風が祖谷谷から吹き上げている。正面には三嶺から天狗塚の稜線。




しばらくの間ベンチに腰掛けのんびりと峠の景色を眺める。

東には矢筈山とサガリハゲに続く稜線。




西を見ると落禿に続く笹原が広がっている。

落合の禿(カムロ・山)と言う事で落禿と呼ばれているのだろうが、

東側のサガリハゲといい落禿といい、最近少し頭部の薄くなってきた私には

あまりいい気のしない山域だ!(笑)




しばらくして峠の周りを散策。舗装路を北に歩いて行くと烏帽子山が見えた。

道の両側には小さな可愛い花があちらこちらで咲いていが、ここ最近は雨が降っていないので、

どの花も萎びている。














峠まで戻りまだ色ついているススキの穂を見ながら少し東へと歩いてみる。

こちらも斜面の笹の足元にいろんな花が咲いている。










矢筈山への登山道を少しだけ登ると、やはり笹は朝露で濡れている。

反対側の寒峰への道はほとんど道が隠れるほど笹に覆われているので、

縦走するとなると雨具の下とスパッツは必須のようだ。







峠まで戻って最後に深呼吸。今から涼しい風の吹くこの峠からグングンと気温の上がった

下界へと戻って行くのだ。峠を下り落合の集落では廃屋となった家の屋根が朽ち果て、

中から勢いよく木が伸びている。この家は人がいなくなって随分と時間が経っているのだろう。





深淵川に架かる橋から下を覗くと、透明度バツグンの水が流れている。

峠から下って少し気温が上がってきたので、この冷たそうな水に飛び込みたい気分だ。




桟敷峠から右に折れて先ずは風呂塔のキャンプ場を覗いてみる。このキャンプ場ができてからは

風呂塔へは手軽に登れるようになったが、キャンプ場自体が今はほとんど使われていない様子で、

キャンプ場までの途中の道もけっこう荒れていた。




次回の為の登山口を確認した後は水の丸へと向かう。

以前にセニョさん・コアラさん・ルリちゃんと令和元年記念に日の丸山に登った帰り道に

立ち寄った場所で、WOCではパラグライダーで飛んだ時のは発進場所になっている丘だ。

公園の施設の並ぶ場所から三角点のある丘までは少し距離があるので、今日は歩かずに

そのまま上の駐車場まで車で走って行く。




駐車場から丘の上までを少し登って行く。




先ほどの落合峠からは北側の景色は望めないが、こちらは360℃の眺望。

吉野川の向こうに連なる阿讃山脈の峰々を見渡すことができる。

風呂塔や烏帽子山までは見て判るが、南側に見える山の特定がなかなか難しい。














ここから東には六地蔵峠への稜線が続き、県営農地開発事業として開かれた水の丸地区の

ビニールハウス越しに徳島市の郊外が見える。ここで水筒に入れたお湯でコーヒーを淹れ、

コンビニで買ったワッフルをおやつにコーヒータイムと洒落こむ。日差しは強いが、

その日差しが雲に遮られると、吹き上げてくる風が何とも言えず心地よい。










今日は歩く事もなく時間も気にせずのんびりと山からの景色を楽しむ。

山の高い低いにかかわらず上から見下ろすと言うのは何とも言えない気持ちになる。

水の丸を後に六地蔵峠へ向かう。阿讃縦走路にも六地蔵越え(峠)があるが、

こちらの六地蔵は讃岐と阿波の人々が行き来した峠に、人々の災いや苦しみを遮り救われたいという信仰から

建てられたと云われているが、この東みよし町の六地蔵の由来は少しおどおどしい。その由来とは、

『源平の屋島の合戦に敗れ、深淵をへて祖谷に入った平家一族は。堂々、強力(荷を背負う案内人)を

やとって平家の物資財宝を輸送していた。途中、芽の窪という地にたどりつくと、

そこを平家再興の際重要な地点であると考え、軍資金や財宝を隠す場所と決め埋蔵した。

そして、秘密がもれることを恐れた平家一族は、軍資金と財宝を運んだ六人の強力を帰すときに

ひそかに後をつけ、峠の頂上で殺してしまったという。

後に金丸城主となった平家盛は祟りを恐れ、峠に六つの地蔵を建て霊を弔った。』と云うもの。








前回はこの峠からゆめりあ34を見学した後、元来た道を引き返したが、

今日はそのまま半田町の方へと下ってみる。すでにカーナビの画面の道は途切れ、

GooglMapで見ても道は曲がりくねり何ヵ所も分岐していて複雑になっていた。

案の定、道は複雑でこのまま進んでも大丈夫かな?という場面が何度もあった。




何とか半田町までたどり着き、今日の最終目的地の穴吹町の神明神社へ向かう。

穴吹川に沿って続く国道492号線は何度も走った事のある道だが、FBで見るまでは

この神明神社の存在を知らなかった。神社の参道は工事車両が停まっていて、一旦行き過ぎてしまったので

近くにあった郵便局で尋ねると、今は崖崩れが起こらないように工事中だと教えてくれた。

参道の石段の下は崩れて仮の参道が設けられている。石段は手摺があるが見上げるほどの急な石段だ。







FBの写真で見た通り磐境に囲われた中に石祠が5体ある。磐境とは、

祭祀に際して神が降臨する岩石等を中心にした神域のことで、古代の祭祀場だという。

この神社は案内板に書かれている内容とは別に、古代イスラエル人の礼拝堂だったという説もある、

何とも言えず不思議な場所だった。













WOCのメンバーに足が痛いときくらい、家でじっとしとけんのかな?と後で言われたが、

結局ドライブといっても一日中走り回り、しかも山を絡めたドライブになってしまった。

来週には腫れはひいてまた歩けるだろうかと、やっぱり山歩きの事を考えながら家路に着いた。
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WOC登山部2020.08.19.20 瓶ケ森

2020年08月21日 | 四国の山
土小屋のモンベルで冷えたビールを仕入れることができて

先ほどの手箱山での意気消沈から、ルンルン気分んで瓶ケ森駐車場まで車を走らせた。

駐車場に着くころにはガスが流れ始め日差しを遮ってくれているとは言え、車を降りると

喉の渇きが半端なく、たまらず先ほど買ったビールを一本開けてグビグビと飲む。

いつもなら家に着くまでお預けだか、今日はもう運転もしなくていいので・・・・遠慮なく。

先ほどまで担いでいた小さめのザックから今回購入した48Lのザックに少し荷物を移し、

車の中に置いていた2Lのペットボトルからウォターキャリアに水を移し替えた。







駐車場から第一キャンプ場までは850mほどだが、さっきのザックと比べると、

肩にずっしりとザックの重みがのしかかってくる。テント泊の一泊となると

もう少し大きめの55Lほどの容量が適当だが、年に何回泊まるか分からないテント泊よりは

小屋泊や普段でも使えない事もないワンサイズ小さめのザックにしてみたのだが、

やはりザックの中は一杯いっぱいで、縦走に使うならもう少し道具選びを考える必要がありそうだ。













青空が所々で顔を覗かせているが、それでも圧倒的に雲の量の方が多い。

今夜の星空は期待できそうもないが、星空モードでの撮影ができなくなった今、

諦めがついてはいるので、残るはテント場でのビール三昧!










瓶ケ森避難小屋までの道も今までになく笹の勢いが強く、太ももの辺りが濡れてくる。

古くなってボロボロな感じの避難小屋はその横に新しく小さめの小屋が建てられていた。

そしてバイオトイレなる真新しい建物もできていた。










避難小屋から第一キャンプ場での道も笹で覆われ、せっかく乾いたズボンもテント場に着くときには

もうずぶ濡れになっていた。








少し前に譲ってもらった初めて使うモンベルのステラリッジ2だが、スムーズに設営ができ

今夜のお宿は準備万端。後は・・・・・・・・呑むだけ!










テントの中で濡れた靴下を履き替え室内から外を見ると、刻々と空の様子が移り変わって行く。

陽が落ち始めると鳥の鳴く声も聞こえず、周りを飛んでいた虫も静まりかえり始めた。







他にはテント場に今日は停まっている人の姿もなく、ただただ静けさの中独り佇んでいる。

日頃暮らしている雑踏の街中とは全く違うテント泊ならではの世界。




陽が落ち始めると足早に周りは全く灯のない暗闇になった。




最初は寝袋も出さずに横になっていたが、次第に足元が冷え始め(濡れた靴下をそのまま履いていたので)

日を跨ぐ頃寝袋を取り出し中に入った。枕を変えると寝付けないとよく言うが、やはり熟睡はできず

ウトウトした状態がずっと続く。その内ふと思い出し、テントのファスナーを開けて外を見ると、

頭上には満天の星空が広がっている。星の数ほどとはよく言うが、まさしく夜空を埋め尽くす

星・ が輝いている。

一応試しにもう一台のコンデジの感度をあげて撮ってみるが、感動している気持ちを

現わすこともことはできないイマイチの写真しか撮れない。







久しぶりに見た本物の星空を目に焼き付けてまた寝袋に入ると、次に目を開けた時には

外が随分と明るくなっていた。『しまった!』と思いながら身支度をして

御来光を見るために女山を目指して登って行く。振り返ると石鎚山も見え始め、

女山の山頂の向こうが曙色に染まり初め、その東の空に向かって飛行機雲が流れていっている。







山頂に着くと一眼レフを構えた男性が一人。『遅かったですか?』と尋ねると

『今、昇ったばかりだよ!』と言ってくれた。








御来光に手を合わせていると、さっきの飛行機雲が空から落ちて、吸い込まれるように

渦を巻いて輝いている。何とも言えない神秘的な初めて目にする風景だ。




その朝日に照らされ始めた石鎚山のモルゲンロート。

南には雲海の中を峰々が連なっている。







先日やっさんがFBにアップしていたプレートを挟んで朝日を撮ってみる。







陽が一旦登り始めると周りの景色は足早に明るさを増してくる。

石鎚山の北壁には、この女山の影がくっきりと見え始め

笹原の奥の男山の向こうには、昨日歩いた石黒山から手箱山まで稜線も陽に照らされている。







テント場まで戻るとやはり笹の朝露でまたズボンが濡れた。

もちろんテントのフライシートもテントも濡れている。

朝露と言うよりは夜中にはもう周りは濡れていたので夜露になるのだろう。




テント泊は設営よりも撤収がめんどくさい。特に濡れてしまったテントは乾くまで待っていられない。

中のマットや寝袋も少し濡れたヶ所があるが、取りあえずは折りたたんでしまうのだが、

膨らんだマットや寝袋は狭いテントの中の空間では思うようにいかない。

(家に戻って乾かし平らな床の上で仕舞いなおすと案外スムーズに収まった)


予想以上に撤収に時間のかかったテント泊だったが、これは何度か繰り返して慣れるしかない。

今回は一泊だったので何とでもなったが、これが縦走で連泊となると

熟練度がますます必要になってくる。山小屋泊ならテントも必要なく、食事も用意されているが

ほとんどの山小屋ではシーズン中は大勢の人で混雑する。荷物と手間は増えるが独りの空間と

自然のど真ん中を謳歌できるテント泊とは一長一短がある。今回ひとまず練習もできた事だし、

これからの山行での選択肢のひとつとなった。(とは言え休みが取れればの話だが)


帰り道バイオトイレを覗いてみると中はとても清潔で匂いもしない。

注意書きにある様にハンドルを回して中のオガクズを撹拌して、水を使わずに微生物で

分解する仕組みのようだ。







バイオトイレを見学した後は気温の上がり始めた氷見二千石の中を駐車場へと戻って行く。

帰り道の氷見の笹原はなだらかに広がり、青空の下で光り輝いていた。










練習結果

1.テント泊では出来るだけ衣服を濡らさないようにすること。

2.御来光を見るのなら寝過ごさないようにすること。

3.撤収には思わぬ時間がかかるので、その時間も見込んで作業を早めにすること。

4.標高の上がった山ではあまり飲み過ぎないようにすること。

5.必要なもの不要なもの、小さく軽くできるものなど道具や荷物を吟味すること。

等々、まだまだ経験を重ねていかねばならないと思ったお久しぶりのテント泊でした。
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WOC登山部2020.08.19 岩黒山・手箱山

2020年08月21日 | 四国の山
今週のWOC登山部はメンバーのスケジュールが合わずに自主トレとなった。

お盆休みが取れずにいたので今年初めて連休を取り、久しぶりにテント泊をしてみたくなった。

山小屋での宿泊がなかなか難しい今、遠征となると今後は

テント泊を考えなければならず、その練習もかねてどこか適当なところはないか考えていたら、

エントツ山さんが掲示板に、初心者は瓶ケ森キャンプ場

いいと薦めていたのを見て、宿泊場所は即、決定。では次にどこを歩こうかと考えて、

先ずは先週の丸石までの往復で足が攣った原因を検証するため、

同じくらいの距離のコースを歩いてみようと思った。

更に先週時間が無くて立ち寄れなかったキレンゲショウマが、まだ見られるしれない

と言う事で筒上山に的を絞った。前回に伊予富士から西黒森山を縦走した時に、

自念子ノ頭の山頂でセニョさんに『向こうに見える山は?』と

聞かれ、『手箱山・筒上山・岩黒山ですよ!』と教えてあげると、未だ登った事のないセニョさんが、

『今度、歩いてみたいな~』と言っていたので、その下調べも兼ねて歩いてみることにした。

何せ筒上山に登ったのは15年も前の事。そして林巍先生の土曜探検学校で小学生の

娘と参加したのは更にその前の事で、ほとんど記憶に残っていない。いずれも手箱山までは行けて

いないので、取りあえず下調べでルートの確認という名目で出かけて来た。

(テント泊でなければ他の人も誘ったのだが・・・・。)



西条市の加茂川の交差点では車のメーターの外気温は既に30度を越えていたが、新寒風山トンネルを抜け、

寒風茶屋へと高度を上げていくと24度を下回って来た。瓶ケ森林道は対向車もなく

いつになくスムーズに走れる。少し雲はあるものの、青空の下自念子ノ頭

続くスカイラインは何度見ても見入ってしまう。




尾根の西側と東側では全く違う形相を見せる瓶ケ森男山の岩壁を通過すると、

いつものように石鎚山が出迎えてくれる。







土小山の駐車場はお盆も過ぎ平日と言う事もあって、ロータリーの北側に車を停める事が出来た。

新しくできたモンベルの横から登山道へと入って行く。







道は直ぐに筒上山と岩黒山との分岐になり、

まだ遠慮気味に道の両側から笹が生えてしばらくは問題なく歩いて行けたが

次第に足元が全く見えないほど容赦なく暑苦しい濃い緑の笹が迫って来た。










道がダケカンンバの林になる頃には腰から下はすでにびしょ濡れ。スパッツも付けずに歩いていたので

登山靴の中も濡れてしまっている。晴天がずっと続いているのに、この朝露のお陰か、

周りの草花は意外と生き生きしている。







ダケカンバの林を抜け尾根に出ると、木々の間から北東に瓶ケ森と

山頂から緩やかに広がる氷見二千石の笹原が見える。




やっと笹の悪路が終わり山頂が近づいて来た。今度は尾根の反対側に筒上山とその手前に丸滝小屋が見えた。







岩黒山山頂は360度の眺望。今日はそのパノラマを独り占めだ。

石鎚山はもちろんのこと、瓶ケ森林道に沿って伊予富士まで稜線が続き、

その奥には寒風山から笹ヶ峰が見えている。










そして反対側には筒上山から手箱山への緩やかな稜線。










しばらくこの大パノラマを眺めた後、丸滝小屋へと下って行くがこちら側もかなりの勢いで

笹が迫り足元がほとんど見えない。靴の中が濡れると靴下も濡れ靴の中で擦れて

不快感がどんどん増してくるが、その笹海の道を抜けるとウラジロモミの快適な道になり、

土小屋からのトラバース道と合流すると丸滝小屋に着いた。







丸滝小屋からは少し下って尾根の東側の下を巻くようにして道が続いていく。

しばらくすると次第に道の雰囲気が変わってきた。

道幅が狭く危なげな場所にはロープが張られ、道が付けられない岩肌の露出した斜面には

L型アングルの手摺とデッキプレートの床で出来た橋?が造られている。







建築現場ではよく見かけるデッキプレートだが、角波型になっているので

歩いて行くと結構な金属音が静かな山の中に響いていく。







筒上山山頂への尾根道との分岐を過ぎると、更に怪しげな橋が続いていく。

先ほどまでの橋は古くなった場所には新しいものに付け替えられていたが、

この辺りは下を見ると錆びて穴が開いているヶ所がある。










地形図の筒上山山頂のほぼ東側になってくると道は登りになってくる。

道の脇にはシシウドや山アジサイが咲いている。










石の階段状になった道を登って行くと今日のお目当てのキレンゲショウマが待っていてくれた。

もうほぼ終わりに近いがそれでも何輪かが花を咲かせていた。

道の両側にはロープが張られ、中には立ち入らないようにと注意書きが書かれていたが

それでも何ヵ所かは中に入っている踏み跡が見受けられる。










キレンゲショウマの群生地を過ぎると、この道の名物?のひねくれた階段が現れた。

階段自体が内側に傾いて手摺もグラグラで、しかもこちらも板の部分に穴が開いていて危うい。










傾いた階段を越えて進んで行くと見覚えのある石垣が目の前に現れた。

こんな山中に城壁を思わせるほどの高く立派な石垣の上には、大峰宗石鎚山覚心寺手箱山根本道場がある。

それにしてもこれだけの石垣をおそらくかなりの費用と時間をかけて造った経緯が気になる。







道場前の広場では男性が二人休んでいた。『どちらまで行かれます?』と聞かれたので、

『手箱山まで行こうと思います。』と答え、『道はどうですか?』と聞き返すと、

『問題ないですよ、花もたくさん咲いていて歩きやすいですよ!』と教えてくれた。


ここまでで土小屋から3時間近くかかっているので、少し一服した後

さっそく広場の南側の脇道の奥に見える白い鳥居を潜り手箱山へと進んで行く。




教えてくれた通り道は緩やかな登り坂で一旦尾根の笹原に出て、そこから尾根の下の道になると

小さな花があちらこちらに咲いたお花畑の道になった。







道の脇から見える岩黒山が随分と遠くに見える。

オタカラコウ?やシモツケソウやシコクフウロが咲き乱れている。













手箱山山頂には小さな手箱大権現の赤い小屋があり、賽銭箱の横でお昼ご飯にする。

ここで大アクシデントが!。

写真を撮ろうと三脚を立てずに道標の柱に上にカメラを置いてシャッターを押した途端に、

カメラが柱から下の石の上に落ちて嫌な音がした。

拾い上げてみるとレンズの二段目が曲がってしまっている。

画面もエラーが出てシャッターも降りず、画面の表示に従って電源を切るしかない。

このカメラの『星空モード』を使って、今晩満天の星空を写すつもりで

久しぶりに持ってきたのに、どうにも使い物にならなくなってしまった。




気を取り直してもう一台持ってきていたカメラで取りあえず記録写真を撮る。ト・ホ・ホ~!







意気消沈で手箱越えまで戻っていると、先ほどの花畑の草花が気を紛らせてくれる。

ミヤマヒコオコシやシコクフウロの紫色の花が目につくようになると、

夏から秋の気配が漂ってくる。少し紫がかったシシウドがこの夏一度も見ることのできなかった

打ち上げ花火のようで、夏の終わりを告げてくれているように思った。













道場まで戻ってくると時間は14時を過ぎていた。最後に登ろうと思っていた筒上山だが

道場の屋根越しにそびえて見える厳しそうな山容に気持ちが萎えた。

往路は岩黒山に登った事を考えると今から筒上山まで登ると、同じくらい時間がかかりそうだ。

今日は瓶ケ森で泊まるので時間的にはまだいけるが、土小屋から瓶ケ森の駐車場までの移動時間と

キャンプ場までの歩きとテント設営を考えると、そんなには余裕がない。

などと言い訳しながら来た道を戻って行くことにした。




道場の周りには白いホソバノヤマハハコがたくさん花を咲かせている。




傾いた階段を降り、キレンゲショウマにも別れを告げ快調に下って行く。







デッキプレートの橋も反対側から見ると結構痛んでいて危なげだ。それでも日陰の道は涼しく

歩くスピードも上がっていく。先週の反省点で水分を十分に摂り、アミノ酸入りの携行食も摂ったお陰か

今のところ足が攣りそうな雰囲気もない。







丸滝小屋の手前で復路での唯一の登坂になる。

ツリガネニンジンを横目に見ながらひと登りすると丸滝小屋に着いた。










小屋の横の鳥居の脇で石段に腰を降ろすとまた急に左足の指先が攣り始めた。

西黒森の時と同じヶ所。あの時も朝露に濡れた笹道歩きで靴の中も濡れて、

靴と靴下が擦れて違和感が続いていた。幸い他の太ももや足首は問題ないので、

岩黒山のトラバース道を最後に土小屋へと下って行く。







山頂への尾根道とは比較にならないくらいウラジロモミの中の歩きやすい道が続いていく。




土小屋に近づいてくると道は地道から岩を並べた庭園のような道になる。

時折岩が動いてゴットンと音をたてるが、リズムよく渡って行くと土小屋の駐車場に着いた。











駐車場では朝に停まっていた車はまばらになり、逆に観光客の車が何台か見え、

若いカップルがモンベルのお店で冷たい飲み物を買って楽し気に出てきていた。

平野部に比べて気温の低いこの土小屋だが、とにかく気になったのが

荷室の中に置いていた保冷バックに入れたビール。

慌ててトランクを開けて保冷バックの中を確認すると、

缶ビールは汗を掻いているが冷たくはない。やはりこの気温で車の中に置いておくのには無理がある。

そこで頭の中で閃いた!モンベルに入ると予想通り冷蔵庫に入った缶ビールが置いてある。

1本400円と少々お高いが、背に腹は代えられない。2本買ってルンルン気分んでいざ瓶ケ森へ!

今日の沿面距離 12.5Km 行動時間 6時間30分 平均速度1.9km/h

今日の検証結果と反省点

1.足が攣らないように早めの水分補給と塩分やミネラル補給

2.計画は事前にコースタイムなどを調べて計画する

3.カメラでタイマー撮影をするときには安易に置かないで必ず三脚を使う

4.夏の時期に車内に保冷バックに入れているとはいえビールを冷やしておくのは至難の業


と言う事で後編につづく!


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