かるさんのgooブログ <北国たより>

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届かなかった「おせち料理」

2006-01-04 21:50:00 | インポート

格段の事故、事件も無く、天候も比較的穏やかなうちに新年を迎えることができました。
TVのスポーツ番組に目を奪われている間に、今日はもう4日となりました。

おせち料理にもいささか飽きが来た4~5日には、そろそろ仕事始めとなるのでしょう。

と言った昔風の「正月休み」風景が、社会構造の変化に伴い年々崩れてくるようです。
みんなが一斉に休めることが無くなりつつあります。

そんなところからか、お母さんの腕の見せどころだった「おせち料理」も、出来合いを求める傾向に一段と拍車が掛かっているようです。
デパートをはじめとした各所で、「おせち料理」の売上が右肩上がりになっているとのこと。

観光地小樽で、早くから地元産の魚介類を使ったお寿司と地ビールで、一躍名をなしたお店があります。
街中から離れた小さな漁港の淵にあるそのお店は、内地からの観光客にもその名が知られています。

そのお店、「冷凍技術」に工夫を凝らして「冷凍寿司」の開発に成功し、これを全世界に広めようと頑張って居るようです。

その「冷凍技術」を生かして、年末から「冷凍おせち料理」を全国に向けて大々的に売り出しました。

折からの「出来合いおせちブーム」と、観光客からの認知度合いが相まって、1セット27000円と40000円のおせちが15500セットもの予約となったとのこと。

ところがこの予約数が、生産予定数の5割増しにもなって、結果として『暮れまでに届かないおせち料理』が出てしまいました。

正月の2日現在まだ届かないおせちが、なんと2000セット・・・・・
お店のその後の対応の拙さもあって、お客はカンカン!!

と言う話が、この地のお正月のなんとも穏やかな?トップ記事ではありました。

失われつつある「家庭料理」と、それを煽るように「行け行けドンドン」のお料理ビジネスです。
あげくの果てが、お正月ムードを台無しにしてしまうぶざまなあり様です。

食べものの恨みは恐ろしいと言います。

せっかくのおせち料理が届かなかった多くの家庭ではいかがなお正月をお過ごしになったことやら・・・不貞寝か、はたまた自棄酒に酔い痴れたか、
新聞には、さすがにそこまでは書かれて居りませんでしたが・・・・・。

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