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世界遺産には登録されなかったものの─

2019年08月17日 | 凡日記
※この記事は、後日書き足しました。

 世界遺産、長崎・天草のキリスト教関連遺産群のうち、
天草の崎津集落へ行ってきました。

 詳しくはブログ3をご覧ください

 ここでは、世界遺産には登録されなかったものの
「島原の乱」及び「天草崩れ」に関係するもの、
つまり世界遺産になぜか登録されなかったけれども
世界遺産とのつながりが非常に深い所も見に行きましたので
紹介します。



 まずは、「大江天主堂」。

 崎津と同じく、江戸時代後期に
隠れキリシタンの存在が発覚した
「天草崩れ」の舞台となった集落。

 ただし、再度の「島原の乱」を恐れてか、
踏み絵させて終わり、ということで
お茶を濁したようだ。かつてほどキリシタンに対する
脅威も無くなり、事なかれ的に対応した
ともいえるかもしれない。

 世界遺産に登録されなかったのはおそらく
地籍通りの街並みが残されていなかったことによる
と思われるが、「天草崩れ」の舞台である以上は
世界遺産と関係が深い場所だ。



 続いては、富岡城跡。

 一揆軍が攻め落とそうとするも失敗した、
難攻不落の城である。
 ここの攻略の失敗が、キリシタン勢を
劣勢に追いやった一つの要因ともいえる。



 残念ながらここも世界遺産には登録されていない。

 オリジナルの石垣が残ってはいるものの、
再現された石垣が、「綺麗すぎる」のも
問題だったのかもしれない。耐震性を考えると
やむを得ないことだが。

 そして本丸跡地には、なぜか環境省の
ビジターセンターが設置されている。
 中の展示物は充実しており面白い。
 だが・・・自然環境は保護すれども、
歴史的遺産の保護の観点からすると
如何なものだろうか、とビジターセンターの
あり方に首を傾げてしまう。

 しかしここも、まごうことなき
「島原の乱」と非常に関係の深い史跡だ。

 ぜひ立ち寄られたい。


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