今日、カメラのSDカードのデータを
パソコンに移動させようとしていたところ、
昨年のタイ・イランを旅した時の写真が
残っていたのを見つけました。
データ自体はすでにブルーレイなどに焼いて保存
しているので、SDカードに残ったデータは
きれいさっぱり消してしまいました。
…と言いつつ、消すにはちょっとした躊躇いもありました。
この写真データは、タイ・イランで撮影した時に保存された、
一次データ。言ってみればオリジナルデータです。
そのオリジナルをいとも簡単に消しちゃっていいのか…
いくらコピーはすでに保存済みとはいえ…
デジタルデータはオリジナルもクソもない、とは
頭では分かってはいるのですが、なんとなく、
愛しさと言うと少し違いますが、一次モノには
特別感があるような気がします。
おそらくこの感情は、アナログの写真に触れたことのある
最後の世代だから、あるものなのかもしれません。
今の20代の人たちなんかは、物心ついたころには
カメラはデジタルばかりの環境に育ったから、
一次データをネガフィルムのように見立てることは
ないでしょうから。
結局SDカードはきれいさっぱりフォーマットしました。
でもまぁせっかくなんで、蔵出し写真をいくつか。
タイとイランのミニッツメイドです。