BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
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【流儀】仕事は、何のためにやる?

2006年02月07日 | テレビ

 毎週火曜日は、「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ることにしています。なんか、NHKのプレマップ(番宣)見ていると、なんかプロXをひきずっているなぁと、あまり心惹かれることは無かったのですよ。でも、先週から見ましたところ、脳科学者の茂木さんが鋭い質問をする、いい司会者だなぁということや、やっぱり出てくる人が凄い、ということですよね。只者ではない。

 そしてこの日は、弁護士の宇都宮さんが登場したのです。
 エリートから一転、人と接するのが苦手で落ちこぼれていく弁護士生活。そんな中でわらをもつかむ思いで、誰も引き受けたがらなかった仕事に出会った。重債務者の相談。そして、悪徳金利業者との戦い。それは命がけの戦いであることは、想像に難くないですね。
 その中で、宇都宮さんは、仕事をする「意義」というものを見出していったのです。(まさに)「仕事の流儀」は、自分が食っていくためなのもそうだけど、+αで、人のためになればよい、と。お金のために働くのではない、とばっさり。何気なく語っておられますが、結構、今の世の中の風潮を痛烈に批判していますよね。本当に、仕事の「真理」を知っているお方なんだ、とはたはた感心しました。

 というよりも、驚いたのは、弁護士が「誰もやりたがらなかった」仕事がある、ってことですか?人が困っているのを、助けるのが弁護士でしょうが。なに、その債務者たちは、お金を持っているどころかマイナスの預金だから、金にならない、だから見捨てる、ですか。そんなことだから、ホームレスが公園に集まって、公園を「住所」だと主張するのでしょうが。そして、寒い冬に強制撤去して追い出して、すべて解決、ですか。冗談じゃありませんよ。

 仕事とは何か、それは自分のためであり、人のためである。このことを忘れてはいけません。人のためになることを忘れマネーゲームに奔走したり、自分のためにすら働かないニートであってはいけないのです。当たり前なのに、うまいこと説明が出来なかったのは、愚かですね。