ゴールタイムが「速い選手」と「遅い選手」の走り方に、どういう違いがあるのか、「コース前半と後半のスピードの違い」について調べてみた。
●前半と後半は以下のように設定した。
★前半(176km)=スタートから宗頭文化センター(176km)まで
★後半(74km) =宗頭文化センターからゴール(250km)まで
●ゴールタイムを「40時間以内」「40時間台」「41時間台」・・・「47時間台」に分けて、それぞれの前半の走行時間の平均を比較。
●前半の速さ比べ(下表):
①ゴールタイムが40時間以内の選手は、宗頭まで平均21時間50分で走行。午後3時に宗頭に着いている、さすがに速い!
②40時間台の選手は24時間12分。宗頭に午後6時12分に到着。
以下、上の表のごとく。 これでわかることは・・・・
・ほぼ、遅い人ほど到着時間が長い。40時間台の選手と46時間台の選手では5時間も違う。
・40時間前後でゴールする選手は午後6時に宗頭に着いている。
・42時間前後でゴールする選手は午後7時に宗頭に着いている。
・44時間前後でゴールする選手は午後9時に宗頭に着いている。
・47時間前後でゴールする選手は午後11時に宗頭に着いている。
・サブ10をするには宗頭には午後6時前に到着してないと難しい。
●コース後半の速さ比べ(下表):
①ゴールタイムが40時間以内の選手は、平均14時間15分でゴールしている。
②ゴールタイムが40時間台の選手は、15時間2分でゴールしている。
以下、上の表のごとく。
これでわかること・・・・・
・前半と違って、遅くなるほど時間が長くなってはいない(ただし、40時間以内と47時間台は除く)。
・40時間台~44時間台では30分しか変わらない。さらに、遅くなるほどタイムが悪いわけでもない。
・後半の速さは、40時間以内、40時間~44時間、45時間~46時間、47時間の4つのグループに別れる。
★結論
・後半は40時間以内、47時間以上の選手をのぞくと、あまり速さに差はない。
・前半の差がゴールタイムに影響する。
。記録を狙うなら、前半を急いだ方がいい。