群馬・太田の「栄螺(さざえ)堂」に行ってきました。
丁度、新聞の地域欄で紹介されていたので。
「栄螺堂」とは、建物内が
サザエの貝のように螺旋状階段で
巡れるようになっている構造の寺院。
ただ、福島・会津の「栄螺堂」は完璧な
二重螺旋一方通行構造に対して、
群馬のは階段以外は同じフロアで
間仕切りがしてあるだけ。
まぁ、会津のを先に見ちゃったものですから、
少しがっかりしちゃいました。
螺旋状に作られているのは、
お堂を1周するだけで、何某の八十八箇所を
いっぺんに巡礼することができるようにするため。
ちょっとした、日本一周の旅を再現した
テーマパークのようなものかもしれません。
明治時代は神仏分離令の影響で
本堂が小学校校舎として転用されたとか。
それが幸いして、廃仏毀釈の炎上を
逃れられ、現在に至ったわけです。
奇跡的に残ったというわけですね。
そんな歴史に思いを馳せてみるのもよし。