かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

ついつい「四字熟語」の連記、です

2006-02-07 23:34:00 | インポート
 
続けて同じような内容の雑記を書くつもりはさらさら無かったのですが・・・

通常国会での論戦がたけなわです。今国会で突然のように争点化されてきたテーマに「格差社会」が挙げられます。

「勝ち組み、負け組み」の言葉が蔓延し、短期間に600万円を8000億円までにした錬金術の面妖さ、「耐震構造偽装」を見抜けなかった民営化などなど・・・改革自由化の影の部分が炙り出されてきました。

改革を推し進めたい一国の首相は「影の部分」に目をつぶろうとしています。
その進める所の改革が、是とされるか非と烙印を押されるかは、いまの時点での判断は時期尚早というべきでしょう。

ですが、一つ言えることは金融市場の自由化が「金さえあれば・・・」の風潮を拡散したことは否めません。

このことを、予算委員会で指摘された首相は、「人はお金に弱いのは事実」と前置きし「人間に大事なのは『名こそ惜しけれ』だ。名誉を大事にしなさいということだ」と渦中の人を戒めた、、、と新聞記事にありました。

‘03年9月2日に、この雑記で『名こそ惜しけれ』という題で書き残しています。
「疑惑の総合商社」と言われた某議員を意識してのカキコでしたが、某議員一人に限らず政治屋全体に向けて言いたかった思いです。

まさか、その政治屋を代表されるようなお人から『名こそ惜しけれ』の引用を聞くとは思いもよらなかった・・・と言うのが偽りのないところです。

自説を主張することは多いにけっこうなことですが、「靖国参拝を批判するのは中国と韓国だけ、他にそんな国はないでしょう?」との開き直りの答弁には唖然呆然とします。

先の大戦で他国を侵略し多くの人々を殺し、傷つけた・・・その被害がもっとも甚大だったのが中国であり朝鮮半島だったわけですから。

この辺で今日の四字熟語を一語、

『牽強付会(けんきょうふかい)』―出典(朱子全書)
-―自分に都合のいいように、無理にこじつける。強引に自説を通し理屈づけること。
付会は傳会とも書き、こじつける、ばつを合わせる意。《同類語、、、我田引水》――

四点セットの攻勢に苛立ちがつのり、ますます「狙介」な表情になる彼の人・・・一度この四字熟語をじっくりと噛みしめては如何なものかと。。。。。近ごろ思うのです。

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四字熟語のななめ読み

2006-02-05 19:56:00 | インポート
「四字熟語」とは、いうまでもなく四字の漢字から成る熟語である。近年の造語、専門用語などを含めると、広範多岐にわたりその数は優に万を超す。

その中にあって、長い歴史と歩みと評価を背負い、言語生活に脈々と生き続けている不死鳥のような活語がある。それらは語として十分に“熟”していて、まさに千古不易の光彩を放っている。

・・・・・四字熟語辞典の見出しからの書き抜きです。

その千古不易の光彩を放っている「四字熟語」を、いまのこの国の世相に合わせて見ると、まるで警句や揶揄のように読み取れる熟語が数多く見られます。

ひまに明かして時おり「四字熟語のななめ読み」をしてみましょう。

とりあえず今日の一語は↓ 

『君子豹変(くんしひょうへん)』――出典(易経)
――君子は立派な人。豹変は豹のまだら模様がクッキリ変化するさま。君子は過去の悪い行いをきちんと改めるものだという意味から、現在では態度の豹変に重点をおいて使っている――

君子だなんて、口が曲がっても言えないこの国の政治屋諸君。総選挙でホリエモンを担ぎ出し最高の持ち上げを惜しみませんでした。

ところが一転ホリエモンが躓くと、とたんに「公認はしてない」の「弟でも息子でもない」の「党に頼まれたから応援に行っただけ」・・

などなど、なんとも浅ましい豹変ぶりです。過去の悪い行いをきちんと改める様子はさらさら見えません。
この四字熟語を、この国の政治の世界に使うとしたら『小人豹変(しょうじんひょうへん)』とでも換えた方が良いのかもしれません。

いかがなものでしょうか?


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まだまだ先の五輪のはなし 

2006-02-01 22:32:00 | インポート

ほとんど面白くない話題です。

トリノでの冬季オリンピックが、いよいよこの二月に開幕するとのことです。

なんだか良く理解できませんんが、出場できるのできないのと二転三転しているようです。
今大会は、わが国ではとりわけ「女子フィギュアスケート」への活躍が話題になるところでしょうか。

オリンピックと言ってもまだまだ先の話しですが・・・
2016年以降の夏季オリンピックを誘致しようと、東京都や福岡市が名乗りを挙げています。

この地札幌でも「名乗りをあげるべきか否か」の論争が繰り広げられているところです。
国政で与党側となっている党派は「積極的に手を挙げるべき・・」と意気軒昂です。

片や市長の与党派ではあるものの、国政では野党となっています会派は「財政再建を優先し見送るべき・・・」と慎重論を展開して止みません。

どうやら市民派市長の腹は決まっているようなのですが、いまのところ本音を表明しません。案じた一計が「市民一万人アンケート」でした。昨年の12月、無作為抽選で選んだ20歳以上の市民一万人を対象に実施。このたび51%の回収がありました。

『札幌市が五輪の開催地に立候補することについて』のアンケートの結果はこうです。
※賛成・・・・・・・・ 33.3%
※反対・・・・・・・・ 35.3%
※どちらとも言えない・ 26.9%
※その他・・・・・・・ 4.5%

年代別に見ますと、40代までは賛成の割合が多く(20代では賛成40.9%、反対26.9%)、50代以上では賛否が逆転します(60代では反対が40.7%、賛成29.1%)

賛成派の主な意見として
①「街や経済の活性化」 ②「景気回復や雇用促進が望める」 ③「青少年に夢や希望を与える」
が上位に挙げられています。

一方反対派の意見としては
①「市民の負担が大きい」 ②「財政面で不安」 ③「施設の維持費、後利用」
となっています。

どちらとも言えない派の意見としては、反対派の意見①~③とほぼ変りはないようです。

けっきょく。今回のアンケートで垣間見えてきたことは『夢も大切だが、目下の市財政の建て直しこそ急務』・・・との誘致に消極的な思いの市民像と言ったところでしょうか。

このアンケート結果を取り入れるのかどうか、間もなく出される市長の正式見解が待たれるところです。

この誘致問題で、昨年市長が上記アンケートを実施する少し前、市が「誘致の場合、市民一人当りの負担136000円ほどになる」と試算を公表しました。
併せて市長が消極姿勢を保とうとした時、地元出身のある代議士(前外務大臣)の発言がありました。
『一時的な財政の下向きな心配ばかりするのは、まるで“小役人根性”そのものである』といった内容のものでした。

いろいろ意見が分かれる問題だとは承知していますが、「財政状況を考え今は我慢のしどころ」という市長のどこが小役人的なのか? 詳しく問い質したいものです。

先の長野オリンピックや、サッカーのワールドカップの為にあちこちに作られた「入れ物」は、いまどうなっているのか? 
また、その維持費は?・・・などと心配をするのが“小役人根性”とは実におかしな発言をするものです。

10年後のオリンピックの開催地を心配するよりも、この国の政治を司る人々の頭脳と心の持ちようを心配せねばなりません。

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