いま、台風17号が列島を縦断し各地に被害をもたらしています。
台風の被害もさることながら、ことしは「異常集中豪雨」の被害がいたるところで発生しています。併せて「竜巻(もどき)」の発生回数も頻繁です。
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地球全体の平均気温が上昇し、いままでの観測データと違った現象が起きているように感じられます。<o:p></o:p>
北の国の漁場にも異変が連続しています。<o:p></o:p>
この時季、獲れたことのない魚類が次々と網にかかる反面、獲れるべき魚がほとんど獲れず漁業関係者は困っています。
異変の例
① 道東沖で昨年はほぼゼロだった「サバ」が、ことしは27日現在で(6,640トン)も獲れている。高い海水温でプランクトンが異常発生し、サバが南下しない。加えて東北地域の漁業者が、原発事故の影響で漁を自粛していることも影響している。
市場でさばききれないため、釧路の巻き網漁業組合では一日200トンまでの、初の水揚げ規制措置を打ち出した。サンマもいまだに豊漁の連続で漁獲制限が続いているようです。<o:p></o:p>
② 羅臼町では温暖な外洋を高速で遊泳すり「カジキ」が定置網にかかったりする。
③ 広尾町では「クロマグロ」まで定置網にかかっている。
④ その他太平洋沿岸で「ボラ」や「フグ」「フクラギ(ブリの若魚)」、「マツダイ」など、ふだん獲れない魚が獲れている。
⑤ 日本海の余市町では南の海にしかいない、体長3.5mの「ジンベイザメ」が網にかかり水族館に保護された(その後エサを食べないことから海へ戻した)
などなどの異変があらわれています。<o:p></o:p>
反面27日現在の「秋サケ」の累計漁獲量は3万580トンと、低水準のままです。 これも残暑で海水温が上昇しているためと見られています。
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<o:p></o:p> この年末年始、食卓に上がる魚の種類が例年と違ったり、異常に高価だったりと庶民を困らせることになりそうなのです。<o:p></o:p>