かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

軽挙妄動するひとびと・・・

2010-05-31 20:30:00 | インポート
「軽挙妄動」けいきょもうどう
――軽々しく動き、みだりに行動すること。事の是非も深く考えず、右往左往するたとえ。

政権が交代してからわずか8ヶ月あまり、こんなに短いあいだに支持率が急落するとは予想もしていませんでした。

選挙公約が次々と破棄や修正され、その理由すら説明されないありさまでは、国民もあ然とせざるを得ません。

とりわけ最重要課題の「米軍基地移転」問題では、「日米安全保障条約」という根本のところの議論をないがしろにして、いとも簡単に「国外移転、最低でも沖縄県外」などと約束したのです。

その進めかたも二転三転、百家迷走し、あげくの果てが「元の木阿弥」・・・
これを「軽挙妄動」と言わずして、なんと表現したらよいのやら、支持率急落も止むを得ないところでしょう。

このまま参議院議員選挙に突入すれば、結果は歴然としましょう。

ですが、さて替わりに誰を?となるとハタと困ってしまうのです。票が分散し結果的にさらなる「政治の混迷」が続くことは間違いありません。

世界が大きく変わりつつあり、国家間の難題が山積するこのごろです。

この国の政治屋たちの「蝸牛角上の争い」に付き合っているほど、庶民に余裕は無いと思うのですが・・・・
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<残雪とチューリップ畑>
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「百家迷走」の果て

2010-05-23 22:26:00 | インポート

なんとも理解に苦しむ交代後の政権のありようです。
前政権やその党の横暴と腐敗に嫌気がさした人々は、閉塞感からの脱出を強く望んで新政権を歓迎したのですが・・・

以前と変らぬ金銭的な醜聞に、公約のほとんどはウヤムヤにされています。

なによりも理解しがたいのは、閣内や党内の各人が、てんでんバラバラに発言を繰り返して収拾がついていないことです。
重要政策については、政府や与党でじゅうぶん話し合って、ほぼ「これだっ!!」という段階で発表するのが筋だと思うのですが・・・

首相の発言を閣僚や党幹部がひっくり返し、それに首相が言い訳発言する・・・こんないい加減な政権もめずらしいような気がします。

「百家争鳴」とは、多くの学者が自由に自説を発表し論争することで、結果良しとしての例語として使われるようです。

まさにこの逆を行く「百家迷走」の四字造語はいまの政権与党にピッタリとはまります。

先日恒例の「サラリーマン川柳」の人気作が新聞に載っていました。
《仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い》
《先を読め 読めるわけない 先がない》・・・などなど

その指摘の確実さと軽妙さには脱帽です。それにあやかってこの際私も「駄句を一つ」

《先読めぬ 小鳩は奈落に 落ちにけり》

夏の参院議員選挙以降の、この国の混迷をいまから憂慮せずには居れません。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<林のなかのサクラ花>
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酒と羊羹と・・・歴史小説作家「火坂雅志」の作品から

2010-05-04 21:39:00 | インポート

昨年のNHK大河ドラマ「天地人」の原作者として、一段と注目を集めている作家です
下積みのころは「伝奇小説」から始まり「花月秘拳行」が世に出るデビュー作とされています。

氏の作品は、天下取りや国盗りに名を残した人々よりも、それを陰で支えた「軍師、謀将、政商、高僧」を描くことを得意としています。

出身地は「雪深い越後の国」で、ことさら酒豪といわれた上杉謙信とその家老直江兼続に思い入れがあるようです。
それかあらぬか、氏もお酒が好きなようで、エッセイーには「一人で飲む酒」「街の焼き鳥やで飲む酒」などの風景がしばしば書かれています。

そんな氏の作品に「羊羹合戦」という短編小説があります。
豊臣秀吉が作らせて自慢した、伏見の鶴屋(後の駿河屋)の「紅羊羹」を超えるべく、上杉景勝が家臣に命じて羊羹を創らせる話しです。

苦労の末出来上がったのが、切り口が翡翠色で表面は粉雪をまぶしたような白に被われた『越乃初雪』というみごとな羊羹でしたが・・・

けっきょく秀吉の自慢の鼻を折ることを恐れた上杉景勝と家老兼続は、これを献上することを憚り、この羊羹は日の目をみることはありませんでした。

ついでながら、同じ頃加賀前田家でも同じように羊羹創りが始まり、その菓子屋の末裔が現在も本郷三丁目にある菓子舗「藤むら」だそうです。

酒も甘いものも両方イケル口の氏が、各地のおいしい羊羹を紹介しているくだりがあります。

「松山の薄墨羊羹」「伏見駿河屋の紅羊羹」「名古屋の上り羊羹」「二本松玉嶋屋の本練り羊羹」「羽前小松の塩小倉」などが挙がっています。

甘味に目の無い私には、書くだけでもヨダレがでそうな話しです。
一度はネット通販で味わってみたい・・・と切に思うひまな一日でした。
photo by karusan from OCNフォトフレンド

<雨に煙る河口の灯台>
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GW.の中日に・・・

2010-05-02 21:35:00 | インポート

低気温や暴風に近い風に悩まされているうちに、いつの間にか5月のGW.に入っていました。

この連休中は全国的に好天に恵まれるようで、各地の観光地は人出でにぎわっているようです。
あいかわらず不景気風が収まらない昨今、庶民にとっては好天の連休こそが慰めになるのでしょう。

奇妙なもので、北の国は5月に入ったとたんに天候が回復し、例年通りの春らしさになりました。ようやく木々の芽も吹き出し、なにかウキウキするような気分になるのです。

そんな陽気に誘われて、郊外の樹林を散策してきました。やや盛りを過ぎた「ミズバショウ」が懸命に咲き残っていました。
この白い花を見るにつけ、この世の暗さや黒さの忌まわしさを思ってしまいます。

なんとも厄介な心の持ちように苦笑いをしてしまう、GW.の中日です。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<白さが際立つミズバショウの花>
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