この冬の寒さを象徴するように、世の中暗い話ばかりが聞こえてきます。
寒さにふるえる「震災被害地」の人々は「政治の凍結状況」に辟易しています。
そんな日が続く昨日28日の地元新聞に、小さいですがちょっと明るい(地元としては)ニュースが載っていました。
JTB(Japan Travel Bureau 株式会社ジェイテイービー)はご承知の通り旅行会社の国内トップ企業です。その昔は「日本交通公社」と言って官営の側にありました。
そのJTBが4月1日、この札幌に100%子会社の「JTB札幌ビジネスセンター」を設立すると発表したとのことです。
そこで全国のグループ主要10社の事務部門を集約するのだそうです。
従業員を地元から、4月に100人その後200人程度、併せて300人の新規雇用を実施するとのこと・・・
事務所が縮小される地区の人々には切ない話ですが、雇用状況の悪い北の国ではまことに嬉しい話しです。
その雇用の話しよりも地元の人々にとって興味深いのは、この地を選んだその理由です。
① 他都市に比べて事務所賃料が安い
② 一定の都市規模があり、人材を集めやすい
③ 大きな地震が比較的少ない
などが考慮されたとのことです。
今の時期、③の条件がこの地の人々を安堵させます(但し本当であれば・・・)
この会社、将来はグループ100社ほどの事務部門の集約を、この地の新会社で行うことを検討するようです。
厳寒に凍える北の国では、新年早々のありがたい話になりました。
<温室の椿>
photo by karusan from OCNフォトフレンド