かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

いまそこにある「ジンギスカン料理の危機」

2014-05-31 19:26:49 | 日記・エッセイ・コラム

 一昨日の29日は「肉の日」だったようで、暦日に語呂合わせで商機に結び付けるのが上手なこの国の人々です。Img_8715

 WEB友が「29(肉)の日」に焼肉としゃれて(?)、羊肉の美味も味わったとのこと、なんともうらやましいかぎりです。

「ジンギスカン料理」は、北国の看板料理で、観光で訪れた人々が決まって食するご馳走です。

 明治の開拓以降、牧場の普及とともに羊の飼育が盛んになり、この地では普通に食されてきました。Img_8718

 近年は本州方面でも「ジンギスカン鍋」として認知されてきたようです。

 「ジンギスカン料理」の材料の羊肉は主に「1年未満の仔羊の肩部のラム肉」を使います。

生後2年以上の羊の肉は「マトン」と言って、ラム肉よりも格下になります。

このところ、この「ラム肉」の価格が異常に高騰しています。

Img_8704

道内の主要スーパーでの小売価格が、昨夏に比べ「7割」もアップしていて、アウトドアの季節を迎えても「ジンギスカン鍋」を囲む回数が減りそうな気配です。

この国で消費される「羊肉」の7割が豪州からの輸入に頼っています。

 価格高騰の理由は

① 豪州ドル高による

 羊肉の鍋料理の人気が高まる中国の大量買い付け

 豪州からの輸出国のトップが中国で、その量は10年前の4倍になっていて、013年のラム肉輸出量は4万トンにもなり、7位の日本の実に5倍にもなる。Img_8744

 豪州の肉評議会の会長によれば長年安定した取引をしてきた日本とは、友好関係を保ちたいが、大きな潮流の中で「価格高騰は仕方がない」とのこと。

ひるがえって思うことは、この国の「食料自給率」のことです。「自給率の高低にさほどの意味は無い」と言う説もあるようですが・・・・

この「羊肉」の高騰の例を見てもわかるように、これからの中国、インド、南米各国、アフリカ諸国、中東の面々の人口が膨れ上がり、いまより豊かな生活を志向してきたとき、まちがいなく世界的に「食料の逼迫」が生じます。Img_8743

さらに近年の世界的な「天変地異」による災害は、どこの国も「食料の輸出」どころではなくなってきます。

(いますでにアメリカの干ばつによる飼料不足が深刻です)

「フードアクション・ニッポン」という団体があります。

その団体の資料を見ますと昭和40年代(1965~1974年)に約70%もあったこの国の食料自給率ですが、平成24年(2012年)には39%にまで落ちています。Img_8722

これを平成32年(2020年)までに50%にまで持って行く努力をしようと呼びかけています。

ですが、この国の政府が、いま問題になっているTPPに加盟して、他国が出す条件を?むとしたら、50%の自給率は夢のまたゆめで終わってしまうのは明らかです。

食べるものが無くなり「餓狼が跋扈」する街・・・・などと妄想はしたくありませんが・・・・

29(肉)の日」の<ジンギスカン料理>から連想した一文ではありますが、暗い話になってしまいました。

Img_8708

 

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またお引越しのようです 

2014-05-26 21:49:39 | 日記・エッセイ・コラム

5月の末にもなってくると、転勤や新入学での移動など、世間では引っ越しが一段落するころです。

 このたび引っ越しされた人々、新天地での生活にそろそろ慣れた頃でしょうか、それともまだまだ荷物の整理もままならず、あるいは都会の荒波にまだ慣れず、心落ち着かぬ日々を送られているのかもしれません。

Img_8736_2 そんな余計なことを頭によぎらせながら開いた「OCNからの告知」です。

なんと、この「ブログ人」をこの11月に閉鎖するとのこと。 

これで何度目の引っ越しになるのか・・・OCNさんにはいささか呆れがきます。

201221日の雑記に以下のような内容のものがありました。全文を載せてみますと・・・・Img_8710  

*********************

 10年ひと昔・・・caféとの歴史≫

 あとひと月でcafé がなくなるとのことです。

 会員の皆さんは、交流してきたお仲間たちはどうなるのか、書き続けた日記などの記録はどうすればよいのか、はた又あたふたと他のサイトへの移行に明け暮れる日々でしょうか? 

KarusanIDで日記を始めたのは20038月からです。

ですが、実際には別のID200212月から書いていたのですから、まるまる10年のおつき合いになります。

雑記として毎日書いているわけではありませんから、本数としてはすくないものの、よく続けたものです。

20038月からの「雑記」を「ブログ人」へ移行しようと努力していますが、知識不足のため上手く行っていません・・・・(涙)

********************************

 とありまして、24ヶ月ほど前に現在の「ブログ人」への移行に苦労していました。Img_8737

で、またまた引っ越しせねばなりません。

ことしの11月までの期限がありますが、たぶん「gooブログ」への一本化を図りたいのだと推察します。

OCNが提示する移行先への「移転方法」や他ブログへ記録を残す方法などを、8月までに報せるとのことです。 

どちらへ行くにしても、またまた苦労せねばならず、流す涙も枯れ果てるところです。

Img_8739

 

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デジブック 『リラの花咲く大通公園』

2014-05-17 22:01:10 | 日記

16日から、恒例の「さっぽろライラックまつり」が大通り公園で開かれています。

好天、高気温が続いていた北の国ですが、16日から急激に気温が下がって横なぐりの雨もついてきました。

この季節によくある「リラ冷え」と言われる気候です。

まつり一日前の好天、高気温の昼、大通り公園のライラックを眺めてきました。

 

デジブック 『リラの花咲く大通公園』

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「リラ冷え」の一日です 

2014-05-17 19:28:43 | 日記・エッセイ・コラム

 好天と高気温が続いていた北の国ですが、16日は一転して寒さが雨を連れてやってきました。

 雨が降らなくて困っていた農家の助けになったのかどうか? 峠に雪が降るような低気温ではなんとも言えません。 

きのう16日に、恒例の「第56回 さっぽろライラックまつり」が始まりました。

 「リラ冷え」という言葉がありますように、この時季突然の低気温が見舞うことがあります。

 前日まで好天で暖かかったさっぽろですが、絵に画いたような「リラ冷えの街」に変わりました。

きょうも「リラ冷えの一日」となっています。

先日亡くなられた作家「渡邊淳一」が、もう一度自分を思い出してもらいたくて寒さを呼んだのかもしれません。 

まつり一日前の好天、高気温の「大通り公園」のライラック風景を撮ってきました。

デジブックでごらんください。

http://www.digibook.net/d/3855ebdfb01c0a69f6a0b2914673650b/

 

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あちらの船長とこちらの船長

2014-05-14 18:55:20 | インポート

 きょう14日の昼前、188日もの長い宇宙ステーション滞在を終えて、若田光一さんが無事帰還しました。Img_8037

 今回は4回目の宇宙ステーション滞在だそうで、通算滞在日数は348日間にもなるとのこと。

6人のクルーをまとめ、ミッションを的確に成し遂げる船長の役目は大変だったことでしょう。

大きなミスも無かったようで、日本人初の「宇宙ステーション船長」として永く称えられることでしょう。

 他方、隣国のフェリー「セウオル号」の船長は、多くの乗船客を置き去りにし、他の船員と乗船客を装って、いち早く脱出救助されました。Img_8077

 そのようすの一部始終が映像化されて全世界に流れ、大きな非難を浴びています。

当該国の大統領はすかさず、「(彼の行いは)殺人にひとしい」とまで言わしめています(これもちょっと異常な発言ですが)

 かの船長が一方的に避難されることに異を唱える言論もあります。

Img_8039 けっきょくあの事故は、当日の乗組員の所為でなく、日常「セウオル号」は正常な状態に維持されておらず、起こるべくして起こった難船沈没だったと・・・・

 とは言え、かの国遭難者遺族や社会は、なにかあると一方的に騒ぐ国民性からして、かの船長を決して見逃すこと言うことは考えられません。

 人類の「宇宙への夢」に貢献した船長と、永久に「悪のレッテル」を貼られ続ける船長が、いまニュースの世界で交錯しています。

Img_8221

 

 

 

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