かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

どうにも解かりません・・・

2007-10-26 20:09:00 | インポート
開催中の国会審議より、今日は「亀田家の再記者会見」が注目を集めていました。
亀田家の長男坊が一家を代表しての会見です。

打って変わってまともな服装と髪型で殊勝さを表現していました。
言葉も「反省、はんせい、ハンセイ」の連続で、一連の行動に対する世間の強い批判に驚き慌てて態度を一変させた感を免れません。言わせてもらえば「ひたすら一家の延命を画策した」パフォーマンスに過ぎないと私には映りました。

と同時に、メデイア側の手のひらを返したような突っ込みにも「えっ!!今になって?」と・・・と言う感想が残ります。

政治絡みのことで前防衛省事務次官の「倫理規定違反」が急浮上し、目下の話題になっています。

渦中の人は異例なことに、4年にも渡って事務次官を勤め「天皇」とまで呼ばれていたようです。
その間、その世界で「さまざまなウワサ」が流布されていたにも拘らず、誰一人これを指摘し、矯めることをしませんでした。(前女性防衛大臣が、どさくさ紛れに更迭を画策しましたが)

問題が公になった途端、政治家などが一斉に「・・・考えられないこと、あきれて物が言えない。どうなってるんだ!!」と言うような発言をしています。

どうにも解かりません・・・・・
「亀田一家」にしても「前防衛事務次官」にしても、その目に余る行いはとっくに承知されてることで、ここ2~3日で始まったことではありません。

ボクシング業界、政治家・官僚、メデイアの世界にしても「行き過ぎや規則違反」を正す役割を担う人や組織、責任があったはずです。

こうなるまで何故それらの機能を発揮することが出来なかったのか???
「拳闘の星」とか「天皇」とか持て囃しながら、いったん「川に落ちた犬」になると途端に石を投げつけ、棒切れで突き回します。

「驕り」と言う根底において似通った二つの事例を見て、世間とは得てしてそんなものだ・・・と簡単に割り切るには、あまりにも無責任のような気がしますし、こんな雰囲気が蔓延するこの国に決して展望は開けないと思うのですが、どんなものでしょうか?・・・・



<うそ>・・・

2007-10-22 19:39:00 | インポート
“∮折れた煙草の吸殻で~~♪
♯あなたの嘘がわかるのよ~~♭・・・・“

ご存じ中高年おじさんの、カラオケ熱唱定番となっています中条きよしが歌う"うそ"のワンフレーズです。
男と女、夫婦の間でのそれらしい<うそ>は、言ってみれば許容範囲のことかもしれません。

ところが、政治家、官僚、企業など、それなりの責任を持つ輩の、近ごろ大はやりの<うそ>はどうにも許し難いものがあります。

政治家の「政治資金規正法」をめぐる<うそ>は、何人もの大臣の首の挿げ替えがあり、命を絶つ人まで出てしまいました。
挙句の果て脚光を浴びながら登場した総理大臣までが、<うそ>に纏わり浸かれながら、わずか2年でヨレヨレになり、あえなく舞台を降りてしまいました。

官僚の<うそ>は日増しに事例が多くなります。
前防衛省事務次官の業者との癒着疑惑へのコメントは、誰が聞いても真っ赤な<うそ>と判ります。

80万ガロンの油を20万ガロンとした報告が、単純な事務的ミスだったと言い張るのも実に<うそ>臭く聞こえます。

航海日誌の誤廃棄などは<うそ>の典型かな?とも思ったりします。

C型肝炎被害者の名簿などは無い…と言いながら、「地下の倉庫に眠っていたのを見つけました」と突然差し出すその行為は、まさに<うそ>以外のなにものでもありません。

企業のつく<うそ>は、これでもかこれでもかと日々新たに曝け出され、TVのニュースやワイドショーを賑わしています。

「雪印の牛乳」「白い恋人」「ミートホープ社の食肉加工偽装」「赤福餅」・・・こんどは「比内地鶏」です。

いずれの場合も、偽装・不適正事実を小出しにし、あるいは<うそ>の連続でさらに大きな墓穴を掘っています。

文部省などが盛んに提唱する、あるいはすでに実施されている子供たちへの教育要綱「道徳、徳育」などの言葉ほど虚しいものはありません。

確かにあらゆる観点での「荒れる子供の世界」を悲しく思っております。

ですが、上に記したような、きょう日の大人たちの出たら目な世界の有り様を眺めるとき、子供たちに胸を張って「道徳、徳育」などの言葉を与えることが出来るのかどうか??・・・・暗澹たる思いを抱かずには居れません。




<赤恥>と<黒い恋人>のこと

2007-10-15 21:45:00 | インポート
またまた世間をお騒がせする老舗が現れました。

もう何度と無く見た「言い訳とお詫び会見」です。
創業300年にもなる(将軍・綱吉の時代)、伊勢神宮門前に所在する<赤福餅>で有名な老舗が今回の主役です。

「その日に作ったものしか販売しません。2日以内に食べてください」とうたいながら、実は製造後に冷凍保存し、解凍した日を製造日としていたとのことです。この作業は「不二家事件」発生時に中断していたそうですから、まさに確信犯と言えるでしょう。

[”赤福”とは(赤心慶福)→まごころをつくすことで素直に他人の幸せを喜ぶことができる・・・というところから来てるそうです]

目下の経緯はみなさんご承知の通りです。

確かな数字に基づいたものではありませんが、数ある全国のお土産商品の中で売り上げ1位が<赤福餅>で2位が<白い恋人>と言われています。

西へ旅した人からのお土産としていただく<赤福餅>、北へ旅したとき持ち帰ってご近所へ配ったでしょう<白い恋人>、全国の人々に喜びをもたらしたその二つの銘菓が裏切り行為で成り立っていたのです。

その二つの銘菓とも、食中毒とかの事故があったわけではありませんから「大目にみる・・・」雰囲気もありますが、なんにせよ「不特定多数の消費者への約束ごと」を破ったことは許せません。

どうにも理解できないことは<赤福餅>にせよ<白い恋人>にしても、なぜ正直に事実を公表して販売に当たらなかったのか?ということです。

<赤福餅>だって「品切れ解消のため一部冷凍保存品もあります」と言い、<白い恋人>にしても自社で確立した賞味期限を可能な範囲で延ばせばよかったのです。その上で公表したものは絶対に守って行けば、消費者は何の文句も言わなかったはずです。

最初は小さな嘘の範囲だったものが、バレなければと大胆になり挙句のはてに<赤恥>をかき、<黒い恋人>にしてしまったこの罪は、大きな代償が付くことになりました。

それにしてもまたまた浮かんできた「当該役所」の怠慢ぶりに、モノを言う元気もなくなる昨今です。



ネット社会の危機

2007-10-12 19:54:00 | インポート
堅い話で恐縮します。

急速なPCやケータイの普及は、私たちの生活を一変させるほどの威力を発揮しました。
社会のあらゆる分野で、いまITの進歩とそれによるネット社会の恩恵を享受しています。

いまさらのことながら、このCAFÉを利用することで見知らぬ人々との交流が出来、行ったことの無い地の情報が手に入り、見たことの無い風景や花々を目にすることが出来ます。まことにありがたいことです。

この便利さの裏側には、当然のことながら大きな危険も包含されています。

いかに便利で有益・合理的なものでも、所詮は器械です。これを操る人間がよほどしっかりしなければ「人間社会に危害をもたらす凶器」になりかねません。

いまネット社会は混沌の時期に入りかかっているように思われます。
発信者の匿名という権利を悪用した「有害現象」が蔓延しています。
このCAFÉ の世界でも度々「いたずら、中傷、悪意の表現」などで迷惑を被ったという事例が見聞されます。

以前から指摘されて来た子供たちの「ケータイ中傷」「出会い系サイトによる数々の事件」「裏の職安サイト」などなど。
ここ一両日「自殺サイト殺人事件」が新聞種になっています。

事件が起こるたびに法による規制が叫ばれますが、後追いの気分は免れず、また法律では捉えきれない面も多々あります。
法律が出来上がれば悪意の面にばかり適用されるとは限らず、善意の利用者にもなんらかの悪影響が生ずるものです。

このように人類が英知を結集して考え出した「優秀なハードやソフト」でも、それを操る同じ人類が使用を誤れば己の首を絞めることになります。
(核エネルギーの開発は誤った方向へ利用され、核爆弾と言う人類絶滅を懸念させる凶器に化しました)

飛躍した思いかもしれませんが、いま人々が真剣に考えを及ぼすことを怠るならば、ネット社会は遠からず「便利な道具」から「不可解な凶器」と化すに違いありません。

《いまそこにある ネット社会の危機》 を言いたいのです。